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第一声でディーヴァのオーラに引き込まれました。テオドッシュウはまだまだ健在、すばらしいです。
今回は日本のファンへのサービスとしてみれば最高のパフォーマンス。
歌う役柄のイメージにあわせて5回着替えるし、ミミやカヴァレリア・ルスティカーナ、アンコール最後のプッチーニと3回も客席回って歌うし。
特に最後は一番後ろまでぐるりと回ってくれて、わたしも目の前で声を感じて、やっばスッゲーなぁと感じ入ってしまいました。
メインは第一部のオテロのデスデモーナと第二部ラストのレディ・マクベスですね。気品と情感あふれるハマり役のデスデモーナに、テオドッシュウの秀でたドラマ性が反映するレディ・マクベスは、やっぱ聞き応えあり。
個人的に、今回の選曲に対しては、プッチーニはチケット売るためのプロモーターの戦略見え見えだなぁ、でも日本人好みのサービスしないとお客さん入らないンだろうなぁ、アンナ・ボレーナやルクレツィア・ボルジアとか歌ってくれないかなぁ、というところですが。。
でも、1曲目運命の力の歌い出しで聴衆の心をすぐつかみ、さらに声がワンワン割れてしまうホールの特徴をすぐさま把握し、2曲目のオテロからは見事に対処し、ビアニシモをまんべんなく響かせるのは、本当にすばらしい、まさに貫禄です。
ここんところの来日オペラはいまいちだったので、ぜひ本領発揮でオペラに来ていただきたいです。
第一部
運命の力 神よ、平和をあたえたまえ
オテロ 柳の歌~アヴェ・マリア
ラ・トラヴィアータ さようなら、過ぎ去った日よ
仮面舞踏会 死にましょう、しかしその前にお願い
〈休憩〉
第二部
ラ・ボエーム 私の名はミミ
ラ・ボエーム ミミの別れ「あなたの愛の呼ぶ声に」
トスカ 歌に生き、恋に生き
カヴァレリア・ルスティカーナ ママも知るとおり
マクベス 光は萎えて
アンコール
蝶々夫人 ある晴れた日に
トゥーランドット 氷のような姫君の心も
マスカーニ:友人フリッツ このわずかな花
プッチーニ サルヴェ・レジーナ
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