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2013.10.15

マックリントック「オレンジドリーム」

(2)

テーマ：パイプたばこを吸おう(1869)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　このマックリントックの「オレンジドリーム」については、前に一度レポートした事があります。その時は、パッケージが今回の物に変更される前でしたし、当時は「マックリントック」というブランド名は前面には出てきていませんでした。今回は基本的にはパッケージが変更されただけのはずなのですが、もしかしたら中身も変わっているかも知れないので、念のために確認してみたいと思います。

　開封時の香りは、・・・あれ？　こんな香りだったっけか？　柑橘系は柑橘系なのですが、少し漢方薬的な刺激臭があります。また、以前に特徴的だったと思っていたクリームっぽい部分がありません。もしかして、本当に内容が変わっているかも知れません。
　カットは大小さまざまなラフカットで、湿気はやや強いでしょうか。手触りが随分と軽く感じます。

　これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、如何にもオレンジ香料的な香りが来ます。前より薬品臭さが強まっているように思われ、逆に前回強く感じたクリームっぽさがほとんどありません。味は、柑橘系の酸味が先行し、あとから紅茶系の甘味がついてくるようなイメージです。

　火着き・火持ちは、普通より少し悪いくらいでしょうか。火種の維持に苦労する程ではありませんが、立ち消えはしやすい方だと思います。

　喫煙中盤を過ぎてくると、何だか塩味のような、出汁のようなコクのある味わいが強くなってきました。柑橘系の酸味や甘味もあるのですが、それよりもコクの方が目立ちます。この辺の展開は、前回のレポートの際と同じです。

　結局、このコクのある喫味のまま喫煙終了。後味は少し出汁系で、残り香はオレンジと言えない事はないかなぐらいの感じでした。
　全体的に見て、序盤は前回と少し違う喫味のように思えたのですが、後半は前回と同じだったように感じました。推測してみますに、この銘柄はそれほど人気が高い訳ではなさそうなので、在庫期間が長くなる事が多く、その間の喫味の変化が割りと大きいのではないでしょうか。前回感じたクリームっぽさというのは、在庫期間中の熟成によって生じた喫味、或いは在庫期間中に進んだ乾燥による喫味なのではないかと思うのです。乾燥の度合いの違いは、火着き・火持ちが前回よりも悪化している事から分かります。

　今回のパックは、新パックに切り替わって間もないですから、中身が少し新鮮だったのだと思います。そして、今の在庫品がそのまま来年や再来年になると、前回と同じような喫味に変わっていくのではないかと思われます。
　もっとも、前回の喫煙でも今回の喫煙でも、どちらもそれなりに美味しく吸える煙草なので、この辺の喫味の変化を気にする必要はないように思います。よろしいんじゃないでしょうか。

　さて、今回のパッケージ変更に伴って、「マックリントック」の名前が従来より前面に出てきているのですが、それと同時に同ブランドの他銘柄が新たに輸入されるようになりました。前回の買出しで、他の３銘柄も入手していますので、それらは追ってレポートしたいと思います。請うご期待！（笑）

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