流行の法則

流行の法則

2006/05/13
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カテゴリ: カテゴリ未分類
流行の要素の種類によっては、段階を進んで行く(移ってゆく)ときにかかる時間の長さが変わります。
たとえば、素材の流行などでは、2段階目から5段階目にいたるまでに約6年の時間を必要とします。また、プリントなどのディティールなどでは1年と少ししか持ちません。
流行の要素はそれぞれにこだわり感が違うのでこういった時間の差が出てくると考えられます。
しかし、どのような流行でもその流行が引き起こす需要と供給によって生じる現象には共通点があります。
その共通点は、流行商品に対するメーカー側の思惑(供給)と、消費者の側から見た商品の魅力と手に入れにくさ(需要)の間に生じるものなので、起きる現象だけを取り上げてみると同じ現象が繰り返されているともいえます。

こういったことを前提にブティック運営に役立つ流行には、大きな分類として
1お店の形の流行
2お店の販売形態の流行
3お店で扱う商品の流行
があります。

1や2の部分については、流行にかかわらない消費者の心理の部分を述べてきました。
それ以外の流行部分は、時代によって変化しますので、実際の商店街やファッションビルなどに観察に行っていただくほうが良いと思い、あえて書いていません。
これから説明する商品に対する物の見方を理解できれば、自分でも出来るようになると思います。

さて、3の商品についてですが、現象から判断できる商品販売の流行過程では、一定の法則があります。

以下、まず箇条書きに並べます。
1服飾商品の流行は、比較的小さなサイズから売れ始め、年を追うごとに売れる中心サイズは大きくなる。
2流行が見え初めて約2年半は売れる
3価格は高価格から始まり次第に下がっていくが、3年目以降は2極化する。
4流行素材は4年間売れる。また、素材の流行は部分から始まって全体に及ぶ
5本来季節感のある商品が季節感なく感じられるときは流行の2年目にあたり、一年中需要が供給を上回る。また、季節感に逆行する商品が流行したときには、商品が一時的に不足するので、その後のジャストシーズンで過剰供給になることが多い。
6流行の要素をポイント制でカウントするとディスプレイやコーディネートでカバーできる部分がわかりやすい。
7極端な要素が出現するのは流行のピークを越えた時である。

多岐にわたりますので、全体的なまとめはせずにそれぞれについて説明を加えていきます。





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Last updated  2006/05/13 10:54:02 AM
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