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演じている2人がニヤニヤしていると、こちらまで恥ずかしくなってしまいます。これって、バクラさんが役得でちょっとくらい遊ばせてよということだったのかなあ。まあ、大目に見てあげましょう。(笑)タイトルは「素早く、静かに、徹底的に」という、海兵隊武装偵察部隊のモットーから来ているのですね。セバスチャンが言及した「狼よさらば」は昨年ブルース・ウィリス主演でリメイクされたのですね。それを念頭に置いたセリフだったのかしら。クリアウォーター地区のバーで、海兵のタトゥをした男が暴れまくり、店主を殺し、客に怪我をさせた。男は素手で6人と戦ったといい、店主の銃で撃たれたのか、血痕が見つかった。その血液からジョン・ブロセット軍曹の名前が上がる。ブロセットは高度に訓練された武装偵察隊のリーダーだった。バーの店主ヘイズは、ブロセットに拷問されたのか、指を一本ずつ折られ、腕も複雑骨折していた。残忍に痛めつけられ、死因は首を締められたことだった。ヘイズにはかなりの犯罪歴があるが、犯行の形跡を隠そうともせず、ブロセットはPTSDの影響下にあったのか。ブロセットはハイチ出身で、大地震の後に妻とアメリカに移民し、海兵隊に入隊した。妻は移民支援グループで働いており、今日はオークデールに出張予定だという。ブロセット夫妻が住むクリアウォーター地区は、カタリーナ台風のあともまだ復興が遅れていて、地元を取り締まる警官もいない。犯罪が横行する地域で、ブロセットは警官に代わって地元民を守っていた。むしろ、聖人扱いされているという。パーシーは、ヘイズが2日前に現金1万ドルを預金したという情報を掴む。パットンは店内の暴行を撮影した映像を見て、ヘイズの口の動きを読む。「エメラルド質店しか知らない」というヘイズの言葉を聞くと、ブロセットは店を出ようとしたが、ヘイズに銃弾を撃ち込まれて、反撃し殺した。NCISが質店に向かうと、店主のレズニックがブロセットに襲われているところだった。店に飛び込み投降するように命じるが、ブロセットは捜査官たち4人を投げ飛ばし、逃げ出していく。レズニックもまた店から姿を消した。プライドはNCISに致命傷を与えなかった。今の所、妻のエミリアとも連絡が取れない状態だ。JAGの法務官であり、地区検事補であるリタがプライドに連絡をよこし、NCISがブロセットを逮捕できていない事をハミルトン市長が記者会見で批判したという。市長は検事局に捜査権を移すよう依頼した。プライドは市庁舎に出向き、クリアウォーターから警官を引き上げさせたのはハミルトンの差金だと非難する。ハミルトンは市の財政を考えての選択だと答えるが、プライドがあくまでもハミルトンをガルシア殺害の黒幕と見ていることに、証明してみせろと強く出る。質店を調べていたラサールは、動物用の鎮静剤が大量に保管されているのを発見する。レズニックの親戚が動物病院に勤めていることから、レズニックがそちらに現れるのではないかと考え張り込む。思ったとおりレズニックが現れ、レズニックを追ってブロセットも姿を表す。今回は重装備でブロセットを捕らえると、ブロセットは妻がさらわれ、早く見つけないと二度と会えなくなると訴える。一昨日帰宅した時に妻の姿がなく、仕事先などに問い合わせても誰もしらないという。警察に相談しても、48時間たたないと捜索はできないと断られた。実はクリアウォーターでは、若い女性移民が姿を消すという噂があり、警察は市民権のない移民を積極的に探そうとしない。ブロセットは、目撃された車の情報からヘイズに行き着き、レズニックの名を知ったという。レズニックは、裏稼業で「荷物」を預かり洗って、写真を取るという仕事をしているという。その時に動物用の鎮静剤を使うが、依頼してくる相手は直接顔を合せることもなく、黒幕が誰かは知らない。背後に人身売買の組織があり、誘拐された女性は船で海外に運ばれるという。エミリアは間違って捕まったのだろう。緊急を要するが、そこにリタが警察官とともにやってくる。ブロセットを逮捕したと知り、ハミルトンから直々に送り込まれたという。この後、ハミルトンは記者会見する予定だというが、プライドはエミリアを始め、誘拐された女性を救うために12時間猶予をくれとリタに頼む。プライドはリタを押し切り、ブロセットに協力を求める。レズニックの連絡先にブロセットが妻を買い戻したいと連絡を入れ、呼び出させる。NCISが張り込んでいる中、ブロセットの前に組織の男たちが現れる。しかし、取引は罠で、犯人グループとNCISの間で銃撃戦になった。エミリアの姿は見つからず、ブロセットもまた負傷した。ブロセットは逮捕され、刑務所の病院で手当を受けることになったが、ハミルトンとプライドの関係は最悪となった。人身売買の捜査はNCISの管轄外で、捜査を続けるのなら合同捜査の手続きを取るべきだ。ハミルトンは、ブロセットをすぐに引き渡さなかったことで、プライドを法廷侮辱罪で訴えると脅す。プライドはハミルトンとの因縁の対立にリタを巻き込んだ事を謝罪する。リタはなぜハミルトンがプライドを目の敵にするのか、気になって調べたという。ハミルトンはクリアウォーター地区の住宅建設計画を棚上げにし、密かに中止にしてきたという。今回ブロセットがクリアウォーターで騒ぎを起こすことは、秘密を探られることになり、何としても阻止したいのだろう。ブロセットとの取引に現れた男たちは、ブルガリアの組織犯罪に関与したギャングだった。ラサールは、自分たちでかたをつけるという。港で昨夜、貨物を積み込み出向した船があり、埠頭を借りているのがブルガリアの犯罪組織と関わりがあるドラガノフだとわかる。先程、ボートで海に出たと分かり、プライドらは沿岸警備隊と連携し、ドラガノフを追う。しかしすでにドラガノフのボートは公海上にあり、強制逮捕はできなかった。プライドは沿岸警備隊を下がらせ、ドラガノフのボートに乗り込むと船の行き先を問う。答えようとしないドラガノフをプライドは海に突き落として、ボートを奪って走らせる。さすがにドラガノフもプライドの強引さに負け、船の名前と行き先を吐く。沿岸警備隊は船に追いつき、積まれていたコンテナの中から、エミリアや多くの若い女性を助け出す。ドラガノフに対するプライドの暴力は、プライドは誰も信じないだろうという。ブロセットの罪状も、リタが少しでも下げるように計らうという。胡散臭い事が多いハミルトンも、ガルシアの殺害については、プライドは絶対に見逃せないという。リタは、何年経ってもプライドには変わらない正義感があるという。かつてはリタとお互いの立場で戦ったが、リタもまた、正義を求めてニューオーリンズに戻ったのだった。いよいよ、ハミルトンとの対決が見られるのかという成り行きですが、それよりもプライドが元カノのリたにデレデレなのが気になって、それどこじゃない。プライドは浮かれていて大丈夫かというところですが、バクラさんのおうちでも、ああやって料理を作って「あーん」なんてやっているのだろうか。アツアツの夫婦仲なんだろうな。一方、ラサール以下、今週は全員揃って仲良く打ち上げをしているのが楽しかったです。セバスチャンのキツイコロンだとか、パットンと狭い作業部屋を自分の部屋だと取り合っているだとか、実に愉快です。プロセットは見捨てられた人たちの守護天使となっているところは良かったけれど、あれでは歩く凶器ですね。海兵隊も不名誉除隊されるかも?いくら妻のためとはいえ、正当防衛が認められるかどうか微妙。それにしても、ルール無用のプライドのドSぶりにも、驚くばかりでした。どんどん、ホレイショ化していく。
April 30, 2018
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『探偵フォーネル』小粋なタイトルなのに、まんま、ネタバレの邦題ですね。とにかく、今シーズンの継続ストーリーがやっと本格的に取り上げられるのが楽しみ。やっぱりギブスにはフォーネルがいないとなあ。国防総省に勤務するジェームズ・ウィリス中佐が1週間前に失踪し、盗まれたバンに積まれたドラム缶の中から、遺体で見つかった。頭を撃たれており、死後1週間ほどだという。元々、この車は盗難届が出ていたが、スーパーの駐車場でダンカンという男が盗んだという。男はドラム缶の事は知らないという。ウィリス中佐の妻サラによると、ウィリス中佐は仕事にでかけ、重病の義母の見舞いに行った後行方不明になったという。その後、警察や海軍、私立探偵にも助けを求めたが、誰も夫を見つけてくれなかったと肩を落とす。リーブスは、夫の消息を尋ねてきた私立探偵の名刺を受け取り、ギブスに手渡す。ギブスはヒックスの裁判で、フォーネルに不利な証言をしてから、フォーネルを避けてきた。フォーネルは裁判後、FBIをクビになったが、現在は私立探偵になっており、ギブスは驚く。フォーネルはウィリス中佐が借金を重ね返済が滞っているため、調べるように依頼され、調べていたという。自宅を訪ねた時は、妻から中佐が失踪しているのを聞いたと言い、これまでの情報をNCISに提供するという。ギブスは嫌な顔をするが、ヴァンスはフォーネルの関わりを認める。ギブスの代わりにフォーネルの「オフィス」を訪ねたマクギー、ビショップ、トーレスはフォーネルが生き生きとして、最新鋭の機材を使いこなす事に驚く。ウィリス中佐は機密を扱う仕事をしていたわけではなく、どちらかというと真面目、それなのに金に困っていた。先月、DCの飲食店で同僚の海軍中佐と喧嘩をしているところが録画されていた。同僚はショーン・エヴァンス中佐で、現在USSフーヴァーに乗船している。フォーネルの身分では面会できないので、NCISに頼みたい。しかし、ギブスはなぜかフォーネルと関わろうとしない。証言で正しいことをしたのなら、なぜ自分を避けるのか。フォーネルは現在、満足して仕事をしていて、ギブスを恨んでいるわけではないのに。ギブスはスローンに、ヒックスが犯人だと確信し、フォーネルに嘘を着いているような気がして、気まずいと説明する。フォーネルを守るため、ヒックスを逮捕するまでは、このままフォーネルには真実を伝えないつもりだ。スローンはヒックスの監視を続けているが、担当弁護士のジェシカに会って情報を得るつもりだという。検視により、凶器は380口径の銃で、1発で致命傷を与えていたことがわかる。ウィリス中佐が入っていたドラム缶には、4リットルほどのアルカリ液があり、足の先が溶けていた。しかし、もし遺体を処理するためだったらこれは少なすぎる。パーマーは、ウィリスが趣味で養蜂をしていたという。エヴァンス中佐は、ウィリス中佐とはアカデミー時代から一緒で、兄弟のような間柄だったという。喧嘩をしたのは、彼の母親が珍しいガンで最新の治療を試したせいで治療費に困っており、8,000ドル貸したのに返せないと言われたことが原因だったという。しかし、その金は2週間前に返してきた。ウィリスを殺すはずはないという。アビーは、ドラム缶の中に入っていたタオルの布は、殺害現場の掃除のために使われていたという。ウィリス中佐を死亡させた銃弾は、他にも2件の殺人事件で使われており、いずれも処刑スタイルで殺されていた。犯人はプロの殺し屋か。ウィリス中佐は半年前に、ねずみ講を仕掛けた容疑でアルバート・ハサウェイの裁判の陪審員長を勤めた。ハサウェイは、有罪となり現在刑務所に入っているが、NCISに対して、ウィリスのことは覚えていないという。アビーは、遺留品のタオルの素材と、付着していた洗剤を特定する。それらを使っている犯罪現場清掃会社があり、ウィリス中佐が死亡した日に、従業員のバレット兄弟が欠勤していた事が判る。マイケルとジョーイの兄弟は、業務用の機材がなくなっていることから即日クビとなっている。NCISが兄弟が良く通う店で張り込んでいると、2人が現れ、情報を聞き出して控えていたフォーネルが逮捕に協力する。兄弟は、殺し屋から現場の後始末を頼まれたと明かす。ウィリス中佐については、ホスピスの裏で遺体が捨てられていたのを処理したという。川に捨てるつもりだったが、次の依頼と2人分併せて捨てると言うので、ギブスは次の依頼はいつなのかと問う。2人は生活をしているモーテルの固定電話に依頼者から連絡があるというので、ギブスとビショップがモーテルに向かう。すると、先にフォーネルが待機していた。ヴァンス局長の許可を得たという。気まずい雰囲気に耐えられず、ギブスはフォーネルが正しかったと認める。それならば一緒にヒックスを捕らえようというフォーネルに、お前を守りたいんだというギブス。ヒックスの事は俺とスローンに任せろと言うと、フォーネルは私を信じられないのなら、自分もギブスを信じられないと言ってモーテルを出ていく。殺し屋からの連絡があり、NCISはパトリス・ジャンセンの自宅に向かう。パトリスもまたハサウェイ裁判の陪審員だった。たった今、海外から戻ったばかりというパトリスの家に向かうと、殺し屋は闇に隠れていた。ギブスが殺し屋を倒すが、帰宅したパトリスがハチのペンダントをしているのを見て、ギブスはウィリスとパトリスの関係を疑う。長期間陪審員として顔を合わせているうちに、既婚者のウィリスとパトリスは親密になってしまった。殺し屋はドミニク・マレッキーで、通信履歴などを調べ、依頼したのがサラと判る。サラは義母のために、夫が金を使い果たした事に腹を立てていた。しかも、パトリスと不倫関係になった夫へも不満が募り、保険金を受け取る権利は自分にあるという。ギブスはヒックス逮捕でフォーネルと協力することにする。スローンは友情を利用しようとしたと言われ、ジェシカと険悪な雰囲気になったが、ジェシカもスローンから言われて、自分なりに調べ捜査から降りることになったという。その理由は言えないが、スローンには捜査を続けて欲しいという。そういって、スローンの目の前で車に乗り込んだジェシカだったが、ジェシカの車が爆発した。To be continued.....一時期、本当に身体が悪いのじゃないかと思っていたフォーネルが、元気いっぱい、犯人を走って追いかけるのを見て、ホッとしました。ヴァンスから「夫婦喧嘩はかってにやっていろ」と言われたり、ギブスが露骨にフォーネルを嫌がったりしているのが楽しかったですね。絶妙のコンビネーションで、フォーネルもイヤミたらたら。極めつけは「フォーネル、ステイだ」と言われて、「俺はプードルじゃないぞ」というところ。爆笑しました。フォーネルはFBIにいた時よりも、私立探偵としてNCISに関わる方が楽しいシーンが期待できそうですね。ビショップたちも、2人の濃い会話には参加できないとよく分かっている。そのくせ、自由になったフォーネルの最新式ディスプレイにマクギーが羨ましく思っているところなども、変化があって楽しいです。ヒックスはスローンの尾行について分かっているだけでなく、自分の身に何が起こっているのか、抜け目なく知っているという事ですね。ジェシカの車に爆弾を仕掛けるとは、大胆な犯行です。これはもう、ギブスへの挑戦と捕らえられ、フォーネルも加わって、なんとしてでもヒックスを追い詰めて欲しいです。久しぶりにやっと出てきたリーブスですが、相変わらず外回りはさせてもらいないのですね。一方、パーマーくんはすっかりダッキーのお株を奪って、物言いがダッキーとそっくり。実に楽しいです。まあ、たまにはダッキーにも顔を出して欲しいですけどね。
April 27, 2018
