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「陰陽師 瀧夜叉姫(上)(下)」(夢枕獏)こんばんは!逆転裁判も味わいつくしてしまったため(昨日のにっき参照)今度は通勤時間には音楽を聴きつつ、本を読むことにしました~。 まあ、きっとまたゲームは繰り返し繰り返し遊ぶと思うのですが、とりあえずは図書館で借りた本を読もうと。いつも思うのだけど、この「陰陽師」小説の帯の文句を考えてる人って…(;´Д`)…小説、読んでないでしょ?と言いたい。「平安の都で次々起こる怪事件に安倍晴明と源博雅の二人が立ち向かう!」て…立ち向かうとか、そういう雰囲気では到底ないんだけどなあ…私ならもうちょっと違うアオリを考えたいけどなあ。獏さんの「陰陽師」は映画にもなったし漫画にもなったし(アニメには…なってないよね、と思いたい)すっかり有名な作品になったですな。 岡野玲子さんの漫画は漫画というより絵師のお仕事で、素晴らしいできばえですよー。 ただ、私はやっぱり元祖の小説がすきですきでたまりません(≧∇≦)!! 小説の晴明と博雅の好ましさが、この作品も全てのキモだと思うのですよ。 小説、読みやすいし、心地いい空気を持っているのでおすすめです! 岡野版「陰陽師」1~13巻 最後まで続けて読んだのに全く筋が理解できなかったww小説「陰陽師」は短編もあれば長編もあるのです。今回の「瀧夜叉姫」は上下二巻の大作!短編だとあっという間に読み終わってしまって、とっつきやすいんだけど物足りなさもあったので、こういう長編は嬉しいですなー☆ しかも、いつもの晴明と博雅のやりとりはもちろん楽しめるし、平将門や藤原純友、浄蔵、賀茂保憲やら道満法師など、楽しくて個性豊かな登場人物が出てきて、思う存分世界を堪能したよー♪ 京都の闇のにおいがした!平将門が好人物に描かれていて、それも好感度♪将門塚と言えば有名ですもんね。→→→ wikiで調べる「平将門」「討ち取られた首は京都の七条河原にさらされたが、何ヶ月たっても眼を見開き、歯ぎしりしているかのようだったといわれている。ある時、歌人の藤六左近がそれを見て歌を詠むと、将門の首が笑い、突然地面が轟き、稲妻が鳴り始め、首が「躯(からだ)つけて一戦(いく)させん。俺の胴はどこだ。」と言った。声は毎夜響いたという。そして、ある日首が胴体を求めて関東へ飛んでいったと言う。この将門の首に関連して、各地に首塚伝承が出来上がった。最も著名なのが東京千代田区大手町の首塚である。」 とな。塩漬けにされた首が腐らなかったとか、胴体を求めて首だけ飛んで帰ったとか、塚におまいりしないで勝手に工事すると事故が起こるとか、いろいろ伝説が多いのですよね。 伝説のすべてが実際そうだったとは考えにくいけど、そういう伝説が生み出されるような人物や環境、状況だったんだなーと思うと興味深いですよね。 当時の公家の武士に対する偏見やら恐れ、関東の人間に対する冷たい視線が想像できるではないですか。 きっと当時は京都の人間から見たら、関東なんてありえないド田舎だったのね。「陰陽師」はこれからもずっと大好きなものがたりだと思います。***********************************************************************朝、久しぶりにかんざしでまとめ髪をしようとぐりぐりっと巻きつけたら、プラスチックのかんざしが見事に折れて部屋のすみっこまで吹っ飛びました… びっくりしたーΣ(゚Д゚ υ) 目が覚めたよ。 かんざしって結構な力がかかるようで、金属製のも簡単に折れるし、木製は強度に不安があるし、プラスチックが一番いいのかな。 ぱっと見、漆っぽく見える朱のプラスチックのかんざし、気に入ってたのにな。 残念。 べっこうのかんざしなんてのも、粋だよなあ☆★☆*********************************************************************** 買っちゃった!へっへっへ、ギャッツさんのシンプルベーグルセット買っちゃいましたYO(≧∇≦)!!だってポイント10倍&ブラックニューヨークベーグルミニサイズがおまけって!!しかも今回からいちじくベーグル入ってるんスよ、これ。 ここのいちじくベーグルは、いちじくがたっぷり入っているし、生地もちもちで本当にうまいっ!! 届くのが楽しみww
2007年09月13日
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ただいまでーす!無事、我が家まで戻ってまいりました☆ああ、木曜日からこの週末、いい気分転換になりましたよー。 久しぶりに広島の母の実家に行ったんですが、懐かしかったし楽しかったッス。 ウェディングドレスも作ってもらって感謝感謝(≧∇≦)!! ふっふっふ、もう完成したので今日持ってきたですよ☆今日、帰りののぞみの中で読んだ本。昔はひかりレールスターで福山までまるまる5時間くらいはかかったもんですが、今はだいぶ短縮されましたねえ。 うーん、すごいことだ。 京都、大阪くらいまでなら本当にあっという間ですもんね。 今回も寝たりゲームしたり本読んでたりしたらすぐ着いたですよ。 「遊戯」 藤原伊織さんの遺作。。。大好きな藤原伊織さんの最後の小説です。もったいなくてなかなか読み始めることができなかった…。゜(゚´Д`゚)゜。ゆっくり読んだけど、そんなに分厚い単行本でもないので2時間もかからなかったです。…これ!…完全に途中で終わっている… 。゜(゚´Д`゚)お話がこれから大きく動こうとしているところでぷっつりと。ここまで書いて伊織さんが力尽きて、闘病生活に入ったのか、病床でも書き進めてここで止まってしまったのかわからないけど、出版社の「未完となりましたことをご了承願います」という注意書きが悲しい… 文句を言って続きが読めるならいくらでも言うけど…たくさんの伏線を張って、舞台を整えて、ここから物語が進み始めるところで。 骨組みしか見えていないけど、間違いなくここからいおりんワールドが展開される予感を感じさせるだけに、本当に残念に思いました… 「虐待を受けた男」「ネットゲームで知り合った男女」と今までにはない、新しい要素を絡めた登場人物だけに、きっと面白い物語になったと思うのに。電車の中でひとり、改めてさびしくなってしまったのでした。゜(゚´Д`゚)゜。もう続きは永遠に読むことのできないおはなし。************************************************************** 広島名物もみじまんじゅう何十回、何百回と食べてるもみじ饅頭ですが、イチオシはチーズ☆チーズのもみじ饅頭、ご存知ですか?おいしいんスよー(*^ー゚)b グッジョブ!! これをオーブンでかりっとするまで焼くのがすきです。あとは定番のこしあんもいいですなww 私はこしあんと粒あんだったら、こしあんがいいのです。 粒は歯にはさまるので…というと10人が10人「年寄りくさっ(;´Д`)!」ていいますね。 でもほんとに歯の裏につくのがイヤなんだYO…
2007年09月09日
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お昼休みに気分転換に近くのビルまでごはんを買いに行って、目に付いたゆず味のおいなりさんを買って、軽くスキップでさらに本屋に寄ってみたところ。立川は本屋が結構あるのがいいところ。飲み屋がいっぱいあるくせに、どこもイマイチなところはよくないところ。で、平積みの本を眺めていて、(あ…。)と。 藤原伊織「遊戯」日記カテゴリ「小説・雑誌」のなかでも何回も登場している、私の大好きな作家、藤原伊織さんの新刊だ。 帯には『追悼・藤原伊織』とある。 イオリンは5月に食道癌で亡くなったのでした。 …遺作って切ない言葉なのだなあと本屋で本を手にして、何だかとてももの悲しい気持ちになりました。 あやうく泣きそうなくらい。 もう次に新刊が出ることは永遠にないのだなあと。 新刊はそんなに分厚くなくて、でもこれ読み終わるのがもったいなくて読み始めることもできないよ。妹にメールして伝えたところ、速攻で「いっぱい原稿出てこないかな」と返信が。 本当にね、あと1万枚くらい原稿が出てくればいいのにねえ… 死んでしまうってそういうことなんだなあ… さびしいなあ。さらに平積みを眺め回すと、さらなる発見。 田中芳樹「月蝕島の魔物」あーらーー。田中芳樹が新刊出してる…手にとってしばし立ち読んでみると、イギリスを舞台にした冒険活劇小説のよう。 うーーーーーーん、田中さんのこういう古典系の小説ってどうも…氏の魅力が生きないと思うんだけど。 文章自体の魅力ではなく、描く世界が面白いんだから、こういう歴史系や既存の世界をモデルにした冒険小説はどーも私は退屈に感じてしまうの。そーれーよーりー。たくさん書きかけにしているシリーズものを完結させてくれよう。タイタニアは?アルスラーン戦記は?創竜伝は??そしてレジ前でありえねえ衝撃。一番目立つところに「8/1はやおいの日」との張り紙があって、新刊がずらりと。 「となりの801ちゃん(2)」やおいという言葉をご存知ない方はそれでいいのです。そのままで。 調べる必要なんてありゃしないので、そのまま生きていれば。くらくらくら。こういう特殊なモノが普通の本屋さんの一番目立つところに並べられている(しかも強烈なキャッチつきで)ことにめまいを覚えつつ。 確かにヲタク文化って今や一般化しつつあるのかねー。 でもこういうものってどこまで行っても「イタイ」ものでしかないと思うよ。 ヲタのひとりとしてそう思う… 隣にはこんな本まで。立ち読みしたけど面白くなかったッス。
2007年08月01日
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「蚊トンボ白鬚の冒険(上)(下)」(藤原伊織)こんにちは~ややや、夏休みの見本のようなお天気ッスね!そういや学生サンは夏休みなのですね…社会人になると夏休みなんてあってもあれは夏休みじゃないっ(><)! 土日を入れてもたかだか4.5日の休みなんてさ…部屋の掃除で終わっちゃうっつーの…しかも掃除すらも毎年やろうと思ってやったことないよ…それはさておき。快調なペースで本を読んでいます。 しばらく通勤時間のゲームはお休みで読書読書。 図書館で借りた単行本なので分厚くて腕が疲れるけど、現実を離れてずぶずぶと本の世界に沈んでいく感覚はやっぱり楽しくて、あっという間に没頭してしまいます。で、大好きな藤原伊織さんの「蚊トンボ白髭の冒険」を。変わった題名ですよねー。 蚊トンボって何だ?と。 藤原さんと言えばハードボイルドなんですが、この小説は一風変わってます。 突然頭の中に住みついた蚊トンボ、シラヒゲと話ができるようになった主人公がやくざとの抗争に巻き込まれてゆく話、なのです。それだけ聞くとブっとんだ、トンデモ設定に聞こえるのですが、そこを読ませるのがイオリンのすごいとこです。 文章が際立って巧いのは相変わらず。全体に漂うハードボイルドな空気、魅力的だけどやや浮世離れした主人公、男気のあるやくざ、勝気なヒロイン… 定番となりつつある藤原ワールドは健在です。 ベタといえばベタだけど、私はどうしようもなくイオリンの書くものと世界が大好きなので、いいのですそれで。以下核心に触れるため、反転。↓↓↓ ここから!正直なところ、今回のヒロインはあまり好きになれないタイプの女の子でしたー。気が強いのはいいんだけど、好奇心旺盛で誰にでも物怖じしないでズバズバ物を言う、と言えば聞こえはいいんだけど、詮索好きで質問ばかりで頭はいいんだけど、鼻っ柱の強い女…うーん…同性の友達はいなそうだなーと思いました。 私、こういう子がクラスにいたら積極的に友達になろうとは思わないな。 そのあたりはやはり男が描く女ッスね。 で、ラスト!全てはラストですよー!!!一気に読み進めて行って、(え、え、これじゃ死んじゃうよ…)と不安になって…ううううう…(TT)かわいそうだよう、達夫…(※主人公の名前です)相撃ち、になるんでしょうけど、腕のいい水道職人で平和な生活を愛していた青年が、ひょんなことからトラブルに巻き込まれて、あれよあれよと言う間にスーパーマン的活躍ができるようになって、恋もあって、でも最後はDQNにお腹に鑿突き刺されて、しかもグリグリされて(い、痛そう…)死んでしまうなんてかわいそうだよ…ヒロインも命は助かったとは言え、みみ…のみ…耳って……… イヤーーーー(><)!!!ちょっと想像するだけで恐ろしいッスよ。 いくら好きになれない登場人物としてもこれはあんまりだ!ショックと悲しみでしばし呆然。ヒロインは好きになれなかったけど、この屈折したジジイみたいな青年はとても好きだったのですよ。 ひねくれていて、でも誠実で、地に足がついていて優しいところもあって。 彼の死はすごく悲しかったなあ。 うーん、シロヒゲとほぼ同じ時に死んでしまったなんて。 お話の着地点として仕方がなかったのかもしれないけど、でもやっぱりかわいそうだ…脇を固める登場人物が魅力的なのも相変わらず。謎ののほほんデイトレーダーの黒木、「グリーン・マイル」を読むやくざ、坂崎。 イオリンの描くやくざは本当にカッコイイから困ります。 味がある、いいオッサンが多いのだ。 主人公の上で働く元やくざの親方もかっこよかった。 任侠なのよ。↑↑↑ ここまで!イオリンの本、面白くて読んでる間は幸せなのですが、もうほとんど読んでしまった気が…藤原さんはもう亡くなってしまったので新刊が出ることはないわけで、それだけが本当に寂しいです。 まだ、読んでいない小説があったかなあ。*******************************************************************マラソン、マラソン!お友達の皆さまはハジけてお買い物をエンジョイされたのでしょーか。 いいなー。私、やる気まんまんだった割にハンパにしか買い物できなくて、えーと、3件だか4件しか買ってません! つまんない…今日は家に帰ったらいくつか届け物があるはずなので、レポしたいと思います☆これも買いました☆ ↓↓↓blog友達のソラ☆さまが紹介されてたエナメルパンプス。 この値段で日本製でワイズが3Eだというではないですか! 幅は広いわ、甲は高いわ、サイズはデカいの三重苦の私としては見逃せない!とずーとチェックしてたのです。 満を持して買うぜ☆とページを見たら、欲しかったブロンズが売り切れてたのはアイタタでしたが…うっかりモノめ…orzとりあえず無難にブラックを選択。お試しで1足、足を通してみて、足が痛くないようだったら追加したいと思います☆商品写真を見ると赤のエナメルもかわいいんスよねーww赤の靴って全然はきこなせないんですが、存在自体が既にかわいい気がするですよ! ルシルシ エナメルカラーパンプス(1980円)
2007年07月24日
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こんばんは~今日はまずは読書感想から! 「てのひらの闇」(藤原伊織)大好きな藤原伊織さんの小説。 前に図書館で借りてきていたやつ。 読み始めたらひきこまれてひきこまれて一気に読んでしまいました。やっぱり、やっぱり面白いっ(≧∇≦)b !!!お話も文章も、やっぱりものすごく大好きです。 私の理想に限りなく近い気がします。難しい言葉は使わないのに流れるように流麗な文章は音楽的で、淡々としているかと思えば情熱的で登場人物は魅力的で。 あああ。 もうもうもう!!うーん。最終的には好み、なんでしょうけど。村上春樹の小説の主人公が、なぜか才能があったりなぜか勉強ができたりなぜか暴漢を叩きのめすほどに強かったりなぜか女にもてたりするとものすごーーーく腹が立つのですが、藤原さんの小説だと大丈夫なんスよねえ…不思議。描き方の問題なのかなあ。 きちんと理由も書くからかな?私、ハルキの小説で主人公が理由もなく女にもてたり、理由もなく商才があったりするとすんごくイライラして、そこで読むのをやめたくなるのですが。 藤原さんの小説にだって、女にもてたり、強かったりって設定はあるんだけどね。そして藤原さんの書く女はしゃんとしてしっかりものの子ばかりなの。これは藤原さんの好みか、もしくはこのパターンしか書けないかどちらかだと思います。 ちなみに田中芳樹は、ありえないようなおとなしい女か何だか気に触る気の強い女しか登場しないので、男の作家さんて描ける女のパターンは限られるのかなーと思います。 ええ、独断と偏見ですけど。 異性をたくさんリアルに描くのは難しいのね、きっと。あとあと。藤原さんの小説には「奇妙なやくざ」が時々、登場します。いやー。本当はこんなものじゃないのかもしれないけど、私は彼らがまとう空気が大好きで、それを感じるたびにどきどきしてしまいます。 かっこいい…ww 伏線だって、まとまりすぎかもしれないけど、無理があるのかもしれないけど、でもでも許せてしまう。文句なしに大好きな小説が増えました(^^)**********************************************************************そしてお次の1冊。これも図書館で借りた本。舞城王太郎、2冊読んで面白かったので波に乗って3冊目! 今回はこれです「みんな元気。」過去のレビューはこちらです。 「みんな元気。」(舞城王太郎)→→→「世界は密室でできている」(舞城王太郎)→→→「煙か土か食い物」(舞城王太郎)えーと…これは短編集だったんですが、ううううん…(;´Д`)王太郎、短編より長編を書いた方がいいと思うYO…彼の小説の魅力って、あふれる暴力とそれにも関わらず確かに存在するさわやかさだと思うのに、短編だとさわやかさがなくて変に暴走した暴力と冴えない登場人物だけが残り、読後感悪すぎ…。゜(゚´Д`゚)゜。 ちょっと期待はずれだったな。 残念。**********************************************************************本もマラソンの対象になるんでしたっけ?久しぶりに本を買いましたww ついに買ってしまいます…ww わくわくwあと、7/25発売予定の「サプリ」の6巻を。在庫なしだと勝手にキャンセルされるということで悪名高い楽天ブックスですが、予約発売の本を購入するのは初めてだーw どきどき。 無事に届きますように。
