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2024.09.25

軍事活動活発、監視を強化　礼文沖領空侵犯で政府　中ロ連携の影響指摘

カテゴリ：国際情勢について

北海道新聞より

日本政府は23日、礼文島周辺の空域でロシア軍哨戒機の3回にわたる領空侵犯を受け、警戒監視を強化した。ロシアは中国と連携し日本周辺で軍事活動を活発化させており、意図や動向の分析を進めるとともに、外交ルートなども駆使して再発防止を求める方針だ。
　林芳正官房長官は首相官邸で記者団に「わが国周辺空域でのロシアの軍事動向に強い関心を持って注視し、警戒監視に万全を期す」と強調した。
　防衛省によると、これまで確認した領空侵犯は今回を入れて48件。旧ソ連時代を含めロシアが44件、中国が3件、台湾が1件という。8月26日には、長崎県男女群島沖で中国軍機による領空侵犯を初めて確認した。

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無線などで退去を促す対応が基本で、それ以外の強い措置を取ったのは、1987年に旧ソ連の偵察機が沖縄本島上空などの領空を通過した際に警告射撃をしたのが唯一の例だ。自衛隊幹部は、今回の領空侵犯について「ロシア軍機はフレアを放射後も領空に近づいてきた」といい、「かなり挑発的だった」と漏らす。
　ロシアは近年中国との連携を強化しており、日本周辺の海空域で艦艇の共同航行や爆撃機の共同飛行を実施。防衛省内には、日本側の対応を確認するのが目的との見方もある。同省幹部は「軍事的な威圧を強める中国側の意図もあるのではないか」と語り、「日本側が今後、中ロにどういうメッセージを発信するかが重要だ」と指摘する。
　ロシア国防省は他国から領空侵犯の指摘を受けるたびに「ロシア軍機の全ての飛行は国際基準を厳守している」と表明。今回も同様の立場を取るとみられる。事態のエスカレートにつながらないためにも、対話による外交努力が不可欠となる。
◇
　北海道危機対策課の担当者は「職員の招集や自治体への情報収集は特にしていない」と話した。、礼文町役場の警備担当者も「住民から特に問い合わせはない」と戸惑った。

■軍事演習に関連か
　ロシア軍事に詳しい東京大の小泉悠准教授の話　ロシア軍は日本海周辺で中国軍との合同演習「北部・連合―2024」など二つの演習を実施しており、領空侵犯はこれに関連する可能性がある。現段階で意図的かどうかの判断は難しいが、ロシアが侵犯を認めるのか、どのような主張をするかが焦点だ。侵犯した哨戒機の航跡図や写真データによると、機体の一部の扉が開いており、ソノブイ（水中聴音機）を海中に落とし、潜水艦の動きを探知する演習の最中だったとも推測できる。
　ロシアは最近、中国やベラルーシなど友好国との軍事演習を活発化させており、欧米をけん制している。侵犯がウクライナのゼレンスキー大統領が訪米したタイミングで起きたことも注目だ。
　意図的であれば日本を含む欧米に対する政治的けん制の意味を持つ。侵犯の事実を認めなければ、日ロ関係がより緊張する火種にもなり得る。
■防衛省は説明を
　軍事評論家の前田哲男さんの話　「フレア」は赤外線誘導ミサイルをかく乱するためのもので、警告に使うというのは聞いたことがないし、意味があるとは思えない。ロシア軍機にミサイルを発射しようという意図があったのかどうかなど、当時の状況について防衛省はしっかりと説明してほしい。領空侵犯は領土に対する攻撃とみなされ、緊張の段階が一つ上がったと言えるが、ウクライナ侵攻で手いっぱいのロシアが同じようなことを今後、頻繁に繰り返す余力はないだろう。

中国・ロシアの一大連合艦隊北海道沖に出現！陣形組む様子を自衛隊が空撮情報収集艦も一緒か

中国・ロシアの一大連合艦隊北海道沖に出現！陣形組む様子を自衛隊が空撮情報収集艦も一緒か (msn.com)

------------------------私の意見-----------------------

ロシア機による領海侵犯、これ完全に自民党総裁選に向けたシグナルなのだ。インテリジェンスがダダ漏れの日本だから、中国・ロシアの情報局は、自民党総裁に関して絞り込んでいるからこその領海侵犯だ。高市さんじゃ困るからだろう。

今の中国・ロシアにとって一番痛いのは、日本の防衛力強化なのだ。日米安全保障条約の元、普天間から辺野古基地への移設、沖縄における自衛隊基地の設置、まぁ私は一気に尖閣諸島に軍事基地設置という意見なのだが。

北海道の矢臼別演習場を米軍との統合基地へとしますというだけでも抑止力になるのだ。ロシアにとって米軍基地のない北海道は軍事挑発をするかっこうの場所となっている。日本政府の対応を推し量ることができるからだ。

今ロシア経済は19%のインフレ率となっているわけで、ウクライナとの戦闘において、日本のGDP2%の防衛費増額は、ロシアにとって極東の防衛観点から再構築見直しせざる得ないことになる。その負担はロシア国民ということになる。

矢臼別演習場は今のところヘリコプターの離発着のみではあるが、戦闘機の離発着可能な滑走路を建設しますと発表するだけでもロシアにとって脅威となる。矢臼別から択捉島までの距離は200キロくらいである。東京を起点とするならば、以下の通りである。

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このことは逆も真なりなのである。以下毎日新聞の記事より

北方領土の軍事拠点化　露の本質見抜いた戦略を

社説：北方領土の軍事拠点化　露の本質見抜いた戦略を | 毎日新聞 (mainichi.jp)

対ロシア・中国に関しては、目には目を歯には歯をなのである。そして安全保障上備えあれば憂いなしなのである。

本日の一枚　　浅野真弓さん