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_これまでのパソコン関連日記をお読みになりたい方はこちらをクリック願います。 今日はノートパソコンのCPU交換第2弾日記です。念のため目標スペックを下記に再掲しておきます。【CPU】Celeron 1005M 1.90GHz → Corei5 3210M 2.5GHz(3.1GHzmax)【メモリー】4GB → 8GB(デュアルチャンネル化) 【ハードディスク】500GB【画面サイズ】15.6型 WXGA(1366*768) 【出荷時OS】Windows 8.1 Home 64bit → Windows 10 Home 64bit【ドライブ】DVDマルチ【USBポート】×4 (USB3)【LANポート】あり【ワイヤレスLAN】あり【接続ピン】HDMI【付属品】ACアダプター(65W) 電源ケーブル ノートパソコンで裏蓋をあける行為はメーカー指示を守っている限りは特に問題ないようです。メモリーの交換や増設と言うのはユーザーが行うことができるからです。ただし、CPU交換というような行為はメーカー保証外なので実行する時はあくまでも自己責任にてお願いいたします。因みに裏蓋をあける場合の注意事項が黄色いステッカーに書かれてあります。下記の赤字の部分です。増設RAMボードの取り付けと取り外しの際は、パソコンの電源を切った後30分以上たってから、必ずACアダプタ及びバッテリパックをパソコンから取り外した後、メモリスロットのカバーを取り外してください。 注意書きの部分は目安です。普段からバッテリー動作をさせることもありますので、ACアダプタはすぐに外してOKです。バッテリーを外すときは下記写真の四角く囲った部分を横にスライドさせ手前のくぼみに手を掛ければ簡単に外せます。注意書きにあるメモリスロットのカバーは一番大きな裏蓋ですが赤丸で囲った5個のねじを緩めると外すことができます。5個のねじの内、図の1番上にあるねじは放熱用シロッコファンと共締めになっています。 裏蓋をあけた状態が下図です。以前に増設したメモリーはtotal8GBのデュアルチャンネルメモリーとしてきちんと動作しています。四角の赤枠で囲った部分がCPUの取り付け部で金属プレートの下にCPU本体があります丸い枠で囲った部分はCPU放熱用のシロッコファンでこのファンの右側に風通しの良さそうなアルミ製放熱フィンが鎮座しています。この放熱フィンと先ほどのCPU金属プレートを結んでいる銅色のパーツがヒートパイプになります。シロッコファンの右下側に小さな赤丸で囲った部分がシロッコファンの取り付けねじです。ファンは全部で2か所のねじで取り付けられていますが一つは裏蓋と共締めなのでこの1個を外すとファンを取り外すことができます。ファンの電気配線用コネクタも抜きます。 シロッコファンを取り外した状態が下記の図になります。ヒートパイプの取り回しがよくわかると思いますが、右側の放熱フィンに取り付けられています。放熱フィンはスリットをたくさん明けた中空構造になっていて、写真では右側に向かって熱気を放出する構造です。Celeron_1005Mはほとんど熱らしい熱を出ださないCPUなので空気が通り抜けることによる内部の汚れは全く発生していませんでした。真夏でもファンがそもそもほとんど回ってないですからね。 CPU取り付け部のねじ4本を緩めれば放熱器全体を取り外すことができます。ノートPC用のCPUはデスクトップ用のCPUと違いヒートスプレッダーが装着されていません。このため絶縁材をコートされたダイがむき出しになっています。(聞きなれない「ダイ」が耳障りに感じる人は「チップ」と読み替えてもらってもOKです。) むき出しのダイによって熱抵抗がデスクトップ用CPUよりも小さくなります。このため放熱効率が良いのでノートPCでは小さめの放熱器が使えそうです。余談ですがノートPC用のCPUは昔ながらの足がたくさんついた形ですので、作業中に足を曲げたりしては行けません。このソケットはFCPGA988という名称で狭いスペースに988本の足を持っていますので曲げたらかなり苦労を強いられます。ご用心。 時間の都合で今回はここまで、次回はCPUの交換作業を取り扱う予定です。
2019年04月07日
