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サイド自由欄
治療院近くの古刹、 実蔵院 のお地蔵さん
朝の陽をたっぷり浴びて、見事な風景を醸し出している。台座の刻字が古くて読み取れないが、ぼんやり見える年号は、江戸後期のものらしい。こうして何百年も風雪に耐え、そこに立ちつくしている、ただそれを思うだけで、心に響くものがあります。
「タクシーの運転手さんに、親子に間違えられちゃいました、夫婦なのにねぇ」。
「でもいいんです、そんなことしょっちゅうですから」。
「よろよろ歩いてるから、オバアさんに見えるんでしょ。ときどき親子と間違えられて、いい息子さんですね、なんていわれるんです」。
「ったく、失礼しちゃうよねぇ・・・」。
二人ともまだ60才なかばの、オシドリ夫婦を絵にかいたように、仲がいい熟年夫婦。電車タクシーを乗り継いで、都内の自宅から、ここ埼玉所沢の治療院まで1時間半ほどかけて、もう10年も通っている常連の患者さんである。
3年ほど前に、奥さんがくも膜下出血で自宅で倒れ、ほぼ同じころに今度は旦那さんが脳出血と相次いで倒れ、ともに大手術を受けている。奇跡的にどちらも命はとりとめ、リハビリのかいもあって、大きな片麻痺も残らず、今では好きな旅行も、一緒にできるほどに回復している。
退院して、しばらくぶりに見えたとき、命拾いしたときに経験した臨死体験を話してくれました。 ・・・そう、きれぇ~なお花畑でしたよ。今まであんなきれいなお花畑みたことないくらい、ホントきれいでした。 あれが三途の川っていうんでしょうね。私が立ってると、誰かが遠くの方で、「おぉ~い、おぉ~い」って、呼んでるんです。誰だろう?どこかで聞いたような声のようだし、でもね私、そっちへ行くの、何だかイヤだな~って思ったんです。
そして戻ろうとしたら、暫くしてボォ~ッと意識が戻り、病院のベッドの上で寝てたんです。家の中で、みんながいるところで倒れたんで、助かったんです。もう少し遅れていたら、もう駄目だったって、お医者さんが言ってました。
あの世にいくときは、きれいなお花畑があるっていうけど、ホントの話なんでしょうか。でも、臨死体験で死の淵から生還した本人の話だから、やっぱりそうかもしれません。
もしそうだとしたら、神さん仏さんはなんて慈悲深いんでしょうか。せめて命の終わるとき、きれいなお花畑の中で、死者を迎えてくれる。安心して成仏できるってことでしょうか。
奥さんは、少し足に麻痺とむくみがあるため、さっさと普通に歩けない。そのため電車や車の乗り降り、段差や距離のある歩行では苦労するらしい。
転んだら、お人形さんみたいで、自分では起きられないんですよ、と笑う。さいわい話すことに不自由はなく、いつも口は滑らか、かつ明朗活発なのが救いである。
旦那さんがいつもぴったりと寄り添い、かいがいしく世話をやいている。でも、考えてみればまだ元気なうちはいいが、互いに体力の限界になったとき果たしてハッピーエンドでいけるのか。老老介護の悲惨なニュースを聞くたびに、他人事とは思えません。
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