最近の中国のニュースから

最近の中国のニュースから

2011年10月07日
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 昨日は人民元切り上げのことを取り上げましたが、中国経済も一部に陰りも見えるようです。浙江省の温州は改革開放で成功し、多くの億万長者を生み出しました。

 しかし最近中小企業の倒産が続き、社長さんが夜逃げしたり、自殺する例が増えているということです。温州市はすぐに暴力による借金の取り立てをやめ、銀行には資金引き上げをしないよう要請しました。

 これは温州だけに留まらないようで、最近は福建省の経営者も高架道路から飛び降り自殺したという記事もありました。低賃金に頼ったビジネスモデルが崩れているのかもしれません。



 記者は温州へ行って探訪したが、多くの小企業の経営者は「仕事をやっていけない」といい、夜逃げや自殺も一部経営者の仕方なしの選択になっているという。これらは当地の民間金融と関係がありそうだ。

 かつて奇跡と言われた温州の民営経済は最大の困難に直面している。温州にはメガネ、靴、玩具、ライターなどの世界の工場があるが、「中国鞋都」と呼ばれる双嶼村はその縮図である。

 同村には靴の会社が4,500社あり、流動人口が20万前後いるが、最盛期には6,000社、30万人以上だった。メイン道路の両側は靴会社が並んでいるが人員募集の広告はほとんどない。

 河南省から出稼ぎの王さんは、ここで3年になるが、金融危機以降、毎月のように靴工場が閉鎖になるが、一般に数百人の小さな工場だという。ある企業責任者は、労働コストの上昇、銀行から融資を受けられないことが非常なプレッシャーだという。

 ここには「正得利」という靴会社があったが、今は扉が閉ざされている。9月27日、社長が飛び降り自殺した。社員は2,000人あまり、給料もきちんと支払われ、事前の兆候は何もなかったという。

 多くの元社員が、飛び降り自殺は高利貸しと関係があるという。銀行が金を貸さず、高利貸しから借りていたが、支払いを迫られてどうしようもなく自殺した。だが賭博と関係があるという人もいる。





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最終更新日  2011年10月07日 07時50分42秒
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