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_これまでのパソコン関連日記をお読みになりたい方はこちらをクリック願います。 普段はデスクトップパソコンばかりを使用していますが、別にノートPCが1台あります。主に妻が使用しているのですが2013年の秋モデルでNECのPC-GL19CUTAZと言います。このPCの主なスペックは下記のような感じです。メモリーの赤字の部分は前回の日記にてメモリーを増設したことを表しています。【CPU】Celeron 1005M 1.90GHz【メモリー】4GB → 8GB(デュアルチャンネル化)【ハードディスク】500GB【画面サイズ】15.6型 WXGA(1366*768)【出荷時OS】Windows 8.1 Home 64bit → Windows 10 Home 64bit【ドライブ】DVDマルチ【USBポート】×4 (USB3)【LANポート】あり【ワイヤレスLAN】あり【接続ピン】HDMI【付属品】ACアダプター(65W) 電源ケーブル このPCの能力を強化しようと考え、CPUの換装を思い立ちました。Celeron 1005Mは第3世代のIvyBridgeと呼ばれるCPUの中では再廉価版で、そこそこの性能は持ちますがやや迫力に欠けています。省エネ性能は大したもので、このPCにては内蔵のCPU冷却用シロッコファンが動作することが殆どありません。私もこのPCのファンの音を聞いたことはありませんでした。 さて、省エネ性能を生かしながらCPUのアップグレードを行うとしたらCorei3またはCorei5のいずれかになります。Corei7は基本的に4コアになりますのでダイサイズが大きく省エネの条件から外れます。ノーとPC用のCorei3とCorei5は基本的に同じダイを使用していて、2コア4スレッドでHDグラフィックス4000を内蔵しています。違いはターボブーストテクノロジーがあるかないかということです。ノートPC用のCPUと言うのはデスクトップ用と異なり単独販売されていませんので、旧型のノートPCから取り外したものを使うことになります。ヤフオクを覗いてみたら、Corei3は送料込みで1500円前後、Corei5は送料込みで3000円前後が相場でした。候補にあがったのは下記の2種類のCPUでした。Core™ i3-3120M 2.5GHzCore™ i5-3210M 2.5GHz → 3.1GHz(ターボ動作時) CeleronとCorei3またはi5の差はCPUの能力として4スレッドに対応しているかどうかと、L3キャッシュメモリーが2MB→3MBになることがあります。またグラフィックスの面から見てもCoreiのHD4000は魅力的です。Celeronの場合は品番なしのHDグラフィックスですが、色々なベンチテスト結果を見る限りHDグラフィックス2500と同等品のようです。因みにデスクトップ用のCeleronもほぼ同様の状況と思われます。HD4000を採用しているノートPC用CPUはデスクトップ用のそれよりもある意味贅沢なつくりです。ただしデスクトップ用は定常的な動作クロック周波数がノート用よりもずっと高いのでCPUの演算能力で言えばノートは勝てないでしょうね。因みにデスクトップ用のCorei3 3240は動作クロック周波数が3.4GHz(ターボ無し)にも達しています。 いずれのCPUを選択するかはひとえに「ターボブーストテクノロジー」がきちんと駆動できるかどうかにかかっています。ノートPCとして必要な省エネ性能を稼ぎながら高負荷時には動作周波数をブーストするというのはとても賢い方法だと思うのです。確証はないのですが、NECの同時代PC(正確には2013春モデル、秋モデルはこの機種を除いてHaswellに移行)にi5を採用したモデルがあったような気がしたので、たぶん行けるだろうと信念をもってヤフオクに挑むことにしました。3000円プラス送料という値段で落札いたしました。 写真、向かって左側がCeleron-1005Mで右側がCorei5-3210Mになります。ノートPCからCPUを取り外した後に撮影しました。ダイの大きさが異なるのが分かると思います。L3キャッシュメモリが大きくなっているのとGPUの違いが生んだ差となっています。GPUはグラフィックス用のプロセッサーを指します。 次回はこのCPUをいよいよ実機に取り付ける作業をいたします。
2019年04月03日
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_1月20日の日記にて報告した富士通製の中古PCですが、その後メモリーを増設しめでたく8GBの容量になりました。このレベルまで増設すると通常の使用状態でのメモリースワップはほぼ発生しなくなります。改めて下記のようなスペックですが再掲しておきます。【CPU】Core i3 3240 3.40GHz【メモリー】4GB → 8GB【ハードディスク】500GB【出荷時OS】Windows 10 Pro 64bit【ドライブ】DVDマルチ【USBポート】×6【LANポート】あり【ワイヤレスLAN】なし【接続ピン】D-Sub 15ピン、DVI-D【付属品】電源ケーブル 4GBのメモリーは中国のメーカーでRAMAXEL社のものです。