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カテゴリ: 映画

花のあと



今日は江口孫四郎役、 宮尾俊太郎さん の舞台挨拶がある上映会。
特別鑑賞券を買っておきながら今日まで観ることなくあたためてきてよかった

満席で予約できない、と聞いていたので盛況なんだろうな、と覚悟して出かけたのに、
何このまばらな空席は……。
宮尾さんの挨拶が始まってもまだ点々と残る空間が気になる。
せっかくいらしてくれたのに申し訳ないではないか……。


20100429 花のあと2



映画は初出演という宮尾さん、インタビューの局アナから
「所作が美しいと評判でしたが、バレエをしていらっしゃることが関係しているんでしょうか」と尋ねられ、
『バレエをしているので、基本姿勢は足を外側に開くんですが、日本の時代劇は“すり足”が基本なんですよね。
いつものクセが出ないよう気をつけたつもりでしたが、完成した作品を見たらガニ股になっていて…』とコメント。


20100429 花のあと3



なるほど、挨拶後の上映で、冒頭の以登との出会いの場面、立ち去る足取りに思わず注目して納得。
日本の伝統芸能は腰の高さを一定に保つ水平方向への移動だと思うが、つま先まで神経を使うバレエの影響か歩く時も上下移動に見える。

さらに見所を聞かれて、
『この映画には、すべての若い人たちが、今、忘れかけているような日本人としての生き様、美しい生き方や美しい情景が描かれているので、是非ご覧ください』と答えてくれた。


20100429 花のあと5



合間のやり取りで、ロケ地に訪れて再び桜に迎えられた感想を求められ、
『真田広之さんが、桜の花を見ていると、お前はこの一年きちんと生きてきたか、と問われているような気がする、とおっしゃっていたのも思い出しましたね。
ああ、自分はきちんと生きていないな、と思いました』
と軽いジョークで和ませてくれる場面も。


20100429 花のあと6



画像は映画を観終えた後、帰宅する途中で見つけた桜を撮ったもの。
いつもは通り過ぎていた、小さな公園の桜と、川沿いの桜並木にて。
帰ってから原作の藤沢周平作品「花のあと」を読み、タイトルの意味がすとんと胸に落ちました。




原作はわずか三十数ページ。
宮尾さんも語っていたように、孫四郎の心中を描いた表現は一切出てこない。
映画は台詞も含めて原作に忠実だったが、細かい設定の違いはあり、
より感情移入しやすくなっていたように思う。
私だけかもしれないが、「花のあと」というタイトルにこめられた想いは、ラストの設定と台詞がほんの少しだけ削られていたがために、映画ではいまひとつ不鮮明に感じた。
映画の設定も好きなのだが、そしてだからこそのラストの違いを生んでいると思うのだが、同じ印象をお持ちの方には原作を読むことをお勧めしたい。






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最終更新日  2010.04.29 22:27:06
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