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久し振りに洗車・ワックスがけを・・・ということで、行きつけの洗車ステーションにでかけました。すっかり作業を終えて、外観だけはピッカピカになり、缶コーヒーなどを嗜みながら一息ついていると、フェンスの外に季節外れの花が・・・ 草丈こそ30cmを少し上回るぐらいの小型ですが、花の配色や形は紛れもなくタカサゴユリ(高砂百合)です。本来なら8月半ば、お盆頃に高速道路ののり面などに大量に咲くのを見かけますが、今頃咲くとはとんでもなく寝ぼけたものです。当家の小庭にも、一昨年1株紛れ込んで花を咲かせましたが、最初の1輪が開花した時点で、球根まで含めて根こそぎ駆除してしまったものです。極めて旺盛な繁殖力を武器に勢力圏を広げつつあり、”エイリアン”的な存在で、どちらかというと嫌われ者なのですが、今時ポツンと1株だけ咲いている様を見せられると、ついつい情が移りそうになります。
2016年11月13日
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加西市にある兵庫県立フラワーセンターで、シュンラン展が開催されていると聞いて行ってみました。我が家から片道35kmほど、1時間弱の距離です。入場料500円を支払って、いざ展示場へ・・・・ 会場には100点を越える力作が並んでいました。各々に銘(無銘を含めて)、出品者が記載されていました。赤系、黄系、紫系、白系、等々多種多様な品種が展示されていましたが、画像はその中で気に入ったものの一つです。と言っても「1番」のお気に入りは類似品でしたが、ピンボケで使えなかったため、繰り上げで上位にランク入りしたものです。これは日本春蘭でした。もう一つ、韓国産の品種で紫系のきれいなものが目に止まりました。 会場の照明は写真撮影には少々不足気味で、感度をASA800に上げても、絞り11でシャッター速度は1/10から1/20しか得られません。一脚を用意していましたが、ブレてしまい使えないものがかなり出てしまいました。次はしっかりした三脚を持ち込んでやろうと思います。ついでに残念な点を上げるとすれば、堂々と『山取り』と表記されているものが見受けられました。自生の固体が激減していると言われるこの時代、盗掘と言われかねないものを公認しているというのは、公の催物としてはいかがなものか・・・などと考えさせられました。
2014年03月10日
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2ヶ月前に、近くの草地に移植したネリネが咲き始めました。大小合わせて10球の球根を植え付けましたが、その中から4芽の花芽が顔を出し、その内3芽が咲き始めたものです。雑草の青み以外枯野状態の現場ですが、そんな中でピンクの花は異彩を放っています。とは言うもののこの現場、現在は高さ2mの堅固なフェンスで通行が規制されており、人の目に触れることはなさそうです。 花芽を立ち上げた4芽以外はどうなっているか気になるところですが、草丈は5~10cmの小さな存在なので完全に雑草の中に沈んでいます。この品種が生存する上では、比較的豊富な日差しが必要とされています。植え付けた時点では、定期的に雑草を刈り払いに行くつもりだったのですが、バリヤー建設のお陰で接近もできなくなってしまいました。最悪の場合、日光不足による生育不良で全滅してしまうかもしれませんが、遠くからフェンス越しに静かに見守るしかありません。
2013年12月10日
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先月初めに近くの草むらに植え付けた原種ネリネと八重咲スイセンは、通路の歩道が頑丈なバリヤーで封鎖されて様子を見に行くこともままならぬことになっていました。そうは言ってもやはり気になるので、フェンス越しに面会に行ってみました。 現場は植え付けた時には除草直後だったこともあって、植え付け作業は楽々だったのですが、50日が経過して今では雑草が勢いを盛り返し、植えた場所がどこだったか特定するのも困難な有様でした。それでも目を凝らして探していると、雑草の茂みからニュ~と立ち上がっているネリネの花芽が見つかりました。花芽は都合4芽が見つかり、なかなかの好成績です。我が家でぬくぬくと育った兄弟たちと比べると成長は幾分遅れ気味ですが、12月に入る頃には開花するのではないかと思います。画像は7-8m離れた位置からズームで引き寄せたものなので、鮮明度はかなり落ちます。 もう一方の八重咲スイセンの方は、何分にも草丈が低いこともあって探し出すのには骨が折れましたが、こちらも何とか定着した様子が見て取れました。うち1株は花芽を立ち上げていました。できることならすぐにでもバリアーを越えて周囲の草刈りをしてやりたいところですが、人に見られるとこの先何かにつけて白い目で見られるのは避けられそうにないことから、流石に実行には移せませんでした。
2013年11月23日
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今回は我が家にやって来てちょうど2年が経過した、白花・四季咲コマクサ(駒草)の植え替えです。ポットには沁み出した水分の気化熱により、自身の温度を下げることを期待して素焼きの陶鉢を選んだのですが、この水分が裏目に出てカビが繁殖するようになってしまいました。今回は用土の総入れ替えと共に、カビの元になっている陶鉢も変えてしまうことにしました。 用土の疲労は比較的軽微で、土壌だけに着目すればもう1年我慢させてもよさそうな状態でした。ただ今回は転居が目的なので、敢えてこのポットの用土は破棄して、株だけを掘り出すことにします。株は大きく2芽に分化しかけていますが、現時点ではかなり固く結び付いています。ということで今回は株立ちはそのままにして、ほぼ同サイズで釉薬のかかったポットに植え付けました。用土は常用の配合比の用土で、固形培養土と少量の化成肥料を加えています。
2012年10月25日
