流行の法則

流行の法則

2006/05/16
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4素材の流行は4年間売れる
デザインそのものではなく、特定の素材の流行時には、面積の小さな部分使いから入っていき次第に使われる面積が増えてゆきます。(こだわりの側からの観察ですから、新素材やこれまでの用途とは違うような素材使いについて言えることで、既存の素材の流行期には、もっと早く浸透します。)
全身にまで広がるには約3から4年程度かかる場合が多いようです。
ただ、素材の流行は素材メーカー(川上)での生産に依存するために比較的長期間供給不足が続きます。そのことは、流行の命を延ばすことになります。
また素材に対する消費者のこだわりの変化の期間は比較的長いので、流行期が長く続くように見えます。そのため、素材の特徴を捉えてヒットしたメーカーは、長生きできることが多くなります。(ただ、流行期が長いために、流行が終わってから、再度復活するまでの時間も長くかかることになります。)
そして素材の流行時には、ほかの素材もヒットしている素材の風合いを実現しようと努力しますので、別な角度からヒットしている素材を見つけることも可能になります。
たとえば、強撚糸のポリエステルが一時期、流行したことがありますが、
その時は素材に張りやシャリ感を実現するためのメーカーの苦肉の策でした。

ここで、重要なことは素材の流行といってもポリエステルやナイロンなどといった材質が流行することではありません。
張りや光沢や厚みなどの素材感が流行するので、それにふさわしい素材(材質)が流行することになります。(簡単に説明すると、硬い⇔やわらかい、厚い⇔薄い、などのように素材の持つ要素が流行するので、特定の素材が、その特性を表現しやすいということから、結果的にはある材質がヒットしているように見えます。)
それ以外には、素材が流行すると、全身にまで拡がった頃(素材の流行のピーク時)には、まったく違うアイテムにも使用されるようになります。(ふーん、変わった使い方だね)と思うときには、仕入れは慎重にしてください。
流行もピークを過ぎれば下るだけでしかありません。





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Last updated  2006/05/16 12:44:05 PM
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