メモリーモジュールのアセンブリメーカーですが、日本のメモリーメーカーであるエルピーダメモリと業務提携したことでもある程度知られています。ヤフオクで2枚合わせて2000円と言う格安で入手できました。予想通りエルピーダチップが実装されていました。 富士通PCの廉価版ではメモリースロットが2つしかありません。プリント基板のパターンは4スロット分あるので、同社製の上級機とは共通のボードを使っていることが分かります。ちょっともったいないですが取り外した2つの2GBメモリーは今後使用されることがありません。これにてこのPCもめでたく4GB*2のデュアルチャンネルメモリーになりました。 さて事のついでなのですが、ノートPCのメモリー増設も行いました。こちらの方は元々使用されているメモリーがSk-hynixの4GBシングルチャンネルメモリーとなっています。デュアルチャンネルメモリーを組むにあたっては同じようなメモリを増設すればよいということになります。正直言うと全然違う種類のものの組み合わせでもデュアルチャンネルになります。同じ種類に揃えたのは精神衛生上の都合です。 メモリーの入手先は同じくヤフオクなのですが、こちらの方は仕様にこだわったため、1枚なのに\2300と高くついてしまいました。CASレイテンシもピッタリそろった品物です。製造年月もそろっていましたが片方は中国製でもう片方は韓国製だったので別々のロットです。因みに写真に写っている数字のロットナンバー「1349」に注目するのですが、これは2013年の第49週目に製造されたことを表す数字です。 メモリーを増設した後のノートPC内部の写真です。このPCはNEC製です。楽天のNECダイレクト店で2013年に購入した品物です。CPUは省エネ型のセレロンなのであまり高速ではありません。メモリーのすぐ下にあるのがCPUですが、ヒートパイプにて放熱器と空冷ファンのユニットまで熱的に接続されていることが分かります。このあたりは薄く作る必要のあるノートPC特有の構造ですが、実に見事なものだと思います。これにてめでたくデュアルチャンネルメモリーになりました。確認はCPU-Zなどのフリーソフトで簡単に行えます。
2019年03月17日
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楽天の商品レビューから、最近買ったパソコンの状況を報告します。まずスペックですが、下記のようなものです。CPUはインテルのCPUが22nmルールに従って作成した最初の世代のi3になります。第3世代と呼ばれていますが、開発コードでIvyBridgeとかいうものでそれ以前のSandyBridgeに比較して大幅に消費電力が低減されました。IvyBridgeって「かずら橋」みたいなイメージですかね。装置の電源は最大出力65Wとミニマイズされていました。その小ささにビックリです。【CPU】Core i3 3240 3.40GHz【メモリー】4GB【ハードディスク】500GB【出荷時OS】Windows 10 Pro 64bit【ドライブ】DVDマルチ【USBポート】×6【LANポート】あり【ワイヤレスLAN】なし【接続ピン】D-Sub 15ピン、DVI-D【付属品】電源ケーブル 裏面はPCIスロットがないシンプルなものです。マザーボードにパターンはあるのですがソケットが実装されていません。メモリスロットも4つ分のパターンはあるのですが、メモリーソケットが2つ分しか実装されていないので、メモリを増やしたいときは容量の大きなものに差し替える必要があります。内部写真を載せておきますが、非常に丁寧にクリーンアップされていて良心的な感じという印象を受けました。実はサブマシンとして使用していたPCが古くなってきたのでOSの入れ替えが必要になってきました。windows7があと1年でサポート終了になってしまうからです。いい加減ハードウェアもくたびれてきて130Wの巨大な消費電力+動作の遅さがネックになりました。またOSを正規に買うととても高価なのでこの中古PCの値段をそれだけではるかに超えてしまいます。そこでこのマシンを見つけました。当初はヤフオクなどにも適当に入札していましたが気合を入れると結構な値段になっていき手が出ませんでした。そこで楽天の中古ショップに絞ったのですが、このマシンは送料込みで\7,800とお買い得でした。さて実際に動作させました。HDDなので起動は時間がそれなりにかかりますが、その後の動作は十分にスピード感のあるものでした。今現在サブマシンとして動作環境を自分向けに構築中ですがメインPCから色々な情報を移植中です。いまだにインテルCPUの進化はIVYBridgeの第3世代から大きく進歩していないので、今でも十分実用になる性能です。それでいて値段が下がっているのは大いに助かります。
