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シーラとノアが親しくなればなるほど、いやーな予感がしてきますね。テレビドラマの仕組みはよくわかっています。(笑)さて、今回のゲストの人、IMDbを見てちょっとびっくり。サラ・シャヒのだんなさんだったのか。立派な身体なので、マジで格闘技の人かと思ってしまいました。オリビアはシーラがノアにエリーのことを話した事を知り、ノアに事実を告げるのは慎重になってほしいと言う。SNSセレブのケイティ・ミラーが深夜に呆然と歩いているのが見つかり、「レイプされた」というので通報される。しかし、SVUが病院に到着すると、レイプを否定し検査も拒否して帰ってしまう。ケイティは20万人のフォロワーを持つ人気者で、昨夜はトライベッカでタトゥの男性と会っている写真をアップしていた。改めて翌日ケイティのアパートを訪問すると、学生ながらSNSで広告収入を得て学費や部屋代を稼ぎ、両親にも仕送りしているという。自宅にある写真を見たオリビアは、昨夜の相手が総合格闘技の「モンスター」こと、アンディ・マクファーソンだと気づく。2ヶ月前に観戦した時に写真を撮ったが、レイプされたかと問われて、弁護士からしゃべるなと言われているという。その弁護士アルシュラーに話を聞きに行くと、ケイティのことを知らないという。ケイティは有名なアルシュラーの名前を勝手に使ったのか。「モンスター」の方からSVUに連絡があり、ジムを訪ねると、弁護士のトンプキンスと共に、ケイティから脅されているという。昨夜ケイティとデートし合意の上セックスをしたが、その後メールが来て、1万ドル払うかレイプ犯になるか、選べという。もともとファンページにケイティから書き込みがあり、何度かやり取りする間に好意をもち会うことになった。ケイティはセクシーな写真をたくさん送ってきて、自分にはレイプ願望があり、望みを叶えて欲しいと再々言われたという。SVUは、ケイティが要求する金額が安いと考え、モンスターにそれならば金を払うからケイティを呼び出すようにいう。もし、ケイティが現れれば彼女を逮捕、現れなければモンスターを逮捕する。待ち合わせの公園にケイティが現れるが、モンスターの姿を見て逃げ出す。追いかけたSVUに、ケイティはモデルの仕事の打ち合わせに来ただけで、モンスターを見て怖くなったという。ケイティの携帯には確かに供述を裏付けるメールがあり、モンスターからのメールには警察に言えば殺すとあった。さらに、知らないと言っていたアルシュラーからのメールもあった。ということは、モンスターとケイティの間に二重になりすましている人物がいると考えられる。オリビアはケイティが確かにレイプされたことを重要視するが、バーバはレイプ罪が成立しないと、背後のなりすまし犯が共犯とはならないという。バーバはモンスターに第3級レイプ罪の司法取引を持ちかける。ケイティと面会したモンスターは事実を知って謝罪し、取引を受け入れるという。2人の間に交わされたメールのIPアドレスを辿ったところ、ウェストヴァージニアの片田舎であることがわかる。カリシとロリンズが地元の保安官とヘザー・パーセルの家に向かうと、病気で介護を受ける女性とその娘ヘザーがいた。ヘザーは素直になりすましを認めて、拘束される。その夜、保安官と酒場で飲んで騒いだカリシとロリンズは、モーテルに戻って微妙な雰囲気になる。翌朝、カリシは昨夜ロリンズにナンパしていたバーテンダーと一夜をともにしていたことを知って、態度を変える。ヘザーはNYに連行されるのに、喜んでいるようだった。田舎では重病の母親の世話にかかりきりで、いつか田舎を出たいと思っていたという。バーバはヘザーに懲役7年の取引を持ちかける。裁判となると、第1級レイプ罪が適用され、25年となる。そこに、アルシュラー弁護士が現れ、自ら弁護を買って出るという。NYで有名な弁護士が取引を断り、ただで弁護に付くことになった。カリシはあれからロリンズの前で機嫌が悪い。ロリンズは行きずりの人とセックスすることもある人間だという。裁判では、ケイティ、モンスターがそれぞれ証言する。ヘザーはあまり深く考えず、母親の世話の合間にテレビのネタを使ってメールを送ったという。特にケイティに恨みがあったわけではない、モンスターはファンだったという。気の毒な状況にあるヘザーに陪審は同情的だと思われ、バーバは難しいという。そこに、ヘザーのPCを分析し続けてきたカリシが重要な手がかりを得たという。ヘザーが2人に送ったメールには、会う時には女の友達を連れて行っても良いかと尋ねていた。2人は断っていたが、そのメールにはヘザーの写真が添付されていた。さらに、ブリンピーというハンドルネームでケイティのシャンプーにケチをつける書き込みを行っていた。バーバは、ヘザーのSNSのフォロワーが6人だと指摘し、話し相手もいない生活で母親の下の世話までさせられ、不公平ではないかと問う。ケイティも田舎の出身だが、セクシーな写真でフォロワーが20万人もいる。ヘザーは不公平だと言い、ケイティに恨みの気持ちを持っていたと認める。評決は第1級レイプ罪で有罪となった。デパートで、ノアのジャケットを選んでいたシーラが少し目を話したすきに、ノアが行方不明になったという知らせがオリビアに入る。ヘザーにあの母親はちょっと高齢のように思いますが、他にサービスを受けることもなく、たった一人で世話をしているというのは、確かに気の毒ですね。憂さ晴らしがネットということで、なりすましになる知識を身につけることはできたのですね。陪審員裁判が怖いなと思うのは、気の毒な状況のヘザーに同情すれば無罪になってしまうということ。それを見越して有名弁護士が手を上げたのでしょうね。でも、一転、自分は直接加わっていないのにレイプ罪で有罪になってしまうとは。モンスターもレイプ罪に問われたのかな。執行猶予が着いたのかもしれませんけど。カリシとロリンズの間に、一瞬よぎったロマンスの影。でも、そんなことは同僚だしだめだよね、とお互いに納得して終わった。あの後、ロリンズはバーテンダーに連絡を入れたのか、それとも向こうから訪ねてきたのか、要はやりたかった。やっぱりアマンダは悪い女です。カリシは結構本気だったと思われ、まじめな性格が出ていました。関わらなくてよかったです。君にはもっとふさわしい人が現れる。さて、次第に絆を深めていくシーラとの関係が、ノアがさらわれるということでぶち壊されそうですね。シーラは素人、オリビアは母親でもあってもプロですから、2人の対比が描かれるのでしょう。また、ノアを狙う犯人は実の父親関係かな?だとすると、命までは奪われないかなあと思うのですが。とにかく、心配ですね。