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ゲストの名前にブルック・シールズを見て、どんな役だろうとドキドキしながら見ていました。そして、こちらもまた、実の旦那様の登場。トレヴァー、久しぶりですね。今シーズンはノア絡みで前のストーリーを掘り起こそうとしているようです。ホテルの客室から悲鳴が聞こえたという通報があり、警官が入ると、血まみれのベッドに切り取られたこう丸があった。凶器のナイフは洗面台に放置され、SVUが周辺を探すと、ジェイソン・カーが倒れていた。血中アルコール値が高く泥酔状態で、抗不安薬を服用していたようだ。通報したノラ・ゲイレンによると、友人を訪ねてホテルに行ったが、廊下を歩いていて男女の口論が聞こえ、気になって通報したという。部屋を予約していたのは、ジュリー・ウェイドで、昨夜は恋人と自宅にいたという。自分名義のクレジットカードが使われたことについては、落としたようだという。意識を取り戻したカーは、バーで出会った女性と話が盛り上がり、彼女の部屋に誘われ酒を飲んでいる時に、良い雰囲気になったが後は覚えていないという。カーにジュリーの写真を見せると、知らないという。バーで出会った女については情報がなく、カーの下腹部を切り取ったということは、セックス絡みの報復と考えられる。カリシがホテルの監視映像を調べると、通報の2分前にジェリー・ウェイドがホテルにいたことが判る。ジュリーを任意で聴取すると、嘘のアリバイについて、曖昧な答えを続け、真実を話そうとしない。凶器のナイフには、ヘルズキッチンのステーキ店のネームが入っており、マネージャーに聞くと、カーについては知らないが、ジュリーは昨夜常連のイブリン・バンディと一緒だったという。食事の支払いをしたのは、ノラ・ゲイレンでカーを巡って、3人が知り合いだったことになる。ノラもまた、なぜホテルに行ったのかはっきり話そうとせず、イヴリンについてはジェリーに紹介されたという。しかし、イブリンはすでに署に呼ばれており、ノラは知らないふりをしていた。イブリンも、ノラたちとバーで出会い、カーのことは知らないというが、抗不安薬を飲んでいるという。背景を調べると、やはり彼女たちは同じ高校の出身で、文学部で3年生と2年生だった。その文学部の指導教官がカーだった。カーは3人の事を問われても、もう関わりたくないという態度で、事件を忘れようとしていた。すでに失われた部分の再建手術やホルモン補充の治療を受けているという。SVUは口を割らない3人を理由をつけて逮捕し、同じ房に入れて様子を見ることにする。オリビアの虐待容疑は潔白が認められて検察は捜査を打ち切った。しかし、ノアを養子にしたときに関わった弁護士トレヴァー・ランガンがオリビアを訪ねてきて、ノアの実母エリーに死んだはずの母親が生きているという。シーラ・ポーターは私立探偵を雇ってエリーを探す間に、ノアの存在を知って、オリビアの養子縁組を無効にするよう申立をしたという。オリビアは、エリーの言葉を信じており、母親の確認はしなかった。トレヴァーは、ノアの養子縁組を守るために共に闘おうという。ノラ、ジュリー、イブリンの3人は、話し合った上、SVUに真実を明らかにすることにした。20年前、カーは高校で詩の授業を担当しており、多感な少女たちに親しく接していた。詩を褒めてもらうのは、自信になったし、好みを察してミックス・テープをくれたり、自分は先生にとって特別な存在だと思わせたという。カーはある時、イブリンにほら貝をくれて、君はほら貝のようだと言ったという。16歳の時、カーの部屋で映画を見ようと言われ初めてセックスした。断ることはできなかったという。しかし、ある日カーの方から約束をすっぽかされて自信を失った。20年ぶりにノラとジュリーと再会して、実は3人ともカーに人生を壊されている事を知り、改めてカーに会って話をしようという事になった。ノラとジュリーがカーを呼び出し、イブリンが話をしたが、カーは自分がしたことを認めず、逆に魅力的な君たちが誘惑したという。頭に来たイブリンは、飲み物に薬を入れてカーを眠らせ、ナイフを取り出した。ノラとジュリーは自分をかばっただけだという。バーバはイブリンを第一級暴行罪で起訴することになるが、カリシは3人の法廷レイプを追及したいという。残念ながら法定レイプには時効があり、起訴は難しいが、供述を始めたイブリンは、カーに別れを告げに行った時、ワインのスクリューを突きつけられ、レイプされたという。もしそれが真実なら第一級レイプ罪が該当し、これは時効がない。SVUはカーの逮捕に踏み切るが、カーの若い妻は納得しない。裁判でイブリンは、レイプされた時の証言を行うが、カーから渡されたほら貝を取り出して見せる。それを見ていたカーの妻はSVUを訪れ、自分もカーからほら貝をもらったと言い、イブリンたちが高校生の時にまとめた学生誌を持ってくる。証言でカーは、教師として若かった時に間違いを冒したことを認めるが、イブリンに強制したことはないという。ホテルでは謝るつもりだったが、いくらなんでも、身体を傷つけられ、一生子供も持てなくなったことは、あまりにも酷いと訴える。バーバは、学生誌の中に「栓抜き」というタイトルの詩があったという。それはレイプされたイブリンの心の叫びを綴ったものだった。しかし、バーバ本人も、気の毒な状況になったカーに、男性陪審員が同情しているので、司法取引を持ちかけようかと考えていた。オリビアは、レイプされた女性たちを代弁するのが私達の仕事だと言って、励ます。最終弁論で弁護側は、イブリンが受ける罰とカーが受けた罰が釣り合わず、不公平だという。バーバは、「相応の罰」というのなら、イブリンも体の一部を切り取られるのかと訴える。もし、そうなれば裁判所はいらなくなるではないか。バーバの熱のこもった訴えが通じたのか、カーは第一級レイプ罪で有罪となった。自宅でノアに絵本を読んでいたオリビアの前に、シーラ・ポーターが現れる。うーん、ブルック・シールズはノア祖母だったか。オリビアが戦う相手としては、不足はございません。(笑)この前のNCISでもそうですが、血がつながった親族がいれば、そちらが子供を引き取るのが普通ですよね。せっかく、ここまで愛情を込めてノアを育ててきたオリビアにとっては、これはショック。「あなたがミスしたんでしょ」って、ここは家庭内の雰囲気が少し漂っていましたが、オリビアのために頑張るよ、というのは心強いですね。かといって、オリビアがトレヴァーと一緒になるのはご法度です。トレヴァーはタキシード仮面みたいな存在ですから。ストーリーは、実際の事件から拾ったのかな。復讐のために身体のどの部分を傷つけたら、一番ひどいのか、という感じで話が進んでいましたけど、男性には特にセンシティブな話題だったのでしょうね。個人的にはナイフをレストランから持ち出していた段階で計画的だったし、罪は重いと思いました。ただ、姪がいるというカリシが彼女たちの心の叫びを真摯に受け止めて、法定レイプに持ち込もうとしたのは良かったなと思いました。いつも思いますが、夫が犯罪者だと知った時の奥さんの心変わりがはっきりしていますね。ほら貝に例えられて、うれしいと思う感覚は私にはないです。内側はピンクやオレンジて、何かいやらしい。もっと他に少女を引きつけるものはなかったのだろうか。演技過剰なバーバが見ものでした。
April 27, 2018
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盛りだくさんの内容で、一方は法に守られて何が正義だという話をしながら、もう一方ではレッドがユーモアと友情に溢れるストーリーを進めていくところが、やっぱり「ブラックリスト」らしいかな。「見えざる手」というタイトルですが、敵の姿は見えてきましたね。リズの前にシングルトン刑事が現れ、トムの遺品を返却するという。ナヴァーロの家で押収された血の着いた布が証拠保管庫から盗まれた件で、シングルトンはリズがナヴァーロを殺したと言う。引き取った遺品の中に鍵があり、トムの鞄を開けると、トムが何かを調査していたノートが見つかる。そこにあった「オリアンダー」という名前について、リズはクーパーに答えを求める。クーパーによると、冷戦中に活動したソ連のスパイの名前だという。アメリカにいると言われ、数年前にCIAが該当する男性を調べたが、オリアンダーとは確認できなかった。クーパーはもしこの男を追うのなら、用心したほうが良いという。ニューヨーク州の化学工場跡地で埋められた遺体が見つかる。この地域はエイトリア・ケミカル社が汚染物質を垂れ流し、現在は汚染地域として立ち入りが制限されている。遺体は安い銃を供給することで批判されていた、バリスティック・ナイン社のオーナー、ティム・ゴーマンだった。レッドは犯行は「見えざる手」という、自警団のような過激派グループだという。犯罪者を罰するというよりも、法律では違法ではないが、人道的に非難されるような人物を殺害しているという。遺体発見現場は、おそらく他にも殺された被害者が埋められているのではないかという。地元警察の捜索で、9体の遺体が見つかった。そのうち、4名について身元が確認できており、ティム・ゴーマンの他に、薬品会社のラルフ・エリス、引退した判事のウェイバー、そして弁護士のフリンという。「郵便局員」と言われる、アンソニー・パグリアロがレッドを訪ねてくる。配達ルートの中で、ドラッグの拠点を見つけ、コカインの入った小包を盗んだという。すると、翌日にビッグ・ウィリーという男が、ブツが届かないと言っていた。つい、別のディーラーに盗まれたのだろうと言って、モモ・マリネロの名前を言ってしまった。その結果、モモから命を狙われているという。アラムは遺体発見現場近くを撮影した画像を調べ、防護マスクなしに歩いている男の姿を見つける。この当たりは、マスクなしには危険だ。アラムはさらに、フリン弁護士とウェイバー判事に共通点を見出す。フリンはエイトリア社の顧問弁護士で、ウェイバーは汚染地区の裁判を担当していた。2人は同じ裁判で顔を合わせているが、その裁判は非開示になっており、15年前に原告が情報開示を求めていたという。その原告がスティーブ・アルトマンで、画像に映っていた男だった。アルトマンの両親は汚染物質が原因と考えられる病気で死亡しており、アルトマンの最近2年間の記録が見当たらない。おそらく、誰もいない実家に戻ったのではないか。リズはドミニク・ウィルキンソンという男性を訪ねる。ドミニク(ドム)は、自分はソ連の元スパイではないと言い、ソ連の情報庁でシステムアナリストをしていたと認める。冷戦後にアメリカに渡り、亡命を認められここに住んでいる。リズの目元が知り兄に似ているというので、リズはカタリーナ・ロストヴァを知っているのかと問う。ドミニクは同じ職場でカタリーナを見たことがあるという。小さいマーシャもその時に見たという。リズはレディントンとの関係を尋ねるが、ドミニクははっきり答えず、カタリーナの死についてについても曖昧な答えをする。レスラーとナヴァービは、アルトマンの故郷ブレンフォードに向かう。アルトマンの姿はなかったが、家の中に高度な追跡装置があった。それによると、とあるホテルに監視対象がいるようだ。滞在している階まで分かり、元エイトリア社の専務だったアナ・ホプキンスが出張でアメリカを訪ねている事がわかった。アルトマンはアナを次のターゲットにしているのか。FBIがホテルに連絡を入れると、アナから問い合わせがあり、警備員が部屋に向かったという。しかし、「見えざる手」の仲間が警備員を装ってアナを誘拐するところだった。FBIは、アルトマンらと撃ち合いになり、そのうち女性メンバー2人を確保する。ソフィーは幼馴染6人が「見えざる手」のメンバーで、自分たちの町が汚染され、家族や大切な人々が死んでいくのに、裁判で誰も罪に問われなかったことから、フリン、ウェイバー、アナを生き埋めにして罰しようと考えたという。しかし、アルトマンはそれ以外の罪を逃れている犯罪者たちを殺していこうと言い出したという。アナを生き埋めする場所は分かっており、レスラーらが急行する。アナは埋められたばかりだったが、FBIが到着して救い出され、レスラーはアルトマンを逮捕する。アルトマンは自分も親と同じ骨肉腫で2年の命だという。冒した罪については、否定せず、むしろ自分たちの活動は伝説となって生き続けるという。レッドはアンソニーを連れて、ビッグ・ウィリーのドラッグ工場を訪ねる。事情を話し、モモは許してやってくれというが、すでにモモは捕らえられ殺されていた。そこに、モモの組織が報復にやってきて工場が襲撃される。アンソニーと逃げ出したレッドは、生き延びたビッグ・ウィリーを呼び出し、アンタッチャブルなナッシュ・シンジケートを倒すために、ビッグ・ウィリーの経験が必要だという。ナッシュ・シンジケートが扱うブツはなぜか差し押さえられず、どうやら警察が関わっているらしい。ドミニクはレッドに、リズが来たことを伝える。オリアンダーはドミニクのことだった。30年ぶりに会ったリズについて、彼女にも自分の祖父を知る権利はあるという。FBIとの銃撃戦で怪我をしたボビーに、レッドが聞きたいことがあるという。アルトマンが持っていた追跡装置を組んだトイメーカーの情報だ。リズとレッドは、ナヴァーロの義眼を作ったのがトイメーカーだと知り、会いに行く。トイメーカーこと、クリーブランドは、ナヴァーロの義眼を手始めに、最先端の監視システムを依頼したという。彼らはまるで刑事のようだったという。リズは、トムを殺した犯人は同業者らしいので、自分もFBIに復帰してチームの力を借りたいとクーパーに申し出る。クーパーはリズの復職を認める。レッドはアンソニーに優しかったですね。リズはなぜオリアンダーについて、レッドに尋ねなかったのだろうと思いましたが、まあ、尋ねたらきっとレッドは教えてくれなかったでしょうね。すっかり忘れていましたが、ドムはリズの祖父、カタリーナの父。キャプランも知らないドムの存在はレッドの最後の寄りべですよね。(The Blacklist 4 #88 Mr. Kaplan)レッドがひた隠しにしたいのは、ドミニクと自分との関係か、カタリーナの生死か。やっぱり、あのスーツケースの遺体はカタリーナなのかな。一方、レッドがドラッグに商売の手を広げるのには、汚職警官と関わる組織を潰すことによって、彼らをあぶり出したいからか。レッドはトムを殺した犯人の見当はついているということかな。クーパーはリズの個人的リベンジをチームとして支えるというのですから、レッドも入れて総力戦で戦うことになりそうですね。とりあえず、シングルトンからリズがヤバイという警告がガルヴェイに届いたので、リズが危ないです。ところで、トムのノートに挟んであったのが、広島から因島あたりの時刻表でしたね。なぜ?気になる。この先も出てくるのでしょうか。
April 26, 2018
