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県内の美術館でやっている展覧会を観てきた。『戦後日本版画の展開ー照沼コレクションを中心に』以前、同じ美術館でサブタイトルにある「照沼コレクション」の一部である清宮質文の展覧会を観て非常に良かったので。今回は版画というくくりで、清宮質文だけでなく靉嘔、棟方志功、駒井哲郎、浜田知明、横尾忠則といった多くのアーティストの作品を一気に観ることができた。ひとくちに版画といっても木版画、メゾチント、シルクスクリーンなど様々な手法があるため、ヴァラエティに富んだ内容となっており作品も200点近くあったので、久しぶりの展覧会を堪能した。
2023/01/24
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地元の図書館で版画展をやっていたので観に行った。『木版画絵本 原画展 ヤマネコ毛布』山福朱実という人の版画で、展示されていた作品はどれもかわいかった。もとの絵本を読んでみたいと思ったけれど、なぜか見あたらなくて残念…。「としょかんの旅2022」と銘打った企画なのに、ここの図書館には置いていないのだろうか?
2022/09/25
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祝日だからというわけではないが、紅葉でも眺めようかと車で出かけて、昼食を取った後、その界隈を散策、美術館の前を通り過ぎようとしたら、ちょうど今日から始まった美術展が、たまたま元いた職場の関係でちょっと知っている方の個展だったので、せっかくだから拝見した。『後藤雅宣展〜形から重色まで』幾何学的な図形をカラフルに構成していて、とにかく全作品すばらしかった。どうすばらしいのかうまく説明できないが、色の重なり具合?は感覚的ではなく、計算されたものだとのこと。撮影可だったので、いくつか撮らせていただいた画像を載せておく。
2021/11/23
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地元の歴史館で『絹本著色十六羅漢像複製公開展』をやっていたので、観に行った。詳しいことは全然知らなかったが、十六羅漢それぞれに、キャラ設定的な説明が添えられていて、里見八犬伝とか真田十勇士とかサイボーグ009とか、そういうのを思い出した。また、今までちゃんと観たことのなかった常設展では、自分が住んでいる地域の歴史などが分かって、とても興味深かった。たまにはこういった地元のものをチェックするべきだな。
2021/10/19
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コロナのせいで、ずっと行けていなかったが、本当に久しぶりに美術展に行ってきた。『ピピロッティ・リスト:Your Eyes Is My Islandーあなたの眼はわたしの島ー』現代美術の女性アーティストで、主に映像とインスタレーション。極彩色というのか、とにかくカラフルな作品が多い。シリアスではなく、軽やかで、そこはかとなくユーモアのセンスが感じられて、なかなかイイと思った。
2021/09/26
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県内でやっている『安斎肇 えとえのえほん展』を観に行った。安斎さんといえば、まず『タモリ倶楽部』の「空耳アワー」の人であるとともに、みうらじゅんさんや山田五郎さんの番組でもしゅっちゅう話題に上がるようなサブカル系の交友関係があり、本業がイラストレイターだということも、もちろんよく知っていて、これまでいろんなとこで、落書きに毛の生えたような絵を見てきたわけで、だから今回は、ちゃんと個展ということではあるんだけど、一般的な、画力といった側面で語ることはあまり意味をなさないという認識で、その作品の持つ魅力を堪能した。もうホントにポップで、描かれているキャラクターが、いちいちかわいくて、 見ていてしあわせな気分になる。 展示の後半には、大きな壁画みたいなのもあったり、オブジェもあったりして、わりとヴァラエティに富んでいながら、どれもこれも安斎ワールドだった。こーゆー才能ってたぶん唯一無二のものだと感じる一方で、ムリヤリこじつけるなら、ホアン・ミロにに匹敵するのではないかと思ったりもする。
2020/08/25
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県内でやっている『夢と幻想の画家 エドワード・バーン=ジョーンズ フラワーブック』を観に行った。例えば「眠り姫」〜!、みたいな圧倒される感じじゃないものの、花をモチーフにした小品ばかりわりとたくさんあって、これはこれで物量作戦で、そこそこ見応えがあった感じ。小さいってだけで、描いてる世界は同じテイストだし。大きさ的にショップでポストカードとか売ってそうだったけど、なぜかそーゆーのは無かった。