2007年07月22日
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キサラギ会社の姉さんが引っ越すにあたり本はいらないとくれた薄い文庫本。 表紙を見ると「キサラギ」ふーん、角川文庫かあ。 帯を見ると『映画・舞台「キサラギ」小説版!! 自殺したアイドル、如月ミキの一周忌、この部屋で事件は起こる---。』とな。 ペラい本だし、軽い気持ちで電車通勤の片道だけで読了したのですが。いやいや、面白かった!角川文庫で映画化した小説なんて軽そうでやすっちい感じで、本屋だったら自分は絶対に手に取らないタイプの本なんですが。 うーん、こういうこともあるから面白いよねえ。 人のセレクトした本。 あ、映画は小栗旬やユースケ・サンタマリアが出演しているみたいです。このものがたりの面白さは、何といっても密室劇。箱の中に箱、さらにその中にも箱、箱、箱…ぱかりぱかりとマトリョーシカをあけていくように、たまねぎの皮をむいていくように、順番に明るみに出る事実。 うーむ、順序だててコトが明らかになるものがたりって、それだけで調和というか快感を味わえますな。 すきです。 (だから不条理な話がキライなんだなー) 高いマトリョーシカ…密室劇なので大きなアクションはないのですが、すごくよくまとまっていて出来がいいと思います。 そこまで無理な伏線もないし。 確かにドラマとか映画とか、映像化しても面白くなりそうだなーと思ったです。 繰り返し読むとか、そういう話じゃないけど、気軽に読める感じですね(^^)***********************************************************7月に入ってからの方が梅雨らしいッスね。おかげで先週から夜のジョギングがずっとお休みになってます。あーあ、1週間もあいたら、また再開したら死ぬほど苦しいんだろうなあ…しかし、これ以上太っても困るので、晴れたらまた走らないと。昨日のにっきで、うなのあるじさまより「多分、多くの新郎・新婦は「二次会」と称する実質「友達だけの披露宴」で夢を実現させていると思います。(^^;」というコメをいただきまして。Σr(‘Д‘n)!Σr(‘Д‘n)!!Σr(‘Д‘n)!!!そうですよね…目からウロコが落ちたです。 そうか、うっかり見落としていました…レストランウェディングができなくなったことを悲しむのではなく、二次会でそれに近い楽しいイベンツを画策する方がずーっと楽しいッスよね! 二次会は親戚もこないし、好きなように計画できるじゃないヽ(´ー`)ノ!! おかげで一気に浮上しました、ありがとうございます☆さてさて、次は招待状を送る人たちの選定に入りますよー♪***********************************************************忙しいと楽天をまわる余裕がない → 買い物しないしお金使わない、のですが、ちょっと徘徊するといろいろと気になるものが見つかってしまうんスよねー(;´Д`) ボーナスも出たしいいかな、とか高くないしいいかな、と理由はこじつけで。買っちゃいましたww 3回目の購入、イヤリング福袋! 写真かわいい~ww おためし水蜜桃烏龍茶ww すでに定番です。 38色送料込100円Tシャツ!!レビューを書けばメール便送料込100円で、38色あるTシャツの中から1枚買えるという…Σ(゚Д゚;エーッ! すごいッスよね、送料込というのが。 38色もあるので激しく迷ったッス。 1人1枚っていうのが残念ですが、お店は売れれば売れるほど赤でしょうし、仕方ないかな。 私はさんざっぱら悩んで「アクア」のMにしましたっ! サイズもよくわからないんですが、外に着ていけそうもなかったら(;´Д`)寝巻きにしますw
2007年07月17日
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今年もきました、夏の100冊 2007!こんにちは。昨日のにっきでは皆さんの冷蔵庫トークへの食いつきが素晴らしくて、翌朝コメ欄を見てひとりニヤニヤ笑いが止まらなくなっておりましたw お友達の皆さま、ちょー楽しいコメントありがとうございますーっ!! 皆さん頼りになるなあw やはり全体的に大容量で特に冷凍庫は大きめのヤツがいいんですよね、ふむふむ。 消費電力にも注目して、風雲★うっかり城にぴったりな冷蔵庫を選びたいと思います☆ また相談にのってやってくださいましwさて、お昼休みに本屋に行ったら「夏の100冊」冊子を発見!7月に入り出ましたな、 今年も夏の風物詩が。去年もこの「夏の100冊」についてにっきに書いた記憶があります。ちなみにその前の年も話題にしたっぽいですな。 忘れてしまったけれど。→→→ http://plaza.rakuten.co.jp/ukauka009/diary/200607070000/> でね。>本が好きな方ならきっと同意してくれると思うんだけど、絶対! >自分のセレクトした100冊の方が面白いって思うよね。 >うん、私は毎年そう思ってますよ。 >私ならこの100冊の中に同じ作者の本は2冊は入れないし(どうして夏目漱石とか太宰治とか江国香織とかってやたらたくさん入ってるんでしょ? 本を読むきっかけにするなら1人1冊で十分だよ!)もっと面白いセレクトにするのになあ!…。……。ありゃー。 この人、去年こんなこと言っちゃってますねえ。(他人事)いやー。そして今年も全く同じようなことを考えましたよ。 進歩がないというか頑固というか。やっぱりこの出版社セレクトには、いいところもあるんだけど物申したくもなりますね。本が好きな友達との飲みのツマミにいいかもしれない。 ああだこうだとラチもないことを気の置けない友達とぐだぐだ喋りながら飲むビールはうまいでしょう。 それが夏の夕暮れで、縁側で、茹でたての茶豆なんぞがあれば言うことはないッスねえ! 恵比寿ビールのCMみたいな夕暮れ。とは言え、読める本には限りがあり、新刊ばかりで100冊セレクトは難しい。読んだ本全てが紹介したくなるわけでもないですものね。読める本は少なくなり(時間の使い方が下手なのです)かつ文句は増えているので100冊本当に選ぶとしたら、過去、特に学生時代に読んだ本が多くなるのだろうな。 学生時代に読んだ文学で印象深いのはやっぱり太宰治かな。恥ずかしいくらい青春ですけども。「これは自分だ」と思っちゃうか、全く相容れないか、どちらかに分かれるといいますが、私は前者で、少ないお小遣いで文庫本を一生懸命買い集めたなあ。 今でも本棚のベストスポットの一角で「太宰コーナー」が輝いております。有名なのはこのあたり? 「走れメロス」に「人間失格」定番ですな。 私がすきなのは「斜陽」とか「正義と微笑」とか。「女生徒」もすごくいいですね。 太宰の文庫は短編がたくさん収録されているのでほんと読みやすいです。題名だけ見ても「葉桜と魔笛」「女の決闘」「駆け込み訴え」「古典風」とかセンスがいいのばっかりです。 ほんとに、すごい才能だと思います。 何かの後書きで読んでぶったまげたのですが「駆け込み訴え」は太宰が口述筆記した短編小説なんだそうです。 要は、だーっとクチでつらつら喋ったのを誰かが書きとめたお話なんですね。 それが本当に女性がその場でうらみつらみをつらつら訴えているような臨場感があるんですわ。 鳥肌立った…太宰って、うじうじ悩むタイプっぽいし、女の人と自殺しても自分は生き残ったり、家族に謝金の無心をしたり、トモダチだったら絶対にキレて絶交してると思うのですが、小説はどれも瑞々しい世界で、本当に素晴らしいです。 うー。 普通のこと、当たり前のことを書いていてもやさしくてきれいで柔らかい日本語。 こんな文章が書けたらなあ。 才能ってすごくて怖くて恐ろしいものだと思います。 ああ、ひれ伏すしかないのね…今読んでも感動するけど、でも学生の頃、今よりは若い心で受け止めたあの気持ちはもうないのですね。 うーむ… (遠い目) **************************************************************会社の冷凍庫で固めておいたチューペットをかじってみました♪チューペットなんて何年ぶりだろう…ものすごく懐かしい、郷愁の味がしたですよ。 あー手がひゃっこい!!でかい10本入りのパックを買ったので、しばらく楽しめそうです☆ ← こんなのです。いろんな味が入ってる。
2007年07月03日
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「命短し歩けよ乙女」(森見登美彦)こんばんは。先日購入した本、読み終わりました。とても読みやすい物語でしたよ。 ゆるやかに区切られた長編小説、ゆったりした気持ちで読み進めることができました。 本屋さんのオススメとして「本屋大賞」も受賞しているこの本、なかなか風変わりで面白かった。ひとことで言うなら「リリカル!」なものがたりです。少女趣味、ではないんだけど、甘くて軽やかできらきらしてて、世界にはどろどろした悲しみや憎しみがないような。 しっとりはしていても、どこか軽やかで登場人物はいい人ばかり。めくるめく鮮やかな描写は明治・大正モダンやら祭りの夜の京都のような、華やかで賑やかな闇を連想させます。 いいのう。 「千と千尋の神隠し」の空気にも似てるような。表紙の装丁も大変によろしいがな。登場人物の”彼女”がとっても魅力的に描いてあります。 かわいいw小柄でしなやかでキュートで、ネコのように気まぐれで、底なしの酒のみで本を愛する女子大生がキラキラ歩くさまが見えるようです。 表紙が魅力的なので、読みながらふわふわと想像する彼女も表紙と同じ顔。 うーん、この中村氏の絵で漫画化しても楽しいだろうな。そしてそんな彼女に懸想する”先輩”もまたよろし。もう、すごい勢いで妄想特急!ひとりでぐるぐるぐるぐる、逆時計回りに煩悶し、ループして無間地獄にハマるさまは全く他人事とも思えません。 でも何となく、この”先輩”は綺麗な顔した男前なんじゃないかと根拠もなく思ったのですけども。森見サンの文章は、とても読みやすい。技巧がすごい!とか技術が圧倒的!とかそういう感じではないんだけど、表現が珍しいというか、独特ですね。 濃くはないんだけど、ところどころスパイスが効いている感じで。 1979年生まれというから、私と1つしか違わないんだ…(´ヘ`;) そう考えるとプロの作家さんってすごいなと思います。 すごいなー。********************************************************************ふっふっふ、そして次はこれを読むのだーヽ(●´ε`●)ノ !! 「陰陽師 夜光杯ノ巻」私の大好きな、大好きなものがたりです。 久しぶりの新刊だあ。 先週、丸善で平積みになっているのを発見して、もう嬉しくて嬉しくてどきどきしてニヤニヤしちゃいましたよ。 犬だったら興奮してそこらじゅうを走ってたね! ああ、読むのが楽しみ、かつ読み終わるのがもったいない! 晴明と博雅の会話がまた読めるなんて嬉しいことです。岡野玲子さんの漫画「陰陽師」も知名度高くあまねく知られておりますが、私も全巻持ってるけど(画集もCDも持ってる)でも私はあえて!原作を推したいっ(≧∇≦)!! そら、漫画もすばらしいんだけど、独特の世界があるけれど、でも良くも悪くもそれは岡野版であって原作の小説「陰陽師」のよさは小説でしか味わえないと思うのです。 あの、ゆったりした間がかけがえがなく、私は大好きなの。 ********************************************************************棒!茄子(≧∇≦)! 棒!茄子(≧∇≦)!!ということで。本日、ささやかながらもボーナス支給日でしたーわーいヽ(´ー`)ノ!!!年に2回、もっとも労働意欲が上がる日とも言えましょう☆私もとりあえず夏のボーナスまでは★と思ってたので、とりあえず明細を手にしてほっとしている次第です。 うーむ、これが6年目へっぽこOLの夏のボーナスね…(しげしげ)。 …言いたいことは多々ありますが、もらえただけいいのか、下を見るのはやめたほうがいいのか。微妙なところであります。そういえば先週、相方とビックカメラに冷蔵庫を見に行ったんス!相方の家にはすでにひととおりの家電があり、私があれこれ持っていくと間違いなくアパートからはモノがあふれ出すのは火を見るより明らかなのです。 とは言え、服と靴だけ持って移動しても収納は足りない…(;´Д`) とりあえず新しく買うとしたら冷蔵庫かな★という訳でふたり、テンション高く全ての冷蔵庫を開けたり閉めたり(子どもかい)。2人だとどれくらいの大きさがいいのかな?冷凍庫の容量はどれくらい?冷凍庫と野菜庫はどっちが上の方が使いやすいかな?センター開きと片側開き、どっちがいいのかな?冷蔵庫ひとつ選ぶのも、なかなか難しいものなのですねえ。大きな冷凍庫つきの冷蔵庫を買って、中においしい野菜や肉やらビールをたくさん保存して、おいしい料理が作れる奥さんになりたいな。
2007年07月02日
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夜は短し歩けよ乙女(森見登美彦)こんばんは!先日、図書館で借りようとしたら220人待ちだったこの本↑をやっと買いました~♪ やっぱり装丁もかわいらしいw すぐ読み終わってしまいそうなので、じっくりゆっくり楽しみたいと思いますっ。 どんな話なんだろう。 最近、久しぶりに読書がアツイ! 新しい本を開いて、ゆっくりその世界に沈んでいく時の感覚って何ともいえないッス。************************************************************************ふっふっふ、明日は楽しみにしていたフジファブリックのライブなのですっ(≧∇≦)b !!Zepp Tokyoにて。 朝は会社に行って、午後はお休み。 ここ数ヶ月は嫌なことがあっても「ライブまでは頑張るのだー!」と対自分用のニンジン代わりにしていたライブ。 うーん、楽しみッス! どんなセットリストなのかな。 フジファブリック ニューシングル「Surfer King」ライブと言えば、夏フェスの季節ですなー。一番有名なのはフジロックフェスティバルでしょうけども、夏は他にも各地でいろんなフェスがありますよね。 私も何度か行ったことがあります。 …うーん、お祭りだし楽しいんだけど、ワンマンと比べるとどうしても物足りなく感じてしまうんスよね、私は。 好きなミュージシャンがたくさん出演していればオイシイんだろうけど、知らない人が多いと、あまりお得感がなくて(;´Д`) 1つのバンドの演奏時間は短いし。でも今年の夏はひとつくらい参加してもいいかなー。チケット、安いものじゃないので厳選してね☆************************************************************************ 逆転裁判4、はじめました。(2日目)今日は第1話目をクリアー!!!33歳のニットななるほど君にキュンキュンwしまくりで全くとろとろ亀ペースで進んでおります。 1と2を堪能して、4では33歳になったなるほど君が登場して、全く違うキャラになっちゃってたらどうしようどうしようと心配してたんだけど、やっぱりなるほど君はどこまでもなるほど君だ…! ほっとしました。 しゃべってるだけで胸がいっぱいだぉ…(;つД`) 新主人公のおどろき君がまだ存在感すくなめなんですが、これから活躍するのかな。音楽は結構新しくなってますね。************************************************************************ああ、ゆっくりお買い物したいよう~最近会社でゆっくりメルマガチェックができないのですよ(;つД`) 前はもう少し余裕があったと思うのに、もしかして忙しいのか? あえて気づかないフリをして流しておりますが…あああ。 ちなみに大BOSSと中BOSSは今日からまた中国に行ってます。 今度は顔のどこが変わるのか、ちょっとドキドキm9(´∀`) 本日の気になるものたち。 角のかんざし きれいな色のくつ
2007年06月26日