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「やっぱりそうだよね」と思いながらも、全体を覆う緊張感がたまらない。いい具合にリアル政権と重なるところもあり、今シーズンは良いと思います。うん。FBIと地元住民との衝突で、双方に19名の犠牲者が出た。そのうち3名は子供だという。リッチモンドでは、政府に対する市民の怒りが増し、険悪な雰囲気になっている。ソールはオキーフに、この騒動を収めることができたのに投降しなかったという。オキーフは誰も自分の言葉に耳を貸さず、人心を操るような余裕もなかったというが、反省の様子もない。ホワイトハウスでは、キーン大統領に事態の報告が行われる。衝突はやむなかったという意見に対し、ソールは他国の関与があるのではないかという。オキーフはJJが死んだというフェイクニュースとは無関係と思われ、情報戦が仕掛けられているのではないか。ウェリントンは、今夜リッチモンドで犠牲者を悼む追悼式が行われ、その後議事堂の前で数千人規模の集会が開かれる事の方に、危機感を持っていた。下手に対応すると、今回の騒ぎが全州に飛び火するかもしれない。キーンは地元警察任せの警護ではなく、政府として対策を打つという。ソールは一人、ある場所へ向かう。キャリーはウェリントンがシモーヌを使って、マクレンドン将軍を殺害したと考え、かつての中東での仲間を集めて作戦を実行することにする。シモーヌを脅し、5万ドルが殺人の報酬では安いと言ってウェリントンとの繋がりを確認するつもりだ。リッチモンドでは群衆が暴動を起こすのを防ぐために、SWATや人質救出部隊などが配置されるという。キーンは州兵の投入を考えるが、ウェリントンはかえって地元の反発を招くと乗り気ではない。教会で行われる追悼式で、追悼されるのが14名と聞いて、キーンは殉職したFBIの遺族も参加してほしいと考える。キーンは死亡したFBIのグッドマンの妻を訪ね、追悼式に参列して欲しいと頼む。グッドマンの妻はそんなことをすれば、人々の憎しみを煽るだけだと尻込みする。しかし、キーンは今は夫をなくして耐え忍ぶ妻の姿が必要なのだという。ソールはワイオミング州の山の中で亡命生活を送る、イヴァン・クルピンを訪れる。ドイツでCIAに亡命を求めたイヴァンは、今は静かな生活に満足しているようで、キラ・コリガンという女性と同居していた。ソールはロシア国営テレビが、ウクライナ兵が分離主義者の子供に残虐行為をしたというフェイクニュースを流し、その結果ロシアのクリミア侵攻を正当化した件が、JJが死亡したというフェイクニュースで衝突が起きた手口と似ているという。イヴァンはその件でロシアの情報局が関わった事を認めるが、アメリカの国内対立を煽ることまではしないだろうという。ウクライナの件を指揮したグロモフという人物がいるが、今回のような騒ぎを彼一人が起こすのはできないだろう。イヴァンは国内の危機は国内の危機でしかないという。帰路についたソールは、イヴァンの監視と同居するキラの身元を調べるように命じる。追悼式はテレビでも中継され、ホワイトハウスでも様子を見守る。最低限暴動に備えることにするが、教会内でグッドマンの妻ら、FBI側の犠牲者の家族が教会に到着すると、参列する人々の口から「お前たちのくるところではないと」、厳しい言葉が浴びせられる。その時、夫を亡くしたエルキンス夫人が席を立ち、グッドマン夫人らを受け入れて、会場内は鎮まる。キーンはこの後に放送する大統領メッセージにこれを使おうという。キャリーとダンテのチームは、シモーヌが働くオフィスを見張り、終業後シモーヌが一人になるのを狙って侵入することにする。車が故障したと思って、オフィスでサービスを待つシモーヌに、男たちが襲いかかり、殺人の報酬の残りを渡すように脅す。シモーヌは5万ドルがマクレンドン暗殺の金だったと認めて、マックスはバッグに通信機を忍ばせる。シモーヌはタクシーを呼ぶことなく、外に出るとバーの中に入っていく。仕掛けた通信機が壊れたと知ったキャリーは、自分がもう一度デバイスを仕込むと言って、車を降りる。トイレ内でシモーヌの鞄にペン型の通信機を入れることに成功したものの、その後シモーヌは配車サービスを呼んでその車の中に鞄を置き去りにしてしまう。キャリーは今すぐに鞄を取り戻さなければという。シモーヌはバーでウェリントンに電話をかけ、今すぐ会いたいと言っていた。配車サービスの目的地はウェリントンの家で、ダンテは今日の成果で十分にペイリー議員を動かせるという。キャリーは納得してダンテと別れるが、その後、ウェリントンの家の中を監視していたマックスは、シモーヌとウェリントンの間に、金の話など一切なく、ただ会いたかったといって2人はセックスしているだけだという。キャリーがウェリントンに固執するのは、体調悪いのか、しばらく現場を離れて勘が鈍っているのかということなのでしょうが、普通に考えてもウェリントンの立場でそんな露骨なことはしないと思いますね。むしろ、政権をまともに機能させようと、そればかり考えている。ところで、キャリーが声を掛けると、集まってくるメンバーて一体どういう人達?カラチの時に、こんな事をしたよねって、外国で誘拐したり拷問したりしていたのか。アンソンは失業していると言っていましたが、政権が変わって、今は諜報部門にお金が回ってこなくなったということでしょうか。ダンテもやりたくて今の仕事をしているわけではなく、キャリーと再び組んで嬉しくてたまらないという感じ。アンソンとも寝たと言っていましたが、ダンテもきっと寝ていたんだろうなあ。そう思うと、やっぱりクィンは純粋に任務を果たそうとしていたんだなあと思います。いざという時はキャリーも止めるし、もし今クィンがいたら、こんな浮ついた作戦にはならなかったと思う、というのは私の個人的な考えです。シモーヌはウェリントンに目的を持って近づいたのか、あるいはたまたまターゲットにされて、何らかの理由で陰謀に加担する事になったのか。一方、ソールはソールで、背後にロシアがあると考える。イヴァンはベルリンでソールの情報源になったわけですね。元スキー選手だった、というのを思い出しました。こちらも、ロシアが大統領選挙に関与したという前提で、ソールはロシアがアメリカの民主主義を潰そうとしていると言うわけですが、ソールもこの道に深く関わりすぎて真実を見誤っているのではないか、という気もする。結局は、キャリーとソールが一緒でないと正しい方向へは向かないということですよね。キーンは「あなたたち、何とかしなさい」という命令するだけで、リーダーとして身を晒して危機に対処するわけでなく、エルキンス夫人の行動をちゃっかり利用している感じ。この政権は早く倒れた方が、国民のためなのでしょうか。興味深いですね。
April 25, 2018
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意味深なゲストが出てきて、プライドのプライベートをほじくり回すグレゴリオも、今回ばかりは許してやりたいです。これはもう、最初から知っている人はニヤニヤしながら見ていたということですよね。さて、ワニのいる湿地帯、ギリースーツで身を包んだスナイパー、そして非行歴のある未成年者を軍隊方式で鍛えるアカデミーと、CSIマイアミを彷彿とさせるシーンが多くて、その面でも私はニヤリとしてしまいました。結末は違いましたけどね。バーでピアノを弾くプライドの前に、久しぶりにJAGのリタ・デヴェロー法務官が現れる。機密情報を扱うノア・サンドラーが一昨日の連絡を最後に失踪したという。何か重要なことを上司であるリタに相談しようとしていたことから、リタは心配していた。プライドと2人でノアの自宅を訪れると、車がなかった。ノアのPCは中身が削除されて空になっており、まだ遺体が見つかったわけでもないのにというグレゴリオとプライドは、ノアの職場に向かう。リタは2ヶ月前に現場に戻ったと言い、ノアのことは詳しく知らないと言うが、ノアのオフィスのPCには特に変わりはないという。そのかわり、フォート・マッカーサー・軍隊アカデミーの資料が集められており、ノアはそこでボランティアで教えていることから、何か捜査していたのではないかという。アカデミーでは、未成年の犯罪者を厳しい訓練によって更生させると言い、プライドは町との関わりで重要な施設と考えているという。ノアのラップトップPCを追っていたセバスチャンは、バイユーまで辿ったという。湿地帯でノアの車が発見されたが、単独でワニ狩りをしていたのか。車に残されていたラップトップPCも中身が消去されており、おそらくこのラップトップで自宅のPCを遠隔操作したと考えられる。NCISは、湿地でワニに食われつつあるノアの遺体を発見する。死因は背中から2発致命傷を受けている。つまり殺しだ。遺体には引きずられた跡があり、犯人は遺体をワニに食わせて証拠隠滅を図ったのだろう。独自に調べていたリタがNCISを訪れ、ノアが在校生のテレンス・ルイスについて調べていたようだという。ルイスの犯罪歴は裁判所命令がなければ開示できないが、地区検事補でもあるリタに記録を調べてもらうつもりだったのではないか。ルイスについては、暴行や強盗などを繰り返しアカデミーで更生する兆しがなかったという。ルイスがノアを殺したと考えるリタに、プライドは結論を急ぐべきではないと反論する。NCISはアカデミーを訪れ、校長のウォルシュ将軍に面会する。ルイスは3週間前に無許可離隊しており、将軍自身も全ての在校生が更正して成功するわけではないと話す。さらに、在校生から慕われていたノアがルイスの事を調べていたことは知らなかったという。検視で凶器は自動小銃で、軍用のものだというが、貫通しているため弾がない。セバスチャンは現場に戻って弾を探す。プライドはルイスの上官であるマックス・カブラル少佐から話を聞く。ルイスは忠誠や秩序を守るという教えにことごとく逆らい、扱うのが難しかったという。数週間前、ルイスが起こって暴れてノアを殴った事があり、それっきり姿を消したという。セバスチャンは弾を探している時に、現場にルイスの遺体を発見する。検視で死亡したのは3週間前と言い、全身に殴られたアザが多数あった。全身や口の中からは石鹸の成分が検出されたことから、ルイスはアカデミーでいじめを受けたようだという。再びリタがNCISを訪れ、ルイスの上官、同僚などが軒並み犯罪歴があり、被害を受けたルイスの事を調べていたノアを邪魔に思った在校生や指導官たちがノアを殺したと主張する。プライドは下手をすると、学校が閉鎖され、過ちを起こした未成年者の更正の場が失われると強く反対する。リタはルイス殺害についてはJAGの管轄だと言って、逮捕状、捜査令状を取るという。ウォルシュ校長は内部の犯行の可能性を聞いてショックを受ける。まずはアカデミー内の全部の銃を調べ、凶器かどうか照合することにする。パーシーとラサールがカブラル少佐らの銃を受け取って発射検査していると、将軍の次のドーシー大佐がカブラル少佐を呼びに来る。カブラルは部下のコールに「コード18」と告げる。弾丸の照合で凶器はカブラルのものと一致し、カブラルの離隊記録が犯行時間とも被る事がわかるが、突然警報がなり、カブラルの隊が武器を持ち出してパーシーとラサールを人質にすると、食堂に立てこもってしまう。その時、SWATを伴ったパトカーがアカデミーに到着する。ウォルシュ将軍がドーシーに状況を説明を求めるが、ドーシーはカブラルに出頭を求めたら、突然食堂に立てこもったという。到着したリタは、プロトコルでSWATを伴っているが、アカデミーで起こっている立てこもりに、SWATを配置させることにする。ドーシーは自分が部下を説得すると言い、食堂に向かう。ロレッタはルイスが全身を殴られた12~15時間後に頭蓋骨に致命傷を負ったという。その傷からは、200年前の木片と黒色火薬が検出された。プライドは校長室に飾ってあるヴィンテージの銃が1丁なくなっているのに気づく。この部屋に出入りできるのはドーシーで、ドーシーは全校長の後釜を狙っていたのに、ウォルシュ将軍に地位を横取りされたと考えていた。プライドはリタに、命令に絶対服従するカブラルがドーシーにはめられたと説明する。SWATはNCISの要請に耳を貸す様子はなく、グレゴリオはプライドの意を汲んでSWATのスナイパーの位置に向かう。食堂では入ってきたドーシーとカブラルが言い争いをしており、ドーシーはこうなったのはカブラルが失敗したせいだと責め立てる。パーシーとラサールはコールに、間違った命令に従う必要はないと説得する。ドーシーはルイスを痛めつけたカブラルがやりそこねたために、自分が尻拭いをして殺したと話す。ノアについても学校を守るために殺さなければならなかった。命令に従ったまでです、というカブラルは罵倒されて、ドーシーに銃を向けてしまう。その時、グレゴリオがカブラルの銃を狙撃してひるませると、解放されたパーシーとラサールがドーシーに逮捕を迫る。グレゴリオはリタとプライドの関係を疑っていたが、ラサールらは仕事上の関係だという。バーで親しく歌う2人を見て、グレゴリオは賭けに勝ったと微笑む。リタ役のチェルシー・フィールドは、スコット・バクラの実の奥さんなのですね。子供も2人いて、そりゃ、ケミストリーが良いわけだ。2人は「ネットフォース」という映画で共演していて、チェルシーさんは「スター・トレック・ヴォイジャー」のキャプテン・ジェインウェイ役に応募していたという、ものすごく共通点がある。その前後にバクラさんは前の奥さんと離婚していて、私も根掘り葉掘り知りたくなりますよ。(笑)夫婦共演というと、JAGの時にハーモン役のデイヴィッド・ジェームズ・エリオットが実の奥さんと共演していて、NCISのパイロットエピソードで、その奥さん演じるシンガー大尉が遺体で発見されるという話があったっけ。プライドのお相手候補?はJAGなのか。まあ、とにかく意味ありげなセリフや、視線に「何があったんだろう」とこの先も思わされるわけですね。メインの事件は今週も「ア・フュー・グッドメン」かと思いました。伝統である命令に絶対服従をさせておいて、罪をカブラルに着せるドーシー大佐は酷すぎじゃないですか。後から来た将軍も、実務を取り仕切るドーシーを頼りにしていて、実情が見えていなかったのでしょうね。軍隊方式で若者を鍛え直すという事が万能ではないのは分かります。ルイスは悪党だったかもしれませんが、組織的ないじめを受けて、相談する場所もなく辛かったでしょうね。更生させるのに暴力しか方法がないとなると、学校は批判されるでしょうね。結局、今回の件でアカデミーはどうなるのでしょうね。
April 23, 2018
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『悩める少女たち』どうやらシーズン16が決まったようですね。NCISのスピンオフも2つとも揃ってピックアップされて、やれやれです。ついでに「SEAL TEAM」もシーズン2が決まったようで、後は日本での放映を待つばかり。今週のエピソードは、昔懐かしいという感じの人情エピソードでした。クァンティコ勤務のスコット・ジェンキンス上等兵が橋の下の小川に倒れているのが見つかる。広範囲の鈍的外傷や現場に残されていたガラスの破片などから、車に惹かれて大きく飛ばされたと見られる。前夜は深い霧に覆われており、ジェンキンスは深夜にジョギングをするのが日課だったという。道路にタイヤ痕はなく、衝突した場所と遺体の発見現場との距離から、100キロ以上のスピードでぶつかったと思われる。検視では、肺に水が入っており死因は溺死だと判る。アビーがガラスの破片を組み合わせ、ぶつかったのは青いマセラッティだという。車種まで判明し、少ない持ち主の中で現場近くに住んでいるジョン・ケンドールの自宅に向かう。火災報知器が鳴っていたため飛び込むが、料理が焦げていただけで、ケンドールは泥酔した状態で寝ていた。ガレージに入ったトーレスは、ヘッドライトが割れた青いマセラッティを見つける。ヴァンス局長に、娘のケイラが万引きしたという連絡が入る。驚いて警察に向かうが、ショッピングモールで鞄を万引きしたことを本人も認めており、訳がわからない父親に対して、ケイラは大したことはしていないというような態度だ。ケンドールは、昨夜バーで大酒を飲んだがタクシーで帰宅したという。アビーがハンドルを始め、車内を探ったが指紋が拭き取られているのか、検出できなかった。しかし、床にブレスレットが落ちていた。飲酒運転の常習者であるケンドールのため、この車にはアルコール検知器がついており、酒を飲んだケンドールは運転ができないことが証明された。ケンドールによると、昨夜はガレージの扉は空いていて、普段から車のキーを車内に置いていたという。ブレスレットは近くの高校生が着用しているもので、G.B.L.というイニシャルが刻まれていた。該当するのは、ジュネビーブ・ベルという15歳の少女だった。ジュネビーブの自宅を訪ねると、両親が娘はまだ学校で部活をしていて、昨夜は親友とお泊まり会をしていたという。