2020/01/25
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県内でやっている『江口寿史 イラストレーション展 彼女』を観に行った。元々かわいい女の子を描く人だったが、タイトルにあるように女の子のイラストに特化した展覧会。撮影可だったので、遠慮なくいっぱい撮ったから、実際の作品の一部を載せちゃう。かわいい女の子がずらっと並んで圧巻なコーナー。個人的に萌える野球系。実物大のパネルもあって。ホントにかわいい女の子のイラストばっかりで、夢のような空間だった。
2019/09/01
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県内でやっているのになかなか観に行けなかった『手塚治虫展』。グズグズしてたら夏休みも終わってしまうので、思い切って行ってきた。こどもの頃にマンガで読んだりテレビアニメで観たりしていた名作の数々の生原稿が観られた。一部、撮影可のコーナーがあったので、何枚か撮ってきた。ところで、「スター・システム」についてはなんとなく知っていたのだが、今回、キャラごとにギャラまできっちり決めたリストが展示されていて、おもしろかった。あと、なぜうちの県でやったか謎だったのだが、ちゃんとゆかりがあったことを今回初めて知った。
2019/08/18
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平日の午後に仕事を早退して『メスキータ』展を観に行った。エッシャーの師匠的な人という扱いで、いくつかエッシャー展で観ていたのだが、版画が主戦場?ということもあり、黒と白のコントラストがスゴくて、思いっきり好み。私がしょーもない感想を述べるより、途中で撮影可のコーナーにあった画像を挙げた方が魅力がストレイトに伝わるかな。ホントにサイコー!強行軍で観に来て良かった。
2019/08/07
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デュシャン展とのセット券を買って『快慶・定慶のみほとけ』展も観た。仏像に関しては完全に門外漢なので、特にあれこれとコメントする知識を持ち合わせていないが、それぞれすばらしいのは自分なりに感じた。最後のだけ撮影してイイことになっていたので、せっかくだから撮った。いろいろある中で、釈迦の弟子たちの像はなんか妙にリアルで、十人それぞれキャラが立っていておもしろかったな。デュシャンとはミスマッチかもしれないけど、ハシゴして良かった。
2018/11/13
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県民の日に先日の休日出勤の代休を取って久しぶりに都内に出て、フェルメールやムンクもやっている中、『マルセル・デュシャンと日本美術』を観ることにした。印象派やフォーヴィスム的な絵もちゃんと描けちゃう人で、そういった作品もかなり良かったが、やっぱり代表作「泉」とか「大ガラス」とかのインパクトはスゴい。あと、一連のローズ・セラヴィものやチェス関連も興味深かった。で、最後の「遺作」でエロ炸裂!タイトルから、もし展示の半分くらいがこじつけの日本美術だったらどうしようと若干不安だったが、九割方デュシャンだったので良かった。
2018/11/13
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休日出勤の代休で平日休みだったので『ミケランジェロと理想の身体』展を観に行った。 ミケランジェロと言えば、元ロッテの故伊良部の発言がツボにハマっている私としてはテンションが上がったのだが…、 「ミケランジェロ」と銘打っていながら、本人の作品は2点だけで、どっちかつーとミケランジェロにこじつけた「理想の体」がメイン。しかも女体ではなく男性の。 本人の作品はかなりレアなもののようだが、それ以上にヴィンチェンツォ・デ・ロッシ版「ラオコーン」のインパクトがなかなかだった。失われた右手の先の独自の解釈がよりねじれ感を強調していて。 で、後半はミケランジェロをモチーフにした絵や像等々。 そんな感じで、ミケランジェロフェスというか、ミケランジェロトリビュート的な展覧会でおもしろかった。
2018/07/25
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県内の美術館で、うちの県にゆかりのある版画家の『生誕100年 清宮質文 あの夕日の彼方へ』が始まったので、家族で観に行った。 そこはかとなく幻想的な心象風景を描き出し、 それがなんとも言えない郷愁を誘い、 こわれてしまいそうな儚さが、しみじみ〜と沁みてくる。 解説にあった本人のことばの中に、 何ヶ所か音楽になぞられた表現があったが、 実際に音楽(具体的にどういうジャンルということではなく)が聴こえてきそうな気がした。 基本的には、何枚も版木を重ねた多色刷りの版画が中心だが、 ガラス絵の作品もあって、それも独特のタッチで良かった。 一つ一つの作品は小さいのだが、点数は非常に多く、 思ったより見応えがあった。
