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内容教皇が逝去され、“コンクラーベ”が行われることになったヴァチカン。そして、スイスの巨大研究施設で殺人事件が発生し、“あるもの”が、盗まれた。そんななか、アメリカのハーバード大のロバート・ラングドン教授(トム・ハンクス)のもとヴァチカン警察が訪れていた。研究のためヴァチカンの文書の閲覧を求めていたためと思われた、、、違った。そして、一枚の紙を差し出すのだった。。。そこには“イルミナティ”の文字。それは100年ほど前にヴァチカンにより潰された秘密結社の名前だった。ヴァチカンに着いたラングドンであったが、以前、騒動を起こしていたため、あまりウケが良くない。しかし、それでもラングドンを呼び出したのには理由があった。スイス衛兵隊隊長リヒター(ステラン・スカルスガルド)によると、次期教皇候補だった4人の枢機卿が誘拐され、爆破予告があったという。すると、近くにいた女性・ヴィットリア・ヴェトラ(アイェレット・ゾラー)が、後を続ける。。。。スイスの研究所から、“反物質”が盗まれたと。もしもの場合、数時間後には、ヴァチカンが消滅すると言う事だった。脅迫の映像では、次々と4人を生け贄にすると言う。。。。。イルミナティにおける4人の意味に気付いたラングドンは、前教皇侍従“カメルレンゴ”パトリック・マッケンナ(ユアン・マクレガー)の同意を得て、イルミナティの謎が書かれているというガリレオの文書の謎を解きはじめる!!!敬称略↑まあ、、、3割くらい。先ず書いておきますが、原作は読んでいませんし、映画の中の表現が、現実ではあり得ないとか、宗教が、、偉人がとかいうのは、完全無視します。そう言うツッコミは、エンターテインメントである映画として考えれば、“野暮”というものです。ってことで、ふたたび、“あの”物議を醸した小説、映画などの第2弾となる作品だ。あくまでも、印象なのであるが。前作よりは、冒険モノというか、そう言うのに近い感じかな。基本的には、主人公の学術的な調査を絡めた“事件”の解決話である。イルミナティに関わる4つのサイン。土、大気、火、水をもとに、主人公の知識などで、タイムリミットが切られる中、なんとか救出作戦を!!っていう感じなのだ。とはいえ、、映画ですので、4人中3人まで失敗ですけどね。でも、良い感じのテンポと面白さで、終盤にさしかかるまでは、ホント面白い感じだったと思います。ただね。。ヤッパリ、終盤だよね。その直前までは、良い感じで主人公の知恵などが利用されていたのに(細かいことを言えば、一部は、利用されていませんが。。。。)最終局面にさしかかったときの最も重要な局面で、本来ならば、積み上げてきたネタを利用すべきなのに、いきなりの“直接的証言”である!!ハッキリ言って、主人公の知恵、知識が利用されない程度ならば、まだ良いがそこまで積んできたモノまで、ほぼ意味が無いという。。。たしかに“結末”から考えれば、意味が無いのは分かるが、が、だからと言って、ネタフリ、知識が利用されないのならば、この主人公である必要性が、全くないんですよね。おまけに、、“クロス”も意味無しだ。あとは、大どんでん返しさえ、薄っぺらく見えてしまうほどの全く違う映画を観ている雰囲気である。まぁ、分からないでもないんですよ。真犯人が、真犯人だから。でもなぁ。。。ほんと。。。。たとえば、分かり易い例を出せば、“インディ・ジョーンズ”シリーズ。。。これなんて、最後の最後まで、イロイロを引っ張り、ネタを利用するわけだ。が、この“天使と悪魔”は、ちがう。印象としては、どうしても真犯人を、この人物としたいがために強引に物語を進めてしまった印象があるのだ。結局、真犯人の意図が、どこまであったのかも曖昧だし。。。魅せることは魅せているけど、再終盤で、どんでん返し以前の展開になったような気がします。かなり、曖昧に書いていますが、途中までは結構楽しめるんですけどね(笑)ほんと、評価に困る終盤でした。
2009年05月16日
『劇場版 超・仮面ライダー電王&ディケイド NEOジェネレーションズ、鬼ヶ島の戦艦』内容家庭の都合で都会から田舎に引っ越してきた少年ユウ(沢木ルカ)でも、どうしても“茶色い”世界に馴染めず、同級生達からはからかわれていた。そんなある日のこと。妙な姿の怪人・“鬼”と出会ってしまう。親分らしき鬼・ミミヒコ(柳沢慎吾)に見つかってしまい、逃げようとしたが。。その時、光の玉が現れて体の中へ!自分では動くことが出来ないほどの動きで、上手く逃げることに成功する。ミミヒコが変身した“シルバラ”を撃退したNEW電王の野上幸太郎(桜田通)。ユウの体の中からは、光の玉が砂状の“イマジン”デネブが現れる。そして良太郎(溝口琢矢)と出会い。良太郎から“鬼の切り札”という緑色の石の話を聞かされたユウは、デンライナーのチケットを手渡されるのだった。そんななか、ユウが“石”を持っていることをかぎつけた鬼たちは、おばあちゃん千代子(石井トミコ)の家を襲撃!!おとりになったユウは、チケットを使いデンライナーに乗り込むことに成功する。内容2そこには、良太郎、幸太郎だけでなく実体化したデネブ、オーナー(石丸謙二郎)とナオミ(秋山莉奈)。。。そして、コハナ(松元環季)何らかの原因により、19歳だった良太郎は少年へ。デネブの契約者・桜井侑斗(中村優一)が消え、そして、イマジンたちとはぐれてしまったというのだ。キングライナー駅長(石丸謙二郎・二役)から情報を得たメンバー達は、昭和初期へと向かう。すると、次狼(松田賢二)に憑依したウラタロス力(滝川英治)に憑依したキンタロスそして、ラモン(小越勇輝)の3人がいた!!近くの“光写真館”には、士(井上正大)に憑依したジーク。そして、夏海(森カンナ)、光栄太郎(石橋蓮司)。。。。ディケイドである士の存在が、電王の世界を歪ませた原因だったのだ。夏海に見せられた1502年の“鬼退治”の絵の中に、モモタロスを見つけ、良太郎達は、その“時間”へと旅立っていくのだった。内容3モモタロスのいるはずの世界に到着した良太郎達。そこでは、ある村の人たちが、トキ(南明奈)を中心に、“鬼”たちと戦っていると知る。その鬼のリーダーが、ミミヒコの兄・クチヒコ(篠井英介)だった。モモタロスも発見し、“ゴルドラ”となったクチヒコたち“鬼”との戦いの中、不覚にも幸太郎が人質になってしまう。交換条件として提示されたのは、“緑の石”と“デンライナー”オーナー達は、ある作戦を思いつき。。。。。。。。敬称略↑頑張って、いろいろと入れてみました。だいたい、細かい部分を省いて4割強かな。お話自体は、ディケイドという存在によりゆがめられてしまった電王の世界。必死に“仲間”探しをするメンバー達そんななか、ひとりの少年との出会い。少年の成長、、そして別れ。。。まぁ、かなり強引なようにも見えますが、全体としては、ディケイド、ディエンドを上手く利用して、電王の世界を“補強”したお話になっています。TV版が、良太郎を中心として描かれた“ある人物”の現在と未来のお話ならば、今回の劇場版は、過去のお話となっている。こう言ったところの面白さは、ベタな内容であったとは言え、脚本・小林靖子さんの“アイデアの面白さ”“電王世界”を大きく広げた物語だったと思います。だいたい。ディケイド、コーカサス、王蛇、G3この組み合わせなんて、思いつきもしませんよね(笑)完全に“色”で選ばれている部分もあるのでしょうけど。この面白さこそが、電王の魅力の1つであるのも確かだ。ジークまで入れて、“新てんこ盛りフォーム”もなかなか、、戦隊モノのロボみたいで、、良い感じ(笑)物語も、ベタだけど少年の成長をキッチリ描き“時(トキ)の繋がり”も、見事に描ききった感じですね。好みの問題ですが、わたし的には、TV版や、そのほかの劇場版よりも面白く、楽しかったと思います。物語がしっかり描かれ、キャラを見事に使い切る。そして、サブの物語が、世界観に大きな意味を持つ。そんな感じですからね。ただまぁ、コレ言っちゃオシマイなのだが、“特異点”であるはずの、登場人物が変化するのは、なんかねぇ。。。その未来からの人物は、変化しないし。。。そこだけは、かなり気になった部分ではあります。1つ気になったのは、ここから、“超・電王”というシリーズが始まるという割に、今までの内容を見ていなければ、設定が分かり難かったことでしょうね。だって、設定されている舞台の時間は、大きく分けて1502年、昭和初期、現在らしい時間、そして、ホントの現在の4つの世界があるわけです。ここがねぇ。。。物語の面白さはあるのだけど、シリーズの始まりとしては、懲りすぎた印象ですね。。ちなみに、わたし。パンフを読まなくても、1502年という妙な時間設定。なぜか、19歳と強調された少年良太郎そして、、明らかにデネブが前に出ている演出。この、かなりの序盤の時点で、物語はすべて分かっちゃいましたけどね。そんな見方する必要は、ありませんけどね。面白かったので、良しとしましょう。そういえば、、最後の“予告”、、、出来れば、TV版とリンクして欲しいモノですね。まぁ、こう言うのが作られるのは、初回で予測できましたけどね。。。逆に、今回の映画や、TVのディケイドよりも期待していたくらいです(笑)
2009年05月02日
内容ある日のこと。。CIA局員オズボーン・コックス(ジョン・マルコビッチ)が、“酒”が原因で、CIAをクビになった。どうにもおさまらないオズボーンは、やることがないと言う事もあり“暴露本”の執筆に取りかかりはじめる。だが、そのクビの話を聞いた妻・ケイティ(ディルダ・スウィントン)は、夫に対してはあれこれと言うものの、、、実は、内心ほくそ笑んでいた。夫婦どおしの付き合いのあるハリー・ファラー(ジョージ・クルーニー)夫妻。そのハリーとケイティは、不倫関係であったのだ。ハリーも、童話作家でもあるいけ好かない妻との別れ話があるというし。。。コレで、晴れて離婚を有利に進め、新たな生活をハリーとはじめることが出来る!そう思っていたからだった。そんな彼らが住むワシントンD.C.のフィットネスジムで事件が起きる。一枚のCD-ROMが、ロッカールームで見つかったのだった。そのことを同僚のリンダ・リツキ(フランシス・マクドーマンド)に報告をする、イケメンインストラクターのチャド・フェルドハイマー(ブラッド・ピット)その内容を見て、ジムの上司テッド(リチャード・ジェンキンス)らと驚きを隠せないリンダとチャド。そこには、様々な機密と思われる情報等が書かれてあったからだった!!リンダが、整形のために金が必要と知るチャドは、ある計画をリンダに持ちかけるのだった。CD-ROMをネタにして、相手から大金をせしめる!!リンダは、その提案に同調し、相手と思われる男に電話をかけるのだが、全く聞こうとしない、、相手の男。。。。そこで、リンダ達は。。。。。そんなリンダが、整形を急ぐ理由が他にあった。出会い系で連邦保安官を名乗るイカした男と出会っていたからだった。。。どうしても金が欲しいとリンダ達が駆け込んだのは、ロシア大使館!!敬称略↑かなりまとめていますが、4割弱。“あの”コーエン兄弟の作品である。元々評判の高い監督であるが、ただ、どうしても“クセ”があるために、万人受けするような作品が、あるわけではない。今回の作品も、その1つである。正直なところ、どう表現して良いか難しいんですよね。シチュエーションコメディのようでもありクライムサスペンスのようでもあるそんななかにも、ちょっとした風刺も含めたコメディ要素まであるもんだから、ほんと、、どういえばいいのか困ってしまいます。一番適当な言葉があるとすれば、“かなりシュールなコメディ”ということでしょう。大笑いではなく、そんなバカな。。。ホント、バカなヤツらだなぁ。..と言う感じの笑いが詰めこまれている。しかし、そこにあるのは“日常”なんですよね。その“日常”をちょっとした誤解から、別の“日常”へと転換していく。本来この転換されたあとの“日常”は、“非日常”であるのだが、そこが、アメリカらしいところの“日常”なのだ。そんな“日常”を、“ワケがわからない”と論じて、真面目に考えて“処理”しようとする政府高官。実は、この部分こそが、最もシュールな部分であり、オモシロ味のある“オチ”に相当する部分となる。そう!小ネタは多数紛れているのだが、物語自体は、特に奇妙なことを描いているわけではないため(笑)そこを真面目に考えることへの意味を見いだす難しさが存在するのである。この部分が、かなりオモシロとしての難しさである部分なのだ。全体として、積み上げられていくそれぞれの気持ち、シチュエーション。そして、、発生する“誤解”かなり複雑ではあるのだが、結構テンポも良い感じで進んでいく。ただ、問題点は、、先ほども書いた“オチ”どうしても描いているのは“日常”であるために、その部分に気付くことがないと、一体、何をやっているのかが、全く理解不能な物語であるのも確かなのである。難しいですよね。こういうのって。物語にオモシロ味があるのに、理解は難しい。本来、オモシロのギャップというのは、こういう部分なんですけどね。このギャップこそが、オモシロ味の根幹でありその理解力が、興味や感じ方の差へと繋がっていくのだ。個人的には、結構楽しめた映画だったのだが、まぁ、、俳優さん目当てだと、十中八九、面白くないと思います。コーエン兄弟作品として、見に行けば、結構楽しめる作品ですよね。ここが、一番難しい部分ですけどね。。。
2009年04月26日
内容CIAアジア支局長ウィリアム・ホルツァー(ゲイリー・オールドマン)は、部下の優子(清水美沙)達に、国交省の高級官僚、川村安弘(中原丈雄)のマークを命じる。何らかの機密データが入ったメモリを持ち出したことが分かったためだ。そして、川村を付け狙う殺し屋ジョン・レイン(椎名桔平)の存在。数ヶ月前、レインが“敵国”に潜入しているという情報を得ていた。データが渡ると日本だけでなくアメリカにも影響を及ぼしてしまう。。。だが、、ある日の夕方。ラッシュ時の地下鉄の車内で苦しみ出す川村。近くには、、、、、、、レインの姿。。。。さかのぼること数週間前、レインは、あるナイトクラブのオーナー・ベニー渡辺(若松武史)から、“仕事”の依頼を受けていた。とある高級官僚の“暗殺”そして、、メモリデータの入手。だが、いつも通りに動いているにもかかわらず、レインを付け狙う影何度も対処し、、、そして始末。そして、、仕事の期限の日。国交省を出たターゲット川村をつけるレインは、監視を振り払い、衆人環視の中、地下鉄の車内で始末した。多くの戦場を渡り歩き特殊工作員だったレインにとって、その程度の環境で、自然死として始末することなど造作もないことだった。しかし、レインは、驚く、、、川村がもっているはずのメモリがない!!数日後、警視庁のベテラン刑事、、通称タツ(柄本明)は、上司に呼び出され、ある事件の捜査を命じられる。どうやら、暴力団の山本組長(浜田晃)から圧力を受けた都知事からプレッシャーを受けたようだった。その事件は、、暴力団との黒い噂のある高級官僚の死。だが、14ヶ月の間に3件も同じような“自然死”が発生していることに、圧力のことよりも、刑事のカンがささやきはじめる。。。。手練れの暗殺者による、連続殺人?そこで、相棒の長田(小木茂光)とともに、捜査に乗り出すのだった。そのころ、レインは、川村のメモリを探すため、自宅を訪れていた。しかし、妙なヤクザものとスーツ姿の男たちの襲撃を受けてしまう。レインは、軽く撃退するも、、何らかのことを知るフシのあった川村の娘・奈緒子が死亡。男たちの強引すぎる容赦ない仕事に、何かを感じ始めるレインは、川村の長女・ジャズピアニストのみどり(長谷川京子)の元を訪れる。そして、命が狙われていることを告げている時、妙な男が、みどりに襲いかかってくるのだった!!!レインが撃退したが、つぎつぎと襲いかかる追っ手を振り切るためみどりとの逃走劇が始まる。。。。。そんななか、川村が接触するはずだった記者トーマス・ペリマン(ダーク・ハンター)と接触したレインは、、、、メモリに隠された“意味”を知り始める。...敬称略↑4割弱日本人俳優を使った、本格的ハードボイルド作品そして、、香港映画“男たち。..”と同じニオイのする、、いわゆる“フィルム・ノワール”というヤツですね。主人公は、凄腕の暗殺者。依頼を果たそうとした時、、、そこにワナにはまってしまう。。そして、、気付く、大きな陰謀。。。。そんな感じの内容だ。この手の映画って“好み”があるため、正直言って、万人向けではありません。ですが、椎名桔平さんの“味”をうまく活かした、“東京”という舞台で作られたハードボイルド作品であることは、紛れもない事実であろう。自分が主で動いていたはずなのに、いつの間にか、逆に狙われる立場へ、、、なんて、、かなり面白い感じだったと思います。実際のところ、結末や展開は、この手の物語にとって、ある意味定番のパターンなのであるが、それを感じさせないほどのスピード感とミスリードは満載だ。だから、最後の最後まで、楽しめる内容となっている。ただまあ。先ほどの述べたように、この手の物語や雰囲気は、“好み”が存在するためその時点で、相容れることが出来ない人は多いだろう。今回、それが一番好みが分かれてしまう部分が2点存在する。第1は、カメラワークと“画”の表現方法。 どうしてもコレは、、、“クセ”があるため、、イヤな人はイヤという感じだ。第2に、物語のミスリード ミスリードの複雑さが物語にモヤモヤしたものを生みだし どうしても、スッキリしない内容となっているのだ。この2点は、無理な人は絶対に無理。ここが、この映画の最大のネックであるのも事実でしょうね。全体としては、続編が作られても良いほどの面白さはありましたのでまぁ、、、、評判がどうかよりも、作って欲しいものですね。
2009年04月25日
内容京都大学に二浪して入ったモノの特に興味があるようなモノがない毎日をただ過ごしている安倍明(山田孝之)は、帰国子女の高村幸一(濱田岳)と葵祭のアルバイトに出かけていた。その帰り、3回生の菅原真(荒川良々)龍造寺富子(三村恭代)から声をかけられる。『京大青龍会』という“普通”のサークルの勧誘だった。“普通”を連呼して怪しさが漂うが、タダで夕飯と新歓コンパに参加する。そこで、遅れて入ってきた相良京子(芦名星)の美しい鼻筋に目を奪われる安倍。一目惚れだった。入会するという相良の言葉を受けて、少しでも、、、と入会を決めた安倍。強引に連れてこられた高村以外に、大木凡人のようなオタクメガネの楠木ふみ(栗山千明)双子の三好慶一、賢一(斉藤祥太、慶太)そして、高圧的なでいけ好かない芦屋満(石田卓也)たちも入会。当初は、タダ楽しい普通のサークルだと思われた。。。内容2入会から、ふた月ほどたった、祇園祭の夜1回生たちは、人でごった返す四条烏丸交差点へ連れられていく。“正装”という青い浴衣を着る先輩達。。。すると、交差点で妙なことが起きるのだった。白、赤、黒の浴衣を着た集団!!それぞれ立命館大学白虎隊・柿本赤人(趙王民和)龍谷大学フェニックス・立花美伽(佐藤めぐみ)京都産業大学玄武組・清森平(和田正人)らそれぞれの会長を中心とした面々だった。。。奇妙な儀式を終えたあと、いつもの居酒屋“べろべろばあ”で、衝撃的な事実が告げられるのだった。自分たちは、1000年前から続く“ホルモー”という、“オニ”と呼ぶ式神を操る神事を行っているということだった。ワケがわからないことを言われ、唖然とする1回生たちだったが、説得するために行ったオニ語を使った、奇妙な動きに興味をそそられオニ語の習得に励みだした安倍達。そして、、秋が過ぎ、、、、師走。ある日の夜。吉田神社に呼び出されるのだった。いつもの飄々とした印象とは違い厳粛な菅原会長のもと、“レナウン娘”を歌い、、、そして踊る。。。徐々に輝きはじめる神社上空。安倍達も全裸で加わり。そして“吉田代替わりの儀”は終了した。すると、、、目の前に、、、多数の“小オニ”が出現!!いや、“神”に認められ、見えるようになるのだった!!!内容3オニ語を操り、オニを操るトレーニングをはじめた安倍達。そして、ついに初陣の日を迎える。連敗中の“青龍会”芦屋の鍛えた“オニ”の活躍により、勝利はすぐそこに迫っていた。そんなとき事件が発生する。緊張のあまり、体が固まってしまった高村。命令もムチャクチャで、、ついに、、オモラシ!そして、高村は集中攻撃を受け、、、ついに、、高村『ホルモ~~~~~~~~』敗北だった。高村のふがいなさに、キレる芦屋。それをきっかけにして、芦屋達と安倍、高村の間に溝が出来ていく。そのうえ、芦屋の彼女が、安倍が想いを寄せていた相良と知り、安倍は『青龍会』の脱会を決断するのだった。その話を聞いた菅原会長は、ホルモー規定17条を提案するのだった。安倍派と芦屋派、2つのグループへの分割だが、それは何が起きるか分からない、禁断の条項。敬称略↑7割くらいTVドラマとなり、一部で熱烈な人気を博した『鹿男あをによし』その原作者・万城目学さんの作品の映画化である。大雑把に言えば、奇妙なサークルに勧誘された主人公様々な事件などが発生し、ライバル視する男との対決!!そして、1つのエッセンスとして、サークル活動に『ホルモー』という、奇抜な神事。そんなお話を、青春モノとして描いている感じだ。そう。私自身は、基本的に原作などを読んだりしないためこの映画が、どれくらい表現されているのかは分かりませんが映画の雰囲気としては、ホルモーというモノと、『オニ語』があるため奇妙さは目立つものの。。。。ごく普通の青春ドラマである。あるときは仲間通し。あるときは恋のライバルそして、ついに決着の時。。。まぁ、“大団円”となるわけである。正直なところ、“オニ語”がなければ、本当にベタな青春ドラマであるためにと言うにあれこれという必要のない作品である。結構、“恋”を中心にして、葛藤は上手く描いているしそのうえ、ちょっとした切ない恋物語や、友情物語など本当に“王道”と言って良い感じだ。戦いが終わって、ノーサイド状態なんて、その際たる部分だろう。とまぁ、奇抜なホルモーさえなければ、普通なのであるがやはり、ホルモーに目が向いてしまうのだ。そこがオモシロ味でもあるが、逆に、青春ドラマとしての曖昧さにも繋がっているといえるだろうね。ここが完全に、好みの分かれ道ですね。それだけ、強烈なんですよね(笑)そして青春ドラマとして描いているのに青春モノとして、もうちょっとみたいなぁと言う人間関係の表現の少なさが、多少なりともあるためどうしても、物足りなさまで感じてしまうんですよね。ノーサイド状態になる部分なんて、対立で描いているのがごく一部だから、結構曖昧。で、ふと思うわけです。丁寧に作れば、連ドラも出来たんじゃ??と。全体として、結構楽しむことが出来た映画だけにちょっともったいない部分もあるなぁ。..と思う映画ですね。たとえば、一番もったいないと思うのは、結局のところ“ホルモー”が、何かがわからないと言う事なのだ。1000年の歴史があるならば、歴史に何らかの影響を及ぼしていても良いわけだし、京都で開かれる“まつり”に、なんとなく参加していても良いわけである。こういう、歴史との密接さや、生活との関わりを描いていれば、きっと、ホルモーというモノに、説得力が生まれたような気がしますけどね。ほんと、ただ、踊ってるだけだもん(苦笑)
2009年04月19日
内容1979年戸畑第三中学に1人の女性教師が赴任してきた。寺嶋美香子(綾瀬はるか)は、以前いた学校で、事件が起きて生徒たちとの関わりに苦しんでいた。。。。それでも“今度こそは!”と意気込み、全校生徒の前で自己紹介。すると教師になったきっかけとなった、高村光太郎『道程』の紹介で大騒ぎ。“ド-テイ”、、、さすがに多感な年頃の生徒たちには、刺激が強すぎた。。教頭(光石研)から指導される美香子であったが、それと同時に、弱小男子バレー部の顧問を勧められるのだった。内容2通称“バカ部”と蔑まれる弱小男子バレー部では、“ド-テイせんせい”が顧問となると聞いて、平田育夫(木村遼希)楠木靖男(高橋賢人)杉浦健吾(本庄正季)江口拓(恵隆一郎)そして岩崎耕平(吉原拓弥)の5人は、大騒ぎ!!やって来た美香子は、ナントカ頑張らせようと意気込むが、昨年まで、先輩(石田卓也)に遊ばれていたため、全くバレーをやったことがない5人だった!!そこで美香子は、頑張らせるために“何でもする”と口をすべらせてしまい、それを聞いた5人から、『試合に勝ったら、先生のおっぱいを見せてください』と、とんでもない“約束”をさせられてしまうのだった。こんなやる気のない部が勝つわけがない。でも、教師として、勝たせてやりたい。が、“約束”を破るわけにはいかない。。。。そんな葛藤を、先輩教師・堀内健次(青木崇高)に打ち明けるのだが、どうにも、自分の気持ちが定まらない。そんなとき、バレー経験のある1年生・城良樹(橘義尋)が入部。もしかしたら。..勝利できるかも!?頑張りはじめる男子バレー部員達!!美香子は、腕試しと、女子バレー部との練習試合をするのだが、さすがに、バレー経験の少ない部員達に勝てるわけが無く、惨敗。城はバレー部を辞めてしまうのだった。内容3本当に“約束”が良いのかどうかが分からないまま、でも、部員達にはなにかを感じて欲しいと考え、城の再入部へ奔走をはじめる美香子。。。そして、、おっぱいがかかる部員達。そして、城の父・和樹(仲村トオル)との出会いで、バレー部への気持ちを高めていく美香子であった。一方、城のために走り回る部員達は、ちょっとしたことで城が、バレー部の先輩に絡まれているのを目撃!部員達みんなで城を取り戻そうと、挑んでいくが返り討ち!しかし、それが“おっぱいバレー部員”たちの結束を固めていく。そして、、試合。。。。初戦は、、、運良く不戦勝!勝利は勝利という部員達であったが、やはりスッキリしないと思い始め、試合での勝利を目指しはじめる!が、、、相手は、鬼コーチ(田口浩正)が率いる地域ナンバーワンの竜王中それでも“おっぱい”をかけて、和樹の協力を得て頑張る部員達。そんななか、、、おっぱいの噂が流れ、、、教頭に呼び出されてしまう。約束を守るべきなのか。。。それとも、、、思い出す中学時代。。過ちから停学となった美香子(大後寿々花)をサポートしてくれた恩師。。。。。敬称略↑だいたい6割くらい。結構面白いかも知れませんね。簡単に言えば、青春グラフィティ。。。でしょうか。時代設定を現代ではなくしていることもあり、“おっぱい”ということで、頑張りはじめる男子生徒たち!!と、ちょっとしたオモシロも含めて、良い感じの青春ドラマ。。。そして、生徒の成長物語。そして、その一方で、“過去”を持つ教師が、自分の殻を破るために今度こそ!っと、頑張るという、、教師の成長物語。そんな2つの成長物語である。絶妙なのは、時代設定でしょうね。今では許されない可能性があり、今ではなぜ、そんなことで?と思われる可能性のある“ネタ”をこの時代だからこそ、できる!!と言う感じで、楽しく、そして、まさに青春モノとして描かれている。『僕の前に 道はない 僕の後ろに 道は出来る』という言葉を引用することで、生徒の成長だけでなく、自分自身が先生にしてもらったことを思い起こさせるなど、ほんとうにベタな展開ではあるが、丁寧にキッチリとした成長物語を描いています。若干、『おっぱい』という言葉が、先行しているために物語としてのインパクトは、弱いんですけどね。でも、そこにある青春表現は、『携帯』『ネット』という“猛毒”に毒されている現代には、描けないこと。と言うのも事実であろう。逆に、インパクトの弱さを感じすぎてしまうのは、きっと、“猛毒”に毒されてしまいすぎているからでしょうね。。。そこにある即物的なモノや即時性というのは、時代の利点ではあるが、物語を描く上でマイナスとなっているのも事実でしょうから。その意味で、ドラマを描くために、“時代”を選択したのは絶妙だったと言えるでしょうね。ベタなお話ではありますが、一昔前の物語を見たような雰囲気で、面白かったと思います。音楽だって、結構いい感じだったしね!!ただ、わたし的に、少しだけ疑問を感じたのは、物語の面白さや、ネタの面白さというのではなく美香子の“過去”を“2つ”入れたことなんですよね。確かに、良いお話だし、流れ自体に間違いはないのであるが。“2つ”入れているために、どうしても、部員達の気持ちが、少し弱められてしまっています。そこがねぇ。。。もうちょっと何か、部員達方で欲しかったかな。.っていう感じですね。全体的に面白いので、ま、、、これはコレで良いのかも知れませんけどね。オチも含めて、キッチリ描かれていましたし。ちなみに、、オチ部分。。若干バレバレのネタではあるのだが、6人のうち5人だけだよね、、抱きつけていたの(笑)
