福岡市個別指導学習塾慶應修学舎の記憶「石橋の思考」

福岡市個別指導学習塾慶應修学舎の記憶「石橋の思考」

2014.12.13
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カテゴリ: 経営論
選考の過程で、少し不思議に感じることがありました。
 私たちの組織に応募してくれる学生たちは、皆、とても優秀で頭の良い人たちばかりで、グループディスカッションでも見事な活躍を見せます。しかし、なぜかその中に、少し違和感を覚える瞬間があるのです。

 この違和感は、学生たちが「なぜこの会社を受けたのか」を、自分の言葉でしっかりと説明していないように感じるところから始まります。多くの場合、学生たちは「どうすれば受けが良いか」に気を使い、振る舞いがどこか作られたものになっているように見えます。私たちの採用プロセスは、学生と会社が互いに相性を見極めるもののはずです。しかし、そんな中で「自分を偽っていないか?」「装っていないか?」という疑問が、次第に大きくなっていきました。

 まず、私たち自身のことを考えてみると、反省すべき点が浮かび上がります。もしかしたら、私たちは「最高の職場」という間違ったメッセージを伝えてしまったのかもしれません。私たちの組織は「永久ベンチャー」を標榜し、高い意識を強く求めるチームであり、実際には、自分に合わない人にとっては非常に辛い職場になることがあります。だからこそ、私たちの組織は万人にとって理想的な会社ではないということを、もっとはっきりと伝えるべきだと感じています。

 私たちの組織においては、単に優秀であることだけではなく、「思考の独立性」や「逃げずにやり抜く力」を持つ人にこそ、最適な環境が整っています。逆に言えば、これらの資質が欠けていると、どれだけ優秀でも、会社の文化には馴染むことができません。この点について、もう少し詳しく説明させてください。

「思考の独立性」とは
 私たちの組織では、どんな小さな事業でも、その推進にはメンバー各々の独立した考えが欠かせません。「こと」に向かう姿勢が非常に大切であり、それぞれが自分の意見を持ち、発信し、議論しながら進んでいきます。そのためには、場の雰囲気や権威に流されることなく、自分自身の本当の考えをしっかりと持つ必要があります。

 このような環境では、他人の意見におもねったり、正解を求めて自分の意見を見失ったりすることは避けなければなりません。逆に言えば、正解が明確でないと居心地が悪いと感じる人や、自分の考えをしっかり持つことが苦手な人には、この環境は合わないかもしれません。議論を重ねる中で、自分の腹から出てくる思いを問い直し、それを発信することが求められます。この過程を経て初めて、チームの尊敬を得ることができるのです。

「逃げずにやり抜く力」とは
 私たちの組織では、どれだけ優れた知識やスキルを持っていても、逃げずにやり抜く力が足りない人には向いていません。最初からうまくいくことはほとんどなく、逆境を乗り越えていく力が必要とされます。成功のモデルを自ら壊してでも、次に向かって進む力を持つことが重要です。

 逆境に耐えられることは基本ですが、それを楽しみながら乗り越えていく人にこそ、この職場の魅力を最大限に発揮できるのです。スマートにこなすよりも、泥臭くとも、最後までやり抜く姿勢が求められる環境なのです。

 最後に、このような「思考の独立性」や「逃げずにやり抜く力」を持つ人こそ、私たちの組織には最適だということを、私たちはもっとはっきりと伝えていくべきだと感じています。仕事の選考を通じて、学生がどれだけ自分自身を見つめ直し、素の自分をしっかりと表現できるかが、今後の課題だと思います。これからも、お互いが偽らず、素の自分を出し合う選考を行っていきたいと思います。





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Last updated  2025.05.05 22:20:29
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