親友のマヤ・グーズマンとは今朝も一緒に登校し、部活も一緒だ。NCISは学校に向かうが、ジュネビーブはすでに母親から連絡があり帰宅したという。自宅に戻ると、見知らぬ男が家の中に入っていく。聞くと、この家の大家で、ベル氏が突如引っ越すと言ったという。家内は慌てて出ていったのか、ただ事でない様子で家財がそのまま残され、携帯も置いてあった。その時、ガレージからベル一家が乗った車が飛び出していく。マヤと父親をNCISに呼び話を聞くが、父親は弁護士で用心深い。ケンドールとは隣家の関係で、ブレスレットはジュネビーブのものと認める。ベル家の車が乗り捨てられているのが見つかり、銀行口座から金が引き下ろされていた。NCISは娘の交通事故容疑で、なぜ一家が逃亡しなければならないのかと考える。父親には18歳の時に暴れて逮捕された前科があるが、それ以外は夫妻は問題はなく2人共教師をしていた。再度、マヤと父親から話を聞くが、父親はいきなり「自分がケンドールの車を盗んで事故を起こした」と言い出す。しかし、アビーがマセラッティのGPS履歴を調べた所、ガソリンスタンドに立ち寄っており、そこの防犯カメラにはっきりと、マヤとジェネビーブが映っていた。運転していたのはマヤだった。マヤはお泊まり会の後、ガレージが開いていたのでマセラッティの前で写真を撮ったが、キーがあったのでつい乗ってしまったという。濃い霧の中で運転していて衝撃があり、車を止めて付近を探したが何も見つからなかった。おそらく鹿かなにかを轢いたのだろうと思ったが、怖くなり指紋を拭き取ったという。アビーはベル家に残されていた家族写真を見て、ギブスが調べろと言った理由に気づく。青い目の両親から茶色の目のジュネビーブが生まれるのは珍しい。彼女は両親の実の子供ではない可能性がある。しかし、養子縁組をしたという記録はなく、ジュネビーブの出生届は偽造されていた。ベル夫妻はジュネビーブを誘拐したのか?ヴァンスは早く帰宅して、ケイラと向き合おうとする。しかし、ケイラは今回の万引きが年齢のせいで前科がつかず、初犯なので社会奉仕で済むと取り合わない。盗みは重罪だというヴァンスに、ケイラはもう謝ったではないか、放っておいてくれと部屋を出ていく。ヴァンスはケイラの親友マンディが何かと問題があることに、不信感を募らせる。DNA鑑定で、ジェネビーブの父親が犯罪者で15年間刑務所に出入りしているマーティン・カーティスと判る。母親は当時17歳の高校生、ブリタニー・ランドで、ブリタニーは出産後6ヶ月で薬物の過剰摂取で死亡した。ジェネビーブは本来なら児童養護施設に入れられるはずだが、2002年以降記録がない。ベルの妻はブリタニーの通っていた高校の教師だったが、なぜ彼らは正式にジェネビーブを養子にしなかったのか。カーティスはジェネビーブの存在を知らないなら、NCISには知らせる義務がある。アビーはジェネビーブのヘッドホンがブルートゥース利用なのに気づき、現在場所が判るという。NCISがモーテルに向かうと、ジェネビーブが両親にもう逃げるのは嫌だという。ベル夫妻はブリタニーからジェネビーブを預かることが多かったが、ブリタニーが死亡して手放せなくなったという。しかし、夫が若気の至りで前科があり、正式な養子縁組には難しいと考えた。カーティスはブリタニーからジェネビーブの写真を送られ、ブリタニーが死亡したことは知っていた。ベル夫妻が違法にジェネビーブを子供にしていることを聞いて、裁判で金が取れるのではないかと言い出す。NCISはジェネビーブの意思を尊重し、カーティスに会わせる。カーティスは大きくなった娘の姿に感動し、ジェネビーブからベル夫妻の子供として暮らしたいと訴えかけられる。親権を放棄すれば、ジェネビーブは今のまま暮らせるだろう。カーティスは放棄する書類に署名する。ヴァンスはケイラの気持ちをわかりかねていたが、スローンのアドバイスで、ケイラがマンディの罪を被った事に気づく。18歳のマンディは過去の万引きで、もしバレると大学進学がだめになる。17歳ですでに大学に飛び級進学が決まっているケイラが罪を被っても、問題はない。ヴァンスは娘の気持ちを尊重し、社会奉仕で人の役に立つように話す。マンディは大学進学への道がひらけたのに、万引きしちゃったという事でしょうか。せっかくチャンスを得たのに、何で?と思ってしまいますよね。しかも、自分のことを信じてくれるケイラに罪をかぶってもらって、本当に良いのかな。一生、負い目を感じることになります。ケイラもネットを調べて、最低限のダメージで済ませることができると考えるなんて、社会をなめているみたいな感じ。罪は未成年であっても、罪です。友情が正義に優先するというのは判るけれど、ヴァンスとしては微妙でしょうね。まあ、それくらい娘が大きくなったということなのでしょうけど、嘘はいけないと教えなければ。マヤの罪はどうなるのかな。未成年なので配慮はされるでしょうが、車を盗んで勝手に運転し(免許は?)、結果的にひき逃げになってしまった。証拠隠滅したことも、裁判官の心象を悪くするかも知れません。カーティスが娘のために親権を手放すところは、感動的でした。ジュネビーブのために更正して、もうひとりのお父さんとして認めてもらえたら良いですね。
April 21, 2018
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オリビアは相当イライラしているのか、辛い立場だとは思いますが、何か雰囲気を変えるものが必要じゃないかと思いました。だから「ムード」か?ロングランシリーズとはいえ、ルイスの話をまだ引っ張るのは新しい視聴者には「?」だろうし、オリビアのキャラクターを掘り下げるためだとしたら、何だか終りが近づいて来ているような印象もあります。ノアの腕のアザの件で、オリビアは地区検事局のミシェル・モリソンの聴取を受ける。オリビアがノアを強く引き寄せたのを目撃し通報した人がいることが重要だというミシェルは、リンドストロームにかかっているのかと問う。オリビアは古傷に触れられたかのように、これはノアの虐待容疑ではなく、ウィリアム・ルイスを正当防衛を超えて殴った事を探ろうとしているのかと、反論する。一線を越えたことは分かっているが、それはノアのためで、今回は一瞬電話に気を取られて、ノアから目を話したのが悪かったのだという。20歳のサバンナ・ロスがSVUにレイプ被害を訴える。チャーミング王子のマスクをした犯人が自宅のクローゼットに隠れていて、襲われたという。犯人の手がかりに繋がるものはマスクしかなく、犯人はドイツ語のオペラを流したり、終わってから身体をシャワーで洗うように慎重を期したという。しかし、事件があったのが2週間前と分かり、DNAを採取するのは無理だと判る。サバンナは脅されたので通報が遅くなったが、怖くてもうアパートには戻りたくないという。犯人はなぜか、窓の鍵を直して戸締まりを用心したほうが良いという。アマンダは被害を受けた女性のためのシェルターを紹介する。サバンナのアパートを調べると、PCに被害を受けた2時間後にパーティに参加している写真がSNSにアップされているのを見つける。アマンダもカリシも、サバンナの言葉に疑問を持ち始める。SNSでサバンナに親しげにしていた男は、単なる友人だといい、調べるなら仕事先の客を調べるべきだという。サバンナの勤め先のマネージャーは、彼女がレイプされた事を知っており、警察に通報したという。サバンナが遅刻を繰り返すので、首にしたが、理由がレイプだと知ったので21分署に行ったという。しかし、21分署の担当刑事は、サバンナが二日酔いで付き添った店長のことを気にしていおり、店長が帰ったら供述が曖昧になり、首になりたくなかったとか、挙句の果てに、夢だったのかも知れないと言い出したため、SVUには知らせなかったという。サバンナはその事を尋ねられ、心の準備ができないままに店長に警察へ行けと言われたと答える。オリビアには私の気持ちは判らないというサバンナは、里親育ちで相談できる家族もおらず、孤独だという。オリビアは私はあなたを信じるというが、サバンナは態度を硬化させる。アマンダは、これまでのサバンナの供述に矛盾があって嘘ではないかという。オリビアとフィンは、かつて子供の頃にレイプ被害を受けた女性で、困難を乗り切るために空想に逃げ込むケースもあったという。まずは、サバンナの里親から話を聞くことにするが、あまり印象は良くなかった。同じ里子の男子と親しくなり、別の里親のところに行くべきと言われると、今度はレイプされたと言い出した。結局は、卒業前に転校したくなかったという事をサバンナは認めたという。アマンダは、それでもサバンナを信じるオリビアに、ノアのことで忙しいのでいつもの冴えがないという。サバンナに同情しているのではないか。オリビアはサバンナに、シェルターから出てアパートに戻るようにいう。サバンナはそれでも私は嘘をついていないという。新たなレイプ事件があり、2日前にナンシー・バーンの家に侵入した犯人がチャーミング王子のマスクをしていたと判る。犯人はワーグナーのオペラを流しながら、やはりシャワーや歯磨きを徹底させ、変える時にはエアコンを掃除して、防犯のために戸締まりをするように言って去ったという。ナンシーは犯人が優しかったと言い、キスされた時に咳き込み、喘息の吸入器を使わせてくれたという。その後、犯人は夫の形見のブレスレットを奪った。吸入器からは犯人のものと思われるDNAが検出され、去年、強盗事件で検出されたものと一致した。アン・スピアーは同僚を自宅に泊めるために2人で戻ったが、クローゼットから男が出てきて、叫び声を聞いた同僚が犯人をハサミで刺して撃退したという。その時、犯人は黒いスキーマスクを被っていた。実は、犯行の1週間前に酒店の前で中絶関係の署名活動にサインしたが、その数日後、運動員が自分の名を呼んだという。運動員は杖を着いていたという。アマンダは自分が間違っていたと言い、オリビアは再びサバンナを訪れて、謝罪する。サバンナもまた、動物愛護の署名をしたことがあり、ナンシーも学校設立の署名活動で署名していた。ナンシーは運動員とオペラの話で盛り上がったという。3人が署名した団体は、一つに絞られた。アマンダは、オリビアにキャシディについて噂を聞いたと話す。今は地区検事局にいる元警官が、キャシディにオリビアを調べるように頼まれたと言っていたという。オリビアはすぐにキャシディに会いに行き、ミシェルに何を話したのかと迫る。キャシディはミシェルと働く母親の苦労話をしているときに、オリビアの名前が出て、問題のないコメントをしたという。ルイスの件でセラピーを受けていた事も言ったのかと詰め寄ると、キャシディはその事は自分に言ってくれなかっただろうと言い返す。オリビアは今度からもう関わらないでと釘を刺す。署名活動の運動員はトム・ウィリアムズとわかる。自宅に向かうと、母親と同居しており、現在は歌のレッスンにでかけているという。母親はナンシーの家から持ち去られたブレスレットを身に着けており、トムの部屋からケースや署名者の一覧表が見つかった。その中に、サバンナ、ナンシーに次いで3人目の女性の名前に印が付けられていた。SVUがヴィヴィアン・スティーブンスの自宅に向かうと、トムがヴィヴィアンを襲う所だった。窓から逃げ出したトムをアマンダが追い、屋上で向き合うが、トムは母親のことを持ち出されて、ビルを飛び越えてしまう。カリシがその後を追うが、フェンスから滑り落ちたトムは、助けようと掴んでいるカリシの手から落ち死亡する。アマンダは改めてサバンナに謝罪し、ベンソン警部補の配慮で住宅の援助が受けられそうだという。アマンダは信じることを忘れる自分を反省する。そんなつもりはなかった、これはヤバイ事になったというキャシディでしたが、唯一反応したのはルイスの件でリヴ(オリビア)がリンドストローム医師にかかっていたことでしたね。確か、その苦しみを一緒に分かち合う事ができなかったのが残念だ、という別れ方で、円満に別れたつもりでも、キャシディはそうは思っていないみたい、というアマンダの言葉は悪魔の囁きぽいかなと思います。(笑)アマンダ・ロリンズ、余計なこと言い過ぎ。フルタイムでSVUの指揮官として奉仕するオリビアが、ノアと接するのは夜、食事と寝る前くらいでしょうね。日中はシッターさんにお願いして、緊急に入る仕事をこなし、それでも日々、良い親として頑張っていますというオリビアは、何かしら後ろめたいところがあるのかも知れません。アマンダに至っては、飼い犬の散歩までドッグウォーカーさんにお願いするという、それじゃ飼っている事になるのかなあと思いますが、NYCに住んでいると、そんな感じなのかも知れません。今回の犯人は、かなり年配のナンシーまで餌食にして、被害者には優しく、過干渉の母親の影響があるような印象でしたが、犯罪は犯罪です。署名活動で知り合った女性を狙うなんて、足がつきやすいのに、他に欲望を満たす方法は無かったのだろうか。死んでしまっては、真相を知る事はできませんね。被害者たちも、罪を償ってもらえないのでもやもやが残るのではないでしょうか。
April 20, 2018
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冒頭、またシチューメーカーかと思いましたが、放火魔の話でした。レッドのうんちくは幅広くて、日本が話題になることも多い。脚本家の中に、よほど日本通の人がいるのでしょうね。京都で生き物を見ながら、つけ麺て。(笑)冷酷な犯罪者の面と共に、豊富な知識を駆使して人を煙に巻くレッドですが、今回はどちらかというと「ボストン・リーガル」のアラン・ショアに近かったかも。「ザ・ミュージックマン」は久しぶりに聞きました。「アリー・マクビール」でもよく取り上げていたミュージカルですが、皆大好きなのでしょうね。リズはナヴァーロから取り出した義眼をレッドの伝手で調べてもらうことにする。トムは最後に「真相がわかった」とリズに告げた。リズは真相を突き止めるつもりだ。レッドは正体不明の「コック」と呼ばれる放火魔について、FBIに捜査するようにいう。最近、放火と思われる火事で夫妻が死亡したが、レッドによれば犯人は殺すために放火したという。レッドは自分自身が放火魔の元放火捜査官アール・フェイゲンを捜査に伴うように言い、フェイゲンの仮釈放にFBIが口添えすることを望む。フェイゲンは放火現場を見て、犯人は炎を操って燃えていくのを見ていたという。ブラックライトで照らすと、壁に逆五芒星と「信仰より規律」というメッセージが現れた。似たような事件は4件あり、火災で7名が死亡している。それら被害者に共通点は見いだせないが、一人生存者がいることがわかる。ER医師のイーガンで、事件当日は弟が訪ねてきていて、夜一緒にジョギングにでかけ、戻ってきたら家が燃えていたという。犯人の手がかりはなく、FBIはイーガンがまた狙われる危険があると考える。レッドは義眼に含まれる装置を、天才少年のタダシ・イトウに分析させることにする。タダシは義眼はモニター装置ではなく、高度に暗号化されるなど、かなりレベルが高いシステムだという。FBIは、放火犯が現場にいたと考え、シカゴの現場に停めてあったレンタカーの借り主を突き止める。ウィリアム・シーヴァースという人物の住所に踏み込むと、そこには大量の薬品と空き瓶などがあった。ここが独自の燃焼促進剤を作るラボで、壁には悪魔的な言葉が書き込まれていた。その時、隠れていた男がラボに火を放つと逃亡する。炎は仕掛けに沿って燃え広がり、レスラーは辛うじて現場から逃げ出すが、再度フェイゲンが現場を調べて、焼けた書類の中から2日前金物店で薬剤を購入したレシートを見つけ出す。店の防犯カメラには、「T 」というロゴが着いた服を着た男が映っていた。ラボの壁に書かれていた言葉は聖書の中にある言葉で、十字架も書き込まれていた。