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最近、すっかりⅩ(旧Twitter)のほうばかりに気を取られて…こちらに書くのは、なんと4か月ぶり!この間にも、桂米丸師匠や大山のぶ代さん、西田敏行さんなどが旅立たれたり、総理大臣が薄気味悪いのに変わったり…。トランプ氏が昨日、大統領に返り咲いたが、こうなると安倍総理がいないことが本当に悔やまれてならない。せめて高市早苗氏が総理大臣ならば、まだ世界の均衡は保てたのに、あんなベトベト喋りの国賊(および国賊だらけの内閣)じゃ、米国も相手にしないだろうし…。高市早苗氏のバックに麻生閣下がいるが、4月の訪米でトランプ氏に会ったのは流石だった。石破氏には1日も早い退陣を願って、女性初の総理・高市早苗氏に華々しい活躍をしていただきたいものだ。------------------------------------------------------------------さて!今日は11月7日ですが!あと20日後に、深川江戸資料館において、大イベントがございます!神田真紅改め、三代目松林伯知真打昇進襲名披露記念公演!是非ともご来場を!「第30回・歌で綴る昭和&平成の時代」出演…神田真紅改め三代目松林伯知、桂夏丸、春風亭三朝、桂しん華、神田紅希(前座)、(第2部司会)林田雄一会場…深川江戸資料館・小劇場https://www.kcf.or.jp/fukagawa/開場…18時30分 開演…19時 終演…21時15分ごろ?第1部…「落語・講談競演」(真打昇進披露口上あり)第2部…「年忘れ!懐かしのヒットパレード」ご予約は、下記の携帯かメールアドレスまで!0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp090-4183-2028 (←できればショートメールで)第1回目からのレギュラーメンバー・林家たけ平師匠が、なんと「にっぽり館」の会とバッティングしてしまい(苦笑)今回は欠席!代演に、ただいま「おもしろ演芸&芸能史」を一緒にやっております春風亭三朝師匠がお出になります!披露口上あり!落語&講談あり!そして中入り後は…懐かしの昭和歌謡ショーありと、豪華絢爛の2時間強!伯知先生の真打昇進襲名披露記念ですので、是非とも深川にご来場ください!何卒よろしくお願い申し上げます!
2024年11月07日
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Ⅹ上に溢れた「蓮舫赤軍」という洒落は、本当に上手いな…と思った。左巻きの「他人のことを何とも思わない」無神経さに呆れはてた都民は(ある意味悲観的に、または消去法で)現職の小池氏を選んだのだろう。小池都知事も運のいい人だと心底思う。私は入れなかったが。ちなみに私は政策とイデオロギー的に、田母神俊雄氏に一票を投じた。桜井誠氏と最後まで迷ったけれど…。---------------------------------------------------------------「反差別」を訴えながらイデオロギーの違う他人に対しキチ●イじみた集団リンチをし、「反原発」を訴えながら電気を使いまくり(笑)、「反戦」を訴えながら喧嘩ばかりの鬼畜・人非人・人でなしのクズ連中。その頭にいるのが、あの二重国籍のカミツキガメよ(嘲笑)。他人は非人道的に攻撃し、逆に自分が攻撃されると「ヘイトだ」「差別だ」と喚き散らすウスラクズ。こんなのが都知事になりゃ、そらもう本当に「民主主義は死んだ」ってなことになっただろう。あのカミツキガメに票を入れた人の神経は、全く理解できない。それに味方した左派マスコミも酷いもんだ。でも…小池都知事も、私はイヤだった……。どうしても投票用紙に「小池百合子」と書きたくなかったところはあった。全部が悪いと決して言わないが、まあいろいろと…ね。----------------------------------------------------------------それにしても、日本人のモラルは本当に低下したと嘆きたくなる。明日はキ●ガイの凶弾に安倍総理が斃れて2年目(三回忌)。非常に失礼な書き方になるが、1人の政治家が暗殺されたことで、ここまで日本は、いろいろとダメになるもんなんだろうか?一縷の望みは、高市早苗氏が総理大臣になることだけか。
2024年07月07日
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人間というものは楽なほうへ、楽なほうへと流れていってしまうものなのだ…というのを痛感した(苦笑)。再三ここで書いたが、昨年10月に職場の同僚に、半ば強制的に始めさせられた(と思っていた)Ⅹ(旧Twitter)。…宣伝にしても…影響力にしても…20年近くも書き続けてきたこのブログの何倍も力があり、また文章を強制的に短く纏めて書かざるを得ない「制限」が、自分の性質に合っていたっぽい。そんなわけで、ここに何かを記すことが霧の彼方にいっていた。たまには何か書かにゃ…というわけで久々に。----------------------------------------------------------------前回は増山江威子さんの訃報だったが、この1か月の間に続けて様々なジャンルから訃報が相次いだ。振付の真島茂樹さん、噺家の桂ざこば師匠、歌手の門倉有希さん、女優の久我美子さん・山田昌さん、声優の三輪勝恵さん、芸協の音曲師の松乃家扇鶴師匠、声優の松野太紀さん…。久我さんと山田昌さんは大往生…という感じだが、あとの方はまだまだ…という早い別れであったよう思う。真島さん・ざこば師匠・三輪さんは「突然の別れ」だったように聞いているし…また様々な「時代」が遠くなっていった。皆さんのご冥福をお祈りいたします。------------------------------------------------------------------そして都知事選挙。「東京生まれの東京育ち」というのが何より誇りである私だが、こればかりは東京生まれであることを恨む。田母神俊雄氏と桜井誠氏と暇空茜氏以外に、まともな候補者がいるのか⁉「おもしろ人間コンテスト」じゃねえんだ!都知事選は‼‼------------------------------------------------------------------ということで、三朝師匠とやっているポッドキャストですが…毎週アップしております!YouTubeは、少し遅れてのアップになっていますが、是非お聴きくださいませ!https://stand.fm/channels/65336bacbcd1491cab734e2dhttps://hayashidasanncyo.seesaa.net/https://www.youtube.com/@hayashida-engei
2024年07月05日
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今週また、大きな訃報が飛び込んできた。いま現在、40~50代には耳馴染の「ルパン三世」の声優陣が、全員鬼籍に入ったことになる。峰不二子・キューティーハニー・バカボンのママ・パー子……色っぽい声から優しい声まで、数々の声でお馴染みだった声優の増山江威子さんが、5月20日に88歳で亡くなったことが判った。-----------------------------------------------------------------個人的には「キューティーハニー」は生まれる前の作品なのでキチンと見たことがない。やはり増山さんといえば「峰不二子」「バカボンのママ」「パー子」にとどめを刺す、私は。初代の峰不二子は二階堂由紀子さん(今は亡き柳生博の奥さま)だったが、やはり増山さんが耳馴染であり、親しんだ声。その色っぽい美声の反対が、バカボンのママであった(笑)。何故あのような人(笑)と結婚したのか(パパ側から見たらできたのか)が全く理解できないほどの良妻賢母ぶりを見せ、稀に激怒はしていたけど、パパやバカボン、ハジメちゃんを温かく守るような優しい声は忘れられない。-----------------------------------------------------------------パー子の声も…ちょうど今、45歳凸凹の世代は、テレビ朝日の藤子アニメドンピシャ世代なので、思い出す人も多いだろう。ご承知のとおりの「パーマン3号」であって、決して「林家」ではない(笑)。勿論、正体はアイドルの星野スミレ。可愛らしさと、おてんば娘(これも死語か…)の中間という感じの、あの声も忘れ難いものだ。あと3度目リメイク時の「オバQ」のU子さんも演っていた。こちらは非常にダミ声というか…言われなきゃ増山さんだと気付かなかったのを覚えている。毒蝮三太夫師と高校生?ぐらいのときからの知り合いで、昨年に蝮さんのYouTubeにお出になったのが最後…だったのだと思う。https://www.youtube.com/watch?v=yDsKkTeo5K8https://www.youtube.com/watch?v=br7D6i2xj78増山さんのお名前は、談志家元からも聞いていたし(同い年)、青春時代の仲間であったのだろう。全員、昭和11年生まれ。話が少しそれるが、増山さんも家元も蝮さんも、比較的私の家から近いところの出身でもある。大田区と品川区だから。蝮さんにしてみれば、同世代がどんどんいなくなっていくのは身を切られる思いであろう…。蝮さんには、まだお元気でいていただきたいもんだ。増山江威子さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。長い間本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
2024年06月06日
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昭和54年(1979)生まれの私が、幼いころに(勿論テレビで)認識した、女流漫才コンビを思い返してみると…。東京が「内海桂子・好江」の両師匠、そして関西が「若井小づえ・みどり」、そして「今いくよ・くるよ」の両コンビだったように覚えている。「春やすこ・けいこ」は、活動期間が短かったのかあまり記憶に残っていない。漫才の女性コンビで、最も活躍し全国区でその名を知られたのはやっぱり「今いくよ・くるよ」のご両人になるのではないか。2015年に、いくよ師匠が胃がんで急逝し、その後1人で頑張ってこられたくるよ師匠が、27日に膵臓がんで亡くなったという。年齢は非公表とのことだが、昭和45年(1970)に今喜多代師匠の門を叩いた(高校卒業後)とのことなので、私の母親と同い年…といったところだろう。最後の舞台は、一昨年の吉本興業の「伝説の一日」のときだったと聞いている。そのときの写真を見たのだが、派手な衣装に変わりはなかったものの、車椅子姿で人相が完全に変わってしまっていて、非常に辛かった。-------------------------------------------------------------------漫才ブームで、世間に出たのは昭和55年(1980)になるか。高校の同級生で共にソフトボール部だった、いくよ・くるよのお二人。プライベートでも非常に仲が良かったと聞く。私が覚えている最古のいくよ・くるよは、確か日曜の昼間に日テレで放送していた「目方でドーン!」だったはず。若き日のさんま師匠と司会をしていて…早い話が「ガッチリ買いまショウ」の重さ版の番組。これのオープニングだかでくるよ師匠が腹をバーン!と叩くのを覚えている。あとは「花王名人劇場」や「笑点」、そしてお正月の「初詣!爆笑ヒットパレード」(フジ)や「初笑い東西寄席」(NHK)で何度となく舞台を見てきた。東京の人間なので、残念ながら生でその姿を見ることはできなかった。上記のとおり普通は…って…普通がそうだということに対して、あまりいい感情は持てないが…漫才コンビは仲が悪いのが定番。しかし、いくよ・くるよの漫才は仲の良さが滲み出る温かさと、くるよ師匠のド派手な衣装で笑わせる両方があったように思う。空気・雰囲気だけで言えば、東京だが「さまぁ~ず」が近いか。こちらは2人とも派手じゃないけども。ただ、往年の「海原お浜・小浜」や弟子の「海原千里・万里」、「若井小づえ・みどり」とか、今の女流トップの「海原やすよ・ともこ」に比べると、笑いの量では若干少なかった。あくまでも個人的見解だが。でも、あのパワフルながらも温かい2人の掛け合いは、やっぱり見事だったし、素晴らしかったと今さらながらに思う。もう20年以上前になると思うが、上記の「初笑い東西寄席」でなんばグランド花月から生中継で出演したとき、くるよ師匠の衣装が…確かモスラの幼虫みたいなのが巻かれた衣装だった。それで、激しく動く度に静電気が発生し、センターマイクから「ボン!ボン!ボン!」と爆発音のような音が度々出てしまい、いくよ師匠が「…何とかならんの?」みたいに困惑した舞台を見て大笑いしたのが、懐かしい思い出となっている(笑)。9年ぶりに、あの世で「いくよ・くるよ再結成」となった。命日が1日違いというのも、お二人の仲の良さの表れだろう。くるよ師匠。本当に長い間、お疲れさまでございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
2024年05月28日
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これほど多くの人に愛されて、親しまれ、そして低音が出せる男性に物真似された(苦笑)名優を他に知らない。昨日の昼間、突然飛び込んできた訃報に、私は声を失った。「福ちゃん」のCMは勿論、BSの”ジャパネットたかた”の豪華客船クルーズの番組で夫婦そろって出ていたのを見たし、確か「オルニチン」のサプリの通販番組でも見たはずだ。---------------------------------------------------------------デビュー当時は精悍な二枚目、その後は悪役俳優として一世風靡、30年近く前にフジ「GTO」でイヤミな教頭役で出演した後は、数々のバラエティー番組に出演。あの低音ボイス&歯に衣着せぬ発言で、数多の番組を盛り上げてきた中尾彬さんが先週木曜日に急逝されたことが分かった。享年81。今のご時世で考えれば、81歳は若い、若い。高橋英樹も橋爪功も石坂浩二も、普通にテレビに出ていることを考えれば、その死は「あまりに若い…」と思わざるを得ない感じがする…。---------------------------------------------------------------中尾さんは、ドラマで見た記憶は私の中ではあまりない。やはりバラエティー番組に進出してからの、数々の爆笑名場面が今でも強く印象に残っている。バラエティーに初めて出られたのは、どの番組なのだろう?私の記憶だと、よみうりテレビ「ダウンタウンDX」だったように思うが…。それこそ、まだトレードマークの「ねじねじ」をしてはいなかったんじゃないかと思う。記憶が曖昧だが。もしかしたら、ウッチャンナンチャンの番組が先だったかもしれない…。まあ、とにかく「ダウンタウンDX」における、俳優仲間で親友の江守徹との丁々発止のかけ合いに、何度となく笑わされたものだ。素晴らしい演技力を持つ美声で強面のコンビが、小学生レベルのおバカな言い争いを、よくしていたっけ。本業の演技では、個人的に「平成ゴジラ」の「vsメカゴジラ」から登場したゴジラ迎撃専門組織「Gフォース」の麻生司令官(大佐)役が印象に残っている。あと伊丹十三監督の「ミンボーの女」でのヤクザ役が忘れ難い。ゴキブリを料理に入れて恫喝するという…そらもう最低なヤクザ役だったが(苦笑)どこかにコミカルさを含んだ演技が凄かったっけ。-------------------------------------------------------------------16日の夜、自宅で池波志乃さんが隣にいるときに、スーッと眠るように天国に旅立たれたという。今年に入って体調が悪かったという話だが、今月頭にはCM撮影もこなしたというから、本当に突然のお別れだったようだ。奥さまの家から考えれば当然だが、グルメや芸術・美術だけでなく落語にも精通していた中尾さん。十数年前だが、上野鈴本演芸場で大阪から三枝(現・文枝)師匠がいらした特別興行のとき、私が最後列で立見で見ていたとき、30センチ隣で中尾さんが見ていて、目と目が合って震え上がったのを覚えている(笑)。声こそ出さなかったが、あの声で「何ィ見てるんだよ、お前は!」と言われるような眼光が忘れられない(笑)。もうひとつ思い出があって、10年前に新宿末廣亭で「十代目馬生三十三回忌追善興行」のとき、座談会ゲストで夫婦で高座に登場。そのとき、先代馬生師匠のエッセイ(名文!)の朗読を中尾さんがしたのだが…その深く響く低音の美声と、口跡の凄さに唸ったのも忘れられないものだ。-------------------------------------------------------------------今ごろは…あの世に着いて、義理の父である先代馬生師匠、そして義理の母の治子夫人。志ん生師匠に志ん朝師匠。おまけに談志家元なんかと久しぶりに会って、色々話しているところだろうか。中尾彬さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。本当に長い間お疲れさまでございました。
2024年05月23日
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我々関東の人間にも、絶大な知名度を誇った「関西の巨人」が5月14日に93歳で亡くなった。髪型のことやら何やらでイジられることも多かったが、この方は間違いなく「天才」である。「浪花のモーツァルト」、作曲家のキダ・タロー大先生。「大先生」と書くと、なんというか半分小バカにしているように受け取られてしまう危険性もあるかもしれないが、間違いなく大先生でしょう、この方は!-----------------------------------------------------------------あの数多のCMソング、テレビ番組のテーマソング、社歌に校歌に団体歌。生涯の作曲数は、1000曲だか2000曲だか5000曲だかと言われているそうな(汗)。我らが家元、立川談志師匠が「この1曲を作ったということで、あなた(キダ先生)は生まれてきた価値がある」と言わしめた、歌謡曲の代表曲「ふるさとのはなしをしよう」が良い(北原謙二・昭和40年)。私は立川流の新年会に呼ばれたことはなかったが(当たり前だ)、必ず立川流の集まりでは、この曲の合唱が吉例だったという。ある意味、立川流のテーマソングのひとつと言ってもいいかも。------------------------------------------------------------------関東の人間でも知っている、数々の関西のテレビ番組のテーマ。世間的には「プロポーズ大作戦」が最も有名なのだろうが、私が懐かしく思い出すのは「2時のワイドショー」(笑)。嫁姑問題とかを、ミヤコ蝶々先生とか海原小浜師匠とが出てきて議論?していたのを思い出す。「ラブアタック!」とか「花の新婚!カンピューター作戦」は、タイトルは聞いたことがあるが、関東で知る人は少ないだろう。あと「三枝の国盗りゲーム」は見てたなぁ…坊主めくりのやつ!------------------------------------------------------------------そしてCMソングよ!「かに道楽」に「小山ゆうえんち」「日本海みそ」「出前一丁」「アサヒペン」に「有馬兵衛向陽閣」!どれも懐かしい。関西の番組は、関東では土日の午後によく放送されていたから、なんというか休みの日の出かけない午後(笑)を思い出すような楽曲ばかりである。特に「アサヒペン」。これ、やっぱりあれか、「アタック25」のスポンサーだったからかいな?------------------------------------------------------------------テレビ番組のテーマ…というか、キダ・タロー先生の大事な仕事の中で、この番組は上位に来るであろう…というのが、1つある。名古屋の「初代ラ・ビ・アン・ボーズ」(元・仙漁海太郎)氏が全ての放送リストを調べデータベース本を作成したが、東京12チャンネルの「なつかしの歌声」に対抗して、大阪・読売テレビが作った懐メロ番組「帰ってきた歌謡曲」!この番組では、テーマ曲の作曲だけでなく、毎週フルバンドの指揮をキダ先生はされていた(つまりアレンジもしていたということ)。東海林・藤山の両先生を筆頭に、ミネ・淡谷・渡辺・霧島・灰田という面々と毎週仕事をされていたわけでもある!これは凄いことだ。ちなみに上記の本、なんとキダ先生の事務所にも送ったとのことだが、明確な返事は来なかったとのこと…仙漁海太郎氏はガッカリしてたがそりゃ…仕方ないだろう(苦笑)。もう、この本も、私が制作した「なつかしの歌声・放送全記録」も既に販売の注文予約は受け付けておりませんので、ご了承を。どうしても…と仰せの方が、5人以上いらしたらなんとかしますが、たぶん、もう誰も何も言ってこないと思うので(笑)。---------------------------------------------------------------------話が若干逸れたが、キダ・タロー先生の功績は本当に凄い。関西では先月まで「探偵ナイトスクープ」に出ておられたと聞く。まさに「生涯現役」の大往生。とても寂しいことではあるが、これは本当に素晴らしいことだ。キダ・タロー先生のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2024年05月18日
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5月10日(金)のこと。普通に出勤して仕事をしていたら…急速に体調が悪くなった。いわゆる「悪寒がはしる」というやつで、あげく下半身が鉛が入ったように重くて動かない。会社から早めに帰宅し、近所の病院へ。かかりつけの医者曰く「単なる風邪だろうけど、一応検査しておこう」と…コロナとインフルエンザが一度に分かる検査キットで、検査をしたら…。見たことのない二本線。「ありゃ!コロナだよ」「はあぁ⁉」慌てて会社に連絡して、自宅内で自主隔離。そこからが大変。酷い高熱・関節痛・神経痛にうなされ、連続2時間も寝られれば御の字という。それが収まったら、今まで経験したことのないとんでもない喉の痛み。わずかな固形物を飲み込むのが、まるで剣山を飲み込んでいるかのようだった。まあ熱や関節痛は、今まで何度も経験があるから、辛くともある種「想定内」みたいな感もあったが、この喉の痛みは普通の風邪ではないぞ!というのを教えられた感じがした(涙)。ロクに固形物を食べていないから、この1週間で1キロ少し痩せた。2月の風邪で4キロ近く痩せたので、昨年末から比べたら6キロほど痩せたことになる。いいんだか悪いんだか(苦笑)。世界的なコロナ流行から4年。今回、私もとうとう支那共産党に酷ぇ目に遭わされた…って、そんなこと言う人ぁもういねぇか(笑)。こういう場合も流行にズレて乗るのね、私ゃ(苦笑)。
2024年05月17日
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職場の同僚に…半ば強制的というか命令的(笑)にⅩ(Twitter)を始めさせられて、半年が過ぎた…。私は炎上するような呟きは、くだらないことで揉めたくないので一切しないのだが…X(Twitter)の影響力は、少なく見積もってもこのブログの3倍~5倍はあるような気がする。とはいえ、私は短文というのが異常に苦手で(苦笑)半年過ぎて「上手く書けた!」という呟き(何だそりゃ)は皆無(涙)。炎上だろうが何だろうが、SNSをバズらせられる人が羨ましい…私の呟きは、あまり大した閲覧数じゃないからねぇ…。でも、このような考え方が「異常な己の承認欲求」に繋がって、回転寿司の醤油ペロペロだとかの「バカ動画」に行きついて、人生崩壊の一途を辿るのだろう……そこは自制しなくてはね。-----------------------------------------------------------------毎度の宣伝ブログになってしまいますが、昨年4月から始めた三朝師匠とのポッドキャスト「おもしろ演芸&芸能史」、これがまた大好評で(大袈裟に言ってます。フェイクニュース寸前)。しかし、演芸関係の方からご好評をいただいているのは事実で、ゲストも豪華な面々が、今後出てくださることになってます!「seesaaブログ」「stand.fm」「YouTube」の3媒体?でアップしていますので、各媒体での再生数は少ないですが、全体を合わせると、まあまあ…という感じではないでしょうか?林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 (seesaa.net)林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 | stand.fmおもしろ演芸チャンネル - YouTube理想は各媒体で1度ずつお聴きいただきたいものですが(笑)、んなこたぁ無理だと思いますので、どれかでお聴きください。ご感想もいただければ幸いです。
2024年05月05日
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演芸番組に関して…非常に喜ばしいことと、絶望的なこととが同時にやってきた今月。まず喜ばしいほうから。NHKのEテレ(教育テレビ)が毎週火曜の22時45分から30分間「おとなのEテレタイムマシン」と題して、往年の演芸番組のVTRをリマスターしてノーカットで再放送してくれる枠を設けてくれた。第1回目が、昭和62年放送「演芸指定席」(←「日本の話芸」の前身番組)から、志ん朝師匠の「火焔太鼓」!第2回目が、平成7年放送の「日本の話芸」から、桂枝雀師匠の「貧乏神」(小佐田定雄・作)!このラインナップだけでも、落語ファン狂喜乱舞というところ!2007年ごろに欠かさず録画していた、BS2の「蔵出しエンターテインメント」を思い出さずにはいられない!よく、このブログでも感想を書いていたものだ…懐かしい…。ちなみに第3回目は、談志家元の「居残り佐平次」だという!たぶん昭和54年(1979)のスタジオ収録の…あまり気乗りしていない高座のやつだと思うが(苦笑)それでも有難い!なるべく長く放送し続けてもらいたいものだと、切に願う。------------------------------------------------------------------逆に「ふざけるな!」と憤ったのがテレビ神奈川!tvkね!毎週日曜昼のお楽しみ。寄席に行けないときが続いても、これを見ていれば寄席に行った気になれていた「浅草お茶の間寄席」の放送を3月末で打ち切ったのだ!20年もやっていたのに!この番組はチバテレビの制作で、tvkは番組を買って1週遅れ(もっと遅れていたときもあった)で放送していた。今月に入って…私は日曜日は出勤なので、帰宅してHDDを見たら録れていたのが台湾ドラマ。最初は「枠移動でもしたのかな…?」と思い、3月31日放送回を再度見てみたところ、エンディング(提供画面?鰻の幇間の画が映るところ)の画面上部に「本日で最終回です」の文字が!「はあぁ⁉」ってなもんだ。いくら放送がチバテレビより遅れていても、東京の城南地区の人間にとってはtvkの放送が何より命綱だったわけだから!あと、もうひとつ「お茶の間寄席」が大事だった理由があって…たけ平師や夏丸師から「自分が出た回を録ってくれ」と頼まれることがあったのだが、これに対処できなくなってしまったのがホント痛い!このことは夏丸師にもメールで伝えたのだが、師匠が言うには「周囲でもこの話が結構出ている」とのこと。困っている噺家も大勢いることだろう。全員が見られるわけじゃないし、夏丸師も自宅ではチバテレビもtvkも入らないと言っていたわけで。これは「クイズ!脳ベルSHOW」週1縮小問題と同等に、私にとっては由々しき一大事よ(オーバーだとバカにしないで!)。これこそ、tvkに抗議メールがかなり行っているんじゃないかと思われる。私もメールしようと思ったぐらいだから。打ち切り理由は何なのだろう?予算なのか数字なのか……?
