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ダン・タバコ社(DTM)の「キボコ」を吸います。「キボコ」というのはスワヒリ語で「カバ」の意味だそうで、缶にはパイプを咥えたカバが描かれ、「THE AFRICAN BLEND」という記載があります。う~む、パイプを咥えている関係で出来なかったのだと思うのですが、カバには是非とも水に浮かんでいて欲しかった。(笑) では開けてみましょう。 開封時の香りは、・・・う~ん、これは何だろう。酸っぱい香りなのですが、果物とか漬物とかではなく、何かの花か薬草・・・。ちょっと八角にも似た香りです。濃い茶色の葉っぱは、カットが荒いリボンとラフカットの混合で、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、・・・これは何と表現すれば良いのでしょう・・・、八角を効かせた何かの野菜を炒めたような美味しそうな香りが来ました。味の方では、余り甘さは感じませんが、濃いコクと旨味があります。この濃い旨味の感じは、深めに熟成させたバージニアなのではないかと思います。これはなかなか美味しい煙草です。 火付きと火持ちは普通に良いです。燃え過ぎる感じもありませんし、吸いやすい部類に入ると思います。 喫煙中盤でも喫味の変化はありません。 輸入元の解説によると、この香りは「桜の花とライチのフレーバー」なのだそうで、そう言われたらそのようにも感じます。「花」という部分では私の予想は当たっていましたし、香りに酸味を感じたのは「ライチ」の部分なのでしょう。こういう華やかな香りなのですが、着火する事によって炒めたような香りが混ざったのでしょう。まぁ、だいたい合ってる。(笑) そして、この香りが濃いコクと旨味のある味を上手く中和して、重過ぎないのに深さを感じる喫味に仕上がっています。見事な構成だと思います。 喫煙終盤も同じ喫味です。でも、この段階で改めて感じたのですが、この煙には舌を刺すような刺激はないのですが、意外に喉に刺激が来ます。ブラックキャベンディッシュがブレンドされているそうなので、それのベースになっているであろうバーレー葉による刺激だと思うのですが、刺激が舌には来ずに喉にだけ来るというのは不思議な感じです。こういうのは初めてかも知れません。で、この喉に来る刺激と華やかな香りで、濃いコクと旨味のある味なのに、トータルとしてはマッタリとした喫味になっておらず、どちらかと言えばシャキッとした味わいになっています。この辺のバランスは流石のDTM製といった所ではないでしょうか。 という事で喫煙終了。後味は重過ぎないコクと旨味、残り香はフローラルな感じでした。 全体的に見て、深いコクと旨味がありつつも、華やかな香りで意外にスイスイ吸える絶妙なバランスの美味しい煙草でした。 華やかな香りと深いコク・・・。何だかコーヒーのCMにも出て来そうな台詞ですが、確かにそういう喫味の美味しい煙草です。この辺は流石のDTMです。まぁ、こういう煙草の何処が「THE AFRICAN BLEND」で、何処が「カバ」なのかは分かりませんが、とにかく美味しい煙草です。是非お試し下さい。[流石の煙草ブログは此方 Click!]
2022.02.09
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今回はダン・タバコ社(DTM)の「オカピ」を吸います。最近新たに輸入されるようになった一連のDTM製品の中には、動物の名前が使われている銘柄が幾つかあり、今回の「オカピ」はその内の一つです。 では早速開けてみましょう。 開封時の香りは、バラとバニラです。「フローラルな香り」とは、こういう香りの事を指すのでしょう。非常に華やかな香りです。カットは、良く解されたレディラブドで、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、バラが先行して後からバニラが追って来るという感じの香りが来ました。華やかで爽やかなのですが、少しマッタリしてるようでもあり、バランスの取れた良い香りだと思います。バラの香りと言えばトイレの芳香剤が思い出され、余り口に入れたいとは思いませんが、この「オカピ」の香りはそれよりも随分と爽やかで、適度なバニラ香が口に入れる物としての抵抗感をなくしています。一方、味の方は、果物系の酸味を伴った軽い甘さで、なかなか美味しいと感じます。 火付きと火持ちについては、レディラブドとは言え、かなり良く解された煙草なので、普通のラフカットの煙草とほぼ同じくらいだと感じます。う~ん・・・、ちょっと燃え進みは遅い方かも知れません。ま、テクニック的には普通に吸えると思います。 喫煙中盤も喫味に変化はありません。バラとバニラの香りに、果物系の酸味がある甘い味が続きます。 ところで、この煙草は何で「オカピ」という名前になったのでしょう。オカピという動物は偶蹄目に分類されるそうですから、牛の仲間です。ですから、その名前が付く煙草は、例えばペリクが多くブレンドされて牧場のような匂いを放つ「スリーナンズ」のような煙草ではないかと想像してしまいます。でも実際は違って、とてもフローラルな香りで、軽い甘さが美味しい煙草に仕上がっています。牧場とか獣臭とは真逆の煙草です。こういう煙草が、どうして牛の仲間の名前になったのか、不思議でなりません。(笑) 喫煙終盤も喫味の変化はありません。ですから、着香としては深い部類の煙草になるかと思います。燃え方はやや遅めで、終盤でも燃え過ぎるような感触はなく、極めて平和に吸い終えられます。 という事で喫煙終了。後味には果物系の酸味混じりの軽い甘さが残り、残り香はバラとバニラでした。 全体的に見て、フローラルな香りと軽い甘さが美味しい煙草だったと思います。扱いも難しくなく、とても平和な喫煙が出来ました。 どうしてこの名前なのかは不思議ですが、かなり美味しい煙草だと思います。深めの着香なので、着香がお嫌いな方にはどうかとは思いますが、着香好きの方ならかなり楽しめると思います。DTMの着香の上手さが発揮された美味しい煙草です。[平和な煙草ブログは此方 Click!]
2022.02.06
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新たに輸入されたダン・タバコ社(DTM)の煙草を続けて吸っています。今回は「タンブリンダイス」です。随分と久し振りのキューブカットの煙草になるのですが、果たしてどんな味なのでしょうか。まずは開けてみましょう。 開封時の香りは、酸っぱい漬物系に、発酵したチーズのような臭い匂いが混ざります。ブレンドはバージニア&ペリクだそうですから、ペリクが多めの臭さなのでしょう。カットは、一辺5mmくらいのキューブカットで、湿気はやや強めに感じます。 これを火皿内径21mmのパイプに詰めて着火しますと、バージニア葉のベーシックでマイルドな甘みと、角の取れた円やかなペリクの酸味とコクが来ました。ちょっとスパイシーな部分もあります。開封時の香りから、ペリクが強めに出て来るかなと予想していたのですが、吸い始めてみると、そこまで強力には主張してきません。決して弱い訳ではないのですが、前に出過ぎる事もなく、上手くバージニアとバランスしているように感じます。一方、香りの方は然程臭みもなく、軽い焚火系です。 火付きは、余り良くはありません。詰め方にもよるとは思いますが、私のようにキューブを解さずそのまま火皿に山盛りに入れて、テキトーに押し固めるという詰め方だと、火付きと序盤の火持ちは悪くなります。ただ、せっかくのキューブカットですし、キューブカットらしい喫煙にしたいので、火付きと火持ちを犠牲にしてでも、ああいう詰め方をしてしまいます。キューブが分からなくなる程に解してしまった方が火付きは良くなるはずなのですが、キューブを残した詰め方の方が味わいは良くなると個人的には感じています。 喫煙中盤も基本的に味わいは変わりません。この段階に来ると、流石に火持ちが安定し、割りと快適に喫煙できます。う~む、やっぱりバージニア&ペリクのブレンドは好きだなぁ・・・。このカテゴリーの煙草としては比較的軽い味わいだと思うのですが、バージニアとペリクのバランスがイイ線で纏まっているように感じます。なかなかの良品です。 キューブカットと言えば、以前はピーターセン&ソーレンセン(P&S)の「キュービック」シリーズ2銘柄が日本に輸入されていましたが、プランタ製という事で、今は廃止になって手に入りません。ラフカットにキューブカットが混ざっているという銘柄もありますが、純粋にキューブカットだけのブレンドというのは、今回の「タンブリンダイス」が「キュービック」以来久々の登場という事になると思います。更に「キュービック」シリーズは着香煙草でしたから、非着香キューブカットという今回の「タンブリンダイス」は、もしかしたら日本初登場という事になるかも知れません。勿論、私もそういう煙草は初めてです。こういう煙草が日本で買えるようになったのは、単純に喜ばしい事です。 さて、喫煙終盤になりましたが、喫味はこの段階でも変わりません。軽めのバージニア&ペリクな味わいが続きます。キューブを残した詰め方だと、火皿内全体に均一に煙草が詰められてはおらず、所によって詰まっていたり隙間があったりするので、タンパーワークが比較的忙しくなるのですが、それはそれでキューブカットの醍醐味だとも言えるので、タンパーワークを楽しみたいものです。・・・と、そんなこんなを考えながら最後まで吸い切りました。 という事で喫煙終了。後味はちょっと舌を刺すスパイシーな刺激と漬物系酸味、残り香は焚火系でした。 全体的に見て、久し振りのキューブカットを楽しみつつ、バランスの良いバージニア&ペリクな味わいを堪能できた喫煙になったと思います。 非着香キューブカットというレアな煙草であるだけでなく、バージニア&ペリクの煙草として見ても、なかなか上手く(旨く)出来た煙草だと思います。こういう煙草を楽しめるからこそのパイプ喫煙だと思いますから、長く作られ続けて欲しい銘柄です。[長く続いて欲しい煙草ブログは此方 Click!]
2022.02.02
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ダン・タバコの新規輸入品シリーズの2回目となります今回は「マイクスレディーラブド」を吸います。輸入元の情報では、バージニアとブラックキャベンディッシュをプレスして長期間熟成した煙草なのだそうで、フローラルでフルーティーな香りがするようです。 では早速開けてみましょう。 開封時の香りは、酸っぱい果物系で、前回吸った「ビーボ」のように、何だかスモモっぽい雰囲気です。カットは、良く解されたレディーラブドで、「バージニアNo.1」より解されている感じです。湿気はやや強めに感じます。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、酸味のある果物系の香りと味が来ました。ちょっと「ビーボ」に近いですが、酸味は少し弱く、香りに華やかさがあります。この華やかな部分が、輸入元の解説で「フローラル」と表現されている部分なのだろうと思います。喫味のキャラクターとして「ビーボ」と被る要素が多いですが、華やかさで言えば、こちらの方があるでしょうか。 火付きと火持ちは、解し切れていないレディーラブドである事と、湿気がやや強めに感じられる事を考慮すれば、悪くない範囲だと思います。ですから、一般的に見れば決して良いとは言えないと思うのですが、むしろスロースモーキングしやすいという意味では適切かも知れません。 喫煙中盤で少し酸味が強まったでしょうか。とは言え、ちょっと線の細い酸味なので、そこまで酸っぱいという感じではありません。もしかしたら甘味の方が後退したので、酸味が前に出て来ているように感じているだけかも知れません。フローラルな華やかさはそのままです。 喫煙終盤は中盤からの喫味がそのまま続きます。着香分がここまで継続するので、かなり深い着香が施されているようです。 という事で喫煙終了。後味は酸味のある果物系で、残り香もそんな感じでした。 全体的に見て、前回吸った「ビーボ」と良く似たスモモっぽい味の煙草でしたが、こっちの方がやや華やかな香りになっています。また、燃え進みもこちらの方が遅く、よりパイプらしい喫煙体験が出来たように思います。でも、やっぱりキャラクター的に「ビーボ」とかなり被っている感じは否めません。 もしかしたら、この煙草を更に良く解した結果が「ビーボ」なのかも知れないと思ってしまうほど良く似た二つなのですが、美味しい煙草なので文句は言いません。(笑) 私としては、パイプ煙草らしさという意味で今回の「マイクスレディーラブド」の方が好みですが、まぁ、どっちを吸っても同じような味を楽しめます。でも、今回の私のように、二つを立て続けに吸うのは推奨しません。幾ら美味しいとは言え、流石に同じような味を続けて吸うと、ちょっと飽きが来てしまいます。(笑) 余談ですが、この缶に描かれている男性は、前の「ビーボ」の缶の向かって右側に描かれている人と同一人物だと思われます。もしかして、このスモモ味は、この人の好み?[飽きない煙草ブログは此方 Click!]