2018/03/24
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そぼ降る雨の中「ほとけを支える」展を観に行った。 タイトルのとおり、仏メインではなく、 例えば、台座となる蓮の花や、獅子、象といった動物や、雲などなど、 通常はあまりスポットを当てない部分にこだわった企画展で、 なかなかおもしろかった。
2017/10/21
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『アルチンボルド展』を見に行ってきた。 以前「だまし絵」をテーマにした展覧会で1〜2枚展示されていたのを見たことはあったが、 この人メインでこんなに一度に見られるのは初めてかも。 植物や動物などを組み合わせて巧妙に構成された作品が多いので、 ホントは1枚1枚じっくり見たいところだったが、 想像以上に人が多かったので、そうもいかなかった。 それでも、高校時代にカンサスのアルバムのLPのジャケットで知った作品の現物を目の当たりにして、少なからず感動したし、 どの作品も実におもしろかった。 本人の作品の他に、影響を受けた同系統のものも何枚かあったが、 やっぱり本人の作品が最も完成度が高かったように思う。
2017/09/09
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お盆休みの最後に家族で展覧会を見に行った。 『ベルギー 奇想の系譜』展 サブタイトルに「ボスからマグリット、ヤン・ファーブルまで」とあるように、 へんてこな絵を描く人の作品をちょっとずつ集めたオムニバス形式。 序盤、ボスはやっぱり細かいところまでおもしろくて、ずっと見ていても全然飽きない。 ブリューゲルについても然り。 時代が下って、ロップス、クノップフ、アンソール、 さらに下ってデルヴォー、マグリットなどなど…、 あとからあとからそれぞれ魅力がある作品が続いて、 一気に見ちゃうのがお得なようなもったいないような。 この中の誰か一人の画家の作品ばかりを、単独の展覧会でじっくり見たい気にもなる。
2017/08/16
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休日出勤の振り替えで「オルセーのナビ派展」を見に行ってきた。 ポール・セリュジエ、モーリス・ドニ、ピエール・ボナール、エドゥアール・ヴュイヤール、そしてフェリックス・ヴァロットンと、 この一派に属する代表的な画家たちの、それぞれの魅力的な作品が一気に見られて、 なかなか良かった。
2017/05/15
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GWの2日目、今日は家族で『ウォルター・クレインの本の仕事』を見に行ってきた。 版画で安価な絵本を出した画家で、ウィリアム・モリスとも関係が深かったらしい。 作品のほとんどがこども向けということで、基本かわいい。 1ページ、1ページがコンパクトで、その分作品点数はたくさんあり、わりと見ごたえがあった。 なんと言うか、非常に英国的な雰囲気がたまらない。
2017/04/30
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先日のミュシャに続いて、今日は『シャセリオー展』を見に行った。 全然知らない画家だったが、先に長女が見に行って買って来た図録の表紙を見たらわりと良さそうだったので。 展覧会のサブタイトルによると「19世紀フランス・ロマン主義の異才」だとのこと。 最初に展示されていた自画像からして確かな画力が発揮されていたが、それが15~6歳の頃の作だったので、いかにも早熟だなぁと。 ところが早熟の天才は早死にすることが往々にしてあるもので、この人の場合も然り。37 歳で夭折していた。 肖像画や神話を題材にしたものなどどれもすばらしかった。 例の図録の表紙の「カバリュス嬢の肖像」はやっぱり白眉で、個人的には他に「コンスタンティーヌのユダヤ人女性」の眼差しにもやられた。 本人の作品点数は必ずしも多いとは言えないものの、同時代の画家や、影響を感じさせるフォロワーの作品もあって興味深い。 なにより、日曜日なのに空いていてゆっくりガッツリ見られたのが良かったかな。 その意味ではミュシャと全然違った。
2017/04/16