2009年04月18日
内容決戦の地“赤璧”において、対峙する漢帝国丞相・曹操率いる80万の軍と劉備・孫権連合軍5万圧倒的な戦力の差から、戦わずとも結果は見えていた。だが、圧倒的な戦力の曹操軍も、長年の転戦から疲弊が見え、風土の差もあり、軍に疫病が蔓延しはじめる。曹操は、その疫病を逆手にとり、非情にも兵士達の死体を船に乗せ、連合軍へと送りつけるのだった。孔明の判断により、それが曹操のワナであることが分かるが、すでに遅く、連合軍にも少なからず疫病が広がりはじめてしまう。劉備軍は、自軍の疫病の蔓延の治療も兼ねて、撤退を決断。完全に打つ手がなく、タダ敗北を待つのみとなる孫権軍。軍にタダひとり残った孔明は、撤退した劉備軍による弓矢不足を、3日以内に確保することを約束。その一方で、連合軍の司令官である周瑜もまた、曹操軍の要となる2000隻の水軍を率いる蔡瑁、張允の排除を確約。聡明なふたりによる、曹操軍の切り崩しが始まるのだった。内容2そんななか、劉備軍の撤退、疫病の蔓延に目をつけた曹操は、周瑜の幼なじみ・蒋幹を使者に立て、周瑜へ降伏交渉を画策する。だが、周瑜が決断をしないまま、蒋幹は周瑜の持つ蔡瑁、張允からの密書を手に入れ、曹操に届けるのだった。そこには、曹操を裏切るという文面が。。。。同じ頃、僅か20隻のワラを積んだ舟を用意した孔明は、深い霧の中、曹操軍へ近づいていた。。。。敵襲を察知した曹操軍の蔡瑁、張允は、奇襲に警戒しながら、弓矢による撃破に成功する。その知らせを受けた曹操は、衝撃を受ける。流れ着いた小舟には、ワラの人形。。。。明らかに、連合軍のワナ。曹操は、密書のこともあり、即座に蔡瑁、張允の2人の首をはねてしまう。まんまと弓矢の補給と、水軍の要2人の撃破に沸き立つ連合軍。一方の曹操も、自らの決断により、2人を欠いてしまったことを悔いるも即座に、蒋幹を排除し、決戦への準備を開始させるのであった。内容3曹操軍に潜入していた尚香が、曹操軍の布陣図を持ち連合軍に帰還。策を練りはじめる周瑜達は、曹操軍の船が繋がれていることに目をつける。火計を用いれば、戦局は逆転できる。。。だが、今の風向きでは、不利。その時、孔明が声をかけてくる。今夜半まで時を稼ぐことが出来れば、風向きは変わると。。。。その話を聞いていた小喬は、誰にも告げず単身。。。。。。。昨年公開された、“レッドクリフ”の後編。。。PartIIである。基本的に、“PartI”と同じような印象を持ってしまったのであるが。物語としては、“演義”を基本にしながらも恋バナをいくつか入れたりすることで、“映画らしい”感じで、描くことは出来ている。細かいネタ、、、にしても、“原作”というか、“三国志”を少しでも知っていれば、ある程度納得出来るようなお話。最終決戦でも、“軍勢VS軍勢”を、、、見事に描きながら、最終的に、“人VS人”を描くなど、前者は、『まさに映画』という感じの大迫力であり、後者は、俳優達の魅力たっぷりに描かれている。序盤で、『戦いの準備』の部分の、展開の遅さがかなり気になる部分ではあるモノの、良い感じで、魅せる結末となっている。まぁ、大満足と言って良い感じであろう。ただまぁ、ヤッパリ気になるのは、『展開の遅さ』なんですよね。詳細に描いている、、、と言えば聞こえは良いけどね。たとえば、いろいろなことを知っていれば、結末があるために、気にならないと言えば気になりません。ですが、知らないと。一体、何のために描いているのかが、全く分からない部分というのはあるわけです。たとえば、弓矢のことや、蒋幹のことなど。。このアタリなんて、演出として、バレバレのことを行っているために“劇的”という印象は、ほとんどありません。音楽だけは、“まるで劇的”なんですけどね(苦笑)おかげで、かなりの中だるみ。それは序盤における、尚香の行動でも同じなのである。コレは、回り回って劉備軍にもその印象はあるし。明らかに、途中で消滅する孔明の姿なんて、妙な違和感となって見えてしまうのだ。これらの部分、、、だいたい、、、6割くらい(失笑)もう、映画の面白さを味わう以前に睡魔との戦いに、苦戦をします!!最後は、良い感じの決戦であり周瑜『この戦いに勝者はいない』というセリフの通りの大激戦の結果となるわけで。面白いことは、面白いという部分もあるんだけどね。とりあえず、そう言うのが気にならなければ、満足できる物語にはなっている感じである。ちなみに、この映画を観て、一番感じたのは。中盤における劇的演出が、空回りしてしまうなど明らかに妙な状態になっている原因である。これ、、、前後編モノで、合計約5時間の長編にしたことの欠点のような気がします。正直なところ。5時間で描くことの出来るモノではないしそう言う人間関係でもないのである。もうちょっと、あれこれやって、盛り上がる部分は盛り上げるなどして、90分程度の前中後編の3部作の方が良かったような気がします。盛り上がりが中途半端な部分が多く、長すぎる。。。そのひと言に尽きます。
2009年04月11日
内容そこは、ヒーロー達が活躍する“アメリカ”ベトナム戦争も“彼ら”の活躍により、平和的に勝利を得た。だが、、そのアメリカで、1つの運動が発生する。多くの悪人達を懲らしめてきた“ヒーロー”への排斥運動。“だれが見張り(ウォッチメン)を、見張るのか?”やがて、時の大統領により、ヒーローの活動を禁止するキーン条例が制定。ヒーロー達は、世界から消えた。。。。。。そんななか、事件が発生する。かつて“コメディアン”と呼ばれたヒーロー。。。。エドワード・ブレイク(ジェフリー・ディーン・モーガン)が、殺された。それまでも、多くのヒーロー達が、自分たちの行いによる良心の呵責により死んでいた。最も暴力的で、乱暴だった“コメディアン”の死もまた、誰かによる報復。.その程度に受け取られた。が、、“ロールシャッハ”こと、最も疑心暗鬼に満ちた、ウォルター・コバックス(ジャッキー・アール・ヘイリー)は、疑念を抱く。かつて、仮にもヒーローと呼ばれた男が、防犯ガラスを破ってビルから転落死。何かが起きている。そう信じたロールシャッハは、かつての仲間たちのもとへ警告へ向かうのだった。内容2“コメディアン”の死は、かつての仲間へ衝撃を与える。“ナイトオウル”ことダン・ドライバーグ(パトリック・ウィルソン)にも。そのダンの元をかつてコンビを組むことが多かったロールシャッハが訪れるなにかを感じながらも、ダンはふたたびヒーローとなることにためらいを覚える。そこにしか“居場所”がないと分かっていながらも。。。。次にロールシャッハは、“DR.マンハッタン”ことジョン・オスターマン(ビリー・クラダップ)のもとへ向かう。ジョンはヒーローをやめても、その超人的な能力を利用し、世界のエネルギー問題解決することによる平和を求め、ある装置を開発していた。そのマンハッタンの元には、恋人の“シルク・スペクター”こと、ローリー・ジュスペクツィク(マリン・アッカーマン)がいた。ローリーは、徐々に人間と違うものになっていくジョンに戸惑いを覚えていた。そんなときに、ロールシャッハが現れたのだった。だが、我関せずで追い払ってしまうジョン。それでは、、と、、ロールシャッハは、かつて“世界一賢い男”とよばれた“オジマンティス”ことエイドリアン・ヴェイト(マシュー・グード)の元へ。ヴェイトは、オジマンティスであったことを公表し巨万の富を得ていた。最も嫌われ者だった“コメディアン”の死。。そして、やって来たのがロールシャッハであるということもあり、信用しようともしないヴェイト。だが、事件は発生する。。突如謎の男に襲われたヴェイト。明らかに、何かが起きていた。そして、仲間くらいしか集まらない“コメディアン”の葬儀に、かつて“コメディアン”の宿敵だった男の姿を見つけたロールシャッハは、その男・モーロック(マット・ブルーワー)の元に向かうのだが。。。敬称略かつてのヒーローが殺された!!一体、誰が、、、何のために??そんな感じのお話である。基本的に、この手のアメコミが好きな人にとっては、普通に知っているお話なのであるが。アメコミで表現されているヒーロー像を、別方向から捉えた作品の1つである。“引退したヒーロー”のお話。そこにある、、、悩み、、、葛藤。ヒーローとは言いながらも、平和のために血に染めてきた、、、正義の拳。そんな、人間くさいヒーローを表現しながら、突然降ってわいてきた、殺人事件!かなり、見事なドラマに仕上がっている。ただし。。。この手のモノが嫌いな人や、食わず嫌いな人にとってはただただ、、“長い苦痛”を味わうだけのお話でもあるのも確かだ。それだけ、メインの登場人物6人を、かなり詳細に描ききっている。そこがねぇ。。。実際のところ、“物語”としては、、どうなのかなぁ。。ともサスガの私でも思いますけどね(苦笑)それだけ、、、詳細なんだよね。。。。。そして、人間関係が絡み合っているから、途中で、一体、何がしたいのかが分からなくなっています。でも最終的には、コレもまた1つの“定番オチ”ではあるのだが、そこにある、“平和”をえるための“犠牲”。。。そして、、殺伐さ。。。。こういうのも、アメコミの醍醐味と言えるでしょう。結局、私のような人なら、満足感は高いけど。普通に、話題性だけで見るには、、つらい感じかな。面白いんだけどね。...昨年の“ダークナイト”でもそうだけど、こんなトコロから、原作に興味を持てば、意外と、、、、“駄作の映画”であっても、、原作は結構いい感じ。。ってもいろいろとあるんだけどね。.....最後にどうでも良いことなんだけど。上映前に流れた、トランスフォーマーの続編とスタートレックの宣伝が頭に残りすぎてしまって、、、予告とはいえ、コレを見たあとだと、“あれ?”っていう印象も少しあります(苦笑)赤壁、、、なら、、何とも思わなかったのにね。。。
2009年04月04日
内容雪の降る中での結婚式のあと、あたたかい街へ引っ越してきたジョン(オーウェン・ウィルソン)とジェニー(ジェニファー・アニストン)お互いに仕事を持っていることもあり、子供をどうするか悩んでいたところ、親友のセバスチャン(エリック・デイン)に相談すると。犬でも飼ってみればと、勧められる。夫としての立場も確立するかもと。妻への誕生日プレゼントとしてラブラドール・レトリーバーを。。。プレゼント妻は大喜びするのだが、すぐに出張に出かけてしまうのだった。仕方がなく、一人で“マーリー”の世話をすることになったジョン。が!!マーリーのやんちゃぶりは、ハンパではなく。引っ越してきたばかりの家は、メチャクチャに・・・・・・それは、ジェニーが帰ってきてからも、同じでトレーニングスクールを退学になるほど。。。。。内容2そんななか、ジョンは、報道志望であったが、コラムを任されることに。何を書いて良いか分からない状態であったが、ふと、、マーリーとの生活を書いてみると、、、評判が良く。大当たり!そうこうしているうちに、2年ほど経過し。。自分たちの子供が欲しくなってくるジョンとジェニー。そして、ついに、妊娠。..したまでは良かったのだが、ある日の検査で、流産。。。2人の気持ちを理解しているのか、、マーリーは、、静かに寄り添ってくる。。。そして、、数ヶ月後。ふたたび妊娠し。。。出産!!ついに、新しい家族が誕生するのだった。2人目、3人目。。。幾度かのジョンとジェニーは危機を乗り越え、静かな街での多くの家族に囲まれる暮らしをはじめるマーリー。。だが。。。。。。敬称略↑あえて、無駄だと思える部分はカットしています。実際、、、これで、7~8割くらい物語としては、1.マーリーという犬と暮らしはじめたドタバタ。2.多くの家族に囲まれ、普通の暮らし3.ふと気がつくと、、老いているマーリーま。。そんな感じの3部構成である。確かに物語は、描けているし1.ドタバタコメディ2.ちょっとしたシリアス3.別れと、、悪くない感じなのだ。だが、それを認めることが出来ても、大いに不可解なのは、中盤に挟まれている“人間たちの普通の生活”であろう。この部分。ほとんどマーリーは登場しません。いや、登場することはするが、物語自体は、マーリーのことに全く触れずに飼い主達の仕事の話ばかり。もちろん、“それが普通”と言えば、それまでなのだが、その登場シーンの少なさは、尋常ではない。おかげで、いろいろな顛末があったために、冗談ではなく、“他の人に譲られたのか??”と感じてしまいました。そう!それほど、何のために、入れているのかが分からないエピソードがてんこ盛りなのだ。が、コレが、最大の問題点なのは、そのあとに、“ネタの回収が、全くなされていないこと”なのだ。そのため、ホント、意味不明のネタにしか見えない状態なのだ。そんな状態の中、“時”だけが流れていき、序盤のドタバタから10年程度経過して、“死の時”である。もう一度書くが。たしかに、物語としては、ブレはないし。コメディは楽しく、ラストの“別れ”は、感動なのだ。が、別れの部分なんて、“思い出話”をしているにも関わらず。“思い出の表現”が、ほとんどなされていない“物語”なのである。これで、感動しろと言うのは、本当の酷である。だって、ビデオ撮影なんて、劇中に登場しないのにビデオを観て、感動なのだ。これ、、どこをどう見れば、感動できるんだ??普通に意味不明である。細かい部分での繋がりや、演出はあっても物語を大きく見た場合。“マーリーの役割不足”が、最後に足を引っ張っている形になってしまっている。これ、ホント、困りものです。正直なところ。オススメか??と聞かれれば。誰にも、薦めることは出来ません。犬好きは、感動はするのだろうが、ですがそれ、映画と言う事を考えれば、完全に、“犬”という必殺アイテムにより、泣かされているだけで物語として、泣かされているわけでは、決してありません。そのうえ。わたし的に、大いに不満なのは。映画の演出上、ある程度仕方のない部分はあるのだが。今回、ワザと“吹き替え版”を見たのですが。“子供”にも、、、オススメは、あまり出来ません。だって、翻訳作業で、何とでもなるはずなのに明らかにストレートな表現も多々あり、子供にはR指定じゃないのか??と言うほど、下品な部分もあるのだ。勿論、大人は楽しめるんですけどね。ということで。もう少し、描くべきモノを描き、無駄を省けば、もっと面白い感じになった当雰囲気だけに本当に残念な物語だったと思います。宣伝で歌っているような“犬と家族の絆”なんて、、、感じることは、ほぼ出来ませんので!!もしそれが出来るならば、“かなりの部分を脳内補完”しています。全体として。一番分かり易い印象があるとすれば、アメリカの半年モノのドラマを、総集編のカタチにして放送したような映画。これが、適当な表現であろう。それだけ、序盤と終盤だけを描いて、中盤の“関係”を、ほとんど描かれていない感じなのである。本当に頭が痛い。。。宣伝に難あり。。である。
2009年03月29日
内容東京ビッグシティマラソンに絡む『事件』、、特命係杉下右京(水谷豊)亀山薫(寺脇康文)の2人が大活躍した。。その事件に少なからず関わっていた鑑識官・米沢守(六角精児)は、顔認証システムを使った分析中に、衝撃的な人物を見かけてしまう。映像中にあったのは、8年前、離婚届だけを残し、突然消えてしまった元妻・知子(紺野まひる)の姿!まさか。。。。。米沢は、個人的事情ながらも、マラソンの事務局に向かいテロに関わる聴取と称して、個人情報の入手に成功する。名前は、、、“真鍋知子”。。。。再婚しているのかも。。。少しショックの米沢。そんな不安を抱えながらも、住んでいるアパートへと向かうのだった。だが、、扉の前に立ったまま、、、どうしてもノックすることが出来ず帰宅。。。翌日。寝ていた米沢をたたき起こすかのように携帯が鳴る!女性の変死体が発見されたという。現場を聞き、一気に目が覚める米沢。。。。昨夜、訪れたアパート。。まさか!?悪い予感は的中する。死んでいたのは、真鍋知子だった。すでに捜一の伊丹(川原和久)三浦(大谷亮介)芹沢(山中崇史)もいた。鑑識による作業も、ほぼ終わり、遺書らしきモノも存在し、状況証拠から毒物による自殺と考えられた。まさか、。。。別れた妻が。。。。。。が、よく見ると、胸元にある“ホクロ”がない。。。。うり二つとはよく言うが、他人であることにホッとする米沢。そこに、男が大騒ぎして乗り込んでくる。どうやら、別れた元夫のようだ。内容2毒物の量などに妙なモノを感じるモノの、物証からは、事件性はない。。。米沢の心を揺るがせる事件は終わった。。。かに思えたのだが、、その米沢のいる鑑識係を、あの元夫が訪ねてくる。所轄の千束署の相原誠刑事(萩原聖人)であり、米沢が事務局で聞き込みをしていたのを不審に思われたからだった。携帯に残していた元妻・知子の写真を見せ、納得してもらう米沢。だが、相原刑事は、元妻・真鍋知子から“相談がある”とマラソンの翌日に会う約束をしていたのだから、死ぬはずがないと言い張る。米沢は、物証を提示するが、相原は納得しない。そこで僅かな事件の可能性を考え、知子が勤めていた青防協”青少年防犯協会”を訪ね、同僚の高橋早苗(片桐はいり)から事情を聴くが、知子は、誰かから恨まれるようなことはないと知る。その一方で、経理課長の天野達之(市川染五郎)から、理事長の設楽光治朗(伊武雅刀)によるセクハラを受けていたと聞く。。。まさか、、、セクハラ被害で自殺?いや、、証拠隠滅で殺人!?米沢は腑に落ちないモノを感じながらも、相原の行動に振り回され、、、、青防協が、警察の天下り先であったこともあり、ついに設楽から圧力がかかりはじめる。そして、、内村刑事部長(片桐竜次)中園参事官(小野了)から厳重注意そんななか、知子が買ったと言われる毒物の入手先が、角田課長(山西惇)の情報で判明する。そのうえ、知子の部屋からは盗聴器。また、天野から、横領の証拠。。。。。だが、そこにあった指紋は。。。なにかおかしい。。。。感じ始める米沢であったが、圧力に屈しない行動で、今度は、大河内監察官(神保悟志)から自宅謹慎処分。それでも、米沢は相原と共に、、、、、、敬称略言わずと知れた、ドラマ“相棒”のスピンオフ小説の映画化である。基本的に、“相棒”というドラマは天才である杉下右京という人物の聡明さによる部分が多く、言ってみればこの映画は、相棒という世界観で描く、“普通の刑事物”という雰囲気と言って良いだろう。とはいえ、事件へのきっかけが、米沢の私的行為であったり。たどり着く“先”が、様々なことが絡む部分であったりと相棒らしい、問題提起のようなモノはキッチリと描かれている。そんななかに、相棒のレギュラーメンバー達を上手く組み合わせて“らしさ”を保ちながら、“普通のモノ”に仕上げている。が、この物語が秀逸なのは、そのスピンオフの仕方というのもあるが、それ以上に、様々に積み上げられていくネタとその先にある真実。そして、、演出としての、ミスリードのさせ方の面白さ。であろう。簡単に言えば“相棒”だけでなく“劇場版・相棒”のように、犯人が、誰であるかは、最後の最後まで分かり難くされているのだ。分かってみれば、単純なことであるのだがそのミスリードのさせ方などが、素晴らしく。“相棒”を知らなくても楽しめる仕掛けになっている。ただまぁ、若干であるが難点も存在する。それは、かなり多量に投入されるミスリードにより、捜査の状態が、分からないこと。犯人との距離感が分からないこと。と言う部分が存在し、全体として、モヤモヤした印象もあるのも事実なのだ。ま、、“結末”を知れば納得なんだけどね。でも、ファンだけでなく、それなりに楽しめる作品にはなっている印象だ。この映画映画の内容よりも、わたし的に面白かった部分が2つある。その1エンドロール中に差し込まれている“映像” これ、おみごとですよね。 8分割され、米沢守&知子の新婚生活!! あまりにも楽しい内容で、この部分だけをじっくり見たいモノです。その2エンドロール後にある、“相棒”の番宣。。。 コレも、また見事ですね。 “相棒DS”のエピローグのような小ネタをつかい 杉下右京&神戸尊の新コンビで“プチ事件”を解決!!映画の内容以上に、この2点が、かなり印象に残っちゃいました!!!楽しみですね。。新しいシリーズ。最後にわたし的な希望をすこし。今回、米沢の上司として半海一晃さんそして 同僚の鑑識官で奥田恵梨華さんが出演されていましたが、レギュラーにも登場させませんか???いや、どうしても、登場させて欲しい!!というのも、“7”で退場者が多数でたために、人間関係を、もう少し描いて欲しいと思っていますので!!いや、、一番の希望は、米沢知子こと、紺野まひるさん!!この時期にこの映画が放送されたと言う事は、今年の年末か、来年の初めに、テレビ放送される可能性があると言う事。なら、、それに重ねれば“年末か年始のSP”で、、、どうでしょう??そういう、レギュラーメンバーの“幸せ”も、、久々に見たいんですけどね。
2009年03月28日
まぁ、感想なんて書かなくても良いんだけどね。再ヤッターマンである。。。。1度目は、2週間前の3/7に鑑賞済みで、、、見ていて思ったのは、まぁ、この映画を2度も見る人は、そんなにいないんだろうけど(苦笑)2度見ると、“粗”が見え始めたんですよね。すると、あれだけ楽しかったのが、一気に冷めてしまって。。。。。。。いや、楽しかったけどね。いまでもドロンボー一味の歌と踊りが、耳に残ってますし!基本的に、1回目を見た時と、同じような印象。それは確かです。ですが、あきらかに、一部、ネタの組み込み忘れが数カ所と効果音を含めた音の少なさが数カ所。それらが、存在しますよね。。。まぁ、これも、1回目見た時に、感じてはいたんですが、物語を気にしなくても良い2度目だからこそ、逆に、目立って見えちゃって。。。。。そう、考えると。おしいですよね。僅かに。悪くはないし、楽しんでいるから、気にならないと言えば、それまでですけどね。。。。。どうでも良いことですが、、、、気になると、記録に残しておこうと、思ったもので。
2009年03月21日
内容秋田の山間の川で開かれた鮎釣り大会。ベテランの釣り師達を差し置いて優勝をしたのは、少年だった!三平三平(須賀健太)は、祖父・一平(渡瀬恒彦)の50匹を上回る51匹!地元の人たちは、“名人”として知られる2人のタメ、納得であったが。街からやって来た釣り師3人組(小宮孝泰、志村東吾、安居剣一郎)は、“三平が、ズルをした”と言って不平を言い出す始末。その言葉を聞いた三平は、1時間の鮎釣り勝負を申し込むのだった。立会人となってしまった幼なじみのゆりっぺ(土屋太鳳)と一平勝負が開始されたのだが、ナニもしようとせずに木の上に登ったり、川の中に入ってはしゃぐ三平。そのうえ、居眠りまで。。。。その姿を見た3人組は、、やはり。。。と。。。が、残り時間20分程度となり、起き出した三平が釣り出すと事態へ一変する。次々と鮎を釣り上げる三平。勝負は三平の圧勝。実は、三平が行っていたことには、“意味”があったのだった。そのやりとりを見ていた、ひとりの男が、三平に声をかけてくる。アメリカでプロとして活躍する鮎川魚紳(塚本高史)だった。内容2魚紳は、“夜泣谷の怪物”という巨大岩魚の伝説の噂を聞いてやって来たのだ。その話を聞いた三平は、心を躍らせる。一方で、魚紳も心を躍らせていた。三平の祖父・一平こそ和竿作りの名人として有名だったからだ。そんななか、東京にいる姉・愛子(香椎由宇)が、帰ってくる。両親を“釣り”をきっかけに亡くし、“釣り”を憎む愛子は、祖父と一緒にいることが許せなかった。就職先も決まったので、東京の学校へ入れるために、三平を連れに来たのだった。三平、一平とも愛子と折り合いが悪く、愛子の強引な性格に戸惑うばかり。そんなとき、一平は1つの提案をする。伝説の魚を釣ることが出来れば、三平の好きにさせること。釣れなければ、東京行き。。。。噂にしか過ぎず、そんなモノいるわけがないという愛子は、快諾。三平、一平、魚紳、そして愛子の4人は、道無き道を歩き、川を渡り、、、、そして、夜泣谷へ向かうのだった!!敬称略言わずと知れた、釣り漫画の金字塔の実写版である。それとともに、“おくりびと”の滝田洋二郎監督作品でもある。お話自体は、単純で釣りを愛する三平少年を中心に、その三平を愛を持って育てる祖父・一平釣りを憎む姉・愛子そして、プロとして釣りに悩む魚紳そんな4人が、伝説の巨大魚釣りに挑む!!!と言う感じだ。ただ、そのなかに、釣りの楽しさだけでなく、祖父・一平が、なぜ、挑ませたのか?ということも含め、家族愛、姉弟愛を描き込んでいる。以外と、人情作品でもあったりする。ま、、、基本的に、釣り話ですので、かなりの部分は“釣り”および“釣り場への行程”なんですけどね(笑)でも結構いい感じで、家族愛。。。そして、今の自分に悩む、愛子と魚紳の変化が描かれているんですよね。完全に、先が読めているベタな展開ですが。ただやはり、ココだけはキッチリ書いておかなくては!!って言うところが、いくつかあります。一つ目は、釣りのシーンを含めて、元々漫画と言う事もありかなり、漫画チックであり、そう言った演出が多々あります。これは、結構、好みに差が出る部分。でも、逆に楽しさも、ココにあるので、この部分を受け入れることが出来るかどうかで、楽しむことが出来たかどうかという印象の差が、必ず出ます。二つ目は、最終場面における、ネタバレ場面。心の吐露。..とでも言えばいいでしょうか。ココが、かなり長い!たしかに、それぞれ4人の想いがあるために、必ず描かなくてはならないのは、理解しているのだが、そこまでのテンポを完全に崩してしまっている印象だ。マイナスがあるとすれば、ココだけである。全体として、家族愛などが、本当によく分かる物語に仕上げながら、そこに“釣りの楽しさ”を描ききった映画という印象ですね。1つ、演出として面白いのは、一瞬、心を許している時に出る“訛り”でしょうか。これが、最後までウマイ感じですよね。。一部原作とは違う設定の部分もありますが、ほぼ“釣りキチ三平”という世界を映画にした感じですね。
2009年03月20日
