顧問会員のキャッシュフロー表を
マネて、作ってみましょう。
※キャッシュフロー表は、
1年ごとの貯蓄残高の推移を示すもので、
自分たちの一生がどうなっていくか?
を確認できる資料です。
※30代会社員の実際のキャッシュフロー表で、
作り方を見てみましょう。
《 K家 30代 夫会社員 妻会社員 共稼ぎ 》
下は、そのグラフで、
「ああ、私たちの一生は、こうなるんだ。」
と、一目で生涯が確認できます。
※30代会社員・妻・幼児の3人家族。
30代にしては現時点の貯蓄も多いが、
将来は9000万円台で高止まりして、
老後でも減っていきません。
※グラフの元になる資料が、
下のキャッシュフロー表です。
(左が現役、右が老後です)
※収入数値はすべて手取りです。
現役であれば、収入や支出の金額を
なんとか自分で記入していけると思います。
右端が貯蓄残高で、この推移がグラフになっています。
※問題は老後です。
年金の金額の把握はちょっと難しいかも。
ぜひ、自分で年金額を把握できるように
なろう!
年金がクリアできれば、自分で
キャッシュフロー表の作成ができます。
※年金収入も手取りで表現しています。
この夫婦の受給額合計は334万円で、
平均よりかなり多い金額です。
(妻1人期は175万円です)
で、年金収入とほぼ変わらない支出なので、
老後でも貯蓄残高が減りません。
現役時代より支出が減るのが当たり前
と言えば当たり前です。
このように標準的な年金額で食べていける
夫婦は、しばしば見かけます。
※で、年金はどのような受け取り方に
なるのでしょうか?
この夫婦の場合は、以下の絵のようになります。
※妻が1歳年上です。
妻が65歳になると、3つの年金を受給します。
・老齢厚生年金
・老齢基礎年金
・加給年金
この3つの合計手取り額が、168万円です。
で、夫も65歳になると、夫婦それぞれが
・老齢厚生年金
・老齢基礎年金
の2つを受け取り、夫婦合計で334万円です。
(ほぼ、平均値です)
で、夫が予定通り81歳で亡くなると、
妻が受け取る年金は、
・老齢厚生年金
・老齢基礎年金
・遺族厚生年金
の3つの年金を、死ぬまで受け取ります。
金額は、175万円です。
これらの年金額をキャッシュフロー表に
記入することになります。
もちろん、延々といつまでももらう
のではなく、夫婦共に平均余命で予定通り
お亡くなりになるような表にしましょう。
※それで、肝心の年金額はどのように計算
するのでしょうか?
夫婦それぞれ、別個に算数を行ないましょう。
夫:3種類、妻:3種類の算数を行ないます。
※老齢厚生年金は、2段階の算数。
1 ねんきん定期便で知らされる、
これまでの加入実績に応じた年金額。
2 今から定年退職までの期間の年金額。
平均収入と期間で単純に算数。
※老齢基礎年金は、単純に加入期間だけ。
40年加入での満額は決まっているので、
単純な算数で分かる。
※加給年金も定額。
配偶者が65歳になるまで毎年もらえる。
※①と②は夫と同じ算数をします。
3番目だけが、独特の計算になります。
2種類の算数をして多い方を選び、
その値から妻の老齢厚生年金額を引きます。
その答えが、遺族厚生年金になります。
それぞれの年金が、「年金受給のかたち」
の絵のように受給できることになります。
※まだまだ難しい・・という人のために、
もう少し分かりやすく、だれでも
キャッシュフロー表が作られるよう、
ブログを充実させていこうと思います。
年金が分かれば、だれでも自分で
キャッシュフロー表を作成できます。
お金に振り回される人生にならないよう、
みんなでがんばろう!