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こんばんは!本日の読書感想。 先日読んでなかなかオモロかった、舞城王太郎作品第2弾っ!→→→ 2007/06/11のにっき「「世界は密室でできている」(舞城王太朗)」 「煙か土か食い物」(舞城王太郎)またまた振るった題名。何のことやら想像もつかない、これからどんなものがたりが始まるのか。 しかも裏表紙には「ヘイヘイヘイ、復讐は俺に任せろマザファッカー!」「密室?暗号?名探偵?くだらん、くたばれ!」ですよΣ(・ε・;) え”、これもミステリじゃないのか? 講談社ノベルスと言えば、若いミステリおたく女子の間で圧倒的な人気を誇ってるじゃないの??しかしお話を読み始めれば、センサイなオナゴ、想像力たくましいオナゴは裸足で逃げ出すような暴力、暴力、暴力の嵐(;´Д`)! ドラマ「ER」を見ているようなアメリキャンでノリノリで走り出すようなスピード感に圧倒されます。 ううう、激しい流れの川に落ちてそのままどんぶらどんぶらと翻弄されながら流される桃の気分… 暴力シーンはともかく多い。 表現もものすごいッス。 ただ、うーん、グロイといえばこの上なくグロイんだけど、突き抜けていて逆に生々しく感じなかったです、私は。ただまあ、老若男女に愛されるとか、小学生の夏の推薦読書には選ばれないな…(;´Д`)でもやっぱり強烈な才能を感じました、舞城氏に。こんなお話、読んだことない!これがデビュー作…Σ(゚Д゚;エーッ! 世界が違うなあ。。。いったい何がどうしてどうなって、こんな話を思いついてしまうのか、脅威。 私は本を読むのが好きで、まあ人並みには本を読みますが(たぶん)読んだ後で「こんなんなら私でも書ける(-∀ー#)!」ていうのが結構がっかりするのです。 いや、作者に言わせたら反論もあるでしょうけど、プロ!の仕事が読みたいので。 きちんとヲチてなかったり、大風呂敷がたたまれていなかったりすると本当にがっかりなの。ミステリとしてはうーん、緻密とか計算されたトリックとかそういう次元じゃないですが、まあいいのではないかと。 うん、そういうんじゃないんですよ、きっと。 そういうのではなくお話全体を楽しむのがいいんじゃないかな。 だんだんと舞城ワールドがすきになってきたので、また図書館で別の本を借りてこようと思います。 ああ、憧れはしないけど、こういう世界もあるのだなあと思うのです。*****************************************************************************ちなみに、今日から読み始めたのはこれ。 ↓↓↓ 「沙門空海、唐の国にて鬼と宴す」シリーズ「陰陽師」の作者、夢枕獏さんの「沙門空海、唐の国にて鬼と宴す」のシリーズ。 これはハードカバーで全部で4冊出ています。 発売を知った時、よっぽど一気にまとめ買いしようと思ったんだけど、ハードカバーって高い上に場所を取るし、電車で読んでると手が重くなるし…それに獏さんの文章は読みやすいゆえにハードカバーでも2時間もあれば読み終わってしまう、と考えて買わなかったのでした。 図書館で2巻まで借りてきた。 さっき、1巻を読み終わったとこなのです。1巻を読んだ感想は…えー、主人公の空海が安倍晴明にしか見えないッス…(;´Д`) 獏さんの代表作のひとつに、私も大好きな「陰陽師」シリーズがありますが、これの主人公の安倍晴明と源博雅が何とも何とも、いいキャラクターなのです! このふたり、ほんとに大好きだ(≧∇≦)b ! ただ、この二人の印象が強すぎるのね、きっと。この物語の主人公、空海とその友、橘逸勢が、陰陽師の主人公ふたりとまるっきりカブる。もちろん違う人間で、性格も何も違うはずなんだけど、うーん… 今のところ、単行本は買わなくて正解だったかなというところです。 後半の激しい展開に期待。*****************************************************************************手作り餃子レポ、第2弾。先週から手作り餃子の面白さ、ウマさに目覚め、昨日も相方とふたりで作ってみましたっ! 今回はアドバイスをいただいたように、中身の野菜は茹でないで生のまま、羽は片栗粉ではなく小麦粉を水でといてつけてみる。 うんうん、確かに野菜はしゃっきり、生の方が歯ごたえもよくてウマイっすねー且⊂(゚∀゚*)ウマー !!!で、次なる問題は。ええとですね、今回は野菜をたっぷりめにして、野菜6、挽肉4くらいの割合にしてみたんス。 野菜はきゃべつ、白菜、ひきにく。 肉は牛挽肉で。 で、挽肉がつなぎの役割をしてるんだと思うのですが、やや弱いみたいで、中身がぱらっとした感じになってるのです。 これはこれでウマイんだけど、もうすこし噛んだ時にジューシィな肉汁がじゅわっ☆と出るようにしたいなあと思ったの。 肉を多めにするか、何か技があるのかなー、と。以前にチラっと伊藤家の食卓だか何だかで「餃子の中にコーヒーゼリーを入れて焼くとおいしくなる」というトンデモ情報を見た記憶があるのですが、あいまい… うーむ、実行しても大丈夫なんだろーか…(;´Д`) ただ、このアイデア自体はいいと思うのです。 熱を加えるとトロける中身にしておけば、ジューシィな食感が楽しめるはず!何かステキな隠し技をご存知の方、こっそり教えてください…orz*****************************************************************************すごく瑣末なことなんですが、この楽天blogの管理画面を更新した時に「お気に入りブログをもっと見る」が勝手に閉じられていたのが、閉じられなくなりましたねー。 ちっこい変化だけど、更新するたびに「もっと見る」を開いていたので、嬉しい♪
2007年06月24日
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こんばんは。梅雨の切れ目にしては素晴らしい快晴でしたね! のんびり予定ナシの日曜日、昼ごろごろごろと起き上がり、久しぶりに布団などを干してしまいましたw ふふふ、今晩ぽかぽかの布団で寝るのが楽しみだーヽ(°▽、°)ノエヘヘヘヘさて先日購入しましたこちらの本。万城目ってマキメと読むのですよ。 変わったお名前ですな。 「鹿男あをによし」(万城目学)「あをによし」っていうのは枕詞ですね。「ひさかたの」「たらちねの」みたいに名詞の頭にくっつける、意味はないんだけど次にくる言葉を導くような働きをするのです。 「ひさかたの」は「光」、「たらちねの」は「母」の枕詞です。 どこかで聞いたことがあるような。 「あをによし」は「奈良」の枕詞です。さて、この本、どのようなお話かといいますと。うーむ、説明しにくい…(;´Д`)要素だけを抜き出して言うなら、奈良、しゃべる鹿、剣道、神経衰弱の男、卑弥呼、鹿島大明神… うう、訳わかんないッスよね。 興味のある方はどうぞ読んでみてください。 ひとことで無理やりまとめると、しゃべる鹿に命令されて神経衰弱気味の男が地球滅亡を救う話なんス。 いや、ほんとに。万城目さんの文章は、読みやすいです。これみよがしに技術があるとか、そういう感じではなく、あくまで平明で読みやすい。 主人公の男の淡々とした一人称が続きます。 主人公の神経衰弱気味の男(28)の性格とか人間味はそこまで描かれていなくて物足りないなとも思ったんですが、でも! 代わりと言ってはナンですが、ヒロインの女子高生のキャラ造型がとてもいい!です。嘘つきで、目と目が離れたサカナ顔で、剣道がめちゃくちゃ強くて、凛々しくて、言葉足らずで気分やさん。 かわいいなあ。 きちんときちんと高校生。 彼女の不思議な魅力がものがたりをぐいぐいとひっぱっていきますね。そして最後が。ひらりひらりと広がりきった大風呂敷が、最後にきちんと収束して折りたたまれて、ひとつのお話がおしまいになっているところがスバラシイ!です。 最後のページの最後の行を読み終わった時の満足感。 過不足ない満腹感。 伏線が見事に回収されてます。 サスガです。正直、最後の10ページあまり手前で(確かに面白いけどそこまで絶賛されるほどか…?)と疑念が沸いたんですが、最後がね。 うん、よかったです。************************************************************************プチお菓子レポ。 さっくり、やわらか、新食感!!明治製菓 KAON ~果音~エビさんがCMしてるやつですね。 散歩途中で100円で売られていたのでお試し。…。……。………うーーーーん(;´Д`)これはねえ、グミではないッス。 グミキャンディってあの何ともいえないゼリーっぽい、ぶよっともちっとした食感が命だと思うのに、これ全然歯ごたえないのー…(´-ω-`) 飲み込まない限りもたもたといつまでも口に残ってるはずのグミがあっという間に溶けてなくなってしまう… 歯を立てると歯ごたえなく切れて、うーんソフトキャンディですな、これは。確かに商品名称のとこには「キャンディ」と書いてあるのですが、表には「結晶グミ」とも書いてある。 どっちなんだか。味は濃厚でおいしいッス。私は「シトラスオレンジ」ってのを食べたのですが、オレンジとマンゴーの風味がしっかりと混ざり合って、食べ応えあります。(ちょっとしか入ってないけど。ケチ) マンゴーピールが入っていて、香りもいいです。************************************************************************今日は父の日でしたねえ。我が家は家族全員揃ったので、みなで食卓を囲み、手巻き寿司を食べましたよ。 かんぱちの刺身がうまかったなあ。 我が家は母の日、父の日、クリスマスにお正月、こどもの日などのイベンツは基本的に必ずやる!というのがモットーです。 誕生日も。 なので物心ついた頃からプレゼントは何がいいかなとか年がら年中考えていたような気がします。 今回の父の日は、本革のビジネスバッグと、ネクタイピンとカフスのセット。 パパンの中でカフスがブームのようで。 かばんはオークションで軽い気持ちで入札したら落札できてビックリΣ(゚Д゚; の、これ。→→→ プレタポルテ メンズビジネス ドクターバッグ実物を見るまでドキドキだったんですが、綺麗になめした本革のバッグ、かっちりした感じでまさしく仕事用!て感じです。 マットな黒なんだけどステッチが白なのでそこまで重苦しくもないし。 肩紐がついてるので肩からかけることもできます。 有名ブランドではないと思うけど革はしっかりしてるし、オークションならではのお値段だったので、これから普段使いにガシガシ使ってもらう予定です。************************************************************************ところで。 土曜日の夜11時からやってるドラマ「ライヤーゲーム」見てる方いますか?私、ごーろごーろしてたら始まったのでやる気なく見ただけなんですが、かーなーり面白いッス(≧∇≦)! 何となく「DEATH NOTE」を思い出す展開なんですけど、いつのまにかぐいぐいと引き込まれておりますよ… 最終回は3時間スペシャルなのです。 「LIAR GAME」1~4
2007年06月17日
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こんにちは~今日はとりあえず読んだ本の感想を!後から追加・編集します☆ 「世界は密室でできている」(舞城王太朗)舞城王太朗についてはコチラ→→→ Wikipedeia 「舞城王太朗」 舞城王太朗といえば思い出すのはつい先日の直木賞候補になり、選考委員の石原慎太郎氏がその候補作「好き好き大好き超愛してる。」に対して「タイトルを見ただけでうんざりした」とその嫌そうな顔が浮かぶナイスコメントをしていたのが印象に残っているわけです。あはは、石原氏、わかりやすいからねー。オトナゲないくらいわかりやすいよねー。(にっこり) 「好き好き大好き超愛してる。」(舞城王太朗)天邪鬼な私は、好きじゃない石原氏が好きじゃない舞城作品はどんなものかしらと図書館で手にとってみたわけです。 そんなきっかけもある。 ちょうど新書が2冊あって、通勤用の本としてちょうどいいなと思ったんス。 さて初めて読んだ舞城作品。一言で言うならば。これは、青春小説ですな!すんごい照れ屋な作者はまぶしいばかりにキュンキュン☆な青春小説が書きたかったのに恥ずかしいあまり、殺人事件の山にそれを隠してしまったかのような。 すごいテレ隠しもあったもんですが、とにかくこれはミステリじゃない。 ミステリだと思って読むと腹が立つ、かもしれない。ずいぶん前に話題になった殺人小説「バトルロワイアル」(高見広春)とカテゴリは同じかなと思います。 そう、これは若者の青春を描いた青春小説なんだ。 ただ、人が不必要に死にすぎるのと、死に様が荒唐無稽すぎてピンとこないだけで。 荒唐無稽で気分を悪くさせるような場面があるんですが、あまり生々しくないので読みにくさはないかな。でもひどい。 思い出すと胸が悪くなる場面があります。 そこは読み返す気にはなれない。 好き嫌いが分かれるところはあるかなと思います。→→→ Wikipedia「バトル・ロワイアル」これも一時話題になりましたものねー。『「第5回日本ホラー小説大賞の最終候補に残ったものの、中学生が殺し合いを強いられると言うアクの強い内容は、審査員から「非常に不愉快」「こう言う事を考える作者が嫌い」「賞の為には絶対マイナス」等の意見が多く不評であり、受賞を逃す』だそうですよ-。 「作者が嫌い」って…それ理由になるんか。 「バトル・ロワイアル」(高見広春)ただラストですべてが浄化されるというか、綺麗に物語が収束しているので、読後感がとてもいいの。 それに救われます。 友情っていいよね。 青リンゴ。 そんな感じのさわやかさでございます。 読んだ後にすっきりしない小説って嫌いなので。前半は物語の流れについていけず、何だかわからないうちに事件が起こり、あれよあれよと解決し、目をぱちくりさせている間に流されていきます。 ただそれでも何でも読ませるのは文章力のなせる技なんでしょーねー。 読ませる力がある。 ただ、私が大好きな藤原伊織氏のように華麗でもなきゃ繊細でもない、音楽的でもない。 むしろ野卑で、粗野で、でも力があって混沌として、底の見えない魅力に満ちている。 山の中で変な色の沼を覗き込んでいるような、妙な高揚感があるんですよねー。 こういう魅力もあるのだな。 もうそれはひたすら読み手の好みにかかっているのですが。舞城氏の文章は私のど真ん中、160キロストレート、見事に的中!というのではないですが外角低め、打ちやすくはないけど、もちろんストライクゾーンには入っているよね、というあたりでした。 打ちようによってはヒットになるくらいの。 私は軽すぎる文章が好みではないので、これくらい読み応えがあって力がある小説はむしろ好みです。 才能があるのは間違いないです。だって、『煙か土か食い物 Smoke, Soil or Sacrifices』『暗闇の中で子供 The Childish Darkness』「僕のお腹の中からはたぶん『金閣寺』が出てくる。」「ディスコ探偵水曜日」こんな題名の物語、いったいどんな話なのか予想もつかない!華があるというかさ。 ****************************************************************先日の気になる本たち、さっそくかたっぽ買いましたヽ(´ー`)ノ!まずはこっち☆ 『鹿男あをによし』(万城目学)だってだって、奈良を舞台に、しゃべる鹿、地球滅亡の危機を救う、日本史要素をたっぷり振りかけた物語だというではないですか! もうもう、日本史ヲタの私としては応えられない内容の筈!と期待はちきれんばかりでも仕方ないッスよ~(≧∇≦)! 読み始める前からここまでわくわくする本は久しぶり。 この楽しい気持ちが、読み終わっても続いて、さらに楽しい気持ちが続いているといいな。あ。 そうだ。これ、行きつけの本屋で昼休みに買ったんですがなぜかサイン本だったんですよ~♪ なんだろ、サイン会で余ったのかな? 先日、たくさんサイン本が積まれていたのに、今日見たらラス1だったので、急いでそれをお買い上げしてきました。
2007年06月11日
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こんばんは。今日は夜になってとても残念なニュースが…orz直木賞作家の藤原伊織さんが59歳で食道癌でお亡くなりになったのだそうです。 癌で闘病中だと言うのは知っていたのですが、きっと回復してまた面白い小説を発表してくれるだろうとその日を心待ちにしていました。 本当に、本当に、残念です…藤原さんは本当に才能のある作家さんでした。「テロリストのパラソル」を読んだ時の衝撃は今も忘れない。 撃たれたような衝撃でした。こういう文章を書くのが作家なのだと、こんな文章を書かれたらとてもかなわないなあと恐れ入ったものでした。 本当に面白いの。 何回繰り返して読んだことか。藤原さんのすごいところは、お話はもちろんよく練られているんだけど、彼の書く文章が非常に巧いのです。 才気走っているというか、行間から才能があふれている感じなの。 例えば朝起きて会社に行って仕事して…という毎日のつまらない流れでも、藤原さんが書くと絵になると言いますか。 お話云々じゃなく、文章だけで金が取れる、まさにプロの仕事だったです。 数少ない、文章にも惚れた作家さんだったのに… ダックスフントのワープ テロリストのパラソル てのひらの闇 ひまわりの祝祭どの小説もそれぞれ、大好きでした。未読の方は「テロリストのパラソル」あたりからいかがでしょうか。→→→ 直木賞作家「藤原伊織氏」とはしかしこのページを読んでますます渡辺淳一がキライになったよ…(-∀ー#)「動機が浅く、一人よがりで説得力に欠ける。」たあナニゴトじゃあ!! 自分の性的嗜好を反映しまくった不倫モノばかり書いているくせに何と言う言い草。 じゃあ自分の書くものは万人を納得させる説得力があるとでも?? ( ´ロ`) 渡辺淳一って、以前にも私のすきな小説「後宮小説」(酒見賢一氏 第1回ファンタジーノベル大賞の受賞作)の選出の時もイチャモンつけてたんですよねー。 その時から何だこのオジサンとは思っていたんですけど、ことごとく気があわないようです。********************************************************************えーと、先日のマラソンの戦利品が続々と届いてまーす☆昨日はブルーベリーサプリと万歩計が届いたの。 今日はTシャツとトートバッグがきたよ! で、トートバッグなんですがすごくかわいいです~ww 写真で見た印象より大きくてしっかりしています。 お弁当とか余裕で入るよ。 夏におでかけかばんに使おうと思ったんですが、ハンカチ・ティッシュにケータイ、財布に定期いれ、文庫本にDSを入れても余裕余裕!全体的にしっかりした作りで質がいいです。 さすが日本製。 ロータストートA4、縦に入れると上に少しはみ出るけど、入ります。マチもたっぷりあって、大容量。ロータスのプリントは目にも鮮やか。うーむ、夏にがんがん使いたい。 買ってよかったっす♪メール便も使えるし、おすすめでーすヽ(´ー`)ノ!!