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海外出張の振り替えで『ミュシャ展』を見に行った。 駅からの通路を上がっていくと平日にも関わらず混んでいて、チケットを買うまでなんと50分待ち。長蛇の列に並んでやっと入場できた。 中に入ると思い切って広くスペースが取ってあり、超巨大なミュシャの油絵が全方向に展示されていた。 これがあまりにも壮観で、言葉を失うと言うより、ひたすら「スゲェ!スゲェ!」としか言えなくなった。 ミュシャと言えば一連のイラスト風のポスターのイメージが強く、これまで何度かそういった作品中心の展覧会は見ていたが、 こんなにデカいのを一気に見たことはなかったので、ホントに衝撃を受けた。 もちろんただデカいだけじゃなくて、レイアウトがいちいちスゴい。マジで完璧な構成力。 その多くが、自身のルーツであるスラブ系の民族の歴史を描き切った大作だそうで、魂込めてる感じがひしひしと伝わって来る。 こういう言い方をすると語弊がありそうだが、敢えて言おう。 ミュシャを見直した。 そんな、ひと味もふた味も違うミュシャ展だった。
2017/03/29
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『クラーナハ展ー500年後の誘惑』を見に行った。 この画家メインの展覧会って今までやったことあったのだろうか? 恥ずかしながら詳しいことは知らない状態だったが、 ルネサンス期に受注生産で肖像画などをドンドン描いていた人らしい。 なんでも仕上げる速さがスゴいとのこと。 全体のバランスとか、テクニック的に決して秀でているわけではないのに、 裸婦のなまめかしさは特筆すべきものがあって、 ピカソやデュシャンあたりはかなりインスパイアされたようだ。 この他に、常設展の中で開催されている『モーリス・ドニの素描展』も見られて、得した気分。
2016/12/18
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仕事が一段落し、梅雨も明けたので、午後休みを取って都内に出て、 個人的にちょっとフライングでゲリラな夏休み企画。 東京理科大学近代科学資料館で特別展示『「坊っちゃん」とその時代』を見た。 サブタイトルにある通り「明治期の科学者と夏目漱石の交友を探る」展示だった。 一瞬、漱石と理系は結びつかなかったが、 『坊っちゃん』の主人公はこの大学の前身「東京物理学校」を出た数学の先生という設定だったし、 『三四郎』の野々宮さんも理科の実験していたんだった。 で、展示を見ていくと、漱石はこの大学の創設者などと親交があったということだった。 大体、漱石門下生の寺田寅彦からして、相当な物理学舎だったし。 ついでに見た常設展の方も古い計算機(コンピューター)などがいろいろ見られて、 あと、秋山仁先生企画の「数学体験コーナー」もかなりおもしろかった。
2016/07/29
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県内の美術館で「無限迷宮への夢 エッシャーの世界」をやっていたので見てきた。 エッシャー展は今まで何度か見ているが、 今回は師匠にあたるメスキータの作品や、 初期の風景画や、 他にも代表作「滝」や「深み」の秀作などいろいろあって、 とても興味深かった。 それにしても、この美術館にしては人が多かったなぁ。 エッシャーってこんなに人気あるんだ。
2016/06/26
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最近、縁あって知り合った(身内になった)工芸家の畠山耕治さんの個展「青銅の景色」を見に行った。 あいにくご本人は既に地元に帰られていたが、家族で拝見した。 シンプルな形状の容器に、抽象的な模様を腐食させた作品は、 詳しいことは一切分からないが、 感覚的に非常に私の好みだった。
2016/06/04
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3連休の最後に県内でやっている美術展を見に行った。 『鴨居玲 死を見つめる男』 そんなに詳しくはないが、自画像に見覚えがあるような気がしてて…、 そしたら、おんなじような角度で何度も何度も自画像を描いている人だった。 その自画像も含め、やたらと重苦しい作風で、 プロフィールを見たら、作風に行き詰まったり、体調も崩したりして、自死してしまっていた。 でも、そんな末路とは関係なく、ただならぬ感じに圧倒された。
2016/05/05
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GW中盤、都内に写真展を見に行った。 『ライアン・マッギンレー BODY LOUD!』 大自然の中に裸の人がいる作品がいろいろあって、寒そうだったり痛そうだったり。 あと、壁一面にポートレートが敷き詰められている展示は圧巻だった。 モデルがほとんど今時のアメリカの若いもんだからか、タトゥーとかピアスとかしてる人が多かった。 ついでに同じ場所でやっていた『タナカヤスオ』展も見た。 全然知らない人だったが、モノトーンの抽象画で、かなり好みの作風だった。
