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2023年10月01日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
昨年開局した、吉本興業のBS局である「BSよしもと」。

私は関西の笑いは基本的に受け付けない身体なので(ただし
一部の上方落語は別)殆ど見ることはないのだが、1番組だけ
毎週録画しているものがある。

それが土曜昼間に2本放送される、往年の「花王名人劇場」の
再放送。昔の番組がノーカットで見られる喜びは、この性格の
人間からしたら、何物にも代えがたい。

ただ「BSよしもと」が放送するので、吉本芸人が全く出ない
(携わらない)回は再放送されない。そこが玉に瑕ではあるが、
本当に貴重なVTRを毎週キレイな画質で見ることができる。

漫才やコントだけでなく、落語特集回も大量に再放送されていて、
東京の大御所の数多くの高座も流れた。




だからと言って、ここに毎週感想を書く…ということはしないで、
ただ単に見ていただけだったが…9月23日(土)に再放送された
回は、東京の演芸ファン・落語ファンにとっては狂喜乱舞アンド
欣喜雀躍(笑)というものだった。

「さよなら圓鏡・きょうから圓蔵~橘家圓蔵襲名披露~」
(昭和57年10月10日放送)

話には聞いたことがあった回だったが、通しで見たのは初めて。
「平井の師匠」こと、橘家圓蔵師匠が八代目圓蔵になったときの
記念番組。

番組の流れは以下のとおり。

「ご挨拶(圓蔵襲名までの経緯)」 圓鏡
「道具屋」 圓鏡
「披露口上」 談志・五代目圓楽・志ん朝・圓蔵・仁鶴・枝雀
「鼠穴」 圓蔵

圓鏡と圓蔵の表記が混在しているのは、番組の表記に沿ったため。
最後が、あまりニンに合っているとは思えない「鼠穴」だったのが
ちょっと疑問だったが(個人的には「寝床」とかがよかったんじゃ
ないかと…)とにかく物凄い内容だった。

んで、何が凄いって披露口上である。

いわゆる戦後の落語四天王が勢ぞろい!この4人が揃ってるのは
昭和54年(1979)12月に放送されたTBS「すばらしき仲間」と、
これと2本だけしかないのではなかろうか?

しかも司会の家元、志ん朝師匠、圓楽師匠…全員揃ってロクなこと
言わないという(爆笑)。披露口上の場合、普通は主役は真ん中で
黙って頭を下げているだけだが、圓蔵師匠は各人にツッコむだけ
ツッコんで、大爆笑を巻き起こしていた(笑)。

東京勢に対抗…っつうわけでもないだろうが、大阪勢の2人も…
そらもう酷いことばかり言っていた(笑)。
なかでも最後に挨拶をした枝雀師匠は「私は大阪の人間ですので
…別に(圓蔵師と)これといった関係はないんでございます」と
突き放し(爆笑)、それを聞いた司会の家元が大喜び!

とにかく、これほど豪華でこれほど全員が酷い口上(苦笑)を
私は他に知らない。
そして大爆笑した後に「そうか…もう全員(この世に)いないんだ」
と猛烈な悲しさ・寂しさに襲われた。



これは番組ラストのカットだが、もう…この並びを見ただけで…
涙、涙である…。私にしてみりゃ「初代ウルトラマン・セブン・
帰りマン・エース・タロウ・レオ」が並んでいるみたいなもん!
いつも言ってる「ヒーロー枠」大集結だもの…(涙)。

「BSよしもと」に注文するのも筋違い…みたいな感じだと思うが、
この枠では今後、是非とも「非吉本の回」も再放送をお願いしたい
ものである。

…と書いて、いま気が付いた。今日は志ん朝師匠のご命日、しかも
二十三回忌であった。時の流れは本当に早い…。





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最終更新日  2023年10月01日 23時29分08秒
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