2004.03.06
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たいまつの役割は、夜の行に向かう練行衆の足元を照らすためのものです。付き人の童子は、石段の下でたいまつに火を付けると、練行衆を先導して二月堂へと上っていきます。注意して見ていると、童子のそばに、ほうきを持った男性がいるのに気づきました。火の粉が落ちる度に掃いていきます。

東大寺によると、このような担当者を石段と舞台上、さらに舞台の下に配置して、火の粉が燃え広がらないようにしているそうです。特に大量の火の粉が落ちる舞台下では、ヘルメットをかぶった寺の職員が、急いでほうきで払います。火の粉が立ち木の上に積もり、くすぶることもあるため四方に目を光らせます。

期間中はほかに、堂内の消火栓にホースをつなぎ、いつでも放水できる態勢を取っています。

たいまつを持つ側はどうでしょう。
「一回り大きい籠(かご)たいまつが登場する12日は、直前に石段を覆う屋根にホースで水をかける」そうです。

修二会期間中、火災に見舞われたケースは、寺の記録で数件あり、特に江戸時代の1667年(寛文7年)には、二月堂が焼失しました。練行衆の日記によると、行を終えた後の出火で、堂内の灯明の火が原因とみられます。

その後の火災はないそうです。
1250年を超える歴史で数件しか起きていないことに、防火への強い意識を感じます。

040306








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Last updated  2004.03.07 07:22:41
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