最近の中国のニュースから

最近の中国のニュースから

2006年08月04日
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 「2006年中国大学生就職状況調査」報告が発表されました。ここでいう大学生には本科生だけでなく、専科生も含まれていますが、2,000元以下の給料では都会では生活が苦しいでしょう。就職の冬の時代はまだまだ続きそうです。

就職状況
 調査は全国の100大学の6,000人以上の現役卒業生へのアンケート調査、44人の各種企業の人事責任者を訪問調査したもの。今年の全国の現役卒業整数は413万人、去年よりも75万人、22%増えた。一方、求人は166.5万人で、去年よりも22%減少した。

 調査では、余り人気のないとされている農学の就職率が78.4%でトップ、次が管理学の58.0%、工学、法学、教育学、医学の順であった。通常不人気の専門である哲学と歴史学の学生で、すでに就職が決まった、ほぼ決まりがそれぞれ40.4%、51.9%に達した。

 5月末で就職契約をした学生と就職意向のある学生は49.8%であったが、男子学生が55.7%だったのに対し、女子学生では41.1%で、性別要素が明らかな影響を見せた。雇用側は、27.3%が募集の時に性別で選ぶ傾向があると認めたが、72.7%は性別は関係ないと答えた。

月給希望値
 就職難になるにつれて、大学生の希望する月給は下がり続け、1.6%の学生は仕事がよければ給料はゼロでもよいと回答、67.1%の学生は個人の発展のチャンスがあるかどうかを就職決定の第一の要素としている。

 66.1%の学生は月給が1,000元から2,000元の間としているが、採用側の77.3%はなお大学生の期待値が高すぎるとしている。それは主に、給料、地域、個人の発展のチャンス、職位要求、業界要求、休暇要求、自分の専門に合った仕事などに表れているという。

地域的な要求
 就職する地区では、東部を重視、西部を軽視、大都市を重視、中小都市と農村を軽視する考えが少しも改められていない。45.9%の学生は下部組織や西部へ行くと個人の発展が制約されると考え、6割以上が行きたがらない。

就職するには
 今回の調査では、人のコネが最も重要だと考えている。41.6%の学生は家庭や個人の社会的関係、知人に頼むのが最も有効な求職の道だと考え、大都市の学生ではこの比率が51.3%と高い。

 今回の調査で、社会団体活動や学校が行う社会実践活動に参加すると就職にプラスの影響があることが示された。大学生の能力を鍛錬し、個人の才能を伸ばす重要な舞台として、こうした活動は学生を社会に向け、興味、技能、才能を育成するので、無視できない作用がある。





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最終更新日  2006年08月04日 06時50分41秒
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