May 31, 2018
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100話を過ぎて、余裕を感じるようなエピソードでした。ジェームズ・スペイダーのフランス語がきれいだなあ。小粋なフランスの犯罪映画を見ているような感じで、楽しかったです。しかし、最後に「そーきたかー!?」でしたね。ガーヴェイを追うリズとクーパーは、当局に証拠を提出するが、あくまで状況証拠だとして認められないと言われる。告発があり、内部調査でもガーヴェイに関して徹底的に調べたが、その結果をFBIに渡すことはできないという。レッドは港湾管理者ジャワルの金庫から手に入れた台帳を調べ、ナッシュに麻薬を供給するアフガニスタンのザラク・モサデックの関わりを掴んだという。ガーヴェイの裏稼業は麻薬取引で、供給ルートを押さえればガーヴェイから力を奪うことができる。モサデックはアフガニスタンで麻薬担当の内務大臣だが、実は国内最大のドラッグディーラーで、現在パリにいるという。アフガニスタンでは手が出せないが、パリならチャンスがある。世界に供給されるオピオイドで4万人以上が死亡していることから、殺人幇助で逮捕することができるだろう。レスラーとナヴァービはレッドのプライベートジェットでパリに向かう。リズはアラムに内務調査部の資料を奪うことはできないかという。「秘密」を手に入れればレッドがガーヴェイを殺してしまうので、レッドよりも先にガーヴェイを捕らえることが必要だ。2人は隠密作戦で、担当者のPCからデータをコピーすることにする。レッドはパリの伝手を使い、モサデックが利用する警備担当者を締め上げる。レッドは現地で即席のチームを作って、ホテルに滞在するモサデックを誘拐する作戦を実行する。モサデックはレッドに約束通りダイアモンドを持ってきたと言うが、実はモサデックの息子マーティンがパリでタリバンの一味に誘拐されていたのだった。レッドは息子を救い出す代わりに、ガーヴェイを差し出すよう取引を持ちかける。タリバンはモサデックがアメリカのスパイだと疑っているという。クーパーはCIAのパナベイカーにモサデックについて尋ねるが、パナベイカーは情報提供者かどうか明言しない。クーパーの独自判断でレスラーらはモサデックをタリバンとの取引場所ほ墓地に向かわせる。モサデックは出会った少年からメモを渡された後、レスラーの目の前から消える。シャルパンティエの霊廟の付近で姿が見えなくなっていることから、レッドは地下墳墓へ連れて行かれたのだろうという。心当たりのあるレッドは地下墳墓の出口である教会へと向かう。地下通路では、マーティンを連れたタリバンは、モサデックに他のCIAの情報提供者を言えと迫る。マーティンに銃が向けられたが、レスラーらが追いつき撃ち合いとなる。一味は出口へと向かうが、待ち受けたレッドとデンベに倒され、モサデックとマーティンは救出される。レッドはモサデックを故国に戻し、ガーヴェイと会うように仕向ける。リズとアラムは、盗んだデータにガーヴェイの犯行を裏付ける証拠を探すが見つからない。しかし、リズはガーヴェイが毎週金曜日に80キロ離れたレストランにわざわざ出かけている事実を指摘する。そのレストランを監視すると、やはりガーヴェイが現れるがたった一人で誰と会う様子もない。調査で店員にも疑わしい点はないという。やがて、店を出たガーヴェイは店員のリリアン・メイ・ロスと親しげな挨拶を交わし帰っていった。リズはリリアンを自分のアパートに連行し、事情を説明してガーヴェイの犯罪とのつながりについて情報を求める。しかし、リリアンによると、ガーヴェイは証人保護プログラムにいる自分にとって父親のような存在で、善い人だという。誰から守ってくれるのかと問われ、リリアンは実の父親レディントンだという。アラムがナヴァービに渡した指輪の件で、レスラーもリズもその後の様子を聞く。プロポーズのつもりだったのか、結婚を望んでいたのかについて、どうやら認識の違いが生じていたことがわかり、アラムは自分からは言い出せなかったが、ナヴァービは恋愛のアドバイスを受けるには間違った相手を選んだようだと言い、2人の間にある問題を解決するまでは、指輪は受け取れないと言ってアラムに指輪を返す。今回のリスト者は極悪人の割に、単に息子を奪われて必死な父親という感じで、結局逮捕されなかったということですね。結局、アメリカの協力者だったわけですが、帰国してタリバンに脅され続けるのかな。良いところでパナベイカーさんがまた出てきました。ちょうど「Homeland」の反対側から見ているような感じで興味深かった。パリのシーンは、いちいち芸がこまいかい。ロケはしていないのでしょうけど、デンベがちゃちゃっとつまみを作るところとか、教会で観光客に嘘八百を言うレッドとか、最後にダイアモンドを修理代にと渡すところとか、本当に粋です。さて、最後にびっくり、なんとリリアンはレッドの娘だと?シーズン初めのころにレッドの妻と娘が出てきましたけど、それとはまた別の話か。リズはロシアスパイの娘で、レッドのことなので、あちこちに子供がいても不思議ではないですけどね。ガーヴェイがレッドから守る理由が気になりますが、それがまたあの骨と関係しているのかな。次週が楽しみ。アラムはせっかくのロマンスを指輪で終わらせちゃったということですか。プロポーズだと分かっていたら受け取らなかった、というのは予想されたことですね。レスラーもリズもアラムを心配してあれこれ言うのでしょうが、相手がナヴァービなので、なんの役にも立ちません。
May 31, 2018
