最近の中国のニュースから

最近の中国のニュースから

2007年02月13日
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 中国の議会、全国人民代表大会の様子をテレビで見ていても、偉い人が壇上で演説をし、何千人かの委員が黙って聞いたり、メモをしたり、そんな様子をテレビがずっと追っています。

 だから、野次でも飛ばそうものなら、すぐに誰かが分ってしまいます。だからかどうかは知りませんが、野次などは聞いたことがなく、拍手があるくらいで、途中で退席する人なども見ません。(格好の悪いところは放送していないのかもしれませんが)



 これまでは、専門家が原稿を書き、30人余りの指定された発言者がそれを読み上げ、委員たちは興味を示さず、途中にお茶を飲んだり、タバコを吸ったり、トイレへ行くために出る人がいた。昨日の会議は非常に盛り上がった。面白い話には大きな拍手が、つまらない話には止めろと野次が飛んだ。

王則楚委員: 委員の中の有名人、王則楚が最初にマイクを手にし、公共政策への民衆の参加メカニズムを作ることが必要だと述べた。「住宅改革は父母の財布を空にし、医療改革は父母を早くあの世へ送り、教育改革は父母を発狂しそうにさせ、社会治安は父母を恐れさせる」と述べ、満場の拍手を浴びた。

 彼の演説は何度も割れるような拍手を受けて長引き、司会者は時間を知らせるために、「あと1分」と書かれたプラカードを出させ、やっと発言が終わった。制限時間は8分だったが、他の人も制限時間をオーバーし、何度もプラカードが出された。

李定安委員: 大学城はここ2年で10万人以上の学生を受入れ、発展が急速で、これまでの大学城建設部では対応できなくなった。計画協調委員会を作るべきだと主張、具体的な提案をした。

劉紀顕委員: 英徳、徐聞の2地方を自分で調査した結果、2006年の英徳のGDPは70億元以上で前年より25.8%伸びた、一方徐聞のGDPはその半分ちょっとしかないが、農民の平均純収入は5,000元を超え、英徳を大幅に上回った。

 現在の幹部査定の方法だと、徐聞は英徳より悪い。だが工業を始めてGDPを増やすと、環境破壊、資源浪費、工業用地が取られ、農民の収入が下がる。だから幹部の政治成績査定の指標を経済指標から社会指標に変えるべきだ。政府の誘致活動は冷静になるべきだ。

楊宏海委員: 昔は「孔雀は南へ飛ぶ」だったが、今は多くの文化人が広州を捨て、北へ飛んでいる。広東は良好な文化芸術環境を作り、芸術家たちが広東にとどまるようにしなければならない。広東は移民も多いので、「古い広東、新移民」を特徴とした嶺南文化を作るべきだ。





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最終更新日  2007年02月13日 07時13分52秒
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