2007年05月17日
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こんな本を買いました。 ↓ 裁判官の爆笑お言葉集最近私をトリコにしているゲーム「逆転裁判 よみがえる逆転」に影響を受けまくりなのか、本当にオバカな子です…orz いや、でもゲームは本当に面白いんスよ! 息をもつかせぬ展開☆ おかげで通勤時間がマッハで過ぎていきます。 終わってしまうのが残念でゆっくりやりたいんだけど、続きが気になるよう(><)!!えーどんな本かといいますと、裁判官のお言葉が紹介してあるの。で、隣のページにどんな裁判なのか、どんな状況だったかの補足説明が書いてあってどんな判決に添えられた言葉なのかもわかるようになってます。 もちろん短い説明だからそれだけで語りつくせないこともたくさんあるんだろうけど、ダイジェスト的な面白さがありますね。 お役所的な淡々とした判決の中で意外とハジけた表現や、生々しい感情があって、胸をつくものがあります。 爆笑、とあるけど、笑えるものより胸にしみる言葉や、怒りが蘇る内容の方が多いなあ。 残念な事件の方が多いから。*****************************************************************今、ニュースを見ながらぽちぽち打ってるんですが、本当に嫌なニュースばかり…ニュースカテはこの話題でもちきりですが、福島の高校生の母親殺害事件ですね。 ニュースで見ていても言葉が出てこない、陰惨な事件。 母親の頭部と右腕を切断と、猟奇的な部分がクローズアップされています。 ……理解できないんだけど、理解できない、で済ませていいのか判断できないです。 理解できない、頭のおかしな高校生がやったことだ、で済ませていいの? 自分を生んでくれた腹の持ち主を殺して、挙句に頭を持ってインターネットカフェに行くという行為は頭がおかしかったら仕方ないの??ひとつも仕方なくない。と思います。高校生と母親がどんな関係だったかはおいおい明らかになるでしょうけど、どんな関係でも殺していい理由にはならないです。 高校生、自分を生んでくれた母親を殺した上に傷つけて、自分はどのように生きようというのでしょうね。 高校生なんだから善悪の区別くらいつくでしょう。「心の闇」という表現が嫌いです。こんな事件の後はうんざりするほど聞くし見るけど。 曖昧でニュアンスだけの言葉だし、ダークな部分なんて誰にだってあるっての。 他人にはうかがいしれない心の暗部という意味なんでしょうけど、安直に使いすぎだし、それは他人を傷つけてもいい理由にはならないッスよ。 だいたいこの表現は割と最近聞くようになったけど、昔に比べて心の闇が増えてるの?? 人間の本質は変わっていないと思うのに。理解できないと同時に、怒りを感じています。*****************************************************************話は変わりまして。 これこれ ↓ ゴールドリーフ&シーグリーンネックレスとピアス昨日もご紹介しました、共同購入のネックレス&ピアスのセット!やっぱりどう見てもかわいいので買いましたっ☆ 金のネックレス持ってないし、葉っぱのモチーフがかわいいし、何回も脳内で「うっかり会議」(立食式)を開催して討論したんだけど「これは買え!」という結論になりましてwwが。がーがー。共同購入なのに、今のところ購入者が私だけ!なんす…(;´Д`)ううう、このまま一人だと共同購入価格で購入できないよー。 3980円になるはずなのに、まだ12075円…ううう…。 かわいいお品だし、そのうち誰か買うさ☆と気楽に構えていたのですが、誰もこないYO…このまま一人だったらもうひとつ買おうかな~。 その方がお得なんですよね、実は。
2007年05月16日
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こんばんはー4連休の3日目です。 あああ、明日で連休が終わりなんてつまらないよう~ 。゜(゚´Д`゚)ノ とりあえず明日一日の休みを楽しめばいいのに、あさって以降を考えてブルーになる、自分のそういうところが貧乏性だなあと思います。昨日ちょっと風邪をひきこんで強い薬を飲んだのですが、これが効くのなんの。 だーだーと垂れる鼻水は止まったものの、体中の水分が干上がって辛かったッス。 喉も渇くし、肌も何だか乾いてカサカサ荒れるし。 鼻の乾いた犬のようにしょんぼりしてました。 おかげで死んだように眠り込み、起きたら昼をまわってました。 あーあ。そして、こんな本を読みました。 ↓ となり町戦争(三崎亜記)本屋で見つけて読み始めたら止まらなくなったので、買ってみた。あらすじはリンク先のページをご覧くださいませ。 実に正しく要約されています。 レビューもあったので読んでみたよ。 皆さんの感想、それぞれうなずけるものでした。感想なんですけどもー。 もー。となり町との戦争を、市の広報誌で知り、実感のないままに巻き込まれていく…という導入部は面白くひきこまれ、この大風呂敷をどうやってうまく収めるのかな?とわくわくして読んでいったんですが、どーも最後は消化不良というか、すっきりしない終わり方ですた。 もやもやが残った。 文章は読みやすいし、展開も無理はないし、場面によっては緊迫感もあるし(少ないけど)才能はある方だと思うんですが、自分のツボではないんだよなあ。読後感が、どうにも薄い。熱くて濃くてがーん!!というのが好みの私としては、物足りなかったです。直接人を殺したり傷つけていなくても、間接的に戦争に参加してることもあるでしょ、という作者の主張はとてもよくわかるんだけど、そこが新しいんだろうけど、でもそんなに感銘は受けなかったなー…で、どうしてかなあと考えて、登場人物の誰にも共感できなかったのが大きな理由ではないかと思い当たったのです。 ものがたりの最後の方、戦争はうねり、形を変え、全てが終幕に向けて進んでいくのですが、そこでの登場人物の行動がね… 自分ではそうはしないだろうということばかりだったので、読んでいて冷めてしまったな。 戦争は心を殺す、それはそうなんだろうけど、それがこの行動の理由になるかいな? 私にはそうは思えなかったの。作者も私も、直接的には戦争を知らない世代です。この小説の価値はそれはあるんだろうけど、でも戦争を知らない人間が書いた小説だという(言い方悪いですが)限界を感じてしまった。 新しいと言えば新しいのかもしれないけど。うーん、これの映画化って… どうなのだ? わかりにくいお話になってそうだなあ。 好き嫌いが分かれそうな小説だと思いました。 私は…まあまあかなー。 作者の他の本を読んでみようとまでは思わないな。*************************************************************************今日のオヤツ。以前にお友達が紹介されてた北海道のお菓子。 フリーズドライのコーンに、ホワイトチョコレートがかかっているの。 見かけは微妙なんですが、さくっ☆とした食感とチョコのなめらかさ、コーンの甘さが合って、うまいのなんの! 気づくと無言でサクサクと食べすすめている自分がおります。 あっという間になくなってしまったつД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚ これ、ちょっとしか入ってないのに315円は高いなー。ボトルガムみたいなしっかりしたプラスチックケースに入っているのですが、詰め替え用みたいなお得パックがあればいいのに。 そしたら絶対、買い溜めします。 夏によーく冷やしたのをサクサク☆食べたらウマイだろーなー♪ ホワイトチョコレート含浸フリーズドライコーンとうきびチョコ『チョび』*************************************************************************今日はこどもの日。ランニングの途中で風にはためく鯉のぼりを見ました。 暑かったなー。そして、両親の結婚記念日でしたw ケーキを食べたよ。時々は愚痴もあるけれど、いつまでも仲のよい、自慢の両親でいてくれるといいなあ。
2007年05月05日
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こんばんは。リンクをはっていただいているお友達の皆さんのリスト、更新があるとリストの一番上に名前が表示されるようになっていますが、その回転がいつもよりゆっくりで、そんなところにも連休らしさを感じております。 やっぱり出かけていらっしゃる方が多いのかな。今夜は久しぶりに購入した文庫本のご紹介をば。 石川くん(枡野浩一)帯に「啄木の短歌は、とんでもない!(糸井重里)」ってあるんですが、まさにその通り。 ま、石川啄木がかなりの女好きでダメダメっ子だったのは、昨今では「ローマ字日記」やトリビアの泉でネタになっているくらいで有名だと思うのですが、この本を読み、その思いを新たにしました。 もー私、絶対友達にはなれないッス。 いらいらしちゃって、ダメだ。 でも才能はものすさまじいですな。 圧倒されます。で、この本は石川啄木の短歌とその現代語訳が書かれているのですが、その訳がオモロイ。 作者の枡野さんテイストがそこかしこに感じられます。 単に短歌を原本で読みたいなら岩波文庫あたり買えばいいのですが、現代語訳がついていると、一転して生々しい感情や情景がリアルに伝わってきて、いいですねえ。 そして「た、啄木!こんな短歌詠んでたんかΣ(゚Д゚ υ) !」とのけぞってしまうような歌もあって(あっシャレじゃないッスよ念のため)、またまた味わい深いです。 □□ 或る時の われのこころを 焼きたての ぱんに似たりと 思ひけるかな■■ ある時の俺の心は 焼きたてのパンに似てると 思ったんだな…焼きたてのパンのような心!!!すごいたとえだ。 初めて聞いたその表現。 焼きたてパンが大好きな私としては耳ダンボにならざるを得ない。 今でもそんな印象を受けるんだから、当時は斬新すぎて(わからん…)と思った人も多いのでは。 焼きたてのパンに似た、俺の心。 いい香りがして、ふわふわでしあわせだったのでしょうか。ちなみに今日のお昼は相方とふたり、HOKUOのパンをたくさん買ってきて食べましたw□□ 一度でも 我に頭を下げさせし 人みな死ねと いのりてしこと■■ 一度でも俺に頭を下げさせた やつら全員 死にますように…!!! ……ち、ちょっとちょっとΣ(゚Д゚;エーッ! そりゃ、感じるのは仕方ないけど詠ってる場合じゃないってば!となぜか読み手を狼狽させるパワーを持ったこの歌。 スゴイっす。 プライド高いなあ。 「死ねばいいのに」て言い回しは以前からあったのですね。 むやみに口にしてはいけない言葉だとわかっていますが、それでもこの感情はよーーーく、わかります(深々)。□□ こそこその 話がやがて高くなり ピストル鳴りて 人生終わる■■ 「ひそひそ」が「ワイワイ」そして「ガヤガヤ」に ピストル鳴って 人生終わる…なにこの虚無感。がらんと、あっけない。 そっけない。このただの言葉のつながりの間から「こそこそ」「ひそひそ」がやがて「ワイワイ」になり「ガヤガヤ」になり、「パーン」の銃声で静寂が満ちるところまで聴こえてくるようです。時間というか、空間のひろがりを感じさせる、不思議な歌だなあ。 こんな感じで淡々と続く本なのです。朝倉世界一氏の脱力したイラストも何だかまったりとあっています。*****************************************************************4連休1日目。相方の家に行ってきました。自作パソコンを組み立てる相方の隣で、電気の入っていないコタツに入ってしずかにぐうぐう寝てました… 何だかやたらに眠たくて。 平和な一日ですた。 先日コラゾンさんで購入した和柄のミュールあまりにいい天気でストッキングもパンプスも投げ捨てたい気持ちだったので、素足に布のミュールで出かけてみました。 裸足はどうしてああも気持ちがいいんだろう。明日は中学の頃からの友人とランチにでかけます。
2007年05月03日
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本屋さんで見かけたフリーペーパー『L25』もらってみました。以前は『R25』は読んでいたんだけど、いつしかやめてしまったなあ。 というのはこれ、読んだあとには紙ごみになるではないですか。 私、紙ごみは部屋にまとめて置いているんですがそこに毎週この冊子があるのがどうもイヤで。 読んでる間は楽しいけど、ごみになるんだと思うと…(;´Д`) そして紙ごみとして出す場合、留めてあるホチキスの針を取らないといけないのも面倒で。でも『L25』は噂は聞いていたけど実物は読んだことなくて、中身に興味があったのでもらってきたの。 これは女性向けの内容なんだよね。 さっそくぱらぱら見てみると…○ 号泣デトックスで感情のケア、しません?○ 女性に関わる民法の不思議○ ビタミンにはこんなに種類があった○ 今週の彼氏「草薙剛」○ 男と女はーしてわかりあえないのか?!研究所などなど。ふーむ、「ファッション」「健康」「ビジネス」「雑学」「恋愛」「カルチャー」などバランスよくあれこれと幕の内弁当の如く、あれこれと詰めあわされておりますな。 ぱらぱらめくって目に付いたところから読み出しても違和感ない感じ。 でも全体的に軽めの記事が多いかなー。 もう少し社会とか、堅めの内容があってもいいのになと私は思ったです。自分がへっぽこ編集部員だったなら、それ以外に● 彼氏だけじゃもったいない! スポーツ基本のルール● ここだけは押さえとけ☆今週の社会面● はじめてのサプリ● 今週の掘り出しアクセとか? ネーミングセンスがアレなのは勘弁してください…(;´Д`)でも「装苑」とか「SPUR」ほどモードな感じじゃなくても、今ハヤリの靴を毎週紹介してくれたら楽しいなーと思うのです。 あくまで浅く軽く。 バッグとかも。あと、絶対オッケー出ませんが◎ 極めてやれ!囲碁の世界◎ 今週の広島カープ(いや、ファンだから…)◎ 今週のイケメンPK◎ なぜか今、日本史◎ ざく切りファッションスナップとかさ。 …だんだん自分の企画力に絶望してきましたが…orzそりゃ、より多くの人が楽しめるように最大公約数的ネタが多くなるのは仕方ないかもしれないけど、微妙なピンポイント攻撃も頑張ってほしいなーと思いました。 ハイ。**************************************************************本日、なぜかメルマガがじゃんじゃか届くなーと思ったら、局地的にやってますねポイント10倍! ポイント10倍と聞くと何やら買わないといけないような気がしてきますねえ。 普段の1パーセントって少なすぎると思うので、こういう時にまとめて買い物したいッスね☆ということで気になるものたち。 ポイント10倍ス。 餃子の王国 4月の送料無料セット(3885円) おいしそーww 芥子パール。 かわいいなあ。 買うなら今か?! サンダル履いてる人を見ると、思わず観察…w 革のバッグ(母の日用) うさこーwwさてさて、明日が終わればゴールデンな週へと突入ですね!!皆さまはすてきなご予定がありますか? お友達がみんな南の島や韓国、台湾などへ次々と軽やかに脱出しているのを(いいなー(;´Д`))と指をくわえてみております。 ってか、うっかりしてて予定を立てるのを忘れておりましたよ。 1.2は普通に会社…orzでも週末は相方と河口湖に釣りに行きますヽ(´ー`)ノwwお天気いいといいなあ。マイナスイオンをあびて、深呼吸してきます。…と、その前に明日は日帰り静岡ッス。お昼はどのお魚を食べようかな~(それかい)
2007年04月26日