アラムが調べた所、伝統第一の非主流は教会、トラディトウム教会のマークであることがわかる。FBIは最寄りのクロムウェルの教会で話を聞くことにする。タダシは分析を進めて、GPSの発信機だという。今も信号を発しており、トムを殺した連中はこの場所にやってくるだろう。レッドはタダシとその母マリコを伴い、現場から退却することにする。シーヴァースは1年前まで、クロムウェルの教会にいたという。しかし、信者を関係を持ち禁欲の誓いを破って、神父の資格を奪われ教会を追われた。FBIの追及に、神父はシーヴァースが女性に魅力を感じると、色欲を何とも押さえ難く、やがて女性を悪魔の手先と思うようになったという。シーヴァースは女性を頭の中で炎で焼いて浄化すると言い、これまでの被害者はシーヴァースこと、本名トミー・ワトルズと何らかの接触があったと考えられる。ワトルズの現住所はバージニア州ピミットヒルズで、クーパーは現地の警察、消防に連絡を入れ、次の放火を警戒するようにいう。リズはレッドがトムに関して、隠している事があるという。レッドは確かに、トムが発見したものは自分と関係があるが、それが何かは言うことができないと答える。トムは手を引けと警告したにもかかわらず、深追いして殺された。リズはトムを殺した人物は、トムが持っていたものを奪い、レッドはそれを取り戻したいだけなのだろうと追及する。レッドは守りたい秘密はたとえリズにも言えないと繰り返す。ナヴァービは、空港のバーで神父が女性と一緒だったという目撃証言を得て、アラムは顔認証でクレア・ホーマンという女性を割り出す。次にワトルズの標的になるのはクレアだろう。FBIが現地に向かうも、すでにワトルズはクレアの自宅に侵入してクレアを拘束していた。ワトルズは燃焼促進剤を天井から吊るすと、自らも促進剤に浸した服を着て、火をつけようとしていた。FBIが到着すると、ワトルズは外に飛び出し、自分を誘惑する罪深いクレアを火あぶりにして浄化し、それを見る自分は己の罪と向き合って許されるのだという。レスラーらが止めるのも聞かず、ワトルズは自分に火をつけてしまう。タダシはレッドの住まいで分析を続け、奴らの居場所を突き止めたという。リズとレッド、デンベがその家に踏み込むと、すでにもぬけの殻で、コンピュータなどが残されていた。レッドはこのシステムを組んだ人物なら、ダマスカスナイフの男と取引をしているはずだという。レスラーはフェイゲンの仮釈放審査で証言し、やり直すチャンスを与えて欲しいという。フェイゲンの仮釈放が認められ、レッドはフェイゲンに「次に火をつけるときは、こちらから連絡する」と告げる。リズは、復讐するにはレッドは必要だと言い、トムの意志を引き継ぐと宣言する。彼が伝えようとしたことを、必ず突き止めるという。タダシとマリコ・ママのキャラが立っていて面白かったですね。レッドを嫌っているマリコさんのために、レッドが気を遣うことといったら。リズが京都まで行かなかったのは残念でしたが、この親子はまた出てきても良いかも。一方、ITは苦手なんだと言いながら、スター・ウォーズさえ知らないレッド。ポップカルチャーに関しては、60年代という事でしょうか。デンベもそこそこの年齢なので、IT犯罪やネット文化に詳しい若手の部下が近くにいた方が良いのじゃないの。リズにはどうしても言えない秘密(スーツケースの人骨)とは何なのか。リズも意地になっている感じですが、見ている方もいい加減「早く教えろー!」と言いたくなります。今回のブラックリスター(リスト者の事をそういうらしい)は、勝手に気に入った女性を自分を惑わせる悪魔の手先だから殺さなければならないという、メチャクチャな理由で本当に、迷惑な存在でした。山の中の修道院でもこもって、祈っていれば良いのに。
April 19, 2018
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結果は分かっているのに、手に汗握る、みぞおちにグリグリくるようなエピソードでした。今シーズン、ドンパチがなかったので余計に迫力を感じたのかも知れませんが、さすが「Homeland」だと思いました。マギーはGPSでキャリーの居所をモニターするとか、しないのですね。元CIAですから、何をしても無駄か。ウェリントンが勝手にシリア空爆の大統領命令を出した翌朝、キーンがウェリントンの自宅に乗り込んでくる。軍が大統領の権限を冒したと憤るキーンに、政権を守るために自分が命令を出したと話し、そのおかげでアメリカの国際社会に対する市制が示され、ニュースでも評価されているという。暗殺容疑で拘束されていた200人を一斉に釈放したことと、今回の事で政権の危機は脱出できたというウェリントンに、キーンの怒りは収まらず逮捕させるという。ウェリントンは例え刑務所に入っても、キーンが偉大な大統領になると信じた自分の信念は変わらないという。その様子をカメラで見ていたキャリーは、マックスを呼び、これならばウェリントンがマクレンドン中将の死に関わっていても不思議ではないという。キャリーはシモーヌの家で手に入れたデータをマックスに分析するようにいうと、自分はシモーヌが駐車違反できっぷを切られたヘイゼルトンへ行くという。オキーフを匿ったエルキンス家には、着々と武器や物資が運び込まれ、戦いは避けられない状況になった。オキーフはこうなったことをエルキンス夫妻に詫びるが、せめて子供だけでも非難させたいという母親に、危険になれば自分が投降するから大丈夫という。FBIはドローンを撃ち落とされ、偵察隊を送り込む。キャリーはシモーヌがきっぷを切られたキャッシング店を訪れ、姉を装って金の出処を調べなくてはならないという。シモーヌが受け取った金は9950ドルだった。報告義務のない金額に収めており、これがマクレンドン暗殺の依頼金だとすると少なすぎる。エルキンス家の息子JJは飼い犬を追いかけて偵察隊と遭遇し、犬を撃たれたきっかけで銃撃を受けてしまう。FBIはすぐさまJJを保護しようとするが、駆けつけた武装市民がFBIの隊員を人質にした上、JJを家に運びこんでしまう。ソールは少年を病院に搬送するようオキーフを説得するが、オキーフは自分の意見は奴らには重要視されないと答える。FBIの指揮官も、人命を優先するより、人質を解放するのが先だと言って、ソールを拒む。埒が明かないため、ソールはキーンに直接口添えして欲しいと頼む。救急車が到着し、救命士が家の中に入る。救命士は人質の手当をすると言って、家の中にマイクを仕込む。オキーフはすぐさまネット放送を始め、キーン大統領が少年を撃てと命じたとまくしたてる。マックスがシモーヌのメールをチェックし、違反切符を切られた日に、同じ高速道路を4回も下りながら進んでいたことを掴む。それらの近くにはキャッシング店があり、1万ドル弱を下ろしていったとすると5万ドルになる。暗殺の報酬としては十分だろう。マギーはフラニーを連れて帰宅し、キャリーの部屋にマックスがいるのを見て驚く。すぐに戻ってきたキャリーは、その場を取り繕うが、マギーはキャリーが処方された薬を飲んでいない事を責める。ソールはこの状態を招いたのはオキーフだとして、投降することで事態を終わらせろと伝える。それができないのなら、せめて子どもたちを非難させろというソールに、オキーフは相変わらず他人事のように、集まってきた男たちの事を分かっていないだろうと答える。JJはやっと緊急病棟に運ばれ手当を受け、命を取り留める。しかし、何者かが新入してJJの写真を盗み撮りし、少年が死亡したと嘘のニュースをネットに流す。翌朝、関係者の子どもたちがエルキンス家から避難することになったが、その最中にテレビニュースでJJが死んだというデマが流れ始める。ソールはオキーフにデマを信じるなと父親に伝えろと伝えるが、オキーフはそれをせずに、ニュースを知って我を失った父親が人質のFBI隊員を射殺する。発砲音をきっかけに、FBIは総攻撃に転じて突入する。オキーフはそれでもネット放送を続けようとするが、武力に勝るFBIが抵抗を封じ、家の中からオキーフの身柄を確保する。キャリーはダンテにシモーヌの行動について報告し、彼女が金を運んでいると見る。しかしウェリントンに対するこれ以上の捜査は違法なだけに、手が打てない。キャリーは違法だが、考えはあるという。ダンテはその案に乗ると答える。オキーフは本当に最低な奴ですね。JJのママが言うように、どこが「投降するから大丈夫」なのよ。口先ばっかりじゃない。それでも、人はオキーフの並べる政府への批判やデマを信じてしまうのでしょうね。エルキンス一家の元に集まったサバイバリストたちは、銃の好きなイカれた奴らという表現でしたが、彼らを背後で操る思想的な存在はないのだろうか。JJが死んだかのようにフェイクニュースを流した男は、政府と市民の対立を煽っているわけですね。オキーフの命令でやっているわけではなさそう。むしろ、海外の諜報員だとか?父親がかっとなるのも仕方ないけれど、この後、事実を知ったらどれほどショックか。やはり、武装した集団を自由にさせていたのは政府側の失態ですね。ひょんなことから、争いが始まる。これは怖いなと思いました。キーン大統領は、ウェリントンの裏切りを知っても結局許してしまったのか。他国を空爆するという事が、褒められるのも変な感じですが、自分ひとりで決められないのが大統領なのかなあ。政権を維持するために、部下がささやく望まない事をしなければならない。そもそも、キーンには大統領の資質があるのだろうか。マックスとフラニーはNYでお友達でしたよね。マギーはもはや諦め気味で気の毒ですが、キャリーを追い出さないのは感謝しかありません。いつか、キャリーの使命を理解してもらえるのでしょうか。
April 18, 2018
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ニューオーリンズといえば『欲望という名の電車』ですよね。いつこのネタが出てくるのかと思っていましたが、今回は路面電車がテーマだったのに触れられなくてちょっと残念。でも、ウェイドの過去に絡めてなかなか見ごたえがありました。パーシーはお休みでしたけど。路面電車の終点に、海軍航空基地勤務のカレン・デッカー曹長が残忍な姿で吊るされていた。両目をくり抜かれ、全身に刺し傷がある。遺体は別の場所で殺したあとに運んだと見られ、防犯カメラの死角になっていた。グレゴリオは犯行が何かの声明と考えられ、儀式とも見えるという。現場に到着したロレッタは、昔同じ光景を見たとショックを受ける。被害者のデッカーは、20年間カウンセラーとして奉仕し、2ヶ月後に退役する予定だった。上官の話では、昨日の昼に緊急の電話が入り、帰宅したという。通話相手はプリペイド携帯で、数日前にも通話があった。発信場所が台風で廃校になった中学校だとわかったので、ラサールとグレゴリオが向かう。誰かが寝泊まりした跡があり、大量の血痕があった。ここが犯行現場と考えられ、グレゴリオはジャック・ゴードンという名前の統合失調症の薬を見つける。ゴードンは20年前に殺人罪で逮捕され、8日前に仮出所していた。ロレッタは20年前に、ゴードンが起こしたジャネット・オルテガ殺人事件の検視を行っており、次の標的は自分だと行って怯える。ゴードンは路面電車の運転手をしていて、デッカー曹長が吊るされていた場所はゴードンが運転していた963号車の前だった。中学校で見つかった血液もデッカー曹長のものと一致した。ジャネットとデッカーは、20年前に航空母艦エンタープライズで同僚として知り合いで、ジャネットはゴードンと交際していた。裁判で、デッカーはゴードンが精神的に不安定だと証言し、凶器はゴードンのナイフだった。ロレッタがデッカー曹長の髪の毛から採取した毛髪がゴードンと一致した。これはゴードンの復讐劇と考えると、やはりロレッタが危ない。しかし、ゴードンは一貫して無罪を主張しており、デッカー曹長がゴードンから電話で脅されたのなら、なぜ通報しなかったのか。プライドはロレッタの自宅に泊まり、警護することにする。NCISはゴードンの弁護をしたミッチェルを訪ねる。ミッチェルはゴードンの仮釈放は知らなかったと言い、彼の電車で毎日通勤していて気の毒に思ったので、無料で弁護を引き受けたという。ゴードンの精神状態を元に、取引で減刑を認めさせたという。ミッチェルはゴードンの同僚、トッド・ボージャーもゴードンに不利な証言をしていたので保護するべきだという。トッドは、ゴードンとジャネットが仲良く、妄想に苦しんでいたとしても殺すとは思えなかったという。ゴードンについては、今朝停留所で見かけたという。パットンは20年前の裁判の映像を見て、ロレッタがいつになく感情的になっているのを指摘する。ロレッタ自身もなぜか客観的になれず、有罪と決めつけて証言したのが、陪審員に影響したはずだと振り返る。実は、ロレッタはこの事件の直前に前夫と離婚していた。もしかすると、夫のイメージをゴードンに重ねたのかも知れない。プライドはロレッタの家の外に潜むゴードンを見つけ逮捕する。ゴードンは薬が切れて苦しんでいたが、それでもジャネットもデッカーも殺していないと訴える。ロレッタの家に行ったのは、信じてくれる人が必要だったからだという。ジャネットのことは愛していたが、調子が悪くなると彼女に暴力を振るったりするので、ナイフを渡して身を護るように言ったという。ジャネットは自分から去ったが、デッカーは自分を助けようとしてくれた。ロレッタは20年前に見落としがあったかどうか、遺体を掘り起こして調べるという。セバスチャンにはデッカーから見つかった毛髪が仕込まれたものかどうか、調べて欲しいという。NCISは、デッカーが最後にジャネットに会った時に身に着けていた紫色の宝石のペンダントが殺害時にみつかっていないという点に注目する。セバスチャンは、遺体から見つかったゴードンの毛髪がゴム手袋で取り扱われていた事を確認する。誰かがゴードンを陥れようとした可能性が高まったが、真犯人は全く手がかりを残していない。20年ぶりにジャネットの検視をしたロレッタは、首の後に擦り傷があったのを見逃していたという。その傷口からプラチナの成分を検出し、パットンは1997年に販売された4500ドルのネックレスを割り出す。ゴードンには高すぎる買い物で、販売した店はミッチェルの事務所の隣だった。当時、ジャネットはストーカーがいたと言われ、ミッチェルが横恋慕してプレゼントしたが、断られて殺しゴードンに罪をなすりつけ、裁判を担当して再審を阻み続けたのではないか。モルグにミッチェルが侵入し、ロレッタに銃を向け、発見した証拠を削除するように要求する。ジャネットの遺体が掘り起こされた事を知って、ロレッタが真実を知ったと察したという。本当はゴードンを死刑にしたかったが、精神状態を考慮し計画性が立証できないため有期刑になったという。ロレッタの証言はありがたかったというミッチェルに、プライドらが到着し、ロレッタは薬品を浴びせて反撃する。プライドはミッチェルを射殺する。プライドはゴードンの無実を証明し、何とか元の職場に復職できないか、市に掛け合ってみるという。ロレッタは自分が過去におかした間違いを反省し、ゴードンの力になりたいと望んでいる。ゴードンはロレッタのおかげで、精神状態について証言し減刑されたのだから、恨んでいないという。プライドは2人を会わせることにし、ロレッタが長年冤罪救済活動をしている事から、ぜひ被害者の支えになってほしいという。ゴードンとロレッタは再会し、握手を交わす。字幕に出ていませんでしたが、ジャネットとデッカーが「エンタープライズ」で勤務していたというのは、やはり無視できません。(笑)スコット・バクラは初代USSエンタープライズの艦長役ですからね。それは置いておいて、猟奇的な殺人事件を精神障害で苦しむゴードンに結びつけるというのは、ちょっと抵抗がありました。ロレッタが全ての証拠がゴードンを指していた、というのはいくらなんでも酷い。プライベートで問題があったとしても。でも、それが今のロレッタを作り、冤罪救済への道に進んだという事なのでしょうね。ロレッタ前夫の事は初めて触れられましたが、この感じだと出てくることはなさそうかな。プライドとどっちが先に再婚するかしら、というのは大人の会話だなあ。パーシーがお休みだというのは、最後に出てきましたが、それまでは一言も説明がないし、変ですね。ラサールがトラブル後、さっそく彼女探しに勤しんでいるのは、また次のトラブルがあるのかしら。それとも、本当の相手を見つけるのかしら。グレゴリオの「じゃ、私がもらっちゃおうかなあ」というのはマジなのかなあ。
