食い意地っ張りっ！

第10日目　９月８日（金）　その３

JR
音威子府　１６：３６　 →　１９：０１　稚内

旭川から乗った今日の列車の旅、そして今回の秋田＆北海道の列車旅もこれでおしまい。青春１８きっぷも5回分全部使い切ってのフィニッシュは気持ちがいい！旅行記はもうちょっと続くので、もう暫くお付き合いをば

音威子府駅を出ると天塩川に沿って、雄大な景色に変わる。既に夕刻なので、辺りが薄暗くなった。残念だ、もっとこの景色を眺めていたいのに．．．あと2時間早く出発できればよいのになぁ　抜海辺りできれいな夕焼けも見られただろうに．．．

幌延駅

途中、幌延駅で少し停車。なるほど、たしかに北緯45度というのは北半球のど真ん中である　何でも言ってみるものだな。ヨーロッパ最北の岬といわれる、ノールカップ（北緯71度10分21秒）に行ったことのある私である。45度というのはまだまだだな　 ←何がだよ？ 　って感じてしまう。

豊富を過ぎ、抜海を過ぎ、真っ暗な中列車はとうとう最終目的地　稚内に到着！下車したのは私を含めて、音威子府から乗っていた男と女の計3名。

本当は改札を出る前に恒例の記念写真といきたかったのだが、普通列車はこれが最終便、すなわち、駅員さんが待っている。お気の毒なので、撮影はまた後日かなぁ．．．

でも、諦め切れない私は外から、こんな写真を。

真っ暗な中、何とか手振れせずに撮れたけれど．．．寂しい

まずは本日の宿　稚内モシリパYHにチェックインせねば。ここは20時までにチェックインしなくてはならない。駅から近いけど、ここでもたもたしてると時間を忘れそうだ。　

相部屋といっても、この日は先客のオバサン一人。すでにここはシーズンオフなのだろうか？一通り寝床を確保したら、近所の偵察だ！コンビニや駅の周りをうろつく。チャリダー軍団が大勢いて、どうやら今夜は駅を寝床にするらしい。

駅の待合所でセイコーマートで買ったアイスミルクキャンディーをかじりながら、改札に目をやると、20時半まで駅員さんの休憩らしく、窓口も完全に閉まっていた。

う～む、記念乗車券が買えないじゃないかっ！！！
仕方がないんで、窓口が開く時間まで待つことに。

稚内駅到着証明書　320円

入場券が2枚付いているので、320円もする。でも記念だからよしとする。

私は思い切ってこの若い駅員さんに

「本日有効の乗車券は持っています。改札は閉まっていますが、記念写真を撮りたいので、ホームに行ってもよいでしょうか？」

と訊ねてみた。

あっさり 「どうぞ」 と言われたので、遠慮せずにさっさとお願いすればよかったわい。

だが、時間が時間なだけに真っ暗なことに変わりはない。

5ヶ月前は最南端 で今回は最北端だぜっ！

東京から1596.1kmだってさ。やっぱ遠いわ！

私がホームに行くのを見て、観光客の夫婦も後を追ってきた。なんと、私が住んでいる最寄り駅から３つ目の駅に住んでいらっしゃるというではないか。なんたる偶然　お二人は団体旅行で宗谷と利尻、礼文を回ってきて、明日帰るそうな。今日は天気が良かったので、利尻富士がよく見えてラッキーだと仰っていた。

そうか、利尻かぁ。いいなぁ、利尻、利尻と言えばバフンウニに利尻昆布だ！宿に帰って早く明日の作戦を練らないとね。何も決めてないからさ