2016/05/03
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平日の午後休みをとって『英国の夢 ラファエル前派展』を見に行った。 ラファエル前派は日本で変な人気があってしょっちゅうやるので、何度も見ているが、 今さら改めてちゃんと理解したのは、 厳密な意味でのラファエル前派というのはほんの数人で、しかも意外と短期間だったということ。 つーことは、今までラファエル前派として見ていた画家の中の何人かは後追いの復興派だったりして、 時代的にはモッズとネオモッズ以上の開きがあったという妻の秀逸な例えで、イメージしやすかった。 まぁ、同じ嗜好なんだから時代が多少違ってもアリかなと。 で、今回特にハマったのは、エレノア・フォーテスク=ブリックデールの作品。 描かれたのは相当マニアックなシチュエイションだが、 個人的には萌えた。
2016/02/26
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次女のグループ展を見に行くついでに、別の展覧会も見た。 『風景画の誕生』 タイトルの通り風景画の起源を辿るコンセプトで、 モロに風景だけではなく、宗教画で窓の外の景色がかなりしっかり描かれている作品辺りから展示されていて、なかなかおもしろかった。
2015/10/28
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平日の午後に休みをとって、次女が出品しているグループ展を見に行った。 『Mix Up! Vol.16』 何人かの方々が集まって、写真や切り絵、ペン画など様々な作品を持ち寄って展示するヴァラエティに富んだ展覧会で、ちょっとしたフェス感覚で楽しめる。 Vol.16とあるので、毎年恒例のイヴェントのようだ。 そこに今回はありがたいことにうちの次女も絵(というかイラスト)を出品させていただいた。 中心となっている方が相当な洋楽通で、そもそもはそっちのイヴェント繋がりらしい。 今後ともよろしくお願いいたします。
2015/10/28
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休日出勤の代休だったので都内に『エリック・サティとその時代展』を観に行った。 サティという人は本人のキャラやその音楽が独特の魅力に溢れているのはもちろん、その周辺の交友関係もとても興味深いのだが、この展覧会はまさにそういう内容でおもしろかった。 モニターで映し出されていた「パラード」の舞台、ちゃんと通して見たいな。
2015/07/28
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シティボーイズの舞台の前に、マグリット展を観た。 ヴァラエティに富んでいるが、いくつか得意のパターンや、定番のモチーフがあって、 空に雲とか、鈴とか、チェスの駒?とか、多くの作品に用いられていて、 で、それが絶妙に構成されてる。 あと、何枚かピンク・フロイドのアルバムジャケット、と言うか、つまりヒプノシス(ストーム・トーガソン)を彷彿とさせる作品があったが、それって当然、逆! シュルレアリスムには大いに惹かれるものがあるので、これまでも何度かそれ系の展覧会に足を運んで来たが、マグリットだけこんなにガッツリ観たのは初めてだった。 いやはや、もう、どの作品もいちいちおもしろかった。
2015/06/28
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午後から休みをとって『幻想絶佳:アール・デコと古典主義』を見に行った。 この美術館はもともと建物自体が展示物として成立しているが、今回はその内装を手がけたアンリ・ラパンに関連して古典主義のアール・デコ作家の作品を集めたらしい。 そんなわけで、展示品だけでなく、壁紙とかガラスなどもいちいちすばらしかった。
2015/04/03
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もっと前に行こうと思っていたのに突発的な家の事情で行けず、ほとんど諦めかけていたのだが、 日曜日に休日出勤した代休というラストチャンスが巡ってきて、今度こそ行けた。 『ジョルジョ・デ・キリコ—変遷と回帰』展 ちゃんとした知識がなかったので、ザックリとシュルレアリスム系の人と思っちゃっていたが厳密にはあの一派ではなく、むしろそれらに影響を与えたくらいの人だったらしい。 「吟遊詩人」とセルフリメイクの「吟遊詩人」が並んでいたり、「不安を与えるミューズたち」の絵のそばにブロンズの3D「不安を与えるミューズたち」があったりと、展示もいろんな点でおもしろかった。
2014/12/19