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牡蛎礼讃(畠山重篤)こんばんは。今日は夜、相方と飲みに行くので早めに更新。知り合った当初は毎晩のように一緒に飲みに行っていて、立川の飲み屋をあらかた制覇するくらいの勢いだったのですが(当時のエンゲル係数を思うと恐ろしいYo…)最近は断然家で飲んだり食べたりする方が多いです。 家の方がくつろげるし、眠くなったらその場でごろごろできるし、安いし。 相方は時々外食したくなるみたいなので、誘われたらひょこひょこついていくようにしています。 これもお互い社会人でお気楽独身だというのもあるのでしょうねー。 そのうち結婚して子どもができたら、外にふらふら飲みに行ってる場合じゃなくなる日もくるのかもしれませんが。 それはそれでちょっと寂しい。 でもその頃にはまた違った喜びや楽しみがある、のかもしれないッスね。今日は先日読んで面白かった本の話を。『牡蠣礼賛』という本です。 楽天ブックスでの取り扱いはなし。 作者の畠山さんは三陸で牡蠣の養殖業者をしている人で、生産者ならではの視点、意見、語り口が非常ーに興味深く、牡蠣も読書も好きな私はとても面白く読むことができました。生まれて初めて牡蠣を食べ、めっちゃおいしくて感動したとします。海の近くに住んでいるから、自分で育ててみようと思ったとします。手元には少量の生きた牡蠣がいるだけで他は何もなく、そこから牡蠣の生態を調べ、育て、環境を整えて、商売になるまで大きく育てて利益を生むようになるまで… ものすごく手間も時間もかかると思うのです。 訳わかんなくて途方にくれることも、原因がわからないのにいっぱい死んでしまってこの先どうしようと迷うこともあったと思うのです。 水産でも牧場でも農家でも、生きものを世話する生業は休めないのが大変ですよね。 お気楽OLの私は(今日はライブだーい☆)とぷらりと休みを取ったりしますが、そんなことはできないのね…今はITとかサービス業とか第三次産業が多くなっているけれど、農業や林業、漁業など自然に近いところで仕事をする、人間が一番長い間行ってきた仕事って一番本能に近くて、私たちの命に欠かせない、大切な仕事だと思います。 自分はそんな仕事はひとつもできないけど、憧れも感じるし、感謝の気持ちも感じております。 相方はSEなんですがもし彼が転職して木こりとか漁師とか羊飼いになりたいと言い出したら「冗談でしょー?!」と言いながらすんごくワクワク☆すると思います。 いや、とても厳しい肉体労働なのはわかっておりますけれどね。それはさておき。この本の作者の畠山さんは、牡蠣の養殖業者でありながら「森は海の恋人」を合言葉に植樹運動をしているのです。 というのは海で働いている人は誰よりも海の汚染に敏感に気が付いていて、その影響を憂いているから。 森が汚れ、少なくなれば海もそれに相応して生き物が少なくなり、牡蠣もいいものが少なくなるということでしょう。 生き物同士連鎖しているって本当なんですね… すごく説得力がありますよね。 牡蠣の生態の説明、リアルな現場の様子など、専門的な要素も多いのに、さくっと読めるのもいいのではないでしょーか。 そして食いしん坊にはたまらない、牡蠣の描写もたくさんですっ! 養殖業者ならではの美味とか本当においしそうでたまらん! 朝の通勤電車なのに、きりっと冷えた白ワインと生牡蠣が食べたくなった! 作者が奥さんに「牡蠣カレー」を作ってもらった時の奥さんのセリフが「材料費がかからなくていいわねえ」(と言いながら生簀から、がらがら牡蠣を持ってきたらしいw)だったそうなのですよ。ただじゃないっつーのw とツッコみながらも「牡蠣のカレー…シーフードカレーもおいしいけど牡蠣のうまみが足されてさらにおいしいんだろうなあ」と激しく食欲を刺激されたものです。 それとか、業者さん達が海辺で食べる、採れたての牡蠣を一斗缶で煮ながら食べているのとかね。 くあー(><)! それならワインじゃなくて日本酒でも合いそう…じゅるり(よだれに注意)☆ 殻つきは見た目もおいしそうですw
2007年03月14日
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久しぶりに本の感想。ずっと鞄に入れていたのにFF3ばっかりやっていたからなあ。 読み始めたらあっという間に読んじゃいました! 今回もすごく、すっごく面白かった! 満足~~ww アルスラーン戦記13 暗黒神殿前巻はあまり話が進まなかったけど(ま、いつものことですな)今回はそこそこいろんな話が進んだですよ。 火星が死んでしまったのがかわいそうだったよ… 。゜(゚´Д`゚) イスファーン、大事な1匹がいなくなってしまったなあ。 ううん、読みながらへこんだ。 そして当面の大きな敵はイルテリシュですな。 レイラ、気持ちのいい娘さんだったのに、あまりにもかわいそうな目に… イルテリシュの子どもを作らされるんだろーなー…(想像中) タマゴかなあ、蛇だし。 キモっ。そーしーて!何だか、語り口にちょっとひっかかるところがところどころに… もしかしてさ、この英雄叙事詩の最後にアルスラーン王は死んでしまうのかなつД`)・゚・。・゚゚・*:.。..。.:*・゚ 悲しい未来を予想させるような書き方をしてますね。 ナルサスの態度とか。 ううう、きゃつが動揺するほどの不吉で哀しい未来って何なんだろう…不安だ。「銀英伝」のユリアンとアルスラーンには相通じる「よいこ」なところがあると思うんだけど、ユリアンのそれはちょっと鼻につく時があるのです。 あまりにいいこすぎて嘘くさいと言うか。 いや、ユリアンはユリアンで苦労はあるんだろうけど。 でもアルスラーンの場合は、ほんとにいいこっぽいんですよねえ。 何があってもくじけない、前向きで明るくてハウス食品のアニメの主人公みたいな王様なのです。 そしてアルスラーンに仕える人たちはみんなアルスラーン王が大好きなの。 (私も大好きです、この青年)いいこいいこと頭をぐりぐりしたいような、生まれつきののびやかさ。 日の当たる方へすくすく伸びて、それを自然に手助けしたくなるような美点にあふれているのです。どうか、アルスラーン王があまり悲しい目に遭いませんように。そして、今年も新刊が出ますように。(切実)******************************************昨日、一昨日は福袋のネタバレ日記を書いたのでした。いやー、いつも静かでひっそりと平和な我が「うっかり日記」のカウンタが1日に700オーバーってびっくりですよ。 もう、小さな村で突如徳川埋蔵金が見つかったくらいの事件度です。コメントもたくさん頂いて、驚くやらありがたいやら。 たくさんの方々と話ができるのは嬉しいことです(^^)******************************************今、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」見てたんですが。浦沢直樹はやはり天才ですな。ほら「MONSTER」とか「20世紀少年」とか描いてる漫画家ですよ。 「パイナップルARMY」も「MASTERキートン」も大好きです。 戦う学芸員キートン先生は、私の憧れさ!ひれ伏したい天才ってたまにいるんですが、彼もその一人です。 ビバ。 戦う学芸員、キートン先生******************************************さて、明日の午後は休みを取って、渋谷AXに「GO!GO!7188」のライブに行くのです♪ そして翌日は会社の元同僚の男の子の結婚式の二次会に呼ばれてるのさ☆ いろいろあって赤坂のオサレなホテルに一泊しての参戦となりました。 ちょいと楽しい週末になりそうです。
2007年01月18日
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本日、うっかりびっくりしたこと。会社の先輩SEさんが、昼休みにもぐもぐとパンを食べながら「あ、アルスラーンの新刊出てたよー」と言う。「またまた~、新刊出たのこないだじゃないっすか~w ヨシキがそんな書くわけないっすよ~」とへらへら笑いながら返事をしたところ、先輩、おもむろに本を取り出して見せてくれました。おおっ…!おおっ……!これは、まぎれもなくアルスラーン戦記の最新刊…っΣ(゚Д゚;エーッ! ってか、こないだ新刊が出て、もう数年は見られないと思っていたのに、たった1年で続きが出るとはねー。 そう考えてしまうところが田中ファンのかわいそうなところですなー。 楽天ブックスのレビューを見ても「思わぬ2年連続の新刊」「こんなに早く新刊が出るとは」って、いやいや、1年待ってるわけですから。 田中センセイの遅筆っぷりはよくよく知ってますが、この作家さん、ほーんとのんびりしてますなー。 書くのが遅い作家に早く書いてもらうには、明日のメシにも事欠くくらいにしないといけないんでしょうが、田中センセイの場合、「銀英伝」だけでも一生遊んで暮らせるんでしょうしね。 でも今やってるシリーズはせめて終わらせてほしいよ…orz アルスラーンもいいけど、タイタニアも好きなんスよ…!! アルスラーン戦記12 暗黒神殿新書にしては薄いッス。明日の朝から読み始めるつもりだけど、明日いっぱいで読み終わっちゃうんだろうなー。ふふふ。 それでも嬉しいヽ(●´ε`●)ノ 明日は雨がやみますように。 (傘があると本が読みにくいのよ)
2006年12月26日
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我が家では日経新聞を取ってるのですが、日経はなかなか面白いですね。日曜版がすき。 読むところがたくさんあるし、特集もなかなか旬を押さえた内容でいつも興味深く読んでいます。 意外とスポーツ欄も読みやすいんスよね。12月号の「THE NIKKEI MAGAZINE」の特集は「『書く』ということ」。読むのも書くのもすきな私としては、(ほほー)と興味を惹かれる見出しでありますよ。内容はかなり盛りだくさんでまとめられないので、ぜひ一読をオススメします。 吉本隆明氏のインタビューも載っています。 やさしそうな、おじいさんだ。で、特集の第二部「指の鼓動、叫びか囁きか」と。ブログやらケータイ文学やらを取り上げています。細々と続けているこのblogも早2年を越え、一応ブロガーの端くれとしては読んじゃいますね、これは。 ふむふむと読んだところ、驚いたことに、日本には現在850万のブログがあるんだってΣ(゚Д゚;! 850万ですよ。 日本の人口、1億8000万として… えー4.7パーセント? そう考えると大して多くはないのか。 でもこれにmixiはカウントされていないだろうし、若年層に限ればこの割合はもっともっと増えるのは確実。うっかり日記、日本のブログ850万の中にうっかり浮かぶ、1/850万。楽天のお友達の皆さんのブログもそれぞれ、日本のブログの中の1/850万。何か、そんな大海のなかで知り合って、楽しく話が出来て、リンクをはって楽しくやってるって改めてものすごいことですよね~…(´-ω-`) すっごいことだぁ。この状況をITコンサルタントの梅田望夫氏は「総表現社会」と名づけたとか。確かに、そうだ。私のように文章を読むのも書くのも好きな、でもフツーの人が皆気軽に文章を書き、発信できるようになったもの。 ネットがなければ、ここまで簡単に世界に発信することはできないなあ。 自分の文章をより多くの人に読んでもらおうとするなら、フリーライターになるか、小説家になるか…とにかく、今より手間も時間もかかるなあ。なるほどねーと思ったのでした。そして特集はケータイから発信される、新しい文化について焦点を当てているのですが、これはあまり興味を惹かれなかった。 ケータイで小説を読むのも書くのも、他人がやっているのは好きにしたらいいけれど、自分はそうしようとは思わないな。 小説は紙媒体で読むもので、ケータイごしに読みたいとは思いません。 紙の香りを感じたり、自分のお気に入りのページを少し折ってみたり(あ、自分の本だけね)、面白いところで思わずほくそえんだ口元を文庫本でそっと隠したり、そういうことはケータイではできないもん。 気に入ったところに線も引けないし。ケータイから生まれるベストセラー、それも確かにあるんでしょうけどね。そういう一面もあるんだろうけど。それはそれでいい。 けど。そればかりにはならないと思うなあ。どんなにケータイが便利になっても、近未来小説みたいにみんなに端末がつながれても。それでも本はなくならないんじゃないかな。そんなことを思いました、ハイ。
2006年12月18日
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寒いですねー。今朝は事務所が入っているビル主催の避難訓練がありまして。 寒い中、駐車場で消火器の噴射の訓練を受けました。 いやー、上着着ないで避難したので寒かったッスー(><)。 うちの会社は人数が少なかったので、全員消火器を持って訓練したんスよ。 私も腰を落としてシャキーン☆と決めてきました。よし、これで消火器はお任せ★と思ったら、夕方おかんからメールが来まして「今、部屋を見たらストーブつけっぱなしっだったよ。ダメだよ!」とのこと… がっくりきました。 ごめんなさい… 笑えるうっかりはともかく、こういうキケンなうっかりはいけないですね。 気をつけます。ところで、昨日から本屋で見かけてすっごく気になってる本↓↓↓ やさぐれぱんだ こっちが1冊目らしい。 やさぐれぱんだふたたび 続きはこちら。絵本みたいなものなんですけど。線で描かれたパンダと男のひとが織り成す漫画。 シュール。なんだこりゃと軽い気持ちで手に取ったのですが、見て見るとうおーかわいい!こういうラインが目立つ絵、好みだ…。ぱんだかわいい。ちょっと邪悪な感じがかわいい。やさぐれてるのか。やさぐれぱんだ、だもんな。微妙な間も、いい感じ。ということで買っちゃうかなとも思ったんですが、ちょっとー。 1260円もするのかー。 ちょっと高い~ぶつくさ。 いや、そら一応社会人やってますし買えますが、こんな文字の少ない本なのにちょっと高いよ… 1050円なら迷わず買ったのにさ。 と貧乏性発動でまだ買ってません。だってそれならもうちょっと出して、文字ぎっしりの単行本を買った方が満足感は高いようにも思うし。でーもー。すごい気になる。 気になるのです。やさぐれた、ぱんだ。帰りに本屋でまた見て帰ろう。 (買った方がいいのでわ…?)
2006年12月07日
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今日の昼休み、ほいほいと歩いて来年の手帳を買ってきました。人それぞれ、すきな手帳のタイプは違うだろうけど、私は○小さいの。○横書き。○見開き一週間○月曜スタート。が、すきだな。これ以外のタイプだとどうにも落ち着かない。 日曜日スタートのやつとか。本屋で売っている手帳の中で一番小さいタイプのを今年買って、それが水色で使いやすかったので、2007年は色違いのピンクにしたよ~。「ニュー・プチ」という商品名で大きさは文庫本の半分くらい。ほんとにちっこいです。 安い偏光パールみたいに光るビニールのカバーがついていて、多少水がかかっても大丈夫。651円とめっちゃお手ごろ価格ですが、これだけ小さいと小さいカバンにも入って便利なんスよ~♪ 楽天ブックスでも取扱いアリですな。→→→ 140 ニュー・プチ(ピンク)水色、ピンク、ゴールドの3色があるんだけど、もっとたくさん色が選べるといいのにな。毎年 色を買えて気分一新したいのに、来年はゴールドしかない…いや、ゴールドもいいんだけど、光り方が鯉みたいなんだもん…派手だから カバンの中で目立って見つけやすいとは思うけど。手帳は色も形も大きさもいろいろあって、ずらりと並んで 見ているだけでも面白いッスね。私、学生の頃は今より大きめの 文庫本くらいの手帳を愛用してました。当時は読んだ本をいちいち書き留めたり、後ろのほうに好きな戦国大名リストを作ったり(当時の自分の考えがわからない…ヒマだったのかな…orz)手帳を自由帳のように使ってましたね~。紙や思いでのチケットをはさんだり。当時から見開き一週間タイプがすきだったな。逆に何となく苦手なのがレフィルになってるタイプ。紙が穴のところからじわじわ破れそうなのがヤダー(><)!そして開いた時に金具が邪魔でうまく書けないの…私だけ? 学生の時もリングノートが苦手で大学ノートばかり使っていたなあ…年明けに 会社同期の男の子の結婚式の二次会に呼んでもらったのですよ~♪ むむむ、男子ばかりコトブいていく…(遠い目)わーい、お祝い事イベント大好きだー!!って、そんなにたくさん出席したことないんですが、結婚式は楽しい!出席すると自分も結婚したくなりますな~。帰り道、相方に「結婚したくなったよ~今すぐ!」などとメールし、相手に微妙に気を使わせたりする訳ですよ。年明け1月も少しずつ予定が入ってきたので、この新しい手帳に書いていきたいと思います☆手帳を新しくすると気持ちも新たになって、いいものです。
2006年12月06日
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「邪魅の雫」(京極夏彦)「邪魅の雫」読了しましたっ! というか、先週のうちに読み終えていたんだけど、やっと感想が書けるよ~♪ 以下、内容に触れる部分は白文字にて。「あー、 お も し ろ か っ た !!!」ぱたんと本を閉じた後の一言でまずこう言えるのは何よりしあわせなことですね。満足、満足。私は常に読者ですが、きっと読者にこう言わしめる作者の心中は得意満面見たかコラの面目躍如、それは気分のいいことなんだろうなあ。 作者もいい気分でしょうが、面白いものがたりは、読者をもしあわせにしてくれますね。さて。今回のこの弁当箱のような厚い本は、私たちファンにたまらない、いい場面をいくつも見せてくれたです。 いくつも。 挙げてみますと○ 青木くん、カッコイイ! 郷嶋さんと渡り合うとこ。○ 瞬間風速的にエノさんと対等だった関口くん○ 今回しょんぼりな探偵 不機嫌だ○ あんまり多くはないけど、いい味出してる木場のダンナ(好きだ~)○ 友達を気遣う、京極堂○ 山下さーーーん!!!てなところでしょうか、今ぱっと思い出せるのは。合言葉は「全力大磯」ですな!夏彦はこの、ファンにおいしいところをチラリと見せる、その加減が実にうまいですね。 過ぎたファンサービスにはギリギリなってない(と、思う)し、締めが「邪なことをすると──死ぬよ」ですよ? ふふん。 ミーハーなファンへの牽制、なんですかねえ。友情モノに弱い私としては、おいしい内容でしたねえ。 ううむ。 満足、満足!