内容東城大学医学部付属病院に勤める心療内科医・田口公子(竹内結子)は、“バチスタ事件”を解決に導いたこともあり、病院の倫理委員会の委員長に大抜擢されていた。公子にとっては、重みでしかなかったが。それでも、日常は、、患者達の“お話係”でしかない状態。そんなある日のこと公子の元に一通の告発状が届く。“救命救急センターの速水センター長は、 医療メーカーのメディカルアーツと癒着している。 心臓カテーテルの使用頻度を調べてみろ。 救命救急の花房看護師長は共犯だ”時を同じくして、メディカルアーツの磯辺信也(正名僕蔵)が、院内で自殺するという事故も発生したこともあり、高階院長(國村隼)に相談した公子は、念のために調べてみることに。すぐさま、救命救急センターに向かった公子であったが、そこは、公子が最も嫌う、、、“血”が、、、、、、そんなとき、運ばれてくる...見覚えのある男。白鳥圭輔(阿部寛)だった!!!実は、白鳥にも告発状が届いているという。“救命救急センターの速水センター長は、 医療メーカーのメディカルアーツと癒着している。 心臓カテーテルの使用頻度を調べてみろ。”文面に少し違いが。。。情報屋。。。の看護師・藤原真琴(野際陽子)の話では、速水晃一(堺雅人)には、院内に敵が多いことがわかってくる。第1外科の黒崎教授(平泉成)精神神経科の沼田利博(高嶋政伸)事務長の三船啓二(尾美としのり)それぞれに、思惑の違いこそあれ、速水を疎ましく思っているのは事実だった。そのうえ看護師長の花房美和(羽田美智子)、副センター長の佐藤拓馬(山本太郎)看護師の如月翔子(貫地谷しほり)など、、速水の仕事の方針の強引さは、内部の反発者まで。。。。一体、誰が告発をしたのか??癒着は、本当なのか???ふたたび、名コンビによる調査が開始される!!!敬称略先ず、はじめに。原作は、当然未読ですので!!前作の“バチスタ”も原作は未読、ただし、映画、ドラマ共に見ています。さてお話の方は、バチスタ事件のその後、、、病院はどうなったか?そして、そこで発生した自殺。。。そして、業者との癒着そこに隠されていた“真実”は、なにか??そんなお話である。正直言って、印象としては、前作が、サスペンス、ミステリーだとすれば、今作は、そのような感じではなく、医療ものドラマ。と言う感じかな。展開自体も、序盤のネタフリ、次の調査。そして開かれる倫理委員会。最後は、、、医療モノ定番の、、、アレである。時間配分は、ほぼ30分ずつの印象のため勘が良ければ序盤のネタフリの部分で、“先”は、ほぼ予測できます。なんといっても“凱旋”ですので。結末に“何”があるかも分かるというモノ(笑)だから、ただただ、“推理”などをすることなく、見ていると最後まで“様々な印象のドラマ”を楽しむことが出来ます。一粒で、2度3度おいしい状態ですね。そのうえ、今作が、前作と大きく違うのはあきらか。。。とまでではありませんが、前作を見ていることを前提にして作られている雰囲気があることでしょうね。だから、キャラ紹介などは、そこそこにドラマだけを、キッチリと楽しむことが出来る感じです。ただまぁ、はじめに書いたように医療ものドラマ。.と言う感じであるためそこにある、“問題提起”や、主人公である速水の“意志”などオモシロ味のある部分は多々あるのだが前作をイメージしすぎると、少し肩すかしの印象もあります。でもオモシロも含めて、細かい部分のネタフリや、キャラの使い方など様々な部分で楽しむことが出来ますので前作を見ていなくても細かい医療ネタを気にしなくても十分楽しむことが出来る作品には仕上がっています。そういえば、パンフによるとこの作品は、原作だとシリーズ第3弾だそうで。第2弾の部分も少し入っているとか。。。ま、、私は、読みませんけどね。最後に、ヒトコト。前作もそうでしたが、実は、私、1つの違和感をずっと感じていますそれは、、、俳優さん達が、中堅から若手であること。別にね、、フィクションなんだから、どうでもいいといえばどうでもいい。だからといって、現場に中堅以上が少なすぎるって言うのは、不自然じゃ??いないわけじゃないけどね。。。
2009年03月14日
内容祖父・悟飯(ランダル・ダク・キム)と一緒に暮らす青年がいた。その名は、悟空(ジャスティン・チャットウィン)毎日のように武道の修行に励む日々。ある日のこと。悟飯から、輝く球を渡される悟空。4つの星が浮かぶ四星球。。。ドラゴンボールだった。そして、この世には全部で7つのドラゴンボールがあり、全てそろうと、どんな願いでもひとつ叶うと伝えられた。その日は18歳の誕生日悟空は、初めて仲よくなった女の子チチ(ジェイミー・チャン)のいるパーティへ向かう。その会場で会話していると、何か、妙な胸騒ぎを覚える悟空。『おじいちゃんの身になにかが。...』急いで帰宅すると、すでにがれきとなっていた。悟飯は、『ピッコロがよみがえった』と、、話し、パオズという街にいる亀仙人(チョウ・ユンファ)の元へ向かうよう告げ、息を引き取るのだった。翌日。出発しようとしていると、妙な少女・ブルマ(エミー・ロッサム)があらわれ、ドラゴンボールを返すようにと襲いかかってくるのだった。昨夜。父が襲われ、ブルマの持っているドラゴンボールをピッコロ(ジェームズ・マースターズ)とその手下のマイ(田村英里子)に奪われたという。ドラゴンレーダーにより、ココにあるはずとやって来たのだった。星の数の違いから誤解は解けた悟空。2人は協力して、亀仙人の元へとむかうのだった。日食により、目覚めるピッコロの弟子を倒し、ピッコロの野望を阻止するために。。。。。。敬称略先ず、はじめにどうでも良いこと。関めぐみさん。。。出演していたんですね。。。コレに一番驚きました(笑)さて、映画の方は言わずと知れた『ドラゴンボール』の実写版映画である。まぁ思い入れの強すぎる人や批判することを当たり前と思っている人にとっては、格好の“ネタ”であるのは確かで。でも。わたし的には、はっきりいって、そんなのどうだって良いことだと思っていますので。だって、そんなにアレだったら、アニメの方が良かったそんな答えしか、絶対に出てこないわけである。っていうか、そう言うことを言い出せばキリがないしわたし的に言えば、“野暮”というものです。ま、、、、物語の本質とは、“どこまで同じ”ということや自分の持つ“イメージ”との“差異”などということではない。先入観無く、楽しむことが出来たかどうか。そういうことだ。ってことで、ナガーイ.前置きはさておき。映画の方は、世界観をある程度引き継ぎながら、悟空という青年に出生に秘密。ピッコロ言う悪意そこに繰り広げられる、青春物語とドラゴンボール争奪戦そんなお話だ。“原作”と、圧倒的に違うのは悟空の青春物語ということを、前に押し出している部分だろうその違和感さえ気にしなければある程度、青春モノとして描かれているだけでなく、ドラゴンボールとの関わりキャラの面白さなど。“普通”のアクション映画としてそこそこ、描けている原作を大幅に壊すことなくニオイを残しながら、1つの青春ドラマ、アクションドラマとして丁寧に作り上げていると思います。意外と悪くない仕上がりです。ま、、食わず嫌いは、ダメッてことでしょうね。それと、先入観は。。。。私のように、チョウ・ユンファさんのことが好きな人にとってはあまり見たことの無いような“楽しい姿”を見るだけでなくカッコイイ姿も見ることが出来てそれだけで、大満足な状態だ。まぁ、原作を気にしなければ結構楽しむことが出来る感じかな。ただ、1つ気になったのは。特撮をあまり入れないようにしたいがためか、世界が、“未来的”ではないことかな。カプセル、、、、くらいだからね。もうちょっと、細かい部分で凝って欲しかったモノだ。
2009年03月14日
内容いつものごとく大暴れするドロンボー一味のメカ“ダイドコロン”の前に颯爽と現れる、ヤッターマン(櫻井翔、福田沙紀)たち。ボヤッキー(生瀬勝久)トンズラー(ケンドーコバヤシ)に苦戦し、ヤッターワンにメカの素を与えようとした時、インターセプトされ、、、、、、でもドロンジョ様(深田恭子)のミスにより、自爆するダイドコロン!ヤッターマンはかろうじて勝利を収めることに成功する。すると、、、がれきの中に、1人の少女・海江田翔子(岡本杏理)を見つける。どうやら、ドロンボー一味は、翔子の持つ“ドクロストーン”を狙っていたようだった。4つに別れたドクロストーンを集めれば、夢がかなうと言われていた。だが、翔子にとっては、行方不明となっている考古学者・海江田(阿部サダヲ)から託された、唯一の手がかり。そこで、ガンちゃん(櫻井翔)アイちゃん(福田沙紀)の2人は、博士が立ち寄るであろうオジプトへ向け、旅立つのだった。内容2オジプトの到着したヤッターマンと翔子は、オモッチャマの活躍で、偶然にも、ドクロストーンを発見する。そこに、現れるドロンボーのメカ“バージンローダー”ドクロストーンと翔子を守りながらの戦いを強いられるヤッターマン。ヤッターワンに、メカの素を与え、“アリメカ”を登場させることでなんとか、勝利するが、、、その代償は大きく、ヤッターワンが、バージンローダーの虜になってしまい一緒に爆破してしまうのだった。その戦いにより、崩壊が始まる古代遺跡。そんななか、がれきの下敷きになろうとしたドロンジョを助ける1号!!次の瞬間、、、運命のイタズラか、、2人はキスをしてしまうのだった!!!内容3ガンちゃんとドロンジョ様は、お互いになにかを感じながら次の戦いへの準備を進めていた。そんななか、街では異変が起き始める。。。様々なモノが消えていき。。。。。すべては、ドクロストーンの力によるモノだった。その力はついに、オモッチャマまで消滅させてしまう。。。。このままでは、全てが消えてしまう。。そして、最後のドクロストーンに向け、新しいメカ“ヤッターキング”で出発するのだった。敬称略ヒトコトで言うならば、これこそが“ヤッターマン”そう言っても良いくらい、愛情に溢れている作品ですね。まずは、物語。基本的な流れとしては、ドクロストーンの争奪ゲームなのであるがそのなかに、新作アニメでは一瞬、旧作アニメでは数話登場したドロンジョ様が、1号に対して恋心を抱くというコンセプトで進む。その恋バナの中に、今回の、、被害者?である、少女の父親への愛を絡め、アイちゃんが、ガンちゃんへの愛。そして、最終的に、“ライバル”としてのヤッターマンとドロンボー一味と様々な要素を加えながらもそれぞれにキッチリと物語を描きこんでいるのだ。また、忘れてはならないのはギャグアニメとしての“ヤッターマン”である。序盤から終盤まで、息をつかせぬテンポで描きまくる、ギャグ三昧。ココまで描かれてしまうと、納得するしかない状態だ。ま、、一部“大人向け”もあるために、子供に向けてはどうかと思う部分も多々あるのだが、これは、子供も、大人も楽しむことが出来る映画と好意的に解釈すべき部分であろう。そんな物語や小ネタを、キッチリ細部にまでこだわりをかんじるセットや、CGなど。。。。アニメの合成もね!様々な部分で“ヤッターマン愛”をスタッフが具現化した作品だったと思います。ただまぁ、一部微妙な部分があるとすれば、ヤッターマン、ドロンボー一味の両主役達が、最終的に対峙するラスボス戦である。ここがねぇ。。物語を作るあまりそれまでのテンポが崩れ去り、キャラの使い方が、かなり中途半端になっている。どうもね、、これが。。。。。なんともなぁ。。ってことかな。でも、全体的に、子供大人共に楽しむことが出来る作品であるのは確かで、それが最後の最後まで描き込んでいると言えるだろう。“次週予告”など、その際たるモノだ。なかなか面白かったと思います。にしてもヤッターマンの2人はともかく。深田恭子さん、生瀬勝久さん、ケンドーコバヤシさんこの3人、、、かなりいい感じですね。そこに一番驚くと共に、なぜ、この3人なのかを見たような気がします。そういえば、ドロンボー一味の歌と踊り、、良い感じでしたね。当然、ヤッターマンサイドもそう!!こう言う部分だよね.ヤッターマンらしさって!この部分だけを見ても、納得出来るというモノですホント、大爆笑の映画でした。
2009年03月07日
内容裕福な家庭に暮らし、ピアニストを目指していた春麗(クリスティン・クルック)ある日のこと。謎の男達が、父を連れ去ってしまった!ナニが起きたか分からないまま、、時は過ぎ。。。。春麗は、ピアニストとして夢をかなえていた。事件が原因で寝たきりとなった母と共に暮らす日々。そんななか、、妙な巻物が送られてくる。全く意味が分からない文字で書かれていたが、何か惹かれるモノを感じる。そして、、母が亡くなると同時に、その絵巻物が、父と関係があると考えはじめ運命に導かれるまま、、、バンコクへと向かうのだった。“ゲン”という人物が、何か知っている。。。ただそれだけを手がかりに、探しまわるが見つからない。金は尽き、いつの間にかスラム街で寝泊まりするようになっていく。。。そんな暮らしの中で、暴力を振るわれている人を助けたことをきっかけに春麗の運命は動き出すのだった!内容2ゲン(ロビン・ショウ)に会うことが出来た春麗であったが、父が生きていること、“シャドルー”という組織が関わっていることがわかる。敵の相手の名は“ベガ”しかし、ゲンは言う。救出するよりも先ず、“怒りを消せ”と。。。。そして、ゲンの元での修行がはじまるのだった。敬称略言わずと知れた、ゲームの実写版である物語としては、春麗が、どうしてストリートファイターになったのか??どんな過去があったのか??である。一応、敵としてベガを登場させそこに両親との別れなどを描いている。ま、、、普通と言えば、普通の内容だ。また、基本的に、“格闘”を魅せることを意識しているため、ある程度の格闘シーンは盛り込まれている。最終的な決着の仕方は、どうかとは思いますが。この手のモノとしてはベタな感じだ。ただ、問題も山積!!ザコキャラたちの銃撃戦や、その流れの中で発生するまるで、ゲームのような潜入作戦など格闘シーンがほとんどないという状態。。。。。(苦笑)そんな我慢できることは、、、まだ良いのだ一番の問題は、物語が散漫であること。そしてそのために描かなくてはならないことを描いてないことなのだ。これが、、かなり致命的なのだ。説明するとストーリーが、2本存在するということなのである。春麗が主人公で、父捜し、悪者退治、、、格闘家としての成長物語。というものと悪の組織を捜査する刑事達の物語この2本が存在する。そのためどう見ても物語が散漫になるだけでなく春麗の成長が全く見えないという、、、あってはならない状態を生み出している。おかげで、春麗の物語なのかどうかもよく分からないし悪の目的が、イマイチで悪が悪に見えにくいという状態だ。せめて、春麗を中心に描くということだけをしていればそんなに粗が見えない状態だったろうから本当に、残念な感じです。1つだけ許せることがあるとすれば悪名高い“前作”と比べれば、まだ納得感があると言う事くらいかな。困ったモノだ。これだから、“ハリウッド”という看板は、素直に信じる事が出来ないんですよね。カプコンさんも、そんな看板を出すんじゃなくて日本人監督さんで邦画にすればいいのに。。。。。。
2009年02月28日
内容電話会社に勤めるクリスティン・コリンズ(アンジェリーナ・ジョリー)は、女手ひとつで、9歳になる息子ウォルター(ガトリン・グリフィス)と平和な日常を送っていた。ある日。同僚の頼みで、休みを取りやめたクリスティン。息子ウォルターに約束のお出かけが果たせないことを謝罪し、出勤する。忙しさのため、通常より遅れて帰宅すると息子の姿はなかった。家中探してもいない。街に出て子供達に聞いても知らないという。すぐに、警察に連絡してみると『子供のことだから、翌朝には帰ることが多い』と告げられ、不安を胸に抱きながら翌朝まで待つしかない状態になってしまう。が。。。翌朝になっても、ウォルターは帰らず。警察がやってきて、ついに捜索は開始されるのだった。1日。。。1週間。。。1ヶ月。。。見つからないウォルター自分なりに、各地に電話をかけてみても連絡はない。そして、、5ヶ月が過ぎたある日。会社に警察のジョーンズ警部(ジェフリー・ドノヴァン)がやってくる。イリノイ州で、ウォルターが見つかったと。大喜びのクリスティンは、到着するという駅に向かいウォルターの到着を待ちわびる。。。そして、、、ついに、、、到着。しかし、列車から降りてきたのは、見たこともない“少年”即座に、ロス市警のデイヴィス本部長(コルム・フィオール)に『息子じゃない』というのだが、受け入れてもらえない。5ヶ月もたったから、“変わった”のだと告げられる。内容2“別人”その事告げるために、警察のジョーンズ警部を訪れるが、専門家が、“本物”だと言っていると、、聞こうとしない。様々な、証拠を並べても、“変わることもある”という。挙げ句の果てに、『母としての責任から逃げようとしている』とまで。。。そして、ジョーンズの紹介でやってきた医師もまた、同じようなことを告げ、警察の言葉を追認するばかり。『違う』クリスティンの心の叫びは、誰にも届かないまま、新聞には、警察の発表や、医師の発表が踊っていた。そんななか、1本の電話がかかってくる。長老教会の牧師グスタヴ・ブリーグレブ(ジョン・マルコヴィッチ)であった。グスタフは、新聞を見て、その行間にある『真実』を見抜いたのだった。全ては、腐敗した警察によるものだと。市長が替わり、本部長が入れ替わってから、警察の体質は変わった。警察は、街を牛耳るた平気で銃器を使い、市民を黙らせる『凶器』となっていた。警察には向かう者は、真実がナニであっても『敵』多くの人間が、殺され、投獄されているという。話をする内に勇気づけられたクリスティンは、息子のことを知る、歯科医や、教師の証言を取り付け警察の不正を訴えるグスタヴのラジオ番組への出演を決める。これで、、、真実が明らかとなり、捜索が再開される。。。。そう信じていた矢先、ジョーンズ警部に呼び出されるのだった。改めて、捜索再開を訴えるクリスティンであったが、『警察にダマされた』という主張を繰り返し混乱を引き起こしたと精神病院へと強制的に送り込まれるのだった。内容3ナニもしていないクリスティン。ただ、息子を捜して欲しい...その訴えだけで病院送り。理不尽さを抱えたまま、病院での辛い暮らしがはじまる。そんななか、クリスティンと同じく『警察の逆鱗』に触れたため強制収容となった女性達が多くいた。治療と称する医師たちの行動に従うしかない状態。そして、解放の条件はただ1つ。『自分が間違いである』と認めること。。。。。そのころ、警察では、不法滞在するひとりの少年が騒ぎを起こしていた。担当となったヤバラ刑事(マイケル・ケリー)は、その少年の証言に衝撃を覚えていた。20人以上の少年達を殺したという。。。。。。。真偽を疑うヤバラであったが、もっていた行方不明となった少年達の写真を見せると次々と、、、選んでいく、、、そのなかに、ウォルターの写真も。...敬称略↑だいたい5割くらい簡単に言えば、行方不明となった息子。5ヶ月後発見されたけど別人敵は、警察。。。そんななか、発覚する、連続殺人事件!!って感じだ。この映画、、ほぼ、実話だそうだ。だからこそ、衝撃を受けるというのもあるが。しかし、ちょっとしたことがきっかけに、すべてが変わっていく。人間の悪意は、真実を求めようとする正義をも壊していく。そんな、“日常の中に隠れている、非日常”を映画として、様々な角度。それも、母から子への想いを中心にして見事に描ききったと思います。実話だからこそ、より一層そこにある“闇”恐怖感が引き立っていった感じだ。そして、映画全体を引き立てていったのはアンジェリーナ・ジョリーさんの演技に他ならないそこにある、“母”という部分。その事を強調するかのように、繰り返される“子供を取り戻したい”というセリフ。だからこそ、逆に引き立つ“悪”である。そのほか細かい流れにしてもかなり丁寧に、無理がない状態で描かれている。ほんとうに丁寧なため、逆に先が見えすぎている部分があれこれあるのは、少し気になりますがドラマもまた、描かれているため、それほど気になら無い感じだ。2時間を超える映画であっても、途中から殺伐とした気持ちになってしまう部分があっても最後には“希望”を見せるなど飽きの来ない映画となっている。そして、最終的に訪れる“2つの裁きの現場”緊張感だけでなく、オモシロ味もある“結末”だったと思います。ホント、実話であるかどうかを気にしなくても1つのエンターテインメント作品として、成立しています。それほど、丁寧に描かれた映画であり、アンジェリーナ・ジョリーさんの見事な演技でした。ただ、、不満点が1つだけある全ての部分に不満はほぼ感じていないのだが、あまりにも、残酷な結末があるために映像として挿入されていなくても、どうしても、想像するし、病院での扱い、警察の態度などもあり若干、母の気持ちが弱くなっている部分があるんですよね。それだけの扱いであっても“強い母の気持ち”があったと言えば、それまでなのだが。どうしても、それよりも、目移りする部分が多くて。。。。そこだけは、事実かどうかよりも“母”をもう少し見たかったと思います。とはいえ、全体としてほんとうに良くできている作品で、かなり面白かったと思いますちなみに、、クリント・イーストウッド監督と言う事もあり若干、ある種の“クセ”がありますので、その部分の“好み”というモノは、ありますから。そこが、評価の分かれ目かも知れませんね。最後に、どうでも良いことですが思っていた以上に、年齢層が高いのに、ほんとうに驚いてしまいました。“おくりびと”、、、、の時以来かな。。。こんなに高いの。。。
2009年02月21日
内容レコード会社メイプルレコードの新人発掘部に勤める栗田かんな(宮崎あおい)契約切れ寸前だった。。ある日のこと。ネットのどうがサイトで衝撃的な映像を目撃する。イケメンがいる“少年メリケンサック”というパンクバンドの映像。社長の時田(ユースケ・サンタマリア)に了承を得て、“少年メリケンサック”をスカウトすることに。が、、、、指定の場所にいたのは、イケメンとはほど遠い飲んだくれのオッサン。オッサン(佐藤浩市)は、自分のことをメリケンサックの“アキオ”だという。話を聞くと、、映像は、解散ライブ。。。25年前に解散していた!!そんななか、先行して動いていた社長から電話が入る。会社のHPにアップした“映像”は、話題になっていると!!そして、すでに全国ツアーライブまで決定されてしまっていた!!どうしようもない状態の、、、オッサン。。。自分のクビもかかっているため、今さら、ダメというわけにもいかない。。すると、オリジナルメンバーを集めろと言い出す始末。とりあえず、、、メンバーの1人、アキオの弟ハルオ(木村祐一)に会いに行く。が。。。兄・アキオとは絶縁状態で、拒否されてしまう。絶望の中、、、、ハルオは言うのだった。“最後までウソを突き通せば、奇跡が起きる”説得力のあるようなないような状態ながら、事故で体が不自由なジミー(田口トモロヲ)筋肉バカの元ヤンキーのヤング(三宅弘城)そして、、実家を継いだ酪農家・ハルオも参加し“奇跡”を信じ、ツアーに出発するのだった!!敬称略宮藤官九郎さんによる、監督作品第2弾である。脚本も書いているから、、似たような映画はそれ以外にもありますけどね。ま、、、それはいいだろう。物語としては、ベタながらも良くできている。自分のクビをかけて挑んだ新人は、、、新人どころかすでに解散。そのうえ、オッサンだらけで、メチャクチャ。しかし、、今の自分を知り、プライドを傷つけられ、自分たちがやるべきコトを知った時、ついに復活する!!最後は、復活したために発生してしまった、、、悲劇的なオチ。と、、、いう感じですね。キッチリと、感情表現されているし、“今”も、表現されているため、ドラマの作りは、かなり丁寧だ。そのうえ、主人公である、かんな。彼女の人生がかかっているだけでなく、裏にある恋人との確執など、オチに向けてのネタフリも着々と描き込まれ、結果、“少年メリケンサック”のドラマとかんなのドラマ2つの物語が同時進行しながら、見事にシンクロさせている。細かいネタフリから、オチにかけての部分についてもそれなりの楽しさ、、、ダークな部分も含め、サスガに、宮藤官九郎さんの世界と言えるだろう。ただ、、いくつか残念なことがあるとすれば。真っ先に取り上げなければならない“クドカンの小ネタ”の少なさである。本来ならば、“小ネタ”によりテンポを生み出し、オモシロ味と、雰囲気を生み出しているのが“クドカンワールド”が、、、ドラマを丁寧に描いているということもありかなり、抑えめである。ココがどう捉えて良いか、分からない部分だ。ファンならば、クドカンのシュールな部分が出たと思えばいいわけだが、期待しすぎてしまうと、かなり残念な印象。そう言って良いくらい“おとなしい普通のドラマ”になっています。逆に言えば。万人受けするということなのかも知れませんがね。もう一つ残念なことがあるとすれば、途中、先ほどあげた2つのドラマが分離する。ココまでは、ベタなのだが、そのあとなのだ。どうも、バンドの“復活”が、見えにくいんですよね。。。。オチおよびその前のTV出演部分も含め、最も重要な部分のハズなのに僅かではあるが、盛り上がりが薄い。ま、、その後を見れば、納得出来ないことはないが物語として“転機”に見えない感じなのだ。もう、ワンカット足りなかった印象だ。ほんとなら、“ココ”があってこそなんだけどね。。とまぁ。いろいろと書いていますが。わたし的には、結構満足な部類ですね。ニューヨークマラソン。...なんて。...良い感じだしね。過去の様々な経緯と重ねたり、関係者のインタビュー形式で進んだり。。といろいろとあり、組み合わさって面白いんですけどね。ただまぁ、、好みですよね..このアタリって。
2009年02月14日
