ひらまつでランチ、向島はしもとで初ふぐ

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2005.11.12

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テーマ：今日行ったお店について(9193)

カテゴリ：フレンチ

恥ずかしながら私、ひらまつ（港区南麻布5－15－13　03－3444－3967）には今まで伺ったことがなかった。理由はいくつかあって、一時期料理の面で信頼できる筋から「ちょっとねえ」という評価を聞いていたこと、レゼルブの料理との相性がイマイチ良くなかったこと（どうも私は池田シェフとの相性は良くないらしい）等。最近、別の信頼できる筋から「ひらまつの料理、いいよ」という話を何度か聞いたので、せっかく義母がLucyの面倒を見てくれるというので、久しぶりに妻と二人でランチに伺った次第。コースメニューはイマイチ魅力に欠けていたのでアラカルトにした。妻が前菜で「とうもろこしのニョッキセップ茸のブイヨンとトリュフの香り」（4800円）私がシグニチャーである「フォアグラのキャベツ包み　トリュフ風味のソース」（6500円）を選択。こちらの料理は河野シェフのモナリザや、三鴨シェフのレトワールでも食べたことがあるが、ひらまつの方がむしろ軽くオーソドックスな味わいだった。妻の方のニョッキは食感が面白く、スープも香りがいいのだが、脂の抜けたフォアグラは余計だった。メインで妻がシグニチャーである「仔羊のラメルトリュフ風味オニオンのコンポート添え」（7500円）私が「鹿ロース肉のノワゼット　ねずの実風味　甘酸っぱい林檎と栗のニョッキ添え」（7500円）を選択。若手の料理人の店は前菜の方が印象深く、メインになるとトーンダウンする店が多いが、こちらはメインの方が断然いい。鹿は火加減といいソースとの相性と言い完璧。かなり美味い。子羊は、子羊の香りが活かされていない点が残念だが、子羊が苦手な人でも食べられるような万人受けする美味しさだ。チーズ（1800円/1人）はすっごい美味い。久しぶりに心から美味しいと思えるチーズだった。ひらまつではチーズは外せないと実感。また、デザートは妻が「パン・ド・エピスのクルートとラズベリー牛乳のアイスクリームと共に」（2500円）私が「マロンのビスキュイとトリュフのアイスクリーム」（2800円）これも完成度の高いデザートだった。サービスは統制がとれており、話しても面白く、フロア全体にしっかり目が行き届いておりきわめて好印象。内装は旧いビルゆえ天井が低いことが難点だが、まあ悪くないだろう。全体として、かなり満足度は高かった。アラカルトにしたためハーフボトルのレオヴィル・ラスカス1995年（11000円）

を入れて、他にサンペリグリーノやコーヒー・紅茶をオーダーしてトータルで二人で６万弱とかなりの価格になってしまった。昼からやってもうた。

ただ、例えば6500円のランチのコースをグラスワインで楽しんで１万円弱でおさめたらこの統率のとれたサービスが楽しめてかなりの満足度が得られるのではと思った。

有楽町によって、Lucyにラーニングドラム

とアンパンマンタンバリン

を購入して、白松がモナカ

の胡麻モナカ、胡麻どら焼き、そしていつも行列のできている鎌倉五郎　和菓子屋のモンブラン＜小波＞を購入して家に帰る。

ありがたいことに義母はLucyと仲良く遊んでくれていたようだ。ただ、Lucyの面倒をみていたため、ほとんど昼飯も食べられなかったとのことだったので、急遽夕食はふぐでも食べようと、向島はしもと（墨田区向島5-27-15　03-5608-4473）に予約を入れた。こちらの向島はしもとは、天然ふぐを 1万円程度のリーズナブルな価格で食べさせてくれるお店。その分、１、２階があって結構広いのだが、キッチン１名、フロア１名で切り盛りしている。こういう店は結構好きだったりする。お通し、天然とらふぐさし、ふぐのにこごり、ふぐのから揚げ、天然とらふぐちり、雑炊セット、抹茶アイスで10500円。Lucyにもふぐを食べさせてやろうと、離乳食用の調理セット

を持ち込んで、ふぐちりのふぐをこし網でこして、白粥に混ぜてちりのスープをかけて食べさせるとLucyは身を乗り出して大興奮だった。どうも彼女はふぐもかなり好きらしい。やはり旨いものは8ヶ月の赤ちゃんでもわかるようだ。ふぐからしっかり出汁の出た鍋のスープを何度もお代わりしながら普段よりかなり食事が進んでいたようだ。こんなに気に入ってくれるならまた連れてきてあげよう。

鎌倉五郎　和菓子屋のモンブラン＜小波＞は、期待していなかった割には結構美味しい。アンジェリーナのモンブランの甘さを抑えたような味だ。だが、これは和菓子屋のモンブランではなく、洋菓子そのものだと思う。

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