2019年01月20日
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今日のテーマはOSの入手方法についてです。その前に前回電源のことで消費電力を予測した記事について補足します。下記の写真にあるようなワットチェッカーを用いていろいろなパターンを測定しました。写真は通常のWEBブラウジング動作をしているときで39Wであることを示しています。 その結果は大まかに下記のようになりました。【PC本体】電源オン起動時 最大80W 定常動作時 約38WCD音楽聴取時 約45WHDD動作時 約55WHDTVエンコード 約120W【23インチHDモニター】定常動作時 約16W【アンプおよびスピーカー】定常動作時 約2W 結構省エネ的であることが分かります。HDモニターは画面が従来のSXGAモニターに比べて大型化しているにもかかわらずLEDバックライトのため随分と小さな電力になりました。ただ、色温度設定が完全に狂っているとしか思えないので、補正するために調整した画質に対してはかなりの不満があります。痛し痒しです。 さて、今日はWindowsの入手法です。最新型のハードウェアに似合うのはWin8かWin7でしょうか。実は組み上がったPCに最初WinXPを入れようとしましたが、エラー続出により全くインストールできませんでした。これはWinXPが出ていた当時には全く無かったハードウェアの固まりになっていたため、WinXPにとってはサポートできない、つまり互換性で未知な存在として扱われたためです。当初WinXPからのアップグレードを狙ったためにトライしたわけです。 その理由ですが、1月時点ではマイクロソフトは正規品のWin8をアップグレード版に限り直営サイトにて3300円でダウンロード販売していたからです。またWin7からのアップグレードであれば1200円でダウンロード販売もされていた時期でした。後者の場合はWin7の代金が別にかかるため得であるとはいえません。それであればWin8を最初から買った方がよいはずです。Win8のユーザーインターフェースが悪評だらけであっても、私の場合今更Win7をインストールする気は全くありません。それには別の理由もあります。 さて、マイクロソフト純正の新規インストール用Win8(DSP版)の値段を調べました。下記は価格コムの例ですが、私が目指しているWin8プロ64ビット版の値段は一番安くても11000円以上します。DSP版はWin8になってからハードウェアにバンドルされての販売ではなくなりました。このため、好きなハードウェアと組み合わせることができ、実質的に従来OSで言うところのパッケージ版の新規インストール用と同じ仕様になりました。それにしても、日本で販売されているOSの値段は諸外国に比べて高すぎると思いませんか?http://kakaku.com/item/K0000459768/ そんなわけで“諸外国”に目を向けるのが賢いのではないかと考えました。下記は楽天にも店を出している“諸外国”です。相手国は中国や韓国になりますが、日本語版の販売も行われているようです。恐らくPC製造工場でのプリインストールマシン用ライセンスを販売していると思われます。ダウンロード販売がメインですが有料でDVDメディア送付もできるようです。【Eメール転送商品】【5年使用保証期間】2PC用今お使いのXP Vista 7をWindows 8へのアップグレ...価格:5,900円(税込、送料込)【Eメール転送商品】【5年使用保証期間】今お使いのXP Vista 7をWindows 8へのアップグレード!...価格:3,900円(税込、送料込)上記の2つのリンクは、アップグレード版ではなく新規導入用のものになります。アップグレード専用品と異なり新規導入版はアップグレード用に使用することもできます。実は私が購入したWin8Proは上記のお店ではありませんし楽天関係の店でもありませんでしたが、こういった類の品物です。個人情報流出が怖いので、カード払いなどせずにコンビニ決済を利用しました。結構怪しいですがインストール後は正式のライセンスとして認証されました。お手軽なダウンロード販売品を購入しましたが、写真のようなDVDを作製し、レーベルをそれらしく印刷しました。随分と安いでしょ。楽天外ではQoo10経由の以下のような怪しい店もあります。http://list.qoo10.jp/item/%e3%83%9e%e3%82%a4%e3%82%af%e3%83%ad%e3%82%bd%e3%83%95%e3%83%88-%e3%83%80%e3%82%a6%e3%83%b3%e3%83%ad%e3%83%bc%e3%83%89%e7%89%88-WINDOWS-8-PRO-32-64BIT/409557599