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今は梅雨の最盛期、まだ夏山徘徊も始まっていないというのに、野辺の草むらでは秋の七草・ハギが咲き始めました。画像は人家の生垣で見掛けたものですが、高速道路の盛土ののり面などでも同程度に開花は進んでいます。流石に高速道路上に車を止めて、写真を撮るほどの度胸というか、厚かましさは持ち合わせていません。 この花やススキを見ると、妙に残り時間の減少を意識してしまいます。昔、趣味の鮎釣りに熱を上げていた頃、これらを見掛けるようになると、釣りのシーズンも終盤が近いことを体感的に刷り込んでしまったためかもしれません。現在の居住地に転居して、鮎釣りからは遠ざかってしまいましたが、意識の底に沁み付いた習性はなかなか抜けません。
2012年07月07日
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昨日は法事があって、久々に実家に帰って来ました。いつもの調子で、体力まかせの弾丸ツアーです。法事についてはさて置いて、実家の少々荒れた庭ではネジバナの開花が始まるところでした。 数年前の最盛期に帰った時には、つぶさに勘定しても10数株だった白花が、昨日時点では30株を超える量に増えていました。画像はその一角ですが、1ショットの中に写った6株のうち4株が白花です。この他にもあちらこちらで数株ずつ固まっているところが散見されました。この現場のネジバナは種子による増殖より、株別れによって確実な増殖が達成されているように感じられました。前回持ち帰った個体は、ここ1-2年で水切れなどにより絶滅寸前まで衰退してしまいました。そんな訳で、今回も数株掘り起こして連れ帰りました。今回は半分はプランタ、残り半分は露地植えに・・・という風にリスクを分散するつもりです。
2012年07月02日
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ブラックバスやブルーギルなどの特定外来種を野(じゃなくて川や湖)に放つのは法に触れるのは承知していますが、在来種である植物なら処分の対象にはならないだろう・・・ということで、白花タンポポを近くの草むらに植え付けてみました。先般も取り上げた通り、驚異的な生命力を持つ品種なので、土壌がどうのこうのと不満は言わないだろうと思うのですが、ものは試しということで、1株だけコッソリ植付けて逃走して来ました。 この地域(神戸市西部)で見かけるのは、ほとんど黄色い西洋タンポポで、白花を見ることはありません。丹波地方まで足を延ばせば見られますが、我が家から80kmほど、高速料金で2000円がかりの花見ということになります。今回植え付けたものが無事定着するようなら、我が家の坪庭に繁茂するものを、少しずつ広めてやろうと思っています。
2012年05月08日
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これには驚きました。少々度が過ぎる繁茂ぶりに恐れをなした家主が、白花タンポポの総量規制に取り掛かりました。我が物顔で坪庭に蔓延るタンポポをスコップで抜き上げ、干上がるのを待っていました。大半は乾燥して枯れてしまいましたが、1本だけ根の先っぽが土に埋まっていました。するとスコップで途中をスパッと切られていた根の断面から新たな葉っぱが芽吹き始めたではありませんか。ほんの少しでも生きられる条件があれば、何はさて置いても命をつなごうとする生命力には感服ものです。 というのは建前論で、感心ばかりはしていられません。家主には絶滅までの執念はなさそうなので、押さえ付けようとする家主と、隙さえあれば勢力を広げようとするタンポポの果てしないせめぎ合いが続くことになりそうです。
2012年05月06日
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ハーイ! ボク金平糖。じゃなくて、ヒメツルソバ(姫蔓蕎麦)でーす。でも、やっぱりお菓子の金平糖にそっくりでしょ?。夏の終り頃から晩秋にかけて、草地や道端など場所を選り好みせず咲いています。 ふざけた登場の仕方になってしまいました。画像の個体は、先般名水汲みに出掛けた際、水源から少し下った水路脇で咲いていたものです。花の色としては、このピンク系が圧倒的な多数派なのですが、ごく少数ながら濃色系のものも見られました。 品種名に”ソバ”とついているように、食用の蕎麦と同じタデ科だそうです。原産地はインド北部からヒマラヤ説、中央アジア説など諸説がみられます。ソバの茎が直立するのに対して、ヒメツルソバの方は地に伏すように伸びて行き、地面に接した所に新たな根を降ろしながら勢力を拡大して行きます。 ソバの花というと、一般的に白い花をイメージしがちですが、先般常念岳から大天井岳縦走に出掛けた際、安曇野で赤いソバの花を見掛けました。2アールほどの畑が赤く染まって見事な眺めでしたが、所用で他を回っている間に日が暮れてしまい、残念ながら写真は撮れずに戻って来ました。 ・・・いと悔し・・・
2011年10月23日
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行き行きて 倒れ伏すとも 萩の原 かの芭蕉先生に、こうまで言わせたハギ(萩)ですが、遠目に見ている分にはなかなか魅力的なのですが、アップにしてみると意外にとぼけた面構えをしていました。興ざめ・・とまでは言いませんが、ちょっとだけ「正体見たり」感を味わった一瞬でした。 秋の七草にも名を連ね、ニュースなどでも初秋の季節感を伝える際には頻繁に登場する花ですが、実際には高速道路ののり面などでは6月頃から咲き始めます。だからといって、路肩に車を止めてカメラを向ける勇気を、私は持ち合わせていません ^^。 画像の個体の場合も、昨日撮影した時点で70cmほどの枝のうち、今咲いているものとこれから咲くものを合わせても、10cmほどが残っているだけで、大半は右下のような終った花か、種子になっていました。秋を待たずに開花が始まったことを誇示しているような印象でした。
