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「そこからの眺め」
第44回の視聴率は、前回の10.2%より少し上がって、 10.4% でした。
祇園女御(乙前)、あれは幽霊だったのでしょうか?
前回、病床に伏していましたが、今回、元気そうに、清盛に
「遂に、のぼられましたな、この世の頂に。
いかがにございますか? そこからの眺めは?」
などと言って去った後、清盛が振り返ったら姿がありませんでした。
そして、最後もその言葉を清盛は思い出して、何度もリフレイン。
副題も「そこからの眺め」ですが、松田○子さんが出ると、視聴率が上がると思っての演出でしょうか?
悪くなかったですけど、アンチな視聴者も多いので(汗)
今回、重盛が亡くなってしまいました。
病床に伏している時、後白河法皇、お見舞いに来て、前半はとてもいい人でした。
でも、とてもいい人というのは、この人らしくないですね(^^;)
清盛を苦しめるにはその子供をという作戦だったのかもしれません。
起きるのも大変な重盛と、無理矢理、双六をやり、この人らしい狂気的な面を見せてくれました(^^)
窪田正孝さんも松田翔太さんも松山ケンイチさんも演技、素晴らしかったです♪
そのシーンです。
病床に伏している重盛の所に、後白河法皇が見舞いに来る。
重盛「法皇様・・・」と驚いて、起きようとする。
法皇「そのままでよい。 重盛、かようにやつれおって」と、重盛の手に触れる。
重盛「病の・・・我が身に触れるなど・・・」と感激。
法皇「いつぞや、清盛がわしを攻めようとするのを命がけで止めてくれたそうじゃの。
そちの忠義には、わしも頭を垂れるよりほかない」と頭を下げる。
重盛「もったいのう・・・ござりまする」
法皇「今のうちに言いたい事あらば、何でもわしに託すがよい」
重盛「我が父、清盛とは何かとぶつかる事もおありと存じます。
されど・・・王家にお尽くしする我ら平家の忠義に断じて二心はござりませぬ。
何卒、平家の安泰、そして、我が父、清盛の国づくり、見守っていただけること、お約束いただけますれば、重盛、思い残す事なく死ねましょう」
法皇、重盛の手を握り「あい分かった。約束しようぞ」
重盛「ありがとう・・・ござります」
ここまでは、とてもいい人でした(^^)
ここからが彼らしい狂気に溢れて、本音のようでした。
法皇「ただし・・・これに勝ったらの」
法皇、扇子で畳を叩く。
侍従が双六を持って来る。
法皇、双六を始める。
賽の目、「1」と「5」が出て、コマを進める。
そして、重盛に賽のケースを渡す。
重盛、必死にヨロヨロ起き上がり、力のない手で、賽を振る。
賽の目、「1」と「2」。
震える手で、力を振り絞って、コマを進める。
重盛の苦痛にはおかまいなしに、法皇は双六を続ける。
重盛、力が尽きて、賽を振れなくなる。
法皇「ほれ、早う良い目を出さぬと負けてしまうぞ。
平家の安泰は望めぬぞ」
鬼気迫る表情で、必死に起き上がって賽を振る重盛と、狂気に満ちた微笑みの法皇。
清盛が来て、驚く。
清盛「何をしておる?!」
清盛、重盛に駆け寄り「重盛!」と抱く。
清盛、法皇に「おたわむれが・・・過ぎましょう」
法皇「懐かしゅうなってのう。丁度40年前じゃ。そちと双六をした」
若い2人の双六の回想。
法皇「わしが勝ったら、重盛、そちを貰うという約束での。
幼いそちが賽を振り、清盛は負けを免れた。
そう。そちの身を守るはそち自身しかおらぬ」
清盛「お引き取り下さりませ!」
法皇「母を亡くし、弟を亡くし、父は修羅の道を行く物の怪、そちは生まれた時から一人で生き、一人で死んで行く。
そう、定められておるのじゃ」
清盛「立ち去れ! お立ち去り・・・ござりませ」
法皇、笑い、双六のコマをひっくり返し、笑いながら去る。
重盛、清盛に抱かれたまま、
重盛「とく・・・死なばや。
早う死にとうござります」
清盛「重盛・・・重盛・・・」と抱きしめ、泣く。
その約1ケ月後の治承3年7月29日、42歳の若さで重盛は世を去りました。
その前に、藤原摂関家に嫁いでいた盛子も亡くなり、盛子の所領が清盛の留守中に強引に後白河法皇に没収されました。
重盛亡き後、清盛は権中納言に盛子の子、基通を推挙しましたが、藤原基房の子、師家(もろいえ)が僅か8歳にも関わらず、任じられました。
