プロムナード

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2007.10.29
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カテゴリ: フルート
プーランク(1899-1963)

パリの裕福な家庭に生まれ、母親からピアノの手ほどきを受けました

後にスペインの名ピアニスト、リカルド・ビニェスにピアノを師事し、シャルル・ケクラン

から作曲を学びます。

ビニェスの紹介によってエリック・サティ、ジョルジュ・オーリックら後のフランス6人組の

メンバーと出会い、詩人ジャン・コクトーらのサロンに出入りするようになります。

24歳のとき、ロシア・バレエ団を主宰するセルゲイ・ディアギレフの委嘱によって

バレエ『牝鹿』を作曲し、翌1924年にロシア・バレエ団によってそれは初演されました。

脚本はコクトー、舞台と衣装はマリー・ローランサン、振付・主演はブロニスラヴァ・

ニジンスカによるという極めて豪華なものでした。

軽妙洒脱で親しみやすいその作風は大衆に喜んで受け入れられましたが、

作曲活動だけでなく、バリトン歌手ピエール・ベルナックとによる自作歌曲の

ピアノ伴奏をはじめとして積極的に演奏活動もし、録音も残されています。


フルートソナタ は1957年に J.P.ランパル と作曲者のピアノにより初演されて以来、

聴衆に忘れ難い印象を与え続けている作品です。

これほどの作品に仕上がった理由としては、老境に入ったプーランクが、ドビュッシーの

晩年のソナタ――フランスの伝統に連なる作品にしようと意図した――を念頭に置いて

作曲したこと、ランパルの協力を得て、細部までフルートの楽器の特長を汲み上げて

書き上げたことなどが考えられます。

フルートをこれほどまでに優雅で美しく響かせられることは、演奏者にとって本当に幸せな

ことです。

ときには一体に、ときには対話的な・・・ピアノとのかけあいは、まるでダンスの

ステップを踏むようなスリリングなやり取りです。


第1楽章 は、短調と長調を微妙に入れ違わせて独特な空気に解き放たれるような音楽と

なっています。

表題のマリンコニーコは、日本語でいうと「憂鬱」とでもいうのでしょうか・・・、

現代に生きるわれわれの悩み、喜び、葛藤を見事に音楽で表現しているといえます。


昨年の演奏をYoutubeにアップロードしましたので聴いてください。


poulenc.jpg
音楽を視聴する際は上の写真または
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Last updated  2007.10.29 10:21:40
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