2024年04月12日
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ダメだ…勘が鈍ったなぁ…。というか、友人知人の噺家さんで候補を考えすぎて、広い視点がなかった感じがする。しかし!ネットの変な視点の妙な意見に左右されず、最もよい人選がされたことは、本当に安心したしホッとした。同じか。それにしても…今朝リーク記事が出ていたのは、どこから話が漏れたんだろうか?宮治師・一之輔師レギュラー入りの際の、あの箝口令の凄さから考えると、ちょっと脇が甘かったか…あるいは口が軽い関係者が1人いたんだろう(苦笑)。日テレの上層部は、あの記事見て腹ぁ立っただろうな…(笑)。--------------------------------------------------------------新メンバーは、やはりBS「笑点特大号」内の若手大喜利から選ばれた、立川晴の輔師匠になった。なぜ、この名前が全く私の頭に出てこなかったかというと……立川流だからだよ(苦笑)。だって昭和44年(1969)のトラブルを考えるとね…でもまあ「笑点」企画立案者のご一門が帰ってきた!というのは、私は非常に喜ばしいことだと思う。家元はあの世で「俺の孫弟子が『笑点』レギュラーだぁ⁉俺のトラブル知らねえのか!」とか言いそうな気もするが、あの世にいるから気にしなくていいと強く言いたい(笑)。でも、1999年~2000年ごろの「若手大喜利」に立川生志師匠が出ていたり、昭和63年(だったと思う)に「若竹」で収録した際、前半の演芸コーナーに家元が出て、確か大喜利にも乱入したのを見た覚えもあるから、そんなに言うほどの遺恨はなかったのかもしれないが…。話を元に戻すが、今回初めて「落語協会」「落語芸術協会」「圓楽党」「立川流」四派が大喜利に揃ったことになる。志の輔師匠門下の晴の輔師匠は、立川流の中でも爽やか系で、ドロドロしたとこが殆どないから(他の立川流のお師匠さんに怒られるな…)「笑点」には最適の人材だと言えるだろう。ただ、立川流には頭髪の不自由な国賊(噺家なのに反日)が2人いるから、余計なアドバイスを送るんじゃないか?という懸念もあるが、国賊の意見なんざぁ無視して、温かみのある回答路線で行くのがいいんじゃないだろうか。昔の圓窓師匠的な感じで。…凄い上から目線の「何様なんだ、テメエ!」と言われかねない文章だけど(苦笑)。私は昨日ここで、昇也・わさび・馬るこの誰かがいい…と書いたが、あまり「若手大喜利」でも、さほど色のついてない人を敢えて選び、これから色を付けていくという形にしたのは、正しいと思う。------------------------------------------------------------------それにしても、晴の輔師匠は若く見える。下手すりゃ30代後半でも通りそうだ。私・三朝師匠・萬橘師匠・一左師匠・文菊師匠とかの6年先輩だからね(笑)。木久扇師匠(与太郎)からインテリへ…物凄いバトンタッチ(笑)。晴の輔師匠は、これから「笑点」を一之輔師・宮治師と共に率いる逸材であることに間違いはない。より活性化された大喜利を見るのが、これから楽しみだ!
2024年04月07日
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去年、一之輔師匠を「対抗」で予想していて微妙に外したので…今回は当てたいな…なんか外しそうな気が、またするが(笑)。先週で林家木久扇師匠が、55年(!)のレギュラー生活に別れを告げた。そして、いよいよ明日の夕方、大喜利メンバーに新顔が入ることになる。ネット上でも、かなりの数の予想や希望があふれており、世間の注目もかなりありそうだ。----------------------------------------------------------------てなわけで、昨年同様の私の予想だが…まず実現する可能性は低そうだが、私が希望する噺家さんを挙げる。1・春風亭昇也2・柳家わさび3・鈴々舎馬るここの3人の師匠は、BSの「笑点特大号」内の「若手大喜利」で非常に存在感を示してきた方々。私は「昇太・昇也」で「圓楽・楽太郎」が、「宮治・昇也」で「歌丸・小圓遊」が出来るから、昇也師匠がベストなんだ!と言い続けてきたのだが、今回はどうなのだろうか?昇也師匠はⅩ(Twitter)で否定されているから、可能性は低いのか…。わさび師匠と馬るこ師匠は、キャラクター付けがしやすいから大喜利メンバーに入っても大丈夫だと思うので入れてみた。わさび師匠は「ひ弱」だとか「病弱」(←かつての歌丸師匠)、馬るこ師匠は「汗っかき」だとか「太ってる」(←かつてのこん平師匠)という感じのキャラ付けがしやすいと思うが…。今のご時世は、これも差別だヘイトだ…ってなことで難しいかも分からない。---------------------------------------------------------------逆に私が難色を示すが、世間が入れたい(日テレが?)んじゃないかというのは、以下の3人。1・蝶花楼桃花2・三遊亭わん丈3・林家つる子これは昨年も書いたが…なぜかネット上の記事では「女性噺家をメンバーに!」的な論調が多く見られた。私は女性噺家を一段低く見るなんてことは絶対にしないが、大喜利メンバーに女性を入れたら、番組自体の寿命を著しく縮めることになりかねないと思うのだ。桃花師匠は否定していたが、もし桃花師匠でもつる子師匠でもメンバーに入ったら、それこそ師匠方の回答が「差別だ~!セクハラだ!」と僅かな数の左方向(左巻きとも言う)からのクレームが入って、朝日・毎日・東京・共同通信・ゲンダイ辺りの”左傾メディア”が「笑点での回答が『女性差別』と物議」みたいな自己満記事を書きかねないと思うのね、毎週。ほんの少数なのに「大多数のクレーム」みたいに水増ししてさ。それで「笑点」自体の格や評判が下がるようなことがあっては、絶対にいけないと思う。だから女性は入れないほうがいいと…。つる子師と共に、現在真打昇進披露興行中の三遊亭わん丈師の可能性も、なくはない気がしてならない。大喜利が出来るのかは未知数だが、話題性で日テレが飛びついた可能性もあるかと…。---------------------------------------------------------------あと思いついたのが、いわゆる「木久扇師匠のお弟子さん」。1・林家木久蔵2・林家きく麿…ネット上では「世襲は止めろ!」と、曲がった正義感だけでコメント書いてる●●連中が、なぜか(与党の)政治家批判と絡めて書いていたのを見たが…そういう●●●を無視しても、無難に今までの大喜利フォーマットを続けていきたいならば、これがベストだとも言える。私はあまり賛成できないが。---------------------------------------------------------------…それにしても、毎回思うのが「箝口令の物凄さ」!もう収録しているはずなのに、どこからも何の情報もヒントも漏れてこない(聞こえてこない)というのは称賛に値する!「それほどの番組かぁ?」と言いたくなる気持ちも20%ぐらいあるけれど(笑)、この口の固さは本当に凄い。いや~明日の夕方が楽しみだ!
2024年04月06日
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藤倉修一・高橋圭三・宮田輝・八木治郎・木島則夫・相川浩…。往年のNHKには、文字通り綺羅星のごとく「スターアナ」がいた。上記の方々は、後にフリーになり民放の番組でも活躍をされてきた。高橋圭三は「かくし芸大会」や「レコード大賞」。木島則夫は「モーニングショー」「あゝ戦友あゝ軍歌」。八木治郎は勿論「人に歴史あり」。相川アナは「NHK思い出のメロディー」でお馴染みだったが、退職後は日テレの夕方のニュースを担当していた。逆にNHKを退職しても、あんまり民放で見かけなかったのが山川静夫アナと鈴木健二アナだったような気がする。今でもご存命の山川静夫アナと共に、私と同年代が幼いころに知った最初のNHKアナのお一人が、鈴木健二アナだったのではないだろうか。その鈴木健二アナが、3月29日に老衰で亡くなられていたことが分かった。享年95。これは大往生と言って差し支えないと思う。---------------------------------------------------------------昭和50年代、日曜夜のNHKと言えば「クイズ面白ゼミナール」。我が家はテレ朝の「ヒントでピント」を見ていたことが多かった覚えがあるが「クイズ面白ゼミナール」も…確か平日?の夕方に再放送していて、そっちで見ていたような記憶もある。オープニングテーマに乗って、画面奥から大量に飛び出してくる鈴木アナの顔が怖くて怯えていたけど(苦笑)、とにかく子供に分からないような難しいテーマでも、ついずっと見てしまう……そのような魅力があった番組だった。途中で出てくる専門家の先生の解説だけは、チャンネル回していたけど(笑)。毎回テーマが決まっていて、それに沿ったクイズが出るわけだが、何十冊もある資料と、そして分厚い台本を完璧に頭に叩き入れ、カンペも見ずに進行していたと、後から聞いて驚いたものだ。…少し話を盛っているとこもあるだろうが(苦笑)7~8割は本当のことだろうと思う。問題の出題時に「さあ書きなさい!」と上から目線で言うのが幼心に「偉そうだな…」なんて思ったり(笑)。考えてみりゃ「ゼミナール」なんだから、先生が生徒に言う形なのよね。---------------------------------------------------------------ただ、このように「面白ゼミナール」や「歴史への招待」での進行は絶品だった鈴木アナだが、「紅白歌合戦」の司会だけは手放しで受け入れられるものではなかった。個人的に。非常に上から目線の台詞ではあるが、歌番組の匂いがしなかったように思えるからだ。「紅白」に関しては、やはり宮田輝・山川静夫の2人にとどめを刺すとしか言えない。あの巧さは誰も勝てないだろう。勿論、鈴木アナもメチャクチャ上手いのだが「匂い」がちょっと違うんである。微妙な話で、決して批判ではないのだが…。昭和60年・第36回での村田英雄先生の「男の一生」のイントロは大したこと言っていないのに名調子でね。あと忘れちゃいけないのが、第35回大トリでの都はるみ引退時の名言「私に一分間時間をください」は流行語にもなったものだ。私は当時幼稚園の年長で、23時35分には間違いなく寝ていたから(当たり前だ)後になって見たのだが、この歓声と叫び声と号泣の中で、あの”捌き”をよくやったものだ…と唸ってしまった。-----------------------------------------------------------------お兄さまが映画監督の鈴木清順氏。確か私が中学~高校のころ、何のCMだか忘れたが、メガネのおじいさん2人(失礼!)で風呂に入っているのがあったのを覚えている。「お兄さんは痩せてるのに、なんで弟さんは太ってるんだろ?」などと、メチャクチャ失礼なことを思ったりしたものだ。-----------------------------------------------------------------これでまた「職人」と言えるアナウンサーが1人いなくなってしまわれた。もう山川アナと…しいて言えば古舘伊知郎アナ…ぐらいになってしまった感じだろうか。本当に寂しい。鈴木健二アナウンサーのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2024年04月05日
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♪(出囃子)(観客の拍手)え~…お運びでありがたく御礼を申し上げます。毎度おなじみ当方の右側に振り切れた、過激漫談でご機嫌を伺います…。こんなこと言うのはネ、アタシが相当怒ってるときですヨ。(観客の笑い)今の日本国内で「最も最低・ワースト人間」は山本太郎だとアタシは思っておりましたが、本日だけは静岡県の県知事が上回ったようで…。(観客の笑い)今日の発言で、立憲・共産・社民などの左側の人間が「労働階級の人に厚い・温かい」ってのが嘘っぱちだということがよ~く解ったことでありましょう。世間の方々も。「差別主義者!」と保守派に対してレッテルを貼る輩こそが、混じりっけ一切なしの差別主義者であったわけで…。近ごろぁ「ダブルスタンダード」と言うそうですが、あんまり保守派には見かけませんなァ。変なことや間違ったことを言ったら言い訳せず、すぐ謝る人が保守派には多いような気がしまさぁね。そりゃ全員が全員とは申しませんけども…。だから、今の自民党は左ですな。(観客の笑い)逆に「温かいようで冷酷」なのが、いわゆるリベラル・左側の人のような感じは受けますわね。酷薄というか薄情というか…。これも……全員が全員ではないでしょうが、どちらかと言うと「感じ悪い奴だ」と思った相手が、よく話を聞いたら左側だったってぇことが、アタシの経験では多ぅござんした。件の県知事、今日「6月で辞職する」と言ったようですが…。でも、まあ撤回するかもしれませんなぁ、左巻きゃ前言撤回と言い訳がお家芸ですし…。でも、記憶が無くなるなぁ与野党関係なくて、昔から”政治家特有の持病”のようで…。(観客の笑い)あの県知事ぁ、テメエのことを「最高に素晴らしい人間」だと思ってるんでしょうねぇ。エリートで、何でもできると…。農業・酪農業。静岡県も盛んでさぁね。何か手に職がある方、いわゆる職人さんも素晴らしい職業ですよ。そのような方が額に汗して働いて、どれだけ県に貢献してくれているか…と、少しでも思やぁ、ああいう発言は出ませんでしょうなァ。この県知事ぁ、野菜も乳製品も「下衆な人間が作ったもの」として「見下して食べていた」んですかねぇ?まあおそらくそうでしょう。人を見下す前に、古いもの飲み食いして、腹ぁ下して……くた●りゃぁ面白かったのに!…これもヘイト発言だねぇ!とんでもないこと言っちゃったなぁ!(観客の爆笑)1日も早い辞職を(できれば自主的に親族まとめてこの世から)求めたいもんですな。「知性の欠片が全くない」差別主義者は、誰あろうテメエ自身のことだったという…。(観客の爆笑)ついでに言やぁ、こいつぁ支那の幇間ですからねぇ。全くもって始末に負えない日本の害虫という…。なんで静岡県の人もさ、こんな人非人に投票するかねぇ?…って東京都も同じようなもんかァ。俺ァ嫌だね、あの緑ババアも!(観客の爆笑)とっとと静岡県から(できれば現世から)追い出して、保守派の県知事になってもらって、リニアを1日も早く通してネ、日本を活性化させましょうや!リニア新幹線が通りゃ名古屋まで40分!そうすりゃ大須演芸場にすぐ行ける!アタシゃ行ったことないから行ってみたい!ただ、演芸場に入るのには、かなり勇気が要りそうですがネ…。(観客の笑い)今日のアタシの漫談、不愉快に思われた方も多いでしょう。でもね、たまには怒らせてくださいな!お後の支度がよろしいようで…。(観客の拍手)
2024年04月03日
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ちょうど10年前の今日は、あの「笑っていいとも!」が最終回を迎えた日だった。私もここに書いたが、あの夜のフィナーレが…今はあのときより「『テレビ全体』のフィナーレ」だったように感じられる。2024年3月、テレビ界では様々な別れがあった。「ブラタモリ」「世界ふしぎ発見!」が終わり、「ちびまる子ちゃん」の声を長年担当されていたTARAKOさんが若くして鬼籍に入ってしまい…変わらないと思っていたものが、強制的に変わっていってしまうような寂しさを感じることが多かった。今朝は36年間「サンデーモーニング」を担当してきたTBSの顔、関口宏氏が勇退。昔は日曜の朝を朗らかにしてくれていた番組で様々なコメンテーターが出演していたのだが…。いつのころからか日本を貶め反日国を持ち上げ、自分の意見が絶対で、平気でデマを垂れ流し、平和を愛する普通の保守を「戦争大好きな危険人物」「ネトウヨ」とレッテルを貼り喜ぶ「反日左翼」という名の「人非人&国賊&売国奴&差別主義者」御用達の”電波法違反番組”になっていた。この番組に関しては、一刻も早く終わってほしいと願うばかり。どうなろうと知ったこっちゃない。----------------------------------------------------------------そして本日夕方。55年という長きにわたり「笑点」レギュラーを務めてこられた木久扇師匠が番組を勇退された。私は芸能人やアナウンサーが、担当のテレビ番組を辞めるときに「卒業」という言葉を使うのが嫌いなので、ここでは「勇退」とさせていただきたい。「ブラタモリ」最終回が、ラテ欄に「終」の文字もなくサラッと終わったのを見て、物凄く驚いたものの「さすがだなぁ……」と唸った私。なにが「私」だ(笑)。だから「笑点」も、演芸番組にもかかわらず盛大なセレモニーを開いて、たい平師匠や宮治師匠や山田隆夫氏が、ビービー泣いて終わるような最後はイヤだな~と思っていたが、さすが江戸前の木久扇師匠!30分全部が大喜利だったのは、今回に関してはよかったと思うし、観客全員に黄色いタオルを配って…という程度のサプライズは、まだ許容範囲だったと言える。私の中ではね。偉そうだけど。木久扇師匠、最後にたい平師匠から「セントルイスブルース(いやんばか~ん)」を振られて歌いまくり、司会の昇太師に「今のお気持ちは…?」と聞かれて、ひと言「また来週!」と言い放ち、全員がズッコケておしまい!ってのは見事(笑)。芸人なら、こうでなきゃ!------------------------------------------------------------------しかし…なんだかんだ言っても、やはり寂しくなるものだ。再三ここでも書いてきたことだし、ポッドキャストで三朝師にも言ってきたが、3歳の終わり(三波伸介司会の最末期ごろ)から「笑点」をずっと見てきて、真似しながら笑わせてもらった師匠がいなくなる寂しさは、想像の10倍は大きなものだった。これからは寄席やホールで、姿を見ていくことになるのだろう。「笑点」を離れたら、もしかすると今まで隠れていたインテリの部分が開花され、より面白い高座になったりして(笑)。談志・マエタケ・三波・五代目圓楽・歌丸・小圓遊・こん平・圓窓・六代目圓楽という師匠方のところには、まだ呼ばれずにもう数年はバリバリ頑張っていただきたいものである。木久扇師匠、55年間本当にお疲れさまでした。------------------------------------------------------------------さあ!来週から入るメンバーは誰なのか⁉また軽く予想を立ててみたいと思っている、今週中に。これである意味「笑点」の今後が決まるわけで、新メンバーは今ごろ「とんでもないプレッシャー」なのだろうと思うが……って、もう収録ぁしてるか(苦笑)。しかし、今年に入って気になったのが、大喜利の終わりの挨拶がなくなっていたこと。これはかなりの改悪だと思う。大喜利メンバーに若手・中堅を登用するのは大いに賛成するが、最後は「それでは笑点この辺でお開き。また来週をお楽しみに!ありがとうございました」と言って、全員で頭を下げるところを映して終わりでなければならない。これだけは強く言いたいネ。
2024年03月31日