2011年09月29日
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昨日は台風12号の接近で外は終日荒れ模様で、草花も野菜もグッタリうな垂れていました。外に出る気力も沸かず、新鮮なネタは品切れです。 つなぎのネタで恐縮ですが、今年の山野徘徊で出会った草花のスライドショーを増補改定しましたので、時間がありましたら一度ご覧ください。8/10-11の蝙蝠岳、北荒川岳までの分を掲載しています。下記のリンクからどうぞ。 2011年 花遍路いつもの通り、外部サイトを参照しています。
2011年09月03日
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ジャヤングルのように伸び放題のミニトマトに隠れて、画像のような辛子やピーマンの花に似た花を付ける草が1株。随分前になりますが、以前住んでいた淡路島でウォーキングの途中、畑の隅で咲いているのを見掛けて、名前を調べた記憶が残っているのですが、どういう名前だったかまでは思い出せません。画像のストックをめくってみても、消してしまったのか該当する記録には行き着けませんでした。 で、”イヌ○○”という様な名前だったという微かな記憶を糸口に、いつもお世話になっているWeb植物図鑑サイトの門を叩いてみると、程なく見つかりました。”イヌホウズキ”でした。ナス科に属するそうで、辛子やピーマンとは親類ということになります。花が散るとすぐに緑色の実を付け、暫くすると円内の様に黒く熟します。大きさは直径5mmぐらいです。発見から少々時間が経ってしまい、株立ちはかなり大柄になってしまいましたが、これが繁茂するようになると、我が家のミニ菜園は”荒地”に戻ってしまいそうです。雨が上がり次第、処置に掛かることにします。 余談ですがその図鑑サイトの解説によると、”イヌ○○”というのは「○○に似ているが役に立たないもの」という意味で命名されているものだとか。ワンコや愛犬家が聞くと、怒りで血管が切れそうになるかもしれません。
2011年09月02日
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昨日は台風6号の余波で強い風雨に見舞われてしまいました。こんな日にはカメラを持って外にでる気力も沸かず、完全にネタ切れです。 つなぎのネタで恐縮ですが、今年の山野徘徊で出会った草花のスライドショーを増補改定しましたので、時間がありましたら一度ご覧ください。下記のリンクからどうぞ。 2011年 花遍路いつもの通り、外部サイトを参照しています。
2011年07月20日
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赤岳を後にして、1時間20分がかり(休憩除く)で阿弥陀岳まで戻りました。ここで15分ほど休憩した後、置き去りにしていたザックを回収し、登山口を目指して帰路に着きました。途中何事もなく、サクサクと行程を消化して、2時間20分と少しで登山口に戻り着きました。 往路の登山口-阿弥陀岳に4時間40分かかり、随分時間を掛けたな、と思っていたのですが、帰宅してガイドマップを調べると、これでもコースタイムを30分以上短縮していました。歩いている時には、脚力に関して少々自信を失いかけていましたが、現金なもので今は少々テングになりかけています。 さて、最後に山の花子たちについてですが、上はヨツバシオガマで、光沢感のあるピンクの花がとても気に入っています。花の一部が鶴の頭に似ている‥・と表現する人もありますが、確かにそう見えなくもありません。また下はハクサンイチゲで、両者とも山頂近くの砂礫地で咲いていたものです。今回の山では、こうした高山植物の大群落には行き当たりませんでしたが、梅雨明けが予想外に早かったことから、この先いろいろな花子たちの大群落に遭遇するチャンスが増えることを期待して出掛けようと思っています。 «前の記事
2011年07月12日
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とある田舎道の端に車を止めて、草花を探して15分ほどプチ徘徊。で、見かけたのがこのウツボグサです。この他にネジバナなども見られましたが、こちらは場所によりムラが激しく、花が終っていたり、開花していなかったりで収穫0でした。 漢字で表すと靫草、空穂草などと現すことが多いようです。草丈は30cm前後で、花色は画像のような紫花がよく見られます。家に戻ってWeb図鑑に当ってみると、稀にピンク花や白花のものもあるらしいのですが、見たことはありません。それどころか、恥ずかしながらこうした色違いのものがあることすら知りませんでした。今年の花期は粗方終ってしまったので、次のシーズン以降は色違いの花を探すことにしてみます。長~い旅の始まりになりそうな気がします。
2011年07月04日
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飯豊山系・地蔵岳への遠征に当り、経由地の新潟市には通販や出向いてお世話になる山野草店があります。このうち今回は秋葉区の新津フラワーセンターに立ち寄りました。当初は春咲き、及び夏から秋に咲く品種の増強が目的だったのですが、春咲きの商品は殆どお蔵入りになっているし、夏・秋モノには好みの品種が見当たりません。 さてどうしたものか‥・とキョロキョロしていると、広大な店舗の一角で「ウチョウラン展」が開催されていました。ちょっと覗いてみると展示会は終盤のようで、一部は片付けにかかっていました。当然のことですが、見事に育て上げられた立派な作品ばかりです。その会場の一角に即売コーナーがあり、そこに並んでいた一般品を2鉢購入して連れ帰りました。今回はいずれもピンク系の花を付けるものです。神戸の高温環境には馴染み難い品種ではありますが、できるだけ長いお付き合いができれば‥・ということで頑張って育ててみるつもりです。 «前の記事
