キー太先生の不動産に関するいろいろ

2023.10.14
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カテゴリ: 間取り
こんにちは

2023年8月01日 家づくりの準備(3)セグメントのブログに
間取り決定の進め方について書きました。
そこでは、触れていなかったのですが、
​今どきの世代は住宅の間取りを決めるときに風水を意識するのでしょうか?​ ​​
中国人は拘る人が多いと聞きます。
キー太先生は気にしませんが、うちのキー子さんがうるさかったので
少し勉強したときがあります。
風水・家相が、少し気になる方は、読んでいただければ幸いです。

風水とは
 4千年前.5千年前に中国で発祥した「気」の力を利用した環境学のこと。
 中国から伝わったものが日本独自に変化したものです。
 キー太先生が大学生だったころ、
 石原舜介教授(都市計画学会賞を受賞されたえらい先生)の
 都市計画の試験でこんな問題がありました。

 中国から伝わった四神獣を【  】に漢字で書きなさい。
  東 【 青 龍 】
  南 【 朱 雀 】
  西 【 白 虎 】
  北 【 玄 武 】

 長岡京から平安京へ遷都するとき、中国の古典に詳しい陰陽師などを集めて
 四神相応の最適な地を探させたとのことです。

  東に清き流れのある川がある   鴨川
  南に広く開けた湿地帯がある   巨椋池(おぐらいけ)
  西に大きな道がある       山陰道
  北に高くそびえる山がある    船岡山

 四神相応の地は中国において、都市に理想的な地形とされており、
 北に山があるのは、中国において北方民族からの侵略の守りのためと言われています。
 なお、江戸(関東平野)もそれに近い地形ですが、
 大都市形成において、昔も今も変わらない地形条件は飲料水を賄える川が
 必要なことは古今東西、変わっておりません。

このように風水は都市計画が起源です。それが家相として住宅にも広がったのです。

家相でよく耳にするのは
 ・鬼門、裏鬼門に玄関、キッチン、トイレを作るな
 ・西にキッチンを作るな
などがあります。

ですが、風水を信じて忠実に実行する人は、思考停止としか思えません。

なぜなら、数千年前と現在は違うからです。
昔は汲み取り便所でしたので、鬼門(北東)に便所を作ると不衛生でしたし、
昔は冷蔵庫がなかったので、西日が当たる台所は食べ物が腐りやすかったなど、
家相は、当時としては合理性もありました。
また、間取りをつくる手引き、バイブルの役割もありました。
しかし、現在はその合理性がないからです。

 マンションはどうするの?
 風水の本によって建物の中心の出し方が違うのですが?
 などで頭を悩ませます。

信じたいならどうぞですが、ほどほどにされたほうがよいと思います。
うちのキー子さんは、Dr.コパが言っているから
間取りをああしろ、こうしろとうるさかったです(ほとんど無視)。
でも、 Dr.コパは、海外留学の学歴詐称がバレて風水ブームも下火になりました。
(日本大学理工学部建築学科卒業であるが、卒業していない海外大学を最終学歴としていた)
キー太先生は、Dr.コパさんを一級建築士というより神官・占い師と思っているので
全ていんちきとは言いませんが、おみくじのような商売だと思っています。

風水などに頼らずとも、家族で話し合って建てた家はきっと幸せにしてくれると思います。

次回は「生活保護アパートの罠」です。





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最終更新日  2023.10.14 00:00:16
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