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今月末がくると、ちょうど(収録が)スタートして1年になる三朝師匠と私のポッドキャスト「おもしろ演芸&芸能史」。既にポッドキャスト内でもお話ししたとおり、当初は「ファミコン名人への道」も収録していた江戸川橋「スタジオポッド」で我々も収録をしていたのですが(上の夏丸師匠との3ショットがそれ)2023年6月初旬に、スタジオオーナーの遠藤さんがコロナに罹患し倒れられ、そのまま7月8日に急逝。4回で終了か…と思って諦めていたところに、私の職場の同僚がいろいろとアドバイスをくれ、ZOOMのポッドキャスト収録機材を私が購入!5か月弱の休みを経て、2023年10月から復活!その後、隔週でのアップから「隔週とか月イチとかケチ臭いこたぁ言わず、自力なんだから週1にしよう!」と思い立ち、いま現在は週1の番組になった…というのが、一応の流れであります(笑)。2枚目は2024年2月頭に収録した貞壽先生・伯知先生(このときはまだ神田真紅さん)がゲストのときの4ショット。-----------------------------------------------------------------実は先日、Ⅹ(Twitter)で「三朝師匠が私と組んで…」という記述を見かけたので、ここは言い訳っつうか説明(?)を。このポッドキャストは、上記の遠藤さんから「『ファミコン名人』にゲストで来るより、あなたは自分の冠番組を持ちなさい」と言われ、始めようと思ったのが発端。自らが始めようと思ったことではないというのが真実であります。だって、やり方分からないから(笑)。その遠藤さんに「何から何まで僕がやるから。あなたはアップの仕方だけ覚えてくれればいい!」と言われて、じゃあやるか!となったのが…コロナの前だったか、コロナ禍の辺りだったと思う。当初、私は他の方と組んで「昭和の芸能」に特化した番組をすべく構成や企画を考えていたのですが(その方が主で私は副の立場)、その方が遠藤さんに対し、口では言えないレベルの物凄い不義理をはたらいてしまい、遠藤さんが大激怒!そしてその方と絶縁!んで、番組の話が流れてしまい、私がアタマになってしまったので同い年の春風亭三朝師匠に「私と二枚看板で、このような内容でポッドキャストを始めたいんだけど…」と相談したところ快諾していただいたというわけ。ところが、その後にまたコロナ禍が盛り上がって(?)きたので、開始が少し遅くなって、昨年4月スタートになったという…。なので「三朝師匠が私と組んだ」のではなく「私が三朝師匠にお願いしてやってもらった」というのが真実です(苦笑)。おもしろ演芸チャンネル - YouTube林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 | stand.fm林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 (seesaa.net)先月末からYouTubeにもアップを始め、いま現在はstand.fm・seesaaブログ・YouTubeの三方向でお聴きいただけるようになった「おもしろ演芸&芸能史」!今後も数々の豪華ゲストをお招きして、いろいろなテーマを設けて番組を作っていきたいと思いますので、ご贔屓・お引き立ての程、何とぞよろしくお願い申し上げます!できればで構いませんが「各媒体で1回ずつ」お聴きいただければ幸いです(笑)。この点もよろしくお願いいたします!毎週土曜日の20時~22時の間ぐらいにアップしております。ただしYouTubeへのアップは数日遅れますのでご了承くださいませ。林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」(@h3yosebanasi)さん / X (twitter.com)久しぶりにブログも書きましたが、最新の更新情報および我々に付随した情報は、上記のⅩ(Twitter)で逐次更新しております。
2024年03月20日
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「♪み~ぎは高輪泉岳寺~、四十七士の墓どころ~…」私の家から京浜東北線で向かうと、向かって左側なのだが(笑)駅が出来て初めて降りた「高輪ゲートウェイ駅」。3月14日(木)のこと。初めて行った泉岳寺!定期的に開かれている「泉岳寺講談会」。この会は講談協会と日本講談協会が合同で開く会だと聞いている。その会に…これまた初めて行ってきた。思えば、2012年の1月に初めて会った神田真紅さん。そのときはまだ前座だった真紅さん。その真紅さんが、三代目松林伯知という大名跡を襲名して真打に昇進した。私はあまり感慨深くなる性質の人間ではないのだが、前座のころから、ず~っと付き合いのあった人が真打になる日はさすがに胸がいっぱいになった(涙)。-----------------------------------------------------------------この襲名大初日は、とにかくメンバーが豪華だった。そしてまた、手伝いに来られていた講談師の方々の豪華なこと!私も慣れぬ会場だった故、入場前はドキドキしていたのだが(笑)中から貞壽先生の美声が聞こえてきて「知ってる人がいた!」とメチャクチャ安心して(笑)。受付には以前、桂夏丸師匠と一緒に食事した神田桜子さんがいて、これまた安心(笑)。紅純さんもいらした。そして、私が着席したあとに入ってきた聞き覚えのある声の主は読売新聞の長井さん(笑)。隣の席になって、開演前はベラベラ演芸話で大盛り上がり(笑)。私が三朝師匠と始めたポッドキャストを、読売新聞の記事にしろ!とメチャクチャな要求を突き付けたりしていた(爆笑)。林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 | stand.fmそして始まった講談会。トップバッター(前講)は、何度か我々の「歌で綴る」の前座も務めてくださった神田紅希さん。その後よ、とにかく!まず私も親しくさせていただいている名人、神田春陽先生。「木津の勘助」を読まれた。近年ブレイクし、らくごカフェの独演会が即完売になるという神田愛山先生。「西行鼓ケ滝」。講談協会会長で落語協会の寄席でもお馴染、宝井琴調先生。「出世の富くじ(無欲の出世)」。中入り&口上を挟んで、日本講談協会会長。松林伯知先生の師匠である神田紅先生。「真田幸村・大坂出陣」。この四人に伯知先生を入れた五人の至芸が、いっぺんに聴けるという贅沢。こらぁ凄かった!口上では、琴調先生からちょっとしたサプライズがあったり、好き勝手なことを各人が言いまくるという…。真顔で俯いていなくちゃいけない伯知先生の表情はコロコロ変わっていた。いいのかね?あれで(苦笑)。それで、トリで上がった伯知先生。自分の先々代である初代の松林伯知を扱った「松林伯知伝・歌吉心中」を読んだ。久しぶりに大御所連の講談をじっくり拝聴することができたが、改めて「いいな~」とウットリしてしまった。講談の会は土日が多くて、なかなか聴くチャンスがないのだが、予定が合ったときは、極力行くようにしようと思ったほど。そして真紅さん…じゃない、伯知先生。決して友達・知人だからとかで言うんじゃないのだが、やっぱり不思議なもんで…話芸のスケールが3~4倍は大きくなっていた。口跡の巧さもアップしていたと思う。この調子で今月22日・23日の日本講談協会定席での披露興行、そして5月1日からの落語芸術協会での披露興行では、より凄い高座を魅せてくれるのだろう。三代目松林伯知先生!真打昇進おめでとうございます!
2024年03月16日
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いま現在、50歳以下の日本人男性(女性もいるだろうけど)で、鳥山明先生の作品に全く触れずに生きてきた人間は皆無だろう。「アラレちゃん」「ドラゴンボール」を全く知らないなんて人は会ったことがないし、大半の同年代は影響を受けまくっている。私は藤子アニメ・赤塚アニメほどの影響は受けていないのだが、「アラレちゃん」も「ドラゴンボール」も毎週欠かさず見ていたものだ。詳しく語れるほどではないが…。---------------------------------------------------------------今日の昼間に入ってきた鳥山明先生の訃報。本当に驚いたし、享年68という若さに、愕然としてしまった。まさに「漫画界の巨星墜つ」という言葉が適切であろうか…。いや!漫画界という言葉だけでは収まらない。アニメにも映画にもなって、世界に発信された日本文化の旗頭であった巨星…と言ったほうがいいかもしれない。急性硬膜下血腫だったという。この死因を聞いたとき、私は真っ先に事故だと思った。交通事故とかではなく、家庭内の事故(転んだり階段から落ちたり)だと…。ところがネットの訃報を見たら、近年は体調を崩されていたとのこと。---------------------------------------------------------------私が小学2年生になる直前だった、昭和61年(1986)2月から『ドラゴンボール』のアニメが始まったのを覚えている。なので『アラレちゃん』の記憶はおぼろげになってきているが、今でも覚えているのが「アニメキャラが自ら、アニメの演出にツッコミを入れる」というのを初めて見たこと。確か空豆タロウとピースケだったと思うが、天高く投げられて、そのまんま宇宙に飛び出して、落下して地面に叩きつけられたときに「これアニメだから助かったんだぞ!」みたいな台詞を聞いたときに、非常に斬新で驚いたのを幼心に記憶している。…あまり鳥山先生とは関係ない話かもしれないが(苦笑)。--------------------------------------------------------------とにかく、日本は大きな存在を失った。先だっての八代亜紀や冠二郎もそうだったが、だんだん1970年代~1980年代の文化が遠くへ行ってしまうのが辛い。鳥山明先生のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2024年03月08日
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いやいやいや…実にどうも…ポッドキャストと、それに付随した公式Ⅹ(Twitter)更新に追われて…。そのあげく、2月17日(土)の晩に7年ぶりに酷い風邪をひいて、いま現在声が全く出ない状況という…。「第13回・歌で綴る~」以来の大病で、ただいま絶不調(苦笑)。その上ねぇ…先ほど…腸が煮えくり返るというか…これほど腹が立つことがあるのか…という事象があって、ま~た体調が悪化しそう(笑)。人が何十年かけて死に物狂いで調べ上げたことを、よくもまぁ何の挨拶もなしに簡単に横取りして…。もう”こっちの趣味”は足を洗おうかな。なんかいろいろ嫌だ。----------------------------------------------------------------それはさておき!おかげさまで、三朝師匠とのポッドキャストは大好評の嵐であります(かなり誇張気味)。林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 | stand.fm林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 (seesaa.net)そしてまた、当方の職場の同僚がYouTubeチャンネルを開設してくれました!今月からは3方向でお聴きになれます!おもしろ演芸チャンネル - YouTubeただし、YouTubeはアップするまでにタイムラグがあるので、できればstand.fmでお聴きいただければ幸いです!
2024年03月01日
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先ほど「世界のオザワ」こと、指揮者の小澤征爾氏の訃報が入り物凄く大きなショックを受けたとこだが、その数時間前に聞いたこの訃報も…ある程度、覚悟はしていたが…激しく動揺したのは言うまでもない。------------------------------------------------------------------立川談志師匠が最晩年、落語には「江戸の風」が吹いていなくてはならない…という言葉を残した。この言葉に対して「ある種の逃げ」だと批判めいた意見も私は多く聞いたが、間違っている考えではないと思う。やっぱり「江戸落語」は「東京の郷土芸能」なので「江戸の風」が噺の後ろに吹いている…というのは正しいことだろう。確か…その言葉を記した本の中で、家元が「現存の噺家で”江戸の風”を感じるのは、八代目圓蔵・九代目文楽・五街道雲助」と書き、雲助師匠が昨年、人間国宝になった際のネットの記事で、家元のこの言葉をピックアップしたものもあった。私の中で「江戸の風」という言葉にピタリ当てはまるのが…勿論、一朝師匠や雲助師匠もそうだが…春風亭小柳枝師匠だった。落語芸術協会のベテランは皆さん個性が強く、己のスタイルを前面に押し出すタイプが多い中、小柳枝師匠の高座は清涼剤…というか、夏場にサイダーを飲んだときのような爽快感を常に感じさせてくれた。…ほかの師匠方に失礼だけど(苦笑)。「梅は咲いたか」の出囃子に乗り、腰を曲げて「ヘイッ!」という感じで高座に上がり、ロートーンの美声で、トントンと軽い調子・堪らないリズムで進んでいく数々の噺に、いつも客席で惚れ惚れしていたものだ。全てにおいて綺麗事で、着物姿が本当に粋で鯔背で…。「落語芸術協会の至宝」と言い切って、何ら問題ない師匠だった。その小柳枝師匠が、1月31日に88歳で亡くなったことが判った。老衰だったという。実は昨年の暮れ、夏丸師匠から小柳枝師匠の近況を私は聞いており、「復帰は難しい」ということも聞いていた。しかし、年齢に不足はないとは思うが、正楽師、そして太神楽の翁家小楽師に次ぐ報に…本当にショックで…。-------------------------------------------------------------------私が小柳枝師匠を見たのは、コロナが明けてすぐ?だったか…の浅草演芸ホール「アロハマンダラーズ」の興行に車椅子で出演され、十八番だった加山雄三「君といつまでも」を歌われた姿が、たぶん最後だったと思う。平成28年に脳梗塞で倒れられて、一度は復帰されたが(そのときの高座も見た)平成30年9月中席の浅草演芸ホールでの「厩火事」が、最後の高座になったという。忘れられない高座も数多くあるが、11年前の夏(7月だった?)の新宿末廣亭の夜席の主任で聴いた「たがや」の鮮やかさは、今でも忘れられない。確か20分でバラしたもんね…江戸前だったなぁ…。------------------------------------------------------------------もうひとつ、私の忘れられない思い出。たった一度だけだったが、小柳枝師匠と酒席をご一緒できたのは本当に嬉しかった。あの時間は本当に宝物だった。2015年だったと思うが、私をこんなにしたA級戦犯(笑)であるエムズの加藤さんが主催した「四代目柳好トリビュートの会」が日本橋劇場であったときの終演後。私の席が保田先生・読売の長井さん・木村万里さん・稲田さん・石井さん…という、名だたる演芸評論家席の並び(汗)。それはともかく、終演後にまっすぐ帰ろうとしたら、保田先生と長井さんの読売新聞先輩・後輩コンビが「楽屋に顔を出すから」と言うので、私もついていった。桃太郎師匠もいたから。それで何人かで楽屋口から表に出たら、桃太郎師匠が「帰る」と仰ったので「それじゃ私も…」と帰ろうとしたら、瀧川鯉昇師が「君(私のことね)は一緒に(打ち上げに)来なさい」と仰ってくださり、図々しくもホイホイ付いていったのだ。そのときのメンバーが、小柳枝師匠・鯉昇師匠・五代目柳好師匠・保田先生・長井さん・私の6人!人形町にある小柳枝師匠行きつけの居酒屋の2階で、貴重なお話を伺いながら、美味しいお酒と肴を味わえたのは贅沢だった。そのときもお酒の飲み方がキレイでね…。それで…前述した「貴重な話」というのは、落語関係ではなく流行歌関係(笑)。私の師匠の保田先生と小柳枝師匠は同学年なので、子供のころに好きだった歌がほぼ同じ。それも戦時歌謡ばっかし(笑)!酔いが少し回った保田先生と小柳枝師匠が、目の前でノリノリで「比島決戦の歌」などの、大東亜戦争末期のマニアックな(?)戦時歌謡を歌いだして、それを30センチぐらいの距離で見られたこの幸福!この贅沢!のちに(昨年だったか?)このときの話を瀧川鯉朝師匠に話したら「いいな~!俺も混ざりたかった!」と言われたっけ(苦笑)。そのとき、小柳枝師匠に「今度、一緒にカラオケで懐メロ大会をやろう!談志さんの好きだった歌とかも!」と言われ、人形町の地下鉄の改札口で、固い握手をしてくだったのも嬉しかった。そのすぐ後、脳梗塞で倒れられ、カラオケ大会が実現できなかったことは本当に残念でならない。-----------------------------------------------------------------私の知るかぎり、噺家さんでも落語ファンでも、小柳枝師匠が好きじゃない…なんて人は全く聞いたことがない。落語を愛する人間で、小柳枝師匠のことを何とも思わない人は皆無だろう。誰からも愛された、誰からも憧れられた小柳枝師匠。その師匠が亡くなられたことは、戦後落語黄金時代がまたひとつ遠くへいってしまったことを意味する。春風亭小柳枝師匠のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2024年02月09日
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いよいよ開催まで6日!幸か不幸か、まだお席があるそうです。満員御礼だった第1部は「SP盤が好き」な方へ向けてのイベントという印象でしたが、第2部は「昭和の流行歌が好き」な方へ向けたイベントという感じになっているかと存じます。「珠玉の服部メロディー大全集」開催日時:2024年2月10日(土)開場…13時 開演…14時 終演…16時(予定)会場…新宿区四谷・貴方の店グループ住所…新宿区四谷4-9-11 新宿44ファンタジータワー7階(四谷三丁目駅2番出口徒歩3分、新宿御苑前駅2番出口徒歩3分)司会進行…北河忠昭(@anakuro69) 小沢たいら(@crazy_cats1955)ゲスト:私料金:3500円(予約・当日ともに) 席数:30席予約先…(電話)090ー2160ー9706 (メール)gevaruto69@outlook.jp私にご連絡いただいても構いません。北河君に伝えます。既に曲目は決まっておりまして、お馴染みのヒット曲から渋めの曲目まで、様々な服部メロディーが蓄音機の音で楽しめます。私もかなりの曲目で、イントロ司会をしなきゃならないらしく…今から練習しておかなければなりません(笑)!司会のひとり、小沢君が貴重な資料満載の緻密なプログラムを鋭意作成中…らしいです。…私がゲストですから、司会2人の至らない部分は、すべてカバーして笑いを取って盛り上げる…責任を負わされそうで…物凄く疲れそう(苦笑)。楽しいイベントになることは間違いありません。第1部だけでいいや!なんて思っている、そこのあなた!人口に膾炙した、お馴染の服部メロディーもキチンと聴かなきゃダメでさぁね!ご来場、心よりお待ちしております。司会の2人のためにも、何とぞよろしくお願いいたします。
2024年02月04日