2006年10月03日
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文字で見ただけなのに崖の下でぐちゃぐちゃになっている、子猫だったやわらかい生き物が目に浮かんで、腹が立って、気分が悪くて、いたたまれない。CREAで子猫特集してる、この時に。→→→ excite ニュース詳細はリンク先を見ていただくとして、内容をまとめると「直木賞作家の板東さんは猫を飼っているが、避妊手術は受けさせず、子猫が生まれるたびに崖に投げ落として殺している。と本人が発表した、それに対して非難の声が多く上がっているということ。確かにペットを飼うこと、避妊手術を受けさせることは見方によっては歪んだ、人間の身勝手さなのかもしれない。それはわかる。でもその解決策として「生まれたのを崖から落として捨てる」を選択し実行したというこの人に到底共感など微塵もわいてきません。正しい方法なんてひとつだけかはわからないし、そもそも正しい方法なんてないのかもしれない。でも命に対する姿勢として、しかも自分より弱い生き物の赤ちゃんを、生まれた側から殺すなんて選択がどうしてできるの?触れば温かくて生きてるのに、どうして殺すの?他に選択肢があるのに、どうして殺すの?…それなら、どうして飼ってるの?しばらく前に話題になった「どうして人を殺してはいけないの?」って、ありましたね。私は、うまく言葉にできないけど、でもそんなこと疑問には思わない。人に聞こうと思わない。自分の本能でわかる。かわいそうだからだよ!!!その一言に尽きるよ、そんなこと!寿命には限りがあっても生きたいと願う人を殺すのもかわいそうだし、生まれたての子猫を殺してはいけないのもかわいそうだから。程度によって刑罰があってルールがあって。それは必要な仕組みだけど根本には、とても感情的な理由があるんだ。殺す時、生き物の命を奪う時のどす黒い陰惨な気持ちは、嫌なものだから。小さい頃、手加減を知らなくて小さな弱い生き物を殺してしまった人、多いと思います。軽い気持ちでムシメガネを当てたら動かなくなったトカゲ、興奮して花火を当てたら真っ黒に焦げたコガネムシ。砂を噛むような、後悔した気持ち今でも思い出せる。綺麗事を言う気はないのです。私は毎日いろいろな命を食べて生きている。食いしん坊の私が好む鶏からも、さんまの塩焼きも、えびちりも、野菜だって何でも命ですな。命を奪って生きていて、これからも奪い続ける。牧場に行って牛や羊を見てかわいいという同じ口で、ステーキもジンギスカンもおいしくいただく。矛盾してます。でもどうしようもない。自分の意志で他の命を食べる。食べるなと言われても、お腹は空く。だからそうして生きていることの報いは、いつかわからないけどあるのかもしれないと思う。死んだら地獄に行って、大好きな献立の材料たちから復讐されるかも。牛に踏んづけられたり鶏に目玉をほじられたりするかもしれない。…でも、仕方ないなあ。もしそういう目にあっても抵抗しないでされるがままで「その節はごちそうさまでした」とお礼を言おうと思いますよ。命もらったんだから。話は逸れたけどペットを飼うことは原始的な食物連鎖の中ではなかった関係です。圧倒的に強い生き物が、弱い生き物を飼う。食べ物あげて、面倒見て、いとおしむ。オマエサンをまるごと預かったよ。最後まで面倒見るからね、というのが理想。でも人にはそれぞれ深い事情があって、関係を全うできないこともあって、ならば覚悟を決めてない人はペットを飼うべきではないと私は思います。避妊手術は自然なことではないから、生まれた子猫は投げ落として殺す人は飼うべきじゃない。親も飼い主も選べない。ふ~、朝から嫌なニュースを読んだよ…。後から「やっぱり創作でしたゴメンナサイ」なんて手のひら返さないといいけどね…。でもこの人の本を手に取る気は到底しませんが。作家の作品と人間性は全くの別物とわかっていても気に食わない人の本をわざわざ読む必要ないもの。
2006年08月24日
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えー、私は毎朝がたんごとんと電車で通勤をしているわけなのですが、大体立川駅につくのが8時半くらいです。 日によって微妙に違うのだけど、大体そのくらい。 で、会社までは歩いて5分もかからなくてとても近いんだけど、ほぼ駅の中に本屋があるんですよ。で、ここしばらくその本屋の前を通ると「朝7時から営業しています」という看板が出ているの。 「ええ?!」と思って何回か入ってみたんだけど、確かに営業しています。 明らかに通勤途中のサラリーマンとかで、人は店員も客も全体的に少ないんだけど。 でも全くいないというわけでもなくて、まばらにお客さんがいる。どうしてこんな朝早くから?と考えてみると、きっとお店の経営者の人は、営業時間を長くすれば売り上げも上がるかなと考えたのかなあ。と思うのですね。 でもそう単純でもなく、営業時間を2倍にすれば売り上げも2倍になってオッケー!とは言い切れないだろう、おそらく。 特に本屋は波があるんではないかと。 バイトもしたことないので想像ですが。 やっぱりジャンプコミックスの発売日とかは売り上げもたくさんなんだろうなあ。と、あれこれ考えているとあっという間に会社につくのです。でもですね、ホント、朝早くからやっている、早起きな本屋さんって、お客からみたらありがたいんですが、お店としてはそんなにもおいしくはないんじゃないかと思うのですが、どうなんでしょう??? あ。開いてる、ラッキー♪ と思って買うのは哲学の専門書やオールカラーの写真集や図鑑ではなくて、1冊419円の漫画だったりしますしねえ。(私の場合) その小さな「あ、ラッキー♪買っていこ☆」が積み重なってもささやかじゃないのかな。 それとも早起きには別の理由があるんだろーか… ナゾだ。この早起き本屋さんのことを思うと、いつも我が社の土曜出勤のことを思い出すのです。 お友達はご存知かもしれませんが、うちの会社は土曜出勤がたまにあるのね。 よく私は社長の毛髪に全滅の呪いをかけながら出社しております。 この土曜出勤は(土曜日でも仕事してて働きモノ!)という自己満足でおそらく始まったんだろうと察するんですが、商社の場合は基本的には取引先は休みなんス。 それで出社して仕事したところで、できるのは社内業務のみ。全員出社すればクーラーだってかける、パソコンもフル稼働、平日と同じ経費がかかるのに目に見える効果としては明らかに平日より生産性が低いんス。 ま、そうした土曜出勤を生産性につなげればいいじゃない!というのが社長の意見なのかなあ。…とりあえず土曜日はダルいけどなあ。早起きな本屋は、朝のぼんやりした私にいろんなことを考えさせてくれるのです。
2006年08月23日
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やばいです。飲み屋の本を読めば飲みたくなり、池波正太郎さんの本を読めば洋食屋へスキップして行きたくなるワタクシですが、今すぐ香川に行きたいっ…! そして田んぼの納屋のうどんやに行ってどんぶり持って、うどんをかきこみたい…! 当然、大盛りねっ!…脳みそからヨダレが出るかと思いました。・゚・(ノд`)・゚・。 ってか、出てたと思うよ。おいしい店は知らないけれど、私もうどんが大好きです。 東京暮らしは長いけど、そばより断然うどん派なの。 あ、お好み焼きは普段はそばを入れる広島風。 でも、うどんを入れてもウマイっすね☆ と、それはさておき。 この本ですよ ↓↓↓ 朝から飢えた気分になった… 恐るべきさぬきうどん(麺地創造の巻)もちもち、ぶりぶり。麺の腹持ちの悪さをぶっ飛ばすくらいヘビーな、コシのあるうどんがすき。 今のところは何回か日記にも登場している、新宿の一滴八銭屋はマイベストなんだけど(逆にここ以外ウマイ店を知らないの…おすすめあったら教えてくださーい!)この本を読んだら、四国は香川、楽園のようです。 700軒のうどんやヽ(●´ε`●)ノ ! ひゃっほぅ! 毎日1軒ずつ回っても2年近く持つじゃない! 当然お気に入りには通うから、こんな計算にはなりませんが。 麺を味わう、釜揚げうどん♪とり放題の、しゃきしゃきねぎ(≧∇≦)b スプーンで散らすは、薫り高いゴマ☆☆☆ちくわ天に、いわし天。 物足りないなら、おいなりもあるよ★★★卵のてんぷらが夢に出そう…wwあああ…悶絶。カトキチのうどんでもおいしくいただける私ですが、本場讃岐でかきこむうどんはいかばかりおいしいものなのでせう…! 嗚呼、夢は広がるばかり。 きっと地元の方はおいしいうどんを毎日のように食べているのだろうなあ。 …それってすごくハッピーなことだ(にぎりこぶし)!!ああ、おいしいうどんが食べたいなあ。とか言いつつ、ランチはカレーを食べたのでした。それはそれでうまかった。 ほんと、毎日暑いのに食欲は衰えないんスよね~。 高校野球を見ながら、冷たいうどんをずるずる食べたい★(帝京負けちゃいましたね…)
2006年08月17日
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昨日の夜、やたら重かったですね、楽天!更新しようとしたら表示されるのに異常に時間がかかるものだから待ちきれなくて更新しないで寝てしまったわよ。 なんなんだ。さて、昨日は本棚の整理をしておりました。最近は単行本は好きな作家の、どうしても欲しいもの以外は買わないようにしているのだけど、古本で安いのが出ていたり、単行本でしか読めなかったりすると買って、どうしても少しずつ増えてしまうのですね。 今後読まないと思われる本もまとめて30冊ほど、古本屋で処分してきました。 しめて2300円ほど。 あ、DEATH NOTEの第2部も売っぱらった。 ふー。少し本棚がすっきりしたですよ。のんびりした休日でした。あ、今月頭に行った香港旅行の3日目のにっきを遅まきながら追加しました。 相変わらず食べ物率高すぎですが、お時間のある方はご覧くださいませ☆
2006年07月30日
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昨日『サプリ』の4巻を買いに行ってふと見つけた文庫本。なーんとなく手に取って見ると帯に「本書を読んで、なんだかお酒が飲みたくなってくだされば、本望です」とある。…ふーーん。手に取ってぱらぱら。お酒にまつわるエッセイかあ。見開き完結だからすぐ読み終わっちゃいそうだけど食べ物エッセイ大好きだし、買ってみよう☆ 文庫はこういう思いつき買いができるのがいいですなあ。で、今朝早速読んでみたんだけど、読むんじゃなかった(;´Д⊂)…飲みたくなったってば! 朝から!!!あービール飲みたい、焼酎飲みたい、ワイン飲みたい。サワヤカな朝なのにもんもんとする、南武線車中。あー切ない。俵万智って「サラダ記念日」の印象しかなかったんだけど、読みやすい文章を書く人ですね。さすが言葉を仕事にしている人だな。 この本はワインでも焼酎でも日本酒でもビールでも、お酒がすきな人ならきっと楽しく気楽に読めると思います。 私はそんなに強くはないけど、親しい人とゆったり飲むお酒や流れる時間がすきで、この本もとても楽しめたです。俵さんはワインも相当好きみたいで、私は逆にワインにはとんと疎く、赤よりは白がすきかなーくらいの知識しかないので、ワイン好きな人に多い薀蓄はやや退屈だったけど、それもまーワイン好きな人にはわかるんじゃないかな。 お酒のおいしい店や、銘柄の話もしているので、それも楽しく読めますよ~♪ 久しぶりに新刊を買ったけど、軽いノリながら面白かったッス☆あ、もちろん帰って焼酎の水割をぐいっと一杯★いつも以上にしみわたり、ウマかったっすー(≧∇≦)b ! 百人一酒(俵万智)
2006年07月11日
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毎年、7月になるとそわそわし始めます。本屋に行ってきょろきょろ。文庫本のコーナーをうろうろ。小さい小冊子を探す。そう、夏の100冊! 去年もそんなハナシをした気がしますよ。新潮文庫はおなじみになってきた黄色の冊子に表紙はパンダ。しかし年を追うごとに2冊で必ずもらえるYONDAグッズがしょぼくなってる気がする…(;´Д⊂) 今年は布素材で、これすぐに黒く汚れてしまいそう。 高校生のころはこれ目当てに無理やり2冊買っていたっけ。だって100冊の中からほしい2冊探すの、結構大変ッスよ…ほしい本はもう大概持ってるし。角川文庫はセレクトが軽いっ!角川は映画化した本とか、そういうのに力を入れていますね。(「REX」で大コケしたのを未だに懐かしく思い出しますなあ…)前の方に宮部みゆきの「ブレイブストーリー」が大きく出ています。宮部みゆき…大人気っすねえ。とっても人気があるので言いにくいのだけど、私はそんなに好みじゃないなあ。 何だか物足りないのよね、どれを読んでも。最近は読まなくなってしまったな。そして「バッテリー」のあさのあつこに「秘密」の東野圭吾「GOTH」の乙一とまんべんなく人気どころを押さえてきていますな。 あまのじゃくな私は人気があると(じゃー私は読まなくてもいいかな…)と後回しにすることが多いんだけど、まー出版社が売りたがっているのはよくわかります。最後に集英社文庫。今回のキャンペーンの女の子は「ハチクロ」のはぐちゃん役の子なのだそうで。私はハチクロ実写自体ありえんと思っているのであまり気にならないけどねえ。ハナから無理ッスよ。山田も好きなキャラだけに実写は誰がやっても認められそうにないです。 しかも最近の原作の展開…(;´Д⊂)冊子をめくってもハチクロプッシュが目立つなー。この女の子、かわいいけどはぐちゃんかなあ??? うーん… そしてしょっぱなから「恋愛・青春」の本を紹介しているのが青くて恥ずかしい感じ。あー甘酸っぱいなあ(><)! たまに見開きで載ってるポエムっぽいのもたまらなく青いッス。うおー!と、ぱらぱら見ているとそれなりに楽しめます。ツッコミどころ満載だし。でね。本が好きな方ならきっと同意してくれると思うんだけど、絶対! 自分のセレクトした100冊の方が面白いって思うよね。 うん、私は毎年そう思ってますよ。 私ならこの100冊の中に同じ作者の本は2冊は入れないし(どうして夏目漱石とか太宰治とか江国香織とかってやたらたくさん入ってるんでしょ? 本を読むきっかけにするなら1人1冊で十分だよ!)もっと面白いセレクトにするのになあ!それが偏っていたって構わない。むしろ、私は自分の友達や本スキーな人たちの個性爆発な100冊セレクトが読みたくてたまらないですけどねえ。 どんな本を面白いと感じるか、それはその人の感性を表しているし、自分で読んでみて面白くなくても、それは相性の問題だから仕方ないと納得できるし。 もっと各出版社、それぞれの色を出した100冊を魅せて(見せて、じゃないデスよ!)ほしいものです。難しいけど。そんなこんなで夏に読みたい本たちを整列。かんかんに晴れた夏の空の下、どんより暗い小説を読むべし、です。中学生の時に読んだ「人間失格」読後のサイアクな気分を未だに私は忘れられずにいるんだから。
2006年07月07日
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今日の朝日新聞の特別版に大きく載っておりました。”京極堂シリーズ最新刊速報第1弾 「邪魅の雫」完成!今夏発売!!速報第2弾は7/15(土)発表。当日以降の朝日新聞朝刊 講談社広告をご覧ください。”だそう。ほほー。新刊出るのね。と情報収集してみました。私は知らなかったんだけど、去年の9月に講談社の悪意あるポカで発売!のデマが流れたそーです。それで本屋に走ったファンも多かったらしいのだけど、京極氏は自分のサイトで完全否定。脱稿もしてないのに出版できないッスね。しかし今日の広告を見ると、表紙の写真が出ているので、まー最悪の事態を考えても表紙はできてるんじゃないでしょうか。おそらく。一説では7/22が発売予定日のようですよ。とりあえずその日は本屋に行ってみるかな。あ、楽天ブックスで検索してもまだ出てこない…現地点での最新刊「陰摩羅鬼の瑕(おんもらきのきず)」↓ は私はイマイチだと思う。結構な時間があったはずなのに推敲が不十分な印象を受けたです…プロに対して失礼だけど、事件のきっかけも仕掛けもうーん…ヽ(´Д`ヽ) 別にすごくなーい。説得力もないし、発端が些細なことすぎて、あんなに分厚い本書くほどのお話じゃないんじゃないかと思ってしまった。 陰摩羅鬼の瑕私は京極夏彦の本だと「姑獲鳥の夏」が一番好きかな。読みやすくてまとまってるし、このお話は夏の空気とにおいをまとっている気がして、今くらいの時期には必ず読みたくなるの。あ、あとは坊主ラッシュな「鉄鼠の檻」も好き。こちらは舞台の雪に閉ざされた箱根と狂乱する坊主達の描写が味わい深くて、いいッス。京極堂シリーズは全部持っているのだけど、読み返すのはこの2冊くらいだなあ… 姑獲鳥の夏一冊だけ読むなら「姑獲鳥の夏」をオススメします。映画はハナクソ級らしいので未見。あとはややハズした(;´Д`)感があります。一番後悔してるのはコレっ! ↓↓↓ どすこい(仮)えー率直に言うと意味がわからなかった! 有名小説のパロディらしいんだけど、全く笑えなかったしオモシロさも感じなかったッス。あー1900円もしたのに…今度BOOK OFF行くときに売ろうっと…。広告だけで第1弾だの2弾だの、明らかに調子こいてる講談社ですが、本当に新刊出るのかな? 疑いつつも、注目して見ておこうと思います。今度は面白いといいなー…
2006年06月28日
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今日は平和な日曜日。のほほん。おかんと妹と駅近くの大きな図書館に行ってきました。香港の本とか日本史の本とか、料理の本とか借りましたよ。これこれ↓↓ こんな料理で女もまいる。これ借りたの。前にこの日記で こんな料理で男はまいる。こっちは紹介したことがあったかと思うんだけど、もう1冊あったのね。面白かったから喜んでもう一冊も借りてみたよ~♪ うんうん、形式とか変わってないんだけど(献立はもちろん違う)やっぱり面白い。読んでるだけでも、面白い。 料理本の鉄則として私は 1 見開きで作り方を載せるベシ 2 作ってる途中でパタンと閉じない大きさと厚みで 3 作り方は大雑把すぎず細かすぎず っていうのが大切だと思うのだけど、この本はバランスがいいです。 最後にこそっと野菜の切り方一覧(写真つき☆)とだしのとり方が載ってるのもいい。それぞれのメニューにくっついてる一言も味わいぶかし。いなりずしなら『油揚げが破れても気にしない。捨てるな!!』、肉うどんなら『透き通ったつゆが肉でにごらないよう気をつける。』とかね。なるほど、うまいのです。あーおいしそ。ちくわの磯辺揚げ食べたい。私これ、給食の時大好きだったんス。今でも給食を思い出すと食べたくなるもの。ああ郷愁の磯辺揚げ。一句詠めそうです。大竹まことは印象よくないんだけど、この本は面白い! 今、黒柳徹子と、安住アナと3人でドリームなんとかというバラエティ番組に出てますね。あれは料理の番組なのでちょっと楽しい。番組内でまことがキャベツの千切りしてましたが、ほんとーにうまかった! 音速の手さばき、きれいにカットされていくキャベツ! あれにはびっくりでしたねえ。アタシなんぞ、千切り全然うまくできないのでざく切りにしちゃうことが多いッスよ。お恥ずかしい…orz