内容ハリケーンが迫るアメリカ大陸。ある病院にて、余命幾ばくもない老女・デイジー(ケイト・ブランシェット)は、娘のキャロライン(ジュリア・オーモンド)を呼び寄せる。そして、大切にとってあった、一冊の分厚い“日記”を読んでくれるよう頼み込むのだった。その書いた人物の名前は、、ベンジャミン。。。。内容1第一次大戦が終わり、勝利に沸き返るニューオーリンズ。そんなとき、ひとりの男のもとに知らせが入る。妻が子供を産んだと。。。。しかし、駆けつけてみると力尽きかけている妻は、子供を守ってと言い残し息を引き取る。男は、生まれたばかりの赤ん坊を見て愕然とし。。。そのまま家を出て行くのだった。内容2そんなニューオーリンズの街に、老人達の最後の居場所を営むクイニー(タラジ・P・ヘンソン)がいた。勝手口の階段をふと見ると、そこに生まれたばかりの赤ん坊がいた。子供を身ごもることの出来ない体のクイニーは、そぐに、家の中に入れる。でも、、どうも、様子がおかしい。。医者に診てもらったところ、目は病み、耳も不自由。関節なども傷みがあり、肌の張りもなく生まれたばかりというのに、『お迎え』直前の状態だった。短いかも知れない命。その事を理解しながらも“ベンジャミン”と名付け、クイニーは我が子として育てるのだった。老人達に囲まれたベンジャミン(ブラッド・ピット)の人生は、こうしてはじまった。内容3心は子供ではあるが、体は80代の老人のベンジャミン自由にからだが動かないため、行動の範囲は、母・クイニーが営む施設の中だけの車いす生活であった。庭の外には、ベンジャミンと同じ年の頃の子供達が遊んでいた。でも話し相手は、命が終わろうとしている老人達だけ。それが、ベンジャミンの“世界”の全てだった。それでも母の愛情、老人達とのふれあいながら成長していく。ある日のこと、母の願いが通じたのか、車いすから立ち上がることが出来たベンジャミン。それからというもの、シワは減り、体には張りが戻りはじめ、徐々にではあるが、若返っていく。そんななか、運命の出会いを果たす。施設の祖母を訪ねてきた少女・デイジーだった。デイジーは、ベンジャミンにある“少年の心”に触れてくる。。。でも、周りの人にとって、ベンジャミンはただの老人にしか過ぎない状態。内容4ある日、施設の老人と街に散歩に出たベンジャミンは、港で、人捜しをしているマイク船長(ジャレッド・ハリス)と出会う。見た目以上に若々しいベンジャミンは、すぐに溶け込んでいき、様々な経験を積み重ねていくのだった。。。。。敬称略この映画、番宣や、予告などのイメージよりも、かなり、敷居の高い映画ですよね。それが、第一印象です。正直なところ。『ブラッド・ピット』という“ブランド”だけで観に行くとつまらないと感じる人が多いだろう。特に、“若い人”にとっては!!描いている物語は、“劇的”ではないのである。“数奇”ではあるが“普通の人生”を描いているのだ。この部分なんですよね。最も大きな『壁』は!!!ある程度、年齢を重ねていると、生命の“誕生”、人の“死”、自分も含めた“老い”など、様々な経験を積んできているのです。それが『人生』というものです。ですが、そう言う経験が少ないと、このドラマの“本当のオモシロ味”は、見えない感じなのである。だって、先ほども書いたが、“数奇”ではあるが“普通”なのだ言ってみれば、ドラマチックではありません。そのウラにある、葛藤や、苦しみ。そう言うのを“感じる”ことが出来る“経験”があってこそより一層のオモシロ味を感じることが出来ます。この感じは、映画『おくりびと』と通じる部分があります。だから、どれだけ『キレイ事』を並べ立てていても、オモシロ味、そして、切なさは、感じにくいかもしれません。さて、物語普通であり、『数奇な成長』を除けば、ベタであるためあれこれとは『内容』は書かないでおきます。ただ、面白いのは、いくつかのキャラクターの描き方なんですよね。まずは主人公のベンジャミン。生まれたばかりのベンジャミン、育っていく過程でその環境のために、いくつかの『ベンジャミン』が存在します。1.年齢相応の子供のような存在。感情。 本当の年齢、精神年齢という感じのもの2.育っている環境のため仲間が老人が多く、 経験値的には、実年齢よりも高い『経験』を積む、 経験による年齢。。3.徐々に若くなっていく肉体の年齢肉体が老いていても、本当は若いベンジャミンしかし、『死』『老い』を見て、様々な知識などを経験したため実年齢以上に年齢を重ねてしまったベンジャミンがいます。そう!精神的な若さは、僅かには存在するが経験からくる年齢から、見た目より少し和解程度のベンジャミンなのだ。そのベンジャミンだからこそ、ある種の『悟り』が存在し、好きなデイジーとの関係にも『距離』を生みます。その一方で、肉体が若さを取り戻すと共に、経験値を積んだ心も『若さ』を取り戻すもそこにある『悟り』があるため一種の『孤独』を感じるようになっていく。それは、数奇な自身の『存在』だけでなく、『人生は孤独である』ことを感じてしまっているということなのだ。だからこそ。最終的に、デイジーとの関係が、本当の意味で『対等』となったとき、経験の高さから『別れ』を選択していくベンジャミンが存在する。そこにあるのは、環境において感じていた『死の存在』とでも言えるモノだ。その時点では見た目以上に経験を重ねてしまったベンジャミンである。肉体的、精神的それぞれに成長を果たしていて、たどり着くのは、『自分が育った環境の意味』そこにある、日常的に存在する『孤独』と『死』である。この部分こそが、この映画のテーマなのだろう。それらのことがあるからこそ、不幸にして親に捨てられた孤独なベンジャミンがたどり着いた先にあった愛する者に抱かれた『死』なのだろう。たとえ、逆向きの成長であっても、ひとつの完璧な人生が存在した感じである。人は孤独であっても、生まれた時には祝福されることが多い。逆だからこそ、死には祝福が存在したということだ。このあたり、切なくもあり、喜ばしくもある部分です。もう1人面白いキャラがデイジー完全に『普通』なのである。若さがある時は、自分自身が世界の中心でありそこには『死』も『老い』も、存在しない。『若さ』こそが全てなのだ。しかし、ある事故により、挫折を感じて、変化していく。。勿論、その後、ベンジャミンとの『再会』というのも、経験を積んだデイジーだからこその意味がそこに存在するのは言うまでもない。このデイジーというキャラが面白いのは、普通であると言う事は、それは観客そのものと言う事なのだ。デイジーが感じるベンジャミンこそが、ひとつのベンジャミンであり、最終的に『老い』を感じるようになってから、本当の意味でベンジャミンを理解していくデイジーという仕掛けになっている。この部分こそが、この映画のもう一つのテーマとでも言う部分だろう。それは、、若い人に向けてのメッセージとでも言えるモノだろう。必ず、誰にでも存在する『生』『老』『死』まぁ、、『病』も入れても良いかもしれませんが、、ま、いいでしょう。このあたりもあるだろうから、“旅”に意味もあるのでしょう。。大雑把に言って、物語に存在する深みは見方によってかなり難しいモノがあるだろう。もしも、宣伝などから期待しすぎると、辛いのは確かだ。ひとつだけ分かり易く見ることが出来る可能性があるとすればベンジャミンという奇異な存在に興味を持ったりきっと、面白いだろうという期待で見るよりは、その時に存在するデイジーとの『ギャップ』に注目すれば心の年齢差。..とでも言った方が良いかな。。面白く見ることが出来るかも知れません。デイジーは見た目と共に心も経験を積み年をとりますがベンジャミンは、はじめの方から年をとっていることが分かり一瞬、重なった後、、見た目の若さとは別に、心は年老いていきますので。。。。http://d.hatena.ne.jp/taideomouhibi/20090227
2009年02月07日
本格科学冒険映画 20世紀少年-第2章-最後の希望内容2000年12月31日『血の大みそか』悪魔のテロリスト・ケンヂ(唐沢寿明)の企みを阻止した“ともだち”2015年“ともだち”は、英雄、救世主としてあがめられ、新たな“予言”を広めていた。『まもなく人類は終わりを迎えます。』自分を信じるものだけが救われると言われ、多くの者がその“予言”を信じていた。それが『2015年の教科書』そして、、今の『正しい歴史』であった。その事が『ウソ』であることを知る少女・遠藤カンナ(平愛梨)は、『歴史』に憤りを覚えながらも、何も出来ず。。。。“正義の味方”のケンヂが生きていると信じて、生きていた。。ある日。バイト先の中華料理店の常連ニューハーフ・マライヤ(前田健)に連れられていくと、そこには、、常連のニューハーフ・ブリトニー(荒木宏文)がいた。ブリトニーの話では、“ともだち”が何かを企んでいるという。そのため、街のチンピラが一人、鼻にホクロがついた男により“絶交”されたと。カンナは、警察の捜査で知り合った蝶野刑事(藤木直人)に話をするため、警察署を訪れるのだが、、、そこに、店の常連の一人がいた。。。。警察官(佐藤二朗)。その姿を見たブリトニーは、ハッキリと言うのだった。。。犯人だと。内容2“ともだち”の真相に迫りたいと思い始めたカンナ。学校の教師(甲本雅裕)から、反抗的と言われたカンナは、同じく問題視された同級生の小泉響子(木南晴夏)とともに、“ともだちランド”行きが決定される。反抗的な者たちを『矯正』するための施設、、、“ともだちランド”責任者の高須(小池栄子)の言動も含め、ケンヂが悪とされ、カンナが直視出来ないほどの代物。その施設で、カンナと響子はある人物に助けられる。それは、、、、ヨシツネ(香川照之)だった!!ユキジ(常盤貴子)に言われ、助けに来たという。ヨシツネの話では、“ともだちランド”のゲームで、成績上位者が進む“ボーナスステージ”があるという。その中に“ともだち”のヒントが隠れているのでは。。。。とカンナと響子は、必死にゲームをクリアし、ボーナスステージへ。怪しげな機械を付けられた二人は、気がつくと。。。。。そこは、『1971年』の世界だった。仮想世界の中でカンナは、“ともだち”に繋がる『理科室』へと向かう。一方、響子は、学校の『屋上』へ、、、、そこに、、“ともだち”がいた!内容3『海ほたる刑務所』を漫画家の角田(森山未來)を連れ脱出したオッチョ(豊川悦司)そのオッチョの前に、神様(中村嘉葎雄)が現れ、カンナの存在を告げるのだった。そのころ、ヨシツネにより、ゲームを脱出したカンナと響子の二人。優等生として学校に復帰するが、そこに新任の英語教師が現れる。。その顔を見た瞬間、響子は気を失ってしまうのだった。なにかを感じたカンナは、その教師を捜すが、、、いない。。。すでに、、その教師・サダキヨ(ユースケ・サンタマリア)は、響子を連れ出しどこかへと向かっていた。。。。。内容4サダキヨが向かったのは、『ともだち博物館』それは、“ともだち”の家を再現したモノだという。そこでサダキヨから、“ともだち”の話を聞く響子。が、、、すぐに、まわりは、高須達に取り囲まれ、、、逃げ場を失ってしまう。助けに来たカンナと共に、響子は、サダキヨからメモを渡され逃げ出すのだった。そのメモには、モンちゃん(宇梶剛士)が、調べていた“ともだち”のことが書かれてあった。カンナは、ヨシツネのアジトに行き、メモを手渡すと。。。モンちゃんから手渡された“しんよげんの書”のことを、ユキジが話し出すのだった。そこに書かれてあったのは、、、“よげんの書”のつづき、、“人類滅亡計画”敬称略↑だいたい、、3割くらいかな先ず初めにヒトコト。いろいろと悩んだあげく。行方不明となったコミックが見つからないため、ふたたび買ってしまうと言う暴挙にでてしまった私。。。一気読みで、挑んでいます。読んで感じたこと。。。いろいろと忘れていますよね(笑)でも、一気読みが、一番分かり易いモンなぁ。..って、まぁそれはさておき。映画の方は、第一印象として、『様々なことを、かなり思い切ってまとめた』という感じですね。確かに、良くまとめられています。ですが、いろいろと疑問もあるわけです。『まとめ』るために、思い切って行ったこと。それは、『主人公』=『カンナ』を強調していること。そして、その図式を徹底したこと。である。そのため、序盤から中盤にかけて、かなりの部分で、カンナが登場する。で、、、ここで、第一の疑問が誕生する。これ、、『小泉響子』必要ありませんよね???そうなのだ!!『それぞれが別体験』することで、そこに『疑問』『謎』が生まれ独特の『オモシロ味』を生み出すという事を行った“原作”その方法論を、完全無視するかのように、“カンナのてんこ盛り”を行っているのだ。こうなってしまうと。基本的に、『映画』としてのスッキリ感は存在するし、納得感も出てくるのだが、『謎』という印象が薄くなってしまっている。その意味では、前作の『第1章』に比べて、『普通の映画』の印象が強い感じだ。たしかに、分かり易いんですよね。まぁ、小泉響子の登場する部分が『細切れ』されているために、『強引さ』が、見え隠れしますけどね。だって、“ともだちランド”を言う名称を序盤でダシながら中盤くらいまで、何も展開しないなんて。。。。。いくらなんでも、カンナの“人物紹介”だとしても、引き延ばしというか、ダラダラしている感じがあります。とはいえ、中盤アタリからは、良い感じのテンポで物語は展開していく。そこからは、“原作”とはまったく違う展開などもあり結構楽しい感じだ。映画全体が、“前作”と大きく違うのは、前作が事件編だとすれば、今回は“その後”ですので、“ともだち”による怪しさは、映画全体に生じさせている。また、最終的に“神”となる部分では、誰もが理解できる『説明』がなされることで、納得感とオモシロ味を生んでいるのだ。当然、そこだけでなく、『世界の滅亡』も含めて、『前作』では、かなり中途半端であった『スケール感』は、いわゆる『人類滅亡』という、世界的なスケール。。。ですね。かなりいい感じで表現されていたと思います。そうなのだ。全体を見れば、結構満足感のある映画にはなっているのだ。ただ、先ほども書いたように、序盤の最大のネックは、人物紹介の展開の遅さであろうけどね。さて、、細かい部分でも、疑問点はある。私自身が、、、コレは、大きなミスじゃ?と思ったのは2カ所。まずは、カンナ。カンナの私服姿で、大事にしているはずの『帽子』その『帽子』をかぶっていない部分があるんですよね。。。『帽子』こそに、意味があり、『ケンヂ』との繋がりを感じる、思いを感じる。最も重要なアイテムのハズじゃ???突然なんだよね。。。ほんと、、ふたたび、かぶりだしているから、編集ミスか、帽子忘れ?でしょうか。。。。でも、、、意味ないですよね。帽子をかぶっていなきゃ!!さて、もう一つ。この映画には、“ともだち”の飛行船が登場する。それは、怪しさを強調するだけでなく、“現在”が分かる部分なのだ。が、、、これ、、一部なんですよね。..出ているの。。途中で、“61”だったかな。。。ナンバリングされている。。。ということは、それだけの“数”が飛んでいるはずなのだ。なのに、この重要アイテムを、一部だけで使用して、『空間』を埋めていない部分が多数存在する。でもね、そこにこそ『飛行船』で埋めないと、意味が無いはず。その『くどさ』こそが『怪しさ』に繋がるはずなのに。。。。特に、最後の祭典なんて。。。。多くの『空間』を、埋めてもらいたかったモノである。とはいえ、そんな疑問点だけではなく、今回の映画になって、オモシロ味や、いい雰囲気を出している『人』も多数存在する。小泉響子、、木南晴夏さん高須、、、、小池栄子さんサダキヨ、、ユースケ・サンタマリアさんこの3人、本当に良い感じですよね。木南晴夏さんなんて、抜群の演技力が見えますし。本当に表情豊かです小池栄子さん、、、良い笑顔ですよね。そして、表情の裏の怪しさ。。。。抜群です。そして、ユースケ・サンタマリアさん。サダキヨ。。。どうなるかと思っていましたが。『いいもん』のところでは、、病床のモンちゃんの涙と共に、感動的でした。ま、いろいろと書いていますが、全体としては、細かい部分にまで気配りされ、スッキリする感じの映画には仕上がっているかな。でも、、原作を読んでいると、細かい『ネタフリ』は、もっとわかる感じですよね。最後にヒトコト。これ、、、最大の疑問なんですが。番宣、予告編で、ボイスチェンジャーをかけている“ともだち”なぜ、ちがうの???本当に疑問です。そう言えば、円卓の人数も、、、(ともだち)を加えて20だし。。。
2009年01月31日
内容明後日から休暇。離婚寸前の妻との関係を修復しようと娘・美菜が計画してくれた、知人のペンションへ向かう旅行。『もしかしたら。。。。』そんな期待を抱きながら、東豊島署の勝浦卓美刑事(佐藤浩市)は、同僚の三島省吾(松田龍平)を連れ、娘のためにプレゼントを買っていた。そこに、上司の坂本一郎(佐野史郎)から電話が入る。。。。署に向かった勝浦を待っていたのは、奇妙な仕事だった。『容疑者の家族を保護しろ』1ヶ月前から、世間を騒がせている『小学生姉妹殺害事件』その容疑者として18歳の少年・船村直人(飯嶋耕大)があがったという。船村には、父、母、妹がいたマスコミ、世間の目にさらされる3人の保護、、、それが仕事だった。内容2普通に、仲の良い男友達・園部達郎(冨浦智嗣)らと、楽しい中学生生活を送っていた沙織(志田未来)のもとに、、母からの電話が入り、、、、帰宅。。。すると、父・礼二(佐藤恒治)母・澄江(長野里美)を囲み、大勢の男達がいた話によると、兄・直人が、殺人事件の容疑者となったという。ショックを受ける沙織であったが、次から次へと人がやってきて、“保護の処理”がはじまる。。。。。その中には突然の名前の変更もあった。。。そして、、一人の中年刑事・勝浦と指定されたホテルへと向かうこと。。戸惑いの中、ナニも考える間もなく、家を連れ出されると。すでに家を取り囲むマスコミ、、そして、、携帯のカメラを向ける“普通の人”すべてが変わってしまったことを実感するのだった。内容3大手新聞社に勤める梅本孝治(佐々木蔵之介)は、その抜群の取材力を買われ、上司の命令で取材の現場へ。後輩の佐山惇(東貴博)を連れ向かったのは、『小学生姉妹殺害事件』の容疑者の家。。すでに大勢の人間に囲まれていた。その人々をかき分け進む大男の刑事と少女を見た時、梅本は思い出すのだった。『あの刑事、見覚えがある』会社に戻った梅本は、大量の資料の中から見つけ出す。それは『3年前の覚醒剤中毒者による、通り魔殺人事件』“一人の刑事が、尾行しながらも、上司の命令がなかったため発生した事件”その刑事・勝浦が、少女を保護している。。。佐山に、勝浦の住所を調べさせながら、梅本は、『警察の失態』をはじめ『容疑者の家族保護』を問題視した記事を書き始める。内容4勝浦、三島に連れられた沙織は、マスコミの追跡を受けながらホテルへと向かう。。。なんとかマスコミの車をまき、ホテルに到着した勝浦達であったがすぐにホテルは包囲されてしまう。上司の命令で三島を家宅捜索に向かわせた勝浦は、坂本の指示を仰ぐが、親戚の家も囲まれ、保護する場所が見あたらない。そこで、自宅へと向かうのだった。勝浦は、そこで、沙織から家に携帯電話を忘れたことを聞き、最も信頼出来る。。。自分がかかっている精神科医・尾上令子(木村佳乃)に沙織のことを頼み、携帯を取りに向かうのだった。勝浦がついても、まだ家宅捜索が行われていた。そのなかで母・澄江が刑事達に囲まれ聴取を受けていた。父・礼二はすでに別の場所へ移動したよう。沙織の部屋から見つけた携帯を握りしめ、立ち去ろうとした時、騒ぎを聞く。澄江がトイレに入ったっきり、出てこないという。イヤな胸騒ぎを感じた勝浦は、扉を壊し開けるのだが。.......それは、事件が引き起こした新たな悲劇の始まりだった。。敬称略↑だいたい、これで2割くらいかな。ほんの少し苦戦しました。というのも本当にいろいろな視点が描かれているために、どの部分を中心に書いて良いかが、、、、難しかったです。ということで。時系列で並べながら、ほぼ映画と同じように、、、してみました。だって、アレを消すと、中途半端だし。コレを消すと、、、雰囲気が違うなぁ。.って感じだし。そうなんですよね。物語でやっていることは1つなんです。それは『容疑者家族の保護』ですが、そこに、『様々な家族の模様』が描かれているために雰囲気としては、かなり複雑化している印象を受けますただ、ヒトコトで言うならば、保護された容疑者家族。事件のトラウマを持つ刑事の家族。そして、、、、もう一家族。それらの家族が、崩壊寸前に追い込まれていく姿が、描かれている。そして、追い込んでいくのは、『マスコミ』と『普通の人たち』ということである。加害者家族が、被害者となりそして、、暴走から加害者へまた、被害者家族が、、その思いをぶつけるあまり。。。。そんななか、仕事をしているだけの刑事の家族も被害者へ。と壮絶な状況をとことん描いています。きっと、その部分がテーマなのであろう。普通に生活している誰もが、加害者となり、被害者となるそして、傍観者であるその他大勢が、加害者へ。ということだ。誰かが守ってくれるわけでもなく、守ることも出来ない状態。が、、、最後には、まるで嵐がさったかのように。。。。。。人間のエゴイズムそこに存在する『現実』を、ドキュメンタリータッチで見た感じだ。かなり序盤から、描き方が面白く。映画としてみても、カメラワークも含めて、もの凄く、リアリティが重視されているのが分かる。そのため、『映画』という物を見ているにもかかわらず、実際に『事件』そして『騒動』を体感しているような雰囲気があります。そう!明らかに、その魅せ方を意識しているためにそこに存在する緊張感なども、俳優さん達の抜群の演技力でビシビシ伝わってくる感じだ。それらのことを計算し尽くされたような内容とそして、映像、、編集。。。見事な融合だったと思います。『引き込まれる』とは、このような感じのことを言うのだろう。お見事だったと思います。ただ、わたし的に、1つ気になったことがあるのは中盤アタリ。ネットのことにテーマが移った部分から終盤にかけて。どうも、ネットが中心になりすぎてしまって、それ以外の部分が見えにくくなっているんですよね。それに拍車をかけるように、最後の悲劇的なことまで同じコトを繰り返しています。その部分があるために、物語が止まってしまった印象があります。そこでしょうかね。。。一部カットしてでも、もう少しシンプルでも良かったかもね。物語としての『まとめ』として、必要な『悪意』であるのだが、ちょっと、長すぎたかな。。。ま、、全体として、本当に面白い映画であったのは確かだろう。心に傷を負ったモノが犯してしまった犯罪。ただの好奇心だけから発生する『悪意のカタマリ』どちらがどうかではなく、1つの出来事で、多くが崩壊する。『一瞬の出来事が、一生に影響を与える。』そんなことを感じた映画でしたね。最後にヒトコト。もう少し、佐々木蔵之介さんが、出ていればラストの印象が変わったかもね。。あの新聞記者もまた、意味があるでしょうから!
2009年01月24日
内容正月早々、風邪気味の男・真鍋秀俊(山中聡)が妻・麻美(池脇千鶴)とともにいずみ野市立病院にやって来た。診察をした医師・松岡剛(妻夫木聡)は、インフルエンザの反応もなかったためタダの風邪と診察、夫婦を帰宅させる。が、、翌日。男は救急で運ばれてきた!症状は重く、高熱、痙攣、吐血などがあるだけでなく、地域の養鶏場で鳥インフルエンザが確認されたことから、新型インフルエンザと思われた。診察に当たった医師・安藤一馬(佐藤浩市)は、治療に当たるが、まもなく死亡。翌日には、安藤だけでなく、スタッフが感染する事態に陥る。事態を重く見た厚労省は、WHOメディカルオフィサーの小林栄子(壇れい)を派遣する。栄子の指示のもと、病院は一部隔離病棟とされ、治療が開始されるが、、まったく打つ手が見つからない状態。発症した松岡は死亡。。。。第一感染者が発見されてから、数日後には、全国に拡大していくのだった。。。。そこで、鳥インフルエンザが確認された養鶏場を松岡と栄子は訪問する。内容2養鶏場では、すでに鶏は処分され、完全にウイルス封鎖は完了していた。鳥インフルエンザの権威・仁志稔(藤竜也)をして、感染するはずがない養鶏場。その証拠に、経営者の神倉章介(光石研)に、何の異常もなかった。だが、その事は厚労省などからは発表もされず、神倉はマスコミからバッシング。娘・茜(夏緒)は、学校でいじめを受けるなどし。。。その結果、、神倉の自殺を招いてしまうのだった。ウイルスの爆発的拡大『パンデミック』により、病院には患者があふれ出し、パンデミックは、人々にパニックを起こさせ、モラルハザードに突入していく。そして、、、2週間後には、都市機能は破綻をきたした状態へ。。。松岡は、発症後回復し、病院を抜け出した第一感染者の妻・麻美が、何かを隠している可能性を感じ、栄子とともに訪れる。すると、、、意外なことが判明する。海外で医師をしている父・立花修治(嶋田久作)が、一時帰国して、食事をしていたという、、、、が、、一泊した後、姿を消していた。。。。明らかに、なにかがあると感じた松岡は、仁志とともに立花が医師をしていたという東南アジアの小国・アボンへと旅立っていく。内容3『ブレイム』と名付けられた未知のウイルスの感染は、とどまることはなく。拡大の一途を辿っていく。そんななか松岡に、分析を任されていた研究者・鈴木浩介(カンニング竹山)は、ついに、、、ウイルスの分離に成功!一方、アボンに到着した松岡達は、感染源と思われる島を特定し。。。。。敬称略簡単に言えば、、、未知のウイルスが感染爆発を起こし、破綻していく社会それに立ち向かっていく医師たち。そんなお話です。たしかに1つのシミュレーションドラマと考えれば、いろんな事態が表現されているために、面白く見ることは出来ますただ、『映画』であることを考え『物語』を見た場合。ハッキリ言って、かなり、粗が目立つ作品ですね。正直言って、『面白いか?』と問われれば、『なんか、ぼやけた感じがする』としか、言いようがない状態です。様々な物語がこの映画には組み込まれています。1つは、医師たちの奮闘だろうし。結果的にマスコミの被害者になってしまう人たちなど。かなり多くの問題が組み込まれているんですよねただね。。。あれこれとやり過ぎている印象が強すぎて、物語としては、かなり散漫な感じを受けます分かり易いところで行くと、看護師だろう。この映画には、目立っている看護師が4人存在する栄子に反発する正義感の強く。みんなのまとめ役。そして、、家族を表現し、、、、と、これ、、、全部、バラバラの人物である。相反するモノも中にはあるが、結果的に1つになっているため。特に、問題はないのだ。が、、、その、1つになる過程を描かないだけならまだしも、いつの間にか、ひとりだけに絞ってしまい、オチにつなげている。それで、、死んじゃってもねぇ、、、人間関係や、物語を描いていないのに、『感動的でしょ?』『泣くシーンだよ!』などと言われても、思い入れのないキャラが死んだところで、その他大勢の感染者と同じなんですよね(苦笑)本当に意味不明です。実際、描いていないワケじゃありません。ですが、死ぬ直前数分前から突然ドラマを描いたところで、そんなモノ、何の意味もないと言う事です。実のところ、コレと同じような表現、小ネタ、物語が多数存在する。大雑把に言ってしまうと、事象の羅列をしているだけで、物語の厚みに欠けている状態なんです。こうなってしまうと、、、もう、ドラマではありません。だからといって、描いていないわけでもないので正直、タチが悪いです(笑)主人公の松岡が、様々なことを見ている。体験している。と言えば、聞こえは良いんですけどね。。。。。ネタも悪くないし、俳優さんも悪くないのに、足りない物語が多すぎますよね。。雑な合成などを気にしなかったとしても、かなり期待感が高かっただけに、本当に、残念な印象です。面白くないワケじゃないのになぁ。..前半は、結構いい感じなのに、中盤あたりから、かなり無茶をしてますからね。解決に導くことを意識しすぎて、登場人物を多くし過ぎて、タダまとめてしまっただけ、のような印象になっちゃった感じですね。
2009年01月17日
『トミカヒーロー レスキューフォース爆裂MOVIE マッハトレインをレスキューせよ!』内容世界を超高速で一周する超特急『マッハトレイン』ある日のこと。ドクトル・マドゥ(山里亮太)によりハイジャックされた!その列車には、石黒隊長(岩永洋昭)が手に入れたプラチナチケットを、訓練対決によりゲットしたレイ(はるの)寿里(長谷川恵美)もいた。ドクトル・マドゥは、列車に自分が開発した『メタルトレイン』を連結。暴走をはじめてしまったマッハトレイン。今のままでは、終点のヌーベルギンザ駅に突入、大爆発してしまう!総司令(早見優)の命令で、レスキューフォースは、緊急出場!!石黒隊長の命令で、R1(猪塚健太)R2(野口征吾)はビークルで追いかけるが、、、その線路上に巨石!!そして、、現れるネオテーラ三幹部およびアクスト軍団!!苦戦を強いられるレスキューフォースすぐそこまで、マッハトレインが来ているというのに。。。。そんなとき、謎の男・刑部零次(藤岡弘、)が現れ、、、R0に着装する!!!敬称略途中のダイバーの状態や、小型、中型ビークルの登場状況から考えると昨年末にR1が行った『突撃作戦』のあと、、、のようです。ま、、『年内』『今年』とか、連呼しているから、昨年末と言う事なのでしょう。とすれば、今回が、レスキューダイバー、スーパーレスキューマックスの、お披露目の場であったと言う事ですね。そういうことだ。それはさておき物語自体は、敵の悪事をキッチリ描き、そして、、人命救助や逃げる人を誘導するレスキューフォースなどこのレスキューフォースが、やらなければならないことはキッチリ行われている。その中に、特撮モノ特有の『戦い』『見せ場』をてんこ盛りであるホント、やれるだけやっている印象。全体として楽しむことが出来る内容だったと思います。ダイバーによる救出劇は、ヤリスギですけどね。。で、、それに絡みどうしても気になったのは、レスキューといっても、巨石除去行為。そして、ダイバーによる救出R0の登場!!とそれぞれに見せ場なのだが、その見せ場が強調されすぎて、『レスキュー』に見えないんですよね(苦笑)特に、R0なんて、藤岡弘、さんが、、すごすぎるために他のキャラたちの印象が、薄くなっちゃうと言うとんでもない状態。。。。。。こうなると楽しむことが出来ているのに、『レスキュー』にこだわりを持ってきた『レスキューフォース』であることを考えると、どうも、やり過ぎ感が漂っています。映画なので、ま、、、いいかな。そんな感じですね。さて、、、私の中で驚いたのは、『本編』じゃなく、、サブの『短編』『爆走!トミカヒーローグランプリ』簡単に言えば、1年に一度開かれる、レスキューフォース最速を決めるイベントR1 コアストライカーMAXR2 コアセイバーR3 コアサーチR4 コアエイダーR5 コアストライカーキャプテンラストのナンシーのチェッカーフラッグ。当然、途中のネオテーラのおバカな参加と、、かなり、面白く、楽しく作り込まれています。短編なのに、力入れすぎ!!(笑)楽しかったので、いいや。そういえば、、それぞれの車。スーツと同じ色でしたね。コアストライカーキャプテンが登場したのには、本当に驚きました。