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今月4日(水)の東洋館初席4日目、11日(木)の新宿末廣亭の二の席で、いつも通りの高座を観たばかりだったのに…。このショック・悲しみの大きさ、そして寂しさは志ん朝師匠・談志師匠以来の感じがする。落語協会のみならず、東京演芸界の色物の至宝。最高峰。誰からも愛された紙切りの三代目林家正樂師匠が、21日に急逝されていたことが、26日に分かった。19日(金)まで普通に寄席に出ていたそうなのだが、20日(土)に休演され、21日(日)の朝に自宅で倒れているのをご家族が発見、病院に運ばれたが死亡が確認されたとのこと。享年76。17日に誕生日を迎えたばかりだった。…演芸好きにとって、これほど大きな悲しみは近年なかったと思う。私は、世間に公表される少し前に訃報を知ったのだが、もうショックで…仕事がまともに出来ない状態になりかけた。---------------------------------------------------------------とにかく神業を持つ師匠である。「紙業」と言ったほうが正しい感じもするが…。マニアになって年がら年中、寄席に通いだすと「初見の衝撃」がなくなって、さほどリアクションをしなくなることが多いが、正樂師匠の紙切りだけは別物よ、別物。毎回、大声でも小声でも出来上がりを見て「おおーっ!」という声が響かなかった客席はない。特に初心者が多い際の、正楽師の大歓声(出来上がりのときの)ったらなかった。目をつぶれば、いつも通りのルーティンが浮かんでくる。「職・業・病です」「こうして(揺れないで)切っていると…暗くなります」「せんべいの袋が開かないから、鋏で切れ」…頭に鮮明に浮かぶはずだよ、2週間前に見たんだもの(涙)。私が初めて見たときは「小正樂」時分だったと思う。三代目の正楽を襲名した際は、色物で初めて主任を取ったという大記録を打ち立てた。-------------------------------------------------------------たけ平師匠からよく聞いたのだが、正樂師匠は小さいころから寄席通いをされていたそうなので、芸人さんを批評する目が非常に厳しかったという。今だから話すが、よく深夜に電話がたけ平師からかかってくると、正樂師匠が語った演芸論の話で盛り上がった。目黒区のご出身だったので「東京風」ということにも非常に厳しい方だったと聞く。たけ平師は、昭和の歌も演芸も詳しいから、非常にハマっていたみたい(笑)。あと小傳次師匠もそうか。私は2度、お話しさせていただけたことがある。その際にも非常にカッコいい(江戸風で言えば様子がいい)ことを仰ってくださって感激したものだ。1度目は2015年のこと。私もお世話になっているご存知演芸誌「東京かわら版」500号記念のパーティー会場。私の師匠のひとりで、先だって三朝師匠とのポッドキャストに来ていただいた、保田先生のところに挨拶にきた正楽師に勇気をふり絞ってお声がけをしたとき。私は20何年(その時点で14年ぐらい)寄席通いをしているが、紙切りにリクエストをしたことが一度もない!それは何故か。「客席で大声出すのが恥ずかしいから」(苦笑)。…ということを…私ゃ少し飲んでいたからか、思わず正樂師に言ってしまった。そしたら正樂師が…。「…あのね、こんなこと言うのも悪いけど…寄席の客席でさ、大声出せる人って頭おかしいと思うよ」と仰ったのだ(汗)。これを、たけ平師に後で伝えたら「よかったね~!」と一言。なんで?と聞いたら「東京人は照れなんだよ。照れがない人は正樂師匠嫌いなんだよ。だから、それで正解なの」だと。それで、その次は2017年だか2018年の謝樂祭。湯島天神に行った方々ならお分かりかと思うが、食べ物屋台の後ろ側に自動販売機が並んでいるところがあって、その横が喫煙所。そこでたけ平師とパーパー喋っていたら、正樂師がタバコを吸いにやってきた。私は上記のことを言って「師匠、未だに注文できません、やっぱ恥ずかしくて…」と言ったのね。そしたら正楽師匠が「いいよ!別に無理して注文しなくて!高座見ててくれれば大丈夫だから(笑)」と仰ってくださり、3人で大笑いしたのも懐かしい。…とにかく20年以上、山のようにいろいろな高座を観たので、思い出が多すぎて書ききれない。近いうちに、三朝師匠とのポッドキャストで「追悼特別番組」ができればいいなと思う。そこで、文字より言葉で追悼できれば…。正樂師匠、長い間本当にお疲れさまでした。あの数々の神業を当然のようにやってのける様にシビレておりました。もうこれから、師匠が寄席にいないことが信じられませんが、二楽さん・樂一さん・八樂さんが必ず神業を(徐々にでも)引き継いでいくことでしょう!本当にありがとうございました。ご冥福をお祈り申し上げます。
2024年01月26日
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この悲しい報の連続は、一体何なのだろう?八代亜紀さん・冠二郎さんに続き、また演歌界から訃報が届いた。喉の薬のCMで一世を風靡した北島三郎門下、小金沢昇司さんが11日に66歳という若さで亡くなった。死因は呼吸不全だという。2020年11月に酒気帯び運転で逮捕されてしまい、それ以降は表舞台に帰ってくることはなかった。逮捕後には北島門下から独立して立ち上げた個人事務所が、2021年になって破産。そのうえコロナに罹患してしまい、それ以降は体調がかなり悪化してしまっていたという。…何というか、1つのミスで人生はここまで転落してしまうものなのか…という悲しい気持ちで一杯である。若いときは有名な不良だったというが、その悪さをしたツケが人生最後の3年間に回ってきてしまったのかもしれない。私個人としては、この方の歌も殆ど知らないし…申し訳ないがBSフジ「クイズ!脳ベルSHOW」で(最近こればっか)大ボケ解答を連発していて、テレビの前で呆れてしまった印象が強い。いい意味でも悪い意味でも(?)。勿論、最初に存在を知ったのは、あのCMの「歌手の小金沢君」のときだった。その歌声も流れず、ただフィニッシュコーワ(だっけ?)を喉にシュッシュとやるだけで…「この人は実在の歌手なの?」なんて思ったものだ(苦笑)。ただ歌声は素晴らしかった。コロナ前の…2018年か2019年か忘れてしまったが、日本歌手協会歌謡祭の最初のほうの出番で、ご自身の「ありがとう…感謝」という歌を聴いたとき、客席で「上手ぇ!」と思わず呟いたのを覚えている。上から目線の…非常に偉そうな言い方だが、ただ単に上手いだけではない「プロの声」とでも言うのだろうか。昔、作曲家の渡久地政信先生が、春日八郎御大の声を評して「ヒットを出せる声」と言っていたことがあったが、それと同じような印象を受けた。「商品」という感じ。しかし若いときの精悍な二枚目ではない、太った顔と首周りに(近年は私もそうなってしまった!今年は少し瘦せなきゃ…)「不健康そうだなぁ…」と思ったのも忘れられない。あと「夏祭り」「年忘れ」などの番組で、戦前~戦後の歌をカバーしていたが、これは全く受け入れられるものではない感じだった。全部「演歌」で歌っていたからね…。とは言うけど、あの歌声は素晴らしいものだった。それだけに自ら晩節を汚す形になってしまったのは、返す返すも残念でならない。今のご時世、たった1つのしくじりでも、延々と週刊誌・マスコミ・SNSで叩かれ続けるから、戻ってきても大変だったかもしれないが…にしても、勿体ない…。小金沢昇司さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2024年01月16日
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昨年9月に、神保町「あたらくしあ」で開催されたSPレコードコンサートの第2弾が開催されることになりました。今回は2部構成だそうで、第1部のほうは既に完売(キャンセル待ち)ですが、私がゲスト出演する第2部のほうは、まだまだお席に余裕があるようです。…私が出るから、予約が芳しくないのかね(苦笑)?今回は朝ドラ人気にあやかっての(口が悪い…)服部良一特集!第1部が「ジャズ編」・第2部が「歌謡曲編」ということで、私は第2部のほうにお邪魔させていただきます。2月10日(土)の昼間は四谷三丁目に是非ともお出でください。何とぞよろしくお願いいたします。「珠玉の服部メロディー大全集」開催日時:2024年2月10日(土)開場…13時 開演…14時 終演…16時(予定)会場…新宿区四谷・貴方の店グループ住所…新宿区四谷4-9-11 新宿44ファンタジータワー7階(四谷三丁目駅2番出口徒歩3分、新宿御苑前駅2番出口徒歩3分)司会進行…北河忠昭(@anakuro69) 小沢たいら(@crazy_cats1955)ゲスト:私料金:3500円(予約・当日ともに) 席数:30席予約先…(電話)090ー2160ー9706 (メール)gevaruto69@outlook.jp私にご連絡いただいても構いません。北河君に伝えます。既に曲目は決まっておりまして、お馴染みのヒット曲から渋めの曲目まで、様々な服部メロディーが蓄音機の音で楽しめます。私もかなりの曲目で、イントロ司会をしなきゃならないらしく…今から練習しておかなければなりません(笑)!
2024年01月12日
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今は皆が忙しくなってしまったので、機会をつくることがなかなかできないのだが…。かつて、ウチの懐メログループで集まってカラオケ大会をやっていた際、たまにだが「新しい歌縛り」という全員が普段歌わない歌を歌っていくという”遊び”をやったことがあった。「昭和50年以降の歌限定」の括りで、普段は戦前~戦後の歌を歌っている我々が、その歌い方や姿勢に全く似合わぬ歌を選んで歌いまくるという…。日大の刑部教授も、某協会事務員のIさんも、我々グループの大番頭であるH君も、そして私も、新しめの演歌や歌謡曲をチョイスして歌いまくった。またやりたいなぁ、この集まり。かなり面白かったから。それで、その際に…歌ったかどうか記憶が定かでないのだが、昭和50年以降の演歌で、私が好きな一曲が「旅の終りに」。昭和52年(1977)のヒット曲で、作詞の”立原岬”は、かの五木寛之先生のこと!作曲は「ドラえもん」をはじめとする数々のアニメ、そして映画やドラマの劇伴を手掛けた菊池俊輔先生!詞は悲しいが…哀愁があるけれど、そこはかとなくノリがいいメロディーが大好きで、テレビで流れてくるとついつい鼻歌で歌ってしまう。--------------------------------------------------------------この「旅の終りに」に大ヒットさせた、歌手の冠二郎さんが元日に79歳で亡くなった。心不全だったという。近年は闘病生活を送っていたようで、あまり表舞台には出ていなかったらしい。それにしても…。12月29日の坂田利夫、12月30日の八代亜紀、12月31日の中村メイコ、元日の冠二郎、4日の篠山紀信…と、一時代を築き上げた方々が、これほどまで立て続けに亡くなるとは…。去年の谷村さん以降、ミュージシャンの方が立て続けに天国へ旅立ったが、まだそれが続いているような感じで…。とにかく、ショックな報がこれほど続くと、本当にメンタルがやられそうになる。辛いものだ。冠二郎さんというと、「旅の終りに」は私が生まれる前の歌、それこそ「年忘れ~」などの番組で聴いて「いい歌だな…」と思ったクチ。リアルタイムで聴いてぶっ飛んだのは…私と同世代の方ならば大半の方が同じように思うだろうが「炎」である。「♪アイ・アイ・アイライク・演歌~」というフレーズを最初に聴いて、いい意味でも悪い意味でも(何だそりゃ)絶句したのを思い出す(笑)。平成4年(1992)の歌なので、私が中2のときだったのだが、この歌が何かの番組で流れた次の日、クラスで「…冠二郎の『炎』って歌ぁ知ってる?」と誰かに聞かれ、私が軽く上記のフレーズを口ずさんだら大爆笑になり(苦笑)ほんの一時ではあったがクラス中で流行ったのだ、この歌が(笑)!もしかしたら「紅白」で歌われて、冬休み明けの3学期最初のときだったかもしれない…。曖昧な記憶になったが…。この「炎」もノリがいい曲で、イントロで冠さんがデカい声で「セイヤァ~‼‼」と絶叫していたのが忘れられない。「子供も歌った最後の演歌のヒット曲」は、もしかしたら「炎」かもしれない。懐メロ好きの私だって歌ってたんだから(笑)。なんで、今はこういうノリノリの…流行歌と演歌の中間辺りのメロディーの歌がないんだろう?---------------------------------------------------------------冠二郎さんと言えば「炎」のヒットと共に、その面白キャラでバラエティーでも活躍されるようになった。「年齢詐称発覚」や「カツラ疑惑」、「31歳も年下の奥様をもらった」だの、様々な話題でも事欠かなかった。BSフジ「クイズ!脳ベルSHOW」にもご出演されたことがあった。確か分からない問題が出題された際、スタジオ見学に来ていた奥様が耳打ちして解答を教えていたような覚えが…。なんだったんだ、あの無法地帯は(苦笑)。あと「脳ベルSHOW」の常連で、ヘビメタバンド「the冠」の冠徹弥さんがいるが、こちらの冠さんが(まだ週5放送時代)金曜日のすごろくで勝った際、司会の岡田が「…やりました!冠二郎…冠二郎ちゃうわ!」と言い間違えて、スタジオ中が大爆笑になり、ご丁寧に画面下に大きく冠二郎さんの写真が出たこともあったヤネ(笑)。-------------------------------------------------------------八代亜紀さんに続き、冠二郎さんも逝き…ますます演歌番組や「夏祭り」「年忘れ」が寂しくなった。山川豊さんも肺ガンになってしまって、しばらく闘病~休養に入るというニュースがあったばかり。なんか「大河のごとき日本の流行歌の流れ(歴史)」が徐々に干上がってきた…という印象を受けてしまう。私は1秒も見なかったのだが、昨年大晦日「紅白」で演歌勢がかなり蔑ろにされていたというネットニュースも見たし…。冠二郎さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2024年01月11日
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まさか…この方の追悼文を、これほど早く書くことになるとは思わなかった。ホントに今年の1月はロクな報がない。今日の18時30分前、携帯に入ってきたニュース速報を見て、思わず「ええっ⁉」と大声を出してしまった。…と同時に、昨年8月だったか膠原病に罹患したニュースを聞いて以降、何の続報もなかったので「体調悪いのかな?」と気になっていたところはあったから、訃報を聞いて少しだけ「やっぱりね」という感情も湧いてきた。美貌と独特のハスキーボイス。数多のヒット曲を持つ演歌の女王で、様々なバラエティー番組などでも活躍をされていた八代亜紀さんが、昨年12月30日に急逝していたことが分かった。享年73。訃報によると、膠原病の一種で指定難病でもある「抗MDA5抗体陽性皮膚筋炎」と「急速進行性間質性肺炎」で8月から闘病されていたそうだが、年末に体調が悪化したらしい。勝手な想像で書くことをお許しいただきたいが、おそらく八代さんの命を奪ったのは「間質性肺炎」のほうだろう…と思う。ステロイド剤も大量に服用していただろうから、抵抗力も弱まって、いろいろ全身が弱ってしまったのかもしれない。------------------------------------------------------------熊本県出身で昭和46年歌手デビュー。昭和48年「なみだ恋」が大ヒットして「第24回紅白」に初出場。その後も「愛の終着駅」「もう一度逢いたい」「おんな港町」「舟唄」と数々の大ヒット曲を飛ばした。昭和55年の「雨の慕情」で見事「日本レコード大賞」を受賞。他にも「愛ひとすじ」だとか「花(ブーケ)束」などの佳曲に恵まれた方だった。------------------------------------------------------------私が八代亜紀という人に最初に受けた印象だが、いわゆる「デコトラの運ちゃん」に絶大な支持があった人…という感じだった。よく「八代観音」という文句と共に、デコトラの荷台の後ろに、あの美貌が描いてあった記憶がある。まあ正直に言えば、東海林・藤山を筆頭とする戦前~戦中の歌手を愛する身からすれば「上品な歌手」と言えない感じがかなりあった。中学~高校ぐらいまではね。その考えが大きく変わったのは、やはり大人になってから。食べ物の好みと同様、歳を経ると歌の好みも少しずつ変わり、単に見た目のみで受けていた印象の奥の、本質的な歌の巧さや質が解るようになって、八代さんの凄さが分かってきた。今から20年ぐらい前まで、12月26日~28日辺りに、NHKのBS2で、13時ぐらいから往年の紅白をノーカットで放送する「思い出の紅白歌合戦」をやっていた。私も録れる回は必ず録っていたが、今でも素晴らしい歌唱だと思っているひとつが、第28回(昭和52年)大トリの八代さん「おんな港町」。舞台奥から登場した際、嫉妬した誰かにマイクコードを激しく踏まれるというハプニングはあったものの、当時の紅組司会の佐良直美の抜群の紹介で、初の紅組大トリを華やかに飾ったテークを見て「八代亜紀ぁ凄ぇ!」となったのを覚えている。あと今から12~13年前ぐらいだったと思うが、日本テレビで土曜の夜に極楽とんぼの加藤が司会をしていたトーク番組に、山内惠介と共に出演したとき「歌手は余計な感情を込めずに歌えばいいんです」「作詞家の先生が書いた詞を、作曲家の先生がつけてくださったメロディーの通りに歌えば、十分に感情は入っているんで」と言っていたのが忘れられない。「あっ!藤山先生と同じようなこと言ってる!」と非常にビックリしたのだ。感情過多に歌う人だと思っていたので。生の舞台は…昨日のメイコさんの追悼文でも書いたが、近年の「日本歌手協会・歌謡祭」では常連で、毎年「舟唄」は勿論、「なみだ恋」とか「もう一度逢いたい」を目の前で何度となく聴くことができた。理事長と一緒に司会も何度かされていて…上手いとは言えない司会ではあったが(両方ともね)、愛嬌と温かさのある司会をされていたっけ。熊本地震のチャリティーのときだったはずだ。--------------------------------------------------------------また歌謡番組が寂しくなった。それこそ、戦前~戦中~戦後のお歴々を見送るたび「もっと歌っていただきたかった」というコメントを言っていた八代さんが、こんなにも早く”言われるほう”に回ってしまうとは…。中村メイコさんもそうだが、どうしても亡くなったという意識が湧いてこない。「歌番組にいるのが当たり前」の方だったので。いくら難病とはいえ、ちょっとだけ休んで、今年の「歌謡祭」で盛大に復活…みたいな絵図面を当たり前のように考えていたので(歌手協会の理事長だって同じように考えていただろう)、もう今年からいない…ということが全く考えられない。八代亜紀さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2024年01月09日
