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怖いと思いながらも
なぜか気になる王子ヴィクトルの存在。
そもそも、なぜ殺されなければならなかったのか。
殺された時の記憶しかなく、
恐怖でしかないヴィクトルを避けてしまうのは
仕方がないことだとは思います。
でも、前前前世からずっと
大好きだったアシュリーに
怖がられ逃げられるのはかわいそうかな。
アシュリーに記憶がなかったら
案外ヴィクトルの予定通りに
事が進んだかもしれません。
~~内容は…~~
成績トップで士官学校に入学したアシュリーは、
同じ学校に通う次期国王で
完璧王子様と名高いヴィクトルを恐れている。
三つ前の前世まで死に際の記憶がある彼女は
王子と同じ顔の男に三度も殺されたのだ。
死を回避するため
目立たぬように送る学生生活の中
彼女との距離を
どんどんつめようとするヴィクトル。
ある日、アシュリーの「神官になる」
という発言を聞いた彼は
その意思を変えさせるため脅してくる。
抗う気持ちとはうらはらに
アシュリーの全身を甘い陶酔が包み込んで――。
生まれ変わるたび、私は貴方に殺される。
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