2013年04月14日
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今日のテーマは表題にあるようなPCケースと電源です。PCケースと電源は昔から大きく変わっているわけではないのでWindowsXP時代の資産がそのまま流用できます。つまりWindows8の時代になってPCの中身をガラリと入れ替えなくてはならない場合であっても、外観は見慣れた姿のまま保持できるのです。ですからこのプロジェクトはこっそりと進めることが可能です。 その要点をちょっとまとめてみます。従来のATX電源はマザーボードとの間に20ピンのコネクタを使用していました。しかし、最近の電源ではこれが24ピンのものに変わり、対応するマザーボード側も24ピンのコネクタが用意されています。24ピン対24ピンは全く問題ありませんが20ピンと24ピンの間には約束事を守れば問題ない接続が可能になります。これとは逆の場合、すなわち新しい電源と古いマザーボードの組み合わせはかなりの熟達者でないと接続できません。1.20ピンの電源側コネクタはマザーボード側の24ピンコネクタの1番側に寄せて接続する。2.ATX追加電源の4ピンコネクタはマザーボードの8ピンコネクタの片側に接続する。3.シリアル電源コネクタは市販の電源変換ケーブルを使用する。 上記のような接続が可能になるのは、増えたコネクタピンが従来のものに対して電流強化を目的とした冗長なものになっているからです。シリアル電源変換ケーブルは安価に入手できます。 今回、私は電源とPCケースを新調いたしました。ソフトウェアやデータの移動などに2台のPCが同時に使える方が遙かに便利であるのと、PCケースや電源にも最新のトレンドがあり、すべてを一新してそれらの恩恵を享受しようと考えたからです。それらのトレンドとは、1.PCケースの前面などにUSB3.0対応のコネクタが出ている。2.PCケースが大型のファンで静音化に寄与している(写真のもので直径14cmもある)。3.電源の取付位置が従来型の上方から、下方に移動しているのが最新。4.電源は省エネの観点かから80プラス品を選ぶ。5.電源の発熱が少なく静音化対策がなされたものを使用する。 と言うような感じになります。最大電力量を見積もりますがCPUに採用したIvyBridgeのi5-3570Kはかなり省エネ性が高くTDPは77Wです。省エネ型HDDと光学ドライブを合わせても最大150W程度を見ておけば私の目指すHDTV編集マシンはできあがります。選んだ電源は玄人志向の80+goldという規格をクリアしたものとしました。この電源は見た目はあまりぱっとしませんが90%以上の変換効率を誇り、かつ静音性も高い優れものと見ました。【送料無料】 玄人志向 KRPW-SS350W/90+ (350W)価格:5,890円(税込、送料込) この電源の最大出力値は350Wですが、実際に組み上がったPCの電力を測定してみると電源をオンした直後のすべてが起動している状態で70W強、Win8が起動した後にメールやWEB閲覧程度の作業をこなしているときには37~38W程度しかないことが分かりました。4コアのCPUですが通常は1コアしか動作しておらず、しかも定格の3.4GHzではなくスタンバイ時の1.6GHzで動作していることも分かりました。独立したグラフィックボードも使用せず、CPU内蔵のものを使っているのも省エネという意味では大いに役立っていますが、それでも十分なスピード感が得られるのはさすがと言うしかありません。この調子ならHDTVのフルエンコードを行っている最中でも100W程度で収まると思われます。購入した電源は350Wのものですが十分な余裕があるわけです。最近のトレンドの7~800W電源の存在意義は私には理解できません。 PCケースはデザインを決める大きな要素です。オールアルミニウムのきちんとした外観のケースを選びました。天版は水冷にも対応しているようです。またUSB3.0対応端子が天版の前方側に装備されています。14cmの空冷ファンは前面パネルにも2個装備されていますが、私の使い方では全く必要ないので電気的な接続はしていません。非常に発展性の高いマニアックなケースですが、ソフマップ楽天店で安く売られていたときにゲットしました。下記の店しか今は取り扱っていない(品切れ中)ようですが、かなりの高値になっているようです。【店頭併売の為売切れ御免】LianLi PC-7HX価格:13,800円(税込、送料込) う~~~ん、高過ぎでしょう。