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当初の予定は、能登半島の被災地に邪魔しに行っただけの…被災地や被災された方のことなどを微塵も考えておらず、単純に災害を「与党(保守)を叩ける材料」だとしか思ってない某政党代表(だとは全く認めたかぁないが、元タレントのウスラノータリンの反日極左の人非人)を、徹底的に”しつけ”しようと思っていたのだが…。--------------------------------------------------------------パソコンを開いて、あまりに衝撃的な訃報を目にしてしまい、こちらを書くこととする。新春早々、本当に悲しい報。マルチタレントの草分け・昭和芸能史の生き字引と言って過言ではなかった中村メイコさんが、12月31日に肺塞栓で急逝していたことがわかった。享年89。この報は「戦前の芸能を語れる芸能人」が全員この世を去ったことを意味する。確か去年の…いつ頃だったか忘れたが、足を悪くしてしまい車椅子生活になって…みたいな記事を見た記憶はあった。死因が肺塞栓、つまり「エコノミークラス症候群」なわけで、おそらく歩かなく(歩けなく)なったのが遠因かもしれない。本当に急逝だったようだ。クリスマスには(番組は不明だが)収録に参加していたという話だし。デビューが昭和11年(!)の東宝映画「江戸っ子健ちゃん」。その後、天才子役として活動され、戦後はラジオにテレビに映画にレコードに八面六臂の大活躍。昭和34年から36年の3年間は「NHK紅白歌合戦」の紅組司会も務めた。誰でもご承知のとおりで、旦那さんは作曲家の神津善行。娘が神津カンナと神津はづきで、息子が画家の神津善之介。神津はづきの旦那さんが俳優の杉本哲太という華麗なる芸能一族でもある。最後まで現役を貫いた…芸能生活86年(‼)という物凄さ!榎本健一・古川緑波・柳家金語楼は勿論のこと、徳川夢声に藤山一郎・森繁久彌・三木のり平・美空ひばり…といった、昭和の芸能史を創ってきた大御所と”ほぼ全員”共演してきたという華麗なる(華麗すぎる)芸能人生。歌手でもあり、女優でもあり、司会者でもあり…「タレント」という言葉は直訳すりゃ「才能」という意味になるが、まさに「女性マルチタレント第1号」と言い切っていいのは、この方。男性は森繫久彌だろう。--------------------------------------------------------------親友であった美空ひばりの「”喋り”の物真似」は絶品だったし、様々な番組で語られる”支那事変~大東亜戦争時のエピソード”は、貴重なものばかりだった。BSテレ東「武田鉄矢の昭和は輝いていた」には何度か出演し、日大商学部の刑部教授とも共演していたっけ。…刑部教授が羨ましいもんだ。また、私が往年のテレ東の看板番組「人に歴史あり」を知ったキッカケになった特番「昭和を駆け抜けた101人」では第2弾~第4弾(最終回)まで連続出演。司会の玉置先生と語り合う話が超濃厚(苦笑)だったのが忘れられない。生でメイコさんを見たのは、2013年に五反田・ゆうぽうとで開催された「日本歌手協会・歌謡祭」の司会者としてだった。メーン司会のベタついた口調での仕切り(嘲笑)を吹っ飛ばす、往年の「紅白」さながらの名調子に唸ったのを思い出す。あと菅原都々子先生の「江の島悲歌」を聴いて、メイコさんが感動して泣いていたのは…このときだっただろうか。--------------------------------------------------------------とにかく、日本の芸能界は途方もなく大きな存在を失った。誰しも大きなショックを受けているところだろうが、私は特に黒柳徹子のことが気になる。テレビ開始時からの盟友として、どれほどのショックを受けているだろうか。心配で仕方ない。「昭和が遠くなった」という文句は、大物芸能人が亡くなると頻繁に使われる言葉だが、今回は本当に昭和が遠くなったと言わざるを得ない。それも…非常に不謹慎な言い方かもしれないが、チビチビと遠くなっていったのが、一気にドカーン!と遠くなった感が強くある。芸能生活86年!本当に長い間、お疲れさまでございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。…ホント今年は、まだ一週間しか経ってないのに、嫌なことと悲しいことばっかり。ここから上向きになるのかね?だんだん日本がダダ下がりになるとしか思えない…。
2024年01月07日
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私の知る限り、元日の夜が報道特番に差し変わったというのは初めてだろう。のんびりと家族団らんで「格付けチェック」を観よう…と16時までは、大半の国民は思っていたはずだ。それが…ね…。私の懐メログループの後輩に石川県の人がいて、昨夜メールで聞いてみたところ(電話かけたら大迷惑だから)今までに経験したことのない揺れだったそうな。一夜明けて、今朝の中継で焼け野原になった輪島市の映像を見て、言葉を失った。そして今日の夕方。私は大田区在住なのだが、18時過ぎに湯に入っていたら、表を物凄い勢いで消防車が何台も走っていく音が聞こえ「大火事か?」と思って湯を出て、テレビを見たらば羽田空港で日航の旅客機が燃えている映像が目に入ってきた。地震があった石川県に救援物資を運ぼうとしていた海上保安庁の飛行機が、どういうわけか着陸してきた日航機と衝突してしまったとのこと。凄い勢いで燃えていく旅客機を見て、また言葉を失った。おそらく大田区中の…下手したら目黒区・品川区辺りの消防車も駆け付けたのだろう。とにかく物凄い数の消防車が走っていったことは分かったので。それで、奇跡的に旅客機の乗員乗客は全員無事(何人かケガをされた方はいたようだが)だったそうで胸をなでおろしたが、海上保安庁の機に乗っていた6人のうち、機長以外の5人が亡くなったという。---------------------------------------------------------------例年は、振り返れば暗いニュースだらけの年だったとしても、正月だけは穏やかに、静かに始まるのが常だと思っていた。それが、元日からこれでは…私は保守思想だが、悪い意味で今、日本の未来に希望が持てなくなりそうになっている。ただ、せめてのも僅かな救いは、いくら安倍派を切り捨てた左寄り・支那の幇間の連中ばかりに年末になったとはいえ、自民党政権でまだよかったということだ。これが「東日本大震災」時の”悪夢の民主党政権”だったなら、自衛隊の初動も遅くなり、岸田総理の1京倍はバカだった、三国人の味方&カイワレ大根でお馴染みのキ●ガイ国賊が、目も当てられぬ”ズレた陣頭指揮”をしていただろう。だからって、岸田総理を褒めるわけにはいかない。今年にはご退陣を願って、高市早苗総理大臣が誕生してもらわないと、冗談でも何でもなく、日本が日本でなくなるかもしれん。女性活躍社会の最先端を日本が進むべく、高市早苗氏を筆頭に小野田紀美・杉田水脈・有村治子…という素晴らしい方々が最前線で活躍される内閣が出来ることを願ってやまない。そして野党として「日本保守党」辺りが政府のおかしい点を指摘していく形になれば、日本にも未来はあるだろう。立憲・共産・社民・れいわは…表舞台…いや、この世から皆さん早急にご退場ください。百害あって一利なしの野党は不要ですので。
2024年01月02日
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今年は政治思想的なことも、あまりに不愉快なことが多すぎて全く書きたくない。書きゃ腹が立つばかりなんでね。そしてテレビも…ちっとも大晦日の匂いやワクワクがない番組ばかりで、もう失望の二文字に尽きる。自分が単純に老いただけなのだろうが…。んで、長々書きたくないから、一言だけ!テレ東の大晦日は、こうでなきゃ!以上、報告終わり!というわけで、今年1年も私のこのブログをご贔屓いただき、ありがとうございました。来る年、令和6年。皇紀2684年が皆さまに取って良い1年であることを祈念いたします!
2023年12月31日
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私だけなのか分からないが、今日は12月30日だというのに…全くと言っていいほど「年末感」がないのは何故だろう?12月上旬まで比較的暖かい日が多く、季節感がかなりズレてしまっているのが原因なのかもしれないが…。先ほど、やっと年賀状を書き終わり、明日の出勤前に出してやっと「正月が来るか…」という感じになるのかもしれない。今年もアッという間に過ぎたが…今年はね…ポッドキャストに始まり、ポッドキャストに終わった…という感じがする(笑)。ポッドキャスト制作に集中して、おまけに公式Ⅹ(Twitter)を始めたら、まあ~このブログに力が入らない(苦笑)。文字で書くより、三朝師匠と喋ったほうが楽だし(笑)私の意図が、音だと正確に伝わることが分かったのでね…。毎年の恒例だった「墓碑銘」も、亡くなられた方が多すぎて…今日も、元プロレスラーのキラー・カーンさんが急逝されたという悲報が入ってきてショックを受けたところだったし…。キラー・カーンさんは三橋美智也御大の大ファンで、我らが談志家元とも深い交流があった。私は中野坂上「艶歌」のマスターのお別れ会で、かなりの至近距離でお目にかかったのだが、その身体の大きさにのけぞったのをよく覚えている。------------------------------------------------------------来年は「歌で綴る」も(一度ぐらいしか?)ないので、6月と12月のカフェの「芸人さん、いらっしゃい!」と、毎週アップするようにしたポッドキャストに力を入れていきたいと思っている…今日この頃(笑)。なんだ、この〆は(笑)林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 | stand.fm林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 (seesaa.net)
2023年12月30日
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昨日の「三朝・林田の『芸人さん、いらっしゃい!』」にご来場いただきました皆さま、ありがとうございました!平日昼間の会ゆえ、”つばなれ”しないだろうと思っていたのですが、まさかの当日予約の方(しかもなんとJK!)や当日ご来場のお客さまもおられて、非常に賑やかな客席になり、感謝感激でありました。落語が一切ないのに(笑)。2時間丸々、大爆笑のオンパレードで2023年を締めくくることができ、非常にお喜びいただけたようで安堵しました。ただ!このトークライブは「おもしろ演芸&芸能史」の公開収録を兼ねて…と告知していたのですが、2時間丸々…表に出せないエピソードばかりになり(苦笑)1秒も使えない事態になってしまいました(汗)。楽しみにしておられた皆さま、大変申し訳ございません!ポッドキャストで流したら、私は殺されます(苦笑)。あと昨日ご来場のお客さま…昨日のトークショーの中身は一切Twitter(Ⅹ)や、SNSで呟かないようにお願いを…。昨日のキラーワードは「吉原研究費」「高須クリニック」の2点です…かね(笑)?来てない方にはチンプンカンプンのワードですが(苦笑)。2024年末も、この爆笑トークショー形式でやりたいと思っておりますので、ご来場お待ちしております!未来過ぎて、どなたも予定が立てられないでしょうけど(笑)。------------------------------------------------------------その1つ前、第11回は2024年6月23日(日)の18時から、毎度お馴染みの坂本頼光先生をお招きして、1979年生まれ・同い年トリオが往年の邦画を語りまくる会を予定してます!ちなみにこの日は頼光先生のお誕生日であります!往年の邦画やスターを愛する皆さま、ご予定を必ず空けてお出でいただきますよう、よろしくお願いいたします!
2023年12月21日
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「stand.fm」と「seesaaブログ」に週1でアップしているのに、ここに書くことをすっかり失念しておりまして…(苦笑)。「林田・三朝のおもしろ演芸&芸能史」、自力で収録するようになって早2か月。「月イチ」だとか「隔週」だとかケチ臭いこと言わず、週1の番組にしよう!と2人で意気込み、毎週土曜の20時~22時あたりでアップするようにし始めております!第6回が「ハナ肇とクレージーキャッツを語ろう」第7回が「なつかしの歌&思い出の歌番組を語ろう」第8回が「上野・新宿・浅草・池袋 寄席それぞれの魅力」…というラインナップになっておりますです!このポッドキャスト番組は「stand.fm」と「seesaaブログ」と同時並行で上げており、お聴きになりやすいほうで是非…と申してきましたが、私からの希望で申しますと「stand.fm」でお聴きになるほうが楽かと存じます。また、落語関連だけでなく、他の様々なポッドキャスト番組が揃っているので、聴き比べなども楽しいかと…。林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 | stand.fm「seesaaブログ」のほうは、stand.fmに何らかの障害などが起きた際にお聴きいただく…という認識でよいかも…と、私は最近思うようになりました(笑)。--------------------------------------------------------------そして、この「おもしろ演芸&芸能史」のやり取りを、眼前で見ることのできる豪華年忘れトークショーが、あと10日後に迫りました!毎度お馴染「三朝・林田の『芸人さん、いらっしゃい!』」が、初めて「トークショーオンリー」になりますです!平日昼間の開催ですので、お出でになるのは難しいという方が大半かとは存じますが、是非とも有給・ズル休み・仮病などを使って(笑)お出でいただければ幸いです。三朝・林田の『芸人さん、いらっしゃい!』第10回「落語なし!トークのみ!2023年の演芸界を振り返る」開催日:2023年12月20日(水)会場:神保町・らくごカフェ開場:13時30分 開演:14時 終演:16時(予定)出演…春風亭三朝、林田雄一(ゲスト)笑福亭べ瓶、桂夏丸、柳家勧之助*落語の口演はございません!ご了承くださいませ!料金…(予約)2,500円 (当日)3,000円予約先…(メール)rakugocafe@hotmail.co.jp (電話)03-6268-9818(平日12時~18時受付)下記のアドレスでも、ご予約・お問い合わせを承ります。0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp「落語の口演」を楽しみにしてくださっているお客さまには申し訳ないのですが…口から生まれたと言っても過言ではない5人が揃い、今年の演芸界の出来事を振り返るトーク”のみ”で進める2時間!実は8月に残念ながらクローズしてしまった、私も何度となくお世話になった西新宿「ミュージック・テイト」において、べ瓶さんと勧之助師匠のトークショーというのが定期的にあり、私も毎回楽しみに通っていたのですが、無くなってしまい…。それを「三朝・林田」内で復活させたい!という思いがあって、べ瓶さんと勧之助師匠に、7月30日の立川小春志真打昇進披露パーティー会場で相談したところ、快諾していただけたというわけでして…(笑)。そこに我が盟友、桂夏丸師匠も加えて、豪華な面々が揃ったわけでございます。一応、ポッドキャスト収録も行いますが…これは私の勝手な想像ですが、ほぼ全編ポッドキャストで使えないと思います!過激な話ばっかり出るかと思いますんで(苦笑)。カフェに来なけりゃ聞けない話ばっかしになるだろうと…(汗)。てなわけで、ご来場のほど何とぞよろしくお願いいたします!
2023年12月10日
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昨日(12月7日)の夕方、携帯に入ってきたニュース速報を見て、また心臓が掴まれるような衝撃を受けた。2月の笑福亭笑瓶師と同じ感覚だった。「ヒップアップ」のメンバーとして、そして「アダモちゃん」としても一世を風靡した、タレントの島崎俊郎さんが急逝された。享年68。急性心不全だったという。ネットの記事…を、どこまで鵜呑みにしていいか分からないが、1週間前からインフルエンザで体調を崩していたようで、6日に自宅で倒れ救急搬送されたものの、死亡が確認された…ということだったらしい。恐らく、急に全身が弱ってしまったのだろう。--------------------------------------------------------------芸能界入りのキッカケは、なんとクレージーキャッツの付き人からだそうで、ハナ肇のところに直接弟子入りを志願したのが最初だという。島崎さんは昭和30年生まれで、18歳で付き人になったということは昭和48年にクレージーのところに行った計算になる。当時はドリフ全盛時で、クレージーはグループとしての活動はしていなかったと思われるのだが…一体、どこで弟子入りを志願したのだろう?新宿コマでの公演時なのだろうか?その後「ヒップアップ」を結成して、ビジーフォーとしのぎを削ってブレイク。二葉あき子先生の歌「さよならルンバ」を、ヒップアップで覚えられた方も多いだろう。「オレたちひょうきん族」でのアダモちゃん(アダモステ)は、島崎さん生涯の大当たり(言い方が適切か否かネ…)。例のポリネシアンダンサーというか、土●というか…あのナリで踊りながら「ホッテマッカ、ホッテマッカ…」と意味不明なことを言い、最後に「ペイッ!」とポーズを決めるのがオチ。とはいえ、私は「全員集合」「加トケン」を見ていた派なので、リアルタイムでの「アダモちゃん」は知らない。島崎俊郎という名前を最初に知ったのは、たぶん日本テレビの「元気が出るテレビ」のときだったと思う。---------------------------------------------------------------実は…アダモちゃんの動き…っつうか「ああ、こういうキャラなのね」と認識したのは、私はつい最近のこと。ここで再三にわたって書いてきた、BSフジの至宝番組「クイズ!脳ベルSHOW」の11月の生特番「11時間テレビ」において…が、私にとっての「初アダモちゃん」だったと言っても過言ではない。確か、2018年の生放送のエンディングで「ホッテマッカ…」と踊りながら出てきて、司会の岡田圭右は勿論のこと、後ろにいた俳優の桜木健一にもキスして番組が終了…という、謎のくだりを見たときだったと思う、最初は(笑)。その翌年、2019年の生放送(今のところ最後)では、番組中盤で登場。これまた桜木健一にキスしようとしたところ、桜木健一がスタジオからダッシュで逃げ出し(笑)、それをアダモちゃんが「桜木さ~ん!」と全速力で追いかけ(笑)前室みたいなとこに追い込んで、額にキスしておしまい…という…。これは笑った。あの数分間、往年のフジテレビの「面白きゃ何でもいい!」という空気が流れていたのが嬉しかった(川野アナも喜んでいた)。もう、あのやり取りが見られない…と思うだけでも、胸が痛い。そして反日パヨクのごとく陰湿的にしつこく、小桜京子さんが亡くなったときと、同じことを書いて締めにする!「脳ベルSHOW」が週1放送に縮小されなければ、もっと多く活躍の姿が見られたかと思うし、せっかくコロナが終息の方向へ向かったわけだから、今年こそ生放送の「11時間テレビ」を復活してくれれば、アダモちゃんが必ずまた見られたと思う。ひょっとしたら、病に倒れられることもなかったかもしれない。「脳ベルSHOW」を縮小してしまったがゆえ、1人のタレントの寿命は縮んでしまった。BSフジ編成部の責任は重い。「脳ベルSHOW」が週5放送のままだったなら、絶対もう一度は出演してくださったはずだと、私は思う。島崎俊郎さんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2023年12月08日
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すっかり間が空いてしまいましたが…12月4日(月)開催、お江戸日本橋亭ファイナル公演の「平日午後寄席」「第29回歌で綴る昭和&平成の時代」にご来場くださったお客さま!本当にありがとうございました。昼がホール落語と見紛うばかりの落語会、夜は毎度お馴染み乱痴気騒ぎで(苦笑)。昼の部のほうがお客さまの入りが多かったのは、歌の会には興味がない方が多かったという何よりの証拠でしょう(笑)。夜の部は最後ぐらい、予約でも当日でも、たくさんの方がご来場になるかと思っていましたが、なんと前回より少し減ったという…(苦笑)。再三ここでも書いたとおりで、落語や講談がお好きな方が、必ずしも昭和歌謡が好きかと言われたら、決してそんなこたぁないわけで…。舞台でも申し上げましたが来年5月、神田真紅さんの三代目松林伯知を襲名しての真打昇進、これを記念しての第30回の記念公演が「歌で綴る」の最終回になると思います。ただ、夏丸師匠もTwitter(Ⅹ)で呟いておりましたが、歌と演芸に適した劇場がなかなか見つからず、現時点では開催日どころか会場が定まらない…という状況です(苦笑)。主催の夏丸師匠はおそらく、この会を今後もずっと続けていきたいのでしょうが…。この12年間で集客が著しく伸びて、会場を大きいところに移さないと…なんてなことに、ただの一度もならなかった…ということを考えると、構成・司会の立場から思うに、そろそろ終わらせたほうがいいのでは……という気持ちでおります。キリのいいところで終わらせないと、せっかくの公演でも…森光子の「放浪記」の最後のようにグダグダになってしまうと、非常にみっともないと思いますんでね。ご意見は多々あるとは思いますが、仮に今後も会が続いたとしても、私は30回目で退こうと思っているのが本音です。だからこそ、来年の神田真紅改め三代目松林伯知襲名&30回記念大会を少し大きめの小屋で催して、フィナーレを飾る…のがベストだと思うんですが、いい会場ありませんかね??
