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前々から注目していた訴訟が決着しました。
サラリーマンの発明に対して何処まで報酬が与えられるかを問う訴訟ですが、
これまで発明に対する報酬が○千円(!)のヲレとしては、気になる話なんです。
(まぁ、昇格とかボーナスとかの恩恵は多少あるんですが。)
で、何が注目されるかというと・・・
ここで知らない方の為に、ちょっと説明すると・・・
発光ダイオードは、どんどん波長の短いものへ
赤外線・赤色→橙色・黄色→緑色
と商品化されてきました。
で、これに青色が加わると光の三原色が揃い、
白色を含むすべての色を表現することが出来るわけで
産業的な波及効果が無茶苦茶大きく、
各社が熾烈な開発競争を行っていました。
これがなかなか巧くいかなかったのですが、
誰も見向きもしなかった(諦めていた?)原理を
独自の製法(これが特許になった)で実現しちゃったのが、
話題の発明者だったわけです。(発想の転換ですね)
で、 このメーカー
。
当初は、一般LEDの卸価格が数円程度のときに
1個数千円の殿様商売でサンプル出荷しだしたわけでして、
当時研究者だったヲレも応用研究目的で買いましたわさ。(/^O^)/
(もちろん、会社の金で買ったわけだけど。)
さすがに量産化が進んで価格は下がりましたけど、
交通信号も玉切れが無くなりましたしね。
街角のビル壁面のでかいテレビもフルカラーになりました。
ヲイラの買ったハイテク加湿器( トップ頁
の下で紹介中)にもついてます。(笑
で、この 儲けは発明者に還元されねばならない
ので
と注目されていました。
1審判決は発明者要求額そのまんま200億円!
さすがに、これはないと思いましたがね。
当然、会社が控訴して争いが続いていたのですが、
裁判所から 和解勧告
が出ちゃいました。
(まぁ、民事裁判の常套手段です。)
発明者の貢献を僅か7%と見積もるなど、
かなり会社寄りの和解案
なんですが。
まさか、製造現場の貢献も考慮しているんでしょうかね?(謎
そういう意味で発明者はかなり不満なようですが、
元々すべての関連特許で訴えていたわけでもなかったようで、
このまま争うのは難しかったようです。
訴え方で失敗したって事でしょうかね?
よーわからんけど、それって 代理人さん
のミス?
(依頼主に反して勝利宣言していたようですが。)
最高裁まで行くと思っていたのですが、
世紀のボロ儲け特許の報酬としては寂しい気がします。
(もう1桁あるかと思っていましたので。)
拍手喝采した田中さんのノーベル賞と
並ぶような大きな話題だったんですが、
人柄も違うし、イマイチ人気が無いのがチョット。(^_^;)
(世論の追い風も吹かなかったしね。)
海外では「スレイブ(奴隷)ナカムラ」と同情されているようですが。
というわけで、ヲイラが発明で喰っていくのは難しそうです。
期待していた読者の皆さん、ごめんなさい。
え、誰も期待していなかった?
.........((( ..) すごすご
記事のリンクなど、少々追記しました。2005-01-12 14:00
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