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2023.03.16

内容
めぐみ（永作博美）は、結城（葵揚）を呼び、
“ＩＷＡＫＵＲＡ”を任せたいと伝えた。

そんななか、めぐみは、舞（福原遥）貴司（赤楚衛二）たちと五島へ。
そして退院した祥子（高畑淳子）を出迎えた。

敬称略

作、桑原亮子さん

前回、“覚悟”を連呼している割に、

その強い“覚悟”の描写に比べると、

何をするか？どうするか？の表現が曖昧だったのだ。

この印象のギャップこそが、違和感だというのに。

今作は、違和感を覚えずに、安心して見ることを許してくれない（苦笑）

まぁ、これ以上、良いイメージを取り戻すのは、不可能だけど。

今回なんて、ほんとのほんとにラストチャンスだった。。。ハズなんだよね。

一応ね。

“出来ることを探せば”

と。。。まるで。。。。“回収”しているように描いている。

それは事実なのだけど。

ただね。これが、問題なのは、

個人として、“出来ることを探す”は、間違っていないのだけど。

今作は、“みんなで助け合う”という描写も描いているのだ。

これ、両者は両立するし。出来ないわけではないのだけど。

個人と集団は、意味が全く違うわけで。

例えば、今回、主人公は“出来ることを探す”と言ったけど。

貴司は、“畑仕事は自分が”と言っている。

そう、前者は、個人の問題を表現し。後者は、助け合いを表現している。

意味合いとして、相容れないわけでは無いが。

全く違う表現をしているわけである。

これ、“普通”ならば。

“出来ることを探す”で、

同時に“出来ないコトは協力してもらう、助け合う”を言及すべきなのだ。

今回の貴司。。。なら、“畑仕事”に限定するのでは無く。

“出来ないコトは手助けします”

じゃ。。。ちょっと厳しいか。

“出来ることを探す”の直後に“他のことは僕（たち）が手伝います”だろうか。

だって、

それが。。。“こんねくと”に繋がるんだから。

今作は、初期から、このあたりの表現が曖昧で。

本来なら、これが“主人公”であり、

“物語の芯”になるハズだったのである。

が、雑。ほんと、雑。

きっと、今作は、描いているつもりなのだ。

でも、表現出来ていない。

理由はいくつもあるけど。

演出的な強弱の付け方が、曖昧すぎること。。。も問題だけど。

“物語の芯”となる部分以外の描写などが多すぎて、

“物語”がブレまくってしまっているのが、一番の問題だろう。

描いているコト自体は、シンプルなのに。

不必要なコトが多すぎて、描き切れていないのである。

だから、

不必要なコトを端折った“土曜版”では、

それなりの“カタチ”になっていたのである。

ま、、、最近の“土曜版”は、

その不必要なコトを、わざわざ盛り込むから、

ダイジェストなのにダイジェストではなく。

“土曜版”で、迷走しているけどね！（苦笑）

今回のエピソードは、

今作のブレが、的確に表現されたエピソードだったと言えるでしょう。

上手く、テーマを表現し切れていないって言うのは、

“連ドラ”にとって、致命的だ。。。ってことだ。

最後に。。。。あの人は。。。もう、どうでもいいです。

いずれ、登場するだろうとは思っていたし。

きっと、ウインウインだろうし。

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