福岡市個別指導学習塾慶應修学舎の記憶「石橋の思考」

福岡市個別指導学習塾慶應修学舎の記憶「石橋の思考」

2014.10.26
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カテゴリ: 経営論
読書の秋。
気温が少しずつ下がり、木々の葉が色づいてくると、
どこか本を手に取りたくなる季節がやってきます。

けれど、私が読書をすすめたい理由は、
決して“秋だから”という風流な理由ではありません。
むしろ、どんな季節であろうと、
本を読むことそのものが、
日々を豊かにしてくれる習慣だからです。

「毎日1冊。」
これは、私が長く続けている読書習慣です。
一見、無茶に聞こえるかもしれませんが、
慣れてくると、むしろ生活のリズムになっていきます。

もちろん、最初から無理をする必要はありません。
「1週間で1冊」でもいいし、
「1日15分だけ読む」といった形でも、立派な読書です。
大切なのは“量”ではなく、“続けること”。
そして、本と向き合う時間の中で、自分と出会い直すことです。

読書は、たくさんの発見をくれます。
まだ見ぬ考え方、知らなかった世界、心を打つ言葉……。
それらは、まるで旅先での一期一会のように、
静かに、でも確かに、自分の中に何かを残していきます。

これまで、読書は私に多くの“出会い”をもたらしてくれました。
そして、これからもきっと、そうであり続けると思います。
それは本の中の登場人物との出会いかもしれないし、
あるいは、読みながらふと浮かんだ“自分自身の新しい面”との出会いかもしれません。

私が毎日読書をするのには、もう一つ理由があります。
それは、塾での「号令の時間」、
つまり、毎日の冒頭に塾生たちへ贈る短い講話のためです。

毎朝、私は1冊の本と向き合い、
そこから「伝えたいこと」を選び抜き、資料を整えます。
準備にかける時間はおよそ120分。
けれど、それを講話として届けるのは、たったの120秒。
わずか2分の中に、120分の思考と情熱を凝縮して伝えるのです。

私はこの時間を、とても大切にしています。
本で得た知見を、自分の言葉にして届ける――
それはただの情報共有ではなく、
塾生たちの“考えるスイッチ”を押すための、小さな種まきです。

「120分が凝縮された120秒。」

誰でもできることを、
誰にもできないくらいに、丁寧に、真剣にやる。
そんな信念を持って、私はこの仕事に向き合っています。

だからこそ、私は思います。
自分が誰よりも塾生たちのことを考え、
日本の教育について真剣に悩み、行動しているという自負がある限りは、
教育という現場に立ち続けたいと。

そして、もしその情熱や覚悟が薄れてしまったときは――
潔く、その場から身を引くときだとも思っています。

でも、今の私はまだ、読書という日々の習慣とともに、
塾生たちの未来のために120秒を紡ぎ続けたいと、
心から願っているのです。

本とともに生きること。
それは誰かの未来に、小さな火を灯すことなのかもしれません。
だから私は、今日もまた1冊の本を手に取り、
そのページを静かにめくります。





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