2009年01月12日
内容1955年メキシコシティキューバの独裁政権パティスタ打倒を強く訴える青年がいた。青年の名は、フィデル・カストロ(デミアン・ビチル)。その議論の中に、アメリカの干渉による独裁政権によって疲弊する中南米の惨状を目の当たりにしてきたアルゼンチンの青年医師もいた。その青年医師こそ、キューバ革命がなった時、カストロの右腕と呼ばれることになる、チェ・ゲバラ(ベニチオ・デル・トロ)その人である。フィデルの強い意志に心を打たれたゲバラ。1年後、フィデル、ゲバラら革命戦士82人はキューバへ上陸する。そして彼らのキューバ解放のための戦いははじまるのだった!!敬称略↑だいたい、、、1割くらい。ま、、あとは、基本的に『戦い』ですので。細かいことは、書く必要がないだろう。お話としては、『時』を感じることの出来るカストロという人物を描きながら、ある意味、裏方に徹し、多くの革命戦士たちに『革命』を教育し、戦士として訓練。そして、人々に『規律』を徹底。裏切り者には処罰。一方で、医師という立場で人の命を救う。そんな、カストロとはまったく違う革命戦士チェ・ゲバラの姿を見事に描ききっていたと思います。正直なところ。どんな描き方がされるのか?と言うのが不安だったのですが、キューバ代表としての国連演説。そして、インタビューなど。『革命』に『愛』を持ち込み戦ってきたのを明確に表現した感じだ。それは、人民に対する愛であり、キューバという国に対する愛。そして、、、人と言う事ではなく、批判する対象は国であると言う事。そんな感じですね。面白かったのは、どこまでも強調される『教育風景』であろう。ま、、これが、後のキューバの姿を見ても分かるように、1つの理想ではあるのだろう。そんな感じの人物描写が描かれているだけでなく、物語としては、アクション映画の雰囲気があり、細かいことさえ気にしなければ、弱者が強者に勝っていく姿は、爽快なモノを感じる。そんな映画に仕上がっている。ただ、いくつかの疑問点もないワケじゃない。それは、物語の展開のさせ方。インタビューを基本としているために、時間軸が、バラバラに感じてしまうところだろう。アレ??さっきの続きは?っていうところが、いくつか。。。ま、、、ここは、好みもあるし。。。でも、要不要が分からないキャラもたくさんいるのも確かで。。。その細かいことを気にしなければ、全体としては、オモシロ味のある映画だったと思います。でもまぁ、、、少しくらい知識は必要なのかなぁ。..私の中で、知っていることであっても、知らないと分かり難い部分もあるかも知れないし、逆に少しでも知っていると、もっと楽しむことが出来るかも知れません。
2009年01月10日
内容CIAの工作員ロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は、本部のエド・ホフマン(ラッセル・クロウ)の命令で、世界各地で行われた連続爆破事件の組織の首謀者アル・サリームを追っていた。ある日のこと。現地スタッフの死というダメージを負いながらも、組織のアジトらしき場所が判明する。ホフマンは、現地での指揮をフェリスに命じるのだが、それと同時に現地のヨルダン諜報機関の責任者ハニ・サラーム(マーク・ストロング)とは、距離を置くようにと命じられるのだった。しかし、『現場』を知るフェリスは、持っている情報をハニに公開し、その抜群のアラビア語も手伝って、信頼を勝ち得ていく。そんななか、アジトの監視をしていたフェリスの目前で、妙な動きをする男を発見し、フェリスは処理する。それは、ハニを信頼しないホフマンの手の者だった。アジトの内偵行為が発覚しなかったため、ハニは不問とするが、ハニからフェリスに、現地での『やり方』を見せられるのだった。サリーム一派内部の人間を、『ハニの方法』で内通者とする方法。無事に送り込むことに成功したフェリス、ハニであったが、『彼ら』の時間をかけるやり方を批判し、短時間での解決を主張するホフマンは、新たな爆破事件が起きたこともあり、ハニたちのやり方を信用せず、直接『アジト』を確定させるために、内通者カラーミの奪取を企てるのだったしかし、、、失敗。。。そのうえ、つかんでいたアジトは廃棄されてしまう。そしてホフマンの行動にもかかわらず、フェリスは国外退去を命じらるのだった。。内容2ホフマンの強引なやり方に不満を抱きながらも、現地の看護師アイシャ(ゴルシフテ・ファラハニ)が気になるフェリス。そこで、『現場』を知らないホフマンに代わり、姿を見せないアル・サリームを引きずり出す作戦を考えつく!!敬称略簡単に言えば、一定の『平和』の裏で行われている『見えない戦争』をあるときは、現場の立場。そしてまたある時は、本部の立場を表現し、そこに、現地でのやり方と、CIAのやり方を対比しながら、ちょうど板挟みに陥っている現場スタッフの『戦争』を描いた。と言う感じだ。お互いに『真実』を全て語らずに『嘘』をつきながら、それぞれの『生き方』を、時には信頼。時には裏切り。と同じ『敵』を追う『味方』でありながらも、そこに存在する微妙な『緊張感』を、見事に描いている。当然のことながら、『事件』は、発生するために、『駆け引き』を前面に押し出した『心理ゲーム』として描く一方で『戦場』もキッチリと描かれているのだ。この『魅せ方』の緩急が、絶妙であり、リドリー・スコット監督の作品の集大成的な印象がある。それは、アクションとして見せるリアル感と心理描写の緊迫感。その2つが、見事に融合されている。そのため、どの部分をとっても、主人公が前面になりながらも、主人公の思惑どおりにならない状態が、微妙な緊張感と、オモシロ味になり映画全体を盛り上げている感じだ。ま、、、所々に見える、宗教観や、政治性も面白く表現されているんだけどね。。それは、、現地の戦争の本質ではあるが、特に強調されている感じでもないので、、、、、オマケ程度の雰囲気かな。その『本質』を気にしなくても、心理ゲームと、アクション性は、かなり面白いモノがあるので一部配役の立場の分かりにくさはあるものの、全般的に、楽しむことが出来る作品だったと思います。ただし。。。私、上の『内容』で、勝手に追記していますが、起承転結で言えば『転』に当たる部分。。。作戦の発案部分が、フェリスの『変化』が、イマイチなんですよね。。。。そこが、どうも引っ掛かりがある。ホフマンには『立場』があるため、その立場ならば納得出来るのに、フェリスだからなぁ。.。。。。1カット足りない感じかな。どうでもいいことですけどね。
2009年01月03日
内容1年前までNY市警の刑事をしていたベン(キーファー・サザーランド))は、ある事件をきっかけに停職。。。家族とは別居となり。薬を手放すことが出来ない状態で、妹アンジェラの家で暮らしていた。ある日。5年前の火災で使い物にならなくなったメイフラワーデパートの夜警をし始める。それが、、、復帰への第一歩として。仕事がはじまり、廃墟の中を歩き回るうちに奇妙な出来事にあいはじめる。。突然の悲鳴!!駆けつけると、、、何もなく、、、しかし、近くの『鏡』には、『何か』が映っていた!!驚くまもなく、ベン自身にも燃える感覚が発生し。。。。。明らかに『何か』が発生していた。そんななか、ベンの前任者が遺体で発見されるとともに、面識のないハズのベンの家に、その男からの小包が届く。そのなかには、5年前の火災の新聞記事が多数。。。『何か』を伝えようとしているようだった。そんなとき、妹アンジェラが自宅で変死体となって発見される。それは鏡の中の『何か』が、ベンに対してプレッシャーを与えるコトを意味した。そして鏡に告げられる『ESSEKER』の文字。別れて暮らしていた妻子を守りながら、ベンの戦いははじまる!!敬称略これは、、困りものですよね。この映画は、基本的に3つのパートに別れている。1.ホラー2.サスペンス3.アクションこれらが、完全に分離され、並べられている状態ですね。一定の繋がりはあるが、それ以上ではない。そこがねぇ。。この映画の評価が根本的に分かれてしまう部分でしょう。言ってみれば、それぞれに『ある一定のモノ』はあるのだが、『それ以上のモノ』ではないために、あれこれやっているために『満腹感』はあっても、『満足感』は薄い状態なのだ。結局。アクション俳優となってしまった、キーファー・サザーランドさんが、『ホラー映画、サスペンス映画』をやれば、こんな状態になっちゃいますよ!!って言う印象しかない(苦笑)おかげで、どれもコレも中途半端。。。たしかに、『方法論』としては、正解だと思います。西洋人は基本的に、その文化、宗教観などから『見えないモノ』というモノは、基本的に存在しないわけです。だから、『ホラー』と言えば、『見えるモノ』を表現してしまいます。逆に日本人は、その手の文化もあり、『見えないモノ』が、存在することを理解する土壌があるそのため『Jホラー』をはじめとした『見えないモノ』を『見せる』という方法が存在するし、その『見せない方法』に納得することができるのである。完全に、コレは『価値観』の違いである。そのため、この映画を観ていると一番感じるのは、『見えない恐怖』を描こうとしているのに、『見える表現』をしすぎてしまっているために、そこにある『恐怖』というモノが、『恐怖』に見えないことなのだ。特に、効果音の中途半端さは、、、かなり、、、酷い状態。たしかに、、、一定の『恐怖感』は存在するが、それは、西洋人としての感覚の『スプラッター的なホラー』でしかない。そのため、このスタッフが行った『方法』というのが、『見えないモノ』があるならば『見えるようにしてしまえ』である(苦笑)その瞬間、ホラーはホラーではなくなり見えない恐怖は、見える恐怖へと転換されている。この『過程』を描いているのが『サスペンスパート』である。『見える状態』になってしまえば、彼らの感覚では、次にやることは決まっている。『退治』である。そこに登場する、アクション俳優さんなのだ!!そう!!序盤の恐怖感は、中盤になる前には恐怖は消滅しいつのまにか、、、アクション映画に(苦笑)先ほども書きましたが、『方法論』としては、正解なのだ。文化的に、見えないモノが受け入れられないならば見えるようにしてしまえ!!なのだから!!やろうとしていることは、理解します。結果的に、『ホラー映画もどき』になったとしてもね!ただね、、それによって、物語が、ものすごく強引に動いているために、何とも言えない感覚に陥ってしまうのだそのうえ、、、最もこの映画を観て『苦笑』してしまったのは、それらのパートの繋がりも含めて、登場人物の人間関係だけでなく、キャラ表現も含めて、致命的なほどに、かなり表現が希薄であるために、、『結末』の部分に持っていく件だけでなく、展開が、どうしようもなく強引で、、、、、、物語が、物語としてまったく成立していない状態になってしまっていること。まぁねぇ。。。ラストが、、それも、1つの方法であるし、バッドエンドならぬ、アンハッピーエンドであれば、そういうのも、定番の1つだろう。でも、、そんな、どうでも良いことを宣伝するならば、もう少し、宣伝の方法もあると思いますけどね。でもね、、そんな『結末』だからこそ、『物語』をもっとキッチリ描かないと、結末に意味が無いと思いますよ!!
2009年01月01日
内容そこは、、第二次大戦が回避され、一応の平和がある『帝都』しかし、連綿と続く階級社会は、戦争回避が貧富の格差を拡大させていた。そんな『帝都』では、『大怪盗・怪人二十面相』が暗躍し、その暗躍に呼応するかのように『名探偵・明智小五郎』が、大活躍。上流階級のみならず、中流層、下層階級においても人気を博していた。。。内容2帝都において、驚くべき事件が発生する。『テスラ装置』という無線送電装置の学術発表が行われていた会場で多くの人の目の前で、その『装置』が怪人二十面相に強奪されたのだった。明智小五郎(仲村トオル)助手・小林(本郷奏多)浪越警部(益岡徹)らが、会場に駆けつけるも、変装道具が残されているだけで、手口などが、まったく分からない状態だった。内容3そのころ、サーカス一座の花形曲芸師・遠藤平吉(金城武)のまえに、ゴシップ誌『事件実話』の殿村(鹿賀丈史)と名乗る男が現れる。数日後開かれる予定の明智小五郎と貴族・羽柴葉子(松たか子)の結納。その会場である『羽柴ビル』に潜入して、ふたりの様子を写真に収めて欲しいと言う依頼であった。大金を積まれただけでなく、一座の座長(小日向文世)の病もあり、快諾する平吉。そして、、結納会場に潜入するのだった。内容4最上階で開かれている結納。天窓から観察し、平吉がカメラのシャッターを切った次の瞬間。爆音が鳴り響く!!警官隊に取り囲まれ、逮捕された平吉。それは、名探偵・明智小五郎が、怪人二十面相を逮捕した瞬間でもあった!!浪越警部らの取り調べにも、謎の紳士に言われただけと言うが、平吉が使っていたサーカス小屋から、二十面相が盗んだ宝石が見つかり万事休す。平吉は、『怪人二十面相』となってしまった!!!牢獄の男(松重豊)から、二十面相の人相を聞いた平吉は自分が二十面相の罠にはまったことを知る。内容5刑務所に護送されることになった平吉。が、、その途中。サーカス団のカラクリ師・源治(國村隼)とその仲間により、平吉は救出される彼らは、通称『泥棒長屋』に住む、、泥棒だった!源治の妻・菊子(高島礼子)だけでなく、長屋のみんなにも慰められるが。二十面相と同じ泥棒と言う事もあり、信じる事が出来ず飛び出していく平吉。しかし、、街に出て驚くのだった。『二十面相』として指名手配されてしまっている平吉に、逃げる場所などはなく。そこには、絶望しかなかった。。。そんなとき、サーカス一座のシンスケ(今井悠貴)と再会する。そして、、シンスケが暮らす『ノガミ』に行き、現実を思い出させるのだった。平吉は、自分がなすべき事が何かを知り、行動を起こしはじめる!!!敬称略↑もう少し短くしようと思ったのですが、主要人物をある程度書こうと思ったら、なんだか長くなってしまいましたm(__)mでも、、、これで、2割くらいかな。。。物語は、架空の『時代』に発生した、怪人二十面相の事件。その目的は、一体何なのか?そして、、正体は誰なのか?無実の罪を着せられた平吉は、助かるのか?と言う感じですね。先ず、ヒトコトで言うならば、『冒険活劇』という感じの印象ですね。かなりテンポが良く、本当に面白い。二十面相ではない平吉が、一泡吹かせてやろうと、『修行』する場面なんて、まさに、その雰囲気であり、最近にはない、痛快さを『成長』をかなり、面白く描き込んでいる。その中で、突然発生する二十面相との対決。はじめは、歯が立たない状態。。。いや、はめられてるのだからそれ以前の状態。次は、少しだけ対抗できるが、やはり無理。最終決戦では、ほぼ互角となり、平吉の『知恵』が上回って、勝利する。この平吉の『見た目の変化、成長』だけでなく、ドラマの中に描き込まれているのは、彼の『心の変化』なのである。はじめは、貧しいながらも幸福。しかし、はめられてからは自暴自棄。..そして、絶望。希望が見え、使命に燃えはじめてからは身体的な成長とともに、心も強くなっていく姿が、かなり詳細に描き込まれているのだ。この主人公の描き込みは、本当にすばらしく。大絶賛に値する。その彼の状態を描くために用意されたのが、様々な設定、演出。1つは、架空ではあるが、階級社会における絶望感。平吉の気持ちや、周りの人たちの状況が分かるだけでなく、彼らの『心』まで、表現していると言って良い状態だ。そして、もう一つは、その『周りの人たち』の強烈な個性。この強烈さは、物語にオモシロ味を生み出すとともに、主人公をある意味『平凡』に魅せることに成功している。そう!日常の中に放り込まれて非日常。被害者であることが強調されているのだ。もちろん、逆に、個性の中の平凡であるため、『成長』が、際だたせる演出となっているのは言うまでもない。それら、見事なまでの描き込みと、物語の無理のない展開。そして、抜群のテンポ。ちょっとした小ネタ。。。そして、それらを盛り上げているアクションなどの演出。見事に、全ての部分がリンクし、1つの物語として完成している感じだ。また、真犯人や、その真意など、ミステリアスな部分のミスリードも、二十面相という変装の名人であることも手伝い、一定以上の面白さが、存在する。ほぼ、大満足と言って良い感じですね。ただまぁ、、マイナス部分もないことはない。それは、最終決戦における演出が、、ベタすぎて。。。。ココはもう一つインパクトが欲しかったかなぁ。..そこまでが、インパクトが強すぎて若干、尻すぼみの印象ですね。でもまぁそれを気にしても、しなくても、どっちでも良い感じの面白さは、全編に溢れていたと思います。最後にヒトコト。最終的に新・二十面相が、真・二十面相に取って代わる結末なのだがこれ、、、オチ部分で『仇』でしたので、生きていてもokですよね。。。ならば、、続編もありなのでは?いや、少し期待したいですね。
2008年12月30日
内容電王堂が進めるプロジェクト『フラワー・アース・フェスタ2008』のメインキャラクタ-・シルビア(秋山莉奈)が、ビールのキャンペーンガールに選ばれた発表イベント。無事終了しようとしていた時、突然セットが崩れてしまうのだった。もう少しで大けが。。。。そんななか、黒川会長(梅宮辰夫)に、只野仁(高橋克典)が呼び出される。脅迫状が届いていると言う事で、警護命令が下った。電王堂が手がける様々なイベントにシルビアを使っているため、もしもがあれば、電王堂にまで関わってくることだった。アース・フェスタの責任者・山西(赤井英和)を影ながらサポートしつつ、森脇(永井大)とともに、調査するのだが。。。。。マネージャー・加藤(西川史子)らが監視する中、いつの間にかシルビアは行方不明に。イベント開始まで、あと少し。。。。。敬称略TVで3シリーズ、数回のSPその劇場版である。ま、、完全に『只野仁』であるので、特にあれこれという必要はない。基本的に、昼の只野、夜の只野そして、エロ、オモシロ、殺陣を含む只野の格好良さ!見事なまでに、『集大成』と言って良いくらいの描き込みである。どの部分を切り取っても、『只野仁』なのだ。レギュラー中は、息切れしている部分などもあったが、そんなもの、全くない状態でお話の展開もテンポが抜群に良いし、そのうえ、黒幕のミスリードのさせ方が本当に良い感じで、『きっと、あいつだろう』と、登場時から分かっていても多彩な人物の暗躍が、人間関係のボカシと、ミスリードを誘発させサスペンスモノとしても、一定の面白さがあるのだ。そこに、『只野仁らしさ』を、『これでもか!!』と行っているので面白くないわけがない状態である。本当に、爆笑ポイントも多かったしね!数カ所ある殺陣も、描き方がまったく違うために、飽きない仕掛けになっている。ホント、カッコイイ感じでした。そして秀逸だったのは、今回の『テーマ』とでも言えるモノだろうか。山西という黒川をずっとサポートしてきた男を、特命である、只野仁と、完全に重ねているのだ山西は、只野を理解するだけでなく只野もまた山西を理解し、黒川の『親心』も感じ取れる展開となっている。当然、、必死になる山西の姿、、その後の切ない展開も、ある意味、只野と重なる部分があり、、涙を誘うお話となっている。いままで、只野という存在は、主人公でありながら表と裏があるために、『存在価値』は、あまり強調されてこなかった。もちろん、ドラマなので、活躍すれば『価値』を感じることは出来る。しかし、只野もまた『人』なのだ。そう言う『別の面』を、山西を通して見たような印象だ。物語としても、結構納得のお話でした。ただし、、どうしてもヒトコト。それは、『黒幕の意図』が、よく分からないところ。最終的なところに至っても、そこに電王堂の転覆や、会長の失脚を企んでいるわけでもなく。。。。どうも、この部分が、『只野仁』らしくない部分と言えるだろう。ココって、大事な部分なんだけどね。。。ま、、、山西との対比として使っているのだろうが、悪意はあってもそれ以上が見えにくいんですよね。そこさえあれば、もっと、納得感と満足感があったと思います。ま、、、でもそんなの無視しても、十分楽しむことが出来た映画でした。最後にどうでも良いことですがシリーズで登場したゲストのカメオがいくつかありましたね。ファンも別の楽しみ方がある感じですね。。しかしまぁ、もう一つどうでも良いことですが、今回見ていて一番思ったのは、1月から、レギュラーでまたはじまるのですが、『枠』を考えると、今までのように出来ないことも多いわけです。そう!どう見ても、その、プロトタイプですよね。。。いくつかの部分、弱かったもん!ま、、、クオリティは保たれているのでokですけどね
2008年12月29日
内容ある日の夜。宇宙生物学者ヘレン・ベンソン(ジェニファー・コネリー)の自宅に謎の男たちが現れる。とりあえず亡き夫の連れ子・ジェイコブ(ジェイデン・スミス)を隣人に預け。。そして、有無を言わさずに確保され連れて行かれてしまうのだった。連れて行かれた場所には、天文学、物理学の権威と呼ばれる者たち。。。そんな中、開かれた会議で告げられる。現在、地球に超高速で小惑星と思われる物体が向かっているという。その落下地点は、マンハッタン。が、、、時すでに遅く、時間は70分ほどしかなかった。対策を考えられるが、時間は迫り、対比するしかない状態。そして、、、残り1分。。。。そして、、、時間は来た。。。。。。が、、爆発は発生しない。。。。そこにあったのは、光る球体。球体はセントラルパークに降りてきて、、、、その球体から、人影が現れる。内容2近づく、ヘレンたち科学者。が、手を差しのばしたその瞬間、銃声!!!!宇宙からの来訪者に動揺した兵士の1人が発砲したのだった。倒れる生命体。次の瞬間、生命体の横にいたロボットのようなモノが異音を発し、全てが止まってしまう。生命体の言葉により、ロボットは停止するが。その治療のために、生命体を施設へと移送するのだった。分析作業を含めた治療がはじまるが、奇妙なことが判明する。白濁したゼリー状の外皮の中から、、『人のカタチをしたモノ』治療後、その『男』への質問がはじまる。。。なぜ、やってきたのか??すると。。。男(キアヌ・リーブス)は、答える。『この星を救うため』と。。。。。。敬称略宇宙からの来訪者。『男』の目的は、『この星を救うため』。。。が、、『星』を救うには、その元を絶たねばならないと『人類の根絶』を、企てる、、、しかし、男は、『人』に触れ変化していく。と言う感じだ。ま、一応、流れは、難しくはない。圧倒的な『地球外生命体』の存在を表現し、無力な『人類』そこに、人類のエゴなどを描きながら、何をするか分からない生命体の見えない恐怖と戦おうとする、、、その一方で、根本的な解決は、話し合いそしてその中から出てくる、人類の変革であると考える科学者。最終的に、納得する『クラトゥ』の部分まで、『クラトゥ』の心の変化も含め、人間の様々な様子も詳細に描きながら、現在の『技術』を駆使して、見せ場を作り上げている印象だ。確かに、流れは間違っていないんだよね。そこそこ、見せ場もあるし。『クラトゥ』の気持ちの変化を『もう1人の生命体の変化』に代弁させるなどある程度分かり易くできている。最後の『オチ部分』の、アッサリしているところは結構気になる部分でもあるが、ギリギリ、物語は成立しているのだ。ただね。。。。どうも、根本的に問題なのは『クラトゥ』の変化と、それをうながすための『ドラマ』なんですよね。ハッキリ言って、それが甘い!!!!甘すぎる!!!かなり中途半端です!!!きっと、こう言うことなのだ。『子供』を見て、そこにいる継母それらの姿の中に、人類の『別の面』を見るカタチなのだが、、この2人との『交流』が、ほとんど描かれていません。若干ネタバレになりますが、子供に連れられ、母との合流場所に指定した『場所』ココにこそ『意味』が存在するわけです。が、そこまで、子供と『彼』の2人も描かれ方がイマイチ。この根本的な部分があってこそ、子供の純粋さ、、そこに潜む恐怖感など、人間のカタチの1つを見ることが出来るはずなのだ。その流れからの、母との合流である。最も、重要な部分で外してしまっている感じだ。いくら何でも、ここから、最後の『庭』ではねぇ。。。。。。他にも、中途半端な部分は存在する。たとえば、、ヘレン以外の科学者である。明らかに協力者がいてもおかしくない状態なのに、カット的に、一部しか存在しない。たしかに、主人公はヘレンであるが、、、ここも、かなりご都合主義。とまぁ、、、物語は、成立していても、中途半端な部分も多数存在する。わたし的な印象であるが、『悪くはない』でも『期待』し過ぎると、ガッカリする可能性は高い感じ。もちろん、ネタ自体も、ある意味難しいのもありますけどね。。。以下、、かなりの苦言ですので、注意!!さて、、、どうしてもヒトコト。1951年。『地球の静止する日』が公開された。この映画は、そのリメイク作品である基本的なネタは、同じである。1.好戦的は異星人ではないところ。2.地球人に警告しているところ。そして、その前提を元に、『地球の』は、圧倒的な科学力の差を、地球文明を停止させるという最も、衝撃を与え、理解しやすいカタチを、低予算で行ったのだ。『ゴート』のシンプルさも、同じ意味だ。そして、人類と対話をするために、『人類と同じカタチの異星人』を出したこと。完全に、『アイデアが全て』と言って良い作品であり、同時期公開され衝撃を与えた『宇宙戦争』などとは、まったく違う形の『異星人との交流映画』だったのである。が、ココで重要なのは、そのアイデアを活かすために行ったことなのだ。それは、『SF映画』に『ドラマ』というモノを持ち込んだことである。そのためもあっての『人型異星人』だったのだ。そして詳細に描かれたのは、『異星人と人類の交流』である。その『交流』があってこその、『結末』なのだ。しかし、今回のリメイク。。。それが、薄い!!コレでは、私のように『地球の』に心酔する者に言わせるとバカにしているように感じてしまう。ハッキリ言う。魅せるSFとしてはチープかもしれないが、そこにあるドラマ性は、圧倒的にリメイクを上回り、詳細に描かれているのだ!!その『ドラマ性』に衝撃を受けたからこそ、それから後に公開された『同様の映画、TV』などは、影響を受けていったのだ。これだけは、ハッキリと書いておきたいこんなリメイクなら、必要ない。たとえ、映画として『普通』程度の評価を下すことは出来ても、『SF好き』としては、許せません!!言い過ぎかも知れませんが『愚作』『駄作』だ!!