2013年03月24日
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今日はハードディスクと光学ドライブ(内蔵タイプのブルーレイドライブ)の選定について書きます。これらの2つは市販のブルーレイディスクレコーダーの中での最重要部品でもあるわけで、PC上でその機能を実現しようとする私にとっても重要な部品となります。 市販のブルーレイレコーダーは差別化の目的としているのか、内蔵ハードディスクの大きさによりランクを分け500GB~2TB程度までのラインナップをそろえているのが普通です。もちろん2TBが最高級機になるわけですが値段は10万円を超えるものが多いようです。パソコンのハードディスクドライブも最高級という意味でここでは2TBを狙います。もちろん撮りだめができるという意味もありますが、容量が大きい方が映像を編集する際の余裕につながります。2TBと500GBの価格差はせいぜい2000円から3000円程度のものですから、わざわざ小さいものを選ぶ必要はありません。 私は下記写真のようなWesternDigitalのグリーンシリーズを選びました。可変速のドライブで省エネ性に優れ動作音もきわめて静かという優れものです。型名はWD20EZRXといいます。安いUSBハードディスクに内蔵されているサムスン社製ドライブは比較的うるさいので自作には使用しないようにします。 光学ドライブはブルーレイの内蔵型であれば本来何でもよいのですが、昨年夏に買ったブルーレイドライブがあったのでそれを使いました。下記のようなバッファローの製品ですがドライブそのものは韓国LG電子製のものになります。LGの光学ドライブは書き込み性能が高く安心して使えますが、やはり騒音が大きく品質感をスポイルしています。しかし光学ドライブの使用頻度はハードディスクと比べると低いので実使用上の支障はありません。 バルクの光学ドライブは8000円台から買えます。今回のドライブにバッファローを採用したのはDTCP-IPサーバーの内容をムーブできるというソフトバンドルにあります。ソフト名は「DiXiM BD Burner 2011 for Buffalo」といいますが、独立したものを買うよりも安くなるからです。このソフトはデジタル著作権保護されたコンテンツをネットワーク内で伝送できる DTCP-IPムーブの技術を用いてディスクを作成できるというのですが、実力がどの程度あるのかは今のところ未知数です。今後のパソコン整備と並行した検証が私には必要となります。 下記のお店はソフマップ楽天店の例ですが、私が買った当時に比べるとかなり値が下がっています。まあ仕方ありません。【送料無料】バッファローBRXL-14FBS-BK(BDXL・DTCP-IPムーブ対応 Serial ATA用 内蔵ブルーレイ...価格:12,000円(税込、送料込)
2013年03月03日
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前回マザーボードの選定について書いたのが2/13ですから随分と時間が空いてしまいました。途中OSのリカバリー事件などが起きてしまいこれまでのところ順調とはいえなかったからです。本日日記ではメインメモリーと呼ばれるDRAMモジュールについて書きます。 メモリーモジュールはシンクロナスDRAMというクロックサイクルに同期するタイプのメモリーチップが使用されています。通常のシンクロナスDRAM(SDRAM)に対してクロックの立ち上がりと立ち下がりの両方を用いてデータのやりとりを行うタイプをDDR_SDRAMと呼んでいます。DDRとはダブルデータレートの略です。このDDRを更に倍速にして操作を速くしたものがDDR2と呼ばれるもので更に倍にしたものがDDR3と呼ばれるタイプになります。そんなわけでDDRメモリーで一番速いのはPC-3200と呼ばれる規格ですがDDR3では同様の表現をするとPC-12800という形になります。 今現在のPCのトレンドですが、ほとんどのCPUが上記のDDR3メモリーとの組み合わせを前提に設計されています。逆に言うとDDR2と普通のDDRメモリーは保守用以外は淘汰されてしまいました。当たり前ですが新しくPCを作るとなるとDDR3メモリー以外は考えられないわけです。 私のPCの製作目標はブルーレイディスクの編集機です。一般的なパソコン製作に使用される4GB*2=8GBよりは後々のためにも多く積んでおきたいものです。マザーボード(以降マザボと略す)の仕様を調べてみましたが、世の中にあるマザボのほとんどが4スロットのメモリースロットを持ち、最大で8GB*4=32GBとなっていることが分かりました。