April 16, 2018
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『二重生活』ゲストに本家のバド・ロバーツが出るということで、期待して見ましたが、本編のストーリーは複雑で何とも言い難い感じ。やはりスローンが来てから、心理面に特化したエピソードが増えましたね。JAGの弁護士、メリッサ・ニューホール大尉が自宅で首を吊っているのが、誕生日を祝うために訪ねてきた両親によって発見された。遺書は見つからず、両親によると娘は最近デイヴィッド・クロッカーという男性と婚約し、仕事でも何も問題はなかったので自殺は考えられないという。父親は家に入った時、アラームがオフになっていたという。死亡推定時間は今朝7時くらいで、パーマーはメリッサの全身に新旧のアザを認める。NCISはDVを疑う。血液検査では死亡時にジアゼパムで鎮静状態にあったことがわかるが、自宅でその薬は見つかっていない。マクギーがメリッサのPCをチェックすると、大尉は動画日記を毎日つけていたことが判る。ただ、3日前からは更新されておらず、最後の日記ではごく普通で結婚を前にして幸せそうな様子を見せていた。デイヴィッドとは連絡が取れていないが、彼は今朝、休養でNYに向かったという。メリッサの通話相手は、両親と婚約者、そして地元の親友ケリーで、ケリーとは今朝6時5分に通話している。通話歴にプリペイド携帯にかけたものがあったが、そこにかけてみると「リタ」という女性の留守電に繋がっていた。リタについては、両親もケリーも知らないという。メリッサの上司、バド・ロバーツ大佐によると、仕事面では優秀なメリッサが数年前の軍法会議で相手側の下士官から脅された事があるという。カルロス・ヴァレンシア下士官は2週間前に釈放されており、当時のビデオ日記にも脅されたことは記していた。しかし、それほど気に病むような様子には見えない。ギブスはスローンに、ビデオ日記の分析を続けるようにいう。デイヴィッドが戻ってきたため、話を聞くが、週末から3日間のメリッサは明らかに様子がおかしかったという。全身のアザについては、知らないと言い、実は2人は結婚までプラトニックな関係でいることを約束していたという。ところが、アビーとパーマーは、大尉が72時間以内に性交渉をした形跡があるという。スローンはビデオ日記を見る限り、婚約者とはプラトニックな関係を貫いているように見えるといい、浮気をしているようには見えないという。ビショップは、大尉のビデオ日記の音声を聞いて、リタの留守電メッセージと似通っていることに気づく。大尉から採取されたDNAはデイヴィッドとは一致しなかった。しかも、脅したとされるヴァレンシアとも異なる。録音の声紋を調べてリタとメリッサが同一人物と確かめられ、プリペイド形態の位置情報が判明したため、NCISは現地に向かう。携帯は安ホテルの中にあり、マネージャーはメリッサの写真を見て、部屋を借りているリタだと確認する。リタの部屋を調べると、クローゼットの中からSMの衣装や道具などが見つかった。リタの職業はSM嬢で、アザは仕事で着いたものだと判る。プリペイド携帯にもビデオ日記が入っており、最後に通話したのはバリーという男だった。事実を伝えられたケリーは、メリッサの別の顔を全く知らなかったとショックを受ける。裏の顔を持つのに、何かきっかけがあったのではないかと問うがわからないと答える。バリーの行方を探し話を聞くが、バリーにはアリバイがあった。メリッサのビデオ日記を分析したスローンは、彼女は二重人格ではなく、メリッサ/リタ双方の生活を把握する「二重生活」だという。ギブスとスローンは、リタが傷みを求めるのは自分を罰している証拠で、誰かに届いていない声を強迫的に日記に書き続けたと考える。それは若い頃に植え付けられた思考で、日記は子供の頃から書いているはずだ。父親によると、メリッサは10代でグレて、トラブルの多い生活を過ごしたが、高校の最後の年になぜか生まれ変わったかのように、真面目になり頑張りだしたという。しかし、その理由については判らない。NCISはデイヴィッドが子供の頃の日記を知っていると考え、デイヴィッドと家宅捜索を行う。マクギーは大尉が最近閲覧した、地元新聞のサイトに注目する。高校教師が生徒への性的虐待の疑いを持たれ、その後失踪したが、14年ぶりに遺体が見つかったという。もしかすると、メリッサもその教師の被害者ではないのか。デイヴィッドがメリッサの古い日記を見つけ出し、メリッサとケリーが生徒に性的いたずらをするポール先生をこらしめるつもりだと書かれていた。2人はポール先生を殺したのか?スローンはこれまでの経緯を鑑み、やはりメリッサは自殺をしたと考える。ギブスは罪悪感から、公表しようとしたメリッサをケリーが口封じしたのではないかという。再びケリーを聴取すると、ケリーはポール先生を懲らしめようとして、森に呼び出しロープで縛ったが、その間に心臓発作を起こして死んでしまったという。処分に困って遺体を埋めて忘れようとしたが、ニュースで遺体発見を知り、すぐにメリッサに連絡したという。メリッサは人生は終わったと動揺していたという。ケリーは犯人は判らないと説得するつもりで、メリッサの自宅を訪れ、合鍵で中に入った。そこでメリッサの遺体と遺書を発見し、自分は遺書を持って逃げてしまった。遺書はまだ手元にあるという。ギブスらはケリーの罪に関しては、地区検事次第だと考える。ギブスは死因について、メリッサの両親に説明することにする。スローンには、君も秘密を抱えているのではないかと問う。最初、メリッサの父親が子供の頃虐待したのがきっかけではないかと思いました。他殺かと思わせておいて、やはり自殺でしたというのは、両親にとっても悲しみのやり場がないですね。国に仕える決心をして、立派な仕事をしていたメリッサに、SM嬢という裏の顔があるというのは、単なる趣味でないとすると、どう理解するべきなのか。ポール先生の行為で傷つけられ、SMになったのか。いつ頃から、リタとの二重生活をしていたのか、その中でどうやってデイヴィッドと恋愛を成就させてきたのか、モヤモヤした感じです。ケリーは折り合いを付けられたのでしょうが、メリッサは相当苦しんでいたと思うので、アビーの言う通り、誰かに助けを求めるべきだったと思います。その相手が婚約者でもないし、彼には嘘を付き続けてきたというのが、デイヴィッドも辛いですね。ギブスは人の心理を分析するスローン自身が、暗い秘密を抱えているのではないかと言うのですが、それはギブスにしゃべって欲しいという事なのでしょうか。スローン本人が自覚してセラピーを受けるべきということのよう思いますけど。ギブスがマクギーの双子ちゃんにデレデレしているのは楽しいですね。あのバドが大佐になった、というのは感慨深いですね。
April 14, 2018
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新シーズンプレミア。いきなり、パワフルなエピソードだと言いたい所ですが、ゲストクレジットにディーン・ウィンタースの名前を見てしまい、いつ出てくるのかとそちらが気になってしまいました。ノアは大きくなりましたね。セリフも増えました。(笑)6年前3人の女性を傷つけレイプしたバイロン・マークスを連れて、フィンがキューバから戻ってくる。休暇中にたまたまマークスを見つけたのだという。マークスは裁判手続中に逃亡したが、キューバでは妻子がいるという。オリビアは早速DNA検査を行い、3人の被害者に裁判での証言を求めることにする。しかし、3人のうち2人は、6年の間に心境の変化があり、証言したくないという。被害を受け苦しみやっと事実を受け入れたのに、その間警察は何をしていたのか。せっかく、立ち直って忘れようとしているのに、マークスのために時間を裂きたくない。3人目の被害者カーラは、夫が証言に反対をする。しかし、後からカーラがSVUに現れ、証言するという。オリビアはフィンが偶然ハバナでマークスと出会った事に疑問を持つ。バーバは原告を明確にしないまま、罪状認否に望むが、マークス側の弁護士ドーキンは妙に自信がありそうだ。バーバが心配したとおり、ドーキンは訴えの却下を申し立ててきた。フィンがマークスを違法にキューバから連れ帰ったかどうかが問題だという。オリビアは幼稚園から連絡を受け、ノアの腕にアザがあるが、本人はオリビアがしたと言っているという。幼稚園側は規則だからと質問を続けるが、オリビアはノアを傷つけてしまうなんてあり得ないと動揺する。そういえば、ノアは反抗期なのか、子守のルーシーが母親なら良いのにと口にしていた。しかし、ノアに聞くと、今朝タクシーに轢かれそうになって、強く腕を掴んだ時にアザができたのをノアがきちんと説明できなかったのだった。マークス側の訴えは、動議裁判所で審議されることになった。マークスは逮捕時に強引に車に連れ込まれ、4時間も車内に放置されて、拷問に等しいという。フィンはマークスを捕らえるために、彼が好きだというサックスプレーヤーのサイトをチェックし、マークスがハバナにいることを確信したという。現地警察に説明して身柄の引き渡しに同意があったので、問題はないというが、オリビアは一度失敗しているだけに、法に則って万全を期すべきだという。判事はマークスの裁判を開く事を認めるが、ドーキンはキューバの国連代表を連れてきて、マークスの逮捕は国境を法律を犯していると抗議する。いますぐ、マークスの身柄をキューバに返すように要求すると、レイプ事件の前に政治案件となってしまい、判事にはそれを裁く権利がなくなってしまう。カーラはせっかく証言しようとしたのに、納得できないと憤る。ハバナからマークスの妻が来米して、夫を返して欲しいと証言する。判事は裁判の間、保釈を認めるが、バーバはSVUにマークスが出国しないように監視するようにいう。そのマークスが監視中に姿を消した。すぐに交通機関に手配するが、オリビアはカーラの自宅へと急ぐ。そこで、カーラはマークスに銃を向けていた。マークスは娘と妻の話をして判ってもらおうと思ったというが、カーラはマークスに銃を突きつけ、「撃ってくれ」と言えと興奮状態だ。オリビアは必死で説得し、銃を取り上げてマークスを逮捕する。バーバはマークスを証人の買収容疑で拘束することになるが、カーラは監禁罪に問われるかもという。オリビアはマークスの妻と国連代表の前で、カーラの調書を取ることにする。ナイフで脅したマークスの非道な行為、そしてたち去り際に自分に尿を浴びせていったことなどを聞いて、妻はマークスに戻ってきてほしくないという。キューバ政府もマークスの返還を望むものがいなければ、訴えを取り下げるという。今後はマークスと取引することになるだろう。オリビアはカーラにいつか傷は癒えると慰める。オリビアの自宅を訪ねる意外な客があった。フロリダで引退していたキャシディが、検事局の捜査官に応募したという。この6週間、児童虐待の事件を捜査しているが、何とオリビアを捜査しているのだという。キャシディが最後に出たのが15シーズン「Downloaded Child」で、ディーン・ウィンタースはその後に「バトル・クリーク」などのドラマに出演していたので、戻れなかったのだろうと思っていました。そもそも、オリビアとタッカーをくっつけたのはキャシディがいないからで、やはり本命はキャシディだと思いますっ!付かず離れずで、これからもオリビアの側にいて欲しいなあ。ノアの件で幼稚園とやり取りしたことは、多分、キャシディが調べている事とは関係ないのでしょうね。そう見せかけておいて。子供が大きくなると、いろいろありますよ。いざとなれば、アマンダもそうですが、オリビアを援護してくれる人はたくさんいると思うから、大丈夫でしょう。それ以外に、キャシディがもしオリビアを捜査対象にしているのに、わざわざ訪ねてくるというのは、良いのか?という事ですね。利害相反で、捜査が無効になってしまうかも。気になるな~気になる。今回の容疑者は初出でしたね、過去に該当するエピソードはありませんでした。カーラと接触してわざわざ墓穴を掘る事になったのか、あるいは接触しなくても、バーバとオリビアがマークスを起訴する事はできたのか、と考えると、後者かなあ。ドーキン役のピーター・ジェイコブセンは少し前に悪の親分役だったような気がします。もう、忘れちゃったということですかね。
April 13, 2018
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記念すべき100話エピソード。最後にパーティの様子もありましたね。どのドラマでも、100話に達するのが一つの目標なので本当にめでたいことです。ちなみに、ジェームズ・スペイダーが主演した「ボストン・リーガル」は全101話でしたから、それを超えるヒット作となったわけですね。リズは「Homeland」のキャリー並にキレたキャラになってきました。怖い。レッドはブレイズの資産だった価値の高いリンカーン・セント硬貨で宝探しをすると、ごきげんだ。しかし、突然レッドの車に衝突してくる車があり、事故に遭ったレッドの手からコインが奪われてしまう。レッドはクーパーにそのコインが世界に4枚しかないレアアイテムで、4枚のコインには鋳造した者がお宝を隠した場所を暗号にして刻み込んでいるという。レッドはFBIにコインを取り戻して欲しいという。お宝とは、1930年代に発行された連邦準備券のことで、合衆国はこれを持ってくれば10万ドル支払うとした。しかし、政府はこの準備券の存在自体を否定し、わずかに見つかった札は偽造されたという。この幻の連邦準備券は金融界の聖杯とまで言われている。ドバイ、イタリア、そしてレッドが持ち込もうとしたDCの古物商など、リンカーン・コインの関係者が殺されている。このコインを狙う人物は殺しをいとわないようだ。レッドを襲った犯人は、古物商からレッドの事を知ったのだろう。ということは、あと1枚あることになる。実はオークションなどを経て、ペンシルバニア大学に1枚が寄付されており、現在博物館に貸し出されているという。リズはもみ合った末死んだナヴァーロの死体を処理するため、荒らされた部屋を掃除する。そこに部屋の物音を聞いて警察に通報があり、やがてシングルトン刑事がやってくる。シングルトンはこの部屋で何かあって、誰かが後片付けをしたと判断する。部屋を調べた鑑識は流し台の中から血の着いた布を見つけ出す。リズはナヴァーロの死体を運び出すと、FBIに立ち寄りアラムにブラックリストのファイルを見たいという。アラムはトムの犯人探しばかりしないで、気分転換に仕事に戻ってくれば良いという。シングルトンはリズを呼び出し、ナヴァーロが行方不明になっていると告げる。リズも関心を持っていたはずだといい、今血のついた布を分析しているという。ガボール博物館に、リンカーンのコインが複製ではないかというコイン収集家がやってくる。実物を見た男はコインが偽造だと断定すると、その時博物館に地元警察とレスラーたちFBIが到着する。