三代目の挑戦

Jan 11, 2012
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新潟県の離島にある佐渡高校を初の甲子園出場に

導いた名将・深井浩司監督がまとめられた秘伝が

「六十か条の“選手心得”」。


これは秘策やトレーニング方法といった手段ではなく

野球に取り組むための姿勢についてが書かれています。

と言うのも、深井監督が就任された当時は

キャッチボールや全力疾走といった基本的なことが

出来ない選手が多くいました。


そこで気づいたのは部員の日常生活の乱れでした。

挨拶ができず、遅刻をしたり、

授業中に居眠りをしたりする生徒が大勢いる。

そこで日頃の行動規範などを定めて部員全員に配り、

毎日唱和させることにしたんです。


練習や試合の心構えなど六十か条を記したもので、

もともとは深井監督の母校・丸子実業高校野球部の

恩師だった中村良隆先生が作られた

六十六か条を現代風にまとめ直しました。


高校野球は人間教育の場であるという基本線を踏まえながら、

師弟が一体となって甲子園を目指すものだという考えの下、

六十か条を「一般心得」「練習心得」「試合心得」「生活心得」の

四つに分類したんですね。

もっとも初めて生徒に配った時には、

すぐに伏せられてしまいましたが(笑)、保護者にも全員配り、


「私はこういう信念で指導させてもらいます。

もしこれに外れるようなことをしたらすぐクビにしてください」

と伝えました。


野村克也さんが「負けに不思議の負けなし」と言われますが、

試合の敗因は必ずこの中に隠されていると考えています。


例えば

「グラウンドの恥はグラウンドで返せ。

 言い訳、詫びる言葉は厳に慎め、

 自己の責任解消は口で談ずるべきではない」


悔しい思いをしたら言い訳をするのではなく、

一回でも多く素振りをしたり、一球でも多く捕球の練習をする。

そういう見えない努力を重ねなさいということですね。


他にも

「チャンスは必ず生かせ。次のチャンスは期待するな」

「勝負の厳しさを知れ、理屈は通らない、結果だけが評価される。

 高校野球は人生と同じ一本勝負である」

などがあります。


平凡なことを習慣化して取り組めば大きな力になる。

きょうは気分がいいから元気を出すけど、

別の日は嫌なことがあったから声を出さない、

といった気まぐれは絶対にいけない。

そういう日常の心得をこの中に込めたつもりです。


昨年放送された番組では、元楽天イーグルス野村監督が

「これを読んだら、自分はまだまだ監督として未熟だったと思わざえるを得ない」と

言ったそうです。

深井監督は大学卒業後、児童養護施設で働き様々な体験を経て

野球部の監督につかれたそうなんですが、

その時の体験が生徒の指導にとても役にたっているそうです。


野球を教えると同時に、人間性を育てる。

人間性が高まれば、結果野球の技術も上達する。

選手心得六十箇条の中でもっとも佐渡高校らしくてイイなと思ったのは

「フェリーには、最後に乗り、最後に降りる。」

当たり前のコトバのように思えるかもしれませんが、

挨拶が出来なかったり、遅刻が当たり前の高校生には

絶対できない行動だと思います。

意識の改革、人間性の向上が野球にも繋がる。

甲子園出場は偶然ではなく、平凡なことの積み重ねで得た

必然の成果なんだと思います。





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Last updated  Jan 11, 2012 11:11:02 AM
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トモっち~ず @ 御無沙汰しております。 しばらくブログをサボってましたが、大好…
「梅太郎」 @ Re[1]:伸びる(09/04) 毘沙門Rider!さん ありがとうございます…
毘沙門Rider! @ Re:伸びる(09/04) ご無沙汰してます。 本質を見抜き、何事…
「梅太郎」 @ Re[1]:神様からのプレゼント(03/06) 毘沙門Rider!さん ありがとうございま…
毘沙門Rider! @ Re:神様からのプレゼント(03/06) 今年もお疲れさまでした。 本当に、沢…

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