2011年06月23日
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春の山野へ花見に・・・ということで、昔よく通っていた福井県の某スキー場に出掛けました。結果は、無残に撃退されてしまいました。 通り道に当る九頭竜ダム周辺では、ソメイヨシノはチラホラといった状況で、まずここで様子がおかしいことに気付かされました。以前頻繁に通っていた頃には、緑の日(現・昭和の日)にはすっかり葉桜に変わっていました。更に標高1000m付近から上には山の地肌がほとんど見えません。この時点で、目的地までの95%以上を消化していたので、外れを覚悟で最終目的地まで行ってみましたが、やはり現地は雪解けが進行中で、山野草の芽吹きはまだ始まってもいませんでした。 こんなことで、見事に振られてしまいましたが、上の画像は九頭竜ダム下流の集落で見掛けたミチノクエンゴサク(陸奥延胡索)です。他にニリンソウ、キクザキイチゲなどには会えましたが、今年の遠征は1週間から10日早過ぎたようです。いと悔し・・・・
2011年04月30日
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樹齢0.5年のカラマツです。樹高は5cmぐらいです。世間並みに12月の初めには黄葉が始まったのですが、それも下半身だけで、頭の部分は青々と葉を茂らせたままでした。いつになったら頭も黄色く染まるか、と注目していたのですが、なかなか強情で変化が起きませんでした。 先日来の強烈な寒波には音を上げたようで、やっと色合いに変化が起き始めました。胴体から下はいきなり黄色く変化したのですが、頭部分は赤みを帯びています。これはこれで好ましい色合いなのですが、普通と違うことが起きるとこのまま枯れてしまう前兆では?、などと余計な心配をしてしまいます
2010年12月30日
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山のシーズンが幕を閉じて、私的には5月までの長~い休眠期に入ってしまいました。今年のシーズン中の山野徘徊で出会った草花のスライドショーを改定し、最終版としてアップしました。高山植物に興味をお持ちの方は、ご覧ください。因みに、左の画像は山形県・地蔵岳への登山道で出会ったギンリョウソウ(銀竜草)です。 白馬三山・花見登山 2010年 花遍路外部サイトを参照しています。
2010年11月02日
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遅れていると言われていた埼玉・巾着田のヒガンバナも、昨日までに咲き揃ったようです。ならば我が家の近くでは?ということで、町外れの水田地域に様子を見に出掛けてみました。ちょうど満開といったところで、田圃の畦や土手を赤く染め上げていました。巾着田ほどの密集した光景は認められませんが、これはこれで風情が感じられます。翻って我が家のリコリスたちは?というと、やや遅れを取ってしまいました。昨年は野辺のヒガンバナが開花する頃には、我が家の栽培品は全て花は散っていたものですが、今年は様変わりで、これまでに開花したものは1品種だけです。残りの大半は現在進行形でツボミを膨らませている段階で、早ければ今日か明日には開花、ということになりそうです。
2010年09月30日
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この夏、山野徘徊で出会った草花のスライドショーを増補・改定しました。先般の中央アルプス・プチ縦走で出会ったものを追加しています。下のリンクからご覧ください。因みに、左の画像は空木岳登山道の大地獄付近で出会ったシモツケソウ(下野草)です。 2010年 花遍路(改訂版)外部サイトを参照しています。
2010年08月31日
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花見登山2日目。この日は大きな登りはないので、ゆっくり頂上宿舎を出発。5分足らずで稜線に出ると旭岳が目の前に広がっています。稜線のコース脇に荷物を残し、身軽な装備で山頂を目指しました。鞍部には大量の雪渓が残っています。雪渓が後退した所から、草花が芽吹き始めています。上画像は旭岳(2867m、標高順位:42位)を背景にしたコバイケイソウですが、この他にハクサンイチゲ、シナノキンバイ、ハクサンコザクラなどが、草むらを埋め尽くすように咲いていました。 雪渓を渡り切った所から登りになりますが、ここにトライする登山者はごく少数のようで、踏み跡はうっすらとしか残っていません。油断すると見失いそうな踏み跡を辿って、30分ほどで山頂に到着しました。3日前に紹介した”軍手でVサイン”が、その時の山頂の様子です。山頂滞在は短時間で切り上げて稜線に戻り、次の杓子岳を目指しました。 白馬岳から杓子岳、鑓ヶ岳までは、爽快な稜線歩きです。ガレ場、ハイマツ帯、草地が入れ替わり立ち代わりで眼前に広がります。この時期、草むら一帯は当然の様にお花畑が真っ盛りです。 杓子岳(2812m)までは150mほどのアップダウンをこなして到着です。更に次の鑓ヶ岳(2903m)へは、130mほど下って200mほど登ることになります。こうして予定していた6座の縦走を、昼前には完了しました。近くの天狗山荘でもう1泊予定していましたが、十分時間が残っているので下山することにしました。下山ルートは鑓温泉を経由するルートで、ここでも多くの草花に癒されながら、16:55に猿倉に下山しました。 下画像は稜線上でたくさん見かけたテガタチドリ(ラン科)です。右後方の尖ったピークが白馬岳。 ««前の記事 次の記事≫≫
2010年07月29日