2006年06月25日
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昨日日記に書いた『逆説の日本史10』ですが、それが面白かったので9も読みたいなあと思いまして。で、ここ数日お昼休みにはぷらぷらと近所の本屋さんをめぐってるんですが、9巻がないよーo(`ω´*)o これねっ! ↓↓↓逆説の日本史(9(戦国野望編))私が買ってるのは文庫版。どうしても読みたい時は単行本も買ったけど、場所取るし電車の中で読むと腕が疲れる…(;´Д⊂) で、小学館文庫なんですが、なぜかどこに行っても9巻がなーいっ!そら、お店のスペースにも限りがあるから10巻そろえとけとは言わないけれど、どうしてどこに行ってもないんだろう…少ないのかな。5,6巻はあるのになあ。おかげでここ数日は時間があると信長のことばっかり考えてます。なんだこの状態。恋か?恋なのか?! ああもう!盛り上がってる時に続きが読みたいっつーの(><)!で、悔しいのでこの対談集を買いました~。↓↓↓日本史漫遊決め手はぱらぱらめくった時に今谷明さんとの対談があったこと!今谷明さんは天皇制や室町幕府の研究で有名な歴史学者です。古代史を専攻していた私でも知ってるくらいの、超有名なセンセイっす。しかも文章が平明でわかりやすい。写真を見た感じもフツーのおじさんっぽい。(安直)本、早速帰り道に読んで、とても面白かったんだけど、ちょっと物足りないかなー。もっと長く深く掘り下げていただきたい感じ。やはり今谷さんとの対談が興味深くて、読みながらドキドキしました。足利義満の皇位簒奪計画とか、面白いねー。黒いねー、陰謀だねー。とわくわくします。うむうむ。対談集というのは当たり外れがあると思います。相性というか。面白い対談はいくら読んでも繰り返し読んでも飽きることがないけれど、どうにか一生懸命内容に集中しようとしても内容が頭に入ってこない本もある。その対談の場の雰囲気を想像するのも、本来の楽しみとは違うかもしれないけど面白くてニヤニヤしちゃいますね。丁々発止のやり取り、文章ではわからないけれど、この二人は楽しみながら意見を戦わせているのか、それとも険悪な雰囲気で嫌な空気がたちこめてるのかな~とかそんなことを考えてしまいます。もしかしてMステのトークみたいな微妙な空気流れてる?とか。今、ぱっと思いついた私の好きな対談集。繰り返し読んでます。↓↓司馬遼太郎の日本史探訪司馬遼太郎さんの歴史小説は読後感が微妙なものもあって、どれも好き、というわけではないのですが、この対談集は文句なしに好きです。どの対談もすごーく面白い。興味が尽きません。ドナルド・キーン氏と楽しそうにお話している章もいいし、緒方洪庵や吉田松陰をとりあげて教育論を交わす部分もとても説得力があります。うむうむ。
2006年06月13日
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日本の歴史はお好きですか?私は大好き!小学生のころからそうなの。地理が終わってやっと高学年になって日本史の教科書をもらった時はほんと嬉しくてわくわくしてもらったその日に教科書読んでたし、中学と高校を通じて師匠と読んでる先生は、歴史の先生で、今でも尊敬してる。高校の時は黒ブチメガネに片手には歴史小説と純文学、というものすごーくアレな女子高生でした。野武士のような。「すきなひといるの?」って聞かれたら本気で「どの大名が一番だろう…」て考えてましたもん。すごいよ…そんな私が高校生の時からすきな『逆説の日本史』シリーズ。作家井沢元彦が日本史を古代から見直し、論じるというもの。面白いんだコレが! 文章には相性があって、読みやすい読みにくいというのは感性の問題も多分にあるのだろうけれど、井沢氏の文章はわかりやすく、とても面白い。私との相性はとてもいいようで、この人の文章はホントがんがん読めます。私は大学の4年間、日本史を専攻してたのですが、井沢氏のような文章は書かないなー。というか論文としては書けないッス。井沢氏はこのシリーズの中で何回も歴史学者の凝り固まった史料至上主義(一言で言うと史料に書いていないことは一切なかった、とする考え方)を口を極めて非難してますが、大学でやる歴史学ってそういうモノです。古文書の読み方とか。想像力を羽ばたかせ、ってところまでいけないの、なかなか。先生も、ものすごーく保守的だし。しかし井沢氏は作家なので自由に想像の翼をはばたかせております。思い込みとか、牽強付会の部分もあるんだけど、それでもこの人のああでもないこうでもないという文章は魅力があって、ぐいぐいとひきこまれます。この「10 戦国覇王編」は織田信長が主人公。私は前から信長は別に嫌いではなかったけれど、この本を読んで改めて(信長ってすっごいなあ!!!)と素直に思った! このひとつ前の巻を読んだ時も激しく感動したんだけど、信長は初めて「公約で死んだ政治家」なんですよ~! というのは、信長は楽市楽座ってやったじゃないスか。あれは自由経済を発展させるのに大きな効果があったんだけど、町と町の間にある関所のようなものを廃止し、自由に行き来できるようにしたの。江戸時代には復活してて、よく時代劇なんかに出てきますね。で。信長は本能寺の変で死んだわけですが(先週の大河ドラマ、本能寺の変でしたね~)ここでね、自分の政策として「楽市楽座」やって関所を廃止したせいで命を落としたんス。関所があれば、明智光秀が軍を率いて本能寺を襲うこともできなかったわけです。関所があればまとまった人間が移動したり、あまつさえ誰かを襲うなんて不可能。 だから信長は自身の政策のせいで命を落とした、公約を一貫して守ったがゆえに死んだともいえるわけ。う お お Σ(゚Д゚ υ) 私はここを読んだ時少なからず感動したの~。自分、楽市楽座も本能寺の変も当然知っていたけどそれが「公約を守ったからこその死」だというのは気がつかなかったよー! 激しく衝撃を受け、感動しました~。そうかー、そういうことなのかー。信長ってスゴイ…。本当に世の中にはいろんな人がいて、そういうのがわかることも歴史の大きな楽しさ、素晴らしさだし、人の世が思いもよらぬところでつながってるんだなーとふとした拍子に気がつくのもものすごーく興味深い。うーむ。しかし、この感動をおかんと妹に伝え、逆説の日本史シリーズを薦めたところ、二人からはかんばしい反応は得られず…。・゚・(ノд`)・゚・。 それどころが「うっかり(仮)が薦める本は面白くない!」と本好きとしては聞き捨てならないことまで言われる始末。なんだよ~(;´Д⊂) 日本史好きなら楽しめると思うんだけどなあ…。ま、楽天広場で「逆説の日本史」で検索したらたくさんヒットしたので、お仲間はたくさんいるみたいでちょっと嬉しい♪単行本と文庫本がありますが、場所取らないし電車で読めるし安いし、文庫本おすすめしまーす☆逆説の日本史(10(戦国覇王編))さて、サッカー見ようかな~。
2006年06月12日
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今まで存在は知っていたけど手に取ったことがなくてオモシロさを知らなかったけど、読んでみたら面白いじゃないかー!て時は嬉しいッスよね。新しくオモシロさの種やネタを手に入れた時の満足感はちょっと他にはないような気がいたします。この本もそんな本。私はこういう面白い本がとてもすきです。新解さんというのは三省堂から出ている『新明解国語辞典』の愛称なのです。作者の夏石さんはこの国語辞典が大好きで、たくさん載っている言葉の例文の中から面白いものを見つけ出す名人なの。抜き出された文章はそれだけでも面白いけど、夏石さんの淡々とした、でも時に情熱的で一生懸命な文章が添えられることでますますキラキラと輝きだすのです。突然ですが、大学も後半に差し掛かりス-ツ着て就職活動してる時に。私、一時だけ「小学館に入って辞書編纂の手伝いをしたい!」と熱病のようにモーレツに考えていたことを、この本を読んで思い出しました。なぜか私は「辞書といえば小学館だろ」と思い、入社試験を受けたのですが見事に鼻もひっかけられず、落ちたのでした…思い出した…本が好きだから本に関わる仕事がしたいという簡単な動機だったけど、言葉を定義しちゃう辞書編纂という仕事はフツーじゃなく魅力的だ!と思ったんでしょうね、きっと。それは今でも思う。ひとつだけ、この本で一番気に入った箇所をちょっとだけ。”【どら猫】(飼い主がなかったりなどして)人の家の台所をなどをねらい、盗み食いをするずうずうしい猫。”これですよこれ!この辞書で【どら猫】をひくとこの説明が書かれておるんですよ!私は朝の通勤列車でここを読んでしまい、笑いをかみ殺すのに貴重なエネルギーをかなり消耗してしまいました…だって「人の家の台所をなどをねらい」「ずうずうしい猫」ですよ!?この冷静な描写を一読するだけで、「コラッ!」という怒声と、ひらりとコブシをかいくぐる図々しい猫(きっと憎たらしい顔をしてるはずだ)が浮かんできませんか?見たことないけど懐かしい、原風景というやつですね~。書いていてもププーと笑いそうになるこの一冊、おすすめです(^-^)☆この本が好きな人と笑いのツボが似てる気がする。
2006年04月27日
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毎日の通勤時間は片道1時間で往復2時間あるから、文庫本1冊くらいは読める、はず。今日読んだ本のご紹介。ふ、藤原正彦さんて今を時めいてるけど、藤原ていと新田次郎の息子なのかっΣ(゚Д゚ υ) !いや、読んだことないッスけど名前だけは知ってるよ。すごく有名な作家ですよね。ほわ~、文化人一家なんだ。ほほー。へええ。藤原さんの本は「国家の品格」もそうだけど、わかりやすいのが何よりいい。主張がストレートに伝わってきて、わかるから楽しいし、読み応えもある。無駄な文章がないので、リズムもいいし。本業は数学博士なんですね。こないだ読んだ「博士の愛した数式」の巻末に解説書いてたなー。私は作家たちが身内をネタにするのがあまり好きでないです。例えばさくらももこの軽いエッセイにしても、大江健三郎の息子を題材にした物語でも。それが特に内輪ネタだったり、身内自慢だったりすると本当に盛り下がる。この「祖国とは国語」に収録されているエッセイにも藤原さんの家族が出ているのだけど、ほのぼのとした雰囲気が伝わってきてそこまで嫌な感じはしなかったかな。今こそ英語ではなくて国語を、子ども達に教えるべきだ!という藤原さんの主張に全面的に賛成します。私は以前からそう思ってました。と言ってもそれは先見の明があるとかでは全くなく、私が英語が心から苦手で大嫌いだから、というのが大きい。あといくら英語が話せても、語るべき内容や主張が自分の中にないと意味がないと思うから。近頃では幼稚園でも英語スクールに通う子どもがいるみたいだけど、社会人が英語を話せても幼稚園生が英語を話せても、話せるという能力においては全く変わりがないんだから、必要だとわかってから習えばいいよー。それより子どもの頃は体を使って遊んで、雨の日はお母さんに「ぐりとぐら」とか絵本を読んでもらうのがいい。世の中を「本を読む人」「読まない人」で真っ二つに分けたなら、自分はどちらに入りますか? 私はまあどちらかと言えば「読む人」になるんじゃないかと思う。ぶっちぎりではないにしろ。で、どうしてそうなったかというと両親の影響が大きいのです。父は外出すればどこからか本を買って戻ってくるし、母は買わずに図書館で静かに自分の好みの本を借りる、日常に本がある生活をしている人です。今住んでいる土地に引っ越してきた時も、すぐ近くの図書館を見つけて連れて行ってくれたし。自分の昔のことを思い出すと、子どもが本を手に取る大きなきっかけのひとつはやはり両親だなと思います。だからね、子どもの頃は読書を叩き込め!という藤原さんの主張に納得するのです。子どもは身近で本を読む人がいれば自分も手に取るようになるし、その中に面白い世界が広がっているとわかったら、いくらでも自分から読むようになります。自分がそうだったからわかるさ。「ズッコケ三人組」シリーズ、ミスビアンカの冒険、大草原の小さな家シリーズ…図書室に並ぶ背表紙を読破していく体験は、エキサイティングかつスリリングで、楽しかったなあ。「本読んでるの?えらいねー」という同級生や先生の言葉はおかしいと思ってました。好きで読んでいるだけで、えらくなんてないし、もう少し大きくなったら、世の中には読まないほうがいい、読んだら頭が悪くなりそうな、でもそれなのに読みたい魔力のある本がたくさんあるらしいぞ、ということもわかってきたりして。読書の楽しみを知らないなんてかわいそうだなと偉そうに思ってましたね。面白い本、たくさんあるもの。改めて国語力つけようと思ったです。途中で投げ出した漢字検定準1級のお勉強、再開しようかなー。また、本の後半に収録されている「満州再訪記」ももの悲しさ漂う、いい紀行文ですね。戦争の生々しさ、つらさ、やるさなさも伝わってきて少し辛いけど、価値のあるものだと思います。
2006年04月26日
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おとんの本を勝手に借りて読もうシリーズ。○ 「何用あって月世界へ」(山本夏彦)名コラムニストとして有名な山本氏。夏彦つながりで京極夏彦と混ざってました…orz ゴメン。大正4年生まれでもう亡くなっていますね。イメージ的におじいさん。コラムとかエッセイで面白いな!と感心させるのは難しいと思う。特に自分がなまじっか文章を書くのが好きだから(内容はさておき)作家のエッセイを読んでも(自分でも書けそう…)って思ってしまうんですよね。客観的に見たら無理なのかもしれないけれど。いやな子どもでした。でもこの随筆というか、箴言集は面白かった。山本氏のコラムの一部をさらに抜書きしたものだから、ぶちぶち切れてるしどこから読んでも大丈夫。頑固なオジサンがいいそうな、シニカルとカタカナ言葉で言うよりは七味唐辛子系のぴりりと辛い、皮肉めいた言葉。あまり具体的ではないので読みやすいのですよ。「何用あって月世界へ? 月はながめるものである」全編通してこんな感じッス。山本氏の本、他にも読んでみようかなー。何用あって月世界へ○ 「もう消費すら快楽じゃない彼女へ」(田口ランディ)もう一冊、最近読んだエッセイ。山本文緒や田口ランディ、室井佑月という女流作家たち、読んだことはないけどあまり好きじゃなかったのです。典型的な食わず嫌いっすね。でもなかなか面白かった。題名がいいッスよね。見た当時もびっくりしたんだ。でも私にとってはまだまだ消費は快楽なんですけども。これもエッセイです。微妙に社会派なところもあって読み応えアリ。母を語るところとか、女じゃなきゃ書けない内容で面白かったッス。もう消費すら快楽じゃない彼女へ**********今、背後で「白夜行」やってるんですが。き、気分悪いドラマだなーΣ(゚Д゚ υ) !最初から最後まで…
2006年03月23日
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おとんが貸してくれたので読んでみました『博士の愛した数式』。映画のCMを見た後だったから、読みながら頭の中で映像化する博士=寺尾聡。うん、いい役者さんッスね。ルビ―の指輪も名曲だしな。さて、以下たいした内容ではないのですが念のため反転。80分で記憶が全てリセットしてしまう数学博士と家政婦とその息子10歳のものがたり。イベントはあれどお話は淡々と進みます。博士が紡ぐ数式と随所に光るタイガース豆知識がとてもいいアクセント。いい感じにほんわかした空気が漂う。でも最後の展開がちょ―っと納得できなかったです。どうしてそんな唐突に施設に入れられるなんて伏線も何もない展開が?あの見え隠れする未亡人の思いや感情がどうも想像つかなくて、わからないものに共感はできないから、没頭できなかったのだな、多分。愛しているのに母屋をのぞき見る心情がわからない…私が見落としているのかもしれないけど。写真の描写から過去何かがあったことはわかるんだけど、それ以上の広がりがなくて物足りない…。反対意見続出でしょうが…和製フォレスト・ガンプとか作ったらこんな感じじゃないかなあ。風変わりで清らかな奇人なんていい素材になりそうだし。本当の幸せとは?なんてテ―マにはうんざりで開く前に本を投げ捨てるけど、野球と数式とおいしそうな匂いに囲まれた、このものがたりの箱庭みたいな空気は悪くないと思う。小綺麗にまとまりすぎていて嘘っぽいところもあるけど。(江國香織ほどではないけれど。あのひとの小説はどれもこれも雰囲気ばかりでハラペコなのにかすみを食べさせられているような気持ちになります。そういうのが好きなひともいるんだろうけど。)絶賛はしませんが、この空気を味わうべく一読してみるのもいいのではないかと。**********あたかたくなったと思ったら冬の冷気に逆戻り。帰り道、息が真っ白でした。
2006年03月13日
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最近はハヤリの本なんて読まなくなりましたが、おとんの積み本の中に発見して拝借。やや突っ走り気味の新潮新書ですな。出版一覧を見ると「もしも義経にケータイがあったなら」「ドクター・ショッピング」「話せぬ若手と聞けない上司」ね、何だかアレなタイトルですよね。現代的と言えば現代的なんだけど、新潮社なだけに無理してる感じだ。さて、この本ですが、すごーくわかりやすいです。さくさく読める。私は1時間くらいで通読しました。まとめると「徹底した資本主義より武士道を、品格を重んじて生きていくべきじゃないの」っていう主張ですね。作者の主張は、先日のライブドア事件でもわかるように日本に商業主義、偏った資本主義が蔓延したことで日本社会は明らかにおかしくなった。実力主義による自由などはまやかしで、そんなものより弱者に対する憐れみ、武士の情けを持っていたかつての日本社会を思い出すべきだ、ということなんですね。確かに頷ける部分もあります。かつての日本人、特に幕末明治期の武士たちは英語は話せなくても、来日した外国人に強い印象を与えていたみたいです。それは何かというと、きっと心意気、武士道なんですねえ、きっと。それは司馬遼太郎が好きだった、日本のサムライなんですな。明治時代を通じて浸透した欧米と同じ方法が(もちろんそれを全部否定する気はありませんが)ゆっくりと日本と武士道を腐らせていったのです。で、武士道、正々堂々、公明正大、天に恥じるところがない生き方を目指す武士道から見れば、時間外取引だの、インサイダー取引だの、粉飾決済だのはありえない行為なんですね。バレないからやっちゃえとか法律違反じゃないからとか、黒じゃなくグレーだとかそんな抜け道を探すなんて選択肢にすらない。なぜならそんな行為はバレるバレない以前にお天道様が見てるから、と。品格を持って、凛としていればそれだけで存在意義がある。伝統や、その国のしっかりした考え、揺るがないものがあってこそ、人間も国も認められるというのは賛成です。何を考えているかわからない人ってどうも信用しにくい気がします。でも、ここまで浸透した実力主義や欧米式のやり方を否定することができるのかな…漠然とですが、作者が書いてるように簡単にはいかない気がする。ま、我々日本人は誇るべき先祖や先輩のことをあまりに知らないし、知っておくべき歴史も知りません。英語が話せても海外にむけて語るべきことがないのは淋しいことだなあ… 入ってきたものを取り入れ、自分たちにもっとも合う形に作り変える、それが日本人の昔からのすごい力。それを活かして、よりよいやり方を模索していけるといいのだけどね。今は過渡期なのかなという気がします。