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3連休の初日『チューリヒ美術館展』に行ってきた。 モネ、ゴッホ、ピカソといった超メジャーから、モンドリアン、ミロ、カンディンスキーあたりの大好きな画家、あとよく知らないセガンティーニ、ヴァロットン、ココシュカといった人まで、各1、2点ずつではあるが、いろいろ見られておもしろかった。 特にモンドリアンのコンポジションは、すべての絵画の中で一番好きと言ってもイイくらいの個人的神作品なので異常にテンションが上がり、グッズコーナーでもそれをあしらった物をいくつか買った。 ただ、以前この柄のネクタイやマグカップを売っているミュージアムショップがあったが、今回はそれはなかった。残念。
2014/10/11
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家族で県内の美術館に『生誕100周年記念 中原淳一展』を見に行ってきた。 私自身は全然詳しくないのだが、うちの母や娘が特に好きだということで。 女性雑誌の表紙やら、服のデザインやら、ライフスタイルの新提案やら、 陳腐な言い方しか思いつかないのだが、ハイカラとかモダンとか、とにかくオシャレ。 活躍した時代を考えるとこのセンスは驚異的だと思う。 最後に、本人が弟子らに教材として使ったという(本人の描いた輪郭線を元に、自由に服をデザインできる)ワークシートが置いてあって、ちょっとした体験コーナーになっていたので、せっかくだから娘と一緒に描いてみた。 女の子の服のデザインなんて無理なので、結局マリーンズに。
2014/06/21
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久しぶりに家族全員揃って休日だったので、都内に出て美術館をハシゴした。 まず、RPGで『ラファエル前派展』。 昔からこの周辺の画家を妻が大好きだったおかげで、私も長年見る機会に恵まれていたものの、 ただ絵だけを見ていたため、恥ずかしいことにそれぞれの画家たちについてはほとんど分かっていなかった。 それが今回は、むしろそういった点(悪く言えば下世話な人間関係)に異常に力を入れて解説しており、特にモデルの女性も絡めた人物相関図を壁一面に表示したフロアまであったのはおもしろかった。 こんな感じ↓ その後NJBに移動し『ザ・ビューティフル』。 で、また当然「ラファエル前派」が続々登場。 その上さらに、建築やら家具やらビアズリーの例の挿絵やらいろいろなものが展示されていて、こっちはこっちでまた違ったおもしろさがあった。 いつもならこの後ディスクユニオンを冷やかすところだが、足が疲れた上に図録が重かったので、珍しくおとなしく帰った。
2014/03/08
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『国宝みうらじゅん いやげ物展』に行ってきた。 いやげ物の中にも細分化されたカテゴリーがあり、例えば変な掛け軸「ヘンジク」や、カスみたいな絵葉書「カスハガ」などなど、コーナーに分かれて展示されていて、どれも確かにお土産でもらってしまったらいや〜な感じになる微妙な物ばっかり。 そんな物をよくぞこれだけ集めたなと。 ちなみに入場者は上述の「カスハガ」が1枚もらえるが、うちは家族で行ったので以下の通り4枚。 マジいらねぇ〜!
2014/01/26
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先日友人から美術展のタダ券をもらったので、全然知らない人だったが、せっかくだから観に行った。 『ダレン・アーモンド|追考』 表現形態は独特の風景写真や数字をバラしたアクリル画、ヴィデオインスタレーションと多岐に渡っているが、どれもいかにも”現代アート”って感じだった。 特にインスタレーションがたくさんあって、インドの階段式井戸から水が流れているのを延々撮った環境ヴィデオ的なものや、炭坑で働いていた父親にインタビューし、それを脇で聞いている母親の表情も別画面で併せて写すドキュメンタリー映像など、ヴァラエティに富んでいた。 惜しむらくは、こういった現代アートに感じられることの多い”おもしろい部分”が希薄だったこと。 また、関連企画『再/生』で小瀬村真美、志賀理江子という日本人の映像作品、さらに別室でやっていた『クリテリオム88 佐藤志保』の写真も観ることができた。
2014/01/25
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見たい映画が4時からなので、その前に展覧会を見た。 『植田正治とジャック・アンリ・ラルティーグー写真で遊ぶー』 植田正治は生誕100年ということで東京のステーションギャラリーでもやっているが、今日は場所の関係でこっちを見た。 どちらもサブタイトルからも伺えるように楽しい作品が多い。 前者が家族を並ばせたりして撮った一連の作品など、どことなくヒプノシスのストーム・トーガソンを思い起こさせるものも。もしかしたら逆なのかな? 後者もまた家族や友人を被写体にしているが、基本的に日常生活を切り取ったもので、これがけっこうふざけていたりしていちいちおもしろい。