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白花タンポポが発芽しました。昨年4月、岡山県北西部で白花のタンポポに出会って感激したことがありました。その後、誠にお粗末な話ですが、私が生まれた地域(高知県中西部)にも分布していることが分りました。子供の頃にはこうした雑草にまみれて遊んだ筈なのですが、どうしたことか全く記憶には残っていません。老母に尋ねると、「タンポポとは白いもの」という固定観念が深く焼きついているようでした。そんな経緯もあって、実家の近くで咲いていたタンポポの毛玉を持ち帰りました。持ち帰った毛玉をつぶさに観察してみると、大半は受粉していない未熟品で、成熟種子は10粒ほどしか残りませんでした。今日我々が普通に見掛ける西洋タンポポと比べると、受粉のプロセスはかなり非効率なのかも知れません。こうして選別して植えておいたものがこれで、うまく行けば来年は我が家の小庭で、じっくり白花タンポポが観察できるかも知れません。
2010年06月22日
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2010年06月16日
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行って来ました ・・・ 花見登山。今年は遅くまで寒波が居座ったりで、残雪が多いことが予想されたことから、昨年より4日遅らせての訪問となりました。春の冷え込みは、農業にも大きな影響が出ていて、例年土産として調達して来た山形名産のサクランボ(露地物)は、発送が半月ほど遅れるようです。さて、お山の方はというと、現地入りを遅らせたのがビンゴだった様で、例年出会える花々には、概ね再会できました。尾根の残雪も、ほぼ同じ程度まで減っていました。画像はハクサンチドリ(白山千鳥)で、この花だけは例外的な存在で、昨年までは早い時でもツボミにしか出会えなかったもので、開花しているところに行き当たったのは幸運でした。今回も”弾丸ツアー”になってしまい、帰宅は今朝3時になってしまいました。筋肉パンパン、オツムは眠気満タン状態で、もう少し寝ます。出会った草花は、日を改めて紹介したいと思います。
2010年06月14日
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随分前のことになりますが、Web図鑑で「コバノ(小葉の)※Д£☆」を調べていて、近くにあったこの草、コバンソウ(小判草)というイネ科の雑草を知りました。形が変わっていることや、名前がめでたそうなことで記憶に残っていたのですが、なかなか現物を目にする機会には恵まれませんでした。図鑑で知って既に4、5年は過ぎたかと思いますが、この程やっと現物に巡り会うことができました。長年憧れていた片思いの相手に出会った、という程ではありませんが、ちょっとした感激がありました。場所は、つい先日紹介した白花ニワゼキショウから50mほどしか離れていない、車道と歩道を仕切る花壇です。サツキやアジサイの枝の隙間から顔を出して、風に揺れていました。恐らく車か人の衣服などに付着して運ばれたものが、ここに根を降ろしたものだろうと思うのですが、花壇の手入れなどで駆除されてしまわないよう、密かに応援してやろうと思います。
2010年05月26日
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10日余り前、この場でニワゼキショウ(庭石菖)を取り上げ、その中で圧倒的に紫花が多い中で、白花のものもあるらしい、というようなことを紹介しました。その記事を書き込んだ時点では、白花に出会ったことがなかったので、その後ニワゼキショウが育ちそうな草地や芝生を通るたびに、咲いてないかと目を凝らして探し歩いていました。その白花に、意外なほど身近なところで出会うことができ、念願が叶いました。場所は日常よく利用するスーパーへの歩道で、自宅から4~500mのところです。早い話、昨年までは漫然と歩いていたため、気付かずに通り過ぎていただけのことでした。街路樹として植えられたケヤキの根元で、20株ほどが、風に揺れていました。まだ”密集”して咲く、というほどの規模ではありませんが、数年もすると一帯を埋めるようなことになるかも知れません。
2010年05月22日
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3日前に我が家のキンランの様子を紹介しましたが、本日の画像は某所の里山で出会った自生のキンランです。短い花期の絶好機に、たまたま別件で出掛けた先で遭遇できたもので、実にラッキーでした。他にもあるかということで、確認のため林縁を200mほど探し回ってみたところ、合わせて3株が確認できました。細々とした存在ですが、生き残っている地域もあることが確認できただけでも、私には大収穫です。詳しい場所はさておいて、この花に出会った現場は杉の人工林の林縁、杉林が途切れて草地に変わる辺りです。まだススキやアザミ、クズなどの強力な雑草が伸びていないので、この株の生えた周囲は日差しが充分差しています。後1ヶ月もすると、周囲は完全に草原に埋もれてしまい、多分所在を確かめるのも困難になってしまうに違いありません。草は草むらに隠せ、というのが鉄則のようです。
2010年05月09日
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この時期芝生や下刈りの行き届いた草原などで、小さな淡い紫の花がたくさん咲いています。随分前から気になっていたのですが、名前は判らないまま何年か過ぎてしまいました。この程ひょんなことで名前が判明して、長い間喉に引っ掛かっていた魚の小骨が取れたようにスッキリしました。名前はマツバウンラン(松葉海蘭)といい、花の大きさは5円玉の穴を通るぐらいです。ランという名が付いていますが、ゴマノハクサ科だそうです。”マツバ”の部分は、草の姿が細長いところを松葉に見立てたものだとか。帰化植物で、海の近くに多く分布し、花の形がランに似ていることからこの名が付いたようです。小さい花なので、2本3本程度の少数で咲いている場合は気付かずに通り過ぎるかも知れません。草丈は20cmから40cmぐらい。密生して咲いていると結構見栄えがする、可憐な花です。
2010年05月02日
