2003年10月26日
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二人の娘がいる。
同じ様に育てたつもりなのに、全く性格が異なる。
以前、偶然電車でお目に掛かった、二人がお世話になった幼稚園の先生から、
「本当にKさんの娘さんは、お二人とも個性的なお子さんで、楽しみですね」
と仰って頂いた事がある。
しかし、毎日接している私には、どこが個性的なのか、いまいち解らなかった。
そうなのかなあ、そうは思わないけれど・・・と言うのがその時の正直な気持ちだった。
褒めて頂いたのか、嫌味で言われたのかさえ、判断できなかった馬鹿な親だ。
しかし、特に、下は、それが飛びぬけているらしいと知ったのは、
40年以上校長先生をなさってらした方に、
「お母さん、この子は、間違えるととんでもない子になりますよ。とても、難しい子ですから、気をつけてくださいね」
と言われた時だ。
それも、二言三言、学校に上がる前の娘とおしゃべりしてらした方が「ちょっとちょっと」と手招きされ、自己紹介され、こそっと言われたのだ。
まだ、若かった私には、その言葉は大きな不安になった。
初対面で、ほんの少し接した子の、何がわかるのだろう・・・・と不安と共に、腹立たしさも有った。
しかし、10年以上経った今、その意味が今更ながら解るような気がする。

二人とも、非常にナイーヴな面を持つが、
上は、大人になるにつれ、その傷付き易さを自分でフォローできるような強さを身につけた。
しかし、下は未だにダイレクトに傷付いてしまう。
一番の味方である家族にまで気を使う子だ。
「家族にそんなに気を使う事はないんだよ」と言ってやると、
「うん」と一応言うが、また、違うシチュエーションになると気を使っている。
多分、気を使わせているこっちが、至らないのだろう。
この調子で外で気を使ってるのだから、そりゃ、傷だらけになるのは、仕方ないだろう。
彼女には好きなことを思い切りして欲しいと思う。
何故なら、好きな事をしている時の彼女は、非常に頑強だからだ。
しかし、今は、好きな事は解っているが、その好きな事をする手段を得るのに、四苦八苦している。
親として、その姿を見るのは、とても胸が痛くなる。
これも、親としての修行だろう。

上の娘はもうすぐ成人する。
物事を深く考える子になった。
私が1mの深さで考えるとすれば、彼女はそれより5mは深い。
もう大丈夫と思う部分もあるが、日常に関しては、まだまだ気が抜けない。
下は、これから一体どうなるのか、親の私にも、皆目見当がつかない不思議な子だ。
「お楽しみですね」と仰った先生の言葉が、今にして思い当たる。
至らぬ親に生まれ、二人とも多分、「はずれ」だったに違いない。
子は、親を選べない。
しかし、こっちは充分楽しませてもらっている。
まあ、先生の仰った「楽しみ」とは違う意味での「楽しみ」なのだが・・・・。
子供はどう思っているのか知らないが、
これだから、子育ては辞められない。







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最終更新日  2003年10月27日 15時19分15秒
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