桜の季節がやってくる少し前に、京都・東山の青蓮院門跡(しょうれんいんもんぜき)を訪れました。ここは天台宗総本山比叡山延暦寺の三門跡(青蓮院、三千院、妙法院)としてよく知られています。
門跡寺院とは、門主(住職)が皇室や摂関家によって受け継がれてきたお寺のことで、それぞれ由緒や歴史があり、趣きがあります。
最寄りの駅は京都市営地下鉄東西線の東山駅ですが、京阪本線・祇園四条駅から八坂神社、丸山公園、知恩院と、京都を楽しみながら散策するのも悪くありません。
青蓮院のある付近は「粟田口」と呼ばれ、東海道の京都への入口に当たるところです。天明8年(1788年)に御所が火事で炎上したとき、後桜町上皇は青蓮院を仮御所とされたことから、青蓮院は粟田御所とも呼ばれるそうです。
拝観料を払って、靴を脱いで建物の中に入りました。入ってすぐ、華頂殿(かちょうでん、客殿)には三十六歌仙の額絵があり、来訪者を歓迎してくれていました。華頂殿の縁側に座ってのんびりと日本庭園を眺めていると、ほんとうに時間を忘れてしまいそうでした。建物内部を見学したあと、庭園の散策をして、一時間ほど過ごしました。
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