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お久しぶりです。ハレバレ一家は、夏風邪もひかず元気に2学期を迎えましたお盆があけた頃から、朝夕が少し涼しくなり過ごしやすくなった気がしますが、一方で、毎日のように日本のどこかで局地的豪雨が降り、9月に入っても、連日のように夕立ちの降る日が続いていますね。今年の雨の降り方はかなり極端なようですが、やはり温暖化の影響なんでしょうか。さて、およそ一か月ぶりでしょうか今日は久しぶりにブログの更新です。今日は、和歌山県は高野山の麓、九度山町にある慈尊院というお寺に行ってきました。昔、高野さんは女人禁制だったので、女性はここまでしか入れなかったそうです。ここから高野山を参拝したというわけで「女人高野」とも言われている慈尊院。高野山への7つの参拝ルートのうち、一番メジャーな「高野町石道」の出発点でもあり、紀伊山地の霊場と参詣道としてユネスコ世界文化遺産にも登録されています。なぜ、いきなりそんなところに行くことになったかといいますと、息子が最近読んだ「高野山の案内犬ゴン 伝説のノラ犬」という本に導かれたのです 高野山の案内犬ゴン昭和の終わりごろ、和歌山県九度山町にかかる丹生橋の橋のたもとをねぐらにしていたノラ犬のゴンが、誰に教えられるでもなく、九度山・慈尊院から約22キロの山道(町石道)を登る高野山参拝者の道案内をしはじめ、高野山・大門から、また律儀に慈尊院まで戻ってくる。参拝者を高野山まで案内したらまた山を下り、往復で40キロ以上歩いて戻って来るゴン。最初は、犬が苦手だった慈尊院のご住職も、やがてこの不思議なノラ犬ゴンに何かしらの縁を感じ・・・。やがて慈尊院で飼われることになったゴンは、それからもたくさんの参拝者を高野山大門まで案内し、平成14年に息を引き取るまで、皆に愛され、大事にされました。今は、慈尊院の弘法大師の碑のとなりで、ゴンは石像になって座っています。 我が家の息子はこの本を読んで、案内犬ゴンに会いたくてたまらなくなったようです。今日はこれといった予定もなく、これも何かの縁だろうと思い、早速九度山へ・・・何度行っても感じるのですが、紀ノ川沿いのあのあたりはとてもいい所です。以前から、来るたびに「この辺に住みたいわ~♪」と言っているのですが、主人に「通勤が遠くなるから無理!」といわれ続けております。そんなことはともかく・・・。慈尊院の駐車場に着くと、四国ナンバーのマイクロバスが停まっていて、白装束の巡礼姿の男女がおられました。(慈尊院は四国八十八か所めぐりを終えると、お礼参りに来るお寺らしいデス。)ゴンの本にも、巡礼姿の参拝者の写真が載っていたこともあり、息子は本物の巡礼姿の方々を見て、目を輝かせていました。(巡礼姿の人を目にするのはもちろんはじめて。) 写真のおっぱい型の絵馬にも興味津津・・・・。子宝・安産祈願、良好な育児や授乳等を願って乳房型の絵馬を奉納するんだとか。私たち夫婦も、以前はいろんな神社仏閣に子宝祈願をしまくりましたが、恥ずかしながらここは知らなかった・・・それはともかく・・・・。この慈尊院から高野町石道という登山道(?)が、高野山の大門まで続いているのですが、一町(約109m)ごとに石の道しるべが立っていて、大門まで180基あるんだそうです。(それで「町石道(ちょういしみち)」というらしい。)息子は歩いていきたそうにしていましたが、大門まで約20キロ・・・。大人の足でも7時間くらいかかるらしいので、小学2年生の双子にはちょっと無理・・・。というわけで、慈尊院にある180番の町石と、慈尊院から長い石段を上がった上にある丹生官省符神社(にゅうかんしょうぶじんじゃ)のはずれにある179番目の町石にタッチして車に戻り、慈尊院をあとにしました。子どもたちがもう少し大きくなったら(高学年くらい?)、必ずこの町石道にはチャレンジしてみたいです!読んだ本で興味を持ったところに出かけてみる。私自身も若い頃、そうしてよく南河内や奈良、明日香の神社仏閣や古墳などに出かけたものです。たまたま、日帰りで行けるくらいの場所に住んでいるというのも何かの縁。ああ、大阪人で良かった♪(笑)大阪からだと、九度山あたりはドライブにも程よい距離で、今日のおでかけは、息子もすごく満足したみたいでした。きっと案内犬ゴンが、息子を、そしてハレバレ一家を導いてくれたのだと思いますではまた~
2008年09月07日
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