2022.01.30
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昨年末に購入した2本のパイプの内、一つ目は先日記事にしたトーベンダンスクで、二つ目が今回のクラウン・バイキングです。 「クラウン」というブランドは、デンマークのパイプ作家であるポール・ウィンズロウ氏の工房で作られるパイプの内、シャンクエンドの装飾がない下位ラインに付けられるブランド名です。また、「バイキング」というのは、「クラウン」シリーズの中でも最も下に位置するグレードに付けられる名前です。クラウンのグレードは、上から「コレクター」「300」「200」「バイキング」となります。昔は「100」というグレードもあったかも知れませんが、今はありません。 要するに「クラウン・バイキング」というのは、ウィンズロウ工房の最も下のグレードという事です。 クラウン・バイキングはウィンズロウ工房の最下位グレードとは言っても、上位グレードと同じく一つ一つフリーハンドで作られており、全く同じ形状の物は二つとありません。ウィンズロウのパイプでは時折、何かに因んだパイプとかイヤーパイプ等もあって、それらは殆ど同じシェイプの物が何個も製作されるのですが、それらも良く観察すると微妙に形が違っていたりします。 で、ウィンズロウ・パイプのファンである私は、ウィンズロウ・パイプの中で最も安価に購入できるクラウン・バイキングを幾つも買っていて、今回のパイプはクラウン・バイキングの5本目になります。 今回のクラウン・バイキングは、全面がラスティック仕上げとなっており、着色は比較的明るい茶色です。シェイプは、ハーフベントのダブリンという事になるのでしょうか。このラスティック仕上げは、ウィンズロウ・パイプでは初めて見るパターンで、目が細かく、何だかサンドブラスト仕上げに近いような雰囲気です。しかも良く見ると、パイプ表面には原木にあったのであろう「す」(原木が砂を嚙んだりして出来る細かな穴や亀裂)が幾つかあり、スムーズ仕上げに出来なかった理由が良く分かります。また、ボウルトップに原木ブライヤ表面のラフが残してあり、全体的に荒々しい雰囲気に仕上がっています。 火皿内径は20mmで、全長は140mmぐらいです。勿論、9mmフィルター仕様のアクリルマウスピースとなっています。 火皿は、ややすり鉢状になっていて、煙道口はそのすり鉢の底にバッチリ開いています。良い造りだと思います。 という事で、このパイプもこれから慣らし喫煙をして行って、それが終わってから喫味レポートを書きたいと思います。お楽しみに![同じ物は二つとない煙草ブログは此方 Click!]
2022.01.26
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昨年末に輸入が始まった「ビーボ」を吸います。ダン・タバコ社(DTM)製です。ただ、新たに入って来たと言っても、手巻き用のパウチ入りシャグ(ファインカット版)の「ビーボ」は以前から輸入されていて、パイプ用としては新入荷という事になります。尤も、手巻き用「ビーボ」の輸入元の解説では「パイプたばこの名品からシャグが生まれた。」とありますから、オリジナルの方のパイプ用が後から日本に入って来たという形になります。という事で、手巻きで吸った事のある方も多いのではないでしょうか。私は最近すっかり手巻きを吸わなくなったので、「ビーボ」は初めて吸います。 因みに、手巻き用のファインカット版の日本での現在の売価は40g入りパウチで1,500円となっていますから、50g換算で1,875円となります。対して、パイプ用の荒いリボンカット版である今回の「ビーボ」の現在の売価は50g缶で2,300円です。ファインカットにする方が手間がかかって高価になりそうな気がするのですが、どうなんでしょう。単にパウチと缶という入れ物の違いによる価格差にしては大きいようにも思いますし・・・。 ま、でも取り合えず早速開けてみましょう。 開封時の香りは、かなり酸っぱい感じで、スモモを想起させます。ですから漬物系ではなく、果物系の酸っぱさです。カットは、濃い茶色のリボンカットで、やや渇き気味の感触です。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、予想よりマイルドではありますが、酸味が前にある果物系の味と香りが来ました。やっぱりスモモっぽい感じです。酸味が前にあると言っても、後ろにはちゃんと甘味があって、それでトータルとして果物らしい喫味に落ち着いています。 火付きと火持ちは良好です。少し乾いた手触りだったので、ちょっと燃え過ぎるかも知れないと思っていましたが、そんな事はなく普通に吸えます。ただ、燃え進みはちょっと早いかな。 喫煙中盤でも喫味に変化はありません。酸っぱめのスモモの味わいです。で、酸っぱくても美味しいのは、酸味の後ろにある甘味のお陰だと思います。適度な甘みが酸味を楽しめる範疇に抑えてくれているという感じでしょうか。 喫煙終盤もスモモの味が続きます。ここまで来て未だに着香の味が続くのは、かなり深い着香になっているせいだと思います。そう考えると、やはりDTMの着香は上手いという事なのでしょう。 という事で喫煙終了。後味も残り香もスモモでした。う~ん、残り香の方が酸味を強く感じるかな。 全体的に見て、スモモっぽい酸味が前にある果物系の喫味が美味しい煙草でした。こういう酸味が楽しめる煙草というのは多くないと思うので、貴重な存在かも知れません。 私はファインカット版を吸った事がないので、カットの違いによる喫味の違いや重量単価の差が妥当なのかどうかを云々する事は出来ませんが、パイプ煙草として「ビーボ」を見る限りに於いては、価格なりに美味しい煙草だと思います。 果物系着香がお好きなら、試してみる価値はあります。[価値のある煙草ブログは此方 Click!]
2022.01.23
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柘製作所が輸入している「トーベンダンスク」ブランドのパイプ「ノルド・ラスティック」を購入しました。このパイプは、私がパイプ喫煙を始めた頃には既に日本に入って来ていて、私としてもずっと気になってはいたのですが、不思議と縁がなく、購入がついつい後回しになっていました。で、昨年末に行き付けの煙草屋さんに行った所、偶々これが入荷していて、ボーナス直後で財布の紐がユルユルだった私は、長年の思いを吐き出す気持ちで購入したという次第です。(笑) トーベンダンスクというブランドは、ダン・タバコ社(DTM)が持っているブランドですから、このパイプが入っていた箱にもDTMのマークが入っていました。ただし、DTMは煙草そのもののメーカーですから、パイプ本体の製造ラインを持っているとは考え難く、従ってこのパイプも何処かのパイプメーカーからのOEM供給品だと思うのですが、そのOEM元が何処なのかは分かりません。 全長125mmぐらいでコロンとした外観が可愛いこの「ノルド」ですが、そのデザインについては「ヨーン・ミッケを世界的に有名にした『金魚』系統のデザイン」と輸入元が解説しています。という事は、ミッケがトーベンダンスクにデザインを提供したのではなく、悪く言えばミッケの金魚パイプのパクリである訳です。有名パイプ作家の作品にそっくりなパイプが他で作られるという事は、パイプ製造の世界では頻繁にありますし、それでオリジナルの作家がクレームをつけるというような話も聞きませんから、まぁ平和なもんです。(笑) 仕様としては、ラスティック仕上げ黒塗りの本体に、火皿の縁とシャンクエンドだけが茶色のスムーズ仕上げとなっています。オシャレですね。火皿内径は20mmで、9mmフィルター仕様です。マウスピースは輸入元のサイトでは「アーミー風のエボナイト製」となっているのですが、どう触っても普通のダボ形状のアクリル製で、リップ部分の厚みは厚くもなく薄くもなく、アクリル製のマウスピースとしては標準的な厚さだと思います。ここはウィンズロウのパイプのアクリル製マウスピースと同じくらいの厚みなので、私としては違和感はありません。 火皿は、ややすり鉢状で、底に行くほど少し狭まっています。喫煙後半で火力を弱めにして行きたいタイプですね。で、煙道口はそのすり鉢のキッチリ底に開いており、この辺は良い造りになっています。 という事で、これから慣らし喫煙を行い、その後で喫味のレポートをしたいと思います。お楽しみに![平和な煙草ブログは此方 Click!]
2022.01.19
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昨年中に買っていて、未だ吸えていなかったマックリントック「クレームドカシス」を吸っています。先月から購入している新製品群を吸う前に消費してしまいたかったからです。これを最初に吸ってレポートしたのは2013年11月の事でした。 マックリントックはプランタ社製でしたので、プランタ社の撤退に伴い、当然この銘柄も廃止になっています。でも、それほど売れてはいないようで、未だに流通在庫が日本国内に残っています。着香内容は名前の通りで、個人的にはなかなか美味しい銘柄だと思っています。 ・・・こういうカクテル系の着香は他にも幾つかあったのですが、今は殆ど残っていないような気がします。ちょっと目先を変えて楽しむには良い着香ですが、常喫する類とは違うような気もしますから、長く生き残って行くのは難しい着香分野かも知れません。まぁ、そもそもお酒としてのカクテル系も、一種類を何杯も立て続けに呑むという事は余りないのではないでしょうか。そう考えると、そういう着香の煙草が短命なのも「さもありなん」といった所でしょうか。 ただ、こういう着香も偶には吸いたくなるものですから、全くなくなってしまうというのも困りものです。着香煙草というのは、比較的容易に異なる味わいを作り出しやすい分野ですから、味の多様性を確保するには絶好の煙草カテゴリーです。メーカーさんにはそのメリットをこれからも活用し続けてもらいたいものだと思っています。[活用出来る煙草ブログは此方 Click!]
2022.01.16
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今年最初の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 昨年末に新たなパイプを2本購入しているので、それの慣らしに使う煙草マックバレン「バージニアNo.1」を一つ買っています。それ以外は昨年末に入って来た新たな銘柄を七つ購入しています。どれもダン・タバコ社製です。・・・新たな銘柄が余りに多くて、どれとどれが未購入品なのか分からなくなりそうです。(笑) という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに![新たな煙草ブログは此方 Click!]
2022.01.12
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先回に引き続き、この冬の限定物を吸います。今回はラットレーの「ウィンターエディション2021」です。昨年の「2020」版も、やはり昨年の1月にレポートしています。 ラットレーと言えば、割りとマニアックな良質の非着香銘柄が多いイメージがありますが、こういう限定物に関しては良くある着香物である事が多いです。さて、今年の「ウィンターエディション」はどんな出来になっているでしょうか。 開封時の香りは、バニラ&クリームに爽やかな果物系の香りが少し混ざります。美味しそうな香りです。カットは、黒と明るい茶色のラフカットにブロークンフレイクが混ざります。ブロークンフレイクの混ざった着香物は、煙草本来の甘味がしっかり出て来る場合が多いので、これも期待出来そうです。湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、バニラと果物が混ざった香りと、果物系の酸味が少し混ざった軽めの甘味が来ました。開封時にあったクリーム系の香りは着火後には弱まっていますが、良く探すと居ない訳ではないです。トータルとして、こういう果物系の喫味が先行する煙草は、私の好きな分野です。 火付きについては問題ないと思いますが、火持ちはそれほど良くはありません。やはりブロークンフレイクの部分での燃え進みが遅くなるのでしょう。吸うのが難しいというレベルではありませんが、こうしてブログ記事を書きながらの喫煙ですと、再着火の回数が多くなります。 喫煙中盤になって来ると果物系の酸味が強まって来て、少し舌を刺す刺激も出て来ました。でも、これ位の刺激なら、むしろ気分がシャキッとして悪くないと思います。ま、少なくともマッタリ系の喫味ではないという事です。年末の夜のマッタリ気分には合わないとは思いますが、新年スタートに当たっての前向きな気分の時には良く合う煙草です。 喫煙終盤でも着香された喫味は継続しますが、舌を刺す刺激は慣れもあってか少し弱まります。それでも酸味混じりのシャキッとした味わいは続きますので、明るい前向きな気分はそのままです。 という事で喫煙終了。後味は微妙な舌への刺激を伴った酸味のある果物系で、残り香はバニラ&果物系でした。 全体的に見て、気分の上がるシャキッとした果物系の着香煙草だったと思います。缶のデザインがトナカイなのでマッタリ系の喫味を想像するかも知れませんが、中身は逆です。クリスマスより新年向けの煙草だと思います。 昨年のラットレー「ウィンターエディション」2020年版はアーモンド&ミルクという正にマッタリ年末気分の煙草だったのですが、今年は果物系新年シャッキリ気分の煙草となりました。「今年はどんな味なんだろう?」と、毎年変わる味わいを楽しむというのは、限定イヤー煙草の醍醐味です。こういう企画はこれからも変わらず続いて行って欲しいものです。[シャッキリ気分の煙草ブログは此方 Click!]