2008年12月27日
内容1オバケの夢ばかりを見る少女が居た。怖がるその少女に、お婆さんがゲゲゲの鬼太郎の話をしてくれる。困った時は助けてくれる。...と内容2時は流れ。。。。。ある日、鬼太郎の元に、化けガラスが手紙を運んでくる妖怪に狙われているという少女・風祭華からだった。急ぎ向かった鬼太郎であったが、時すでに遅く。妖怪・鏡爺により連れ去られてしまっていた!弟・京夜から、母たちの記憶からも華のことが消え去っていることを聞く。全て、、妖怪のしわざと思われた。そこにいた大蛇女(おろちおんな)は、一瞬顔を見せたあと脱皮し、逃げ去ってしまう。そして現場にいた、何かを知っているねずみ男に連れられ華の通っていた学校へ向かう鬼太郎たち。しかし、そこにいたのは校舎のガラスと使って攻撃してくる鏡爺だった!!苦戦する鬼太郎。。そのとき、ねずみ男がガラスを割ればいいと、、その言葉を聞きガラスを割り、退治したかに思われたが逆に破片となったガラスの中にいる鏡爺に捕らえられる鬼太郎であった。次の瞬間。ねずみ男、華の担任・マヤを除き、どこかへと連れ去られてしまう!内容3鬼太郎は、気がつくと..そこは鏡の中の世界。ちゃんちゃんこなど全てを奪われ、霊力も封印され脱出できない状態。そんなとき、なにかの気配を感じる鬼太郎。それは鏡爺に体を奪い取られた華の『心』であった。華に元気づけられた鬼太郎は、父・目玉おやじの霊気を辿り、世界の入り口を見つけた鬼太郎。内容4そのころ美人教師のマヤに裏切ったことを責められたねずみ男は、鏡爺のアジトにいた。恐ろしい大蛇女に命令されているとはいえ、美しい女性の言葉には勝てなかったのだった。勇気を振り絞って、ねずみ男とマヤは、鏡爺に立ち向かうのだが、勝てるわけもなく、、、鏡の世界に引きずり込まれてしまい。。。。。しかし、次の瞬間。鏡爺が、飛び出してくる。。その足には、、、鬼太郎の髪の毛!!鏡の世界から脱出し、ちゃんちゃんこなどを取り戻した鬼太郎は、霊力全開で鏡爺に立ち向かっていく!!!内容5鏡爺を封印した鬼太郎は、鏡の世界に長時間居すぎたため消耗が激しく、、みんなと一緒に妖怪横町へ。。。砂かけ婆に治療され、徐々に回復していく鬼太郎。ついてきた、華とマヤは、妖怪横町の緩やかな生活を楽しみ。そして、家族同様に暮らす妖怪たちとのステキな時間に魅了されていく。。名門の家に生まれた華。母から、厳しく育てられ、その気持ちに応えようと必死になってきた。でもいつの間にか、親子の間の『愛』を感じられなくなってしまっていたのだ。つかの間の幸せ。。。。その時間を堪能したあと、回復した鬼太郎により家に送られる華。しかし、母の態度は冷たく、、、華の記憶が全くないようだった。絶望感を感じてしまった華。。。。その心に芽生えた気持ち。『人間の世界なんて壊れてしまえばいい』その気持ちに応えるかのように、日本中に、怪しげな妖気が噴き出しはじめ、人間世界、妖怪世界の境が崩壊していく。。。暴走する妖怪たち。。。。。そんなとき地獄の閻魔大王から連絡がある。その昔、閻魔大王が苦労し封印した古代妖怪ヤトノカミが、復活しつつあると!!!!↑6割くらいかな。パンフレットによると現在放送中のTV版。。だいたい86話程度ですが、この映画、第100話以降のお話だそうで。この事に、一番驚いてしまいました。そう!!まだ、妖怪四十七士が、全員見つかっていないのにこのアニメでは、勢揃い!!ま、、映画でも一部、覚醒していない妖怪も居るのですが、映画中で、、強制的に覚醒状態(笑)最後は、妖怪四十七士の力を借りて、鬼太郎が、究極奥義炸裂!!!そう言うのも、アリなのかも知れません。TVで、追々、残りのメンバー探しをするそうで。。。さてお話自体は、基本的に1つのお話で進む。封印されていた古代妖怪ヤトノカミの復活!!そのために、手下たちがあれこれとするお話が基本となっている。が、、その一方で、ヤトノカミに命じられ華を誘拐したのが、鏡爺実は、鏡爺にとって、華は大事な思い出。。。。。その姿の生き写し。『子供』であるからこそ、大切なモノがあると。という、1つのお話でその中に流れるお話が、2つ存在すると言う事になっています。その両者の融合度がかなり高く、鏡爺の想いをきっかけに、最終的にヤトノカミの撃破に成功するのだから、かなり面白いネタである。そして、そこにある。人間の大人と子供の違い。。子供の時、どれだけ清らかであっても、大人になると変貌していく。ココに想いをぶつけてくる鏡爺が、妖怪の優しさとともに、『ゲゲゲの鬼太郎』における妖怪のポジション。言ってみれば、、人を見守り続けるモノ。。。と言う感じ。妖怪の基本が練り込まれていると言っても過言ではない。また、その人間表現、妖怪表現こそが、この番組の『テーマ』であるのだから、今回、最終的に表現された親子愛は、かなり秀逸だと言えるだろう。もちろん、その親子愛をさりげなく、鬼太郎親子を重ねているのは言うまでもありません。それにしても定番モノですが、ねずみ男の裏切りから、、そのあとの鬼太郎の救出劇。。そして、ぬらりひょんの、、鬼太郎贔屓良い感じですね。細かいネタ部分も含めて1つのことを柱にして、様々な要素を組み合わせ抜群のテンポで展開したお話であり魅せる所も、キッチリ魅せていますし。コレまでの集大成的な作品だったと思います。唯一気になったのは完全体となったヤトノカミとの戦いがあまりカッコ良く見えなかったことでしょうか(苦笑)ちなみに上映開始前に鬼太郎が5人勢揃いの短編がありますもちろん、それぞれ『声』も違います鬼太郎好きには、衝撃的かも知れませんよね。
2008年12月14日
内容荒廃したゴミだらけの地球。その地球に、人間の出したゴミを片付け続けるロボットがいた。名前は、、ウォーリー『彼』の幸せは、ゴミ掃除の側ら気に入ったモノを彼なりの基準でコレクションすること。そんなある日のこと。妙な赤い光が、地面を動いているのを見つける。何?追いかけて行く、ウォーリー。。。すると、、グレー色の上空から大きな宇宙船が現れるのだった!その宇宙船は、一体のロボットらしきモノを降ろしふたたび飛び立っていく!!そのロボットに興味を示すウォーリー。が!!いきなり、攻撃!!!ぶるぶる震えるウォーリーであった。そんなとき、一匹の虫がそのロボットに近づいていく。。。そして、、まるでウォーリーとの仲立ちをするかのように、今度は、、ウォーリーの元へ、、、やっと認識をされたウォーリー。そのロボットが、、『イヴ』という名前であること知るのだった。友だちが出来たことに大喜びのウォーリー。そして、自分の『家』に連れ帰り、様々なコレクションを見せるのだった。その中には、お気に入りの『ビデオ』も、、、、恋する2人が手をつないでいる、、、ステキなビデオ。。。イヴの手に触れたい。。。。でも、触れることが出来ない。。。そして、、とっておきのコレクションを見せる。それは、最近見つけた『緑の植物』次の瞬間、イヴは『植物』を腹に入れ、機能を停止してしまうのだった。驚くウォーリー!!ウォーリーなりの看病を続けても、何も変わらない。そんなとき、上空にふたたび大きな宇宙船が現れ、イヴを連れ去ろうと。。。。。。。。。。。。。。ま、面白いのかなぁ。..物語としては、700年前に捨てられた地球そこに一人ぼっちで掃除するロボット偶然の出会いが、人類の地球への帰還をうながす。と言う感じの内容だ。確かに、良くできていると思います。そこに、人類社会への警告めいたことも表現されているし主人公であるウォーリー、イヴの恋バナも悪くはない感じで、一昔前の、、、いや、、まさにそのとおりなのだが一昔前の映画を観ている『美しさ』はあるのだ。ただただ、イヴを助けたいだけのウォーリーという気持ちも結構いい感じの『愛』であるし。ファインディング・ニモのスタッフ。。。が作っていると言うことだけあり、そんな感じの雰囲気があるのだ。でも、わたし的に、まったく納得出来ないのは、この映画って、誰をターゲットに作ったのだろうか???と言う事なのだ。たとえば、『ゴミ問題』『機械に支配された人類』『恋バナ』どの部分をとっても、描かれ方は、『映画』として秀逸とは言えるが、逆に、これらのテーマが『高度』過ぎるために、雰囲気的には、小学校高学年以上。..なのかな。..ターゲットは。だとしても、少し分からないのが。『日本語吹き替え』で見たというのもあるが、劇中に使用されている『漢字』が、難しいんですよねどうみても、、、中学生以上?でもなぁ。。。これ、中学生以上じゃ。。ディズニー好き、ピクサー好きじゃなければ、わざわざ見ないでしょ?『絵』も、そんな印象だし。どうも、やっていることと、やろうとしていることがチグハグなんですよね。『大人の目』で見れば、本当に良くできているのだ。が、『子供の目』になると、ターゲットの範囲が、思いっきり狭められてしまっている印象だ。ちなみに、『吹き替え』と言っても、『人間』が登場するまでは、『セリフ』なんてありませんので、特に、関係ありません。だとすると、これ、、、原産国で、、誰が見ているのだろう?実のところ、そんな疑問ばかりが、頭を支配したんですよね。ま、、面白いんだけどね。私。。大人だから。終盤は、ディズニーらしいドタバタだし。そこそこ分かり易いし。。。もうちょっと、分かり易い『テーマ』で、こんなに『凝った印象』でなければ、きっと、もっと面白かったと思います。どうみても、、凝りすぎていますからね(苦笑)
2008年12月13日
内容気がつくと、、、そこは密室。隣には、見ず知らずの男と女。。。。全員で5人。クビに取り付けられた首輪の先には鋭利な刃物の付いた装置があり、明らかに、ジグソウのゲームが始まろうとしていた。それに気付く5人であったが、己の身のみの行動をしたため。次の瞬間、ジグソウのビデオが流れゲームは始まる。『利己的な者たちを集めた。共通点がある。。。 そして協力すれば助かる』メッセージが流れたあと、『ゲーム』は開始される。慌てる5人。。。タイムリミットが迫る中、、、勝手な行動をはじめ。。。。。内容2同じ頃。。。ゲームに勝利したFBI捜査官ストラムは、、ある事に気付く。。。。『英雄』と呼ばれている、生還者が、、、なぜ、無傷なのか??上司からの命令を聞かずにストラムは1人、捜査をはじめる。なぜ???そして、今までの事件を再捜査し、次々と現場をめぐる中、、ゲームにはジグソウの『協力者』が必要であるコトが分かってくる。。。それは、明らかに、『英雄』が『協力者』であることを意味した。が、、、その捜査自体も、、、ゲームの一部。全てはジグソウの手の内。..その事に気付かずストラムは。。。。。ついに、第5弾ですこの時期の『風物詩』となってしまっている映画ですよね。。。ま、それはさておき。『3』で、ジグソウが死んでから、『4』で、後継者を出してきた。そして『5』どうなるかと思ったら、、今回は、今まで抜けていた部分の『補足』と、『後継者』=『新ジグソウ』の誕生その誕生を描くだけでなく、本当に『ジグソウの物語』の終結。そして、『次』を展開しやすいように、ネタフリ。と言う感じになっている。シリーズを見ていれば、分かるとおり、当然後継者は、『ヤツ』なのですが。後継者にも『過去』を描き込む事で、『4』で表現された『ジグソウの過去』とリンクさせ、『行動』に『意味づけ』をしようとしているのが見受けられます。そのため、『正義』を連呼するだけでなく、『被験者』には、呼ばれた『意味』をキッチリ描き、彼らが、選ばれるにたる『理由』があることを強調している。そして、面白いのは、これは『復讐』『殺人』ではなく『更生』であるとだから、『チャンス』を与えている事まで強調している。この瞬間、『ソウ』シリーズは、ジグソウの手から離れたといっても良いだろう。『4』で、『2』『3』を繋げるだけでなく『1』の意味づけを行った。それは、『ジグソウ』の行動には『意味』が存在する事を明らかにした。その『意味』を、本当に具現化する作業がはじまったと言える。そのためか、本当に『シリーズ』を見ていなければ、分かり難い部分もかなり存在する。が、逆に、それは今まで感じてきた『疑問』でもあり、その『回答』になっているのは確かだろう。そう!!大きな『ソウ』という物語の『パーツ』が、、また埋まったと言う事なのである。その意味では、完全に『完結編』と言える内容だったと思います。まぁ、ね。。。でもパーツ埋めの作業自体は、ファンとすれば面白いんだけど今回、チャンスを強調し、協力を強調するあまりその対比となる『利己的な意識』が強すぎるんですよね人物が、暴走し、すぐにその人物が死ぬそれは良いのだが、あまり『葛藤』などが描かれることなく。感情が表現されない。そして『利己的』過ぎるためか、アッサリと『行動』しちゃうワケなんです。これがねぇ。。。『被験者』と言う事を考えれば、ゲームの緊張感の欠如につながってしまっているのだ。そのため、かなり『ゲーム』の雰囲気が違います。この部分、どう捉えればいいのか、かなり難しい部分です。ファンとすれば、納得の部分と、納得出来ない部分が介在している状態ですね。。。。ある程度楽しいから、良いけどね。。。もう一つワケがわからないのが、、あの、序盤の『箱』。。。。でも途中で、ゲームの協力もしてるしなぁ。。.なんだろうねぇ。。。あれ。にしても、、、ネタバレしないように書くのが、難しいぞ。。ほんと。最後にヒトコトだけ。。。コレまでのシリーズは、単独でもオモシロ味はありましたが、、先ほど書いたように、今回のゲームが淡白であったため単独よりも、今までを見ていたほうが、間違いなく楽しいと思います。
2008年11月29日
内容落ち目のアクションスター タグ・スピードマン(ベン・スティラー)下品な芸風のコメディアン ジェフ・ポートノイ(ジャック・ブラック)ヤリスギ演技派俳優 カーク・ラザラス(ロバート・ダウニーJr.)異色の3人を組み合わせた映画『トロピック・サンダー』が、、、ほとんど制作は進行せず、ミスばかり。そんな中、原作者と出資者たちの言葉で運命は変わる!!若手俳優のアルパ・チーノとケヴィン・サンダスキー計5人は、本当の戦場へ送り込まれるのだった!!!監督デミアン、爆破コーディネーター・コディそして原作者フォーリーフを巻き込み、ジャングルで大騒動が始まる!!!!敬称略↑かなり省略していますが、これで、、、2割以下~6割くらい(幅があります)さて、感想を書く前に、先ず書かなくてはならないことがあります。それは、こういった映画の感想を書くのは、難しいと言うこと。あたりまえですよね。コメディって、小ネタなどもあるわけでそんなの書くわけにもいかず、消去すると物語としてどうなのか?と言う部分もありますしね。まずは『物語』だけをとりだして考えてみます。3人の挫折した男たちが、やはり、映画撮影で挫折。そんなとき、戦場に放り込まれ、『なにか』に気付きはじめ、変化する。。。。と言う感じの物語である。そして、それらの『変化』を序盤で1度やり、ラストでやるという完全に、キッチリ構成されたドラマに仕上がっています。当然、ほぼベタ展開です。キャラの心情の変化なども、キッチリ描かれているしぶつかり合う姿なんかも、良い感じなんですよね。ただ、これ、コメディ部分をほぼ削除した場合です。こんなベタなお話の中に、コメディ。といってもアメリカンコメディこれがねぇ、、、すごい事になっています!!この部分の感覚が、この映画を観た場合の、賛否を分けるのは言うまでもありません。もう、、、ベタドラマを完全に潰しかねないくらいの、大盤振る舞いの小ネタ三昧!!そして、ええええええええええええええええええええええっ!!!と驚かざるをえないくらいの、カメオ俳優さんの多さ!!!それも、超有名どころばかりです!!カメオ俳優さんや、映画を使った小ネタや風刺などは映画ファンならば、結構楽しむ事が出来る部分。が!基本的にアメリカンコメディであるため、『大笑い』という感じには、決してなりません!!日本人なら、、『クスクス』程度でしょうか。そこが。かなりのカルチャーギャップを感じてしまう部分でもあります。この部分が賛否に関わってくる部分。とりあえず、大きく面白さに個人差が出る映画である事は確かですね。個人的には、ドラマの作りも良い感じだし、オモシロ味も、結構いい感じだったんですけどね。。。あくまでも、個人的にです。小ネタなんかも良い感じなのになぁ。...こんな言い方あれですが、日本人でこの雰囲気で大笑いをしろって言うのが、酷というモノですよねちなみに、最後のダンスしている人物、、、まさか!!!って言う人で、、EDテロップでやっと気付きましたm(__)m序盤から出ていたんですけどね。。んなの、日本人でなくても分からないと思います。
2008年11月23日
内容機長昇格訓練中の副操縦士・鈴木和博(田辺誠一)は、ついに、機長昇格試験を兼ねたフライトが決定する。試験官が、望月典嘉機長(小日向文世)と知り喜ぶ鈴木であったが、望月は風邪で欠席し代わりに教官となったのは、怖い顔をして迫力たっぷりの原田機長(時任三郎)だった。そして、ホノルル行きの便に搭乗する鈴木。先日のシミュレータの失敗が気になり緊張する中、日本に接近する台風から逃げるように飛び立つフライトとなる。が、2時間ほどして、異常が発生する。計器の一部がダウン。そうでなくても、一部異常を載せて出発した便。そんなとき、チーフパーサーの山崎(寺島しのぶ)から連絡が入る。客の1人が、翼になにかぶつかるのを見たという。鳥さえいないはずなのに。。。。。。。。次の瞬間。機体は大きく揺れはじめるのだった!!!内容2鈴木が夢を賭けている便に、もう1人、夢を見ている新人CA斉藤悦子(綾瀬はるか)がいた。国内線を飛んでいた悦子であったが、今回、初の海外フライト!!!喜び勇んでたモノの。。。チーフパーサーは、鬼チーフの山崎麗子。そして、出発!したまでは良かったのだが、何をやって良いか分からない。先輩CA・田中真里(吹石一恵)に教えてもらいながら、ひと癖、ふた癖、三癖もあるお客様たちをもてなしていくのだった。が、思った以上にCAの仕事は華のあるモノじゃなく、現実を知り始める悦子。。。。。。。敬称略この映画、本当に良くできていますよね。いや、、ホント、面白い!お話自体は、誰かひとりの人物に絞るという映画ではなく、1つの飛行機便を通して、それに関わる多くの裏方さんの、オモシロおかしく。人間くさく。楽しく描いた映画である。それぞれが、自分の『役割』をこなしていき、1つの飛行機が運航されている。そして、それが複数機となり。。。。。。そんなとき、大事件が発生!!!と言う感じですね。とはいえメインは、一応。操縦室の二人。。かな。ただ、それだけでは面白くないので。『ほんのちょっとしたこと』でも、大きな影響を与えると言うことを様々な部分で表現している。そう!裏方さん達が、誰ひとり欠けてもダメだし。ダレもが気を許してもダメ。チームワークで、飛行機が動いていることを強調。そのため、事故が起きた瞬間、みんな、それぞれの行動が、まったく違います!!当たり前のことであっても、なにか目から鱗が落ちた状態でした。正直なところ。様々なこの手の物語を見たことがありますが、ここまで、『並列的』『多面的』に取り上げ、そのうえで、1つの物語として仕上げたこの映画。本当にスゴイと思いました。キャラクターもそれぞれしっかりしているし。テンポも抜群!ベタだけど、本当に面白い。見ているだけで、まるで機に乗っているように、楽しい感じになることができるのも『ハッピーフライト』ということなのでしょう。最後にヒトコト。もし、ヒトコトで言うならば。サスガ、矢口史靖監督!!でしょうか脚本もやってますしね。。。
2008年11月22日
内容それは、ある日、突然発生した。1人の男が、車の運転中に、目が見えなくなってしまった。。親切そうな人に送ってもらい家に何とか到着。なにも見えない中、家具などを壊しながら妻の帰りを待ち、病院へ向かう。眼科医に診てもらったところ、異常なし。精神的なモノかも知れないと考えられたが、もしもを考え精密検査のための大病院を紹介されるのだった。。内容2異常のない、盲目状態。白い闇。。。。眼科医をふしぎなモノを感じながら、迎えた翌朝。。何も見えなくなってしまっていた。。。。。。。。。それは、はじめの男に接触した人々に次々と発生しはじめ、次から次へと感染し、広まっていった。。。ついに『白の病』と呼ばれるようになり、政府は隔離命令を発令するのだった。だが、、、『病』は止まらず。。。。。。。。。内容3隔離されたはじめの男。。そして、眼科医と、その妻。。。。日ごとにに、施設の隔離患者は増えていき、、、ついに、争いなども発生しはじめる。恐怖は、新たな悪意を呼び、欲望を呼び覚ましていく。そして崩壊していく人間の理性。ただ、ひとり、目の見えることを偽る眼科医の妻を除いて。。。。。。。↑ワザと、登場人物、俳優名などは書いていません。実際、劇中でも、ほぼ語られていませんので。。。。さて、この映画、ノーベル賞作家の作品という。。。当然、私は未読。言ってみれば、簡単なこと。いや、人間にとって目が見えると言うことが、大きな意味を持っていると言うことを表現し。見えなくなることで、見えるモノ。見えることで、見えにくくしているモノ。そう言うモノがあると言うことを危機にあった人間の理性や行動を通じて、表現している感じだ。まぁ、物語で表現されていることにはオモシロ味を感じるし崩壊し、『光』が見える。。と言っても実際に見えるというのではなく『希望』希望が見え始めるまで、様々な出来事をとうして描ききっている。そういうのは、感じることはできるのである。ただなぁ。。『映画』を見ていて、根本的な疑問がいくつか存在する。その1、物語のテンポ。展開自体は、悪くないのだ。崩壊から、戦い、希望へと1人の女性の『目』を通して描かれているし、そのことも、演出的にオモシロ味もあるのだ。が。。。映画が、中盤を超えるアタリまで、ほぼ全編が『隔離施設の物語』なワケです。確かに、そこに、崩壊した人間の姿や殺伐として雰囲気はあるのだが。惨憺たる有り様の繰り返しが、あまりにも長すぎて、『次』までが、かなり長い!!!また、見えないという状態のせいでもあるのだが、登場人物たちの気持ちは、1つだし、変化がないんですよね。。。コレが、またツライ。きっと、『生きる意味』を失えば、、ということなのでしょうが。物語に進展が見えない以上、その世界の異常性を見るよりも、本当にツライ時間でした。結局、主人公の『気持ち』さえ、表現されている部分は、全編を通してかなり短いですしね。その2,映像演出見えない。。。と言うことを表現し、白い闇を表現するために完全に真っ白の画面。その一方で、真っ暗な画面。その中間とも言える、ピントのずれた画面。はたまた、凄惨な現場を見せないための、ボカした画面。1つの映像表現としては、間違ってはいないのだが。これらの『映像表現』が、全編にわたって行われている。おかげで、、ほんとうに、見ている『目』および『脳』が疲れました。おかしな言い方ですが。劇場の室内灯をつけた状態で、丁度良い感じでしょうか(苦笑)R指定以前の問題で、光線による異常のある方は、絶対に見ない方が良いです。内容が云々よりも絶対に気分が悪くなると思います。いや、、これ、、注意喚起すべき事です!!!!!!もちろんその一方で、物語上の注意点もたくさん存在する。それは、、気のせいではないでしょうが、若干、悪意の描き方に『偏見』が存在する部分でしょうか。1つの表現としては、成り立つのですが。どうも、コレは納得しにくい部分。見えないのに見える欲求を求めているなどの点も同じである。ちなみに、もっと問題があるとすれば『予告』などで流れているほど、主人公は、主人公らしくないことかな。ま、、ネタは面白いですが、編集すれば、90分弱の映画かな。。。ほんとは。。。好みはあるでしょうが、期待感が強すぎると、つまらないと思う印象が軽く上回ってしまうでしょうね。
2008年11月22日
内容FBIを離れ数年。スカリー(ジリアン・アンダーソン)は、とある病院で働いていた。難病の少年を担当しているスカリーは、治療法が無く、ただ死を待つだけという少年の状態を憂慮。だが、病院の管理者たちは、治療できないことで、転院を考えはじめていた。そんななか、スカリーの前に、FBIの捜査官が現れる。モニカという女性捜査官が、謎の失踪を遂げ、直後、奇妙なことが起きたというのだ。ジョーという神父が現れ、『ヴィジョンが見える』と言って来たのだという。そして、、その神父の導きにより、氷に閉ざされた湖から男性の腕が発見されたのだった。神父の能力が分からない上、何らかのことを知っているようにも見える。そこで、超常現象に詳しい、、、FBIを去ったモルダーに白羽の矢が立ったという。内容2スカリーしか知らないところにモルダー(デイビッド・ドゥカブニー)はいた。FBIを去ってからも、超常現象への気持ちは変わらず、『真実』をずっと追い続けていた。。。。スカリーは、事情を話すと、初めは乗り気ではなかったが、『なにか』を感じ始めるモルダーそこでまず、担当捜査官のホイットニーたちと合流し、ジョー神父と対面するのだった。『信じる』ことから、なにかを聞き出そうとするモルダー一方、過去に犯罪歴があることから、容疑者としての疑いを捨てることができないスカリー。そんななか、ジョーに新たなヴィジョンが見えるのだった。そして、訪れたのは、女性捜査官が誘拐された場所。。犯人だから知っているのか?TVで見たから知っているのか?それとも、、、なにかを見ているのか?様々な疑い、、、感情が、モルダー、スカリー、FBIに渦巻く中新たな遺体の一部が発見される。。。それも、、多人数の。。。敬称略ま。。。言わずと知れた大ヒットTVドラマの、映画版。いや、正確に言えば。今回の映画に関しては、『後日談』または、、、『今』を描いたと言えるだろう。だから、基本的にFBI捜査官ではない。お話自体は、超能力を絡めながら、真実にたどり着いた時に、大きな、、、猟奇的な事件に発展するという、、『Xファイル』ならば、、定番の類の1つである。そのため若干『R指定』気味の部分が、いくつか存在する。ただ、それだけでは、ただの刑事ものと、何ら変わりがないために。超能力というモノを皮切りに、今でも様々な超常現象を信じているモルダーの生き様。超常現象は信じないものの難病治療という、見る目を変えた場合ある種『奇跡的なこと』に挑戦しているスカリーと、、今の2人の生き方は、キッチリ描かれている。それは、英語のタイトルにもある『I WANT TO BELIEVE』(←シリーズ上すべてで繋がっている言葉)『信じる』『信じたい』そう言うことに繋がっていく。なかなか、このアタリ。『虚』を見ながら『実』を追い詰めていくモルダー『実』を見ながら『虚』を追っていくスカリーが、なかなか対照的で、面白く表現されている。本当の『真実』は何なのか?『求めているモノ』は何なのか?こう言う部分もまた『らしい』部分であろう。そして、最終的にたどり着く部分では、このドラマ独特のネタフリと、追い詰め方で、、、スキナーも登場したりして、ファンなら、納得の結末である。そう!ファンであるならば、細かい部分のネタフリに気付くしそのほか、小ネタの数々も、シリーズを思い出させ、本当に面白くできているのだ。が、、、ココで、考えなければならないのは。もしも、今回が初見の場合である。そうなってくると、趣は変わってくる。たしかに、キャラ紹介なども、キッチリ分かり易く描かれているしシリーズにあった無駄な対立などもないためにある程度、納得出来る部分はあるのである。しかし、これが、オチ部分に繋がっていくところアタリ。このあたりが、1つの分かれ目かも知れません。シリーズを知っているなら、納得の展開であっても。知らなければ、オチの部分も含めて『え?』とか『なぜ?』『どうなったの?』と、中途半端に、見えてしまいます。そこが、かなり評価の差が出るところでしょうね。わたし的には、俳優としての2人、および制作者たちが許されるならばシリーズ化もありなのかも知れないと、感じているくらいなのですが。知らなければ、そこまでの印象は感じにくいかもしれません。でも、全般的に見れば、猟奇的な部分さえ気にならないなら、ある程度多くの人たちが満足できる出来だと思います。ちなみに、、映画というエンターテインメントとして考えれば、『映画の前作』のほうが、万人に分かり易いですけどね。。。。
2008年11月08日