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嵐の前の静けさというか、大騒ぎの後の静けさでもありました。派手なシーンはなかったけれど、シーズン1から見てきた者には納得のぐっと胸に迫るエピソードでした。ところで、たまたまネット記事で見たのですが、クレア・デインズは今第2子妊娠中なのですね。あの感じだと、出産後シーズン8の撮影開始かな。副大統領公邸がもともと海軍天文観測所だった、というくだりは、NCISでも出てきたことがないネタで興味深かったです。キャリーは入院し、3度めの電気けいれん療法を受けた。次第に落ち着きを取り戻している。ウェリントンはワーナー副大統領公邸を初めて訪れ、ペイリー議員が大統領の職務遂行能力を問う修正25条に基づく文書の署名を集めているという。一旦は大統領の弾劾を諦めたと思われたが、ペイリーはダンテの死から収めた矛先を再び向けたたという。すでに閣僚の4人が賛同してあと4人で過半数となる。これまでワーナーを軽んじていた大統領が急に取り込もうとしている事をワーナーは指摘するが、それでも宣誓した以上、大統領の側につくという。サンディはソールに、グロモフの行方を追っていたところ、シモーヌは殺されていないのではないかという。グロモフとシモーヌは同じ時期、パリにいたことがあり、恋人同士だったという。キャリーの弁護士は、フラニーの親権をめぐって、マギーが聴聞を行う代わりに提案があるという。もし、マギーに単独親権を譲れば、3週間ごとの面会が認められ、いずれ隔週にはフラニーに面会することができる。裁判で長々と争いたくないというマギーの気持ちに沿ったほうが良いという弁護士に、キャリーは法定で戦う覚悟はできているという。キーンは閣僚たちに、ワーナーとは一枚岩だと言って、ペイリーの画策には加わらないようにと釘を指す。入院中のキャリーの面倒を見ているアンソンは、マギー夫妻にも弱みがあるのではないかという。CIAには伏せられていたキャリーの病気を治療するため、マギーは仮名でキャリーを治療していた。その記録があるはずで、それが表沙汰になればマギーは医師免許を剥奪されることになるという。ソールはモスクワのCIA職員に、グロモフ捜索を依頼していたが、はかばかしい報告がない。CIAの上層部はキーン大統領のことを嫌っていて、あまり協力したくないようだ、ソールはグロモフが大学時代に書いた小説に出てくる別荘を探してみろという。おそらくシモーヌも一緒だろう。ソールはキャリーを見舞う。聴聞の準備をしていたキャリーは、全能感を得て暴走した果にこうなることは、いつものことで予測するべきだったという。見舞いの目的を尋ねられ、ソールはグロモフ逮捕のために、キャリーのチームを貸してほしいと答える。ソールは例え監視役でも良いから、キャリーに作戦に関わってほしいというが、キャリーは今度こそ仕事を捨てて、娘を取り返すという。ワーナーはマレン国防長官と会食する場で、ペイリーに出会う。ペイリーはダンテの死を知り、マクレンドン中将、シモーヌと拘束中の人物が殺されるのはキーンの仕業だと思い至ったという。もし本当にロシアが世論を操作しているのなら、その証拠はどこにあるのか。閣僚の半数はすでに修正25条には賛同しており、ワーナーが署名すれば8人が続くという。ウェリントンはワーナーを監視させていたが、キーンにこの状況は危ないという。キーンは今朝、約束したばかりのワーナーが自分を裏切るのは許せないという。今の所、ワーナーとは連絡が取れない。キーンは翌朝法律顧問に相談し、ペイリーに賛同した4人の閣僚をクビにすることにする。ウェリントンはそんなことをすれば国内が混乱し、ロシアの思うツボだと反対するが、キーンの意思は固い。キャリーはアンソンが盗み出した自分の医療ファイルを手に、聴聞に臨む。姪のジョジーや学校の先生がフラニーの変化について証言する。NYでフラニーを保護しようとしたロナスも、クィンの起こした立てこもり事件について証言し、マギーもダンテが連行された時、フラニーが一緒にいて怖い思いをしたことを憂慮したという。問題なのは、疑いを抱いたダンテを調べるために、フラニーを利用したことだという。マギーは陳述書を読む代わりに、直接キャリーに話しかける。意志が強く優秀で、自分の命を危険にさらしても仕事に邁進するキャリーに対して、自分はフラニーのために安心安全な家庭を提供できるという。キャリーのことは愛しているが、治療を受けて落ち着いていてもいずれまたある日、ソールがやってきて大混乱が始まる。キャリーは考えた後、姉の提案を受け入れると告げる。キーンが閣僚4名を解任したことは、すでにメディアで騒ぎとなり、連絡が取れなかったワーナーがホワイトハウスに現れる。ペイリーの話に心が揺らいだが、やはりキーンを支持するという。しかし、そのためには閣僚の解任を取り下げてほしい。それは、権力の乱用で独裁に通じる。しかし、キーンはそう言ってこちらが譲歩しても、ワーナーが寝返って25条の発議に署名する確証はないという。私の椅子が欲しいのだろうというキーンは、ワーナーの提案をはねのける。ワーナーはもし閣僚を解任していけば、憲法違反に当たるだろうという。キーンは決断は変わらないと言い、ワーナーはそれならば、大統領の職務遂行能力を疑う文書を適所に提出するという。姉との取引を終えたキャリーはダンテの葬式の場で、ソールと出会う。ソールはワーナーがキーンを見限り動き出したため、ロシアに逃げたグロモフを早くとらえなければならないという。今夜、ロシアに高官級の協議を開くよう要請し、代表団が向かうことになった。その裏でグロモフ逮捕の作戦を行うというと、キャリーは自分もロシアに向かうという。自宅に戻ったキャリーは、フラニーに説明し、仕事でいなくなっても必ず戻ってくると約束する。マギーはキャリーが自分の思う道を進むべきだと、抱きしめる。家を出ると、キャリーはソールの乗った車に乗り込む。アンソンが盗んだあのファイルはこっそりもとに戻したのかしら。お姉さんは、今回最高の見せ場でしたね。ごく当たり前の、幼いフラニーのためにどうしたら良いのかという観点で、キャリーにずいぶん譲歩した提案をしてくれるマギー。感謝こそすれ、法定沙汰で家庭をぐちゃぐちゃにするべきではないでしょう。良いお姉さんだなあ、珍しくもらい泣きしました。ロナスの証言で、再びクィンのことが触れられたのは良かったですね。クィンもキャリーに頼まれて、必死にフラニーを守ろうとしてトラブルとなり捕まった。クィンも覚悟の上の人生だったわけですが、家を出てドアを締めた直後から、キャリーのモードがいつものに戻りましたね。ソールはただ単に、教え子の復帰が嬉しいだけ、という感じですが、やっと、やっと、本来の「Homeland」になったという感じ。キャリーのチーム、というのが今も存続しているのがちょっと不思議ですが、戦う敵はロシアにいます。一方、キャリーの裁判とパラレルになっていたのが、疑心暗鬼のキーン。ワーナーから「あなたを支える条件」として、独裁をやめろと言われても、氷の女王、キーンは裏切り者に容赦なく、大統領の椅子にしがみつく。まあ、ソールとキャリーの活躍でキーンは危機を脱することになるのでしょうが、この政権を維持することのほうが国のためなのかどうか、なかなか興味深い。フィナーレに向かって盛り上がって来ましたね。
May 30, 2018