2022.01.09
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今年最初のパイプ煙草レポートは、毎年恒例のラールセンのイヤー煙草「2022エディション」です。今年もこれで始められる幸せ感はかなりのものです。(笑) 今年の缶のデザインは、少し大人しくなりました。紺色のベースに金色の文字ですが、「2022」に少しデザインが入っている程度で、ベースは単純に一色です。しかも、表の下半分は警告表示シールのためと思われるスペースが空いています。勿論、購入時にはここに日本語の警告シールが貼られていましたが、私はさっさと剥がしてしまいました。 さて、開封時の香りは、バニラにちょっと近い感じの甘い果物系です。桃が一番近いでしょうか。カットは、やや細めのリボンカットとラフカットの混合で、湿気は普通だと思います。 これを火皿内径20mmのパイプに詰めて着火しますと、少し酸味のある果物系の味と香りが来ました。ただ、開封時とは少し違っていて、ちょっと柑橘系のように感じます。この果物系の味、特に柑橘系の着香は私が一番好きな着香です。ですから、今年も美味しい煙草でスタート出来て、私としては大変喜ばしい限りです。やっぱりラールセンは着香が上手い。 火付きと火持ちは良いです。特に何の工夫も必要なく、イージーに吸えると思います。 だんだん吸い進んで行くと、果物系の酸味が強くなって来て、益々柑橘系っぽくなって来ました。気分がシャキッとする感じです。最近はこういう明らかな柑橘系着香の煙草を吸っていなかったように思うので、ちょっと嬉しい気持ちになります。また、日本では炬燵にミカンというのが一つの冬の定番なので、こういう味の煙草を炬燵で吸うのもありかも知れません。 喫煙終盤になると、舌が慣れて来たのか少し着香の味が薄くなって来て、ややスモーキーな喫味になります。ただ、変な辛みとか渋みとかは出て来ないのでそのまま普通に吸えますし、終盤で味が薄くなるのは着香煙草ではありがちなので納得は出来ます。尤も、最後までカッツリ着香が効いているような着香煙草もあるので、そういう名品に比べると多少見劣りはするかも知れません。 という事で喫煙終了。後味は薄い柑橘系で、残り香も柑橘系でした。 全体的に見て、久し振りの柑橘系着香が美味しい煙草でしたが、終盤のちょっと尻すぼみな所に物足りなさがありました。ややお高い煙草なので、その辺は何とかならなかったのかという気持ちもありますが、まぁ、序盤だけでも大いに楽しめたので、良しとしましょう。 今年最初の煙草としては及第点だと思います。[今年も煙草ブログは此方 Click!]
2022.01.05
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新年、明けましておめでとうございます。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。m(__)m 世間ではまだまだ予断を許さぬ状況が続いておりますが、何とか頑張って今年も過ごして行きましょう。 さて、新年という事で、まずは今年の当ブログに於ける目標を書き残しておこうと思います。 昨年末にダン・タバコ社他から新たな銘柄が日本に輸入され、既に幾つか購入しておりますが、今年の序盤は、まずそれらの新製品のレポートを集中的に書いて行こうと思っています。結構な量がありますので、ちょっと時間がかかると思います。 また、同じく昨年末に新たに2本のパイプを購入していますので、それのレポートも予定しています。特にその中の一本は、私としては初めてのブランドになるので、試すのが楽しみです。パイプの新規購入については・・・、昨年同様に年末セールでちょっとだけになるかな?(笑) パイプ関連のその他に関しては、多分、余り書けないような気がします。現状では、記事のアップロードの頻度と、パイプ煙草を消費して行くペースがほぼ同じなので、記事数に過不足が生じません。ただ、もし記事不足になるような事になれば、木目をドアップ写真で鑑賞するみたいな記事を書くかも知れません。 煙草の他の分野に関しては、昨年同様、書く事はないだろうと思います。時計に関しても同じです。勿論、深刻な記事不足になるようでしたら、何か書くかも知れません。また、撮影機材の話でも、ネタ的には存在するので、この辺は状況次第です。 という事で、今年も昨年と同様に安定操業をしつつ、それなりに新製品・新規購入品の対応もして行こうと考えています。 それでは、今年も頑張って行きましょう![今年もブログは此方 Click!]
2022.01.02
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今回が今年最後の記事になりますので、今年のまとめを書いておきます。 今年は昨年以上に動きのない年でした。パイプ煙草の新製品では、幾つかの限定銘柄はありましたし、ピーターソンに移った旧ダンヒル銘柄の追加や、ラットレーからは今まで100g缶のみだった銘柄の50g缶が発売になったりとかはあったものの、それ以外では新しい銘柄はありませんでした。それどころか、廃止銘柄が多くて、喫味レポートの面では割りと退屈な記事更新が続いた感じです。 パイプ本体のレポートでは、昨年末に購入した2本の「クラウン」があります。ただ、私としては「勝手知ったる」ブランドなので、余り新鮮味がありません。ですから、先日購入したトーベンダンスクのパイプが久々の未知のブランドのパイプになりますので、試すのが今から楽しみです。そのレポートは年明けの早い段階を予定しています。 その他の分野に於いても、目新しい物がないだけでなく、記事も全く書きませんでした。まぁ、ある意味平穏な一年だったと言えるかも知れません。「安定操業の確保」が今年の大きな目標ではあったので、それは達成出来た事になります。ただ、記事にはしていませんが、ブログ用の写真を撮影するための撮影機材に関しては、実はかなり充実してきていて、デジカメ関連記事も書けそうな勢いはありました。もっとも、それに経済力を奪われて、新しいパイプの購入が年末まで出来なかったというのはあります。(笑) という事で、皆様、本年は大変お世話になりました。新年は二日から更新予定で、且つ、それから暫くは新規銘柄のレポートが書けそうですから、ご期待下さい。 来年も、そうぞよろしくお願いいたします。 良いお年を!(@^^)/~~~[今年お世話になった煙草ブログは此方 Click!]
2021.12.29
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今回はスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)による「クラン」ブランドの「アロマティック」を吸っています。これを最初にレポートしたのは2013年の3月の事でした。 最初に吸った当時、この煙草はラタキア物だと思っていて、確かにラタキアの味と香りも感じ取っていたのですが、今回吸ってみるとラタキアの影も形もありません。リキュール系の着香が施された普通の着香煙草のように感じます。で、米国某情報サイトでブレンド内容を見てみると、オリエントとかペリクとかは使われているのですが、ラタキアの文字がありません。どういう事?(笑) それと、国内の某通販ショップさんのラインアップを見ると、「クラン」のシリーズは無くなっているので、これも既に日本では廃止になって、流通在庫のみの販売になっている可能性があります。 ・・・まぁ、大手製造元のSTG製とは言え、日本では地味な存在でしたし、ブレンド内容に謎が多い銘柄でしたから、廃止になっていたとしても不思議ではありません。不味い訳ではなく、結構美味しく吸える煙草なんですけどねぇ・・・。因みに、米国某情報サイトでは、現行品という事にはなっていますが、評価平均が4点満点中の2.0点と、想像以上に低くなっています。・・・アメリカ人と自分とは感じ方が随分と違っているようです。(笑) 何でもそうだと思うのですが、他人の評価と自分の評価が全く同じになるという事は余りありません。ですから、他人のレポートを読んで、吸う吸わないを決めるのは愚かな事です。実際に自分で吸ってみてから決めるべきなんでしょう。・・・って、そんな事言ってたら、このブログの存在意義って何なの?って事になるんですが。(笑)[存在意義のある煙草ブログは此方 Click!]
2021.12.26
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今年最後の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 まずは毎年恒例の年末年始向け限定銘柄が二つ。今回はこれだけしか買えませんでしたが、実際に日本に入って来た年末年始向け限定銘柄は他にもあるようで、それらは何とかして年明けにでも入手したいと思っています。 それと、この年末になって新たに日本に入って来たレギュラー銘柄が四つあります。これらはどれもダン・タバコ社(DTM)製で、他にも新規輸入銘柄が幾つもあるようなのですが、今回は取り合えずこれだけです。他の新規銘柄は年明けになってから順次購入する予定です。 更に、今回はパイプ本体も2本購入しています。今回の買出しで行った煙草屋さんで最近仕入れたパイプのようで、ちょっと気に入った作家物1本と、昔から気になっていた量産物1本を購入しました。これらについては、年明けから順次レポートする予定です。 という事で、年明けから暫くは新規ネタを連続してアップ出来そうな感じです。お楽しみに![楽しみな煙草ブログは此方 Click!]
2021.12.22
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「エリーゼ」を吸っています。撤退したプランタ社製の流通在庫で残っているパイプ煙草で、洋酒系の着香煙草としては少数派のシャンパン着香です。この煙草を最初にレポートしたのは、2011年5月でした。 シャンパン着香と言えば、この「エリーゼ」とボルクムリーフの「シャンパン」の二つが日本で売られていた訳ですが、どちらも廃止となってしまいました。また、シャンパンではありませんが、同じく葡萄酒系の着香だったファウエン「レッドワイン」も既にありませんし、「エリーゼ」と同じくプランタ社製だった「ホルガーダンスケ・レッドキースベリーワイン」や「セリーニ・フォルテ」も当然廃止になっています。ミドルトンの「ワインベリー」もなくなりましたし、トップに白ワインが使われていると言われたピーターソン「スイートキラニー」も、ピーターソンがダンヒルを引き継ぐラインアップ改変の中で消えて行きました。・・・って、もしかしてワイン・シャンパン系のパイプ煙草って日本では全滅ですか? 個人的には、ウィスキーやバーボン系の煙草より、シャンパン系の煙草の方が好きでした。けれども世間の好みは違っていたようで、ウィスキー系の煙草は残り、シャンパン系は消えました。まぁ、市場経済の中で辛い思いをするのは、大抵は少数派の方ですから、仕方ないと言えば仕方ない・・・。 もし世界の何処かにワイン・シャンパン系のパイプ煙草が生き残っているなら、何れかの輸入元が日本に入れてくれないでしょうかねぇ。お願いします。m(__)m[好みの煙草ブログは此方 Click!]
2021.12.19
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今吸っているのは柘製作所がプロデュースした「イムコ・パイプタバコ・バニラ」です。数年前、ライターの老舗ブランド「イムコ」を柘製作所が取得した際、そのブランドを利用してプランタ社に作らせたパイプ煙草です。プランタ社はパイプ煙草から撤退しましたから、この煙草も廃止&流通在庫のみの販売になっています。この煙草を私が最初にレポートしたのは、2016年6月の事でした。 この煙草が販売されて以降、「イムコ」ブランドでの新たなパイプ煙草銘柄の展開はありませんでしたから、結局一つだけの企画物として終わったという感じでしょうか。柘製作所プロデュース、プランタ社製造、「イムコ」ブランド・・・と、供給元の名前が三つも重なるというややこしい銘柄というのは、得てしてこういう運命を辿る傾向が強いように思います。先日記事にしたサミュエル・ガーウィズ(SG)の季節のフレイクシリーズも、SGとチェコの煙草ブランド・スタニスラウ、それとダン・タバコ社(DTM)まで絡んだコラボ銘柄で、やはり短命に終わっています。但しSGの方は、四つの銘柄がシリーズとなっていて、且つ世界各地で販売されましたから、同じ企画物だとしても、より本気度が高かったように見えます。ま、この辺は、プロデュース元の世界的実力の差という事なのでしょう。 「イムコ・パイプタバコ・バニラ」自体としては、価格なりの可もなく不可もない、お手軽バニラ・スタンダード銘柄という感じの煙草なので、買う理由も買わない理由もありません。ですから、特にコンセプトの決まっていない買い物の時に、目を瞑って選んだら、偶々これだったという買い方が一番似合うかも知れません。まぁ、当たりとは言い難いけれども、外れとも言えない感じでしょうか。但し、流通在庫のみとなっているので、興味があるなら今の内です。 話のネタ、或いはブログネタとしては十分な煙草です。(笑)[十分な煙草ブログは此方 Click!]