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この時期、”高原”と名の付く場所に出掛けたら、春の山野草見物を放棄する訳には行きません。で、昨年春、初めて野生のイカリソウに出会った場所に寄り道してみました。昨年より10日ほど遅い訪問になったため、カタクリはすっかり盛りを過ぎてしまっていました。イカリソウの方は、開花してしているものは少し盛りを過ぎて、距や萼弁に白や青のシミが入っていました。近くには、これから開花を迎えるツボミが多数待機中で、今回はたまたま開花の端境期に当ってしまったようです。この他には、イチリンソウ(一輪草)がちょうど見頃で、農道や田畑の脇にたくさん咲いていました。
2010年04月20日
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昨日紹介したサクラから15mほど離れた棚田の畦や土手では、ツリガネニンジンが最盛期を迎えていました。といってもソメイヨシノのように、パッと咲いてさっと散る性格の持ち主ではないので、ダラダラと高原状態で咲き続けます。不思議なことに、ここで採取させて貰った同じツリガネニンジンは、我が家にやって来て性格が変わってしまったのか、8月中旬には咲き始め、9月下旬には店仕舞いしてしまいました。およそ2ヶ月も開花時期が早まってしまった訳ですが、原因は???です。その頃の茎や葉は既に枯れて姿を消してしまいましたが、今では暖かさにほだされて顔を出した代替わりの新芽が主役のような顔をしています。これも4号ポットでは窮屈になってしまったので、近いうちに植え替えが必要です。
2009年11月09日
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山に分け入るもう1つの目的である山野草の方は、今回の山行では峠を越していて、興味深いものにはあまり出会えませんでした。上画像は麦草岳山頂直下でたくさん見かけたもので、最初見たときには何かのツボミかと思ったのですが、帰宅して調べてみるとツツジ科のシラタマノキ(白玉の木)の実ででした。正確には球形の白い部分は萼が肥大化したもので、本当の実はこの中に包まれているそうです。 この他には、人里から登山口のスキー場にかけてノコンギクが大量に咲いていましたが、こちらは分類上高山系とはいえそうにありません。 この先、山に分け入っても、コース脇に咲くきれいな草花に癒されながら歩く、といった楽しみ方は期待できなくなりました。5年前には、この辺で閉店休業だったのですが、この頃は雪が積もる頃まで出掛けるようになってしまいました。ミイラ捕りが何かに化けてしまったようです。 «ハシゴ登山(4)へ
2009年10月02日
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リコリスのピンク花、『さつま美人』のツボミが膨らんで来ました。開花まであと2、3日でしょうか。これも期待を裏切って(?)半月近く早い開花になりそうです。今回選定した主な品種は、いずれも在来種より早く開花してしまいました。在来の赤花と並べて、白、黄、ピンクなど色彩の対比を楽しむという目論見は、あえなく潰えかけています。それはそれとして、秋の彼岸を目前にして、次第に日が短くなりました。この先、天気の循環周期も短くなって、縦走という形の時間のかかる山歩きは難しくなります。という訳で、今年の締めの縦走登山として、近いうちに中央アルプスの木曽駒ヶ岳から南駒ヶ岳にかけての山域10座を歩いて来ようと思います。山から戻った頃には、この花は盛りを過ぎてしまっているかも知れません。
2009年09月13日
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一年振りに帰省して、ヒョンなことでこの花・ユキノシタ(雪の下)に再会しました。子供の頃には家の周りにいくらでも生えていて、この時期になると毎日顔を突合せる様に生活していた筈なのに、その花の特徴を殆ど理解していなかったことを思い知らされました。例えば花の色。今回アップで撮影してみて、短い3枚の花弁にこんな可愛い模様が入っていることに初めて気付きました。いやはや、何とも面目ない話です。久し振りに再会して、惚れ直したとでもいうのでしょうか、ついつい一株連れ帰ってしまいました。
2009年06月16日
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昨日の続きです。フジに見とれつつの蒜山界隈散策の際、足元に目を落とすと、たくさん目に付いたキンバイソウ(金梅草)です。道端や林縁でたくさん咲いていました。1ヶ月余り前に、さほど離れていない醍醐桜を見物に行った際(大渋滞で目標には近付けませんでしたけど・・・^^;)にも咲いていたのですが、ただ今満開・・・といった風情でした。梅雨明けの頃2000m前後の山に登ると、この花の遠縁に当たるシナノキンバイ(信濃金梅)をよく見かけます。場所によっては、お花畑の主人公の地位を占めることもあります。高山系のシナノキンバイに会いに行くには、それなりの覚悟が必要です。人里近くで手軽に会えるキンバイソウは有難い存在ですが、残念ながら神戸近辺では、まだ見かけたことがありません。
2009年05月22日
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今回の高山植物園での圧巻はマイヅルソウ(舞鶴草=ユリ科)の群落でした。バレーボールのコートを少し上回るぐらいの、広葉樹の林床をびっしり埋めるように咲いていました。生憎の曇り空に加えて、薄暗い林の中で光量が足りず、立体感に欠ける画像になってしまいましたが、その点はお見逃しを・・・。初夏から梅雨明けにかけての時期に、山歩きで森林帯を通るコースなどでよく見かけます。頭上が開けて乾燥しやすい場所より、日陰で湿り気のある場所を好むようで、ポツリポツリと咲いていてよし、林を埋めるような大群落もよし、という風に、白一色で派手さはありませんが、色々な場面で登山者を癒してくれる貴重な存在です。