内容大木琢郎(塚地武雅)は、自他共に認めるブサイク。当然今まで良いことなど1つもなく、ご近所の人や友人、店の手伝いをしてくれている米沢明(ブラザートム)そして母が残してくれた定食屋『こころ屋』のお客さんだけが、唯一、琢郎に優しくしてくれる人々だった。ある日のこと。その『こころ屋』に星野寛子(北川景子)という超美人の女性が、アルバイトに雇って欲しいとやって来る。一瞬迷った琢郎だったが、その可愛さに即諾!翌日から、夢のような日々がはじまる。毎日、少し目があってしまうだけで、こころがときめく琢郎!そして琢郎は、友人・狭間真介(池内博之)、谷山久恵(本上まなみ)の勧めで、ついに、寛子に愛を告白する!!すると逆に『私のどこが好きなんですか?』と、、、聞かれ、『見た目も含めてすべて』と素直に答えた琢郎。。。。次の瞬間、寛子は店を逃げるように出て行ってしまうのだった。内容2分かってはいても、ふられてショックの琢郎。その琢郎の前に、紳士服店のセールスマン沢田(伊藤明賢)が現れる手渡されたチラシには、『人生』を変えることが出来ると。。。真介、久恵の結婚式に呼ばれていたこともあり、琢郎は、スーツを買いに行くのだった。すると、店長・白木(中条きよし)にお似合いのスーツ、、、求めているモノがあると奥に案内される琢郎。それは『着るだけで「ハンサム」になれるスーツ「ハンサム・スーツ」』だった!!疑心暗鬼の中、、、白木が、自らの後頭部に手をやると、、、、、そこに現れたのは。。。。。。。別人(温水洋一)『本物』と知った琢郎は、試着用ではあるが『ハンサム・スーツ』を着用し、お気に入りの『ハンサム』(谷原章介)に変身するのだった!!そして、、名前も、、、『光山杏仁』と名乗り、ハンサム・ライフを満喫しはじめる。内容3光山杏仁となった琢郎。『ハンサム』の効果は、一目瞭然だった。自分の容姿に嫌悪感を覚え、避けていた女性達も、近寄ってくる!!!それはショックではありながらも、生まれて初めての優越感だった。徐々に満足していく中、杏仁の前に、モデル事務所社長・神山晃(伊武雅刀)が現れ、スカウトしてくる。戸惑いながらもトップモデルの來香(佐田真由美)との出会いなど、驚きのこともあったが、杏仁は、瞬く間にトップモデルに!!すべては変わった!!そんななか、新しく雇ったアルバイト橋野本江(大島美幸)との出会いは、琢郎のこころに、、妙なものを落としてくるのだった。モデルとなりチヤホヤされている時も楽しいが、本江と一緒にいる時の小さな幸せにも楽しさがあった。。。。。だが、そんなとき、街で偶然見かけた寛子に杏仁で声をかけた琢郎。でも寛子の態度は冷たく、、、、ハンサムでも玉砕してしまう。。なぜ・??内容4二重生活と、寛子の疑問を抱えながら、そんな杏仁に事件が発生する。ハンサム・スーツの弱点である『お湯』がかかってしまいボロボロ状態。すぐに紳士服店に向かった琢郎は、『パーフェクト・ハンサム・スーツ』を渡されるのだった。が、、それは、脱ぐことができないスーツ!!!!葛藤の末、琢郎は。。。。。。。敬称略↑7割くらいかな。。短くしようと思ったら、、勢い余ってm(__)mでもこれだけ私が書くと言うことは、かなり、書くことがないか。。。または、かなり、面白かったか。どちらかです!!!と言うことで、、、今回。かなり面白かったです!!!!内容は、確かに単純です。ハンサム・スーツというものを着用したブサイクな男が、本当に大切なモノに気付く。。。と言う感じです。まぁ、ベタ中のベタと言って良いような内容ですよね。ですが、そこにあるハンサムとブサイクのコントラストが、こころの葛藤とともに、本当に上手く描けているのです。容姿だけで付き合う人もいれば、その内面を見る人もいる。また、その一方で、心から容姿を気にせずに付き合う人々や内面を愛する人。ドラマの中の登場人物の動きが、かなりいいんですよね。だから、時々発せられる『セリフ』が、主人公の琢郎だけでなく見る者にもグサリ!と突き刺さってくる感じです。もちろん、、、一部やり過ぎな表現はあるのですが、そこにこそ『人間』というモノが表現されているだろうから、これはこれで、『暗部』を映し出すのに、本当に良い感じでした。ま、最終的には、容姿より内面となり、サプライズ的な『結末』が待っているんですけどね。なかなかテンポも良く、物語も作られ、そのうえ、ジーンと来るような感動もあり、物語の完成度だけでなく、オモシロを考えても本当にすばらしい内容だったと思います。細かいことを言えば、『もう少し描かなきゃ!』という部分もあることはあるのですが、2時間という制限の中では、これくらいが丁度良い感じでしょうか。全般的に、面白い映画だったと思います。まぁ、、、、観客の入りなどを考えれば、無理なのでしょうが、わたし的には、『火10』で連ドラ化して欲しいですけどね!きっと、鈴木おさむさんのテイストが分かる人なら、満足度は高いと思います。ただし。。。無理な人は、絶対無理ですけど(笑)
2008年11月02日
内容島原では知らない人がいない町の名士、島原鉄道社長・宮崎康平(竹中直人)は、盲目ではありながら多くの書物を読み、ある事を生き甲斐にしていた。それは、邪馬台国探し。ある日のこと。その趣味が高じて、福岡のラジオ番組に招かれる。その番組の司会・長浜和子(吉永小百合)との運命の出会いであった。そんな和子に転機が訪れる。女性。。。そして、、年齢。。放送局にいられなくなった和子は、先日の放送で興味を抱いた康平の元を訪ねる。すると、、、どういうワケか、、康平は、強引に新しい事業バス事業のためのバスガール養成の教官に指名するのだった。だが、その康平の強引さもまた有名で、気に食わぬと、すぐにクビを切り、次々と社員の反対を押し切って事業を行うほどであった。戸惑いながらも、チャンスと見た和子は、マニュアルを自ら作り、バスガール達を育てていく。そして、、、バス事業開始。初めは、客の乗ることが少なかったバスは、徐々に、鉄道会社の売り上げに貢献していき、大賑わい。順風満帆に思えた康平に、大きな事件が発生するのだった。内容2島原を集中豪雨が襲った。そんななか、盲目の康平が行方不明になる。和子を含め社員総出で探すも見つからない。。。。すると、、、ある鉄橋の下で石のようなものを握りしめ発見されるのだった。その手に持っていたのは、ちょうど邪馬台国があった頃の土器。多くの線路が破壊され、その復旧作業を進める間も、康平は、作業を止めては、発掘作業をしてしまうのだった。そのため、工期は遅れ、、、ついに、重役達により社長を解任されてしまう。会社は、バス事業を廃止し、和子もいる必要が無くなってしまった。そんなとき、康平から声をかけられる。『まだ仕事がある。宮崎康平の女房だ』と。和子は島原に残り、康平と二人三脚で、邪馬台国探しがはじまる!!!敬称略簡単に言えば、盲目の歴史家とその妻の物語。なんですが。それ以上に、やはり、康平というキャラの描き方がかなり際だっていますよね。それは、ある意味ワンマンであり、強引。でも、それを『純粋さ』を読み取ることができるのが、ポイントであろう。きっと、妻もまた、自分自身の過去などもあるが、その心を読み取ったと言うべきなのでしょう。そのアタリのメリハリの付け方が、序盤から、かなりいい感じなんですよね。だからこそ、最後の『葬式』が、本当に良い感じで。。。。。花が売り切れている。。。というだけで『意味』を感じるところです。まぁ、フィクションも加えられているらしいので、どのアタリまでが実話なのかは、よく分かりませんが。わたし的には、この手の『歴史』が大好きであるため、結構楽しく見ることがで来た感じ。そこに『ドラマ』もいろいろとあったしね(^_^)bただ、そこだけだと、良い映画に見えますが。マイナス部分もなくはない。一番は、和子の過去を入れた割に、その事をあまり利用していないこと。次に、序盤からサブとして出てくるキャラが、途中、、、あきらかに途切れ途切れであること。この2つがねぇ。。。。何とも言えない部分。それ以外で『ドラマ』が描かれているだけに、どうもねぇ。。。。たとえば、サブの方なんて、本来ならば、康平と和子のコピーですよね。なのに、、中途はんぱに飛んじゃって。。。最後に出てきても、説得力が欠けた状態になっています。まぁ、それらの部分を気にしなければ、結構いい感じの歴史物であり、夫婦のドラマだった感じですね。
2008年11月01日
内容漢帝国の丞相となった曹操は、天下統一の最後の仕上げとして、宿敵である劉備軍、孫権軍に対して攻撃を開始する。先ず向かったのは、『徳』により人民を掌握する劉備軍。その劉備の人徳に導かれるかのように、曹操に追われた多くの民達が劉備は従えていた。だが、実際に闘える戦力は小さく、一騎当千の関羽、張飛、超雲らによって、かろうじて保たれている軍であった。そんななか、曹操軍による追撃戦が開始される!!民の逃走を優先し、自らの妻子まで置き去りにするしかない状態。数少ない軍勢を盾にすることにより、敗走は完了する。。。。このままでは、多勢に無勢。一気に殲滅されるも時間の問題。軍師・孔明は、孫権軍と同盟を結ぶことを提案する。そして、、曹操軍撃退の先に、、、、天下を三分することを!!内容2孫権の元に交渉に訪れた孔明であったが、その側近達の保身の態度により、徹底抗戦派と降伏派に別れ呉国は分裂状態。また、孫権自身も、偉大な父兄の影に自らの力を計りかねていた。そんなとき、軍師・魯粛により、孫権軍の総司令官である周瑜と面会する孔明。言葉を交わさずとも、互いを感じ会った2人。そして、周瑜は、親友でもある孫権をうながすべく虎狩りに誘うのだった。内容3曹操による降伏勧告を無視した孫権。そして劉備軍と孫権軍は同盟を結んだことを知った曹操は、ある目的を胸に秘め、大軍を動かしはじめるのだった。80万の軍勢を率い向かったのは、周瑜のいる砦のある『赤壁』『赤壁』にて迎え撃つ、劉備・孫権連合軍5万ついに、決戦の火蓋は切られる!!!!↑9割くらいかな。。。一部、分かり易くしています。お話自体は、まあまあ。。。かな。実際。予備知識を無くて、楽しむことができるのか?と、言われれば。サスガに、登場人物が多いこともあり、少し、難しいかも知れません。たしかに、基本的に、『演義』の味を出しながら、独特の面白さを随所に見せ、ほぼ7割を占める『戦い』は、見ていて圧倒されるものがあります。それは、軍師達による『戦略』の映像。そして武将達による『戦術』。。。キャラの格好良さ。と、、戦いの魅せ方も、もの凄いモノがあるのである。また、その一方で、登場人物達の『キャラ』も、そこそこ描かれているし、きっと、メインであろう。周瑜関係はかなり詳細、、、イヤ詳細すぎると言って良い状態。そこに、曹操の野望があるから、分かり易いと言えば、分かり易いんですよね。そのあと『後編』のための展開のためのネタフリもいろいろやってますしね!ただし、これ。。あくまでも、主人公が『周瑜』であり『孔明』であることを少なくともそれだけは、認識した上です。逆に言えば、その認識がない上で見てしまうと、たとえ『三国志』であることを認識していたとしても、いや、認識すればするほど、物語としてみた場合、意味不明に見えるかも知れません。それだけ、登場人物が多いし、物語もあれこれやってるんですよね。とくに、最初の追撃戦(あくまでも)なんて、入れる必要があったのかどうかさえ、分からない状態です。だから、もしも『三国志』を知らずに、観てしまうと実際のところ、オモシロ味を感じるのは『戦闘シーンだけ』になります。さて、、ココからは、『もしも』です。『もしも、三国志を知っている人』が観た場合。全般的に、戦いの見せる場面だけじゃなく、ネタフリも含めて結構、面白く見ることが出来たと思われます。まぁ、細かすぎる部分は、『好み』ですし。基本的に『演義』と考えれば、オモシロ味も分かってくる感じです。これ、、、知っているか、知らないかで、かなり印象の違う映画となってしまっています。そこがねぇ。。。この映画、、、感想に『差』が出る部分でしょうね。だから『オススメ』か?。。。と聞かれれば、知っているかどうかを、逆に聞くべきかも知れません。説明なども、結構あるんですけどね。。。なぜ、そこまで、強調されているキャラがいるのかは、きっと、分からないでしょうね。。。。わたし的には、満足ですけどね。
2008年11月01日
内容旅を続ける1人の侍がいた。男の名は、藤平十馬(大沢たかお)ある日のこと、1人の女性が男たちの襲われようとしているのを見つける。女は、三味線の弾き語りを生業とする盲目の旅芸人、瞽女(こぜ)のようだった。十馬は、その女(綾瀬はるか)を助けようと、男たち3人の前に飛び出すが、刀を抜こうとしても、抜くことができない。。。。女とともにやられる!!と思った次の瞬間、女は、仕込み杖からの刀を抜き、瞬時に居合いで切り捨てるのだった。その女の名前は、市次の宿場・美藤宿まで一緒だった2人。その宿の賭場で、市の助けもあり、十馬は一儲けするのだった。が、、賭場から出ると、ふたたびならず者たちに囲まれてしまう。。。ふたたび、刀を抜くことができない十馬であったが、ここでもまた、市が5人の男たちを斬り捨てさる。その現場に駆けつけたのは、宿を仕切る白河組の虎次(窪塚洋介)男たちを十馬が斬り捨てたと勘違いした虎次は、宿を荒らす万鬼(中村獅童)率いるならず者の集まり『万鬼党』から宿を守るための用心棒として、十馬を雇うのだった。。。。そんななか万鬼党が、、宿に襲いかかってくる!!!敬称略↑かなり省いていますが、5割くらい。まぁ、細かいことを抜きにして。主人公である市を中心にして、ほぼ同じく主人公と言って良い、十馬をからめ淡い恋を描き、2人の切ない過去を描きながら、最後は、、正義の味方らしく、悪い奴をやっつける!と、、キッチリと、描かれているんですよね。。ただね。ハッキリと書かせてもらいますが。料理って、どれだけ、料理本、レシピ本が良くても料理人、そして、材料が良くなければ、それ以上にはならないし、おいしくないモノです。もちろん、好みというモノはありますが。。。。。。今回は、どうも、そんな感じだ。あまりこう言うことは書きませんが、確かに、俳優さん達の演技は、綾瀬はるかさん、大沢たかおさん、を中心に結構いいんですよね。とくに、大沢たかおさんなんて、、ほんと、スゴイ!!でもね、他の目立つ人たちのウチ数人。明らかにキャスティングミスと思われる人がいる。風格のある人。悪い人。そういう人って、いい人にはできないわけです。それが一番ハッキリ来るのは『見た目』これがねぇ。。。。絶対的に、足を引っ張っています!!!!そのうえ、かなり細かい部分ですが。分かり易いところで行くと『過去』。この部分。。。ちょっとしたことなんですが、ミス、、、ありますよね。たとえば、目の見えない人の殺陣は、独特のモノがあります。そのことが、、、、、ねぇ。。。。。。ほんとにもう。。。少なくとも、以上のようなことが本当に、苦しめていますよね。。。まぁね。。綾瀬はるかさん、、殺陣、、かっこいいんですよね。そのうえ、物語も、、それほど悪くないのに。。。。(満足ではありません)ハッキリ言えるのは曽利文彦監督の『ピンポン』などをイメージして見に行くと。絶対に、、、モヤモヤしたモノが残ります!!!、、、ま。。。こういうのは、この監督、、無理なのかも知れませんね。。。。もう一度書いておきますが綾瀬はるかさん、大沢たかおさん、この2人がいなければ、かなり辛いモノでした。
2008年10月26日
内容日本新聞社バンコク支局の記者、南部浩行(江口洋介)は、東京本社から驚きの情報が伝えられる。近く、日本からタイに渡り、臓器移植を受ける子供がいるらしいと。それは、本来なら、あり得ない話。裏事情に詳しいモノから紹介された元仲介者によると、臓器密売のために、生きた子供が準備されるという。。。驚きの情報、そこにある真実。。。。そのころ、同じタイにひとりの日本人女性がやってくる。音羽恵子(宮崎あおい)は、不憫なアジアの子供達のためになにかがしたいと思いやってきたのだった。だが、到着早々、スラム街を視察に行き、現実を知り始める。。。。内容2真実に少しでも近づくため南部は、以前取材で訪れたことのあるNGO事務所へそして、スタッフたちに、情報が伝えられるのだった。その中には、恵子も居た。。。調査を続ける南部。。。。一方、NGOに勉強に来ていた少女の失踪を調べる恵子たち。。。敬称略この映画、かなり『デリケートな問題』を取り上げています。人身売買、売春、幼児虐待、臓器密売、、、、、、あげれば、きりがないくらいです。言ってみれば『闇』に踏み込んだ作品と言えるでしょう。いや、真っ正面から向き合ったと言うべきかも知れません。そして、その『1つの実態』を見ている者に考えさせる。。。。そんな感じである。あまりの衝撃的な内容で、本当に目を背けたくなるような映像もあります。そのことを意図して作られているのもよく分かり、そこにこそ、人間のエゴと醜さを描いているのでしょう。もちろん、それだけではありません。そんな人々に翻弄される、子供達。。。その子供達にも『生きている輝き』。。。。。最後に残ったモノは。。。。朽ち果てる命。捨て去られる命。。。。。。その一方で、救われる命。よみがえる命。。。。。はたまた、、、救われた命であっても、、彼らが選択した『道』『生き様』。。。。。これ以外にもかなり多くのことが練り込まれています。究極は、、最後の最後ラストで垣間見える、、、、『映画を観ている人』たち。いや、、他人事と思っている人たち。。。でしょうか。それらの人間模様が、本当に繊細に描き込まれています。それも、、かなり細かい部分にまで。。。。。最も凄かったのは、様々な『視点』で、それぞれに詳細に描かれていることでしょうね。これ以上は誤解を生まないために書きません。ただ、、かなりの衝撃作であるとともに、『なにか』を感じることができるのは、確かだと思います。きっとそこに『生きている』と言うこと。そしてその『現実』が、たとえ、すべてが作り物である映画であったとしても、感じることが出来るからだと思います。少し『覚悟』は必要ですけどね。。。。。阪本順治監督の最高傑作、いや、映画史に残る作品と言っても過言ではありません。
2008年10月25日
内容櫻木高校の2年桃山桃子(新垣結衣)は、図書室から恋愛小説を借りて読むのが趣味の女の子。彼女にとっての世界は、小説の中だけだった。そんな彼女にある日、事件が起きる。小説を読みながら下校している中、突然頭に衝撃を受け倒れ込んでしまう。。気がつくと、、医務室に横たわっていた。野球部の練習のボールが当たったようだった。謝罪する野球部所属の1年生・大嶋秀樹(本多拓人)、十分すぎるほどの謝罪を残し練習へと帰って行くのだった。その姿を見て桃子は、、、恋をしてしまった!!小説しかない桃子にとっては大事件。そこで何とか。。。。と。ラブレターを書くが渡せずじまい。どうして良いか迷っているとき、、頭上から『天の声』がした!!『どんな困難にも諦めず、立ち向かわねばならない』意を決して、野球部のマネージャーになろうとするが、超高校級と言われる投手の大嶋は、そのイケメンぶりもあり大人気。野球部はマネージャーだらけで断られてしまう。近くで練習するソフト部では、、、、才能が無くダメ。そこで、ふと気付く『天の声』の主。。。よく見ると、、、それは、、応援団だった!!!もしかしたら、、、応援で近づくことができるかも!!その思いを胸に、応援団の部室へと向かうのだった。内容2応援団の部室に行くと、、驚く光景。。。団員は、、、2年生の山本龍太郎(永山絢斗)ただひとり!!龍太郎によると、応援するには少なくとも5人必要という。一週間後の野球部の練習試合に向けて、桃子は、龍太郎とともに、応援団への勧誘を開始するのだった。そこで様々なクラブなどをめぐりやって来たのは、女の子にモテたいだけのウエイトリフティング部の大坪泰平(斎藤嘉樹)パンクが趣味の吹奏楽団員の遠藤譲二(柄本時生)オンチの合唱部員の田村晃(染谷将太)とりあえず5人となったが、それぞれの思いはバラバラ。勧誘したのが桃子というのもあり、桃子は、第50代応援団長に就任させられてしまうのだった!!内容3ついにやってきた、練習試合の日。ろくな練習もしないまま、いざ応援!!!当然やっていることはバラバラ、ついでに試合の邪魔をしてしまうなど散々な結果。。。野球部は、ライバルの強豪校不知火高校に敗戦してしまうのだった。野球部員たちの応援団員を見る目は厳しく、『応援しないでくれ』と言われる始末。そのうえ、、憧れの大嶋のために入ったはずなのに、その大嶋は、不知火高校へと転校してしまうと言うショックの事態まで!応援団員たちは、落ち込んでしまうのだった。。そんなとき、、謎の男が声をかけてくる。。。男は、、第23代応援団長・柳原源蔵(内藤剛志)!散々な応援姿を見て、応援団立て直しを買って出たのだった。すぐさま、柳原は、『合宿』を提案し、ゴールデンウイークは、、強化合宿となってしまう。内容4合宿初日。。指定された寺にやってきた応援団の面々。そこにいたのは、、、ガラの悪いオッサンたちあわせて5人。全員が、応援団OBであり、立て直しのために協力してもらえることに!初日早々、厳しい特訓がはじまるが、何のためにやっているのか、ワケがわからないまま。そのうえ、、かなり厳しい態度で、答えさえ言ってくれない状態。そんななか、、、大坪、遠藤、田村の3人が、逃走をしてしまう!敬称略↑ちょっと気合い入りすぎました。これでも、、、4割くらいかな。先ず、はじめに書いておきますが。若手俳優がどうとか、人気俳優がどうとか。そういうのって、あまり好きじゃないし。基本的に、まったく期待しないんですよね。それって、俳優を売っているのであって、映画じゃありませんし。映画を本当に売りたいならば、内容に力を入れるべきと思っていますので。その手のやり方は、無視する私です。が、今回。。なぜ、見たのか?主人公だけでなく、それ以外にも『コレから』と感じる人たちがたくさんいましたので。。。。。ま。。一時の気の迷い、、、、気まぐれですね。さて、、そんな前提で見に行ってしまった私。見てみると。。。意外と私好み!!!内容としては、恋を目指すはずが、いつの間にか応援団にはまっていく。そして、、最後は、、奇跡。と言う感じで、『ベタ中のベタ』と言って良いような内容。ですが。映画の中で、若手俳優を強調するのではなく、内容と、細かい展開が、かなり丁寧に描かれていました。主人公の心の変化だけでなく、同じ、団員たちの心の変化も、キッチリと『青春モノ』として表現しながら、『何か』を掴んでいく様は、最近この手のモノでは少ないのでこの『丁寧な作り』は、私の中では、『意外性』となり、かなり面白い部類の映画と評価したいと思います。ベタであること、すなわち『展開』が読めることその事に不満を感じたり、俳優に違和感があるならば見ないほうが身のためであるが。たとえ、ベタであったとしても丁寧な作りの物語は、奇抜な物語に勝るモノです。『青春』そんな感じですね。なかなか、、応援なんかも熱い感じだし、当然特訓も!!最後の試合も、結果が予想できたとしても、良い感じの面白さと熱さを共存させ、まさに青春!!こっちまで応援したくなっちゃう感じでした。それにしても本当に丁寧な物語でしたね。最後のオチにしても、、見えてるのにホッとしたような、、、それでいて、、あたたかい感じの恋でしたしね。最後に、どうしてもヒトコト。新垣結衣さん。。。サスガに、、年齢が肌に出始めていますよね。。。まだまだ厳しくはありませんが、もう少しメンテされた方が。。。。。
2008年10月19日
内容シカゴで暮らすジェリー・ショー(シャイア・ラブーフ)に、ある日連絡が入る。。。。空軍の広報に勤める双子の兄弟イーサンが、交通事故で死んだという。そして自宅へ向かう途中ATMに立ち寄ると、、なぜか大金。そのうえ、、自宅には奇妙なモノが多数送られてきていた。そんなとき、電話が鳴り、女性の声が伝えてくる。FBIが向かっているので逃げろと。。。。。ワケがわからないジェリーは、そのまま逮捕されるのだった。内容2FBIで取り調べを受けるジェリーは、意味が分からないことを捜査官のトーマス・モーガンに主張する。だが、1人取調室に残された瞬間、、、ふたたび女性からの電話。窓を壊すので逃げろと。。。。。次の瞬間。。。窓は破壊される。多数の捜査官が部屋に入ってくる中、ジェリーの選択は1つしかなかった。破壊されたビルから飛び降りたジェリー。女性の指示で逃げながら、指定された車に乗り込むのだった。内容3息子・サムの命がかかっている!謎の女性の電話の指示に従うレイチェル・ホロマン(ミシェル・モナハン)そのレイチェルの車の前に、誰かに追われている男が現れる。男が犯人だと感じたレイチェルは、すぐに車を発進させるのだが、、、どうも、、、男の様子もおかしい。。。。そして、男の携帯が鳴る。男もまた、誰かの指示を受けて行動していることが分かり、ジェリー、レイチェルの2人の逃走は始まる!!敬称略まぁ、簡単に言うと、国家保安のための新しいテクノロジーが、保安のために、人間にとって脅威の行動を取り始める。と言う感じだ。そう!!どうみても、、あんな映画、こんな映画を思い浮かびますよね(^_^)bそこはね。。。。無視しましょう。。。無視!!そうしなければ、、絶対に、面白くありません!!断言できます。それを、おいておくと。。。。。。映画としては、日常生活の中に『普通』に存在する『潜在的恐怖』を『もしも』を感じさせながら、巨大な『陰謀』に持っていっています。日常と、非日常のリンクのさせ方、かなりいい感じで。見ているモノの『恐怖感』をあおることに成功している。その一方で、当然のことながら、テクノロジーおよびそれによって生まれた『監視社会』または、、『管理社会』に対する批判も当然のことながら表現されている。もちろん、それもまた『恐怖』なのである。様々な恐怖感の表現と映画としての独特のアクションを重ねながら物語は核心に迫り、盛り上がっていく。。。。まぁ、、、この手の映画では『普通』ですよね(笑)だから、特に、あれこれ言うようなモノは存在しない。ただ、ハッキリ言わせてもらうと。序盤の30分がねぇ。。。かなり、ツライ。。イヤ、ネタフリなのは分かるのだが、逃走が始まる部分までが、『予告映像』で公開されているモノばかりで。正直なところ、、、見ていても、、、面白くないんですよね。。こういうのは、『予告』の出し過ぎによる違和感とでも言えるでしょう。一応それ以外のこともありますのでそれからあとの展開も含めると、、納得は出来るんですけどね。さて、、もう一つツライ部分。と言うか、違和感のある部分それは、、この映画の根幹である2つの部分。『脅威のテクノロジー』と『展開の演出』便宜上、、テクノロジーを『イーグル・アイ』とさせてもらうが。このイーグル・アイが、主人公たちに指示したり、操ったりする部分には、あきらかに『目的』のための『計算』が含まれている。だからこそ、途中で2分遅れたとか、、、あるのだ。が、、今度は、演出的なことも含めて考えると、明らかな『アナログな部分』、、簡単に言うと『計算できない事態』が様々な部分に盛り込まれているのだ。この『計算できない部分』が、イーグル・アイによる『計算の一部』になってしまっている。そう!計算しているはずなのに、計算できない演出が存在するのだ。こう言っちゃなんだが、、目的地へ向かわせているだけであるし、様々な人物を恐怖感で操っているのだから、ダイレクトに向かうことができるはずであるのに、あるときは、徒歩。あるときは、自分の運転。またある時は、赤の他人の運転である。それら以外にも協力させられる人物についても、協力的な人物もいれば、意味不明な人物もいる。どうもねぇ。。映画の『魅せる演出』というのは理解できても、矛盾と違和感を感じてしまうんですよね。。。だって、そうでしょ。車、歩き、公共機関。どれが、時間にいちばん正確だろうか?たしかに、プロファイルを行い、使いやすい人物を使っていると、好意的な解釈もできるだろうが、計算されている中の、不自然さが目についてしまいました。おかげで、上映中。なぜ、さっきはokで、今回はダメなの?とか、、、歩かなくなって、車盗めばいいんじゃないの?とか、、、どうしても思っちゃうんですよね。そんな風に思っちゃう部分も盛りだくさんです(苦笑)とはいえ、1つの映画として考えれば、恐怖感の演出など、オモシロ味はたくさんあるんだけどね。全編緊張感と、アクションの楽しさはありましたし!