2021.12.15
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「セリーニ」ブランドの「クラシコリゼルバ」を吸い始めました。これも撤退したプランタ社製で、既に廃止されて流通在庫のみの販売になっています。これを最初にレポートしたのは、2015年9月でした。 この煙草のパッケージにも製造会社である「プランタ」の文字は見当たりません。う~む・・・。 考えてみると、プランタ撤退以降の日本のパイプ煙草市場に於いては、パウチ物のパイプ煙草を多く製造する庶民の味方メーカーは、ほぼスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)とマックバレンだけになってしまいました。しかも、残った両社に於いても、パウチ物のラインアップは次々と消えて行っています。・・・ミドルトン社とかポッシェル社、ベロウアーズ社とかもパウチ物が日本で売られていましたが、元々輸入銘柄数が少なかったこういうメーカーの製品は、何だか最近は姿を全く見てないような気がします。 一方、最近新たに日本への輸入が始まった銘柄は、殆どが大手ブランドの缶物であるようです。 市場が縮小して行く時期の経営判断として、製品ラインアップを低価格帯から高価格帯にシフトして行くというのは良くある話です。量が確保できないなら、単価を上げて利益を確保する必要がある訳です。ただ、そういう方向に行くと、限られたユーザーのみしか利用しにくくなり、一般庶民は置いて行かれるという現象が起きます。・・・いや、一般庶民が利用しなくなったからこそ、限られたユーザー向けに特化して行くという事かも知れませんが・・・。ま、卵が先か、鶏が先かという話ではあります。 何れにしろ、パウチ物の銘柄が減ってしまうというのは、我々一般庶民のパイプスモーカーにとっては寂しい事です。世界には日本未導入のパウチ物がまだまだあるでしょうから、そういうのの新規導入というのは考えていただけないでしょうか、輸入元さん。お願いします。m(__)m [限られた煙草ブログは此方 Click!]
2021.12.12
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マックリントックの「イルカミーノ」を吸っています。これを最初にレポートしたのは2013年10月の事でした。 「マックリントック」ブランドの煙草はプランタ社製でしたので、プランタのパイプ煙草製造からの撤退に伴い、「マックリントック」ブランドのパイプ煙草は廃止となり、現在は流通在庫を残すのみとなっています。ですから、この「イルカミーノ」も在庫限りです。 で、改めて「イルカミーノ」のパッケージを眺めますと、何処にも「マックリントック」なり「プランタ」なりのロゴが見当たりません。何処の誰が作った煙草なのか、全く表記されていないのです。あ、いや、「MADE IN EU」という記載は有りましたから、何処で作られたのかは書かれています。(笑) でも、こういう所だと思うんですよね、プランタが撤退する羽目に陥った原因の一つは。プランタの撤退は売り上げの低迷が大きな原因だと思うのですが、それは製造する品種の多さの割りに会社の知名度が低かったのが遠因になってるような気がします。パッケージの何処にも製造社名の記載がなければ、そりゃ、会社の知名度は上がらないですよね。この点、例えばスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の場合、パッケージの何処かに必ずSTG製である事が分かるような記載があります。製造社が分からなければ、会社のファンは増えないでしょうし、その会社が好きだから同社の別の銘柄も試してみるというような、次に繋がる展開も見込めません。 勿論、「俺が俺が」的な強い自己主張というのも鬱陶しいですが、逆に小さく表記する事さえ全くしないというのも考え物です。それに、製造者責任の観点から見ても、最低限の製造者表記は必要だったのではないでしょうか。 まぁ、既に終った話なので、今更云々してもしょうがない事ではありますが・・・。[次に繋がる煙草ブログは此方 Click!]
2021.12.08
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前回に引き続きサミュエル・ガーウィズ(SG)のディスコンになった季節のフレイクシリーズを吸っています。今回は今の季節に合ってる「ウィンタータイムフレイク」です。これを最初にレポートしたのは、2016年6月でした・・・って、今回の方が季節に合ってます。(笑) これはラタキアのフレイク物なのですが、開封時の匂いからは、それほどラタキアが主張してきません。むしろ非ラタキアのオリエント葉を深く熟成したと言った方が良さそうな匂いです。けれども、実際に火を付けて吸った後に残るルームノートはかなりのラタキア臭で、ちゃんと換気をしないと家人に嫌われそうなくらいです。久し振りに吸うラタキアなので、余計にそう感じる面もあろうかと思いますが、少なくとも他人と接する前には吸うのを避けるべきでしょう。そういう匂いの煙草が、暖房を効かせた閉め切った部屋であまり換気をしない場合が多い冬の煙草とされているのは、ちょっとどうかなと思います。匂いのコッテリ感が冬っぽいという事なのでしょうが、この匂いが部屋に籠ると相当ヤバイ気がします。 で、この「ラタキアはどの季節に合うのか」という問題は、意外と意見が分かれる所で、この煙草のように冬が合うという意見と、逆に夏に吸いたいという意見があります。私は冷房や暖房を使わずに窓を開けっぱなしにして換気出来る春と秋が適していると思うのですが、多くのスモーカーは夏か冬かに偏る場合が多いように見受けられます。 夏派の意見としては「夏には甘味の少ないラタキア物が似合い、冬はコッテリ甘い着香物が合う」という話を聞きます。逆に冬派は「冬こそコクで吸わせるラタキア物が良く、夏場はスッキリ着香で行きたい」というような感じです。・・・煙草の喫味に対する捉え方って、千差万別ですよね。(笑) ただ、まぁ、実際はそこまで頑固に季節によって吸う銘柄をキッチリ分けてる人は多くなく、何となく銘柄を選んでいる人の方が多いと思います。私もその一人です。年末年始向け限定銘柄以外は、季節によって吸う銘柄を変えるという事は殆どしません。そんなもんだと思います。 皆さんは、吸う銘柄の選択要素に、季節要因をどれくらい考慮しますか?[似合う煙草ブログは此方 Click!]
2021.12.05
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もう既に冬になっちゃっていますが、サミュエル・ガーウィズ(SG)の秋向け銘柄「スコッティッシュオータムフレイク」を吸い始めました。これを最初にレポートしたのは、2016年8月でした。 この煙草も含めてSGの各季節向けフレイク4銘柄は、既に全て廃盤になっており、後は流通在庫を残すのみになっています。ですから、先日いつもの煙草屋さんに行った時には、この秋向けの物と冬向けの物しか残っておらず、春用と夏用は入手出来ませんでした。 廃盤となってしまったのは残念ではありますが、この季節のフレイクのシリーズは、元々限定銘柄っぽい位置付けになっていて、米国の情報サイトとかでも「limited Four Season series」というような表記がなされていたりします。ですから、作った分が順当に売れ切れたという感じでしょうか。SGとチェコの煙草ブランド・スタニスラウ、それとダン・タバコ社(DTM)まで絡んだコラボ銘柄ですから、まぁ、完全に企画物ですね。 企画物として見れば、まぁまぁ良かった銘柄だったのではないでしょうか。4銘柄それぞれ美味しい煙草でしたし、何より企画物や限定物では珍しいフレイク物だったというのが大きいです。継続的には生産されない銘柄だと、目先を変えやすい着香物がどうしても多くなり、違いを出し難いフレイクやコインカットといった圧縮系や非着香銘柄は難しいと思われます。ですから、「一時のお楽しみを提供してくれて、ありがとう。」といった感じです。 パイプ煙草市場が縮小して行く中で、今後このような企画物が出てくる可能性はどんどん低くなって行くと思われますから、もし煙草屋さんで見つけたら、ぜひ買って楽しんでおいて下さい。[良かった煙草ブログは此方 Click!]
2021.12.01
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スカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)製の「スイートダブリン」を吸っています。これを最初にレポートしたのは、2011年11月でした。 「スイート」という名前から、バニラ系のコテコテ着香をイメージしてしまいますが、実際はウィスキー着香のむしろちょっと渋い系の煙草です。実は私も煙草の内容を覚えていなくて、先日これを買った時には、コテコテバニラ着香を頭に描きながら買いました。(笑) 名前から味を想像してしまうと外します。orz それと、この煙草はSTG製ですが、そのメーカー名はパッケージの内側の端の方に小さく入っているだけです。ブランド・シリーズの一つという訳でもありませんし、一見独立した謎の煙草のように見えます。 名前のイメージと中身の乖離、ブランド or メーカー名の不明瞭さ・・・。こういう条件が揃ったパウチ物の煙草だと、今の時代、直ぐにでも生産終了になってしまいそうなのですが、意外にもしっかり生き残っています。ちょっと不思議です。もしかしたら常喫にしている人が意外に多く、安定して売れているのかも知れません。 「ボルクムリーフ」もそうですが、ウィスキー系着香の煙草というのは、根強いファンがいるのでしょう。今は無くなりましたが、以前の「ボルクムリーフ」の日本国内ラインアップには200g缶なんていうのもあったくらいです。ですから、この「スイートダブリン」も同じ流れで売れていそうです。 よくよく考えてみると、ウィスキー系着香というは着香感が希薄なため、喫味的にはバージニア・ストレート+αという感じで、バージニア原理主義的なスモーカーでも楽しめそうな煙草です。そして勿論、着香好きのスモーカーも楽しめますから、思ったより購買層が広そうです。 知られざる売れ筋ってやつかも知れません。[楽しめる煙草ブログは此方 Click!]
2021.11.28
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プランタがパイプ煙草製造から撤退して2年くらい経過しましたが、プランタ製パイプ煙草の日本国内流通在庫は未だに結構あります。この状況は、かつてのマクレーランド社やダンヒル社の撤退時とは大きく違う所です。あの二つの会社がそれぞれ撤退を発表した時には、店頭にあった同社製パイプ煙草は一瞬でなくなって行きました。一方でプランタ製品が未だに残っているという事は、それだけプランタ製パイプ煙草の熱烈なファンは少なかったという事なのでしょう。或いは、個別銘柄のファンはいたけれども、製造していたパイプ煙草銘柄が、安いパウチ物を中心として余りに幅が広かったために、「プランタ」製全体への注目度は高くなかったのかも知れません。実際、銘柄によっては早期に売切れた銘柄もあったように思います。 という事で、今回はいつもの煙草屋さんに未だ幾つも在庫があったプランタの「ブリッグ・ココパイナップル」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは2012年3月の事でした。ココナッツとパイナップルが押し寄せてくるベタベタな着香煙草です。(笑) でも、こういうパイプ煙草も楽しいものです。 現代日本に於いて我々パイプ・スモーカーというのは非常に少数派なので、どうしても「通」ぶりたい気持ちが出てしまいます。ある種、特別な存在として自分を持ち上げて見ていたい訳です。嫌な言い方をするなら、これはちょっと危険な選民思想だとも言えます。で、そういう風な感覚があると、選択するパイプ煙草銘柄に関しても、安いパウチ物着香煙草よりも、より「本格」的な高級缶物非着香銘柄に目が行きがちになってしまいます。こうなると、安いパウチ物を中心に製造していたプランタのようなメーカーは、製品が余り売れなくなって撤退して行き、その結果としてパイプ煙草銘柄が高級品ばかりになり、多様性がなくなります。多様性のないパイプ煙草市場は全体として魅力がなくなり、ユーザーも減って行ってしまいます。つまり、パイプ・スモーカーは自分で自分の首を絞めてしまって、負のスパイラルに陥ってしまっているのです。 ちょっと極端な言い方をしましたが、こういう選民思想的な雰囲気は、自分も含めてパイプ・スモーカーの言葉の端々に時折感じられるのも事実で、自分も大いに反省すべき部分だと思います。まぁ、今は世間全体として煙草に対する抑圧が強くなっているので、煙草好きが自己防衛的に選民思想的な態度を取りがちになってしまう面はあろうかと思いますが・・・。 色々御託を並べるのではなく、「単に美味しいからパイプ煙草を趣味で嗜んでいます」くらいの軽い気持ちや態度で過ごすのが良いのだろうと感じています。・・・パイプ煙草でブログを書いている私が言う事ではないかも知れませんが。(笑)[趣味の煙草ブログは此方 Click!]
2021.11.24
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ラールセンの「シグナチュア」を吸い始めました。これを初めてレポートしたのは2011年3月で、以来何度か吸っています。 減ってきたラールセンのラインアップの中で、唯一残っている100g缶が、この「シグナチュア」です。大変美味しい着香煙草なので、日本でも結構な人気があるのでしょう。 で、海外でのラールセンの売られ方はどうなのかと思って、アメリカのネットショップさんのラインアップを見ると、日本と内容は異なりますが3銘柄しかありません。でも、ラインアップが異なり、且つどれも過去に日本で売られていた銘柄なので、日本で廃番になった銘柄も海外では生き残っている事が分かります。 更にドイツのネットショップさんを見ると、何とパッケージ違いも含めて20種以上にもなるラインアップが現行品として売られているではないですか! 中には過去に日本には入っていなかった銘柄もあります。流石パイプ大国ドイツです。羨ましい・・・。ԅ(♡﹃♡ԅ) まぁ、要は日本の輸入元の判断として日本国内で販売されるラールセンのラインアップは減らされて来たという事なのでしょう。それだけ日本のパイプ煙草市場はドイツに比べて脆弱だという訳です。製造元からの物理的距離の違いによる輸送コストの問題もありそうですが。(ラールセンはドイツの隣国デンマークのブランドで、製造元のスカンジナビアン・タバコ・グループもデンマークです。) 日本の喫煙率は先進各国の中ではトップクラスという事になってますが、ことパイプ煙草に関しては全くトップクラスではないようです。日本は煙管を使っていた昔から短時間で吸い終わるショートスモークが主流で、パイプや葉巻といったロングスモークとなる喫煙はずっとマイナーな存在でした。それは今でも変わっていないという訳です。[トップクラスの煙草ブログは此方 Click!]