ただし、一部の先進的マザボでは128GBまでOKなのもありました。メモリーモジュールの方もそれに呼応するかのように8GBのものが一般的には最大となっています。それ以上大きいものは手に入らないので私は8GB*2=16GBでPC-12800のメモリーを採用することにしました。メモリーモジュールを2枚使用するのはデュアルチャンネルメモリーといって、2つのメモリーモジュールのクロック位相をずらすことによって更に速度の倍速化を図るためです。 う~~~~んと大昔の話ですが、16ビットマシンでMS-DOSの時代にはメモリーの壁は最大でも1MBのところにありました。それが32ビットマシンになったら4GBという途方もなく大きなメモリー空間が使用できるといって、当時の32ビット化を大いに喜んだものでした。今でもそうですが32ビットのOSではメモリーが4GBまでしか使えませんからTOTALで16GBともなると64ビットマシンということになるわけです。ところで同じ64ビットマシン同士の比較ですが、今の段階ならば、16GBの大きなメモリー空間を生かせるアプリはほとんど存在せず8GBも16GBもパフォーマンス上の差はありません。あくまでも将来的なものへの布石です。予定するOSのWin8も当然64ビット版を入手することになります。 下記のお店はアベノミクスによる逆風の中では比較的安価を維持しています。私が買った店ではありませんが同じ品物のようです。◇ 【16GB(8GB×2)】 シリコンパワー デスクトップ用DDR3 1600Mhz 240pin (PC3-12800 2枚組) SP...価格:7,750円(税込、送料込)
2013年03月02日
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昨日日記ではCPUの選定について書きました。LGA1155ソケットのCPUの中では最高クラスの性能を持ちながらi5という名前が付いていることで安く販売されている(といっても私の感覚からはかなり割高感があります)なっている3570KというCPUです。このCPUはベースクロックに対するCPU内部のクロック倍率比が外から変えられるという特徴を持っています。INTELではそう言ったCPUの末尾に“K”という記号を振っています。つまりK付きのCPUはオーバークロック動作が可能ですよと言うことになります。このことは3570Kが最強といわれる理由の一つにもなっています。 オーバークロック動作・・・「パラノイアしか生き残れない」と表明していたINTELですが、そう言う動かし方にはメーカー保証が得られません。私がオーバークロックをさせるかさせないかは別として、せっかくのK付きCPUの可能性を封じるのは得策ではありません。このK付きCPUをオーバークロック動作させるには同じくINTELのZ77と呼ばれるインターフェースチップが採用されたマザーボードが必要になります。このZ77は昨年の夏頃にデビューしたチップですが瞬く間に売れ筋マザーボードの主流となりました。残念ながらZ77を採用したマザーボードは、それ以前のH77タイプよりも高価です。どこのメーカーがよいでしょうかね。比較的安価なのはギガバイトですが、過去に何度か故障した経験があるので今回はパスです。 マザーボードというと、定番メーカーで実力NO.1なのはなんと言ってもASUSでしょう。ASUS(アスースまたはエイスースと言うそうです)は過去に使った経験からしても安定感があり好感が持てます。私もASUSから選ぼうと考えていました。そんなときに価格コムを覗いてみました。売れ筋のマザボNO.1には・・・あれれ、ASUSではなく聞いたことのないメーカーが一番手になってるじゃないですか。なになに、ASRockじゃと、とりあえずレビュー、クチコミ、メーカーサイトを調べました。ふ~~~ん、案外良さそうではないか。ASUSとの決定的な違いはWin8を導入したときの起動時間の差にあるようです。 Win8はWin7に比較して起動時間が大幅に短縮されたことを特徴の一つにしているOSであるので、マザーボードによって起動時間が長くなるのは考え物です。ASUSが長くなるのは長々とBIOS画面が表示されるからだそうな。その点ASRockは長々と表示しないことを売りにしています。私も起動時間が短いのには魅力を感じたのでASRockに軍配を上げることにしました。同社の新しめのZ77マザーボードは型番号としてZ77 Extreme数字となっています。この数字の部分には3とか6とか9とか言った番号が付く訳けです。私は下位から2番目にあたるExtreme4を選びました。