2009年05月16日
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今回は雑草代表(?)で、コモチナデシコ(子持撫子)をご紹介。この時期、道路端の草地や造成中の宅地などに、群生して咲いています。花の大きさは1cmあるかないかの小さなもので、草丈は20~40cmほどです。林立して咲いて、風に揺れている様子は見ていて飽きません。100本超ぐらいの群落を観察した範囲では、1本の茎には1個の花しか咲いていません。花の下にあるやや小ぶりの、ピーナッツほどの袋の中に、たくさんツボミが詰まっているようで、1つ花が寿命を迎えると次の花が咲く、という風に次々と入れ替わるように咲いているようです。
2009年05月08日
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今住んでいるマンションの緑地エリアでシャガが満開になりました。土壌の質が芳しくない日陰で、一緒に植えている樹木(樫の木の仲間)も5本に1本ほどが枯れるような環境ですが、シャガはしぶとく生き延びて花を付けました。アヤメの仲間で、平地から低山域ではこの時期に開花しますが、少し標高が上がると6月に入って咲き始めます。花弁の配色や輪郭の切れ込みなどの形状は、アヤメと比べると手が込んでいて(?)複雑です。高山域は除いて、樹林帯を抜ける登山路の脇などで普通に見られる草花ですが、開花時期が概ね登山の開始時期と重なります。半年余りの長いブランクですっかり弱った足腰は、多頻度の休憩を要求しますが、そんな時この花が咲いていると、目から癒してくれる貴重な存在です。
2009年05月03日
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先日(4/13)岡山・真庭市で出会った白タンポポを紹介しましたが、そこから僅か50mほど離れた小さな丘のような里山で見かけたイカリソウです。少し時期を過ぎたカタクリの群落に混じって咲いていたものです。錨を逆さにしたような特異な形が人気を呼び、山野草店やホームセンターの園芸コーナーで見かけることが多いのですが、人里で自生株に出会えたことには、少々驚かされたものです。元を辿れば、こうして人里や山野に自生していたものなので、”驚く”というのは横柄かも知れません。しかし現実には自生のものは近年大きく数を減らしている様です。私の場合、自生のこの花に出会ったのは、半世紀以上生きて来て初めてのことでした。ここのイカリソウが、いつまでも咲き続けられることを祈るばかりです。
2009年04月20日
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岡山県真庭市の醍醐桜が見頃らしい、と言うのを聞いて行ってみました。副題として、そこから10数km北に進んだところにある名水『鬼清水』を汲んで帰ることにしました。いざ現地付近に行ってみると、猛烈な渋滞で車は身動きが取れない有様です。で、早々と醍醐桜観光は放棄して、第2の目標を目指すことにしました。『鬼清水』の現場一帯は”竜宮岩”という景勝地になっていて、少数ながら駐車場もありますが、湧水の場所は少し離れています。で、少しズルをして農道の端に車を止めることにしました。止めた車のボンネット越しに普通の黄色いタンポポ(と言っても全て西洋タンポポでした^^)に混ざって、白い花が咲いています。近付いて確認してみると、何と白いタンポポでした。琵琶湖の西岸などに見られる、というWeb記事に接したことはありますが、現物を目にしたことはありませんでした。いつか取材に行こうと思ってはいましたが、これまで実現できずにいました。たまたま選んで出掛けた旅先で、この花に出会えたのはとてもラッキーでした。
2009年04月13日
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カタクリ(片栗)は少し盛りを過ぎたところだったのですが、この株は開花が遅れたようで、もう少しきれいな状態が続きそうです。生憎の空模様で、薄雲が広がっているため、もう12時に近いというのに花びらは閉じたままです。カタクリやフクジュソウなどは、日が差すと花びらを開き、日が沈んだり曇ると閉じてしまいます。この花も、雲が去れば花びらが錨のように反り返るのですが、この日は1時間ほどの滞在中にその状態を目にすることは出来ませんでした。
2009年04月05日
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春の山野草が本番を迎えた、というHPの誘いに釣られて、2週間前にも行った六甲高山植物園を再訪してみました。この時期、ミスミソウ、ショウジョウバカマなどがちょうど見頃、カタクリ、キクザキイチゲなどが見頃を少し過ぎたぐらいでした。この植物園の泣き所は、ガーデン内に観客が入り込まないよう、コンクリートの柵で仕切られているのですが、残念ながらマクロレンズで接写画像を撮ろうとしても、手の届く範囲に興味をそそられるような草花が生えていないことです。そんな中で、ショウジョウバカマだけは別格で、遊歩道ののり面や路肩に溢れるように咲いています。大半はごく普通のピンク花ですが、一周して戻った出口近くの庭石の陰で、純白の固体を見付けました。これまでの山歩きで、妙高山で白花に出会ったことがありますが、その時の固体は、雌シベに薄っすら紅が差していました。それに対して、今回出会ったものはシベまで完全な白で、チョッピリ感激です。生憎遊歩道からは死角に当たる位置だったので、気付かずに通り過ぎた人も多かったかも知れません。
2009年04月04日