2021.11.21
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今月の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 先月に引き続き今月も特にテーマは無かったので、主にマイナーなパウチ物を中心に購入しています。それと、サミュエル・ガーウィズのフレイク物を二つ購入していますが、確かこれは廃止になった銘柄じゃないかと思います。 で、来月は年末年始向けの限定物を買うつもりなのですが、入荷が間に合うかどうか・・・。いや、そもそも年末年始向けの限定物が日本で発売になるのかどうかさえ分からない状況なので、何とも言えません。少なくともラールセンのイヤー煙草だけでも入ってきて欲しいのですが。 それと、話によると多くの新規銘柄が近々入って来るという話もあるのですが、今月の買出しでは入荷が間に合いませんでした。多分、来月以降の買出しで購入して行く事になりそうです。 という事で、各銘柄のレポートをお楽しみに。[期待の煙草ブログは此方 Click!]
2021.11.17
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すっかりラインアップの減ったラールセンのパイプ煙草の中で、「ファイン&エレガント」と共に生き残っているパウチ物が、今回吸っている「スイートアロマティック」です。この煙草を最初にレポートしたのは2011年8月の事でしたが、この時既に何度か吸っていました。 この煙草、以前は「ザ・マスターズブレンド」という名前で、ラールセンの他のパウチ物とはちょっと違う位置付けをされていて、パウチデザインもこれだけ特別仕様になっていました。その後、パウチデザインが変更される度にちょっとずつ呼び方が変わって来て、一時期は「ザ・マスターズブレンド」と「スイートアロマティック」の二つの呼び方が併記されていた時期もありました。で、今は「ザ・マスターズブレンド」という表記はなくなり、単に「スイートアロマティック」とだけ表記され、パウチも他のラールセンのパウチ物と色違いの同一デザインになっています。多分、ラインアップの減少に伴って、これだけ特別扱いする意味がなくなって来たのでしょう。流れとしては当然かも知れません。 同社のパウチ物の中で以前は特別扱いされていただけあって、この煙草の味わいはパウチ物の中でも出色の出来だと感じます。喫味の方向性としては同社の100g缶「シグナチュア」とかダン・タバコ社の50g缶「ブルーノート」と良く似ており、且つブレンドとしての出来栄えはそれらと肩を並べるぐらいだと個人的には思っています。それ位の出来だからこそ、ラールセンの減ってきたラインアップの中で、今でもしっかりと生き残っているのでしょう。 少々残念なのは、これも含めてラールセンの現行ラインアップの煙草が、どれも似たような方向性の喫味になってしまっている事です。それらは「果物系」とか「柑橘系」、或いは「爽やか」「華やか」といったキーワードで表現されるような喫味の着香物で、「マッタリ」とか「コク」、或いは「出汁系」「ナッツ系」といった言葉で表現されるような喫味の煙草がありません。私がパイプ煙草を嗜むようになる以前は非着香バージニア系のフレイク物さえあったラールセンのラインアップですが、そのフレイク物だけでなく、ラタキア物、ナッツ系、チョコレート系、非着香バージニア系もどんどんなくなって行き、今では一つのブランドとして「それで良いのか?」と言いたくなる程のラインアップしかありません。 ま、ブランドとして生き残っているだけでも良しとしなければならないのかも知れません。 ついつい愚痴を溢してしまってますが、「スイートアロマティック」自体は、とにかくパウチ物としては非常に良く出来た着香煙草ですから、きっとこれからも何度も吸う事になるでしょう。 美味しい煙草です。[良く出来た煙草ブログは此方 Click!]
2021.11.14
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今回はラールセンの「メロウ&テイスティ」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは2011年6月の事でした。 最近は随分とラインアップが減ってきたラールセンの煙草ですが、この「メロウ&テイスティ」は残るものだと思っていました。ところが、一部のネットショップさんで「在庫わずか」というような表記がなされていて、「まさかこれも廃止?」と心配になっています。 先日吸った「ファイン&エレガント」はマッタリ感がありつつも爽やかさが先行する味でしたが、今回の「メロウ&テイスティ」は果物的爽やかさがありつつも、バニラ系のマッタリ感が先行する味わいに仕上がっています。ですから、「ファイン&エレガント」と「メロウ&テイスティ」は上手いこと対称になっていて、ラインアップの構成要素として互いに補い合う良い関係になっているように思います。ですから「ファイン&エレガント」が残って「メロウ&テイスティ」は廃止になるという事が起これば、非常に残念だと感じます。杞憂に終われば良いのですが・・・。 まぁ、ね、ラールセン好きの一人である私としては、現状のラインアップがたった四つだけになっている時点で随分と寂しいので、今更「メロウ&テイスティ」が無くなっても大きな痛手になる訳ではないのですが・・・。 動向を見守って行きましょう。[良い関係の煙草ブログは此方 Click!]
2021.11.10
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もう何度も吸って記事にもしてますので、今更特に書く事もないのですが、今はラールセンの「ファイン&エレガント」を吸っています。私の常備煙草で、今回は常備分の入れ替えのため、以前に購入していた物を吸っています。因みに、最初にレポートしたのは、2011年4月でした。 この煙草の着香は一応柑橘系とされているのですが、酸味はさほど強くはありません。だいぶ爽やか寄りのマッタリ着香という感じです。マッタリ着香と言えばバニラ系着香が世間の主流なのですが、この煙草ではバニラもブレンドされているかも知れませんが、それを意識的に感知する事は出来ません。何だか独特なんですよねぇ。ちょっと他にはない着香の煙草です。 着香内容の方向性としては、ダン・タバコの「ブルーノート」とかラールセンの「シグナチュア」とかと同じだと思うのですが、それでも簡単に嗅ぎ分けられる程度の独自性が「ファイン&エレガント」にはあります。パウチ入りの安煙草ではありますが、これだけ独自性がありつつ、しかもかなり美味しい着香煙草というのは、実はとても珍しいと感じます。 「ラールセン」ブランドのパイプ煙草も随分と銘柄数が減って来ていますが、この「ファイン&エレガント」はしっかり生き残っています。それだけ売れているという事なのでしょう。納得です。 もし未だ吸った事がない着香好きの方がいらっしゃれば、ぜひ一度試してみて下さい。意外な出来の良さに驚くかも知れません。[出来の良い煙草ブログは此方 Click!]
2021.11.07
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今回も引き続きピーターソンの「スペシャルリザーブ」を吸っています。今回は2019年版です。勿論これについては発売された2019年12月に吸ってレポートしています。 「スペシャルリザーブ」の100g缶は、前年の2018年までは割りと平たい物だったのですが、この年から厚みのあるスクエアな感じの缶になっています。この形状の缶への変更は、ピーターソンの夏向けや年末年始向けの限定銘柄でも同時期に実施されており、更にピーターソンの製造元であるスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)の他のブランド、例えばラールセンの100g缶でも実施されています。要はSTG製の100g缶は全てこの形状に統一された訳です。 容器の統一というのは、個性の売込みよりもコスト削減が優先された結果であると思いますが、パイプ煙草市場が縮小していく過程に於いては致し方ない所なのでしょう。少々寂しい事ではありますが、それで延命出来るなら受け入れざるを得ません。まぁ、米国等ではバルク販売という容器が関係ない売り方もある訳ですし、煙草の内容に個性があれば、容器にまで無理に個性を求める必要はありません。 で、その個性なのですが、今回の「スペシャルリザーブ2019」にはそれなりにあるように思います。この煙草のナッツ&クリーム或いはココナッツミルクのような香りは、着香煙草の中でもあまり存在しません。個人的には、何時でも吸えるレギュラー品にもこういう香りの物があって欲しいと思うのですが、まぁ、定番でない香りの製品をレギュラー化するという冒険を今更実行するのは難しいのでしょう。 ただ、市場縮小の流れをそのまま受け入れるだけの企業活動だと、本当に消え去るのを待つだけという事になってしまうので、偶にはゲームチェンジャーを目指した思い切りの良い挑戦というのも見てみたい気もします。例えば、紙巻煙草メーカーが最近熱心に取り組んでいる加熱式煙草のような挑戦も「有り」だと思います。あれは原理的には紙巻煙草よりもパイプ喫煙に近い方式なので、パイプへの応用は比較的容易なのではないでしょうか。 パイプ煙草メーカーに未だ体力が残っている内に新たな挑戦をしてみて欲しい所です。[挑戦する煙草ブログは此方 Click!]
2021.11.03
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今回はピーターソンの「スペシャルリザーブ2018」を吸っています。やはり過去の限定物で、行き付けの煙草屋さんに長く在庫が残っていたのですが、この銘柄に関してはこれが最後の一缶になっていました。 この煙草は、限定物にしては珍しくコインカットになっていて、ブレンドはバージニアとケンタッキーなのだそうです。コインカットの煙草自体が日本では多くないので、しかも限定物となると非常に稀有な存在です。ですから私は、発売当初に吸ってレポートしただけでなく、その後も何度か吸っています。 着香については、蜂蜜着香が施してあるそうなのですが、それを喫煙中に意識する事は殆どありません。むしろ非着香バージニア&ペリク系のような甘味と酸味を感じる煙草らしい美味しい銘柄です。 で、つい先々月までは行き付けのお店にこの煙草は未だ数缶残っていて、まだ大丈夫そうだと私は油断していたのですが、この前行った時には残り一缶になっていて、慌ててその最後の一缶を買いました。何だか突然急激に在庫が捌けて行った感じです。何かあったのでしょうか。 ただ、元々これだけの稀有で美味しい限定物が何個も在庫に残っていた事自体が不思議と言えば不思議で、そういう意味では、これを今までに何個か買って吸えた私はラッキーだったのかも知れません。 思い返すと、この煙草のように非常に美味しかった記憶のある限定物は幾つかあって、もう一度吸いたいなと思う事が時々あります。限定物で、もう二度と吸えないから余計にそう思うのかも知れませんが、好評だった限定物のリバイバル販売とかの企画があると楽しいかも知れません。もしそういう企画が持ち上がったら、このピーターソン「スペシャルリザーブ2018」もそのラインアップ候補に入れて欲しいものです。[好評な煙草ブログは此方 Click!]
2021.10.31
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行きつけの煙草屋さんに過去の限定銘柄が残っていると何だか気持ち良くないので、経済的に折り合いのつく範囲で買うようにしています。で、今回はピーターソンの2014年版「スペシャルリザーブ」を吸っています。この煙草を最初にレポートしたのは2015年の3月なのですが、リリースされたのは当然2014年です。以来7年も経過するのに、行きつけの煙草屋さんにはまだ数個の在庫が残っています。 良く出来た着香煙草なのですが、この頃のピーターソンの他の限定物と同様に、缶の中のビニール袋がテープで軽く留めて閉じられているだけなので、流石に7年も経過すると煙草の乾燥が進んでしまいます。今回の缶も、乾燥が進んで辛みが出てしまっています。ただ、思っていた程でもなく許容範囲だったので、特に加湿もせずに吸っています。 想像した程には乾燥が進んでいないのは、結構な量のフレイクの欠片がブレンドされているためではないかと思っています。フレイクだと、体積の割りに表面積が少ないので、乾燥が進み難い事が想像されます。 更に、このフレイクの欠片は、多分バージニアストレートだと思われますが、この煙草の甘味の強さにも大いに貢献しているようです。経験上、フレイクの欠片がブレンドされている着香煙草は、着香分ではない部分の甘味が強く、美味しい煙草が多いです。 ・・・あれ? 何か前にも同じような事を書いた気がします。(笑) まぁ、同じ銘柄を何度も吸っていると、ブログネタも尽きて来るものです。でも、お店にはまだ在庫があるので、この煙草はまたいつか近い内に吸う事になるでしょう。そしてまた同じような記事を書くんだと思います。どうぞご容赦下さい。m(__)m[良く出来た煙草ブログは此方 Click!]