2023年12月08日
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ご予約はまだ間に合います!当日12月4日(月)午前10時までに下記の携帯電話ないしメールにご連絡をいただければ、ご予約料金でのご入場にさせていただきます!ご来場心よりお待ち申し上げます!0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp090-4183-2028 (←できればショートメールで)このご予約の際、必ず「氏名」「連絡先」「人数(枚数)」のほかに「昼の部のみ」か「夜の部のみ」か「昼夜連続」かを必ずご連絡いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。昼の「平日午後寄席」は(予約)2,000円 (当日)2,300円夜の「歌で綴る~」は(予約)3,000円 (当日)3,500円昼夜連続でのご予約は、普通は5,000円なのですが、年末特別大サービスということで、4,500円とさせていただきます!お馴染みチームが総力を結集して送る、超絶豪華絢爛の演芸大絵巻でございます!まず昼の部が!「平日午後寄席~真打二人会~」出演…林家たけ平、春風亭三朝 (ゲスト)桂夏丸開場…13時 開演…13時30分 終演…16時ごろ?たけ平師匠は「芝浜」を、三朝師匠は「掛取萬歳」をそれぞれネタ出ししております。暮れらしい大ネタをたっぷりとお聴きになれますよ~!…談志を越えるか⁉…圓生を越えるか⁉…これ書いたら2人に殺されるな、私ゃ(笑)。通常は、たけ平師匠と三朝師匠が二席ずつ演りますが、今回は日本橋亭のファイナルなので、特別に夏丸師匠がゲスト出演!何を演るかは、お楽しみィ…というこってす!そして、夜の部は吉例のこちら!そして豪華版!「第29回・歌で綴る昭和&平成の時代」出演…林家たけ平、桂夏丸、神田真紅、桂しん華 (ゲスト)春風亭三朝 (第2部司会)林田雄一開場…18時 開演…18時30分 終演…20時45分ごろ?第1部…「落語・講談競演」第2部…「年忘れ!懐かしのヒットパレード」2015年10月の第11回大会から、このお江戸日本橋亭をホームとして開催してきた「歌で綴る」、今回で”しばしのお別れ”ということになります!昼夜コラボということで、我らが三朝師匠が「歌で綴る~」に初参戦!おそらく三朝師匠が客前で歌を歌うのは、かつて数回にわたって開催された、落語協会カラオケ部公演「歌まみれ」以来ではないかと思われます!久々にゲスト歌唱もありますので、いつもより3割増の中身でお送りできるかと……。私も日本橋亭の最後なんで、やっぱり歌真似をやることにしました(笑)。
2023年12月03日
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やっと今日、近所の映画館で見ることができた。公開されて1か月近く経って…(苦笑)。寄席と落語会とポッドキャスト収録があると、なかなかそれ以外のことができない(苦笑)。「シン・ゴジラ」以来7年ぶりとなる、「ゴジラ生誕70周年記念作品」と銘打たれた新作。見る前は、気になる話(ネガティブな)が幾つか私の耳にも入ってきていたので、かなり不安を抱いていたとこがあった。第1作(昭和29年)以前の世界線にゴジラが現れたら…というアイディアは、私は非常に斬新だと思ったが…まあ見ないでガタガタ言うのはルール違反だと思い、黙っていた(笑)。-------------------------------------------------------------んでもって、見た感想。100点満点で85点、だろうか。素直に面白かった。公開前「泣けるゴジラ」などという惹句が見受けられたので「嫌だな、そんなの」と思っていたが(笑)。……なるほど「泣ける」にもいろいろ種類はあるのね、という意味だった(私はそう受け取った、浪花節的涙じゃなくてね)。同じ山崎貴監督で言うと、百田尚樹氏原作の「永遠の0」に近い涙の種類。それに、ゴジラが合わさったという印象を受けた。身も蓋もない言い方をすれば、主人公の敷島(神木隆之介)や周囲の人たちの”大東亜戦争で受けたトラウマの克服”が主であり、敷島の中で大東亜戦争の決着をつけるという…それまでの物語といったところ。配役陣も豪華で、全員いい芝居だったんじゃないだろうか?前回の「シン・ゴジラ」に比べたら、ややボリュームは少ないが質がアップしていたと感じられた。…だからって別に「シン・ゴジラ」の出演者方を否定しているわけではありませんからね(汗)!浜辺美波も、吉岡秀隆も、佐々木蔵之介もよかったが…駆逐艦「雪風」の元艦長を演じられた、田中美央さんが良かった。今回初めて知ったお名前だったが、過去の出演作を見てみたら、私も見たことがある作品にかなり出ておられた(反省)。一瞬「ケンコバ?」と思うような声質とルックスだったのだが、重厚なオヤジタイプの役者さんを、久しぶりに見た気がする…そんなお芝居だった。藤田進・田崎潤・河津清三郎ラインの。あと安藤サクラは巧いやネ。背はまあまあ高いと思うのだが、あれだけ現代の女性で着物・割烹着・ひっつめ頭が似合う人はそうはいない(笑)。-----------------------------------------------------------------銀座のゴジラ蹂躙場面の迫力。あれだけ人が踏みつぶされたり、吹っ飛ばされるのは、私の中の怪獣映画の美学に反するのだが、今回はサラッと見せていたので、あまり嫌な気持ちにはならずに済んだところがある。…にしても、今回のゴジラはでかかった。設定では50メートル(初代と一緒)らしいのだが、パッと見は軽く80メートルはあったふうに見えた…。浜辺美波の電車の件は「キンゴジ」の浜美枝、ビル屋上でのラジオアナウンサーの実況→転落は「ゴジラ」(第1作)のオマージュになっており、特撮ファンなら”ニヤッ”とする場面だった。これで浜辺美波も、東宝の女優として一人前になったというこった。ゴジラに襲われたんだから(笑)。そういえば、銀座でゴジラが熱線を吐く寸前のカットで…ネタバレになるから名前は書かないが、有名なベテランの俳優さんと思しき人が一瞬映ったと思ったのだが…あれは私の見間違いかね⁉あと何が凄いって、GHQも日本政府も全く出てこないとこ!未曽有の危機がいきなり来た場合は、政府は当てにならないし、何の多足にもならないという皮肉だったのだろう。GHQも占領している国が大怪獣に荒らされようと、俺たちゃ知ったこっちゃない、という姿勢を取るだろう…というのが、仮に映画の話が現実だったとしても、たぶん(絶対に)そうするだろうな…と思った。これも上手い。だから民間人が力を合わせて立ち向かう(自衛隊がないから)という後半に繋がっていくわけで、そこは素直に感動した。ああ、そうだ。内容に「ツッコミどころが多少ある」のが私は非常に嬉しかった。一瞬「貶してる?」と思われがちな言い方かもしれないが、映画はこれでいいのだ!「多羅尾伴内」しかり「旗本退屈男」しかり!昔の邦画はツッコミどころだらけだった。支離滅裂なところが少しはあったほうがいいの!--------------------------------------------------------------…ただ、なぜ85点なのか…ということなのだが、個人的には「シン・ゴジラ」以上に”東宝の特撮(怪獣)映画を見ている気になれなかった”ということ。これが減点の理由。主役というか、話の主軸は神木隆之介であって「ゴジラ」は脇、というふうに思えてしまったのだ。もうちょっと人間を俯瞰で見せてほしかった…というか。「怪獣映画」ではなく…「怪獣が出てくる大東亜戦争映画」という感じかネ。それだけに、伊福部昭先生の偉大さを痛感したとこもあった。途中までは上記のとおり「あんまり怪獣映画を見ている気分にならねぇな…」な~んて思っていたのだが、銀座の街に現れたゴジラのバックにかかる「ゴジラ登場のテーマ」!「モスラ対ゴジラ」のタイトル曲、といえばお分かりだろう。「♪ドシラ、ドシラ…」じゃないほうよ。これ聴いた瞬間に「イヨッ!待ってましたァ!」になるのが我ながら不思議だった(笑)。その後、クライマックスのゴジラ殲滅作戦で思いきり流れる「♪ドシラ…」のほうのゴジラのテーマと、「キンゴジ」のタイトル曲!これを聴いて「東宝特撮だぁ!」と興奮した私。怪獣映画好きなら、同じように感じると思うが…。音楽の佐藤直紀氏に申し訳ないが、もし伊福部昭先生の曲が一度も使われなかったら、より評価が低くなったかも…。音楽が悪いんじゃなくて「怪獣映画を見ている気になれない」状態が、2時間ずっと続きそうだったから。--------------------------------------------------------------でも、いい映画だった。力作という言葉がピッタリはまる、ド迫力場面のオンパレード!良かった。ただね…。前回の「シン・ゴジラ」のときと同じことを書いてしまうが、そろそろ「着ぐるみのゴジラが暴れ、敵怪獣が2匹ぐらい出て、観光名所が破壊される」普通の怪獣映画が見たい!映画マニアと称する人が、ネット上で「子供向けに戻った」とコテンパンに貶すような、普通のゴジラ映画に戻してほしい。モスラとキングギドラとラドンに飢えてます、私は(笑)。「ああ、正月が来たな…」と思うだけの、特に深いテーマのない娯楽怪獣映画に、次回は戻してくださいませ!もし、次回作も「ゴジラ対人間」で行くのなら…平安時代か鎌倉時代あたりに設定したら面白いかもしれん(笑)。ただ、ますます人間がゴジラに勝てそうにない気がする…。
2023年11月29日
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開催まで1週間を切りました!12月4日(月)昼夜は、是非是非お江戸日本橋亭に足をお運びくださいませ!幸か不幸か(笑)まだまだお席はございます!お馴染みチームが総力を結集して送る、豪華絢爛の演芸大絵巻でございます!まず昼の部が!「平日午後寄席~真打二人会~」出演…林家たけ平、春風亭三朝 (ゲスト)桂夏丸開場…13時 開演…13時30分 終演…16時ごろ?たけ平師匠は「芝浜」を、三朝師匠は「掛取萬歳」をそれぞれネタ出ししております。暮れらしい大ネタをたっぷりとお聴きになれますよ~!…談志を越えるか⁉…圓生を越えるか⁉…これ書いたら2人に殺されるな、私ゃ(笑)。通常は、たけ平師匠と三朝師匠が二席ずつ演りますが、今回は日本橋亭のファイナルなので、特別に夏丸師匠がゲスト出演!何を演るかは、お楽しみィ…というこってす!そして、夜の部は吉例のこちら!そして豪華版!「第29回・歌で綴る昭和&平成の時代」出演…林家たけ平、桂夏丸、神田真紅、桂しん華 (ゲスト)春風亭三朝 (第2部司会)林田雄一開場…18時 開演…18時30分 終演…20時45分ごろ?第1部…「落語・講談競演」第2部…「年忘れ!懐かしのヒットパレード」2015年10月の第11回大会から、このお江戸日本橋亭をホームとして開催してきた「歌で綴る」、今回で”しばしのお別れ”ということになります!昼夜コラボということで、我らが三朝師匠が「歌で綴る~」に初参戦!おそらく三朝師匠が客前で歌を歌うのは、かつて数回にわたって開催された、落語協会カラオケ部公演「歌まみれ」以来ではないかと思われます!久々にゲスト歌唱もありますので、いつもより3割増の中身でお送りできるかと……。私も日本橋亭の最後なんで、やっぱり無理やり歌真似をねじ込もうかと思っております(笑)。さて、ここからが重要。予約の仕方であります。上に載せたチラシにも書いてありますが、ご予約は下記の携帯番号およびアドレスにまでお願いいたします。0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp090-4183-2028 (←できればショートメールで)このご予約の際に、「氏名」「連絡先」「人数(枚数)」のほかに「昼の部のみ」か「夜の部のみ」か「昼夜連続」かを必ずご連絡いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。昼の「平日午後寄席」は(予約)2,000円 (当日)2,300円夜の「歌で綴る~」は(予約)3,000円 (当日)3,500円昼夜連続でのご予約は、普通は5,000円なのですが、年末特別大サービスということで、4,500円とさせていただきます!…脅迫するわけではありませんが(笑)、昼夜でご覧になったほうが確実にお安く、またお得です!-------------------------------------------------------------12月4日(月)にお出でになれない方は、12月20日(水)の昼間に、お馴染み神保町・らくごカフェにお出でください!毎度お馴染「三朝・林田の『芸人さん、いらっしゃい!』」が、初めて「トークショーオンリー」になりますです(笑)!三朝・林田の『芸人さん、いらっしゃい!』第10回「落語なし!トークのみ!2023年の演芸界を振り返る」開催日:2023年12月20日(水)会場:神保町・らくごカフェ開場:13時30分 開演:14時 終演:16時(予定)出演…春風亭三朝、林田雄一(ゲスト)笑福亭べ瓶、桂夏丸、柳家勧之助*落語の口演はございません!ご了承くださいませ!料金…(予約)2,500円 (当日)3,000円予約先…(メール)rakugocafe@hotmail.co.jp (電話)03-6268-9818(平日12時~18時受付)下記のアドレスでも、ご予約・お問い合わせを承ります。0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp「落語の口演」を楽しみにしてくださっているお客さまには申し訳ないのですが…口から生まれたと言っても過言ではない5人が揃い、今年の演芸界の出来事を振り返るトークのみで進める2時間!実は8月に残念ながらクローズしてしまった、私も何度となくお世話になった西新宿「ミュージック・テイト」において、べ瓶さんと勧之助師匠のトークショーというのが定期的にあり、私も毎回楽しみに通っていたのですが、無くなってしまい…。それを「三朝・林田」内で復活させたい!という思いがあって、べ瓶さんと勧之助師匠に、7月30日の立川小春志真打昇進披露パーティー会場で相談したところ、快諾していただけたというわけでして…(笑)。そこに我が盟友、桂夏丸師匠も加えて、豪華な面々が揃ったわけでございます。また、この会は、先月ついに復活させました三朝師匠と私のポッドキャスト「おもしろ演芸&芸能史」の公開収録も兼ねております。勿論、大半の箇所は使えないと思いますが(苦笑)一部を抜粋して流せれば…とも考えております。てなわけで、両公演とも何とぞよろしくお願いいたします!
2023年11月28日
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う~ん………12年。随分長い時間が経ったなぁ…と思う一方で、「もう13年近く会ってないのか⁉」と驚く気持ちもある。友人のたけ平師・三朝師・夏丸師だけでなく、様々な噺家さん、擬古典落語作家の井上新五郎正隆先生とも、打ち合わせだろうが雑談だろうが、「落語」について話す際に、家元の話や考え方が出なかったことは一度もない、と断言できる。アンチが大勢いるのも知っている。あの口調が受け入れられないという落語好きも一定数いるだろう。それでも、やっぱり家元は偉大だった。落語が今日、新たに隆盛を極めている、その源流を辿れば家元に行きつくことは間違いない。志ん朝師匠だけでは、これだけにはならなかった。先日、某巨大新興宗教の三代目が亡くなったが(…それにしても岸田総理は靖国神社参拝はしないのに、政教分離の法を犯してもこっちの弔問には行ったのね。何かよく解らん…)私ゃよっぽど家元のほうが偉大だと思う。これはこれで立派な洗脳だけど(笑)。立川流も新興宗教みたいなもんだから(苦笑)。その偉大な人に…これを書くから、また私にもアンチが出るかもしれないが…晩年、近距離で何度となく接することができたのは、本当に私の血肉になり、財産になっている。あの中野坂上そばの懐メロスナック「艶歌」での贅沢な時間は、忘れようったって忘れられない。市馬会長とエムズの加藤さんと3人で家元を独占できたんだから。今でも、伊藤久男「熱砂の誓い(建設の歌)」を聴くたんびに、私ゃ脳裏に家元の満面の笑みが浮かぶ。4人で合唱したもんね。あの空間が、いま現在、歌の司会や三朝師とのポッドキャストで活かされている…んだかどうだか自分じゃ分析しかねるが(苦笑)とにかく私の原点は、その際の家元との他愛のない会話のときに受けたアドバイスや、指摘・指導が基。これはホント。これから寝る前に(ただいま22時45分)さっき録った文化放送の特番と、家元の音源を聴くことにしよう。
2023年11月21日
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私が昭和歌謡ファンになってすぐのころの話。当然ではあるが、この趣味を声高に言い出した途端、クラスで「変人」のレッテルを貼られ、恰好のイジメの対象になった。今のように、ネットで同好の士と繋がれるなど夢にも思わず、テレ朝の「博士ちゃん」みたいな番組もなかったし、変人だのキチ●イだのと後ろ指をさされながら、四面楚歌の状態で(笑)明治生まれのお歴々を、テレビで食い入るように見ていた。そのころは、今と違って私の料簡がメチャクチャ狭かったので、今の歌…そのとき流行っている歌を、つまり多人数を徹底的に攻撃することで、自己を保っていたような気がする。「今の歌=全部悪 昭和の歌=全部良い」というおバカ公式。「光GENJIなんざ歌手じゃない!」「今の歌は日本の心が全くない!」「あんなもん聴いたら脳ミソが腐る!」「日本人なら藤山一郎先生を聴け!これは義務だ!」みたいな(苦笑)。こんなことばかり言うもんだから、そらクラスメートと喧嘩になるわな、毎日のように(笑)。今のパヨクみたいなもんよ、私ゃ思想的に真逆だが。しかも口で言うから、なお始末に悪い。平成3年(1991)の大晦日。当然のことながら、17時になってテレビ東京にチャンネル回した中1の私。この年から新宿コマに会場が移った「第24回・年忘れにっぽんの歌」が始まった。3年前に私が作った同人本である「なつかしの歌声・放送全記録」内にも記したが、「第24回・年忘れ~」は、このときにちょうど大ヒットしていた「愛は勝つ」の出演歌手全員合唱で始まった。その最新曲を藤山一郎・林伊佐緒・高田浩吉・織井茂子・青木光一・初代コロムビアローズ・三浦洸一・三橋美智也・大津美子というお歴々が、イマイチ歌を覚えきれぬまま(?)かなり必死になって歌っていた。私はテレビの前で「なんで『青い山脈』とかの正しい昭和の歌をオープニング曲にしないんだ!こんな低劣・愚劣な歌を先生方に歌わせるなんて!」と激高したのを思い出す。そら周囲に激しく嫌われるわな、こんなこと言う大バカ野郎は(苦笑)。今になって見返すと、このオープニングはメチャクチャ貴重で、メチャクチャ面白い。藤山先生の目が若干泳いでたし(笑)。そして、この日「愛は勝つ」は日本レコード大賞に輝いて、当然KANさんは「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たした。「愛は勝つ」という歌を初めて聴いたのは、何曜日かは忘れたがフジテレビでやっていた、山田邦子の冠番組「やまだかつてないテレビ」の中。平成3年(1991)の夏前ぐらいだったと思う。とにかく毎週流れてて、アッという間に覚えてしまった(笑)。今の歌に対して否定的な立場でありながら(苦笑)。ま~た悪口になってしまうが(笑)確か山田邦子が…愚にもつかない内容の替え歌(笑)で歌っていたような記憶がある。細かい歌詞が思い出せないが。当時は徹底的に(流行に乗るヤツはみんなダメ!という理由で)叩いていたが、改めて聴くと、これほど真っ直ぐで分かりやすくストレートな歌詞で、誰でも覚えられる歌はない。「青い山脈」~「いつでも夢を」~「上を向いて歩こう」的な歌の流れの、最後に来る歌と言ってもいいかもしれない。中1の自分にタイムスリップして会ったら「いずれね、物凄く自己嫌悪に陥る日が来るよ」と言ってやりたいものだ(笑)。------------------------------------------------------------------先月から、昭和50年代~平成初頭を彩ってきた音楽関係者が次々と天国へ旅立ってしまっている。前々回のブログの冒頭で谷村新司さん・もんたよしのりさん・BUCK-TICKの櫻井敦司さんが…と書いたが、まるでその後を追うように、「シルエット・ロマンス」などのヒット曲でお馴染みだった歌手の大橋純子さんと、「青い珊瑚礁」など数々のアイドルソングを手掛けた、作詞家の三浦徳子さんも相次いで旅立った。大橋純子さんは、一昨年だったかの「歌謡祭」で生歌を聴くことができた。病後であったにも関わらず、伸びのある美声だったのを思い出す。非常に小柄ながら素晴らしい声量で、本物の歌手を見た(歌を聴いた)という印象だった。そして今日…。KANさんが11月12日に亡くなったという報を知って愕然とした。享年61。あまりに若すぎる死であった。確か3月ごろに、病気で休養するというネットニュースは見た記憶があった。「メッケル憩室ガン」という珍しいガンに罹患してしまって、発見されたときには、かなり進行していたという。自分がリアルタイムで、その歌が流行っていたことを明確に覚えている世代の歌手が鬼籍に入ってしまった…という報は、正直言って骨身に堪えた。「まさか…」という感じ。平成3年(1991)の歌なんて、戦前~戦中~戦後から見りゃ今の歌みたいなもんじゃないか!という常套文句が言えない時代に入ってきたのか…という思いが強い、正直。「明治」「大正」どころか、当然「昭和」も。そして徐々に「平成」も遠くなりだした…と思わずにいられない悲しい報だった。KANさん自身も、志半ばというところがあったろう。KANさんのご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
2023年11月17日
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開催まで1か月切りました!12月4日(月)の昼夜は、是非ともお江戸日本橋亭に足をお運びくださいませ!まだお席はございます!お馴染みチームが総力を結集して送る、豪華絢爛の演芸大絵巻でございます!まず昼の部が!「平日午後寄席~真打二人会~」出演…林家たけ平、春風亭三朝 (ゲスト)桂夏丸開場…13時 開演…13時30分 終演…16時ごろ?たけ平師匠は「芝浜」を、三朝師匠は「掛取萬歳」をそれぞれネタ出ししております。暮れらしい大ネタをたっぷりとお聴きになれますよ~!通常はたけ平師匠と三朝師匠が二席ずつ演りますが、今回は日本橋亭のファイナルなので、特別に夏丸師匠がゲスト出演!何を演るかは、お楽しみィ…ということです!そして、夜の部は吉例のこちら!そして豪華版!「第29回・歌で綴る昭和&平成の時代」出演…林家たけ平、桂夏丸、神田真紅、桂しん華 (ゲスト)春風亭三朝 (第2部司会)林田雄一開場…18時 開演…18時30分 終演…20時45分ごろ?第1部…「落語・講談競演」第2部…「年忘れ!懐かしのヒットパレード」2015年10月の第11回大会から、このお江戸日本橋亭をホームとして開催してきた「歌で綴る」、今回で”しばしのお別れ”ということになります!昼夜コラボということで、我らが三朝師匠が「歌で綴る~」に初参戦!おそらく三朝師匠が客前で歌を歌うのは、かつて数回にわたって開催された、落語協会カラオケ部公演「歌まみれ」以来ではないかと思われます!久々にゲスト歌唱もありますので、いつもより3割増の中身でお送りできるかと思います。だから私はおそらく歌えません!日本橋亭の最後は司会に徹することにいたします(笑)!さて、ここからが重要。予約の仕方であります。上に載せたチラシにも書いてありますが、ご予約は下記の携帯番号およびアドレスにまでお願いいたします。0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp090-4183-2028 (←できればショートメールで)このご予約の際に、「氏名」「連絡先」「人数(枚数)」のほかに「昼の部のみ」か「夜の部のみ」か「昼夜連続」かを必ずご連絡いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。昼の「平日午後寄席」は(予約)2,000円 (当日)2,300円夜の「歌で綴る~」は(予約)3,000円 (当日)3,500円昼夜連続でのご予約は、普通は5,000円なのですが、年末特別大サービスということで、4,500円とさせていただきます!…脅迫するわけではありませんが(笑)、昼夜でご覧になったほうが確実にお安く、またお得です!----------------------------------------------------------------そしてそして‼‼12月20日(水)の昼間には、毎度お馴染み神保町・らくごカフェにおいて、初の試み!お馴染み「三朝・林田の『芸人さん、いらっしゃい!』」が、初めて「トークショーオンリー」になりますです(笑)!三朝・林田の『芸人さん、いらっしゃい!』第10回「落語なし!トークのみ!2023年の演芸界を振り返る」開催日:2023年12月20日(水)会場:神保町・らくごカフェ開場:13時30分 開演:14時 終演:16時(予定)出演…春風亭三朝、林田雄一(ゲスト)笑福亭べ瓶、桂夏丸、柳家勧之助*落語の口演はございません!ご了承くださいませ!料金…(予約)2,500円 (当日)3,000円予約先…(メール)rakugocafe@hotmail.co.jp (電話)03-6268-9818(平日12時~18時受付)下記のアドレスでも、ご予約・お問い合わせを承ります。0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp「落語の口演」を楽しみにしてくださっているお客さまには申し訳ないのですが…口から生まれたと言っても過言ではない5人が揃い、今年の演芸界の出来事を振り返るトークのみで進める2時間!実は8月に残念ながらクローズしてしまった、私も何度となくお世話になった西新宿「ミュージック・テイト」において、べ瓶さんと勧之助師匠のトークショーというのが定期的にあり、私も毎回楽しみに通っていたのですが、無くなってしまい…。それを「三朝・林田」内で復活させたい!という思いがあって、べ瓶さんと勧之助師匠に、7月30日の立川小春志真打昇進披露パーティー会場で相談したところ、快諾していただけたというわけでして…(笑)。そこに我が盟友、桂夏丸師匠も加えて、豪華な面々が揃ったわけでございます。また、この会は、先月ついに復活させました三朝師匠と私のポッドキャスト「おもしろ演芸&芸能史」の公開収録も兼ねております。勿論、大半の箇所は使えないと思いますが(苦笑)一部を抜粋して流せれば…とも考えております。林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 (seesaa.net)林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 | stand.fm演芸ファンのみならず、ポッドキャストをお聴きの方も是非、12月20日(水)の昼間、ご予定を開けていただいて神保町はらくごカフェにお出でいただければと思います。12月4日(月)昼夜、そして12月20日(水)の昼間のカフェ、3公演とも何とぞよろしくお願いいたします!