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なんだか、いやーな方向に向かってきた感じがします。プライドの強引さもちょっと鼻につくし、うーん。海軍の武器が積み込まれた貨物車から強奪された。強奪を知った警備と撃ち合いになるが、犯人グループは重装備で、なぜかゴム弾を使い死者はでなかった。奪われたのは輸送中の短機関銃など200丁以上で、製造はバンクロフト社だった。現場に現れたバンクロフト社長と娘を見かけたNCISは、話を聞く。実は銃を奪われたのはこれが3回目で、これまで犯人は見つかっていないという。ラサールはこの街の創立者一族のバンクロフト社長に気を使う。犯人グループは警備の撃った弾が当たったと見られ、血痕を残していた。DNAを調べると、元海兵のベラクロイ中尉と一致した。ベラクロイ中尉は勲章も受けた立派な経歴で、ソマリアやスーダンに派遣されていた。1年前、バンクロフト社が武器の強奪に遭う直前に除隊したという。プライドはハミルトン市長をクリアウォーターの開発とオフショアの資金関係で捜査するため、令状を取って市長室に盗聴器を仕掛けた。連邦検事のイッゾは、権力のあるハミルトンを相手にする限りは、法律を厳密に守って捜査するように釘を刺す。NCISがベラクロイ中尉の自宅に踏み込むと、ベラクロイは惨殺されていた。向かいの家の防犯カメラには、家から出ていく女の姿が写っているが、判然としない。しかし、操車場で撃たれた傷はきちんと手当されており、致命傷以外にMP5で13発も食らっている。銃を盗んだ時はゴム弾を使っているのに、明らかに過剰殺傷で、何かの見せしめと考えられる。そのゴム弾もまた、バンクロフト社製とわかる。ベラクロイの交友関係を調べると、国境なき医師団のエマ・ミラー医師と同窓生で親しいことがわかった。おそらく、夜分に銃創の手当をしたのはミラーだろう。NCISは、今日バンクロフト家が主催するチャリティパーティにミラーが参加するのではないかと考え、パーティに向かう。バンクロフト社長の娘ナディーンは、ミラーとは姉妹同然の間柄だというが、邸内を調べていたラサールが、ミラーの遺体を発見する。2時間ほど前に銃殺されているようだ。ミラーの自宅を調べると、防弾ベストや目出し帽、ゴム弾など、銃の強奪グループの装備が見つかった。つまり、ベラクロイとミラーは海軍の銃を盗んだ犯人なのか。さらに彼女たちを見せしめのために殺した相手は何者なのか。パットンは市長室の音声を聞いていて、重要な証拠を掴んだという。ヴァンクロフト社長がハミルトンを訪ね、NCISの捜査をやめさせるよう頼んでいた。さらに、銃の在り処はわかっているので、ハミルトンがそれを取り戻してヒーローになれば良いという。ハミルトン社長が自分の会社の銃をなぜ盗むのか疑問だが、この録音音声を証拠にすることはできない。さらに、公にするとハミルトンに盗聴のことを知られてしまう。しかし、プライドはすでに2名が殺されていることから、さらに被害が出るのを恐れてバンクロフト社長を逮捕することにする。バンクロフトは録音音声を聞かされて、たとえ刑務所に入っても銃の在り処を言うことはできないという。そこにイッゾ検事が駆けつけてきて、ハミルトンを逮捕する目的以外で音声を使ったと怒る。例え、音声で強奪事件の真犯人を知ったとしても、無視するべきだったという。いずれにせよ、これでハミルトン逮捕は諦めざるを得ない。それだけでなく、ハミルトンが本当に悪党なら相当な報復があるだろうと、イッゾ検事は警告する。プライドは、バンクロフトが誰かをかばっていると考える。セバスチャンはSNSを調べ、ナディーンがベラクロイとミラーと繋がっているという。ナディーンは国際的慈善家で、恵まれた環境にいる3人の女性が大量の銃を奪う理由は何なのか。さらに2名が殺されたのなら、ナディーンの命も危ない。NCISがバンクロフト家に向かうと、ナディーンが賊に襲われ誘拐されるところだった。銃撃戦になったが、NCISは敵を倒してナディーンを救う。検視したウェイドは、身体の印を見て敵はボコ・ハラムのメンバーだという。街に彼らの仲間が潜入している恐れがあり、プライドはすぐにDHSとFBIに連絡するようにいう。ボコ・ハラムはナディーンから銃の在り処を聞き出すために誘拐したのだろう。ウェイドはベラクロイが殺される前に拷問されていたという。取り調べでナディーンは、2年前、ミラーと一緒にスーダンを訪れ、人々が殺されるのを見たという。女子の学校を作ろうとしたが、ボコ・ハラムに襲撃されて、自分たちは大使館に逃げて守られたが、女性や子どもたちはレイプされ殺されていった。彼らに救いの手を差し出すものはなく、決意したナディーンは自衛のため銃を村人に渡すことにした。それにボコ・ハラムが気づき、妨害するようになったという。ナディーンは銃の在り処については頑なに口を閉ざす。しかし、いくら人道的な支援だとはいえ、連邦法をいくつも破る違法行為だ。NCISが見逃すことはできない。話を聞いたパーシーはナディーンの行動に理解を示し、村人を助けるべきだという。いずれにせよ、何もしなければボコ・ハラムは銃を手に入れてしまうだろう。それを阻止することで、なんとかナディーンの意思を尊重できるのではないか。プライドはナディーンを釈放して、尾行することにする。ナディーンはチャーター機を待機させている空港へ向かう。ナディーンは銃を奪おうとするボコ・ハラムのメンバーに襲われるが、NCISが追いつき銃撃戦となる。パーシーは逃げていくナディーンを追い、ナディーンは例え銃を送ることはできなくても、村人に警告しなければならないので、逃してほしいと頼む。国外に出る方法があるという。パーシーはナディーンを逃した上、プライドには取り逃がしたと報告する。プライドは命令に逆らったパーシーの行動を問題視し、本当のことを言えと追求する。パーシーは、テロリストと銃を確保したのだから、ナディーンを逃したとしても良いのではないかと反論する。さらに、今回の流れを話してそれが外部にばれたら、プライドにもトラブルとなる。厳しく問い詰められても、パーシーは何も言えないと口をつぐむ。パーシーは自分の身柄がどうなるか、わからないとラサールにいう。しかし、イッゾ検事がプライドとパーシーを判事のもとに呼び出し、パーシーがナディーンを逃した瞬間をとらえた映像があるという。これを見れば、パーシーが宣誓供述書に書いた内容は嘘となり重罪となる。判事は犯人を逃した理由と居場所を言わなければ、偽証罪と法廷侮辱罪で問うというが、パーシーはそれでも拒否する。