2021.10.27
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やっぱり時々吸いたくなるのが、このオーリック「ゴールデンスライスド」です。最初にレポートしたのは2011年9月ですが、以来、何度も吸っています。 日本国内で販売されているパイプ煙草の中で唯一ペブルカットの煙草で、且つ解されていないフレイク系煙草のパウチ入りという面でも唯一です。バージニア&ペリクという私の好きなブレンドタイプですし、フレイク系の煙草としては最低ラインの売価ですから、そりゃ頻繁に吸いたくなります。ですから、ちょっと前の一時期に輸入が止まった際は、随分と寂しい思いをしました。でも、同じ思いのユーザーが多かったのでしょう、程なく輸入が再開されたので、ホッと胸を撫で下ろしました。 この煙草は米国では50gや100gの丸缶で販売されているようですが、それへの詰め方はどうなっているのでしょう。日本向けのパウチでは、調度パウチにピッタリ収まるように長いペブルカットを綺麗に折りたたんで詰めてあるのですが、丸缶だとこんな綺麗には詰められないのではないでしょうか。そういう意味では、この煙草はパウチで販売するのが正解だと思います。 この煙草の場合、長いペブルカットを適当にちぎってから丸めてパイプに詰めるので、普通のフレイクに比べて手間がかかります。せっかく丸めただけで詰められるという手抜きが出来るフレイク系なのに、ちぎるという手間をわざわざ一つ増やしているという点では、ユーザーフレンドリーではないのですが、そこはプラグやロープ煙草と同様に、一手間入れなければ美味しく吸えない事が逆にパイプ喫煙の醍醐味の一つともなっています。手がかかるからこそ趣味としての面白さが生まれるという現象は、世間に星の数ほど存在します。 何でもかんでも自動化・省力化すれば良いという訳ではないのです。特に趣味の世界では。 ・・・何だか取り留めのない話になってしまいました。ちゃんちゃん。[醍醐味のある煙草ブログは此方 Click!]
2021.10.24
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 今月は特にテーマがなかったので、テキトーに購入しています。お店に在庫が残っていて気持ちが悪い過去の限定銘柄と、お安い所でパウチ。それと何となく吸いたくなったラールセン・・・。本当に支離滅裂です。(笑) 来月の11月は年末も近いので、そういう感じの買い物にしたい所ですが、年末年始向け限定銘柄は未だ入荷していないでしょうから、今月と同じような購入内容になりそうです。 という事で、各レポートをお楽しみに![吸いたくなる煙草ブログは此方 Click!]
2021.10.20
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今回はスカンジナビアン・タバコ・グループ(STG)が製造している「メローブリーズ」ブランドから「フルアロマティック」を吸っています。これを最初にレポートしたのは2012年1月の事でした。 この「メローブリーズ」シリーズには以前に「マイルドアロマティック」という銘柄もあったのですが、現在日本に入っているのはこの「フルアロマティック」だけになっているようです。御多分に漏れずSTGも製造銘柄の整理が進んでいて、元々余り目立つ存在ではなかった「メローブリーズ」シリーズも縮小になったという事なのでしょう。 ・・・何か、こういう縮小・撤退話を書くのも飽きて来ました。(苦笑) この煙草を最初に吸った時には、湿気が強過ぎて、火付きと火持ちに問題がありましたが、今回開けたパウチでは湿気が適正で、イージーに吸う事が出来ています。味については、バーレー葉のピリピリした刺激はあるものの、ミルク系のマッタリとした味付けとのバランスが悪くなく、これはこれで個性があって良いと思います。 個性を感じる銘柄は大事に残しておきたいですよね。 という事で、今回はこの辺で。[個性を感じる煙草ブログは此方 Click!]
2021.10.17
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前回に引き続き、ダン・タバコ(DTM)から50g丸缶入りとして出た本来パウチ入りの銘柄「ザモルトハウス」を吸い始めました。この煙草も、やはり丸缶は今回入荷分だけの限定品だそうです。 この煙草の初レポートは2012年8月で、以来、何度か吸って記事にしています。で、その度にかなり高い評価をしていて、缶物に匹敵する内容がある煙草だと書いて来ましたが、この度、遂に50g丸缶として発売されました。前回吸った「No.13」以上に缶入りが似合う煙草だと思います。 思えば、私がパイプ煙草を吸い始めた頃というのは、50gパウチ入りが1,200円前後で、そこから上が50g丸缶の価格帯という感じだったのですが、今では50gパウチで1,500円前後から2,000円手前、50g丸缶では一番安くて2,000円程度という感じにまでなってきました。ですから私の感覚では、今のパウチ入りの銘柄は全て缶入りになっていても全く抵抗を感じない価格です。 パウチ入りから缶入りへの変更という動きは、もしかすると他の銘柄でも今後起きるかも知れません。むしろ、こういう価格帯だと、缶入りにしないと逆に違和感が出てしまいそうです。 また、昔の50gパウチ入りの価格帯で売られているのは、今では40gパウチ入りの銘柄ですから、もしパウチ入りらしい低価格イメージ(ただし重量単価は同じ)で売りたいなら、50g入りから40g入りに変更するという流れもあり得るのではないでしょうか。実際、例えばJTのパイプ煙草では、以前は50gパウチ入りだったのが現在では40gパウチ入りになっているという銘柄もあります。値上がりで一人当たりの喫煙量も減って来ているでしょうから、1パックの小容量化も動きとしては当然です。小容量化は手巻きや紙巻の世界では随分前から起きています。 開封後の保管を考えると、パウチよりも缶の方が有利です。値上げで喫煙量が減って来るなら、1パックの消費により多くの日数を要するようになります。ですから、パウチ入りから缶入りに変更されるのは、歓迎されるべき事でしょう。 今後のメーカー側の動きに注目です。[注目の煙草ブログは此方 Click!]
2021.10.13
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今回吸っているダン・タバコ(DTM)の「No.13」については、最初にレポートしたのは2014年8月ですが、今年の6月にも吸って記事にしています。 その今年6月の記事では、DTMのパウチの袋は綺麗に開封し難く、出来が良くないので、丸缶入りにすれば良いかも知れないと書きました。そしたら、この度本当に50g丸缶入りで発売されました。しかもご丁寧な事に、日本語の警告表示がガッツリ印刷されたラベルが貼られています。海外向けの既存の丸缶入りに日本語警告シールだけ貼ったのではない、モノホンの日本向け仕様の丸缶です。この煙草は海外でもパウチ入りで売られているのが普通のようですから、その中で日本向け専用に丸缶入りが発売されるのは、本当に驚きです。 私の記事を見て丸缶化を実行したとはタイミング的に考えられないので、私が記事を書く前から計画されていたのでしょう。逆に私の記事が未発表の計画を言い当てたかのようで、何だかちょっと嬉しかったりします。(笑) とは言え、今回の丸缶入りは限定品扱いになっているそうなので、今回入荷分が売切れたら終了し、レギュラー品はパウチ入りのままという事になりそうです。この煙草には、丸缶で売られていても違和感のない美味しさがあるので、丸缶の方をレギュラー化して欲しい所ですが、コスト的には厳しいのかも知れません。でも、この煙草はパウチ入りでも今では1,800円超の定価になっている訳で、これはちょっと前までの丸缶の価格帯です。ですから、もう少し値上げして2,000円近くの定価にして丸缶化しても、大勢に影響はないのではないかと思ってしまいます。逆に、値上げしてでも丸缶化した方が、個数は売れるのではないでしょうか。 今回の丸缶入りの定価はパウチ入りと同じではありますが、パウチ入りをキープして、少しでも安く販売した方が売れるのか、それとも値上げしてでも丸缶化した方が売れるのか。採算的にどちらが有利なのかは、今回の限定丸缶入りの発売で、ある程度の答えが出るのでしょう。 今後の輸入元の判断に注目しましょう。[注目の煙草ブログは此方 Click!]
2021.10.10
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ここまでマックバレンの煙草を集中的に吸って来ましたが、今回の「バージニアフレイク」で取り合えず一段落させたいと思います。次からは先日購入した物の中から選んで行きます。という事で「バージニアフレイク」ですが、これを最初に吸ってレポートしたのは2015年4月でしたから、もう6年も前です。マックバレンの角缶のシリーズが日本に入ってきたのは、つい最近の事のように感じていましたが、実はもう6年以上も経っているんですね。「光陰矢の如し」とはこの事かと・・・。 今回の「バージニアフレイク」は勿論ストレート・バージニアのフレイクなのですが、マックバレンのストレート・バージニアと言えば「バージニア No.1」がまずは思い起こされます。あっちのカットはレディーラブド←ブロークンフレイクですから、元はフレイクの形態をしていたはずです。という事は、元々は「バージニアフレイク」だった煙草の切れ端とか解れた物とかを集めてパーッケージにしたのが「バージニア No.1」なのではないか・・・、そう考えてしまします。 けれども実際に吸ってみると、両者は明らかに違った喫味に仕上がっています。「バージニアフレイク」の方が熟成度が深く、味にまろやかさがあって、逆に「バージニア No.1」の方には少し青臭いような部分があります。カットの違いによる喫味の違いを超えた差があるように思えるのです。つまり、マックバレンは同じストレート・バージニアであるのに、異なる製造工程となっているフレイクを、少なくとも2種類以上は作っているという事になります。或いは、バージニア葉の産地や等級によってフレイクを作り分けているのかも知れません。製造工程にしろ原料葉タバコにしろ、最初から異なるフレイクを同じストレート・バージニアで作り分けているのだとすると、生産効率から考えて随分と大胆な事をしているなと感心してしまいます。同じ原材料を使って、少なくとも途中までは同じ製造工程にした方が、明らかに効率は良いはずです。 もしかしたら、同じ原材料を使いつつ、プレスして熟成する期間を長く取ったのが「バージニアフレイク」で、熟成期間を短くして多くの量を作っているのが「バージニア No.1」なのかも知れません。そういう作り方なら、生産効率の面から考えても納得出来ます。 いったいマックバレンはどのように二つの銘柄を作り分けているのでしょう。こういう事を考え始めると、夜も眠れません。・・・なんちゃって。(笑)[効率の良い煙草ブログは此方 Click!]
2021.10.06
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今吸っているのはマックバレンの「ネイビーフレイク」です。これを最初に吸ってレポートしたのは2015年3月の事でしたが、今見返すと缶のサイズとデザインが変わっています。以前は、先日吸った「バニラフレイク」と同じく、最も小さなタイプの角缶でした。 さて、今回の煙草の名前にある「ネイビー」という言葉は、パイプ煙草の銘柄名として良く使われています。「ネイビー」=「海軍」という事なのですが、何で海軍が煙草の名前として使われるのか、今回は少し調べてみました。 大航海時代の海軍船員達は、ラム酒に漬けて乾燥させたロープ煙草(バージニア葉)を常に携帯していて、都度ナイフで刻んではパイプで吸っていたそうです。ここから、バージニア・ストレートでラム酒着香のロープ煙草やコインカット煙草が海軍船員イメージの煙草として「ネイビー」と呼ばれるようになり、更に煙草の工業製品化に伴って、同様にラム酒漬けにされたバージニア葉をプレスして切り出したプラグカットやフレイクカットの煙草も「ネイビー」とされるようになって行ったとの事。更に、バージニア・ストレートだけでなく、ペリクや他の葉種入りとか、固形の圧縮系煙草だけでなく、普通のラフカット等の物もネイビーと呼ばれたりして、今ではもう何だか良く分からない混沌とした状態になっているようです。 実際、今回の「ネイビーフレイク」もラム酒着香のフレイクという部分は確かに「ネイビー」っぽいですが、葉組はバーレー葉をメインとしてキャベンディッシュとバージニア葉のブレンドになっていますから、この辺は「ネイビー」から離れて来ています。 こういう名前や種類・カテゴリーに対するイイ加減さは煙草業界の特性で、例えばシャンパーニュ地方産の発泡ワインだけを「シャンパン」と呼ぶというような決まりがあるワインの世界とは随分と違う所です。それが良い事なのか悪い事なのかは意見が分かれる所でしょう。ま、名前がどうあれ、吸ってみて美味しければどうでもいいっていうのが正直な所ですが。(笑) あと、日本に於いてはどうでしょう。少なくとも海軍とパイプ煙草とは必ずしもイメージ的に結びつく部分はないように感じます。でも、一度「マドロス(船員)」(オランダ語)という言葉を出して来ると、パイプを吸っているイメージが少々あります。ただ、それでも特定のブレンドとか喫味とかとは繋がって来ません。多分それは日本に於けるパイプ喫煙の歴史の浅さに由来するのでしょう。昔の日本では、殆どの庶民が好んでいた「煙管」だけが煙草の吸い方でしたから、業種・業態による煙草の種類の違いはありませんでした。ただし、煙管の持ち方には身分による違いがあったようですが。 ま、そんなこんなで・・・。(笑)[結びつく煙草ブログは此方 Click!]
