最近の中国のニュースから

最近の中国のニュースから

2024年07月04日
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 中共党員数は、2023年末で9918.5万人に達し、前年より114.4万人増えました。大専以上卒の党員が5578.6万人で、党員の56.2%を占め、高学歴化が進みました。7月1日が創立記念日でしたが、下層党員は次のような挨拶を喜ぶのでしょうか。

北京市幹部が党創立記念日に基層党員を慰問
 党創立103周年を機に、市委幹部は連日郷村や社区へ行き、基層党員を慰問し、全市のあらゆる戦線で奮戦している党員に、祝日の挨拶と心からの祝福を伝えた。

 「各級党組織と党員は、習近平の新時代の中国の特色ある社会主義思想を徹底的に学習貫徹し、中国式現代化の北京版建設のために努力し、素晴らしい成績で新中国建国75周年を迎えよう」

 日本の情報産業は「GAFA」のデジタル小作人と言われるようですが、中国はここ10年の生成AI特許の出願は世界の7割を占めるほどで、自力で立ち向かおうとしています。

 スマホのOSはアンドロイドとアップルがほぼ独占していますが、中国では独自OSの開発に取り組み、その一つが華為のハーモニーOS(鴻蒙)で「純血」のOSと呼んでいます。​​

 外国のプログラミング言語などに頼らない「純血」のHarmonyOS NEXTのベータ版が数日前に開発者と先駆者ユーザに提供され、開発は最終段階に入り、今年第四四半期には商用化される。

 スマホでアプリを利用するには、データのプライバシーの問題が大きかったが、プライバシーとセキュリティの問題解決がハーモニーOSの特徴の一つである。

 通話記録、短信、電話などの8種類の合理的でないプライバシーデータの取得権限をなくし、根本的にプライバシー漏洩のリスクを軽減し、プライバシーの管理権限をユーザに返す。

 例えば、スマホであるアプリを使っている時に、パソコンに近づけると、そのアプリのアイコンがパソコンのショートカットバーに自動的に表示され、それをクリックすれば、そのアプリをパソコンでも使用できるようになる。

 長年、アンドロイドとアップルがモバイルのOSの絶対者だったが、最新データによると、ハーモニーOSの中国でのシェアは2023年第一四半期の8%から、2024年の第一四半期には17%に上昇し、iOSは20%から16%に減少し、中国市場で初めてiOSを抜いて、2位のOSになった。

 先日の華為開発者大会で、華為はすでに5000のアプリがハーモニーOSに参加し、すでに1500以上が販売されていると発表したが、その中には支付宝、京東、美団などの主流アプリがあったが、国民的アプリ微信(WeChat)の名は含まれていなかった。

 記者が騰迅のカスタマサービスに、微信はいつハーモニーOSに対応するのか聞くと、華為に開発で協力しているが、巨大なシステムで、機能に違いがあるので、もう少し待って欲しいと答えた。

 華為の董事長は今年4月、ハーモニーOSのネイティブアプリ環境を作ることが2024年の最も重要なことだと述べた。2024年中に、中国市場でユーザの使用時間が99%を超える5000のアプリをハーモニーOSに移行したいという。

 自社開発カーネルを基礎に、アンドロイドと互換性がないことがハーモニーOSが「純血OS」と呼ばれる所以である。だがアンドロイドのユーザは多く、ハーモニーOSとアンドロイドの間で便利に切換え、移行ができなければ移行をためらうだろう。

 SNSの書き込みには、「アンドロイドのこれまでのゲームアカウントが取り消されるのか?」「海外のアプリは多くがアンドロイドで動いている、もし外国へ出たら、ハーモニーOSは使えなくなるのでは?」などの心配がたくさん書かれている。

 工信部の専門委員劉興亮は、「成熟したシステムにはハード、ソフトの広い協力が必要で、今後は中小開発者のサポートが重要になる。人材不足がまだ多くのアプリケーションをサポートできていない原因で、人材育成のための長期的な投入が必要になる」





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最終更新日  2024年07月04日 07時35分49秒
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