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2014.07.04

内容
桐明学院高校の美術教師、巣藤浚介（伊藤淳史）の住むアパートに、
毎日のように、恋人で国語教師の清岡美歩（山口紗弥加）の
代引き商品が届いていた。
去年の忘年会で迫られたのが運の尽き。。。だった。
結婚は一切考えていない巣藤だが、
ある日、美歩から“妊娠”を告げられる。
「私、産むから！」

児童心理司の氷崎游子（松雪泰子）は、仕事で疲れているにもかかわらず、
家に帰ると、アルツハイマー型認知症の父・清太郎（井上真樹夫）と
その介護に疲れ、愚痴ばかりの母・民子（浅田美代子）にウンザリ気味で。。
それでも、いざ仕事になると、走り回っていた。
その日も、駒田幸一（岡田浩暉）から虐待を受けている玲子（信太真妃）のもと。
駆けつけると、顔にアザのある玲子。。。そして酒で暴れる幸一。
直後に、警官達がやってくる。
「早く逮捕してください！」

そんななか、須藤の住むアパートの近くの一軒家で一家心中事件が起きる。
現場にやって来た警視庁捜査一課の馬見原光毅（遠藤憲一）は、
凄惨な現場にウンザリしながらも、
慣れないニオイに困惑する部下の椎村栄作（平岡祐太）に違和感を告げる。
妙なニオイがすると。
先日、発生した一家心中の現場でも、同じニオイがしたと。
完全な密室で、遺書もアリ、所轄は心中と判断していたが。。。
「まさか、どっかに誰か犯人がいて、
　一家皆殺し事件を連続して起こしてるってコトですか？
「そうだ」

その後、所轄にやって来た馬見原は、署長室で騒ぎが起きていることに気づく。
「放っておいたら、あの子は、今頃死んでいたかも知れません！」
“クレームババア”が、警官の対応が悪いと訴えているらしい。
名前は、氷崎游子。
その名を聞いた馬見原は、数年前のことが頭をよぎる。
直後、游子のことを聞いたボランティアの山賀葉子（財前直見）が現れ、
游子をなだめながら帰って行く。
馬見原の横を抜けていった瞬間。。。。「あの、ニオイだ」

敬称略

原作は、当然未読。

脚本は、大石静さん。

「天童荒太原作の不朽の名作を大石静脚本、骨太なキャストで完全映像化」

とか、、、うたい文句というか、煽り文句で。っていうだけで、

なんか、どこかで聞いたような、見たような。。。なのですが。

事件を描き。。３つの家族を描く。。。。らしい。。。

って、

もう、その時点で

昨年１月に同局同枠で放送の《夜行観覧車》を彷彿と。。。

実際、一部のスタッフが。。。（苦笑）

この局って、こういう構成の作品、好きだよね。

前期で言うと
《ホワイト・ラボ》《ＭＯＺＵ》《アリスの棘》なんて、同じようなモノ。
他局でも《ＳＭＯＫＩＮＧＧＵＮ》《ＢＯＲＤＥＲ》
それに《マルホ》《トクボウ》なんてのも、同種のモノだろう。

特に、この局は、以前から、そういうのが好きだよね。

前期“７月期”だけでなく、“１月期”も、そうだし。

率が高すぎます。

そう言うカタチが、ダメだとは言いませんが、

残念ながら、よっぽど上手く魅せないと、

絶対に、数字が付いてくることはありません。

逆に、初回を失敗すれば、盛り返すのは不可能に近いということ。

ま、数字が全てじゃありませんけど、

指標の１つとしては正しい評価でしょうから。

脚本が、演出が、俳優が。。。という以前に、

そういう構成自体が、視聴者の好みの変化、生活習慣の変化などもあって、
視聴者に受け入れられなくなっている可能性が高いというのに。。。。

なんとかして、惹き付けようという策略なのもわかりますが、

よっぽど上手く魅せないと、数字も、視聴者もついてきません！

さて、色々書いてきたが。

とりあえず、そのあたりは、横に置いておくとして。

面白いかどうかと言われれば、

初回を見た限りでは、かなりビミョーかな。

面白くないわけじゃ無いけど、

描いていることが多すぎて、散漫な印象になってしまっている。

それを“深み”だといえば、聞こえは良いだろうが。。。。

散漫な印象が“深み”という“オモシロ味”に転換し切れていないかな。

かなりオシイとは思いますけどね。

あと、もう１歩というところかな。

でも望みはあるとは思います。

だって、３つ以上描き、散漫になっているけど、バランスが違いますからね。

“もしかしたら。。。”と思わせてくれています。。。

ちなみに、
究極の違和感は、

同じシチュエーションの事案が、同地域で起きているのだから、

それだけで。。。。。。だよね。。。

他局の刑事モノの刑事なら、すでに感づいてるよ。

ＴＢは以下のミラーへお願いします
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