法皇に召し上げられた盛子の所領は、いずれ師家の物になります。
そして、法皇は、すぐさま重盛の知行国・越前国も没収しました。
清盛は、重盛の知行国召し上げを聞き、激怒しました。
清盛は、怒り狂って、やりたい放題になってしまいました(汗)
そして、遂に、法皇を鳥羽の離宮に幽閉しました。
治承3年11月20日、世に言う 「治承三年の政変」 です。
盛国「殿、おでとうござります」
清盛「遂に、ここまで来た。 遂に、武士がこの国の頂に立ったのじゃ!」
感慨無量のように喜ぶ清盛。
そして、老化、いえ、廊下で、祇園女御と会い、立ち話をしました。
祇園女御「遂に、上られましたな、この世の頂に。
いかがにございますか? そこからの眺めは?」
清盛「何も遮る物がなく、至って良い眺めにござります」
祇園女御「もう・・・お会いする事もござりますまい」と、礼をして去る。
清盛「え?」と、振り返る。
でも、祇園女御の姿はありませんでした。
きっと幽霊だったのでしょう。
祇園女御も悪くなかったですが、私は前からの流れからすると、ここは白河法皇(伊東四朗)に、このセリフを言ってほしかったです。
白河法皇「そちはまだ知らぬ。上りきったその果ての景色を」に関連するセルフなので。
東宮、言仁様(清盛の孫)が清盛の西八条の別邸に遊びに来て、障子に穴を空けたので、清盛は大喜び♪
その障子を大切に保管せよと、時子に命じました。
やはり血の繋がった次期帝の孫は可愛くて仕方ないのでしょう♪(^^)
清盛がその穴から外を眺める姿と、幽閉された法皇の姿を交互に映し、祇園女御の「いかがにございますか? そこからの眺めは」をリピートして被せました。
今回、結構、時代も動いたし、法皇の狂気と、清盛が怒りから独裁者になっていく様子も自然で、良かったです。
前回、時政に政子との結婚を許して貰った頼朝が、いつの間にか結婚し、娘がいたので、びっくりでした(^^;)
次回は、「以仁王(もちひとおう)の令旨」です。
【第44回あらすじ】
後白河法皇(松田翔太)と清盛(松山ケンイチ)の間に入って心労を重ねていた平家の嫡男・重盛(窪田正孝)は、ついに病の床に伏す。さらに清盛の娘で摂関家との仲を取り持っていた盛子(八木のぞみ)が病死。平家の行く末に暗雲が立ち込める。やがて盛子の所領が後白河法皇に没収される。さらに、後白河法皇は関白基房(細川茂樹)と手を組み、平家の力をそごうとし始める。平家では病の重盛の代行で、時子(深田恭子)の第1子・宗盛(石黒英雄)が一門の棟梁(とうりょう)となり、京を任される。そして、重盛は42歳の若さで病死する。後白河法皇は、すぐさま重盛の知行国を没収する。福原でその知らせを聞いた清盛は、後白河法皇への怒りをたぎらせる。
【視聴率推移とレビューリンク】 (視聴率は関東地区)
[ 第1回 ]17.3% [第2回]17.8% [第3回]17.2% [第4回]17.5%
[第5回]16.0% [第6回]13.3% [第7回]14.4% [第8回]15.0%
[第9回]13.4% [第10回]14.7% [第11回]13.2% [第12回]12.6%
[第13回]11.3% [第14回]13.7% [第15回]12.7% [第16回]11.3%
[第17回]13.9% [第18回]13.5% [第19回]14.7% [第20回]11.8%
[第21回]10.2% [第22回]11.0% [第23回]11.6% [第24回]12.1%
[第25回]10.1% [第26回]13.2% [第27回]11.7% [第28回]11.2%
[ 第29回 ]10.7% [ 第30回 ]11.4% [ 第31回 ]7.8% [第32回]10.7%
[ 第33回 ]9.3% [ 第34回 ]11.1% [ 第35回 ]10.5% [ 第36回 ]10.1%
[ 第37回 ]10.5% [第38回]14.3% [ 第39回 ]9.7% [ 第40回 ]9.6%
[ 第41回 ]7.9% [ 第42回 ]8.9% [ 第43回 ]10.2% [第44回]10.4%
32回と38回は、レビューありません。
それ以外は全部、レビューあります。第2~28回までは、第29回から飛んで下さい。
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