2013/11/30
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平日に休みをとって、知り合いの妹尾一朗さんの個展「空想の博物誌」に行ってきた。 サブタイトルに「アルタクローネ島の奇妙な生き物たち」とあるように、架空の島に生息する生き物を創造していて、 それが造形だけでなく、分類や習性などにまで及んでいるのがおもしろい! もちろん絵自体も独特の幻想的な雰囲気で、そこはかとなくサイケデリックだったり、微妙に和のテイストが感じられたり。 単体で描かれたものばかりでなく、いくつかの生き物が組合わさって構成されている絵もあって、それがまた絶妙。 一通り拝見した後、しばしお話させていただいてから会場を出た。
2013/11/26
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『モローとルオー』展を見た。 師匠と弟子ということで、 そんなに作風が似ているとは思わないが、 確かに色使い等で近い部分があるかも。 似てる似てないとかは別にして、モローが相当ルオーを評価している点が随所で見られてほほえましかった。 あと、書簡のやりとりも。
2013/11/04
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3連休の初日に3つの展覧会をハシゴした。 まず、『ターナー展』。 ターナーと言えば風景画。風景画にこれだけ特別な崇高さを込められるのもスゴい。 大きな油絵はもちろん圧倒的だが、詩集の挿絵のちょっとした風景画まで良かった。 そんなわけで9割風景画。あとの1割も、何となく風景画のように見えなくもない抽象的な色彩の習作。 次に、友人と合流して今日のメイン、『乙幡脳リアル博覧会with消しゴムはんこ』へ。 季刊レポで知って親子で大ファンになったライターさんの個展。 いちいち爆笑しながらツッコミたくなるおもしろ作品ばっかり。どんな作品か説明するのは野暮なので敢えてノーコメント。 この人、もはやライターと言うよりクリエイター、もしくはアーティストと言っても差し支えないのではないか。ご本人は「めっそうもない」的なスタンスをとりそうだが。 そのご本人が会場にいらっしゃったので、ちょっと前に出た本を購入して次女宛にサインまでいただいてしまった。親子で感激。 最後に、友人が教えてくれた渋〜い展覧会『旗本御家人III お仕事いろいろ』。 江戸時代のさまざまな職業を、公文書を通して紹介していくという企画。 今日3つ目の展覧会だしちょっと疲れてもいたので軽く流して観ようと思っていたのだが、大奥のこと、医者のこと、切腹のことなどなど、想像以上におもしろくて、ところどころではあるがガッツリ説明文を読み込んでしまった。 と、いろいろ違ったタイプのもの見た後、家族と別れ、友人と今週もまたKSJで飲んで帰った。 そんなわけで、盛りだくさんの充実した1日だった。
2013/10/12
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次女が小さい頃から大好きなこともあって意を決して『深海』を見に行ったが、ダイオウイカブームのせいで50分待ちだったので、ドン引きしてやめた。それが我が家の方針だ。 とは言え、家族全員で都内に出てきたので、急遽『色を見る、色を楽しむ。ールドンの『夢想』、マティスの『ジャズ』…』を見ることにした。 単なるコレクション展とはせず(後付けで?)表題のとおり、いろんな画家たちの使った色に注目させるコンセプトを打ち出していた。 で、マティスはそのあたりがハマっていたが、ルドンは黒なのでちょっと異質。 追悼ということで併設されていた『ザオ・ウーキー』展も相当色彩が美しかった。全然知らない画家だったけど。 昼食後、勢いでハシゴして『大野麥風展』も見た。 『深海』の代わりに海つながりというわけではなく元々見たかった展覧会だったが、想像以上に見事だった。これが版画だというのがいよいよスゴい。 その上、一緒に展示されていた杉浦千里の作品にもほれぼれした。こっちはアクリルだというので、またまた驚いた。元円谷プロらしい。 そんなわけで、『深海』は断念したものの、良いのを二つ見られてむしろ良かった。
2013/08/25
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蝋人形館を見た後、写真美術館でもハシゴしようかと移動している途中、駅のポスターで気付いて急遽『アメリカン・ポップ・アート展』を見ることにした。 序盤、ラウシェンバーグやジャスパー・ジョーンズの作品が続いたところでは、ウォーホル、リキテンスタイン以外にも見所が多いなぁと思っていたのだが、 いざウォーホルやリキテンスタインのエリアに入ると、やっぱりそのインパクトは強烈だった。 もちろん初めて見たわけでは全然なくて、何年か前にも現代美術館で観ていて、 ウォーホルなんてうさんくさいし、大体あんなの美術品と呼べるのか?とか思っているのに、 200個のキャンベル・スープ缶を目の当たりにすると、悔しいけれど結局やられる。