2021.10.03
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マックバレンのフレイク物「オールドダークファイヤード」を吸い始めました。これを最初に吸ってレポートしたのは2015年4月の事でした。当時の記事を見返すと、缶のデザインが変わっている事に気付きます。警告表示の面積は増えていないようなので、単純なデザイン変更なのですが、最近は警告表示の面積を増やすためのデザイン変更が殆どなので、こういう普通の変更だと少しホッとします。 この煙草は「dark-fired」バーレーと「flue cured 」バージニアのブレンドなのだそうで、「dark-fired」が名前になっているくらいですから、そういうバーレーの味わいが個性となっている煙草という事になります。バーレーと言えば「バーレーキック」と呼ばれる独特の刺激や渋さが思い起こされますが、この煙草には渋さは微妙に感じられるものの、キックされるような刺激はありません。多分そこが「dark-fired」による効果なのでしょう。上手い事コクだけが残された感じです。 で、そこにバージニアの甘味が少し加わり、コクよりの絶妙なバランスをもった喫味に仕上がっています。ちょっと渋好みですが、美味しい煙草です。成程、マックバレンの「HH」シリーズの中ではトップクラスの人気を誇ると言われるだけはあります。 マックバレンの角缶フレイクのシリーズは、ほんの数年前から日本に入ってくるようになった比較的新しい銘柄ですが、この煙草も含めて、かなり高い完成度があります。また、角缶から丸缶に変わってしまうフレイク物が多い中で、未だに角缶を守っている稀有な煙草でもあります。 未だ試した事がない方は、ぜひ吸ってみて下さい。[稀有な煙草ブログは此方 Click!]
2021.09.29
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前回吸ったマックバレン「バニラクリーム」のカット違いの姉妹品的扱いになっている「バニラフレイク」を吸い始めました。缶には「vanilla cream Flake Cut」と表記してありますから、本当は「バニラクリーム・フレイク」と呼んだ方が適切なんでしょうが、何故か日本では輸入元・販売店ともに「バニラフレイク」と呼んでいます。 この煙草を最初に吸ってレポートしたのは2015年4月で、この煙草の日本での発売がその前年でした。一方、ルーズカット版の方は、2011年に初めて吸った時の段階で、既に発売から暫く経っていたと記憶しています。ですから、フレイク版はルーズカット版よりもだいぶ遅れて発売になった事になります。 前回ルーズカット版の記事でも書いた通り、ルーズカット版とフレイク版との製造工程上の関係性は良く分かりませんが、少なくとも着香の方向性が同じなのは吸い始めて直ぐに分かります。けれども、トータルの喫味として同じに感じるかと言えば、実はかなり違うように感じます。フレイク版の方が着香が薄いと言うか、浅いと言うか、着香のベースとなっている葉の元の味わいがより強く出ているように感じます。バニラ風味のお菓子的な部分が後退し、煙草感の方が前にあるとも言えます。着香内容は同じでしょうから、着香の仕方や、製造工程上の着香タイミングとかに違いがあるのかも知れませんし、単にカットの違いによって生じる喫味の違いの範疇なのかも知れません。とにかく、姉妹品として扱うのが適切なのかどうか疑わしくなる程の喫味の違いです。まぁ、販売価格もかなり違いますから、これぐらいの違いがあって当たり前ではあるのですが・・・。 それと、缶のタイプの話も少し。 この煙草の缶は、発売当初から変わらず、角缶の中でも最も小さなタイプになっています。以前は、ダンヒル「フレイク」とかエリンモア「フレイク」とかもこのサイズだったのですが、今では多分これだけになってしまいました。このサイズに善くも50gもの煙草が入るもんだと感心してしまいますが、持ち運びにも適していますし、私としては個人的に最も好きなタイプの缶です。この缶にみっちりとフレイクが詰まっている様子は、見ていてちょっと嬉しくなります。 今後も是非とも継続して欲しい缶です。 という事で。[継続して欲しい煙草ブログは此方 Click!]
2021.09.26
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今はマックバレンの「バニラクリーム」を吸っています。これを最初に吸ってレポートしたのは、2011年10月の事でした。名前の通りの甘~いバニラの着香煙草です。 この「バニラクリーム」を吸い終わったら、次は同社の「バニラフレイク」を吸う予定なのですが、どうやらこの二つはカット違いの姉妹品のようなのです。それを今更気付くというのもアレなんですが、何しろフレイクの方が発売されたのは随分と後だったので・・・。 「バニラクリーム」の方のパッケージには「VANILLA CREAM Loose Cut」と書かれています。一方「バニラフレイク」の方は「vanilla cream Flake Cut」と書かれています。大文字 or 小文字の違いとかはありますが(ただし以前のパウチは今の缶と同じように小文字表記でした)、凡そカット違いの同銘柄の体をなしています。しかも、パッケージデザインも、パウチと角缶の違いこそあれ、殆ど同じです。 「バニラクリーム」の方の葉を良く見てみると、ラフカットとリボンカット、それに細かく解されたフレイクの欠片のような物も混ざっています。ですから、これは「バニラフレイク」を良く解しただけ、或いは「バニラフレイク」で中途半端に余った葉を刻んだだけというような、先に「フレイク」ありきというパターンで作られた煙草ではないと思われます。「フレイク」の方が後からリリースされた銘柄ですし、「フレイク」が先に存在したという事はなさそうです。 それでは、「フレイク」の方が「バニラクリーム」の葉をカットする前に圧縮固形化して、そこから板状に切り出してフレイクにした物かと言えば、それも違うような気がします。何故なら「バニラクリーム」の方には、明らかに解されたフレイクの欠片がブレンドされているからです。フレイクの欠片が混ざっている葉を、改めて圧縮固形化してフレイクに加工するという工程は、ちょっと想像し難いと思います。フレイクを解してから改めて圧縮し直してフレイクにするなんて手間はかけていないでしょう。 このように、明らかに姉妹品扱いされているにも関わらず、これら二つの銘柄の製造工程上の関係性が良く分かりません。少なくとも着香内容のレシピは同じなのでしょうが・・・。 この事を考え始めると、夜も寝られません。・・・なんちゃって(笑)[明らかな煙草ブログは此方 Click!]
2021.09.22
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今回はマックバレンの「ラタキアフレイク」を吸っています。これを最初に吸ってレポートしたのは2015年7月の事でした。当時、フレイクカットのラタキアブレンドを吸ったのが、これが最初でした。 世間にラタキアブレンドのフレイク物は多くはありませんが、それでもサミュエル・ガーウィズ(SG)の「バルカンフレイク」のようなゴリゴリのラタキア腐敗臭漂う強烈ラタキアブレンドから、同じくSGの「ボシーフレイク」のように余りラタキアに支配させないブレンドまで、意外と様々なブレンドが存在します。そうした中で今回のマックバレン「ラタキアフレイク」は、比較的軽めで硬質な部類に属するラタキアブレンドになるかと思います。 こうしたブレンドなら、ラタキアに慣れない人でも比較的取っ付きやすく、そういう意味で初のラタキアブレンドのフレイク物として吸った当時の私はラッキーだったと思います。もしこれより先に前述の「バルカンフレイク」のようなゴリゴリのラタキア物フレイクを吸っていたら、吸い切るまで随分と苦労しただろう事が想像されます。(笑) そう考えると、少なくとも初心者の内は、銘柄毎に初めて吸って行く順番というのは意外に重要なのかも知れません。いきなり最初から強烈な銘柄にぶつかってしまうと、一缶を途中で捨ててしまったり、最悪はパイプ喫煙への道を諦めてしまいかねません。私の場合は、初のラタキア物だったダンヒル「MM965」や、初ロープ煙草だったSG「ブラックXX」とかは、一缶を吸い切るまでに何か月もかかっています。ですから、ラタキア物ならラットレーにあるようなラタキア感の希薄な銘柄から始めるべきでしたし、ロープ煙草でも強烈な「ブラックXX」よりマイルドな「ブラウン No.4」から始めていた方がスムーズに入って行けただろうにと思います。 初心者がどういう順番で各銘柄を吸って行くべきかについては、そういう議論を見た事がありません。パイプ喫煙人生に於いて初心者である期間というのは相対的に非常に短いですから、パイプ煙草に関する他の議論に比べて、初心者が吸って行くべき順番というのは取るに足らない事だと考えられているのでしょう。また、現役のパイプスモーカーの皆さんは、吸って行く順番に関する指針などない中で育って来てしまった方達ばかりですから、指針に必要性など感じないと思います。けれども、指針がなかったためにパイプ喫煙への道を諦めてしまった人というのは、それを声に出して訴えるという事はしませんから、意外に多いのかも知れないのに、その存在が見えて来ません。 今後、パイプ煙草の市場を守って行くためには、パイプ喫煙人口を保っていく必要があり、初心者を引き込んで育てて行くのは欠かす事の出来ない重要事項です。誰でも入門しやすいように道を整えておくのは先達の義務でしょう。 このブログでも、そういう事を意識した記事内容を今後検討して行きたいと思います。[先達の煙草ブログは此方 Click!]
2021.09.19
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今月分の煙草の買出しに行って来ました。購入したのは上の写真の通りです。 年末も見えて来ましたし、そろそろ過去の年末限定品でも吸おうかと思っていたのですが、予想に反して在庫が売れてしまっていて、買えた限定品は年末向けではない「スペシャルリザーブ」2銘柄となってしまいました。 それと、ダン・タバコのパウチ物銘柄が50g缶で発売になっていたので、それを2銘柄買っています。後は何となく吸いたくなったパウチが2銘柄です。 どれもレポート済みではありますが、入れ物違いの銘柄もありますし、まぁ何とか記事に出来ると思います。お楽しみに![煙草ブログは此方 Click!]
2021.09.15
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今回吸っているのはマックバレンの「ミクスチャー」です。この煙草を初めてレポートしたのは2013年8月でした。 前回吸った「バージニア No.1」と今回の「ミクスチャー」は価格も同じですし、どちらのカットもレディラブドがメインとなっていて、似ている部分が多いです。けれども「ミクスチャー」の方はバージニアだけでなく、バーレー、キャベンディッシュ、ケンタッキーがブレンドされているとの事で、その分だけ味に深みと豊かさがあります。 前回の「バージニア No.1」の記事では、その味を目当てに買って吸う事が殆どないというような事を書きましたが、今回の「ミクスチャー」に関しては、味を目当てに買う事も有り得ると思っています。こっちの方が私の好みに合います。でも、逆に味で勝負する事になるので、他に数多存在する美味しい煙草に紛れて、実際にこれまで吸った回数は「バージニア No.1」ほど多くはありません。「バージニア No.1」はパイプの慣らしに最適だという他にはない特性があるので、他では代替し難いという強みがあるのです。実は何度かパイプの慣らしで「ミクスチャー」を使った事があるのですが、やはりどうしても微妙に味がパイプに残ってしまって、「バージニア No.1」ほどニュートラルな慣らしは出来なかった記憶があります。ですから結局のところ、パイプの慣らしに使う煙草は「バージニア No.1」に戻ってしまいました。 ・・・この辺、美味しいと思う銘柄の方が吸う頻度が少なくなるとは、かなり皮肉な結果です。 美味しいかどうかとは別に、「これでないとダメなんだ」という特性を持っている方が強いという典型的な例だと思います。パイプ煙草の世界にも、そういう話がある訳です。[最適な煙草ブログは此方 Click!]