プライドはイッゾ検事がなぜパーシーの映像を調べたのかと問い詰める。ハミルトンの意を組んだのかというが、ハミルトンはすでにプライド側の動きを知って、監察総監に捜査を要求したという。部下のミスにつけこまれたのが問題で、イッゾ検事はもうプライドを助けることはできない、そもそもプライドと市長のケンカだと言い、去っていく。プライドはパーシーが刑務所に入ったという。久しぶりに顔を見せたかと思ったら、新恋人出現?となり、ラサールに「妬いてる?」と聞く。うん、ちょっと妬いているかも、となって、プライドの口からブロディの名前が出たところで、「あーあ」という印象です。グレゴリオがレギュラー定着になった以上、途中から入ったパーシーの役目は終わったのだろうかという気もしなくないです。それにしても、公式に嘘を報告して救済措置にも応じないとなると、パーシーの罪は重いですよね。どうやって刑務所から出すつもりなのか、あるいはこのままなのか。イッゾ検事がハミルトンと繋がっているとは思いませんが、大事な連絡する暇がないというプライドの判断には、イッゾ検事が匙を投げるのも仕方ないと思います。プライドの被害者を出したくないにしても、後先を考えずに行動するところは、パーシーの行動を批判することができるのだろうかと思ったり。求めているのは忠誠ですよね。まあ、パーシーが人道主義から共感したものの、本当にナディーンたちが善意で違法な援助行為をしているのかどうかとなると、そこはわからない。もしかしたら、ナディーンとハミルトンが実は裏で繋がっていることも考えられる。とか、いろいろ考えられますが、今はプライドの身も危ない状況で、チームがどうなるのか心配ですね。
May 28, 2018
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『侵入者』フルキャストの上、シニアのゲスト出演とは豪華ですね。いわゆる「閉じ込めエピ」で、15年にして初めて見る屋上の風景だとか、なかなか楽しいエピソードでした。ダッキーの渾身の著作の原稿が出来上がり、チームメンバーが事前に読むことになった。ダッキーはこれからNYに戻って仕上げなければならないという。ギブスたちのオフィスの天井の明り取りの窓に、突然人が降ってきた。被害者はエアコン修理業者のカール・ヒグビーで、屋上の変圧器のヒューズが焼け焦げており、その影響で被害者が「ふっ飛んだ」とみられる。NCISが原因の究明を始めたところに、地中海クルーズから戻ってきたディノッゾ・シニアが顔を出す。何やら相談したいことがあるという様子だ。連絡を取ると、エアコン修理会社のHVAC社は実在しないことがわかり、さらに被害者のIDも偽名で、工具箱から起爆装置が見つかった。被害者はパイプ爆弾を設置しようとしたところ、誤配線で爆発し、そのせいで変圧器のヒューズが飛んだと思われる。NCISはプロトコルに従って、全員が避難することになった。爆発物の対応はREACTチームが行い、ギブスは指揮を執るヴァンスとともに、建物に残って捜査を続けることにする。ジミーとアビーは、前回の本部襲撃の後に決まったルールで、証拠品を保管室に運び込む。ジミーはシニアがシャーロック推理研究会を辞めるらしいとビショップに話す。アビーはモルグでシニアと再会し、検視台の上の遺体を収納するのを手伝ってもらう。被害者はセキュリティを通った後、外壁のはしごを使って屋上に上ったと見られ、その後用務員室から内部に侵入した者がいるようだ。ゴミ箱には2名の作業着が捨てられていた。さらに、ボンベをくり抜いて何かを持ち込んでいたことがわかる。爆弾をしかけようとした被害者は、指紋からドラッグ関係の前科があるエリック・バーンハートと判明する。どうやらテロとは関係なさそうだ。その時、コンピューターがダウンし、ドアにロックがかかってビショップとジミーがラボに閉じ込められる。MTACでは、ヴァンス、ジャック、マクギーが対応していた。軍に登録されたHVAC社は従業員が3名いて、死んだ男以外に2名がいることがわかる。彼らもまた閉じ込められてしまう。マクギーによると、誰かが内部からハッキングして建物全体をロックしたようだ。MTACは予備電源で動いているが、ネットワークは遮断されており、携帯電話もプロトコルで設置された妨害電波で使うことができない。建物の外ではリーブスがREACTチームから建物の中に入るのを止められる。モルグに男が現れ、タンクから銃を取り出してアビーとシニアを脅す。死んだのは男の弟だと言い、一人について来いというので、シニアがダッキーになりすまして人質となる。ジミーは、死んだ男はボルティモアの麻薬王エイドリアン・フィンチャーの子分だという。NCISが検察から捜査を引き継いでいるが、もしそうなら早くチームにこのことを伝えなければならない。ジミーとビショップはラボから脱出する方法を考える。ギブスとトーレスはオフィスに潜んでいたが、武装したもうひとりの男が見張っていた。武器を手に入れるため、トーレスが掃除員の紛争をしてデスクに近づくが、シニアを連れた男に見つかり共に連行されてしまう。マクギーは所内の無線を傍受していたが、「エレベーターを下へ動かせ」という命令をキャッチする。内部の誰かが遠隔操作でエレベーターを動かしているようだが、その端末を追うと、なんとMTAC内部であることがわかる。一人残って操作していたレスリー・ヴァイアスが侵入者に手引きをしていたのだった。バークと呼ばれる男はシニアとトーレスを伴い、証拠保管室に向かう。バークはフィンチャーの証拠品を検索するため、無線でPCの電源を入れろと伝える。すでにレスリーが逮捕されているため、バークは自分で探すことにする。シニアはトーレスに、ジュディスと別れたという。ジュディスがクルーズ中に若い男に乗り換えたため、シニアはシャーロック推理研究会も辞める気になったのだった。バークは資料を見つけると火をつけ、トーレスとシニアを資料室に残す。一人オフィスに残ったギブスは、様々な陽動作戦で見張りの男を翻弄し、倒す。無線を奪ってREACTチームに連絡しようとしたギブスだったが、またもバークに見つかってしまう。バークは脱出ルートをギブスに案内させる。リーブスはREACTチームと共に建物内に侵入する。MTACでは、裏切り者のレスリーからロックがかかった端末のパスワードを聞き出そうとするが、パスワードなどないことがわかる。こうなると、非常電源を抜いて再起動するしかない。再起動が成功し、システムがオンラインとなる。トーレスはシニアの手錠を外すと、モルグに隠れているアビーを助けに向かう。