食い意地っ張りっ！

第１１日目　９月９日（土）

東日本海フェリー
稚内港　６：３０　→　８：１０　鴛泊港（おしどまり）　 1980円

宗谷バス 　利尻Cコース　 3400円
鴛泊港　８：４０　→　姫沼　→　資料館　→　オタドマリ沼　→　仙法志御崎公園　→　人面岩・寝熊の岩(車窓）　→　沓形岬公園　→　鴛泊港　１２：２０

昨夜YHで同室だったオバサンが翌日は利尻に行くと言っていたし、稚内駅で知り合った夫婦も利尻は良かったと言っていたので、私も行きたくなった。本当は今日は宗谷岬に行くつもりでいたが、天気が良いので、なかなか見ることの出来ない利尻富士を見るなら、今日しかないと思った。あとは、寝坊さえしなければの話。フェリーが早朝なので、寝坊したらOUT！

オバサンはフェリーの時間を6時50分だと言っていたので、私はそれを信じていたのだが、早く身支度が整ったので、先に出た。どうせ同じフェリーに乗るのだから、後で会えばいいし、おそらく彼女も観光バスに乗るのでね。

ところが、フェリーターミナルに着いてびっくり
既に乗船開始しているし、出発は6時30分だったのだ。
団体ツアーのジジババ軍団が既に長い列を作って、乗り込んでいる。団体ツアーは早朝のフェリーでまず利尻に向かい、島を観光した後、午後は礼文に渡り、夕方の船で稚内に戻るという行程のようだ。結構、強行スケジュールなんだよねぇ。
これではおそらく2等のじゅうたんは埋まっているに違いない

嫌な予感は的中。私は横になりたかったが、泣く泣くデッキの椅子に座った。さすがに北海道、潮風が心地よいのはほんの数分。すぐに寒くなって、上着を羽織った。

ハイキングをするわけでもないし、ましてや登山をするわけでもない。島のすべてを見るには定期観光バスが一番だ。下船後、迷わず窓口でチケットを購入。26名ほどが乗車した。

鴛泊港へ向かう船からは利尻富士の全容が見えたのだが、この山はなかなかその姿を見せてくれないことが多いと言う。ちょっと場所を移動しただけで、まったく見えなくなってしまった。残念ながら姫沼やオタドマリでは本来、絵になる風景を楽しめるはずだったのだが．．．

あの 「白い恋人」のパッケージ に使用されているカメラアングルとなっている場所に着いた時には目の前に山は全く見えなくて、雲だけだったんだよねぇ。

利尻山

利尻昆布を干してます！

利尻ひなげし(種はお土産に買うことができます）

花を見るのは遅すぎた時期ですが、まあ、下調べもなしにふらっと利尻にやってきたのですから、仕方ないですね。観光バスはお昼に鴛泊に持ってくるので、フェリーで礼文に渡り、今度は礼文の観光バスに乗る人が多かったです。 「一日に両方の島に渡る」 とは考えても見なかったことなので、私はこのまま帰りのフェリーが出るまでの数時間を利尻で過ごすことにした。

まずは昼メシ
利尻と言えば、ウニ！
ウニと言えば、エゾバフンウニ！

ここは高くても、土地のものを食わねばっ！と楽しみにしていた。だが、エゾバフンウニのシーズンは既に終わり、今はキタムラサキウニだという。食べ比べていないので、味の違いなど知る由もないが、土地の人の話によると、エゾバフンウニの方が甘みがあって、旨いのだという。当然、お値段もそれなりだ。

フェリーターミナルからすぐの食堂に入ると、今、一緒に観光バスに乗っていた面々ばかり。私は迷わず、生うに丼を注文

生うに丼　2500円

アップにしてみましょう！

昼メシですが、2500円とは我ながらなんともリッチ！でも、普段は質素なので、旅の間だけでも旨いものを食いたいですな。

お味のほうは、 とろけるぅ～ 　とまではいきませんが、とっても新鮮ゆえ、おいしゅうございました。ウニファンの方には申し訳ないのですが、私はイクラの方が好きなのでございます

満腹になったので、さっそく運動せねば！ということで、ペシ岬に登ってきました。途中、福島からお越しのオジサン二人に会い、てっぺんで写真などを撮っていただきました。一人旅だと自分の写真はあまりないのですよねぇ。まあ、こんなプクプクな顔はあまり撮られたくないものでありますが。

途中、休憩時にはこんなものを飲んでました

北海道と言えばリボンナポリンですな！

甘ったるいので余計に喉が渇きます　でも、何もないよりはいいですぞ。結局、この後、土曜日にもかかわらず、郵便局へ行き、ゆうゆう窓口で風景印を押してもらったりして、ふらふらしてました。

りっぷくん

利尻島のマスコット、りっぷくんのマークを見て、はっ
そうだ、温泉に行けばよかったよぉ～

東日本海フェリー 　1980円
鴛泊港　１６：００　→　稚内港　１７：４０

帰りはさすがに空いていました。従って、じゅうたんに寝転がって、すぐに爆睡したのは言うまでもありません

フェリーターミナルからYHまでまっすぐに帰らずに、ちょっと駅まで寄り道。そう、昨日は暗くて見えなかった、これを撮りに行きました。

線路はここで終わりです