2008年10月18日
三本木農業高校、馬術部~盲目の馬と少女の実話~内容三本木農業高校2年園芸科の菊池香苗(長渕文音)は、入学してからずっと、馬術部でタカラコスモスという馬の世話をしてきた。その馬は、名馬と言われた馬であったが、目の病を患い引退、処分されるところを顧問の古賀博(柳葉敏郎)が、無理を言って引き取った馬だった。タカラコスモス、、、通称、コスモは、病のためか、気が荒く、人に馴染もうとしない。。。香苗は苦労ばかりして嫌気がさしていた。コスモの世話にも意味があると古賀は思ってはいたが、そんなとき、、、コスモに最後の種付けのチャンスが訪れ、北海道へ送られる。古賀の行動に戸惑いながらも、なんだかホッとする香苗。そして、、、帰ってきて妊娠が確定的と知り、今までのことを忘れたかのように、必至に世話をしはじめる香苗。その思いに応えるかのように、コスモの気持ちにも変化が訪れる。。。。。内容2コスモの出産というヤマを乗り越えた香苗たち。子馬の子育てもあり、コスモと香苗の心は、今まで以上に近づいていくのだった。。。。だが、、、別れがやってくる。。。。子馬は。。。。香苗のやるせない気持ちもコスモと同じであった。そんななか、3年となった香苗。。最後の馬術大会が、三本木農業高校で開かれると知り、香苗は1つの決断をする!!!!敬称略↑かなり省略していますが、だいたい、、8割くらい。っていうか、、、きっと、、この映画、こんな話を表現しているのだと思います。と言うのも、この映画、本当に、ネタが多いんですよね。。。。正直言って、『実話』と銘打っているからこそ、『本当に、そんなにたくさんの事件があったの?』と疑いたくなるほどです!!メインは、、香苗の高校生活を描いています。馬術部。。。学校の勉強。時には病気。。。。そして、、家のこと。はたまた、、、ちょっとした恋バナ。また、、、馬術部に絞れば、コスモのこと、、、出産。。子育て、、、別れ、競技。先輩の卒業、同級生の怪我と馬の薬殺。そして、、最後は、卒業です。もう、どう考えても、描き過ぎなんですよね(苦笑)馬術なら馬術に絞ればいいのに、、いや、、まぁ、、同時には起きなくてもこう言うことは『日常茶飯事』だとは思いますけど、どうも、ココまで盛り込まれちゃうと、、主人公の『喜怒哀楽』の感情表現以上に、こちらの頭が飽和状態で。。。。。ま、、、そのてんこ盛りであることを、おいておけば。なかなかいい感じで、馬のことを中心にしながら、高校生活を、かなりいい感じで表現されているんですよね。主人公の菊池香苗 長渕文音さんをはじめ、、、柳葉敏郎さん、黒谷友香さん、松方弘樹さん原日出子さん、吹越満さんと押さえるところをきっちりおさえながら、子供達も、奥村知史さん、森田彩華さん、西原亜希さん、小林裕吉さんそれぞれに『馬術』も頑張っているのが、EDのオマケでも良く伝わってきて、本当に、いい感じなんですよね。。。現場で、同じように生活し、馬といるからこそ、お互いの気持ちが通じ合うという感じでしょうか。ドラマのてんこ盛りさえ気にしなければかなりいい感じの映画だったと思います。最後にヒトコト。てんこ盛りだけじゃなく、気になる部分もないワケじゃないその筆頭は、馬の病の表現の明確化がかなり遅いんですよね。。。。前情報で、知っているから違和感がないように思ってしまっていますが、どうもねぇ。。。。それと、、もう一つは、、メインが香苗なのだから、入部からすべきだったのでは?と言うことですね。足りないモノも多いですが、様々なことを、上手く描かれている映画だったと思います。ヤッパリ、、馬かな。。。ポイントは。
2008年10月13日
内容大正の終わり。広島の山間に石内尋常高等小学校があった。三十人程度の五年生の学級担任の市川先生(柄本明)は、生徒たちに慕われるだけでなく、学校を心の底から愛する先生だった。そんな学級に、良人、三吉そしてみどりがいた。あるときは笑い、そして怒り。心をぶつけてくる先生であった。彼らの卒業から三十年。市川先生が、定年となる日がやってくる。村役場の収入役になっていた三吉(六平直政)は、連絡が付かなくなっていた良人(豊川悦司)が、東京で売れない脚本家をやっているところを捜し出し、定年の祝いの席を兼ねた同窓会に出席するようにと連絡を入れる。そして祝いの席の日。その祝宴は、みどり(大竹しのぶ)が嫁ぎ女将をする料亭で行われることに。。三十年経過し、戦争を生き抜いた人々が、、そこにはいたお互いに、自らの話をし。。。。。。敬称略↑3割くらい。。。かな。言わずと知れた、その存在こそが日本映画界の『歴史』でもある新藤兼人監督の最新作である。ヒトコトで言うなら細かい演出から、そこにある、繊細な表現など。。。全編、、監督の世界そのものと言って良い感じ。ただ、、なんていったら良いんでしょう。おかしな言い方かも知れませんが、新藤監督自身が、自らの『生きざま』を描いているような感じ。なんですよね。。。市川先生こそが、監督そのものという感じです。自分自身の存在、、そして生きる意味を切々と語りかけてくる感じなんですよね。。特に市川先生が、定年になってからなんて、、そして、、そのあとの行動なんて。。。そんな雰囲気。。。実際、この映画の劇場予告でも、その雰囲気を漂わせてましたし。失礼なんですが。。『俺はココにいるぞ』と、、おっしゃられているような感じですね。そして、先生がまるで指導しているかのように動く良人、三吉、みどり彼らが、劇中で言えば、1つの青春映画の一ページを先生が監督していると言う雰囲気を漂わせている。そう!『自らの作品中に、監督が描かれている』のですそのために、この映画は、2つの物語で成り立っているのである。わたし的には、結構面白く見ることができたんですけどね。ただ、、、好みってのがあるから。。。どういえばいいのか難しいですが。そこにある、繊細さと監督の思いを感じ取ることができれば、この映画は楽しめるかも知れません。でも難しいんだよね。。。
2008年10月12日
内容12月3日。河川敷にある大森スポーツ広場にて全裸の死体が発見される。顔は判別できないほど損傷し、手足の指紋は焼かれていた。そして身につけていたと思われる服は近くで焼かれ、身元不明。ただ、、、被害者が乗ってきたと思われる自転車が残されてあった。死亡推定時刻は昨晩午後6~10時とされた。あまりの状態に所轄の内海(柴咲コウ)弓削(品川祐)だけでなく、本庁の刑事まで駆り出され、その中には、草薙(北村一輝)の姿もあった。身元判明まで時間がかかると思われた矢先、即座に判明する。。被害者は、富樫慎二(長塚圭史)無職。簡易宿泊所から、使用した部屋の鍵の盗難届が出ていたのだった。部屋に残された毛髪、および自転車に残されていた指紋などから断定される。検視の結果、頸部に残された索条痕が見つかり、こたつなどに使用されるねじれたコードが使われたと思われた。そんななか富樫の元妻・花岡靖子(松雪泰子)が、捜査線上にあがる。内容2早速、内海、草薙は、靖子を訪ね、事件当日12月2日のアリバイなどを聞くと。娘・美里(金澤美穂)とともに、完全なアリバイがあり、収穫無し。その帰り、アパートの階段ですれ違う男。靖子の隣室の男・石神哲哉(堤真一)にも事情を聞くがまったく、得るものは何もなかった。だが、、石神が手に取った郵便物に『帝都大学』の文字を見て取り湯川学(福山雅治)へ捜査協力を求め、内海、草薙は帝都大学へ向かうのだった。内容3いつもどおり、湯川は捜査への協力を拒むが、容疑者が美人であることを草薙から聞き、興味を覚えはじめる。そして、、その隣人の名前が『石神』であるコトを知り、『本物の天才は、石神だけ』と言いきる湯川だった。数日後、石神のアパートを訪ねた湯川。それは17年ぶりの『親友』の再会。。思い出話に花を咲かせ、ウイスキーのボトルを傾ける2人。そんななか、、湯川は、数学科の教授から借りた1つのレポートを石神に見せ、正しいかどうか答えを求めるのだった。。。。翌朝。。気がつくと眠っていた湯川。石神は問題を解き、間違っていることを指摘する。湯川は今でもまだ『石神が天才である』ことを確信する。石神のアパートからの帰り、出勤の石神に隣室の靖子のことを問いかけるが、あいさつ程度という答え。『美人なのに』という湯川であったが。。。答えない。だが、突然奇妙なことを言う石神。。。。。『いつまでも若々しいな』何か妙なモノを感じ取る湯川であった。内容4靖子の完全なアリバイは、まったく崩せない状態。そのうえ、それを補強するかのような証言まで登場してしまう。捜査は暗礁に乗り上げ、被害者が多額の借金があったことから、別の視点での捜査が開始されていた。。。。。。その一方で、湯川は、、アリバイの完全さに、何かを感じ始めていた!!敬称略当然のことながら、原作は未読。タダ、連続ドラマは見てましたのでその観点から言うと、、連続ドラマを映画化したと言うよりは、単独のドラマ、映画として独立させている。と言うほうが正解だろう。多くのキャラクターは、連続ドラマそのままでキッチリ描かれ、様々な推理も含めて、会話劇は、健在である。そのうえ、草薙の登場シーンが多いというのは北村一輝さんのファンにとっては、よろこばしいばかり。そうでなくても。福山雅治さん、堤真一さんも含め、北村一輝さんと本当にカッコイイ俳優さんばかり!!3人が同時に存在する場面はあまりありませんでしたが、俳優としての力だけでなく『美しさ』を見ることが出来ますので(^_^)bただ、、そんなキャラの描き込みとは別に連ドラ『ガリレオ』とは、決定的に違う部分が存在する。それは、『「実証」を旨とする湯川准教授』と言うことが、序盤にあったオマケ的な事件の挿入以外まったく使われていないことである。そのため、、連ドラであった様々なシーンは存在しない。たとえば、、、『独特のヒラメキ』など、その筆頭である。この部分、面白くないかどうかは完全に好みが分かれてしまう部分であり、そこが『映画として独立している』という部分でもある。その一方で、湯川にとって今までとは違うシチュエーションであるため『ドラマ』としてみた場合。天才石神の謎を解くと言うことも含めて、コレまでほとんど表現されなかった『湯川の心の葛藤』が存在する。そう考えれば、連ドラとは違うが、別のオモシロ味も出てくる映画となっている。さて、、そんな雰囲気の映画。基本的に、石神VS湯川と言う雰囲気を漂わせているが、、、湯川が石神が提示した問題を解く!!と言った方が正確だ。心理戦ではないが、今までとは違う面白さは漂わせたドラマとなっている。連ドラを見ていなくても面白さは伝わるし、俳優さん達も含めて全般的に面白かったと思います。タダまあ。わたし的には、2人が対面した時の、、正確には書きませんが『あるシーン』その直前で『別シーン』を、、強調しすぎてしまってるんですよね。。。。これがねぇ。。。頭に鮮烈に残ってしまって、『容疑者Xの献身』というタイトルを考えた時。私の頭の中で、ほとんど整理が付いてしまい、、その後出てくる、石神の行動まで読めてしまうという始末。。。。そこがねぇ。。。私だけなのかも知れませんが、なんか、、、映画の中盤にも行ってないのに、何を期待して良いのかが、分からなくなってしまいましたm(__)mおかげで、、ミステリー、サスペンスとしては、、少し疑問がチラホラ。。。いやまぁ、『ネタフリ』は分かりますけどね。。。強調しすぎ!あえてもう一度書いておきますが原作は読んでませんし、前情報もまったく入れていません!いろいろ書いてきましたがま。。。楽しかったです。数学以外に『幸せ』を知らない男が、幸せな家庭を見て。。。そういうことですね。
2008年10月05日
内容夢叶い、東京でチェロ奏者となった小林大悟(本木雅弘)。だが、、それもつかの間、突然の楽団の解散。夢をあきらめ、亡き母が残してくれた故郷の実家へ妻・美香(広末涼子)とともに帰ることに。家賃が無くてすむと言う安易な考えであった。翌日から、職探しをはじめた大悟の目に止まったのは一枚のチラシ時間は短時間で高給で『旅のお手伝い』だと。。。。そしてその会社『NKエージェント』へと向かった大悟。社長・佐々木(山崎努)との面接も早々に、、、、採用決定!!何が何だか分からないまま、仕事の内容を聞くと。『納棺』『NK』の意味は、、、NouKan。。。。だった!驚く大悟だが、高給と言うこともあり、、、なんとなく決めてしまう。妻には、ぼやかした表現をしながら。。。。。内容2お仕事がはじまると、、同時に苦戦がはじまる。いきなり社長に呼び出されたと思ったら、説明DVDの死体役。また、、、別の日などは、、死後2週間ほど経過した独居老人の強烈な状態の遺体そのうえ、、、客だけでなく、友人からも、人の死で食っていると侮蔑される始末。。。。それでも、社長の行う、『納棺の儀式』の美しさとそこに込められていく『愛情』に、戸惑いは少しずつ消え『納棺師』という仕事に、徐々に魅力を感じていくのだった。。。。が、そんなある日のこと。帰宅すると、妻・美香の様子がおかしい。。。。するとTVに映されたのは、説明DVDの死体姿。『やめて欲しい』と懇願されるも、自分の口では説明が付かない大悟を見て、、、、美香は、、実家へと帰って行ってしまう。内容3美香がいなくなり、ショックを受けた大悟。それから働くも、迷いは増大していき、やめることを決意し、会社を訪れた時。『死がなければ生もない』という佐々木社長の言葉に、『意味』を見つけはじめる。そこにある、『愛に満ちた美しきおくりの儀式』大悟の心に自信がみなぎっていくのだった。そんな状態で、月日だけが過ぎ、、、、、、、、、、春。家に帰った大悟は驚く。。美香が帰ってきていた!それも、、、子供ができたという知らせを持って。『子供に誇れる仕事』なのか??と言う問いかけに、、、戸惑う大悟。そんなとき、、会社から連絡が入る。『仕事』だった。。。内容4相手は、子供の頃から面倒をみてくれた銭湯のツヤ子おばちゃん(吉行和子)だった!!息子・山下(杉本哲太)は大悟の同級生。。。でも、、、冷たい視線を受けたことがあったのだ。妻・美香とともに、、、家に行き、『仕事』をはじめた大悟。その大悟の姿を見て、山下だけでなく美香たちも理解を深めていく。。。。理解をしてくれた美香との新しい生活がはじまる。そんなとき、、、、突然の訃報がやってくる。。。それは、大悟が子供の頃、家を出て行ってしまい行方不明の『父の死』だった。。。。敬称略↑かなり省略していますが、7割くらい。。。イヤ、、、8割かな。この映画、本当に面白かったです。そこに描かれている主人公の葛藤などを中心にしたドラマ。そして、、序盤から、受け入れやすくと言うこともあるのだろうが、緩急の付け方が絶妙の『オモシロ』としての楽しさ。そのオモシロと対照的な、シリアス面の構成の妙。最終的に、、テーマであろう『愛の物語』と言って良い状態になる。そんな中、、抜群な形で挿入される音楽。。。。どの部分をとっても、心に残る映画と言うだけでなく、エンターテインメントとしての映画と言うことも意識される、本当に、すばらしい映画だったと思います。物語の骨格は『納棺師』という職業への気持ちの変化が中心となっている。まずは、、驚きの職業からはじまり、ある種のカルチャーショックを受け感動。でも、、反対する妻や友人。が、、、あるとき、彼らもまた知る『意味』そして、、、当事者となった時。。と言う感じだ。これらの物語の起伏が、本木雅弘さんの演技と相まって本当に美しく、、そして時には切なく表現されている。そして、、『死を食い物に』と言うことでの葛藤。このアタリ、日本人ならば、その文化的背景から少なからず感じてしまう部分でもあるためそこにある、、死へ注ぎ込まれる愛情表現を見た時、『美』というモノの再確認をするだけでなく死から繋がる生。生から繋がる死。葬儀が、新たな出発点であることを、『仕事』のあとの『家族の変化』で見て取れることができるのだ。それは、、『死の儀式』でもあるが『生(家族)の儀式』でもある。ということだ。そのためかなり細かい部分まで『生と死』を表現し、『愛』というものが詳細に描き込まれている。たびたび登場する『食事』なんかは、ネタに使われるだけでなく、本当にすばらしいことになっている。そして、、それらの世界観を盛り上げ、、大きく広げていく音楽。これがまた、、ほんとに良い感じであり、、、、涙を誘うだけでなく、あたたかさを感じさせることに貢献している。そして、忘れてはならない本木雅弘さんをはじめとした、配役の妙である。あまりこんな事は書かないようにしていますが。わたし的に、意外性だけでなく、結構良かったのは広末涼子さんと杉本哲太さん。表情だけでなく、『声』が、雰囲気にマッチングしていますよね。。。あくまでも、私の感想ですが。ココまで細かい部分にこだわりながら表現されているモノって、少ないので、どの部分をとっても、どんな風に見ても納得出来る映画だったと思います。『もう一度、観たい!』そんな風に感じたのは、、本当に久々ですから。それにしても、オモシロとの緩急が、スゴイですね。オモシロ好きなので、ベタネタで盛り上げながらのシリアス展開が、本当に良くて。。。全般的なテンポ作りだけでなく、最終的なオチへ向かうための盛り上げとして、本当に挟み込みがすばらしかったです。
2008年09月28日
内容夫・ジャックが女を作り、家を出て行ったのは半年前。エイドリアンは、思春期で反抗的な娘と病気がちな息子をひとりで育てていた。そんなある日のこと。ロダンテにある海辺の小さなホテルを持つ親友のジーンから頼み事。アーティストでもあるジーンは、商談でホテルを開けるため数日間だけ、、、ホテルの面倒をみて欲しいと言うことだった。何度か世話になったことのアリ、手伝いもしたこともあるエイドリアンは、ちょうど、子供達を夫に預ける日と重なっていることもあり快諾する。ジーンによると、、、客は、1人だけいるという。。。。内容2エイドリアンがホテルに着くと、まもなく客らしき男がやってくる。どうも、、、取っつきにくい感じで、怪しい雰囲気。何かを隠しているようだった。するとその日の夕食で、、、何かを求めるかのように、その客・ポールは、エイドリアンとの食事するのだった。。そして、翌日。。突然街へと出かけたポール。だが、、、帰ってくると、車にはキズがあり、何かに怒っているようだった。。。。。それは、、ルームメイクの時に見てしまった手紙に関係があるのだろうか??そんなエイドリアンも、、近づきつつあるハリケーンの準備で忙しかった。でも、それと同時に訪れる、、、ジャックからの復縁の電話。。。。嵐が近づくとともに、、、2人の心も荒れていく。。。。そんな2人が、自分たちの心の内を語る。あるときは互いのことをけなし、、そして慰め合ううちに。。。。。これは、、感想が、かなり難しいです!!というのも、、人間関係は単純だし、テーマ自体も、、『愛』をテーマにして、夫と相容れなくなってしまったエイドリアン娘とはその事で、反発を受ける。と言う部分。仕事第一で、家族を顧みなかった外科医ポール。そのため、、妻と息子は家を出て行く。仕事だけのため、、妻の死に目にも会えず。。。。そのうえ、仕事に対しての割り切りはハッキリしているため、『患者』というモノに『人』として接することもない。。と言う部分。それらを補強するかのように、ポールの医療事故により死んだ妻のことをいまだに想いを寄せる夫と、その息子ポールの非人間的なことを受け入れることができず訴訟。と、、、基本的に、3つのドラマが存在する。エイドリアンは、ポールを見て、まるで夫を諭すかのように、文句を言ったりするし、トーレルソン家族のことで、様々な指摘をする。そして、、、娘のことも含め、自分が本当に求めてきたモノを見つけはじめる。。また、、そんなホテルを切り盛りしながら、自分に訴えかけるエイドリアンを見てトーレルソン家族も含めて、自分が今までしてきたことを反省し、妻子への思いが。。。とエイドリアンへの気持ちに。。。。分かり難いかも知れませんが、気持ちの重なりと、そのうらに隠れる感情の変化がサスガに、リチャード・ギアさん、ダイアン・レインさんという感じなのだ。大人の恋の物語。というより、、、ある程度人生経験を経たふたりの大人があるとき、、忘れていたモノ、、、『愛』に気付くと言った方が正確であろう。こんな状態を詳細に描いているドラマなのである。最も目を引くのは、それぞれの変化、演技も当然なのだが、、、エイドリアンが、、、おばさんのような状態からまるで、少女のごとくに変化していく様。。。。。もちろん、メイクもあるが、それ以上のモノを感じるような状態なのである。そして、、最後に訪れる。。。。悲劇的結末。そこから生まれる、、、『新しい道』と言う終わり方である。物語としては、本当に良くできているし心象表現の面白さは、なかなかのモノであるし。。。それぞれが、愛した時ではなく、、、愛というモノに気付いた時が、何か、、良い感動なんですよね。。。。タダ、この映画、、かなり好みの差があると思いますので。恋愛ドラマが好きでない人は、、、絶対ダメだと思います。結末だって。。。。。。。好みがあるしねただし、目につくマイナス部分も多少あるのは書いておかねばならない。実のところ、、あの悲劇的な結末も、ラストの桟橋も気にならないのですがラスト付近の娘との会話。。。。これがねぇ。。。かなりのクセモノ!!いやねぇ。。わかるんですよ。1つの『柱』として、家族融和の形が『娘』に預けられていましたから。でもなぁ。。。分かり難いんですよね。。。。。これがまた。どうも、あと、、、ワンカット?かな。。。足りませんよね。。。。。もしも、そこに結末の1つを持っていくのならば、絶対、足りません!!うーーーん。。ここだけですね。。。
2008年09月27日
内容超天才発明家でもあり、実業家でもあるトニー・スターク軍事企業スターク・インダストリーズのオーナーでもあった。ある日。トニーは、親友でもある軍人ローディとともに自らが開発した、新型ミサイル兵器・ジェリコの披露のためにアフガニスタンを訪問。大々的なデモンストレーションを行い、上々の感触を得るのだった。が、、、その帰り、事件が発生する。トニーが乗っていた軍用車が、ゲリラの襲撃を受け、彼もまた、自社の兵器により傷つき、誘拐されてしまうのだった。内容2気がつくと、、トニーは、洞窟の様な暗い場所にいた。そのうえ、胸には、謎の物体が埋め込まれている。取り外そうとすると、1人の男が声をかけてくる。心臓付近にある爆発物の破片を移動させないようにする装置だという。その男・インセンもまた、誘拐監禁されている医師だった。どうやら、命拾いしたことを知るトニー。そこに、組織のリーダーと思われる男・ラザが現れ様々な部品を集めてあるので、それから『ジェリコ』を製造するよう命じられる。その部品、、いや武器、兵器には、『スターク・インダストリーズ』の刻印。母国を守るため、愛国者気取りでどこにも負けない兵器を作っていたのに。。。。敵の手中にも。。。。衝撃を受けるトニー。。。。。ジェリコを作らねば命はない。そこで、トニーは、インセンの協力を得ながら、隠れて1つの物体を生み出していくのだった!!!内容3仕事を始めて、すでに3ヶ月。トニーの仕事の進み具合に不信感を抱いたラザは明日までに作り上げろと期限を区切ってくる。。そこで、最後の仕上げに入り始めたトニー。翌日。。。。。そこには、金属の鎧。。パワードスーツを着用し、、自らの心臓の補助ともなっている『アーク・リアクター』を利用した、トニー・スターク、、、その人がいた。起動も最終段階に入るが、ラザの動きは速く突如、部下達が部屋へ突入してくる。。。。インセンは1人、命がけでトニーのために抵抗をし落命。。。パワードスーツのトニーは、脱出に成功!!!砂漠地帯に不要となったスーツを捨て、、、、救助。。。帰国を果たすのだった。内容4命がけの脱出。。。そこにあった、自社の兵器。トニーは記者会見を開く。。。。。発表されたのは、、『兵器産業からの撤退』腹心の部下オバディア・ステインは、反対。。。。。ずっと身近にいた秘書ペッパー・ポッツも驚くしかなかった。。。。そして、トニー・スタークは、会社をオバディアに任せ自宅の研究室で密かにパワードスーツの開発をはじめる!!!自社兵器により苦しんでいる人たちを助けるために。。。。↑だいたい、、、5割くらい。当然、、原作は、マーベルのアメコミだ。先日上映されていた『インクレディブル・ハルク』のED付近にカメオ登場したトニー・スターク。。。ロバート・ダウニーJR.さん、、、、が主人公。このアタリは、、、『サスガ、マーベル!!』と言うべきでしょうね。物語は、簡単に言えば。自分が作っていた兵器が、自国の兵士を守るのではなく、、、傷つけ。。。悪に渡り、、、多くの関係ない人たちを傷つけていた!!と言うことに気付き、自らが、ヒーローとなる!!と言う感じのお話である。この主人公。。重要なのは他のアメコミヒーローとは違い、『特殊能力』が備わっているわけではないこと。そう!そこにこそ、このアイアンマンの特殊性と面白さが備わっている。主人公は、『普通』なのだ。彼は自分の行いを恥じ、そして悩み、、、改心する。そして、、ヒーローたらんとするわけである。だからこそ『特殊能力』による不自然さはなく、アメコミであるという偏見さえなければ、普通の物語として受け入れられるのだ。このアタリ。。。見ているほうに、1つの許容力の大小が求められる部分でもある。でも『理由』がハッキリし、そこから派生した『目的』がハッキリしているためかなり分かり易く。。。気楽に楽しめる映画であるのも確かなのだ。結局、、人間らしく、改心ですからね(^_^)bその流れの中で誕生する『アイアンマン』一方は、兵器の破壊のため。もう一方は、兵器として。こう言う部分もまた、アメコミ流の相反する『力』というモノを表現する面白さの一端であろう。実際、『力は使い方次第』というのは、他の同じ系統の映画でも取り上げられている点でもある。そして、、やはり、見せ場は、、、アイアンマンVSアイアンマン(←わざとです)そのドッグファイトも面白さの一部ではあるが、わたし的には、その部分ではないと思っている。メインはきっと、『アイアンマンの製造過程』だろう。というのも、そこにこそ、『オモシロ』としての、コミカルな面白さだけでなく、トニー・スタークが必至になっている『意味』も表現されていると思いますから!そのため、、、本来の見せ場は、苦しんでいる人々を助けに行き、そして、アメリカの戦闘機との戦い!!!私は、そう思っています!!かなり良い感じで、アイアンマンの実力が発揮されているだけでなく、そこにある、、トニーの心。そして、、、戦闘機とは、、、対決というより、機能がどれだけ凄いかの表現と言えるだろう。だから、、最後の戦いは、、私に言わせればオマケ!!でも、全般的に戦いも魅せていましたし面白かったと思います。『氷結対策』なんて、、、いいアイデアだし!お話も作られ、見せ場もあり、まあまあ満足の映画だったと思います。ただ、、マイナス部分も多々あります。一番のマイナスは、戦場で行われていることの現実を知り、アイアンマンを開発するまでの、 トニー・スタークの心の変化が、本当に表現が少ない。最も重要なハズなんですけどね。。。どうも、ロバート・ダウニーJR.さん、グウィネス・パルトローさんそして、、テレンス・ハワードさん、、、ジェフ・ブリッジスさん。この4人の力に丸投げされているような。。。。。印象ここが、、中途半端と見るか、どうか。。。評価がかなり分かれてしまう部分。これと同じような場面があと数カ所あるんですよね。繋がりに違和感を感じてしまうような部分が。。。。ま、、許容範囲かな(苦笑)楽しかったし。ちなみに、、、私が、一番驚いたのは。アメコミファンなら、知っているあの人が、ついに登場したこと!!!シールド司令官 ニック・フューリーである!!!当然、、、サミュエル・L・ジャクソンさんであるのは言うまでもない!!そう!!『インクレディブル・ハルク』と同じく、『宣伝』の一部であるのは言うまでもありません!!!う==ん。。。サスガ、マーベル!!!この部分で驚いて、、『おおお!!』と声を上げてしまったのは、同じ上映中で私だけなことに、、、、登場の感動だけでなく、アメコミの現実を感じた瞬間でしたm(__)mそういえば、、、スタン・リーさん、、、、短すぎ!!
2008年09月27日
内容その病院の入院患者は、奇妙な連中ばかり。その中でも、際だっているのは、みんなからの嫌われ者の老人・大貫(役所広司)一代で、大会社を作り上げた自信もあり大富豪。ワガママで偏屈じじいだった。そして『お前が私を知っているだけで、腹が立つ』が口癖だった。そんな大貫がある日、入院患者の少女と出会う。絵本を読むためにベンチに座ろうとした少女(アヤカ・ウィルソン)を、大人げなく突き飛ばす大貫。。。それが、大貫にとって満足だった。だが、、翌日。。。ふたたび。。。その少女パコと会った大貫。奇妙なことに、、大貫のことを知らないという。なのに、、大貫は大事なライターをパコが持っていることに腹を立てパコの頬をぶってしまうのだった・・・意味が分からない大貫は、医師の浅野(上川隆也)に事情を聴くと。事故により両親を亡くしてしまったパコは、記憶が1日しかもたないというのだ。内容2サスガに、、事情を知った大貫は反省する。だが翌日、驚くことが発生する。大貫が頬をぶったことをパコが覚えていたのだった!!『ぶった』のに、、『触った』と変換されて。。。なのに楽しそうに話しかけてくるパコ。。。なぜか、大貫の目から大量の涙が溢れて、止まらない。。。。。その日から、パコに何かしてあげられることがあるのではないかと考える毎日。そして、、毎日、毎日。パコが大事にしている絵本『ガマ王子対ザリガニ魔人』を読み聞かせるのだった。翌日には、すべての記憶が無くなっているというのに。。。。内容3残り少ない時間の大貫は、考えた結果。。。病院で行われるサマークリスマスの演劇で、パコの絵本『ガマ王子対ザリガニ魔人』をしようと、入院患者達の協力を求めるのだが、いつも大貫から意地悪ばかりされている患者達は、イヤな顔。でも。。。。。。敬称略これは、かなり楽しい映画ですね。いや、、面白くて、それでいて心にジーンと来る『何か』を、ほんの少しもっている感じでしょうか。キラっと光り輝く、何かを。抜群に面白いのは、描き込まれている、登場人物達。まるでピーターパンのような医師『浅野』上川隆也さん消防車にひかれたヘタレ消防士『滝田』劇団ひとりさんタトゥ入りの看護師『タマ子』土屋アンナさん銃の暴発で怪我をしたというヤクザ『龍門寺』山内圭哉さん元名子役、、でもそれがトラウマで自殺未遂を繰り返す『室町』妻夫木聡さん大貫の甥で、天然ぼけの頼り無い男『浩一』加瀬亮さん浩一の妻で、すぐに噛み付く看護師『雅美』小池栄子さんジュディ・オング大好きなオカマ『木之元』國村隼さんそして、、、何が何だかワケがわからない男『堀米』阿部サダヲさんこれらの登場人物が、ほんとうに、とんでもないやつらばかり!!それをキッチリ小ネタ、、、それもベタな小ネタで序盤から描き込み、キャラを描いているのだから、最終盤における、行動もまた分かり易くなっている。でもそれらは、基本的に、サブであり、オマケである。メインは、パコと大貫そして、、そこにある絵本『ガマ王子対ザリガニ魔人』である。ガマ王子の横暴さを、、パコの読み聞かせる度にそこに『自分』を重ねていく大貫。ガマ王子こそが、大貫であり、ガマ王子のみんなを救おうという行動こそが、彼らが企画した、演劇ということになる。その大貫の変化が、結構いい感じで描かれていて、サスガ、役所広司さん!!!と言う感じである。これらの融合と、人には名前さえ残したくないと言っていた大貫がパコの心には、何とか『思い出』を残そうとする姿が、かなり印象深くて。そのギャップが、この映画の本質であると言える。それは、、演劇をしようとする患者達も同じ。今まで持っていたモノが、変化する患者達である。その変化が、大貫への気持ちの変化と重なり本当に良い感じの物語になっている。さっきまで『変キャラ』だったのに。。。と言う感じだ。ただまぁ、、、オチですよね。。ラストの。演劇のあと。。。。これがねえ。。。『結末』としては、かなり悲しいモノがあり。老紳士が、演劇の伝説の結末を話そうととしなかった気持ちが分かるというモノです。ここが、、良くもあり、悪くもある。評価の分かれる部分だろうか。全般的に、子供も十分楽しめる内容であり、面白い映画だったと思います。ただ、、マイナス点もいくつか。先ほども書いたように、オチ部分。そして、、大貫達の心にある気持ち。これが子供向けではなく、大人向けと言って良いような印象。それがわたし的に、評価をどう考えて良いか分からない部分。。。大人が見れば納得出来る部分があるのだ。でもそれは『大人』としての『経験』があるからであって、『何か』を感じるからなんですよね。もしも『子供』ならば、、、、と考えれば、分からないわけではないと思いますが、『深さ』は感じにくいかもしれません。まぁ、、そんなコト無視しても楽しめる映画ですけどね。だって、俳優さん達が楽しんでやってるの伝わってきますから!!
2008年09月23日
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