2023年11月05日
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ハナ肇とクレージーキャッツの素晴らしさ。今さら私がここで居丈高に書いたとこで、小林信彦氏や佐藤利明氏に敵うわきゃない。到底ない。全くない(苦笑)。これからここに、世間の誰もがクレージーに対して思うことを100%トレースして書くようなもんだが、今日の昼間に突然に入ってきた悲報を聞き、どうしても書かなきゃならないという欲に、いま物凄く駆られている。てなわけで、まず私とクレージーの出会いから書く。とはいえ、私は昭和54年(1979年)生まれだから、クレージーの全盛期を見てるわけじゃない。全盛を見ていたのはウチの両親ね(笑)。小学1年のとき(昭和60年)、私は当時(今もだが)ドリフの信者だった。「8時だョ!全員集合」は終了3カ月前のギリで、日本青年館(旧)での生放送の生観覧に間に合っている。その「全員集合」も、月イチのフジ「ドリフ大爆笑」も心から楽しみにして見ていた。そんな6歳児に、ある日突然、父が1本のVHSを持ってきた。「お前の大好きなドリフの先輩だよ」と言って。それが「クレージーキャッツ・デラックス」。今でもDVDで販売されている、大瀧詠一氏が監修した東宝クレージー映画の名場面集のビデオ。これを見て、私は完全…というほどでもないが、7:3ぐらいでクレージー贔屓になったのだ。そのビデオには、確か当時の父の職場の同僚の方がダビングしてくださったのだが「ニッポン無責任時代」「日本一のホラ吹き男」「日本一のゴマすり男」も入っていた。当時は小さすぎたので、呑気なサラリーマン生活とか浜美枝との恋愛場面などは理解できなかったが、とにかく植木等という人から発せられる陽のオーラ、そして数々の名曲と高笑い、鮮やかな色のスーツ姿に、すっかり虜になっていた。今も私の笑い声が異常に大きいのは、植木御大のせいなのだ(笑)。真似し続けたせいで。そのビデオで、谷啓がクレージーのメンバーだったことを知り、またハナ肇がグループのリーダーで「正月の『かくし芸大会』で銅像になって殴られている人」と一致したのも小学1年(笑)。んで、そのときちょうど…今でもYouTubeに上がっているかもしれないが、フジで「アッと驚く!無責任」という特別番組が放送されたのを見たのを、よく覚えている。いま考えたら、なんというタイミングだったのだろう(苦笑)。そのビデオとリアルタイムの特番を見れば、ファンになるのは当然の成り行きだよ、こりゃ。そして小6のとき(平成2年)。「スーダラ伝説」で植木等が不死鳥のごとく蘇った。久しぶりに出場した「第41回NHK紅白」では瞬間最高視聴率を取り、第一線に帰ってきた。翌平成3年(1991)にTBSで放送された90分特番は、今でも録画したテープを大事に保存している。しかし僅か2年後の平成5年(1993)9月にハナ肇が63歳の若さで急逝。翌年には石橋エータローが66歳でこれまた急逝。平成8年(1996)には安田伸が64歳で。平成19年(2007)に植木等が80歳で、平成22年(2010)には谷啓が78歳で、その翌々年の平成24年(2012)に桜井センリが86歳で…それぞれ天国へ旅立っていった。この間、櫛の歯が欠けるようにメンバーが亡くなる寂しさを、私はクレージーグッズのコレクションで埋めようとしていた。そのコレクションは、今でも手元に全部ある!レコード・CDは勿論、ソノシート(非売品含む)から映画のポスターから…そりゃもう大変なもんよ。-------------------------------------------------------------それで本題…マクラが小三治師レベルで長すぎる!反省反省。なぜクレージーが好きか。これはもう「品格」の二字に尽きる。下ネタ全くなし、スマートにオシャレにカッコよく笑わせる。これよ。そういや今から26~27年ほど前、TBSの対談番組で俳優の佐野史郎さんが(この人は熱烈なゴジラ&クレージーファン)植木御大に「クレージーは品があるので…」みたいに言ったら「…『上品だ』って言われたのは、あなたが初めてですよ!『下品だ』とはよく言われたけど…」と植木御大が言ったのを思い出した…。でもクレージーは品があると言い切っていい。そこから比べると…私はドリフ信者でもあるが、ドリフはやはり子供向け…の匂いはどうしてもある分、クレージーより少しだけ評価が下がってしまうとこがあるかもしれない。つったって、クレージーが100なら、ドリフは98ぐらいの差よ。誤解のないように。…本題がこれだけで終わってしまった!これまた反省…反省…。---------------------------------------------------------------今日の昼間。最後のメンバー、犬塚弘さんの訃報が入ってきた。享年94。もう大往生という年齢であることは間違いない。確か3年前だったか、役者業を引退するというニュースを見たのは覚えている。奥様を亡くされていたのは又聞きで知っていたが、お元気で余生を熱海で過ごされていると思っていたので、突然…という感じの訃報に、非常に激しく動揺してしまった。「一時代が終わった」という常套文句。今まで私のブログでも佃煮にするほど使ってきた。手垢が付きまくった言葉の筆頭に来る言葉かもしれない。でも今日ほど、この言葉が頭の中に大きく激しく響いたことは未だかつて無かった。ショックでオペミスしそうになったほど。犬塚さん。クレージー第4の男とも言われ、大映で主演映画もあった。背が高く、手足が長く、ウッドベースを肉体の一部のように軽やかに演奏する姿に痺れたものだ。クレージーの活動が減ったあとは、松竹「男はつらいよ」の脇役で、その姿を桜井センリ氏と共によく見たものだ。タクシーの運転手さん役とかが多かったような記憶があるが…。テレビの2時間ドラマ、レギュラードラマでも脇を締めていて、真面目で実直そうな役柄が絶品だった。あと一度「志村けんのバカ殿様」にゲストで出たことがあって、テレビ前で「クレージーとドリフの共演だ!」と興奮したのを思い出す。貧乏長屋で臥せっているお父っつぁん役だった。それこそ、ハナ肇とピーナッツの「おかゆができたわよ」を髣髴とさせるやり取りをしていたっけ。---------------------------------------------------------------ついに、天国でクレージーキャッツ再結成となった。おそらくリーダーが「ワンちゃん!やっと来たか!遅せぇぞ!」とかドラムの前で言っているはずだ。植木御大も高笑いしているだろうし、谷啓御大はトロンボーンを手にして笑っているだろう。サックス持った安田さん、ピアノの前の石橋&桜井コンビ…。白スーツの上下に黒のリボンタイ、あの日本人に生きる活力を与えまくった「七人の侍」が揃ったわけだ。横にはザ・ピーナッツ、青島幸男、萩原哲晶、宮川泰…そして渡辺晋。全員いるんだもんねぇ(号泣)。あっ!あと奥さまもいるのか…(汗)。先だっての財津一郎さんもそうだが、エンターテイナーと言える人が次々といなくなってしまう。谷村新司さんもそうだ…。クレージーは伝説になってしまったが、あの爆笑コントと映画、そして名曲の数々は生き続ける。それを我々は語り継ぎ、興味のない人間に強制的に徹底して教えなくてはならない義務がある!犬塚さん。長い間お疲れさまでした。楽しい演奏やコントを魅せてくださり、ありがとうございました。心からご冥福をお祈り申し上げます。
2023年10月27日
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古今亭志ん橋師匠をはじめ、谷村新司さん・財津一郎さん・もんたよしのりさん・BUCK-TICKの櫻井敦司さん……と、一時代を築き上げた方々の訃報が相次いで入ってきたが、ちょっとここに追悼文を書く時間が取れなかった。それは…5か月ぶりのポッドキャスト復活に動いていたため!自力での復活は…もう本当に大変だった。金銭面のみならず「覚えなきゃならないこと」のテンコ盛りだったもんで(苦笑)。そして、やっと…やっと!本日復活であります(涙)!林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 (seesaa.net)番組内でも説明させていただきましたが、3月末から番組収録を行っていた東京・江戸川橋のスタジオ「スタジオポッド」社長の遠藤さんが、6月初旬に病に倒れ、7月8日に急逝されました。 機械オンチの我々2人は、遠藤さんの急逝に大きなショックを受けると共に、もう自力でポッドキャストを復活させることはできないと、半ば諦めており…。しかし様々な方から「番組はいつ復活するんですか?」という問い合わせが多々あり、私もどうすればいいのか……と非常に悩んでおりました。そこへ手を差し伸べてくれたのが、私の職場の同僚!彼のおかげで、何とか自力で番組を復活させることにこぎ着け、今回こうして収録することができたわけです。5月24日に収録した林家たけ平師匠ゲストの回は、残念ながらお蔵になってしまい、たけ平師匠は(いつになるかはまったく分かりませんが)ゲストとして再度お越しいただくことにして、今回は「第1回と第2回の中身」を改めて…という感じで話しております。今後とも当ポッドキャストをご贔屓・お引き立てのほど、何とぞよろしくお願い申し上げます。なお、今回からブログだけでなく「stand.fm」にも音源をアップをしていくことにいたしました。林田・三朝の「おもしろ演芸&芸能史」 | stand.fmあとⅩ(旧Twitter)でアカウントも設置いたしました!こちらも何とぞよろしくお願い申し上げます。フォローとか…でしたっけ?ホントにⅩ(旧Twitter)は分からない…(苦笑)。https://twitter.com/h3yosebanasi
2023年10月25日
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テレ東の看板番組のひとつで、私も十数年間、ほぼ欠かさずに見続けている「モヤモヤさまぁ~ず2」が、今月から毎週土曜の11時30分~12時15分という枠に引っ越した。なんと、これで9回目の枠移動(引っ越し)だという。往年のテレ東の人気番組も、放送枠を移動したことがあるのは知っている。「なつかしの歌声」も「人に歴史あり」も何度か枠移動をしているし。しかし…枠移動9回ってのは多すぎゃしないかえ(苦笑)?いま現在は削除されてしまったようだが、YouTubeのテレ東公式チャンネル(だっけ?)に枠移動の理由を説明するオリジナルの動画があって、それによると伊藤P(今は制作局長になったので伊藤k)が「再放送のイメージがある『死に枠』を『モヤさま』に開拓してもらいたい」ということで枠移動を決断したらしい…。本来だったなら数字的な問題・制作費などの問題で、おそらく打ち切り・番組終了という選択もあったのかもしれない。しかし、テレ東に多大な貢献をしてきた番組を…しかも(多分)テレ東の制作上層部の”出世の足掛かりになった番組”を簡単に終わらせてはいけない!…ということでの決断だったのだろうと思われる。というか、そう思いたい(笑)。---------------------------------------------------------------聞いたところによると、この土曜のお昼枠に移ったら、それまで全国ネットだった「モヤさま」が関東ローカル番組に格下げ?になってしまったようだ。おそらく多くのクレームもあるだろう。地方の人は「ネットもテレ東」か「ティーバー」(だっけ?)で見てくださいということなのかもしれないが、これは番組寿命を著しく縮めてしまう要因になってしまうのではないだろうか?そして放送尺がコロコロ変わってしまうのも、ディープな視聴者(つまり私だ)からしたら、どうにもイライラしてしまう。今までの火曜23時06分時代は「49分」だったのだが、今度から「45分」になった。この4分の短縮というのも嫌なものだ。CMを抜いたら、45分尺だと「実質36分前後」の放送尺になる。前の49分尺だと「実質40分前後」という感じか。長い間、日曜18時30分~19時54分という長尺番組だったがゆえ、それで慣れてしまった身としては、今の尺はあまりに短い。確かに90分枠は…以前もここに書いたが、ちょっと長くて内容が散漫に感じられることはあった。しかし現在の短い尺だと、何か消化不良感が残ってしまうのである。それは短くなったゆえに、この番組のかつての基本フォーマットが無くなってしまったのが、大きな原因かもしれない。オープニングがあって、さまぁ~ずが挨拶をし、田中アナが横から入ってきて今日巡る場所を紹介。そして視聴者からのハガキなどを紹介して、ひと悶着?あってからの街ブラスタート…というのが導入部だったのだが、これが尺が短縮されたら無くなってしまった。これの”あるなし”によって「『モヤさま』を見ている感」が著しく減ってしまうことに気づいたところがある。-----------------------------------------------------------------放送枠を変えてでも番組を続けてくれる…という、その一点には感謝したいが…。この番組は閑職に追いやることなく、いい時間帯で、ある程度の尺で放送してもらいたいものである。せめて、どこかの曜日の21時台で54分枠(実質46分程度)は最低でも欲しい。ある程度の長い時間は見ないと、充実感とか満足感は得られない。私はそう思う。基本フォーマットを復活させれば、面白さだけでなく満足感がすぐ元に戻るだろうから。今月から月~金の深夜に始まった、90秒尺(!)のスピンオフ番組じゃ、私の中の満足感は埋まりませんよ(笑)。
2023年10月12日
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昨年末に受注生産で作成した「なつかしの歌声・放送全記録」の「増補改訂版」。さすがにもう、これ以上の情報が入ってくることはないだろうし、書き直しも訂正もないだろうと踏んでいたら…この期に及んで、とんでもなく大きな「抜け」が発覚してしまった(涙)。すでに「増補改訂版」をご購入くださった方にのみ、訂正をした箇所を無償でWordで送り、お詫びを願ったのだが…。しかし…1980年代後半に放送された単発特番なのに、テレ東に映像が残っていなかったというのは、本当に驚きだった。この「増補改訂版」は今年4月以降、特に新規購入のご連絡をいただけなかったので、その旨を記したブログ自体を数件だが削除してしまった。おそらく今後もご注文は来ないだろう…と踏んだためである。「増補改訂版」をご購入くださった少数精鋭の皆さま、心よりお詫びを申し上げるしだいであります(涙)。そして、この情報をTwitter(X)上で第三者に流さないよう、重ねてお願い申し上げます!
2023年10月10日
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「お江戸日本橋亭」:: 落語・講談・浪曲・義太夫など伝統芸能を体感できます。 (ntgp.co.jp)寄席演芸ファンは既にご承知かと存じますが、今年の年末で「お江戸日本橋亭」が建替のため、一旦クローズとなります。9月3日の湯島天神での「謝樂祭」の際、永谷商事の方にお目にかかったので聞いたところ「建替は何年かかるか、社員のところにまで話が下りてきていない」とのこと…。新しいお江戸日本橋亭が出来るまで、最低でも数年の時間はかかりそうです。というわけで!12月4日(月)は昼夜連続、いつものチームが総力を結集した超豪華公演2本立がございます!これはですね…昼夜で見ないと、基本的には意味がないという公演になっております(笑)!日本橋亭の見納めに、そして年忘れの笑い収めに!是非ともご来場くださいませ!まず昼の部はこちら。「平日午後寄席~真打二人会~」出演…林家たけ平、春風亭三朝 (ゲスト)桂夏丸開場…13時 開演…13時30分 終演…16時ごろ?たけ平師匠は「芝浜」を、三朝師匠は「掛取萬歳」をそれぞれネタ出ししております。暮れらしい大ネタをたっぷりとお聴きになれますよ~!通常はたけ平師匠と三朝師匠が二席ずつ演りますが、今回は日本橋亭のファイナルなので、特別に夏丸師匠がゲスト出演!何を演るかは、お楽しみィ…というこって。---------------------------------------------------------------そして、夜の部は吉例のこちら!そして豪華版!「第29回・歌で綴る昭和&平成の時代」出演…林家たけ平、桂夏丸、神田真紅、桂しん華 (ゲスト)春風亭三朝 (第2部司会)林田雄一開場…18時 開演…18時30分 終演…20時45分ごろ?第1部…「落語・講談競演」第2部…「年忘れ!懐かしのヒットパレード」2015年10月の第11回大会から、このお江戸日本橋亭をホームとして開催してきた「歌で綴る」、今回で”しばしのお別れ”ということになります!昼夜コラボってことで、我らが春風亭三朝師匠が「歌で綴る」に初参戦!おそらく三朝師匠が客前で歌を歌うのは、かつて数回にわたって開催された、落語協会カラオケ部公演「歌まみれ」以来ではないかと思われます!久々にゲスト歌唱もありますので、いつもより3割増の中身でお送りできるかと思います。だから私はおそらく歌えません!日本橋亭の最後は司会に徹することにいたします(笑)!さて、ここからが重要。予約の仕方であります。上に載せたチラシにも書いてありますが、ご予約は下記の携帯番号およびアドレスにまでお願いいたします。0ps388121401v2y@ezweb.ne.jp090-4183-2028 (←できればショートメールで)このご予約の際に、「氏名」「連絡先」「人数(枚数)」のほかに「昼の部のみ」か「夜の部のみ」か「昼夜連続」かを必ずご連絡いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。昼の「平日午後寄席」は(予約)2,000円 (当日)2,300円夜の「歌で綴る~」は(予約)3,000円 (当日)3,500円昼夜連続でのご予約は、普通は5,000円なのですが、年末特別大サービスということで、4,500円とさせていただきます!…脅迫するわけではありませんが(笑)、昼夜でご覧になったほうが確実にお安く、またお得です!開催まで2か月を切りました!年末の有給休暇申請は、そろそろしておいたほうがいいでしょう!有給でも仮病でもズル休みでも何でも構いません(笑)!是非ともご来場くださいませ!