将来的な拡張性に含みを持たせる為、microATXではなく普通サイズのATXとしました。本当はExtreme6が欲しかったのですが、アベノミクスの影響を受けぐんぐん値上がりしました。今や昨年12月時点でのExtreme6の値段をExtreme4が越えてしまってるのです。とは言っても普通に使う分には贅沢装備が少なくなるExtreme4でも何にも支障はありません。 このマザーボードに関しては、楽天ショップ以外の店で買いました。同じ店の楽天内と直販店でかなりの価格差が見られたからです。下記リンクは私が買った店ではなく参考程度です。Asrock Z77 Extreme4 Z77チップセット搭載ATXマザーボード価格:14,480円(税込、送料別)
2013年02月13日
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バンクーバーオリンピックの頃、ほぼ3年前に買った東芝のテレビ、REGZAで外付けHDDにてビデオの取り溜を長らくしていました。USBに接続されたHDDとNASのHDDは合計で8TBにも達してますがほぼ容量いっぱい使い切ってしまいました。テレビの番組を録画するには2通りがあります。一度見たら2度と見ない「タイムシフト」的録画と保存版用録画です。2TBがタイムシフト用で残りの6TBが保存版となっています。問題は保存用の6TBです。消すに消せないものばかり・・・・ 昨年の夏にはブルーレイレコーダーを買いました。1TBの録画容量がありますが、これもすぐにいっぱいになるでしょう。これを買った以上どんどんブルーレイ化していかなければなりませんが、パソコンで扱うのに比べると融通性がないというか扱いにくいことこの上ありません。著作権がらみで色々な制限があるのかやっぱりあかん・・・。こうなったらHDTVの映像を編集するに当たってはそれに対応したパソコンを作成し、これまでのライブラリをパソコンで吸収しブルーレイに仕上げていくことにしました。実際のところうまくいくかどうかよく分かりませんが、とにかくパソコンを更新するための大義名分ができました。 さて、構想段階というのは楽しいものですが、どんなパソコンに仕上げるかを考えてみました。10年ぶりのパソコン更新となると部品レベルでどんなものがよいか全く分かりません。そこで性能目標を立てました。1.HDTVのエンコードおよび編集が実用的な範囲で可能であること。2.消費電力の思い切った低減。3.運転中の騒音が少ないこと。4.陳腐化に備えて多少のスペックアップができること。5.グラフィックの描画速度はそこそこあればよい。3Dゲームはしない。 こんな感じでしょうか。まずCPUを決めます。知らなかったんですが最近のCPUはグラフィックプロセッサ(GPU)を内蔵してるのが普通なんですね。調べてみるとインテルのCPUはほとんどが内蔵型でAMDはAシリーズが内蔵型とのこと。早速ベンチマークサイトなどを覗き見しました。そこで分かったことですがGPUの性能だけを比較するとAMDのCPUの方が能力は上であるが、肝心のCPUの演算能力はINTEL方が勝っている。消費電力もINTEL製の方が良好であるということでした。 この時点でパソコンの性能目標からするとAMDを選ぶ選択肢はなくなってしまいました。かれこれAMDばかり18年間判官贔屓で使用してきましたが、最近大きく水をあけられたようでさすがの私もAMDは採用できませんでした。 INTELのCPUから選びますが消費電力の少なさから最新のIvyBridgeシリーズ以外選ぶことはできません。このシリーズは22nmというかなり微細なプロセスルールが採用されたために低消費電力化が達成できています(微細ルールでは線間容量が低下するのでエネルギ損失が減少します)。IvyBridgeもセレロンから始まり、ペンティアム、i3、i5、i7という選択肢があります。結局はコストパフォーマンスとの勝負になりますが私が選んだのはi5の中のトップエンドに位置する3570kというCPUです。i5の中ではGPUがi7と同じ仕様のHD4000というものになり、他のi5シリーズ内蔵GPUの約2倍の速度で動作する。3次キャッシュメモリがi7の8MBに対し6MBとわずかに小さくなっているが、速度の差が少ない割りに消費電力の低減につながるのでパフォーマンスとしてはi5の方が目標性能を実現しやすい。GPU内蔵でもあることだし、値段もそれなりに許せる範囲だと思います。長くなるので今日はこのあたりで・・・【送料無料】 Intel Core i5-3570K BOX品価格:21,480円(税込、送料込)
2013年02月12日
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