2021.09.12
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今回はマックバレンの「バージニア No.1」を吸っています。パイプの慣らし喫煙とそれでパウチに残った分を普通に吸うという以外で、この煙草をちゃんと一から開封して味を噛み締めながら吸うのは随分と久し振りなような気がします。因みに、この煙草を最初にレポートしたのは2011年9月だったのですが、その時既に3パック目の購入&喫煙となっていました。 非着香バージニア・ストレートの煙草としては価格的にも市場での流通量的にも最も入手しやすい銘柄ですから、現役パイプスモーカーなら誰しも一度は吸った事がある銘柄だと思います。常喫銘柄にしている方も多いのではないでしょうか。非着香でバージニアのみのブレンドなので、パイプに余計な味が付きませんし、且つ財布に優しい煙草ですから、パイプの慣らし喫煙には最適の煙草です。私もパイプの慣らしは殆どこの煙草で行います。逆に、普通に味わうために買う事があるかと聞かれると、私の場合はここ何年もそういう事がありませんでした。多分、いつでも直ぐに買って吸えるという安心感から、逆にわざわざ好んで買うという気持ちにならなかったのだと思います。 また、私がパイプの慣らし用として以外には積極的に吸って来なかった原因は、実はその喫味にもあります。ベーシックな喫味ではありますが、実際そんな言うほど美味しい煙草ではないと感じているのです。お米で言えば、味を追求したブランド米に押されて最近とんと見掛けなくなった標準米のような味わいとでも言いましょうか・・・。必要十分な味わいですが、わざわざ味を目当てに狙って買う程ではない、というのが私の評価です。 今まで数々の非着香バージニア・ストレートの煙草を吸って来ましたが、味わいの奥深さとかコクの豊かさといった部分で、「バージニア No.1」はやはり価格なりの出来でしかないと感じます。特に、熟成感がかなり浅く、ちょっと薬品的な青臭さがあって、それが夢中にさせない薄っぺらさを生んでいるように感じます。まぁ、そこがこの煙草の個性ではあるのですが。 また、逆にそういう底の浅さが、パイプに妙な癖を付けたくない慣らし喫煙の用途には非常に適しているとも言えます。 私はこれからもこの煙草を何度も買うと思いますが、それはパイプの慣らしを行う際ばかりで、味を目当てに吸いたくなって買うというパターンは今後も殆どないだろうと思います。 これが、今回久し振りに味わいながら吸った「バージニア No.1」への私の感想です。[夢中にさせる煙草ブログは此方 Click!]
2021.09.08
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今回はマックバレンの「セブンシーズ・ロイヤル」を吸っています。一連の「セブンシーズ」シリーズの最後になります。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2011年の12月でした。 この煙草も湿気がやや強く、やはりこれはシリーズ共通の特性のようです。ただ、この煙草は緩めに詰めてしまえば一応普通に吸える範疇の湿気だと思います。味としてはマイルドなバニラ&フルーツ系で、割りとオーソドックスな着香内容だと思います。個性的な部分が殆ど感じられないのは残念ですが、安くて小容量のパウチ物ですし、これはこれで安心して買えるので悪くないです。 マックバレンという会社は、これまでいくつかのパウチ物シリーズを販売してきましたが、その大半は既に廃止になっています。私が吸ってきた中では、「ベルベット」と「キューブ」のシリーズが完全になくなり、「チョイス」シリーズが残り1銘柄のみとなっています。一方、マックバレンの缶物は、割りと最近になって日本に入ってくるようになりました。多分今後は高級化路線を志向していかないと煙草会社は生き残れないかも知れないので、パウチ物から缶物への移行はこれからも続いて行くでしょう。ですから、「セブンシーズ」シリーズの余命もそれほど長くはないかも知れません。 でも、安くて買いやすいパウチ物パイプ煙草というのは、一般庶民のパイプスモーカーにとっては欠かせない存在ですし、市場規模を確保するのにも必要です。ですから「セブンシーズ」シリーズのような煙草は大事にして行きたいものです。[大事にしたい煙草ブログは此方 Click!]
2021.09.05
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今回はマックバレンの「セブンシーズ・チェリー」を吸っています。この煙草を最初に吸ってレポートしたのは2012年2月だったのですが、それが私の初チェリー着香煙草でした。その後色々なチェリー着香の煙草を試してみて改めて感じるのは、この「セブンシーズ・チェリー」はチェリー着香の中でも比較的マイルドで、違和感が少ないという事です。個人的にドギツいチェリー着香というのは、煙草のベーシックな味わいとは少し方向性が違っているように感じていて、強いチェリー着香には余り手を出したくなりません。そういう違和感が、この「セブンシーズ・チェリー」には少ないように感じます。 さて、マックバレンの「セブンシーズ」シリーズは、「レギュラー」「ロイヤル」「ゴールド」の3銘柄が先に日本に輸入され、今回の「チェリー」は後から日本向けラインアップに加えられた格好になっています。また、海外で販売されている同シリーズには「ブラック」という銘柄もあり、これは日本に入って来ていません。同じシリーズなのに、輸入されるタイミングが違ったり、そもそも輸入されない銘柄があったりするのは何故なのでしょう。 先に輸入された3銘柄は、比較的オーソドックスな着香内容で、割りと万人向けな喫味です。一方チェリー着香というのは、私もそうですが、煙草の着香としては違和感を覚える人が日本人には多いのかも知れません。実際、日本で販売されているチェリー着香の煙草は、かなりの少数派です。そうした事を輸入元が見て、チェリー着香を日本に入れるのを躊躇したのかも知れません。ただ、この煙草の場合、チェリーとしてはドギツくないので、日本人にも受け入れられるかも知れないと考え、後からラインアップに加えたと・・・。そんな風に私は想像しています。 それじゃあ日本に輸入されていない「ブラック」って、よほど日本人好みからかけ離れてるんだろうなと想像してしまいます。米国某情報サイトでは「Flavors of dark fruit and cream meld with Virginias and Burleys in this toasted Cavendish blend from Mac Baren. 7 Seas Black has a wonderful and complex aroma.」と説明されています。ダークな果物&クリームという事で、マッタリ系で重めの着香のようですから、そんなに特殊な喫味であるようには思えないのですが、どうなんでしょう。 で、この「ブラック」を輸入しないという判断は輸入元が下したものなんだと思いますが、そういうのもどうなんだろうと個人的には思います。それを積極的に買うかどうかはユーザー=市場が決めるべき事であって、試しに市場に出す事もなく輸入元が独自に判断してユーザーの選択肢を狭めてしまうというのは、今一つスッキリしない感があります。特に同じシリーズの銘柄で、輸入するしないに差があるというのは、余計に居心地が悪いです。 煙草もどんどん値上がりしている昨今、1パックの価格が安い「セブンシーズ」シリーズの需要は日本でも確実にあると思うのですが・・・。輸入元さん、ここは一つ「ブラック」も日本に入れてみてはいかがでしょう。少なくとも1個は私が買います。(笑)[独自の煙草ブログは此方 Click!]
2021.09.01
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マックバレンの「セブンシーズ・レギュラー」を吸っています。やっぱり40g入りだと消費が早くて、あと1ボウルで吸い切ってしまえそうです。 前回吸った「セブンシーズ・ゴールド」は湿気が強い煙草で、上手に吸うのが意外に難しいのですが、今回の「レギュラー」はそこまでではありません。湿気は強めではありますが、「ゴールド」程ではないので、まぁ、何とか普通に吸える範疇ではないかと思います。気持ち緩めに詰めて吸えば良いだけです。とは言え、パイプを始めたばかりの人が吸うには、やはり難易度は高めでしょうか。 味はちょっとビターなバニラミルクチョコレートです。見た目ではしっかりブラックキャベンディッシュがブレンドされているのですが、喫煙後半でもそのベースとなっているであろうバーレー葉の渋さは出て来ません。この辺はやはり欧州本土系の着香煙草で、バーレーの渋さが前に出がちになる米国系着香とは少し違う所です。 あと書いておくべきことは何だろう・・・。まぁ、マックバレンは今の所は比較的安定してパイプ煙草を供給してくれてますし、「セブンシーズ」シリーズも何事もなく常に店頭に並んでいます。こういう状態だと、ブログネタとしては面白くなりません。(笑) ま、それも悪い事ではないでしょう。逆に、願わくばこの安定状態が長く続いて欲しいとも感じます。 最近は、学生サークルの中に煙草クラブの類が幾つもあると聞きます。喫煙するのが当たり前だった私の学生時代にはなかった事です。当たり前ではなくなったために、逆に趣味として煙草を扱うサークルやクラブの類が出来てきたという、少々皮肉な現象です。・・・ですから、クラブの類が昔からあったパイプ煙草界隈というのは、相当昔からマイナーな存在になっていたという事でしょうか。 大昔はパイプ喫煙も当たり前だったのだろうと思いますが、日本パイプスモーカズクラブが第一回全日本パイプスモーキング選手権大会を東京で開催したのが1972年で、日本パイプクラブ連盟が設立されたのが1974年だそうですから、この辺りでは既にパイプ喫煙は日本でマイナーな存在になっていたのでしょう。でなければ、わざわざ仲間を探し集めてクラブの類を作ろうという気持ちにはならなかったでしょう。 パイプ煙草は、既にマイナーな分野になって久しいという訳です。[安定した煙草ブログは此方 Click!]
2021.08.29
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今回から暫くの間マックバレンの各銘柄を集中的に吸って行こうと思っています。最初は「セブンシーズ・ゴールド」です。実はこれ、私が人生で初めて買ったパイプ煙草3銘柄の内の一つでして、そういう事もあって最初に吸う事にしました。 マックバレンの「セブンシーズ」シリーズの現在の価格は、1パウチ40g入りで1,070円です。これは50gで換算すると1,338円ですから、酷く値上がりしてきた昨今のパイプ煙草の中では、かなり買いやすい価格設定になっています。このため初心者に推奨される事が多いようなのですが(実際、私の人生初パイプ煙草の一つとしてお店の人から推奨されました)、特に今回の「ゴールド」に関しては初心者は避けた方が良い煙草だと私は思っています。 何故なら、この煙草は湿気が非常に強く、パイプへの詰め方と吸い方にかなり気を使う必要があるからです。湿気が強く、葉が柔らかいので、いつもの感触でパイプに詰めると詰め過ぎになって、ドローが悪くなります。また、湿気を考慮して緩めに詰めても、燃え進みが遅く、煙の量が少ないので、ついつい強めにドローしてしまい、口の中が荒れやすいです。この辺のコントロールは難しく、特に初心者の場合は、上手く吸えないのが自分のテクニックのせいなのか、煙草のせいなのか分からず、シンドイ思いをすると思うのです。私もそうでした。 ですから、買いやすい価格=初心者向けという訳ではないのです。とは言え、パイプ煙草に慣れてくると、ついつい上の価格帯の銘柄に目が行きがちで、安いパウチ物には「安かろう悪かろう」で手を出さなくなったりします。まぁ、確かにこの「セブンシーズ」シリーズは、価格以上に美味しい煙草とは言い難い・・・。このため、誰に向けて「セブンシーズ」シリーズを推奨すれば良いのか、判断が難しい所です。 ・・・う~ん、吸い方が難しいけど価格は安いという事だと、財布がピンチの時の一般スモーカー向けという事になるでしょうか。・・・あれ? それって俺の事?(^^; (笑)[推奨される煙草ブログは此方 Click!]
2021.08.25
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ダン・タバコ(DTM)の「スイートバニラハニーデュー」を吸い始めました。「SWEET VANILLA HONEYDEW」を略して「S.V.H.」です。缶のラベルの半分以上を警告表示が占めるようになったので、煙草の名前の表記が略されてしまっています。表示の半分以上が共通の警告表示で、製品名が略式表記になるなんて、ラベルの機能としては逆だと思うんですが・・・。orz この煙草を最初に吸ってレポートしたのは、2012年10月の事でした。ほぼリボンカットに近い所まで良く解されたレディラブドの煙草で、初めて吸った当時はバニラより蜂蜜の方の香りを良く感じたのですが、今回の喫煙では蜂蜜よりバニラを強く感じます。ブレンドには黒い葉は含まれていないので、ブラックキャベンディッシュは入っておらず、バージニア葉に直接バニラ系の着香を施しているようです。因みに、米国某情報サイトによると、葉組はバージニア葉だけのようです。そのためか、ブラックキャベンディッシュのベースとして良く使われるバーレー葉特有の渋さやコクのない、ストレートで素直な味わいに仕上がっていると感じます。何の抵抗もなく美味しく吸える良い着香煙草だと思います。 DTMはドイツのメーカーですが、英国系を除く欧州本土系のメーカーには、バーレー葉を使わない、もしくはバーレー葉に強く主張させない着香煙草が多いように思います。対して米国系の煙草では、着香 or 非着香に関わらず、バーレー葉が前面に出て来ている銘柄が多いです。バーレー葉の使い方に欧州本土系と米国系の違いがある訳ですが、これは何に由来するのでしょう。 単に好みの問題だとしても、欧州からの移民で成り立っている米国と、その移民の出所である欧州とで、そんなに好みの違いが出るというのも不思議なものです。この辺の比較文化論的研究があれば読んでみたい気もします。 という事で、ここでDTMの集中喫煙を一旦終了し、そろそろ次のブランドに行こうと思います。次はマックバレンを吸う予定です。尤も、ここも銘柄数が多いブランドなので、多分全部は吸わないと思いますが・・・。で、まずは買いやすい「セブンシーズ」から行きます。お楽しみに。[素直な煙草ブログは此方 Click!]
2021.08.22
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