ギブスは用務員室から屋上へとバークを案内する。隙きを見てギブスはバークと戦い、落ちていたパイプを天窓から投げ入れる。MTACから脱出したヴァンスは、天窓越しに見えるバークを撃つ。アビーは遺体安置キャビネットに隠れていた。ビショップとジミーの手製爆弾がラボの厚さ8センチのガラスを割ることに成功するが、すでにドアは開いていた。フィンチャーの証拠品は燃やされてしまったが、レスリーが自供したので反逆罪の黒幕でフィンチャーを逮捕することができるだろう。シニアはご機嫌でアビーとビショップと飲みに出かけるという。ギブスは屋上の秘密の場所でダッキーの著作を読むことにする。シニアが登場すると、トニーと孫娘の情報が聞けてうれしいのですが、いつまで不良老人の役をするのだろうと思います。(笑)話題といえば死ぬまで女性に恋しては振られる、寅さんみたいなキャラクターなんだなあ。でも、今回はダッキーに成り代わってアビーを守るという良い役でしたね。ちなみに、あの後アビーはどうなったのかと心配しました。閉じ込められても、知恵が出せるのにもったいなかったですね。今回、話題になっていたのが、爆弾魔に海軍工廠が爆破されたことをきっかけに、様々な規則が設けられたこと。長いシリーズだけに、本部が襲われることもありましたね。だからセキュリティ対策したのに、あんな弱点があったとは。普通に天窓を割って侵入できますよね。それは置いていても、屋上の一角にギブスが休憩する場所があったとは。正にNCISの主(ぬし)ですね。REACTチームが出てきたときは、まさか新たなスピンオフかなと思いましたが、そうではなさそうですね。
May 26, 2018
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ほぼ、取調室と会議室だけで物語が進み、メインのゲスト2人とオリビアがガチンコでぶつかり合う、まるで舞台を見ているような緊張感が凄いな~と思って見ました。セリフだけでミステリーを解くような演出ですね。こういう時はメモを取らずに、のめり込みたいところです。自然史博物館で倒れていた女性を保護したところ、レイプされた可能性があったためSVUが対応する。女性はローレルというだけで、混乱しているのか何もしゃべれない状態だった。オリビアは何か手がかりになることはないかと、話しかける。ローレルは少しずつ、その日の行動を語りだす。犯人の男は父親が使っていたのと同じコロンを使っており、男の部屋でナショナルジオグラフィックの番組を見たという。チーターに襲われるレイヨウに、自分の姿を重ね合わせるローレルに、オリビアは自分を責めないようにいう。やっと職場がわかったため、聞き込みに向かうと、ローレルは昨日父親の葬儀だったという。父親は有能な外科医で、父親は毎週博物館の帰りにイタリアンの店で「カラマリ」を食べさせてくれたという。実の妹リアが弁護士をしていることから、署に呼ぶ。自分のことを語りだしたローレルは、次第にオリビアに女性は皆獲物で、男性はケダモノだと言い出す。ローレルには妹リアへのコンプレックスがあるようだった。オリビアは味方だと言い、慎重に話を進める。ローレルは男の部屋にハサミがあったという。カリシとフィンは、昨夜ローレルが男と酒を飲んだというバーを見つける。一緒にいた男はグレッグ・ハーヴェイといい、写真をローレルに見せようとすると、ローレルは予想外の態度を示す。オリビアに同情されても、自分が受けた痛みや屈辱は消えることはない。オリビアは言葉を選んで、ローレルに自分を憐れむのをやめるようにいう。SVUがハーヴェイに家に向かうと、ハーヴェイは床の上で顔をハサミで刺され死亡していた。レイプの犯人はハーヴェイと確認されたが、ハサミに残っている指紋はローレルのものだった。SVUは、リアを弁護人として取調室に入れ、ハサミについて聞く。しかし、ローレルの話はすぐに父親の思い出の話に飛び、それが憎しみの話に変わる。興奮したローレルがオリビアに湧き上がる憎しみにどう対処したのかと問うと、オリビアはルイスを攻撃したときのことを話す。リアは途中でローレルを黙らせようとするが、ローレルは子供のころ、自宅のプールハウスで起こったことについて話し始める。ペンキを塗っていて、ふざけた姉妹を父親は、ローレルだけを責めたという。その後、父親はプールハウスに鍵をかけ、中でリアに虐待をしたという。リアは付き合いきれないとして出ていく。オリビアは聞き取りを続け、ローレルが6歳のときから父親から毎晩虐待されていたことがわかる。それは愛だったというローレルに、オリビアはレイプだったと答える。ローレルはオリビアが父親の話をされて、話題を変えたことから、何を隠しているのかと逆に質問する。オリビアは正直に、父とは無縁の子供時代を過ごした話をするが、ローレルは相変わらず父親への複雑な愛憎の気持ちを語り続ける。様子を見ていたバーバらは、オリビアを心配するがオリビアは自分が聞き出すと助け舟を断る。ひとしきり、過去を話した後、オリビアは母親とリアが外出した時の父との関係の話を聞く。オリビアは経験上、被害者は自分が何をしたかではなく、何をされたかを言うことから、ローレルの父親の話は妄想ではないかと追求する。虐待を受けたのはレアだった。ローレルはそれを父から愛されなかったと解釈し、チーターに狙われなかったレイヨウの群れに重ね合わせた。ハーヴェイは父の面影があり、彼が眠りについたのを待ってハサミで刺したと告白する。ただ、父親に愛されたかったのだというローレルは逮捕されるが、オリビアには複雑な思いが残る。ローレルのような精神状態だと、すぐに精神鑑定しろということになるのでしょうが(昔はDr.フアンがいて、専門家として意見を言ったのに)、人員減少した今はオリビアはバラバラな言葉から、真実に迫っていきました。さすが、オリビアの受けの表情が見応えがありましたね。いろいろな引き出しがあって、ショックを受けている人から情報を得ることができるのだろうな。オリビアの設定である、レイプされた母親から私生児として生まれたのが話題になったのははるか昔で、父親の話も義弟の話もありましたね。今でも触れられたくないことでしょうが、相手を操るようなローレルに対峙するには、真実を話すことが必要だったのかも。それにしても、ローレル役の女優さんがすごかった。粘着質で、因縁をつけるかのようにオリビアの心の中に踏み込んでくる。ホラーかと思うほどの迫力でした。結局、レイプ罪は成立したのかな。レイプされたから殺人罪で減刑されるということもなさそうに思いました。ちなみに、リア役の女優さんとこの人がともに、「Nip/Tuck」のディラン・ウォルシュと結婚していたというのが、偶然とはいえ、狭い世界ですね。
