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2004.11.28
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カテゴリ: イタリアン
六本木ヒルズで「いま、会いにゆきます」を観る、ストーリーにイマイチ納得できないながらも泣かされてしまう構成が悔しい感じ。
ディナーは6ヶ月ぶりのフォリオリーナデッラポルタフォルトゥーナ(目黒区中目黒4-8-12ディモーラ中目黒1F 03-3719-7755)。小林幸司シェフと葉子シェフのお店。小林シェフとはかれこれ94年来のお付き合い。彼が料理の鉄人に運送会社の運転手として出演して陳さんにカボチャ対決で勝ったのを観てこの人の料理が食べたいと店を探してマリーエに。マリーエが閉店しちゃって、アメリカから私が帰って来た後はジンダイニングという常石造船系のスポンサーのワインバーチョップアンドスティック。ここで楽しそうに小林さんがまだ結婚する前の葉子さんと料理を作っているのをみて安心したら、その後ジンダイニングが何を血迷ったかラディーチェということもあろうに100席もの大箱を作ってしまい小林さんはわずか数ヶ月で体調を壊して引退。2001年の4月以降どこのレストランにも属さず,百貨店の催事でパニーニを焼いてたり、ご自宅で料理をふるまっていたりしたけれど、2002年12月にこのわずか6席のみのリストランテをオープン。友里征耶氏は行く価値が無いとか言ってるがこの店ほど客を選ぶ店は無いと思う。私は大好きだけど、人には薦められない店である。小林さんも言っている通り合わない人には全く合わない、ゼロ星か五星のどっちかの評価の店で、恐らく小林シェフの料理は自分で料理を作る人しか楽しめない、しかも自分では決して作れないような料理だからこそ食べに行く価値があると思える人にしか楽しめない店だと思う。今日のメニューはカブのマリネと黒オリーブのゼリー、スズキとボッタルガのタルタル、ピスタチオとカレーのスープ、子羊のコラテッラのパイ包み、ロンブリケットのアマトリチャーナ風、山ウズラのソテーリゾ添え、リコッタディペーコラとドライプルーン、栗の粉とマスカルポーネチーズのトッタ、ドライアプリコットのフリット、チョコラティーニという流れで15000円。どれも全く自分では作れないような手の込んだ料理で小林シェフの一度しか味わえない芸術的な微妙なバランスの上に成り立った料理であった。もうすぐ2周年なのでヒルズで買ったプリザーブドフラワーをプレゼントして、2月には子供が出来るけど子連れで来ることが可能かと尋ねたら、このリストランテは子供のためにありますと小林シェフ。子供が出来たら、小林シェフの3歳になる匠之介君に遊んでもらおう。





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Last updated  2004.11.28 23:55:19
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