2006年03月01日
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もしかしなくとも正月を持て余しているようです、私は。その証拠に今日3件目ですよ、日記…orz休みを切望しているくせに持て余すなんて本当、時間の貧乏性なのです。それはさておき。朝日新聞を取っている方々、今日、新聞を読みましたか?途中によしもとばななさんの『ざしきわらし』っていう小説が載ってました。全面広告にすっぽり収まる、小さいものがたりです。「2006年、最初の読書はいかがだったでしょうか」と、その小説が終わったところに書いてあるの。私はその言葉通り、朝11時ごろ何の気なしに目にした新聞で今年最初の読書をしたのでした。「ざしきわらし」「ざしきわらし」、何だか新年にふさわしい、ステキに秘密めいた小説でしたよ。小さいけれどきちんと完結した箱庭のような。よしもとばなな、中学の頃にすきで、それから離れていたんですが独特の空気がありますね。私の勝手なイメージで言うと杏仁みたいな香りがするのです。続けて読むと飽きちゃうんだけど、たまに読むと新鮮でいいな。この小さなものがたりは新潮社の新年広告のための書き下ろしだそう。他の新聞には載っているのかな。ちょっといい試みだと思いました。
2006年01月01日
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昨日、妹から耳寄りな話を聴いた。江戸川乱歩の作品が久しぶりに映画化されてるらしい。浅野忠信や松田龍平、成宮なんとかくんが登場してるらしい。乱歩の世界、だいすきです。数年前の誕生日プレゼントに妹から『孤島の鬼』(乱歩作品ベスト3入りは堅いと思う中篇小説)を手作りブックカバーつきで貰って以来、細く長く愛好し続けている世界なの。エログロ、ペダンチックで怪奇的、猟奇的でどこかてかてかとわざとらしくて、ギラギラと艶があって、心地よくはないのに癖になる、不思議な世界なのです。そんな乱歩スキーな我々姉妹、大いに興味を持っています。かの映画は『乱歩地獄』というらしい。ほほう。地獄、ですか。R15ですか。余裕でクリアよ!ググってみると既に映画館に行った方々の感想も見られました。うーん、好みの分かれる映画のようです。私…気に入らないかも。どうかな。映画はさておき、久しぶりに乱歩世界に触れたくなって本棚物色。乱歩を文庫で読むなら断然!春陽堂から出版されてるシリーズがおすすめ。全30冊、真っ黒い地に銅版画のようなグロい表紙イラスト。う~子どもなら嫌がって触りそうにない絵ですよ。そしてこれが実に乱歩の世界と合っておるのです。本棚の一角をこの黒シリーズが占めていると、うっとりwいい感じにコレクター魂をも刺激してくれます。私が持っているのは、さっき数えたらちょうど15冊。本日は『人間椅子 他9編』をセレクト。あまり厚くもない文庫本なのに10編もの短編が楽しめて、いい感じ♪ここでお話のあらすじを説明してもいいのだけど、それだとこのものがたりの本当の味やにおいが伝わらないと思うのですよ~。どれもものすごいのに。本当に短い、あっという間に読める本なので、興味のある方は実際に手にとって読むことをおすすめいたします。この10編の中では私は『人間椅子』『お勢登場』『人でなしの恋』がすきですね。いろんな意味でこんなお話、読んだことがない!『人でなしの恋』はうっとりするような倒錯した空気がいっぱいで、でもこの上なく美しいのです。乱歩と太宰治は女性の一人称のものがたりがうまいですねえ。はあ~…かように倒錯した、エログロなものがたりは、何となくですが、冬の寒い曇った日に読むのがいい気がします。どんより曇った寒い日に。横溝ワールドともちょっと違う、この日本の怪談的じっとりな湿気を背中と足元に感じつつ、また何回目かわからない乱歩ブームがきそうな予感。
2005年12月07日
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電車の中でここ数日読んでいた本です。池波正太郎さんの食べ物エッセイが楽しくて楽しくて、この本も買ってみたのです。銀座が似合うのだ、池波さんは。毎日のように映画の試写会に行き、銀座で行きつけの洋食や和食を食べる。それがなんともおいしそうなのですよ。夜食に油揚げのまぜごはんのおにぎり。カレーパンにトマトジュース。キクラゲときゅうりの胡麻あえにビール。うなぎに酒に鯛茶漬。アーモンドゼリーに、グレナデンシロップをかけたバニラアイスクリーム。クラシカルな洋食もあれば料亭ばりの和食もあって、本当にいろいろ。どれもこれもおいしそう♪池波さんは淡々と、でもしっかりと噛み締めて食べている。この「銀座日記」を池波さんは亡くなる2ヶ月前まで8年間書いていたのだそうだ。でも文章の端々に「歳を取った」とか気弱なところが目立って悲しい。不朽の名著『食卓の情景』では大層情熱的にもりもりとおいしいものを頬張っていた池波さんなのに、この本のラストは「いま、いちばん食べたいものを考える。考えてもおもい浮かばない。」なんデスよ。・゚・(ノд`)・゚・。 歳を取ることって楽しいこともあれば辛いこともあるだろうけど、悲しいってこういうことだと思った。あんなに食べることに対して真摯でこだわりを持っていた池波さんが、食べたいものが思い浮かばない、って… 締め付けられるような思いがしましたよ。高校の時からの大切な友人と2人で話しながらごはんを食べていた。ふと会話が途切れた時に彼女が「親が歳を取ったって実感する時はさびしいよね」とぽつんと言った。彼女は母親と2人で暮らしていて、何よりお母さんを大切にしてた。彼女がそう言った瞬間、私は歳を取ることの悲しさがものすごーく迫ってきて何も言えなかったのです。伏せた彼女のまつげのカーブを見て黙ってた。軽く「大丈夫」なんて言えなかった。今思い出しても、あれは今まで触れたことの悲しさに触れたショックだったんだな…と思う。この本を読んだら、その大切な友達のことも思い出した。
2005年11月18日
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さてさて、先日楽天ブックスにて購入の「アルスラーン戦記」新刊を読みますたっ!田中芳樹の本、面白いところももちろんあるんだけど、いかにもわざとらしい言い回しやら、あまりにも単純な善悪の構図とか、色々いちゃもんをつけたくなるところも必ずあって困る。新刊はロクに出ないし。そして面白いんだけど長さの割に密度が薄いのよね…どのシリーズも。もっと濃厚な展開にできないんだろうか。今回の新書もなるべくゆっくり読もうと努力したのに2時間で読破。さー、案の定全く話は進んでいないけど、続きはあと何年待てばよいのでしょーか?感想、ネタばれ大いにありですので反転いたします。>できたぞ。読め!とオビにあって早速むかっ腹。はあ…(-∀ー#)こういう調子に乗ってる作家は食うに困るまで干しておいてさっさと続きを書かせるべきだと思います。ファンブックだの、新書→文庫だの同じ内容をぐるぐる使いまわしてファンから小銭をせびるんじゃない!こういう商売方法、嫌悪感を覚えますね。本編ではエステル再登場。白鬼と同行中。エステルって銀英伝のカリンとかぶっているというイメージしかないですよ。田中芳樹って本当に、こういうはねっかえりじゃじゃ馬タイプの女の子(エステル、カリン、ヒルダ、薬師寺涼子タイプ)か、ありえないおしとやかタイプ(ラインハルトのお姉さん…名前ど忘れ)しか書けないんですね。ものすごーく単純だ…。そしてレイラ、登場~。前の巻から、この人タハミーネの行方不明の女の赤ちゃんつまりアルスラーンの血のつながっていない兄弟なのかなーと思ってたんですが、やっぱりそうみたいッスね。しかし、気の毒な…なまじっか丈夫な体を持っていたばっかりに(でもあまり頭はよくないのですね)相手がイルテリシュって…合掌。かわいそうです。・゚・(ノд`)・゚・。 どう転んでも明るい未来はなさそうナリ。フィトナ。新登場のキャラ、何だかな~。野心たっぷりの不二子ちゃんタイプですね…ひっぱられてるヒルメス閣下。うーん、ファンに殺されそうですが、どこまで行ってもヒルメスはヤムチャのにおいがします。どんなに頑張ってもアルスラーンには勝てないんだもん。イリーナとひっそり暮らしていた方がおそらく幸せだっただろうにね。イラスト、天野さんがよかったよー(ぼそっ)。角川文庫で集めてるのにどうして光文社新書なの…(ぼそっ)先日楽天でこの本を買ったことを日記に書いた時YASm3さまから>YASm3はアルスラーン戦記では敵の国の王様の弟(名前忘れました)が好きでしたね。ダリューンとかナルサスだと超人すぎてちょっと?ですが、あの人なら結構いそうで親近感沸くんです。ちんこだまさまから>もしかして、シンドゥラ国のラジェンドラのことですか?お調子者だけど、憎めないキャラですよね。とのコメントをいただきました。(お二方ありがとうございますw)えーと、王様の弟はギスカールですよね。今回も頑張ってマスよ!そしてちんこだま様のおっしゃるラジェンドラはシンドゥラ国の王様ですね。ほんと、お調子者で憎めないキャラなのです。本巻では名前のみ…あまり話は進んでいないのですが、ラストの部分はすごかった。次は大変だぞ、という感じですね。あー次読みたい!私は今25ですが、30になる前に読めるかな?諦め入りつつ、ゆっくり待つことにしましょうか。
2005年10月28日
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本つーものは基本的に本屋でぶらりぶらりとしながら見るもので通販するものじゃないよね、というのが自論なのですが、欲しい本が決まっていてたくさん持って手がだるくなるのが嫌だなあという時には通販でもいいじゃない、と気づいたのです。カードで買うとポイント2倍だし。(ポイントマニア)早速楽天ブックスに注文。在庫切れだったら期間限定ポイントで注文しても勝手にキャンセルされるだの納期長いだの本が何だか汚れているだの、厳しい評価の多い楽天ブックスで、届くまでいろんな意味でドキドキでしたが、うん、大丈夫ですー。(本を裏返しながら)新品、新品。買った本は□ 「陰陽師13」□ 「魔軍襲来 アルスラーン戦記11」の2冊。1500円以上のお買い上げで送料無料っていうのも嬉しいデスね~。2冊か3冊まとめて買えば確実に超えるもの。気になるのは段ボールで梱包するからゴミが増えることくらいかな。そこをもう少し工夫してもらえたら嬉しいですね。さーて、「陰陽師」岡野玲子さん描く漫画、最終巻ですよ。すでに10巻前後から話の意味が全く!わからず画集として楽しんでおったのですが、今回もきっと話はよくわからないかもな~…orz 博雅好きの私は漫画は最近博雅の出番がめっきり少なくてとても悲しいのです。博雅出して~。この漫画は確かに傑作なんだけど、すごい漫画だとは思うんだけど、小説から入ったファンとしてはどこか釈然としないものを感じるのです。岡野さんイズムが多すぎるのかなあ。さ、今夜はゆっくりと解読することにいたしましょう~♪ 「アルスラーン戦記11」何年ぶりの新刊?田中芳樹の新刊。私はこの作家さんには「アルスラーン」シリーズと「創竜伝」だけ書いてもらえば満足です。もうちょっとしゃきしゃき書いてくれればねえ…「アルスラーン」シリーズはきっととてもファンの多い物語だと思うのだけどみなさんはどのキャラが好きなんでしょう?(「銀河英雄伝説」もそうだけどこの話題で私は2時間は飲み会で語れますよ~)私はこのシリーズを初めて読んだ中学生の頃はナルサスが好きだったんだけど、今はアルスラーン殿下とダリューンがすきですね。アルスラーンは世界名作劇場の主人公の如く、明るくて前向きで、自然にまっすぐでいい子なのですよ~。こういうキャラって鼻につくことが多いのに、この子はすき。そしてダリューンはどことなく博雅風味でいい漢っす。なごむわ~。さ、こちらは明日の通勤電車のおともにいたしましょう♪雨、降りませんように。
2005年10月26日
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今日は久しぶりに読んだ本の話を。本に載っていた短歌について書きたくて「短歌」というテーマを探し出したのですが、自作の短歌じゃないのです。テーマと外れていたらごめんなさいです。電車の中で池波正太郎さんの「男の系譜」という本を読んでいたのです。この本は池波さんが歴史上の人物について語ったのを本に起こしたものなのだけど、滅法面白い。私は歴史がとても好きなのでどれも面白くて面白くて、この本を読んでいると文字通り時間が経つのを忘れます。こういう本当に面白い歴史のお話や随想を書けるというのはすばらしい才能ですね。海音寺潮五郎さんと並んで、大好きです。で。江戸時代末期の14代将軍、徳川家茂という人はおそらく知名度は高くはない…のでしょうねえ。江戸時代は250年ほど続いて最後の将軍が15代徳川慶喜ですね。この人は最後の将軍だし、大政奉還したしで、有名ですが。そのひとつ前の将軍が徳川家茂という人だったのです。幕府が倒れそうになって勢力が弱まっていた頃に将軍をして、もともと体が弱かったことと、激務で若くして病気で亡くなった、気の毒で影の薄い人なのです。その家茂の奥さんが和宮という人です。和宮は当時の天皇、孝明天皇の妹さんで、当然皇族も皇族、ものすごいお嬢さまというか、お姫様だったわけですね。このお姫様が政略結婚で家茂と結婚したのは17歳の時で。最初は京都から遠く離れて江戸に泣きながら嫁いだ和宮ですが、この年若い夫婦は次第に心から愛し合うようになって、とっても仲がよかったのだそう。うーん、きっと家茂は優しい人だったんですね。全く環境の違うところからやってきた奥さんをすごく大切にしたんじゃないかな。もともと体の弱かった家茂が病気で若くして亡くなった時に和宮が詠んだのが「空蝉の 唐織衣 何かせん 綾も錦も君ありてこそ」という短歌を詠んだのだそう。これは、家茂は幕府と関係の修復のために病身に鞭打って京都と江戸を何回も行き来していたそうなのですね。で、京都で奥さんへのお土産に西陣織の着物を買ったそうなの。でも、お土産を買った本人は亡くなってしまって、奥さんはその着物を抱きしめて泣きながらこの歌を詠んだのだそうなのです。うーん、切ない…この歌を見るたびに電車の中でもどこでもうるっときてしまって、私は困るのですよ。・゚・(ノд`)・゚・。 ものすごく仲がよいカップルや友達がいて、もうその2人は一緒にいることこそが当然だと本人も周りの人も信じていて、それでも死別とか、突然の別れはいつくるかわからないのですよね。(例えて言うなら「ハチミツとクローバー」の原田さんと理花さんみたいな)何て残酷で不条理なことなんだろう。大切な人ともう二度と会えないのは、どうしてこんなにつらいことなんだろう。 この歌もとても切ないし、しかも大切なひととの別れを思い出させて泣きそうになるのです。あー。わかりやすくて胸に響く、悲しくて綺麗な歌だと思います。あー、大事な人を素直に大切にせねばなあ…
2005年09月09日
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『Death Note』も『ハチミツとクローバー』もオススメですが、これらはとても有名なので私が改めて勧めるまでもないのかなと。そこでおかざき真理さんの『サプリ』をおすすめします。28歳OL藤井が主人公の恋愛お仕事漫画です。身に染みます。笑えはしません。でも漫画好きな女の人なら、きっと楽しめるのではないかと思います。女の子同士で読んで、感想を語り合うのに向いてる漫画だと思うのです。こないだ2巻が出たのですが、2巻はまた大きく展開があったので、ますます面白くなってます(^-^)。もっと売れて有名になってもいいと思うのだけどな。機会があったらぜひ読んでみてください。私の大好きな漫画です。
2005年05月25日
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今日は、昨日買った本を読みましたー。朝はあまりの休みボケに霞む目をこすりつつ通勤電車で。帰りは疲弊してぐったりし運良く座れた電車の席の片隅で。作者の高橋さんはリクルートのフリーマガジン「R25」で巻末エッセイを書いてる人です。もう一人石田衣良さんて人と交代で書いてるんですが私は高橋さんの方がずっと好き。飄々と力のこもらない文章で、毎週(おっと隔週か)屁理屈で楽しませてくれます。屁理屈こねるのって好感持つか、ウザイ人かどちらかの印象に私は分かれるんですが、この人の屁理屈はすきだ。波長が合う感じ。2,3日前から高橋さんの本ほしいなと思って探したんだけど見つからなくてでも昨日新宿の紀伊国屋で探したら発見!さすがだ。案内機もなんて親切!で、この本は題名の通りラジオ体操の起源や魅力、ラジオ体操人たちのあれこれを語り、ルポした本です。何でも日本にはラジオ体操人なる人種が3000万人いるらしい。うーん、すごい…雨の日も風の日も公園でラジオ体操する人たち…確かに日本人でラジオ体操知らないって人には会ったことがない。誰しも夏休み、ラジオ体操カードにハンコをもらうべく公園に行った記憶があるだろうし。全然必要な知識とかじゃないけど、でも高橋さんの飄々文章も楽しめて、久々にラジオ体操のあの掛け声とか思い出しちゃったりして、なかなか愉快な本でした(^-^)。あー、久しぶりにラジオ体操したいなー。
2005年05月07日
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