機械式時計と煙草でブログ！

< 新しい記事

新着記事一覧(全2453件)

過去の記事 >

2015.08.31

ローランド「アフターダーク」

テーマ：パイプたばこを吸おう(1869)

カテゴリ：パイプ煙草インプレ

　日本のローランド社が海外委託によって生産し日本で売っているラタキア煙草「アフターダーク」を今回はレポートします。因みに、ローランド社から出ているもう一つのパイプ煙草「ビフォーダーク」については、約３年前に吸ってレポートしていますが、なかなか良く出来た欧州系着香煙草でした。今回の「アフターダーク」の出来はどうでしょうか。

　開封時の香りは、かなり軽い感じの鰹出汁系のラタキア臭で、微妙にナッツ系の香りもあるように感じます。カットは比較的細かいラフカットとリボンカットの混合で、湿気はやや強めに感じます。

　これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、微かなウ○コ系腐敗臭が混ざった鰹出汁系ラタキア臭と、出汁を効かせたお吸い物っぽい味が来ました。何だか醤油的な塩気と漬物系の酸味も微妙に感じます。ラタキア煙草としてはさほど強烈でもなく、さりとて貧弱でもなく、中庸といった所でしょうか。舌触りも、糸を引くようなネバネバした部分は強くなく、一方でそれほど硬質でもなく、やはり中庸な雰囲気です。

　火付き・火持ちは普通だと思います。開封時は少々湿気が強い感じがしたのですが、実際に吸ってみると火種の維持に苦労するという場面はありませんでした。

　喫煙中盤で、喫味に慣れてきたのか、やや喫味が軽くなったような気がします。とは言え、薄味という訳でもなく、味が少しソフトタッチになったという感じです。元々少なかったネバネバ感が更に減ったので、この段階まで来るとラタキアに慣れていなくても吸いやすくなります。

　喫煙終盤も、中盤の喫味と同じ感じで続き、喫煙終了。後味はちょっと軽めのラタキア味で、残り香は鰹出汁系でした。
　全体的に見て、ある意味典型的なラタキア煙草と言える中庸な味の構成だったように思います。別の言い方をすれば「良く出来たラタキア煙草」で、この「良く出来た」という部分は、同社の「ビフォーダーク」と同じ方向性だったように思います。ですから、例えばラタキア煙草を常喫にするのであれば、今回の「アフターダーク」は価格的にも有力な候補になり得る存在だと思われます。ただ、逆の見方をすると、優等生的で特に目立つ特徴もないようなので、面白味には欠けるように思います。

　デイリーのラタキア煙草として、常喫用にオススメの煙草です。

[オススメの煙草ブログは此方 Click!]