2023年10月10日
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昨年開局した、吉本興業のBS局である「BSよしもと」。私は関西の笑いは基本的に受け付けない身体なので(ただし一部の上方落語は別)殆ど見ることはないのだが、1番組だけ毎週録画しているものがある。それが土曜昼間に2本放送される、往年の「花王名人劇場」の再放送。昔の番組がノーカットで見られる喜びは、この性格の人間からしたら、何物にも代えがたい。ただ「BSよしもと」が放送するので、吉本芸人が全く出ない(携わらない)回は再放送されない。そこが玉に瑕ではあるが、本当に貴重なVTRを毎週キレイな画質で見ることができる。漫才やコントだけでなく、落語特集回も大量に再放送されていて、東京の大御所の数多くの高座も流れた。---------------------------------------------------------------だからと言って、ここに毎週感想を書く…ということはしないで、ただ単に見ていただけだったが…9月23日(土)に再放送された回は、東京の演芸ファン・落語ファンにとっては狂喜乱舞アンド欣喜雀躍(笑)というものだった。「さよなら圓鏡・きょうから圓蔵~橘家圓蔵襲名披露~」(昭和57年10月10日放送)話には聞いたことがあった回だったが、通しで見たのは初めて。「平井の師匠」こと、橘家圓蔵師匠が八代目圓蔵になったときの記念番組。番組の流れは以下のとおり。「ご挨拶(圓蔵襲名までの経緯)」 圓鏡「道具屋」 圓鏡「披露口上」 談志・五代目圓楽・志ん朝・圓蔵・仁鶴・枝雀「鼠穴」 圓蔵圓鏡と圓蔵の表記が混在しているのは、番組の表記に沿ったため。最後が、あまりニンに合っているとは思えない「鼠穴」だったのがちょっと疑問だったが(個人的には「寝床」とかがよかったんじゃないかと…)とにかく物凄い内容だった。んで、何が凄いって披露口上である。いわゆる戦後の落語四天王が勢ぞろい!この4人が揃ってるのは昭和54年(1979)12月に放送されたTBS「すばらしき仲間」と、これと2本だけしかないのではなかろうか?しかも司会の家元、志ん朝師匠、圓楽師匠…全員揃ってロクなこと言わないという(爆笑)。披露口上の場合、普通は主役は真ん中で黙って頭を下げているだけだが、圓蔵師匠は各人にツッコむだけツッコんで、大爆笑を巻き起こしていた(笑)。東京勢に対抗…っつうわけでもないだろうが、大阪勢の2人も…そらもう酷いことばかり言っていた(笑)。なかでも最後に挨拶をした枝雀師匠は「私は大阪の人間ですので…別に(圓蔵師と)これといった関係はないんでございます」と突き放し(爆笑)、それを聞いた司会の家元が大喜び!とにかく、これほど豪華でこれほど全員が酷い口上(苦笑)を私は他に知らない。そして大爆笑した後に「そうか…もう全員(この世に)いないんだ」と猛烈な悲しさ・寂しさに襲われた。これは番組ラストのカットだが、もう…この並びを見ただけで…涙、涙である…。私にしてみりゃ「初代ウルトラマン・セブン・帰りマン・エース・タロウ・レオ」が並んでいるみたいなもん!いつも言ってる「ヒーロー枠」大集結だもの…(涙)。「BSよしもと」に注文するのも筋違い…みたいな感じだと思うが、この枠では今後、是非とも「非吉本の回」も再放送をお願いしたいものである。…と書いて、いま気が付いた。今日は志ん朝師匠のご命日、しかも二十三回忌であった。時の流れは本当に早い…。
2023年10月01日
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…いやいやいや、怠け癖がついてしまうとダメだぁね(苦笑)。つい先日、神保町「あたらくしあ」でのイベントの告知をして、その結果報告を書かねば…と思って、気が付いたら9月末!イベントから2週間も過ぎていた!まあ季節の変わり目に必ず来る体調不良があったり、多忙で早く寝てしまっていたりしたので、キチンとパソコンの前に座る時間がなかった。てなわけで、久々にちょいと。--------------------------------------------------------------先々週、9月17日(日)に神保町「あたらくしあ」で開催されたSP盤レコードコンサート「歌えば天国」は、想像以上の大入り、そして大盛況で幕を閉じた。(年数回とはいえ)人前に出るようになって18年。今回初めて、私は「ゲスト」という立場で呼ばれることとなった。このような場合、司会の北河君と小沢君の2人のプランに口を出し過ぎると「私の色が濃くなってしまうため」、お客さま前の立居振舞い、喋り方のアドバイスをした程度で臨んだ本番。結果的に「進行状況を判断して内容をカットする」という技術が司会の2人になかったので、最終的には所要時間がなんと55分も伸びるという(笑)。もうホント疲れた(笑)。最終的には私が仕切ってしまったが(苦笑)本当にお客さまが大喜びしてくださったようなので(?)ひと安心であった。どうも次回があるらしいので、その際は少しだけ、司会の2人に厳しめのアドバイスを送ることにしよう(笑)。それにしても「蓄音機界のロールスロイス」と言われる名機であるクレデンザで聴く藤山一郎の声は凄かった。至近距離で聴いていると、箱の中に藤山先生が入って本当に歌っているんじゃ?と思うほどの、生の迫力が感じられた。あの「音」が聴けただけで、十分にお客さまは満足してくださったんじゃないかと思う…思いたい…思ってください(涙)!涙のわけは、どうかお聞きにならぬようお願いいたします(苦笑)。-----------------------------------------------------------------さて、こちら主催としては、12月に大きい公演が2つございます。12月4日(月)の昼夜と、12月20日(水)の昼間です。こちらの詳細は、来週中にお伝えできるかと思います。この2日、どうか有給休暇をお取りになって、ご来場いただければ幸いです!何とぞよろしくお願い申し上げます。
2023年09月30日
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先ほど司会のひとりである小沢氏から、当日会場で配られるプログラム見本が送られてきたので、ざっと目を通しましたが、これがまあ~緻密!このプログラムだけでも、下手すりゃ1,000円近くの価値はあるかもしれません(笑)。まだご予約は十二分に間に合うと思います。是非ともご来場のほどを。気の抜けた人前の私(なんだそりゃ)も見られます(苦笑)。「歌えば天国~レコードで辿る藤山一郎と古川ロッパ~」開催日…2023年9月17日(日)会場…神保町「かふぇ・あたらくしあ」開場…13時 開演…14時 終演…16時30分ごろ?料金…3,000円 (予約・当日共に フリードリンク&和菓子1品付)司会…北河忠昭、小沢たいら ゲスト…私予約先…gevaruto69@hotmail.co.jp 070-2160-9706 *私にご連絡いただいても構いません。こちらから 北河君・小沢君に伝えておきます。「蓄音機の王様」の異名をとる名機中の名機「クレデンザ」を使って、今月21日で没後30年を迎える藤山一郎、そして昭和の初期から30年代真ん中にかけ、榎本健一と並ぶ喜劇俳優として一世を風靡した古川ロッパの音源を楽しむという好企画!私より干支が一回り以上も年下の(汗)、懐メロマニアの若き旗頭・北河忠昭&小沢たいらのご両人が進行係となり、数々の名曲を抜群の音質で聴かせてくれます!是非とも若き懐メロマニアの後輩のトーク、抜群の音質での藤山&ロッパの名唱をご堪能くださいませ!たくさんのご来場、心よりお待ち申し上げます!
2023年09月12日
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「人を傷つけない笑い」は、基本的にはないと思っている。よく「いじめ」と「いじり」の境というものが、ネット上で話題になったり議論になったりすることがある。私は漫才のツッコミだとか「いじり」というものは、大体はされたほうが”全く不愉快に思わないことはない”と思う。いくらリハーサルや打ち合わせを、丹念にやったとしてもネ。しかし、この私の考えをひっくり返すような「温かい爆笑」を魅せてくれた番組が、先週から今週にかけて2本あった。その感想を、忘れないうちに記しておきたい。-------------------------------------------------------------「あちこちオードリー『食リポの達人たち』」(2023年8月30日(水)放送・テレビ東京)普段は若手芸人やタレントが出てきて、テレビ番組における立居振舞いや本音を語るこの番組。ギスギスしたやり取りや過激な胸の内などを暴露して、尖った内容のトークが多い。いつもは爆笑しながら、心中に僅かな「澱」のようなものが溜まる番組なのだが、この回だけは「温かい大爆笑」だけで、非常に楽しかった。昨今、テレビ番組でちょっとでも過激なことをすれば「正義を振りかざすウスラバカ」がネット上で炎上という行為を行う嫌なご時世。誰もが特に何も思わない内容となると「グルメ」ということになってしまい、チャンネル変えればYouTubeの動画か食べ物か散歩の番組だらけになってしまったが…この回は「食リポ」の裏側を抜群のトークで見せてくれた、稀有な回だった。石塚英彦(ホンジャマカ)・彦摩呂・飯尾和樹(ずん)の3人…もうこの顔ぶれだけで「誰かを貶めたり傷つけたりしない」のが確定的なのだが(笑)出だしからの3人のフルスロットルさに、私ゃ感動すら覚えた(笑)。全編が「あるあるネタ」「例えツッコミ」「グルメのギャグ」(こんな言葉ぁないが…)の雨あられで、オードリーの2人が腹の底から楽しんで爆笑していたのが、見ていて実に楽しい。そして、視聴者的には相当辟易されているグルメ番組ではあるが、どれだけ真剣にひたむきに、真摯な姿勢で制作しているかということがよく分かる内容で、私はよかったと思う。この内容、他局の情報番組の制作スタッフは必ず見といたほうがよいのではないか?と思ったほどだった。----------------------------------------------------------------「クイズ!脳ベルSHOW特別編『脳ベルバスツアー』」(2023年9月2日(土)放送・BSフジ)お馴染み「脳ベルSHOW」が、今回初めてスタジオを飛び出し、東京下町の名所をバスで巡りながら、おまけでクイズがある…という感じの(笑)ユル~い中身の2時間特番。堀田眞三・瀬川瑛子・鶴久政治(チェッカーズ)・和泉節子という、この番組の常連メンバー4人が回答者だったのだが、何というか「優しく温かい無法地帯」という表現がもっとも適切な感じだったように思えた(笑)。ゲストがビトたけし(殿のそっくりさん)、元関脇・水戸泉の錦戸親方、そして我らがなぎら健壱という豪華な布陣。…絶対に地上波じゃあり得ないメンバーだよ、この3人(笑)。普段のスタジオではモニターに答えを書くので、当然だがカンニングもできないようになっているが、この特番は単にホワイトボードにマジックで答えを書く形。こう書いては失礼だが、狭いお座敷や座席にギューギューで座っていたので、仕切りもなけりゃ何もない。おそらくだが隣の答えを見放題みたいな状態だったので、ハッキリ言えば大半のところは”クイズの体を成していなかった”(苦笑)。1問ごとに正解すると食べ物が食べられる、あるいは名産が貰えるという形だったのだが、カメラが止まった途端に全員食べていた(すき焼きとか)というのが岡田から暴露されていた。ルール無視で回答者4人は楽しんでいたようだ(笑)。でも、以前からここに何度も書いてきたことだが、それでも地上波のクイズより何百倍も面白かったのは何故だろう?それは、どんなにルールが緩くていい加減でも、出題される問題がキチンとしていたからではないだろうか?あと、やはり司会の2人の回答者捌きだろう。これに尽きる。このバスツアーは個人的には非常に面白かったので、あと2人ぐらい回答者を増やして、2時間半の番組にしてもらいたい。…それもそうだが、やはり「脳ベルSHOW」は週5の放送に一刻も早く戻すべきである。火曜~木曜22時台の「張りのない生活」に私は辟易している!最近は「ビルぶら」も再放送ばかりだし。他のどうでもいい枠に火曜~金曜の22時台の番組は移動して、とにかく週5に「脳ベルSHOW」は戻すべきである。あとは午前中の再放送復活も(あと地上波早朝も)強く望みたい。
2023年09月05日
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日テレ「24時間テレビ」は、内容的に全く好きではないので(チャリティー否定とか障害者差別ではなく、企画・内容の問題です。悪しからず)今年も全く見ずに終わった。まして、昨日も今日も仕事だったし。なので、先ほどパソコンを立ち上げたときYahoo!ニュースを見て、まあ物凄く驚いた。今から55年前、昭和42年(1967)の「若手大喜利」で初出演、昭和44年(1969)の前田武彦時代に大喜利メンバーに加入。そのおバカキャラで、亡き先代圓楽師、歌丸師と共に「笑点」の顔であった林家木久扇師匠が、来年3月をもって勇退するというニュース。3歳半(三波伸介時代末期)辺りから見始めて、この番組の力でこんなになった私(笑)として、これほど寂しいニュースはない。ただ私の中では「とうとう、このときが来たか…」という感情と「やっぱりそうだろうね、そりゃ…」という感情が、ほぼ同時に湧き上がってきた。---------------------------------------------------------------2年前に脚を骨折して以降、椅子に座って「大喜利」参加という形を取られているが……私は正直「正座が出来なくなったのなら、失礼だけど勇退すればいいのに…」と思っていた。本当に無礼で酷い言い方になってしまうが、あれは”様子が悪すぎる”。たとえテレビ向けの大喜利でも、やっぱり「正座」という噺家の基本形で出てもらいたいと思ってしまうとこが、私の中にあった。それだけでなく、ここ数年「本当に解答を忘れたのか、わざと忘れたふりをしているのか」曖昧なところも増えた。そして、これまた数年前に喉頭がんを患われたからだろうか、往年の歯切れ良い美声が、また掠れ気味になってきたところも非常に気になっていた。上記の三点は「笑点」だけでなく、最近寄席で見ていたときに気になっていたところでもある。-----------------------------------------------------------------木久扇師匠は「おバカキャラ」で有名だが、実はあれだけ知的で聡明な噺家は、そうはいない。「笑点」を立ち上げた談志家元が認めていたのはよく解る。そんな木久扇師匠だもの!上記のようなことを、自分自身で全て理解しておられたに違いない。だからこそ「ここら辺がそろそろ引き際だ」と感じられて、勇退発表に繋がったのだろう。「辞めないで!」なんて言う人も大勢いるとは思うが、私は「長い間本当にお疲れさまでした。ありがとうございました」という、ごくオーソドックスな言葉を贈りたい。-----------------------------------------------------------------個人的な思い出で恐縮だが、今から15~16年前だったと思う。市馬師匠に用事があって、上野の鈴本に行ったときのこと。誰が主任だったか忘れてしまったのだが(川柳師匠だったか?)、代バネが木久扇師匠で「彦六伝」と「明るい選挙」を合体させて、大長編かつ大爆笑の高座でハネたことがあった。市馬師匠は確か”ヒザ前の前”ぐらいの出番だったと思う。それで終演後に楽屋に行って、入口で市馬師匠と立ち話をしていたら、次の仕事に向かう木久扇師匠が、着替えられて奥から出てきた。私が「あっ!申し訳ありません!お邪魔しちゃって…」とか何とか言ったら、木久扇師匠が「いやいや~構いませんよ。これからも寄席を楽しんでいってくださいね!」と私に声をかけてくださったことがあった。私は木久扇師匠のことを「おバカ」だの何だのと、テレビ前で小さいころから酷いことを言ってきたわけだが、そのときの物腰の柔らかな優しい口調と気配りに心底感動して、楽屋口で泣きそうになったのを、今でもよく覚えている(笑)。----------------------------------------------------------------その木久扇師匠が「笑点」勇退…時の流れを感じずにはいられない。先代圓樂師が逝き、歌丸師が逝き、こん平師が逝き…昨年9月には六代目円樂(樂太郎)師も逝った。そして木久扇師匠の勇退。「永久不滅」だと思っていたメンバーが、これで全員いなくなる。このブログで何度も書いてきた話だが、私の中に「ヒーロー枠」の噺家さんがおられる。その方々は「落語家」として大好きとかではなく、自分の中では「ウルトラマン」「ゴジラ」「仮面ライダー」と並んでいる存在のお師匠さん方。リアルで間に合っている方限定でいくと、立川談志・古今亭志ん朝・五代目三遊亭圓楽・八代目橘家圓蔵・三代目三遊亭圓歌…その末席に桂歌丸・林家木久扇・鈴々舎馬風の三師匠がいるという感じか。だから現役のお師匠さんで…失礼な言い方だが「ギリでヒーロー枠」なのは、木久扇師匠と馬風師匠だけ。もう、そのような時代になったのね…。-----------------------------------------------------------------でも「笑点」は新たに一之輔師が入ったことで、私は活性化されたと思っている。来年4月からは新メンバーが入ることになるわけだが、私はこの「おバカ枠」に関して言えば「世襲」でいいと思う。つまり、息子の木久蔵師が入っておバカ枠を継承していけばいいと思うのだが、どうもネット上では世襲を嫌がる意見が多いようだ。「政治家みたいなことするな!」ということらしいのだが…なぜかYahoo!のコメント欄などで保守の政治家だけが叩かれているのは謎だわね。「木久扇師匠が勇退されるのなら、自民党の上のほうも勇退を…」的な。まあ「いつでも政治批判が出来る俺ってどうよ」と、自分に酔ってるノータリンのウスラ左巻き(笑)が書いてるんだろうが。こんなとき最優先で叩かれるべきは「百害あって一利なし!」でお馴染(笑)日本共産党(別名キチ●イ左翼)の代表なんだけど。あれこそ、トップに何十年も居座ってるじゃないの。あの「顔も頭も”おか志位”」人。ロ●ケとチャン●ロとバカ●ョンの幇間。…岸田総理も含め、自民党内も幇間が大量にいるけどさ(苦笑)。それで話を元に戻すが……例えば昇也師匠とか、わさび師匠とか、馬るこ師匠とかが「おバカ枠」を継承するのは酷だと思うからだ。「おバカ枠」を無くして、新しいフォーマットの「大喜利」を作るというのなら、私はBS日テレ「笑点特大号」の若手大喜利から選ぶべきだと思うが、番組サイドが「おバカ枠は絶対必要だ!」と思うなら、倅の木久蔵師匠が継承するのがベストだと思う。怪物番組「笑点」が新たなステージに入るのが楽しみなのと同時に、小さいころから慣れ親しんだメンバーが、ほぼ総取っ換えになるという現実に、気持ちがついていかない感じもある。残る7か月、勇退を決めた木久扇師匠の姿を見続けていきたい。そして「笑点」を降りた後は…気が向いたときで構わないので、寄席には出続けてほしいと切に願う。
2023年08月27日
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