2013/08/18
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お盆で妻の実家に行くついでに展覧会を見た。 『大妖怪展ー鬼と妖怪そしてゲゲゲ』 以前うちの県内の歴史館でやっていたものとけっこうかぶるが、このテのものは何度でも見たい。 妖怪というものは、怖いというより多分にユーモラスで、 それぞれの妖怪にまつわることも、「こーゆーシチュエイションでチョイチョイこんな感じがする」という、言わばあるあるネタ。 その単なる「雰囲気」をかたちにしたのが妖怪なわけである。 そんなわけで、またまたおもしろかった。
2013/08/14
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家族で『<遊ぶ>シュルレアリスム』展を見に行った。 シュルレアリスムはなんだか好きなので、それ系の展覧会によく行くが、 今回の展覧館のコンセプトは、タイトルにもあるように遊び心にスポットを当てているところがおもしろい。 例えば、「なぜコレとコレを一緒に描くのか?」といったいわゆるシュルな着想が、実はダジャレ(言葉遊び)だったりするということが説明されていて、 フツーならダジャレを説明しちゃ身もふたもないのだが、外国語のダジャレなんて分からないから、今回はそういうのが分かっておもしろかった。 メンツはダリ、マグリット、マン・レイなどなど、いつものオールスターキャスト。 それに加えてシュヴァンクマイエルもあった。時代が違うから急に出てきてちょっと驚いたが、言われてみりゃその系譜の中に入れてもイイのか。
2013/08/11
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友人に誘われて「海洋堂フィギュアワールド」展を見に行った。 元々はプラモデル屋だったところからスタートし、今やその筋で世界的なメーカーになったという。 フィギュアと一口に言っても、漫画のキャラばかりでなく、動物、昆虫、魚、恐竜、仏像等々、手がけているジャンルがあまりにも多岐に渡っていてスゴい! その中には、水族館や美術館のガシャポンで買って、うちにあるフィギュアもいくつかあり、 また、所属するカリスマ造形作家たちを紹介するコーナーも興味深くて、 デパートの催事場でやっている入場無料の企画だったが、思ったより見応えがあった。
2013/08/04
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妻の誕生日に都内に出て『夏目漱石の美術世界展』を見た。 夏目漱石は美術に造詣が深く、文章の中にいろいろな画家の名前が出てくるので、それを展示するという企画。 通常の美術展では絵の他に、題名とちょっとした解説文を読みながら見ていくが、今回のこの企画はそれ以外にも実際にその作品や画家について触れた漱石の文章も添えられているので、ついついそれまで読んでしまい、 その上、展示された作品も、ターナー、ジョン・エヴァレット・ミレイ、ウォーターハウス、ロセッティあたりから、黒田清輝、横山大観、青木繁、さらに狩野探幽などなど多岐に渡っていてとても多かったので、見終わった時には相当クタクタ。 久しぶりに見応えたっぷりの美術展だった。 人の絵についてあーだこーだ言う漱石自身の絵については、お世辞にもうまいとは言えない感じで、そこがほほえましい。
2013/06/30
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ring-rieさん来日!じゃなくて上京に合わせて志穂美さん企画のオフ会に参加させていただいた。 第1部は「フランシス・ベーコン展』 数はさほど多くないものの、どの作品からも才気がほとばしっていて、かなりやられた。 どこにやられたかを説明するのが難しいが、なんと言うか…生き様とか作風とか、いろんな意味でテイストがロックだからか。 あくまで表層的な部分で言うと、 ロックのアルバムのジャケットに合いそうな作風で、 例えば「叫ぶ教皇の頭部のための習作」あたりは、ピンク・フロイドの『THE WALL』の映画の方のパッケージデザインか、もしくはピーター・ゲイブリエルの『III』かといった趣。 実際この人の絵を黒地のTシャツにプリントしてショップで売っていたが、完全にロックコンサートの物販にありそうな感じだった。 欲しかったが、高かったので我慢した。
2013/05/19
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