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2017.01.02
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カテゴリ: ドラマ系の感想
「陽炎の辻・完結編~磐音VS田沼意次VS松平定信ついに最後の戦いが始まる!」
内容
豊後関前から、江戸に出てきて十五年。
坂崎磐音(山本耕史)は、町の小さな剣術道場を営み、
妻・おこん(中越典子)と八歳となる息子・空也(大西利空)とともに暮らしていた。

ある日、白河藩主・松平定信(工藤阿須加)が、道場に現れる。
八代将軍吉宗の孫であり、かつては十代将軍と目されていたのだが、
老中・田沼意次(長塚京三)により退けられ、白河藩主となっていた。
剣を交えた磐音は、剣の自信のある定信を一蹴し、諭すのだった。
「あなた様の剣には、焦りが見受けられます」と。
剣だけで無く、言葉も手を抜かぬ磐音に定信は、弟子入り志願する。

一方、田沼意次、意知(滝藤賢一)親子は、
定信が、因縁浅からぬ磐音のもとを訪ねたと知り。。。。

そんななか、磐音は、
後ろ盾となってくれている今津屋の由蔵(近藤正臣)や、
親友・品川柳次郎(川村陽介)から、田沼が
定信が道場を訪ねたことを耳にしていると知る。
だが、磐音と田沼の因縁を知る速水左近(辰巳琢郎)笹塚孫一(佐藤B作)は、
定信が、意図を持って磐音を訪ねてきたのではと疑いの目を向ける。
その直後、田沼の息がかかっている剣術道場の主、鈴木清兵衛(山口馬木也)が、
磐音の道場に現れる。

磐音のもとに刺客が現れたと知った定信は、自分の行いの浅はかさを謝罪し、
父・田安宗武(山本學)の遺志。。。田沼打倒そして将軍への思いを磐音に語る。
だが磐音は、その思いに理解を示した上で、定信を諭すのだった。
「真の剣の達人は、刀を鞘に収めたまま勝ちを得るものです。
 威風堂々たる王者の剣。それがしと求めてみようではありませぬか」

ある夜のこと、
磐音は、佐野善左衛門(山崎銀之丞)が田沼意次を襲わんとする場に遭遇し。。。

敬称略


脚本は、尾西兼一さん

演出は、西谷真一さん


数年前までNHKで放送されていた番組の完結編である。

ま。。。原作が。。。なので。

ついに。。。ってところでしょう。


ただまあ。

原作者さんの話では、続編と言うより。

磐音の息子の物語を書き下ろされるようなので。

正統派の続編が、今後、紡がれていくのでしょう。

あとは、NHKが、映像化するかどうか??それだけですね。


そのアタリはともかく。

結局のところ。

今までのシリーズを見ていれば、“完結編”として、面白味はあるし。

山本耕史さんの殺陣は、サイコーだし。。

ただ
NHKが毎年制作する“正月時代劇”として、

万人受けするかどうかという視点で考えると、かなりビミョー。

正直、ファン向けと言われても仕方がないというのが本音だ。

あ。。。個人的には、ファンなので、満足度は高いのですが。

それでも、

もうちょっと、絞り込んでもよかったかな。。。っていう印象ですね。

上手くやれば、1時間でしたね。


最後に

まあ、これを言い出すと、アレなのですが。

先日の話である。

年末年始のBS、CSでは、時代劇がたくさん放送されるのだが。

偶然にも、藤田まことさんの《剣客商売》で

それも、2008年の“春の嵐”を見てしまったところなのだ。

このエピソードは、田沼意次vs松平定信が描かれている。

その対決に、主人公の秋山親子が巻き込まれていく話しなのである。

そう。完全に被ってしまっている(苦笑)

いやね。被ること自体は、同じ時代を描いているので仕方ないのだが。

ドラマとしての“差”が、残念ながらあるのだ。

今作も“らしさ”はあるし、面白くないわけじゃ無いんだけど。

“完結編”ということもあって、無駄も多いですから。

ってことで。

個人的には、《剣客商売》の勝ち。。。という印象。

とはいえ、

歴史好きである私に言わせれば、

ドラマとして、両者ともに欠けている部分が有ると、感じているのですが。

ドラマなので、これはこれでいいでしょう。




最後に、もうヒトコト。

山口馬木也さんが刺客って。。。。反則だろ(笑)





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Last updated  2017.01.02 22:31:18
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