匿名の通報で、コインが盗まれそうだという情報で警察が動き、収集家は非常ベルを鳴らしてドサクサに紛れて逃げた。その結果、コインは警察が押収してしまい、レッドはリズに連絡し、証拠保管庫に潜入してコインを取り戻して欲しいと頼む。リズはトムの上着に証拠品の携帯があったと、シングルトンに届け出る。シングルトンがその携帯を証拠保管庫に保管するよう手続きすると、リズは携帯をパケット・モニターとしてロックの暗証番号を盗み出す。FBIでは、警察が押収したコインからはエイブラハム・スターンの指紋が検出されたという。スターンは銀行の貸付係で、返済が滞った顧客に返済予定を組み直し、そのかわり顧客を使ってレッドの車を襲ったり、博物館に保険調査員として同行させた。リズはグレンを使って、警察で騒ぎを起こし、隙きを見て証拠保管庫に侵入する。リンカーンのコインを盗み出したことが判って、クーパーはレッドが盗んだと決めつける。レッドはすでにスターンに接触し、お互いが持っているコインを使って、お宝を見つけようと申し出る。スターンの父親はデンバーの造幣局で金の原版を彫る仕事をしていた。ところが、連邦準備券が行方不明になった事件で、父親は容疑者扱いされた上、首になってしまった。生涯犯罪者と言われた父親は、コインと共にスターンに遺言を残した。しかし、若かったスターンは遺言状を見る前にコインを使ってしまい、その後40年間行方不明のコインを探すことになったという。4枚のコインには、宝のある場所を示す地図が記されており、不完全な文字を重ねると「ボイラー室」という文字が浮かび上がった。スターンの父親は最後の仕事場が地下のボイラー室で、そこにお宝を隠したのだろう。スターンとレッドは腕を組み、デンバーの造幣局の地下からボイラー室に入る方法を模索する。レッドはマネーロンダリングで集めた古い札を使って、現金輸送車で運び込むことにする。金庫番のヘディはスターンを信じられないと言い、案の定、造幣局に入った途端、スターンはレッドを裏切って閉じ込めてしまう。しかし、レッドにも作戦があり、スターンらが地下室の壁に穴を開けている間に通風孔に吸引装置を差し込む。地下の古いボイラー室には焼却炉に入った大量の準備券があった。スターンらが金を鞄に詰め始めると、レッドらは協力な吸引力で札を地下室から吸い上げてしまう。レッドはクーパーにスターンを捕まえるように連絡すると、金を持って立ち去る。もともと公にはなかった金なので、問題にはならないだろう。クーパーは証拠保管からレッドがコイン以外にも盗んだものがあるという。それはナヴァーロ殺害の証拠品で、レッドはリズが盗んだと気づく。レッドはリズを呼び出し、コインが盗まれそうだと通報したのはリズで、コインが警察の証拠保管庫に行くのを知っていただろうという。そして、コインと同時にリズの血の着いた布も盗み出した。リズはナヴァーロの死体は決して見つからないと言い、義眼には何かの装置が入っていたという。リズはレッドに、トムの犯人探しに協力してほしいと頼む。レッドはリンカーン・コインでチャーチルの帽子を手に入れた。最後のチャーチルの帽子は今年のアカデミー賞ネタですよね。ファンサービス?ごほうび?レッドがその帽子を被ると、クラッシクな雰囲気です。スターン役のゲストとレッドが宝探しで、弾丸トークをしていたのが100話記念エピソードらしく、贅沢な雰囲気でしたね。子供のようにレッドのはしゃぎようと言ったら、これまでにないくらい。札を吸い出すシーンも実に愉快です。一方、リズのおどろおどろしさはレッドも上回りますね。大男をどうやって運び出したのか、警察が来たのになぜ見つからないとか、ツッコミどころ満載ですが、順調に闇街道を進んでいる。それでいて、レッドには甘え上手でやっぱり親子ということかな。(笑)グレンがリズに看病してもらってうれしそうにしているとか、100話ならではのお楽しみがありましたね。
April 12, 2018
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何だか、リアルに今現在行われていることを見るような気がします。会話が中心のエピソードでしたが、非常に見応えがありました。OPのクィンのモノローグのところ、もしかすると別人が読んでいるかな?ルパートの声ではないみたいな気がする。キャリーは早口になり、衝動を抑えられなくなっている事を認め、リチウムが効かなくなっていると精神科医のマイヤーに訴える。マイヤーは新たな薬を処方するという。帰宅すると、姉が心配して警察に捜索届を出していた。キャリーはリチウムが効かないと言い、新たに薬を服用するとなると、調整に何年もかかり、また一からやり直さなければならないと感情的になる。子育てにも影響が出てるだろう、もし拘束病棟に入れられたら絶対にフラニーを連れてこないでほしいというキャリーにマギーはとりあえず処方された鎮静剤を飲むようにいう。ソールはオキーフと直接話すため、匿われている家に向かう。出てきた少年に要件を伝えると、オキーフは武装した一家と共に姿を表す。隠れ家はFBIに包囲されており、FBIは今にも発砲しそうな勢いで、ソールはオキーフと穏やかに話をしたいという。オキーフは他に選択肢があるのかどうか、考えてみると言って家の中に入る。ホワイトハウスでは、ウェリントンがオキーフに対する告訴を取り下げてFBIを撤退させるべきだという。しかし、キーン大統領は無罪放免にはできない、オキーフは今も政権にとって脅威だと引かない。キーンは閣僚会議で、ロッセン大将からシリアへの空爆を進言される。アサド政権がイランから武器を輸送しているのが確認されており、今なら比較的被害が少ない状況で空爆できるという。キーンは先週その議題は却下したと言い、軍の撤退を公約に掲げて大統領になったからには、それを取り下げることはないという。鎮静剤で寝ていたキャリーのところに、ダンテがやってくる。調べて欲しいといっていた女性は、ウェリントンと4年前から交際しているシモーヌ・マーティンだという。キャリーは双極性障害の症状が出て、今はそれどころではないという。もしかすると、ウェリントンの関わりは妄想だったのかもしれない。しかし、ダンテはマクレンドン中将が死んだ前日に、シモーヌが刑務所の近くで駐車違反の切符を切られているという。キャリーはダンテとシモーヌの自宅に向かうことにする。オキーフはソールを送り込んできたということは、キーンは自分が緊急の課題と考えているらしいと考える。話し合いに応じたオキーフは、自分はただ言論の自由を実行しているだけで、迫害されているのは不当だという。ソールはオキーフが陰謀論を世間に広めることで、人々は怒りを煽られ、対話が阻害されていると答える。オキーフはお決まりの政府の言い分を批判し、自分を逮捕したければすればよい、武力を使うのならそうすればよい、世界中が見ているだろうという。ソールはオキーフの息の根を止める事はできると言い、強がるのは辞めて投降する条件を言えという。ダンテはシモーヌを監視しながら、キャリーに別れた妻も双極性障害だったと告げる。妻も病気と向き合い苦労したが、良くなって去っていった。自分はカブールで酒に溺れ、それが離婚の原因だったという。シモーヌが家を出たので、キャリーは家に侵入することにする。自宅内を物色し、駐車違反チケットやPCのデータをコピーして外に出ると、近所の通報を受けた警官がキャリーを逮捕する。キャリーは何が何でも自分の名前は言えないと抗う。オキーフは自分をかくまった者たちの罪を恩赦し、同行しているシャロンも許して欲しいと要求する。さらに、裁判を中断するようにいうが、キーンは納得しない。ウェリントンは裁判が始まるのに2年はかかるので、国民はそのころには興味を失っているだろうという。シャロンは今すぐ隠れ家を出ていくとオキーフに告げるが、オキーフはホワイトハウスに要求が受け入れられていないようだと言い、マクレンドンが殺されたように、ソールは何が起きるのか判っていないので、出ていくべきではないという。シャロンはこっそり隠れ家を抜け出し、オキーフを匿っている家族が援軍を呼んでいるらしいと伝える。FBIは慌てるが、そこに銃を持った同志が集まってきて、ソールを拘束する。FBIは今すぐソールを解放しなければ、容赦はしないと銃を向けるが、男たちはやりたければやれと動じない。ソールは解放されるが、オキーフらを取り巻く事態は更に悪くなっていた。オキーフは投降すると言って、援軍を呼ぶ時間稼ぎをしていただけだった。ウェリントンはオキーフのためにFBIが躍起になっていることは、マスコミの餌食になるという。それならば、自由シリア軍の拠点を空爆して世間の目をそちらに向けさせるべきだと主張する。キーンは、そんなことをすればロシアの武器供給路も絶たなければならない、線引が難しくなると拒む。4年間で目的を果たすためには、突き進まなければならないというウェリントンの説得にもキーンは態度を変えない。その頃、ソールのいる現地では、更に武力が投入されていた。考えたウェリントンは、ロッセン大将に大統領がシリア攻撃を認めたと連絡を入れる。ロッセンは確かに大統領が承認したのかと念を押し、命令を受ける。逮捕されたキャリーは警察に自分の名前が残ることだけは避けたいと、調書を取ることを拒む。どうしても名前を言わないため、強引に指紋を取られてしまう。やがて、ダンテがコネを使ってキャリーを釈放する。警察に記録は残らないと聞き、キャリーは数ヶ月前に児童福祉局ともめて、自分が警察ともめるのはまずいのだと話す。ドラマとはいえ、嘘をついてシリア空爆を画策するなんて、嘘だろ!と言いたくなりますが、政権を維持するために有権者の目をそらしたり、公約を守るために部下の進言に耳を貸さないとか、今のアメリカだってそうじゃないの?という気になりました。これから察するに、ウェリントンはマクレンドン暗殺も無関係ではなさそうだという風に見えますが、私はマクレンドンを殺せばキーン大統領のプラスにはならないと思うのですけど。ウェリントンの目的は大統領をコントロールすること?キャンペーンで掲げた理想を実現させること?とにかく、オキーフを止めようとするソールの思いは届かず、どんどん政府対物言う市民という対立の形がはっきりしてきて、それこそ内戦の様相を呈してきた。でも、オキーフがその頂点に立って戦うのかと言われると、きっと都合の良いところで逃げるんじゃないかと思います。彼は責任を取る人物ではないでしょう。果たして、この政権を倒すべきなのかどうか、興味深いですね。また、キーンの対抗勢力は軍なのでしょうか、それとも志ある政治家が出てくるのでしょうか。キャリーが白昼侵入して大丈夫かと思いましたが、やっぱり見られていますよね。CIAの時は何でもありだったのが、今はその習性で体が動いてしまうのでしょうか。フラニーを失いたくないと必死のキャリーの姿は痛々しくて、先シーズンの事を思い出しました。フラニー、クィンと仲良かったのに。クスン。始め、キャリーに巻き込まれて文句を言っていたダンテは、大人しくなっていたキャリーに火を付けてしまって、困ったものだ。キャリーは理解あるダンテと関係を深めるのかなあ。
April 11, 2018
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『ルイス&チャーリー』なかなかタイトルがなかなか出なくて「あれ?」と思いましたが、何か意味があったのかな。今回は珍しくBONES風潜入エピソードで、おっ頑張っているな、という感想です。いやいや、ビショップの脚のきれいな事と言ったら。ノーフォーク海軍基地の民間港で、ドラッグが流入している疑いがあり、トーレスとビショップが潜入捜査を行う。豪華ヨットをレンタルしたターナーがエスコート嬢に扮したチャーリーこと、ビショップを呼び、後からルイスこと、トーレスが押しかけてトラブルを起こす。ビショップはその隙きに、ターナーのクローン携帯を作ることに成功する。ターナーはドラッグの売人をしているが、本当に突き止めたいのは仕入先だ。ターナーの携帯の監視を始めると、「買いに来た客を撃て」という指示があった。ビショップとトーレスが様子を見に船に向かうと、いきなりヨットが爆発し炎上してしまう。NCISは直後からビショップとトーレスと連絡がつかなくなった事を心配する。海中からターナーの遺体が上がるが、額に銃創があり、船が爆発する前に死亡していた可能性がある。現場検証をしているところに、船のオーナー、レインが現れ、ターナーに船を貸したことを認める。ビショップから無事を知らせるメールが届いたため、ギブスとヴァンスが2人とダイナーで会うが、トーレスは船の爆発後、基地を出てターナーの携帯を探し続けていたという。仕入先がわかったというトーレスは、潜入捜査の続行を申し出るが、ギブスは2人とも病院に言って手当を受けるように命じる。ターナーはマリーナでマリンショップを営むミッチェル・ヤングという男と取引をしていた。ミッチェルは幹部だが、ボスではなさそうだ。ギブスとマクギーがマリンショップを訪れると、そこにトーレスが現れ店に入っていった。トーレスはミッチェルにターナーのクローン携帯を見せ、ガールフレンドと組んで個人情報を盗む詐欺をしているという。ターナー亡き後、自分に仕事をくれというと、ミッチェルはトーレスを雇う。NCISに戻ったトーレスに、ヴァンスとギブスが命令違反だと厳しく叱る。トーレスは自分はその時思ったように動くと言い、基地でドラッグを売ってボスに近づくという。マリーナの海中から見つかった銃は、ターナー殺害の凶器と一致した。ビショップは病院でトーレスに置き去りにされたと憤る。凶器の銃は、デニース・マンキューソという理科教師が登録したものだった。スローンはデニースはシロだという。ビショップとトーレスがミッチェルの店を訪れると、もう一人の店員ドニーがレインと言い合いをしていた。ドニーはトーレスに酸素ボンベを運ぶように命じると、ビショップは店の奥にいるミッチェルの面接を受けるようにいう。NCISに現れたデニースはターナーのことは知らないと答え、銃は1年前に義理の妹フランキーに盗まれたという。ビショップがミッチェルのオフィスに入ると、そこにフランキーがいた。フランキーはドラッグを買いにターナーの船を訪れたが、急にターナーから銃を向けられたのでしかたなく撃ったという。ミッチェルは慎重な男で、トーレスは信じるがビショップを信じるには、フランキーを殺せと銃を渡す。ビショップが銃を向けた時、火災報知器が鳴ってトーレスが飛び込んでくる。トーレスは消防局がやってくるのに、ここで殺しはヤバイと言い、フランキーを基地の外に連れ出して、そこで殺すべきだという。ビショップはミッチェルからフランキーを託され、車でNCISに向かう。フランキーの死体を撮影してドニーに送り、フランキーには事情を話してターナーを撃ったのは正当防衛だったと証言すればよいという。スローンはフランキーには脅しが効くと言い、協力を求める。ドニーはフランキーが殺された写真を見て、自分は消防士になる夢があったとトーレスに語る。聴取に応じたフランキーは、リチャード・レインがケイマン諸島に口座があり、レンタル業以外でかなり稼いでいるという。ギブスらが閉店後のミッチェルの店に入ると、床には血痕とトーレスの携帯が落ちていた。ミッチェルが奥から現れたため、ギブスらが身分を名乗って銃を向けると、ビショップがチャーリーとして店に入ってくる。銃を向けてギブスとマクギーを拘束すると、ミッチェルは「ボスが3人とも殺して埋めろ」と指示があったという。ビショップは即席で芝居を打ってミッチェルを信じさせ、トーレスの行き先を聞き出そうとする。NCISがミッチェルに誘い水を向け、レインについて尋ねると、レインは冷凍庫の中で殺されていた。黒幕はレインではなく、レインは供給ルート側とトラブって殺された。ミッチェルはボンベの中にドラッグを入れてレインの船で運んでいたのだった。トーレスは撃たれたドニーを病院に連れて行こうとしていた。しかし、ドニーは病院に行くと、身分がバレると言い、ボルティモアのセーフハウスへ向かうという。トーレスはドニーが本当に消防士になりたがっていると信じ、自分の身分を明かし始める。やり直すことはできるというトーレスに、ドニーは自分がそのボスだと言って銃を向ける。トーレスがセーフハウスに向けて車を走らせる間、ドニーはトーレスにNCISとの二重スパイになれという。ドニーはトーレスが裏の世界で動くことに生きがいを感じているはずだと誘う。ミッチェルがなかなか口を割らない中、ギブスはカメラをオフにしてセーフハウスの場所を聞き出す。そこにはドニーの3人の部下が待機している。トーレスはセーフハウスに到着すると、車を衝突させてドニーを外に放り出す。セーフハウスでは、先回りしたギブスらが部下3人を逮捕していた。ドニーは正体を隠しながら、海軍基地にドラッグを流す商売をしていた。証拠のボンベも押さえ、ヴァンス局長も満足だ。トーレスとビショップは潜入捜査を振り返り、微妙な雰囲気になる。まあ、あえて「微妙」と表現しましたが、通常はこれがきっかけでrelationshipになると思いますね。それは個人的に特に望むところではありませんが、ビショップにいつもと違う事をさせるのは良いのではないでしょうか。あえて、ガラの悪い喋り方をさせたり、セクシーな衣装を着せたりそれなりに楽しかったです。トーレスについては、命令違反をしたり、直感で動いて、ヴァンスにギブスみたいだと言わせるなど、今後のリーダー性の伏線でしょうか。だったら、トーレスは大化けです。ギブスもまんざらではないようですしね。一方、リーブスは一体何の役に立っているのか、これだったら同じ時間パーマーくんを出したほうが意味があったのではないか、と思いました。ちなみに、ギブスはカメラをオフにしてミッチェルに何をしたのやら。だんだん、ホレイショみたいになってきたぞ。(笑)
