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大山のぶ代さんと言えば独特の声で、動物などのキャラクターや少年の声で多く活躍されました。
初めて聞いたのはNHKの「おかあさんといっしょ」内にある着ぐるみ劇「ブーフーウー」の三匹の子豚長男ブー役。三輪勝恵さんと黒柳徹子さんとの三人で声を当てていました。今に続く「おかあさんといっしょ」のひな形となった作品です。ちなみにご夫君砂川啓介さんは当時の体操のお兄さん、というのは有名な話。
次がたぶん「国松さまのお通りだい」だろうな。先に書いた小原さんとのコンビで。主題歌も歌ってました。まあ、ブーフーウーでもそうだけど声優さんが歌うのは結構普通な話だったし。のちの「ママといっしょにピンポンパン」でもダバダバダ三兄弟として富田耕生さん、富山敬さん、小原乃梨子さんが歌いまくってたしな。名犬ラッシーは見ていた気はするけどあまり記憶にありません。
ドラえもんは大山さんに落ち着くまで複数人がやっていますので、初代とは言いがたいけど、今のドラえもんでは初代になるね。サザエさんでカツオをやっていたのもあまり知られていないかも。
でもまあ、私の中では「無敵超人ザンボット3」の主人公、神勝平役が一番大きいかな。富野さんのオリジナルとしては初期のものだが、さすが富野さん、人が死ぬ死ぬ。主人公以外ほぼ全員死ぬ。ほのぼのしたキャラクターなのに、ラスト狂言回し的な役の香月とサブヒロインのミチしか生き残らないし。決戦前にヒロイン的な役のアキが衝撃的な死を遂げ、そこから一気にラストまで。大山さんさけびっぱなしじゃない?まあ、最後に主人公に駆け寄る人々の姿が救いといえば救い。漫画版「マーズ」のラストはこの逆で、マーズが「ガイアー!」と叫ぶことになったけどね。
ザンボット3は私の中ではマジンガーZ、ゴワッパー5ゴーダムと並ぶロボットアニメ3傑です。
大山さんはじめ、アニメ黎明期の声優の方々が次々とこの世を去られ、時代の流れを感じます。はうー。