May 25, 2018
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「骨」のストーリーは相変わらずですが、メインのリスト者は意外な視点で内容もなかなか見ごたえがあった。こういうのはSVUでも扱って良いのじゃないかと思いました。それと、改めてナヴァービ役のモズハン・マーノの存在感を認識しました。彼女は相当なインテリなのですね。リズはガーヴェイに奪われた証人、トニー・メヒアを探して欲しいとレッドに頼む。レッドはその代り、港湾管理者のジュリー・ジュワルの台帳を手に入れてくれ、という。ジュワルは、ナッシュ・シンジケートの関係者で、ドラッグを密輸しており、台帳にはその供給元などの情報がある。レッドはジュワルに直接取り引きしようとしたが、電話の最中にジュワルが銃撃され、殺されてしまった。犯人は金庫に入っていた台帳を奪って行ったという。おそらく、強盗に見せかけた犯行か。FBIは、ジュワルがインド系であることからヘイトクライムと見ており、犯人は極右団体のメンバーだという。クーパーのチームには従来の捜査を勧める一方、レッドは直接極右団体の創設者ハドナットに会いに行く。しかし、ハドナットは無関係と判る。FBIがジュワルの家族に話を聞くため自宅を尋ねると、ジュワルの妻は16才のレヴァとわかり、レスラーは驚く。ナヴァービは世界中で未成年の幼い少女が強制的に結婚しているという。しかし、それは合法的な結婚だ。アメリカの半数の州で、結婚年齢の制限などはないという。犯行当時の様子を聞いたFBIはレヴァのPCを押収し、レヴァがアンダーグラウンドのチャットルームで同じ境遇の少女たちと悩みを相談していることがわかった。そこでは「守護天使」と呼ばれる存在がいて、離婚もできず苦しんでいる少女たちを夫から「解放」してくれるという。実際、そのグループ内の9名の夫が不審死している事がわかる。アラムはメヒアが奪われた事に責任を感じ、必死に手がかりを探る。鑑識が護送車にエンジンを遠隔操作でコントロールする部品が装着されていた事を掴み、アラムが調べることにする。装置は「見えざる手」の監視装置を作った製作者のもので、FBIの車にいつ装着したのかが問題となる。レヴァはFBIの聴取の途中で倒れ、入院した。妊娠しているというが、情報を聞いたレッドが見舞いに現れ、ガーディアンエンジェルの名前を教えて欲しいという。夫がギャングと関係していたと聞いて驚いたレヴァは、殺してくれたお礼に同じ悩みのある友人を紹介したという。FBIはタラ・レイバーンの学校と、夫の勤務先へと急ぐ。アラムは護送車を襲った犯人の似顔絵から、FBIの駐車場に出入りした人物を特定する。その写真を見たリズは、レッドの部下だと気づく。すぐさま、レッドがシングルトン殺害の証人を奪ったと怒りをぶつける。レッドはメヒアを殺すはずはないと言い、ガーヴェイが持っている「秘密」を回収するまでは、FBIの逮捕を阻止するという。回収した暁には、レッドはガーヴェイを殺すだろう。レスラーは、タラの夫デイルの職場を尋ねる。中古車ディーラーのデイルは、命を狙われていると言われても納得しなかったが、少女が目の前で車を爆破させた。レスラーの対応でデイルは助かったが、犯人を取り逃がしてしまう。レスラーは少女が逃げる途中で接触した男性の革ジャンを押収する。リズはレッドがメヒアをさらった犯人だと報告する。各方面で情報を求めたところ、メヒアが空港からプライベート機で発つところが目撃されていることがわかったという。デイルを殺そうとした少女は、指紋から13才の時にブラジルから入国したアナ・グラシア・ドゥエルテと判る。アナの夫は30才年上のロバート・コーヒンで、FBIは結婚許可証を元に住所に踏み込む。逃げ出したアナをナヴァービが屋上に追い詰め、投降するように説得する。アナは出会った時に、夫からレイプされたのを警察に届け出ると、両親が世間体を恥じて無理やり結婚させたという。3年間の地獄を味わった後、ある日アナは夫を殺して自由になった。その後、同じ境遇の少女たちを助けることを始めたという。ナヴァービは、いとこもまた、15才で親が決めた結婚を強いられ、助けることができなかったと話す。アナは投降し、ナヴァービとクーパーは連邦検事に掛け合って、本件を少年犯罪として扱うことなった。上手くすれば、アナは21才で刑務所を出ることができるだろう。ナヴァービはアナの経験をみんなに話して欲しいという。リズは、ボストンの空港でメヒアの情報を求める。そこに、ガーヴェイの手下が現れリズとアラムを攻撃する。一方、デンベに率いられたレッドの手下が応戦してリズらを救い出す。リズはレッドに助けてくれた礼を言い、レッドはアナに盗んだ台帳の事を聞いてほしいという。捨ててしまったという台帳を探し当てたレッドは、こちらはガーヴェイにとって大切なものを手に入れたという。アラムは祖母の指輪をナヴァービに誕生日プレゼントとして渡すことにする。レスラーは、プロポーズと受け取られるのではないかというが、リズはそれはナヴァービ次第だという。思い切って指輪を手渡したアラムだったが、ナヴァービはありがとうと言うだけで、素っ気ない。あれだけ子供の権利を守ろうとするアメリカで、ローティーンの正式な結婚が認められているというのが驚きでした。最初、レヴァとジュワルは親子と思ってしまいましたが、タラについては、SVUだったら絶対に犯罪扱いで気持ち悪かった。アラムとナヴァービは思った以上の関係ですね。1年付き合って、指輪を渡したらプロポーズと思われてしまうのじゃないか、というレスラーは、さすがに真面目だな。というか、古風ですね。ナヴァービは、アラムの気持ちを察していたけれども、あえてスルーしたのか、大人の反応でした。おばあちゃんのジュエリーをもらうのは、そこそこ重いのかもしれませんね。別にアラムが振られたわけではないので、関係は続くのでしょうけど。今回はレッドを締め上げるリズが秀逸。レッドにあそこまで迫れるのはリズだけでしょうね。デンベも、程々に止めようとしないし。ガーヴェイから骨を取り戻すまでは殺さない、FBIにガーヴェイの身柄を渡す前に骨を回収して殺してやる、というレッドの犯罪予告にFBIはどう反応するのしょうか。みすみす、ガーヴェイを奪われて真相は闇の中というのが見えてきます。ところで、アメリカではまだ二つ折りの携帯が主流なのでしょうか。レッドはiPhoneを使わないの?
