Tessera Project (テセラ プロジェクト)もしくは、

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くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
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masashi25 @ コメント失礼します☆ ブログ覗かせてもらいましたm(__)m もし…
Tessera @ どうもありがとうございます。 カモメ7440さん 激励を頂き本当にありが…
カモメ7440 @ うまい! おそらく散文詩だと思います。 ショート…

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Sep 3, 2006
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カテゴリ: 柔らかい思念
 未来に賭けた結果だったと毛虫は納得しようと思った。
 体の約3分の1を巨大なタイヤに踏みつけられ、大量に流れ出した体液で路面に張り付き、残った足をばたばたさせても、もう前に進むこともできない。

 真夏の太陽が照りつけている時間帯だった。少し体を動かすのさえ気が進まなかったのに、なぜかその体にささやきかける声がある。
 「この道路を横切って向こう側にある草むらに行け。そして、そこで眠れ。」
来るべき時が来た。変身する夢がついにかなうのだ。

 しかし、太陽光の直下、この自動車道路を横断しなければならない。今、本当に行動を起こさなければいけないのだろうか。
 自分の内部の声が響き、その疑問ははねつけられた。この声は、太陽の直射やコンクリートの舗装面からの照り返しを苦にさせず、時々、走り抜ける自動車に対する恐怖すら消失させたのである。
 この道路を渡りきった後の輝かしい未来だけが毛虫の心の中を満たしていた。

 全力で毛虫は走り、後わずかというところで、この悲劇に見舞われたのである。
既にほとんど動けなくなっていたけれども、毛虫は大空を見上げようと思った。夢を失なわなかったことを最後まで示そうと思った。

 太陽はあいかわらずぎらぎらと照りつけ、そんな毛虫の小さな意志を黙殺していた。






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Last updated  Oct 29, 2006 10:25:24 PM
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