いくつになってもテレビっ子

いくつになってもテレビっ子

乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…


この分野に手を出した最初の一冊です。
幸か不幸か、このシリーズがおもしろかったのでそのまま継続している現状です。
幼少期に主人公は前世の記憶を取り戻し、自分が乙女ゲームの悪役令嬢であることを知る。まだゲームが始まっていないため、ゲームの各ルートやフラグ、攻略対象やイベントなどを思い出し、自分が死亡または破滅するエンド回避のために奔走する。やがてゲーム本編の時期になるが、自分の覚えていたゲームシナリオとは違う事態になる、というのがこのジャンルのテンプレ。
正直、乙女ゲームなるものをプレイしてみたことが全くないので、このジャンルをいくつか読むうちに乙女ゲーの理解を深めている感じです。
この作品は、破天荒で鈍感な主人公が次々に出会うキャラをたらしていき、みんなが主人公大好き!という究極の逆ハーを形成するものです。死亡フラグ回避のために婚約者であるジオルドとの結婚はなんとしても避けたいと最初から画策しているにもかかわらず、一番がっちりハートをつかんでしまっているので鈍感力マックスになっています。
闇の魔力の存在、使い魔ポチとの今後、魔法契約の本の発見と、まだまだイベントは続きそうです。
基本軽い語り口な上、主人公はアクティブなおバカキャラで、「ほっとけない」ポジションですので気楽に読めるのがいいところ。ライトで優しい世界になっています。のんびりするにはいいシリーズです。


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