神應寺の本堂をあとにして、神應寺の奥の院である不動堂へと向かいました。一般には「杉山谷不動尊」とか「谷不動」と呼ばれています。
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ここは「男山散策路」のひとつ、「こもれびルート」に沿っています。一人で山の中に入っていくには、不案内で心許ないのでやめておきますが、機会があれば「鳩ヶ峯」にも行ってみたい気がします。
ところで杉谷山不動尊へは、神應寺の山門には入らずに、谷川沿いに上っていくルートもあります。
参道の鳥居
谷川沿いの参道
左側の谷を流れるせせらぎを眺めながら、坂道を上っていきます。両側には「南無大聖不動明王」と書かれた幟が並べられています。
同上
途中、神應寺から降りてくる坂道と合流します。
同上
途中で左の谷川へと降りていく道がありました。入口には鳥居があります。右の階段を上がると不動堂です。
「二の丸 引面」
この先には「ひきめの滝」と呼ばれている小さな滝があります。
ひきめの滝(写真奥)
ここは修験の場です。ときには滝に打たれて修業されている姿を見ることがあるのでしょうか。静けさの中にかすかに水音がしていました。
不動堂
正面の階段を上がったところに不動堂があります。「厄除け不動」として信仰されているそうです。
そばに「由来」と書かれた石碑がありました。それによると、平安時代の初期に悪鬼が出没し、人々を悩ませていたところ、弘法大師(空海)が法力によって悪鬼を封じたといいます。そして不動明王を安置し、諸人を護ったということです。
一説には、八幡神を男山に勧請した行教律師が男山の鎮守として建立したともいわれています。
昭和10年(1935年)の山津波で倒壊流出しましたが、不動明王の像には傷すらつかなかったといいます。その後、昭和48年(1973年)、新しい不動堂が再建されました。
不動明王は秘仏で、60年に1回、開帳されるそうです。それが今年の3月だったそうで、次は2070年! もう生きてないだろうなあ。
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