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ザゼンソウやムサシアブミを植え付けた場所からさほど離れていない杉林で、シュンランが蕾を膨らませていました。開花までにはもう少し時間がかかりそうで、白いベールを纏った緑のツクシといった風情です。見方を変えれば緑色の”ネズミ男”に見えなくもありません。周辺を探し回ったところ、十数株のシュンランが見つかりましたが、殆どが画像の状態で、開花していたのは1つだけでした。あいにくカメラを近付けられない方向に向いて咲いていたので、開花した花の画像は今回はゲットできませんでした。四国の山地で、この花がしぶとく命を繋いでいる様子を見て、神戸近郊の山地も探してみる気になりました。今の冷え込みが去ったら、出掛けてみようと思います。
2009年03月23日
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親の墓参りを兼ねて、移植した諸々の山野草の現況を見届けて来ました。場所は高知県、四万十川の減流域です。サラシナショウマやミヤマオダマキなどは、まだ芽出しの時期になっていないので、定着したか枯れたかは確認できませんでした。何度か紹介したムサシアブミは巨大な株に育ち、しかも分球して増えています。すぐ脇にイノシシの通勤コースらしい獣道がクッキリ残っていましたが、この野草の芋は不味いのか、全く食害の痕跡はありません。完全に定着したようです。もう1つ、うれしい出来事が...。淡路島では6月の気温にも絶えられず、やむなく四国に引越しさせていたザゼンソウが、今年ついに花を咲かせました。といっても花の時期はすでに終って、葉が大きく伸び始めていましたが、暗紫色の仏炎包の残骸が残っていました。来年は3月上旬に再訪して、開花している様子を見たいと思います。
2009年03月22日
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六甲高山植物園ネタをもう一つ。画像はユキワリイチゲ(雪割一華)です。まだ開花が始まったばかりで、完全に開き切るまであと1日か2日はかかりそうです。この花の自生株には何度かお目にかかりましたが、いずれもこんな開花準備中のものばかりで、余程巡り合わせが悪いのか、まだ一度もきれいに咲いたものには出会ったことがありません。図鑑やWeb画像を眺めながら、出るのは溜息ばかりです。それにしても、この日の植物園は寒かった。薄手ながら皮手袋をしていても、1時間ほどの園内散策で指がかじかんで、カメラ操作も怪しくなる始末です。帰り際に振る舞いの豚汁をご馳走になりましたが、そのカップで暫く手を温めて、やっと箸を使えるだけの感覚を取り戻しました。
2009年03月16日
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六甲高山植物園が臨時開園する、というのを聞いて出掛けてみました。10時を少し過ぎた頃現地に到着したのですが、この時点で気温は2~3℃という冷え込みようでした。遊歩道脇の林床には、真新しい雪がうっすらと残っていました。で草花の方は?、というと福寿草、バイカオウレン、セリバオウレンなどは既に終盤を迎えており、ショウジョウバカマ、ザゼンソウ、ユキワリイチゲ、ワサビなどは開花が始まったばかりというところで、何とも中途半端な時期にぶつかってしまったようです。上の画像は少し盛期を過ぎたバイカオウレン(梅花黄蓮)で、花の大きさは梅の花より少し小さいくらい。白い花弁のように見えるのは実は萼弁で、小さな黄色いのが花弁が変化したものです。メシベは既に受粉を済ませて、膨らみ始めていました。
2009年03月16日
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何年か振りに丹波の某所に、セツブンソウの花見に出掛けました。結果は花期は既に終盤で、限りなく空振りに近いファールチップに終わりました。前回(2004年でした^^)出掛けた時は、3/10で絶好のタイミングだったので、今回は暖冬だったことを考慮して10日ほど早めて出掛けたのですが、それでも手遅れでした。もう1週間早ければ・・・、と言うところでしょうか。開花が早かったものは、既に種子を結んでいる状態でした。翻って我が家のセツブンソウは?というと、今年は芽出しもせずにシーズンを終わそうです。昨年の夏、郵便か宅配のバイクに当て逃げされてポットが転倒し、球根が長時間露出するというアクシデントがありましたが、もしかしたらこれが応えたのかも知れません。枯死していなければいいのですが、もう少し様子を見て変化がないようなら発掘調査が必要かも知れません。
2009年03月01日
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寒さを気にかけることもなく、ジワジワと成長しているショウジョウバカマ(猩猩袴)です。雪深い山野でも、ほぼこの状態で冬を越すこの野草は、雪融けを待って一斉に花芽を伸ばし始め、先頭を切って山野を彩ります。雪をみることがない我が家では、冷え込みの厳しい時期にも少しずつ成長しており、何かきっかけがあれば間違って咲いてしまいそうです。日当たりのよい特等席においていたためか、葉っぱはすっかり”日焼け”して赤くなってしまいました。これではピンクの花が映えないのではないかと心配になってしまいます。
2009年01月26日
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少しだけ日中の暖かさが戻って来たので、庭に出て放置プレー状態になっていた山野草ポットの手入れを始めました。そんな中でうれしい発見がありました。何度かこの場で取り上げてボヤいて来たプルサチラ・パテンスが、今年こそ花を見られそうです。枯れた葉の塊の中に、花芽を大きく膨らませて伸び上がっています。これなら今年は間違いなく花が咲きそうです。問題は、まだ1ヶ月は気温は下がり続けるこんな時期に花芽を膨らませてしまったことです。ここは、昨年まで住んでいたところと比べると、体感的に2℃くらいは寒そうで、朝の霜は最大の敵です。そんな訳で、気の抜けない日々が続きます。
2009年01月05日
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