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「こだま」と聞くと私の年代は新幹線を思い浮かべる。後にもっと速い「ひかり」が出来、光より早いものは存在しえないのでどうするのかと思っていたら「のぞみ」となった。リニア新幹線が出来た時どんな愛称がつくのだろうか。さてその「こだま」はもち論音の反響を言うが、「山びこ」は森の精・木魂(こだま)が引き起こすと考えれたが,ギリシャ神話では森のニンフ・エコーの仕業と考えられた。ニンフ・エコーは美少年ナルキッソス(Narcissus)に恋して言い寄るが叶わない。同情した女神ネメシスはナルキッソスを自分以外愛せなくしてしまう。水溜りに写った自分の美貌に恋し、口づけしようとして水中に沈んでしまう。その水辺に水仙の花が咲いた。こうして水仙はこの美少年の化身とされる。ナルシズム(Narcissisms、ナルシシズムが正しい)は自己愛、特に異性を愛せない人格に使われることが多く、侮辱的表現となることが多い。さてそのヒガンバナ科スイセン属の植物を少年の名前からnarcissusと言う。水面に写る姿を見なければならないので皆横を向いたり下を向いたりしており、決して上を向くことは無い。長い前置きの後本題である。もう40年以上も経つ我が家の植え込みに自分で持ち込んだ覚えのない水仙が次々と咲いている.2月初めには伝統的な日本水仙が清楚な姿と芳香を放ちながらやってきた。少し遅れて中心部が淡い黄色の洋種水仙(園芸種?)が咲いた。小型の黄色水仙であるテータテート(Tete-a-tate)だけは何年か前余りのかわいらしさに園芸店で一鉢入手したものがはびこって、文字通り小人たちが寄り集まって(Teteはフランス語で頭)ひそひそ話をしているさまを彷彿させる。毎年大挙してやってくる我が家の春の常連客である。テータテートと入れ替わりにやってきたのがラッパ水仙、イギリス定番の花でウエールスの国の象徴でもあり、「希望」の象徴でもある。私はある年の春をイングランドで過ごしたことが有るが公園や道路と言わず民家もこのDaffodilで溢れていた。まさしく日本人が桜を愛でるようにイギリスの春の代表的花で春をたたえる物語や詩の題材であり、高校時代の英語読本で誰かの詩を読んだ記憶がある。これもどこから来たのであろうかスノーフレークと言うスズランによく似た鐘状の花びらに緑の斑点をつけた水仙が美しい。スズランはこれより小型で英語ではスノードロップと名前もよく似ている。正確には水仙ではないがこれも水仙同様ヒガンバナ科の植物で極めて近い類縁体である。以上テータテート以外は知らない間に我が家に忍び込んだ水仙類であるが今では毎年春の常連客で、まさしく「客あり遠方より来る また楽しからずや」の心境である。
2021.03.19
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日本では節分をもって春の始まりと考えるようだが、欧米では春分の日からが春の季節と言う考え方が主流だそうだ。2月になると段々日差しが強くなり春が待ち遠しくなる。光の春と言われるこの季節も結構いいものである。 春分の日には太陽がほぼ真東から登り真西に沈む。我がマンションから覗く富士山はまだ裾当たりまで真っ白、山はまだ冬であることを知らされる。2,3日前から各地でソメイヨシノの開花が報じられているが、梅と桜の間に挟まるのがコブシとモクレンである。 両者は花期が同じで見分け難いがコブシは花弁がやや小ぶりで結果としてハクモクレンが華やかに見える。 寒中に咲く寒緋桜(緋寒桜)に始まり、大島桜など各地にローカル名で呼ばれる山桜や里桜がご当地桜としてあり私の散歩道にも下のようなきれいな桜が咲いている。もう一本ソメイヨシノの並木に早咲きがあったので写真に収めたが花びらの色からサトザクラであろう。そういえば近所に御衣黄(ギョイコウ)、ウコン桜など言う名で花びらが緑色の桜の木があるが、花期の初期が緑で段々桜色になるようである。そして3月16日私の散歩道にもソメイヨシノが咲き始めた。この石神井川河畔の桜並木は約2キロにわたり両岸が歩道で河川敷があったりして商業施設が一切なく、住宅も立ち込めていないため混雑もなくコロナ下でも週日は安心して花見が出来る。それにしても近年のソメイヨシノは急ぎすぎである。理想的には4月1日を中心にして前後1週間に咲いてほしい。やはり桜と言えば卒業式か入学式の両方、あるいは一方だけでもカバーして欲しいものである。人生の節目に咲いてこそ桜の存在価値が倍増するというものである。八十年近く前、私の小学校一年生の国語の1ページ目は「サイタ サイタ サクラガ サイタ」で始まり校舎は桜の花で囲まれていた
2021.03.18
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ちょっと前に節分の豆まき、そしてつい先日は虫が顔を出すという啓蟄を聞いたかと思うともう春分が近いという。寒い最中に芽を吹いたり実をつけたりするフキノトウやヤツデの実も勇ましい姿に変身している。今年は節分が2月2月日であった。節分を過ぎると梅の季節である。 今年は節分が2月2月日であった。私は2月3日が節分と思いこんでいたが、実は 37年前の昭和59年には2月4日が節分で、124年前の明治30年には2月2日であった。そしてつい先日は虫が顔を出すという啓蟄を聞いたかと思うともう春分が近いという。春分の日から昼が長くなり始め、この日太陽は真東から登り真西に沈む。その日を含めて前後3日の1週間が春の彼岸で、多くの日本人はこの期間にお墓参りをする。さて今年の春分の日は3月20日である。地球の公転時間は365日5時間48分46秒なので約6時間分余ってしまう。そこで4年ごとに閏歳を設けて2月を29日として調整する。時間は人為的なものなのでこれで良いが太陽が正確に西に沈む日は人知の及ぶ範囲ではないので今年は2月20日に真西に沈んでもらうことにした。Wikipediaに予測表があたので転載する。年号を4で割ると余りが出る、その余りの日数が0-3で春分の日が決まる。上の表を見ると1664-1699年に生きた人は春分は2月20と思っていたことだろう、一方1990-1959年に生きた人は2月22日もありだが2月21日こそ春分と思っている。今の人の多くは20日も21日もありだと思っている。そしてなんと2092から2099年の間には4年毎に2月19日が春分の日となる。
2021.03.16
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