今日こそ〆る!
今日は夕方まで休日出勤で模様替えに勤しんでいたので
すっげー疲れてんだけど
でも
疲れている時ほど妄想でリフレッシュですわ
はい5話のラストぉぉぉ
↓
↓
↓
・・・・・・んだけど。
「待て、アスラン。」
ジュール先生が立ちはだかった。
「何だ、イザーク。まだ何か文句でもあるのか?」
アスランさんは腰に手を当て、溜息交じりに言葉を継いだ。
「言っておくが、シンを叱るなよ?
シンの言葉があったから、俺は戻る気になったんだ。」
あぁあ、アスランさん!!
なんて優しいんだよぉ!!
ヤバイ!マジで惚れる!!
「ふーーーーー。叱責したいのは山々だがな。」
ジュール先生はそれはそれは深い溜息を吐いた。
「どうやら、そうもいかんらしい。」
ん?どういう意味だ?
「来い、アスラン。外へ出るぞ。」
「え?」
え、待って待って。
だって、そんなことしたらアスランさんの体はボロボロになって
オソロシイことになるんじゃあ、ないんですかぁ?
「良いのかっ?イザーク。」
アスランさんは翡翠の瞳を驚きに見開いて
でも、声は好奇心と希望で満ち溢れてて。
「良いワケがなかろう。」
ジュール先生はむちゃくちゃ渋い表情で
「全く、俺は研究者失格だ。」
忌々しそうに呟いた。
「ん?出て良いのか?悪いのか?どっちなんだ。」
まるで散歩を待つ子犬みたいに
ジュール先生の周りをぐるぐる回るアスランさん。
「なぁ、イザーク?なぁなぁなぁ!」
めちゃくちゃ可愛い。
ジュール先生はもう一度深く息を吸って、吐いて。
「良いか、アスラン。貴様の体が保てる保証はどこにもない。」
言い含めるように、ゆっくりと口を開いた。
「外に出た途端に体が脆くなり崩れ落ちるかも知れん。
そうなったら、もう二度とは戻らんだろう。
その覚悟は、あるか?それでも貴様は外に出たいか。」
「あぁ。覚悟は、ある。」
その言葉の意味を受け止めるように、アスランさんはしっかりと頷いた。
「それでも俺は、もう一度ラー(太陽)をこの目で見たい。」
ジュール先生はもう一度深く息を吐いて
「ならば、香油を塗り直そう。少しは影響が軽減できるかも知れん。」
アスランさんの手を引いて、奥の部屋に入って行った。
「良かったですね、アスランさん!」
オレはスキップする勢いで後を付いて行ったんだけど
「シン、貴様は外で待て。」ジュール先生に止められた。
「え、なんでです?」オレだって手伝いを・・・・。
「ふん。これは俺の役目だからな!」
無情にも目の前で扉が閉まった。
えーーーーーー
「そりゃないですよぉ、ジュール先生ぇ。」
オレだって、アスランさんのお世話がしたいぃぃぃぃ!
「イザーク、大丈夫そうか?俺の体は壊れなさそうか?」
おずおずと研究室の庭園に出るアスランさん。
「うむ。今のところ大丈夫そうだな。」
頭から白いベール(もちろんUV素材だ)をかぶって
ジュール先生に手を引かれて歩く姿はまるで。
「さすが”暁の姫”素敵だわぁ!ねぇ?メイリン。」
「そうだね、お姉ちゃんっ!結婚式みたいでドキドキしちゃう。」
ホーク姉妹が事務所の窓から身を乗り出して
これでもかってくらい二人をスマホで激写してる。
色とりどりの薔薇が咲き誇る庭園の小道。
木陰を選んでしずしずと並んで歩く姿は絵になる、なんてモンじゃない。
「時を超えた愛。これは正しく奇跡のロイヤルウェディングよ!」
「ふわぁあ、すごいっ!」
奇跡のロイヤルウェディングって。
時々、とんでもない方向に妄想が暴走するんだ。あの二人。
確かにそんな雰囲気ではあるけどさ。
うん、なんつーか、尊い。
遠くから眺めているだけでオレは満足・・・・・・・・
「誓いのキスとかしないかなぁ。きゃあ♪」
「ジュール先生っ!そのままアスランさんを抱き締めてぇっ!」
なんて、やっぱ、無理。
「ルナ、メイリン。後でその写真、くれよな。」
「マドモアゼル・ロゼのパンケーキ。アイスラテのセットで。」
「はぁ?ルナ、何言って」
「タダで貰おうなんて虫が良すぎるわ。」
「なんだよそれ。」
あそこのパンケーキ、美味いけど高いんだぞ。
「そんなら写真は要らね・・・・・。」
「あ、お姉ちゃん。アスランさんがこっち向いて笑ったよ♪」
「ホントだ!可愛いーーー綺麗ーーーー!」
「分かった。ジェラートもつけるから、全部くれっ!」
あーーー今週の食事はパンと水、決定。
アスランさんの笑顔をオカズにして食べるか。
あ、いや、オカズってエッチな意味じゃなくな?
「イザーク。俺はまた、外に出られるんだな?」
ことり、とジュール先生の肩に頭を寄せるアスランさん。
「あぁ。まだ油断は禁物だが、何とかなりそうだ。」
細い肩をそっと引き寄せるジュール先生の手は
壊れ物を扱うように優しい。
「お前のお陰だ、イザーク。」
「ふん、俺にかかれば何のことはない。」
え?オレのお陰もちょっとはありませんか?
あの感動的な下り、忘れちゃったんですか?
「さらに香油の調合に改良を重ねれば
恐らくはもっと長時間、外に出られるようになるだろう。」
「あぁ、楽しみにしているぞ、イザーク。」
一番の功労者は当然ジュール先生なんだけどさ!
でもね、でも!!
「あああああ、もぉう
アスランさん、アンタって人はぁっ!
オレも褒めてくれよぉぉぉぉお!?」
「「シン、煩い。」」byホーク姉妹
<おわり>
ってことでーーー
オイシイところはやっぱりイザさんが持って行く
シンが報われる日は果たしてくるのか!?
いつか、きっと!
ってことで
お粗末様でした
今週末には加筆修正してサイトと支部にまとめてアップします
ではっ!
イザアス連載続きです 久々だわーーー短… Jul 2, 2020
続きですー短いですー Jun 17, 2020
続きですよ Jun 16, 2020
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