April 6, 2018
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闇に落ちたレスラーとリズの対照的なエピソードですね。やるべきことをやるレッドが父親のように頼もしく、清濁併せ呑むクーパーにも、良いのかなあ~と思いつつ、頼っちゃう気分です。でも、一番印象に残ったのはプレスコット役のジェームズ・カルピネッロがエイミー・アッカーの夫だったこと。そうでした、そうでした。奥さんの方が売れている感じでしたが、ダンナさんも活躍していますね。自宅に戻ったリズは、トムを殺した犯人を単独で探し始める。おぼろげな記憶の中から、警察の捜査で犯人とされるナヴァーロは殺していないという結論に行き着く。レッドはリズとトムを襲った一味は雇われているという。トロントのクラブで神経ガスによるテロ行為があり、犯行を行ったテロ組織のメンバーが逮捕された。週明けには組織に資金を供与した口座が凍結されるという。それに伴い、12時間前に「情報屋」が上院情報委員会のコンピューターから口座リストを盗んだという。おそらく、口座の持ち主に情報をネタに金をせしめるつもりか。実は、口座の実際の持ち主は分かっておらず、リストを盗んだのはクーリガン議員に近い人物と思われる。議員の秘書ハワード・ビショップが怪しいと睨んだクーパーは、ビショップの監視を命じる。ナヴァービがビショップを監視中、ビショップは姿を消し、地元警察にひき逃げ事件の目撃情報を伝えに行った。そのひき逃げ事件が起きた時間帯は、口座リストが盗まれた時間で、ビショップは自分のアリバイを証明したかったのか。FBIがビショップを拘束し聴取するが、ビショップは人妻の判事と密会していたので、すぐに通報できなかったという。クーパーは自らレッドの住まいを訪ね、口座リストの実際の持ち主を特定して欲しいと頼む。リズが自宅に戻り、トムを殺した犯人に復讐するつもりでいる事について、レッドはクーパーにリズを導いて欲しいという。レッドはケイマン諸島の馴染みの銀行で、大口取引をちらつかせ、口座の持ち主を特定して欲しいと頼む。レッドは口座の持ち主には凍結の警告を行うが、その12時間後偽名でアメリカに入国したラスミン・ハムザという人物が、盗まれた口座リストの買い手と思われ、クーパーはビショップとハムザの動きを追うように命じる。リズは今も事件の担当のシングルトン刑事と会い、新しい情報を得る。ナヴァーロとの接点を求めて、強引にピーウィという人物を探し当てる。ビショップを尾行していたレスラーに、始末屋プレスコットから連絡が入り、ビショップは自分の顧客なので捜査から手を引くようにいわれる。ひき逃げ事件と言われているのは、実はあえて被害者を狙った殺人事件で、ビショップと一緒にいたという判事の証言も嘘だという。このままビショップを逮捕すれば、レスラーの秘密をばらすと脅され、レスラーは待機しているチームを現場から遠ざける。ユニオン駅でビショップとハムザが取引を終えたところで、レスラーは2人を逮捕する。その後、プレスコットと会ったレスラーは二度と関わるなと脅す。プレスコットはレスラーがヒッチンの死に関わっている決定的証拠を握っている事で、あんたは悪徳警官だという。ナヴァービはプレスコットの口からプレスコットの名前が出たとレスラーに告げる。レスラーが2人を逮捕した結果、口座リストがハムザの手に渡らずに、口座も凍結されるだろう。ホッとしたのもつかの間、ナヴァービは、ひき逃げ事件で死亡した地元警察のペレスは、内務調査官で悪徳警官を追っていたという。クーパーはペレスの自宅を調べて、その悪徳警官も突き止めるように命じる。同僚によると、ペレスは捜査で得た証拠が消えたり、おかしなことが起こっていたという。おそらく、内部の犯行ではないか。ペレスに暴かれて困る悪徳警官がペレスを殺したと思われるが、捜査担当はその事を取り合わないという。PCのパスワードが「スタージョン」と聞いて、レスラーは凍りつく。レスラーはペレスのPCを調べ、自分のファイルを見つける。中には、先程プレスコットに発した「殺すぞ」という言葉が加工されて、ペレスを脅しているものがあった。その時、レッドがレスラーを呼び出す。レッドはレスラーがプレスコットに脅されている事を知っていて、様子を見ていたという。レスラーはプレスコットに立ち向かおうとしていた。2人は偽の証言をしたフィッシャー判事を訪ね、ビショップが判事を売ったと告げる。プレスコットに会う方法を教えてくれたら、レッドは安全に判事を国外に逃がすことができる。そうでなければ、間もなくFBIが逮捕にやってくる。判事は息子が起こした女性への暴行事件で、証拠をもみ消すという人物から連絡があったという。頼んだわけでもないのに、証拠は消え息子は無罪になった。その半年後に、ミッチェル・ハドリーという人物の罪を無罪にするように要求され応えたという。判事はレッドとレスラーの目を盗んで飛び降りて死んでしまう。レスラーは、フィアンセのオードリーが殺された時に、レッドのアドバイスで一線を越えなかったと礼を言う。プレスコットについては、自分が不利になっても逮捕しなければならない。一家でプライベートを楽しむプレスコットの前に立ったレスラーは、逮捕すると告げる。逃走するプレスコットをレッドが阻止し、レスラーはついにプレスコットを逮捕する。その後、レスラーは供述書を書いてクーパーのオフィスに向かう。ところが、クーパーはプレスコットが移送中に襲われて死亡したという。プレスコットが持っていた何十人もの顧客の資料にはレスラーの名前はなかったというと、レスラーはそのような結果は納得できないと訴える。クーパーは我々は皆、レッドに会ってから変わってしまった。供述書は預かるが、タスクフォースが解散する時はこの供述書を上部に渡そう。しかし、それまでは我々はレッドが差し出すリスト者を捕らえ続ける。レスラーはレッドを訪ねるが、レッドは自分の都合でプレスコットを殺したと説明する。自分はあんたの下僕にはならないというレスラーに、レッドは罪を時々思い出して、前に進むべきだという。リズはピーウィの力を借りてナヴァーロに会い、ついにダマスカスナイフを持っていた男について尋ねる。ナヴァーロは答えを渋るが、ニックがトムを手伝っていたと言ってリズを驚かせる。彼らが自宅で何をしていたのか、それは言えない。ナヴァーロが反撃に転じて、リズを襲い、リズはナヴァーロを殺してしまう。一旦はプレスコットの言いなりになったレスラーだが、やはり自分は終身刑になってでもプレスコットを逮捕するという。まあ彼らしいですよね。レッドはレスラーを同類に引き込む事を避け、光の側に押し戻した。クーパーもそうですね。レスラーがプレスコットに関わっていると判っても、あえて目をつぶる。クーパーこそ、レッドを利用して正義を行っているのが、言い訳めいているのですが、レスラーだけには染まらないで欲しいのは後ろめたい部分もあるのでしょうか。こうして見ると、レッドの言葉が親身に感じられて、感動してしまいます。一方、リズの方はレッド直伝というべき雰囲気で、チンピラたちを締め上げる。ナヴァーロに襲われた時も、戦意を失わなかったのはトムを殺した人物への復讐心があったからこそでしょう。この狂気はいつまで続くのか。レッドはレスラーにかまって、リズの尻拭いをする余裕はなかったのでしょうかね。誰もリズを止められないのか。リズの動きはガルヴェイに伝わっているので、リズの身が危なくなるのも時間の問題だと思います。次週は記念スべき100話エピ。楽しみです。
April 5, 2018
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オープニングでやっとクィンの存在が触れられて良かった。今シーズンはキャリーの病気との闘いが一つのテーマなのかな。今の状態は、クィンの死と無関係ではないような気がします。(希望的観測)マクレンドンの死は心臓発作によるものと、発表された。オキーフは放送でこれは政府の陰謀だと訴える。実は首席補佐官のウェリントンとマクレンドンと接した看守が同じ地元の出身だという話があるという。キーン大統領は、オキーフの発信内容を気にしてウェリントンに問いただすが、ウェリントンは取り合わない。それよりも、国民を敵に回している状況を脱するために、ソールを始め、捕らえられている200人を釈放するべきだという。そうしないと、政府は街全体を拘束しなければならなくなるという。キャリーは姪を巻き込んだことで、セラピーを受ける。姉のマギーは、キャリーの眼の前でクィンが凄惨な死を遂げたことでショックを受けているのではないかと心配しているという。キャリーは無職なのに借金をしているのは、この国の危機を救うためだと説明し、彼なら判ってくれるはずだという。セラピストはキャリーに長年処方されているリチウムが効き目がなくなっているのではないかという。ウェリントンはソールを訪ね、200人の釈放と同時に、ソールが国家安全保障担当補佐官になるよう求める。国家の危機を打開し前に進めるために、力が必要だと請われ、ソールは引き受けることにする。キャリーはウェリントンの自宅に設置したカメラに、女が映っているのを知りダンテに身元を確かめて貰おうとするが、ダンテは拒絶する。ソールが釈放され、ホワイトハウス入りを前に記者会見を行う。テレビでそれを見ていたマギーと夫のビルは、大統領はキャリーが言っていたような独裁者ではなく、ソールたちは絶対釈放されないだろうと言っていたことも間違いだとキャリーを非難する。ウェリントンは、ソールに最初の仕事として、オキーフの追跡を命じる。オキーフはこの6週間政府転覆を訴えながら、支持者に守られ逃亡を続けている。さすがに、アダールと共に動いていたオキーフは見逃すことはできないという。フラニーはキャリーが叔父さんと喧嘩をするのを、不安に思っていた。ここを出てどこに行くのか、というフラニーに、キャリーはどこにも行かないと約束する。ウェリントンの情報をネットで探っていたキャリーは、ウェリントンの自宅に入ってきた女の写真を掲示板に流して、情報を求める。翌朝、彼女を知っているという返事があり、添付されていたファイルをクリックすると、キャリーのPCはランサムウェアに感染してしまう。マックスを呼んで対応を求めるが、PCのファイルが暗号化されており、マックスでも解けないという。金を払うしかないというと、PCを乗っ取った犯人からメッセージがあり、身代金を釣り上げてくる。犯人はキャリーのPCの中身を見て、金を支払わなければデータをネットにばらまくと脅す。ペイリー議員が大統領に面会を求める。ペイリーは釈放された200人が違法に勾留された事実は消えないと言い、調査は辞めない気だ。マクレンドンの死亡についても、大統領が市警を望んだ直後だっただけに、調査は必要だろう。ウェリントンは11月の選挙ではどちらが職を失うだろうと脅すが、ペイリーも負けないという。キャリーは身代金を払う金はなく行き詰まる。PCのカメラをオンにして、犯人に直接語りかけ、金以外の方法で支払うと誘う。服を脱げと要求する犯人に合わせながら、直接会って、PCのファイルのロックを解除するのなら、言われたようにするという。ソールはオキーフが直前まで放送を行った見せに行く。地元警察がFBIが来る前にオキーフを逃しており、捜査権の事で対立していた。ソールは、自分が現場の警官と直接話しをするという。オキーフの支持をする者が増えていき、身の回りを世話する家族も現れた。しかし連れの女は、銃を持った愛国的な人々に囲まれる状況は嫌だと言い、NYに帰りたがる。キャリーはPCをロックした犯人と待ち合わせ、人気のない倉庫に入っていく。犯人が姿を表すと、キャリーに服を脱げと命令する。キャリーは身体を預けて油断させると、必死の反撃に出る。ダメージを受け戦意を失った男は、キャリーに命じられてPCのロックを外す。キャリーは自分はCIAだと脅して、男のPCを奪う。キーン大統領は最低の大統領ですよね。何でこの人が選ばれたのか。自分の命が狙われるのがこわいこわいと、人々を逮捕し、身の回りにはイエスマンだけ置く。政府はまともに機能しているのか、経済は?ウェリントンが大統領を忖度してマクレンドンを殺害したとは思えませんが、謎の女性の存在など、なかなか面白い事になりそう。まさか、アダールが獄中から手を回して、とか?オキーフが、実は銃の扱いなど知らなくて、適当に口先を使っているというのがよく分かりましたね。それでも、彼に洗脳されていく青年がいるというのは怖い。向こうの匿名掲示板が4ちゃんというのは、どうなのよ、とちょっと突っ込みたくなりましたが、そんなところに個人情報流しちゃだめでしょう。さらに、送りつけられたファイルをクリックするなんて、だめでしょう。先日、NCISでもランサムウェアに乗っ取られたら金を払うしかないとか言っていましたが、マックスもそういうのか。22歳から15年間薬を飲んでいるというと、キャリーは現在37歳ですか。犯人はどうせ、非力なオタクだと踏んだのか、色気で迫るのはいつもの手ですね。これも、クインなら分かってくれるというのかな。(笑)運良く犯人が引っかかって、ボコボコにされるところは鬼気迫って良かったと思います。病気とは関係ないのでしょうが、キャリーは行くところまで行っちゃった感じですね。この犯人が、次はキャリーの手下になるんじゃないかというのは、穿ち過ぎでしょうか。マギー姉さんは、パパのお葬式の時、キャリーとクィンが良い雰囲気だったのを覚えているはずですから、あの時上手く行っていたら、という気持ちはあると思いますよ。(笑)
April 4, 2018
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