81歳のブログ

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2019.01.20
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この本の推薦者は出口治明さん、立命館アジア太平洋大学学長ですが、私は寡聞にして存じませんでした。出口さんの推薦した3冊は、このウンベルト・エーコ著「バウドリーノ」のほかに、半藤一利「昭和史」、小坂井敏昌「社会心理学講義」です。

さて、「バウドリーノ」の推薦文は「名著の条件は、まず面白いということだ。碩学の著者には他にも「薔薇の名前」や「プラハの墓地」などの傑作があり、どれを選ぶかは大いに迷ったところであるが・・・」。

この推薦文にひかれて読んだ。岩波文庫(上)(下)920+税、2冊ですから約2,000円です。

さて、読出しはさっぱり面白くもないし、何が何だか分からない。でも、とにかく読んでしまいました。

お話は12世紀のイタリア、田舎に生まれた男の子バウドリーノ、言語を覚える天才的な才能があり、外国語をしゃべるのを傍で聞いているとしばらくすれば自分がしゃべれるようになる。この子が時の皇帝フリードリッヒ大王と偶然出会い、気に入られて養子になる。そして、いろいろあってフリードリヒの十字軍に参加、エルサレムまで旅する。さらにインドまで旅をする、さまざまの遭遇の後、コンスタンチノープルに戻る。その時、コンスタンチノープルは十字軍により侵略されて火の海。そこで巡り合ったビザンツ帝国の宮廷高官で歴史家のニケタスに自分の生い立ちから現在までのことを話をする・・・という設定で、その話が書かれている。

壮大なお話なのだが、私の感想の一つは古代キリスト教が分からないとこの本の物語は十分に理解できないと言うこと。一方、12世紀の世界がどんなだったか?ローマ皇帝はいるけど、ローマの都市ミラノ、ジュネーブ、ヴェニスなどは必ずしも皇帝に従っていなかったことが分かる。学校で勉強した世界史では全く知らない世界が展開する。

この本の内容は当時の世界を背景にしているけど、全く架空の話もたくさんある。途中作り話の部分は飛ばしたけれど、一通り読んで、もう一度初めから読み始めたら、最初にチンプンカンプンだった導入部が理解できた。

多分、何回読んでも新しいことが出てくる本だと思った。ある意味名著であることに同意。 そして、10回読んでも、次に読むとまた新しいことが出てくる本だと思った。

私は今80歳だが、100歳まで生きたら、暇に空かせてまた読むかな???





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最終更新日  2019.01.20 09:36:03
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