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2012.11.04
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カテゴリ: ドラマ系の感想



内容
後白河法皇(松田翔太)たちの陰謀を耳にした清盛(松山ケンイチ)は、
西光(加藤虎ノ介)成親(吉沢悠)を捕縛して阻止。
西光を斬首。成親は重盛(窪田正孝)の助命嘆願により流罪となった。
だが一月後、職を与えられなかった成親は流罪の備前にて死亡する。
義兄・成親の死は、重盛を落ち込ませ、
父・清盛の意図が分からず苦悩するしか無かった。
一方で、法皇の近臣でもある重盛は、板挟みになっていくのだった。

そのころ伊豆にて、政子(杏)に諭され、ようやく目覚めた頼朝(岡田将生)は、
政子の父・北条時政(遠藤憲一)に婚礼の許しを得ようとしていた。
「再び、源氏の棟梁となる」と。

そして京では遮那王(神木隆之介)が、母・常盤(武井咲)のもとで、
いずれ平家を倒すと決意を述べていた。。。

敬称略



重盛「父上の国のかたちが私には見えませぬ。」

まあ。。。視聴者もだけどね

実際、
中盤アタリでは、一瞬だけでも見えたのだが。

気が付けば、福原に移動したアタリから、
主人公の目的が見えにくくなっていった。

「天下をわが物に!」

とでも言ってくれれば、スッキリしたものの。

そういうコトを言うことも無く。
ドラマとしては曖昧表現で、

なんとなく、法皇とのやりとりで魅せてきた。

たしかに、それはそれで楽しいことだったのだが。

結果的に目的が見えなくなった主因だと言えなくも無い。

法皇と戦うことが目的なのでは?という印象になってしまった。


登場人物通しのやりとりは、ドラマとしては真っ当であり

納得出来る内容だったのもまた事実なのですが。

が。。。

歴史を知っている視聴者ならまだしも、
知らない人が多い“時代”を表現している今作において、

この主人公の目的の曖昧さは、致命的だったと言えるだろう。


個人的には、かなり楽しんでいる部分が多い。

色々な意味で、これはこれで良いと思っている。

本心から、そう思っている。


ただこれが万人受けしているモノであるかどうかで言えば、

間違いなく。。。“そうでは無い”と言いきることが出来ます。


ドラマが、すべて万人受けするモノであるべきであるとは言いません。

問題があるのは

今作が《大河ドラマ》という“NHK”の看板番組であると言う事なのだ。


NHKであるからこそ、
視聴率をそれほど考えずに、作品を作ることができる。

と言えますが。

NHKであるからこそ、
ある程度以上、万人受けするモノであるべき。

とも言えるのである。


これは、相反することでは無い。

本来、《大河ドラマ》は、この両立を試みてきたのだ。

だからこそ、視聴者は期待するし。
作品も、《大河ドラマ》の誇りを忘れずに作り込まれてきた。

それが《大河ドラマ》

今までにも書いてきたが。
視聴者が期待するモノを描けと言っているわけでは無い。

期待を裏切らずに、そこそこ分かりやすく描くべきである。。と言っているのである。


個人的に、満足以上の作品になっているとは確信していますが。

ただ、冷静になってみれば、人にお勧めできる作品で無いことも。。。。。


戦国時代を描く作品でよくやるような、
アバンで丁寧に説明したり、劇中CGで分かりやすくしたり。
ナレで補足したり。。。。と

もう少しやり方があったのでは?と思っています。


TBは以下のミラーへお願いします

http://blog.goo.ne.jp/maxexp99/e/8f819cc01c6614346a702ab087ef9c2e





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Last updated  2012.11.04 18:47:37


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