May 24, 2018
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正に、ロシアスパイが名付けた名前そのもの、役に立つ馬鹿者、どんぞこのキャリー。今シーズン、どんどん追い詰められていって、これまでにないところまで落ちたな、と感じられます。そのキャリーに、ダンテは惚れていたんでしょうね。なんで男たちは、みんなキャリーに惹かれるのか。まあ、主役だからか。グロモフはシモーヌと一緒に国外に逃げるつもりだったが、ダンテが寝返ったかも知れないという連絡を聞いて、一人現場に戻ることにする。ダンテは今の所意識が戻っていない。ソールらにとって、シモーヌをロシア側に奪われた今、ダンテだけがマクレンドン暗殺の鍵となる。ホワイトハウスではペイリー議員が証人が行方不明になり、公聴会が開けなくなったと発表し、大騒ぎになる。ペイリーはマスコミにホワイトハウスの関わりを匂わせ、弾劾の手続きを始めるという。ソールはペイリーに全て話をして時間を稼ぐべきだという。グロモフはダンテが逮捕されて病院に入ったという情報を聞き、ミロフから撤退するよう求められる。グロモフはクレイトンにダンテの状態を確認させる。ダンテの意識が戻り、キャリーはロシア側に命を狙われたのだから、もう嘘を付くのをやめて我々に協力するべきだと説得する。ダンテの命を守れるのも自分たちしかないない。ダンテはロシア側としてはシモーヌしか知らないと言い、緊急時に流すツィッターの暗号文について話す。それに対して、工作員は了解を意味する返事を返すという。ソールは各サーバーに侵入する許可を大統領から得て、グロモフのネットワークを一網打尽にすることにする。ペイリーを呼び出したウェリントンとソールは、シモーヌがロシア情報部のスパイで、ダンテがロシアのスパイと組んでいたと明かす。ペイリーは正義感にかられて、大統領を失脚させるために、嘘を世間に垂れ流していたことになる。ソールは弾劾の手続きをやめるようにいう。秘密基地では、ダンテが情報提供したツィッターのアカウントに「ダーウィンはビットコインに夢中」と流すと、協力者が「リップルは?」と返事するという。サンディはダンテがキャリーに真実を伝えているかどうか疑問だというが、キャリーの自信は揺るがない。グロモフに、ツィッターの動きが伝えられる。ダンテが暗号をばらしたと考えられ、今すぐ撤収して国外に逃げなければならないというミロフに、グロモフは自分が作り上げたネットワークを壊すわけにはいかないと言って、応援を要請し、ダンテを消すという。偽メッセージには次々と返事が入り、秘密基地ではその発信元を探る。全国に及ぶワークのポイントでは、若者がバイト感覚で偽メッセージの拡散役を行っていた。キャリーはマギーと話をするため、基地を離れる。マギーと連絡が取れないため自宅に戻ると、義兄がフラニーのために弁護士に会っていると明かす。キャリーが重要な仕事をしているのは分かっている、しかし、フラニーには安定した家庭が必要だ。キャリーは激怒して家を出る。グロモフがミロフの電話に出ないので、シモーヌから連絡が入る。まずは冷静になってミロフと話をしてほしいというシモーヌに、FBIの捜査が次第に迫ってきている事を感じたグロモフは、携帯を捨て、べセスタの病院へ向かう。クレイトンと合流したグロモフは、クレイトンを撃って緊急患者を装い、病院に入る。関係者のIDを盗みダンテの個室に入ったグロモフは、ダンテにお前を殺しはしないという。ダンテは偽の弁護士を送り込み、俺を毒殺しようとしただろうと言うが、グロモフはキャリーに騙されているという。試しにキャリーにかけてみろ、というので電話をするが、キャリーはフラニーを迎えに学校にいた。今は電話に出られないというキャリーに、ダンテがグロモフがここにいると話したため、キャリーはソールに緊急事態を告げ、フラニーを置いて学校を飛び出していく。グロモフはその場でダンテを殺す。キャリーは追いかけてきたフラニーを轢きそうになり、頭にはこれまで目の前で死んでいった男たちの姿が浮かぶ。次第に精神状態が不安定になっていったキャリーは、病院に着いてダンテが死んだと聞いて錯乱する。キャリーが薬が効かないとか、病状が悪化したというのは、罪悪感からでしょうか。これまで、溜め込んでいた仕事上のストレスが、フラニーを傷つけそうになって一気に爆発した。最も愛する存在なのに、身体的に傷つけそうになった。なるほど、ここであのシーン、このシーンを使いますか。目の前で轢きそうになっては、キャリーの親として適格性は言わずもがな、学校に隠せないですね。マギーもお義兄さんも、フラニーのため、キャリーのためにまっとうな行動を取っていると思います。ということは今後、キャリーが最も恐れる入院生活が待っているのかな。せめて、クィンが残した遺書を心の支えにしてほしいものです。グロモフはイヴァンを時代遅れだとやりこんだのに、自分のネットワークには固執して、逃げずに逆に敵の手に入っていくのですね。ネットワークの担い手たちが特定できて、逮捕し証言を得られたら、ソールは手柄を立てられるでしょう。やはりもう、キャリーの活躍する場はないですね。ダンテは最後の最後までキャリーには思慕の情があって、騙されたってキャリーのことを悪く思っていないのでは、と思いましたけど、死んでしまっていは仕方ない。グロモフが簡単にダンテの病室を探し当てたのには、突っ込みたいところです。警備員も都合よくいないし。
May 23, 2018
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バックの音楽がいつもの陽気なジャズではなく、クールでバードボイルドな雰囲気で、タイトルもそうですし、狙った感じがありました。でも、ストーリーはまんま思ったとおりの展開でしたけどね。(笑)マリノ役のジェレミー・ラッチフォードは「コールドケース」のニック・ヴェラ刑事役でおなじみなので、絶対に悪い人には見えません。リタはクリアウォーターで住宅開発が棚上げされ、警察の人員が減らされるなど、背後にハミルトン市長が絡んでいると疑う。貧しい地域で物件が一気に買い集められて、住人が追い出されている状況で、リタは自ら調べて検察に訴えるつもりだという。プライドは検察もハミルトンの息がかかっているので、考えたほうが良いという。リタは司法省から声がかかり、DCに行くかも知れないとプライドに話す。ラサールが以前コンビを組んでいた、ニューオーリンズ警察風紀課のマリノ刑事が潜入捜査で撃たれた。海軍の港湾作業をしながら、ドラッグの密売をしているケリーと取引をしようとした時にトラブルがあり、ケリーは風紀課のスペンサー警部補に射殺された。ケリーは最近街で出回っている強力なフェンタニルを1キロ所持していた。フェンタニルの出処が海軍と関係するのではないかという事で、NCISも捜査に加わることになった。ラサールがマリノを見舞うと、かつての指導役はすっかり酒浸りで落ちぶれていた。それでも、昨年地元のフェンタニル製造工場を潰して50キロのブツを押収したという。ケリーが担当していた船はフェンタニルの入手先としては考えにくい。パットンも、ケリーは小物で国際的な麻薬組織とは関係ないという。しかし昨日、ケリーがパナマ行きの貨物船タコマに荷物を運び込み、その際貨物数を1つ増やしていることがわかる。むしろ、密輸出していると考えられるが、フェンタニルの供給元の見当がつかない。セバスチャンは、ケリーが所持していたフェンタニルが去年押収されたものと成分が一致するという。警察の証拠品保管室で保管されているはずのものが、町中に出回っているとしたら、警察内部の関連が考えられる。ラサールは元パートナーへの疑いに、腹を立てる。一人でもといた職場を訪ねたラサールは、職場でも酒瓶を持っているマリノを気遣う。マリノは内部犯行説を受け入れず、証拠品のフェンタニルは先週自分が焼却場に運んだという。ラサールはマリノの言葉を信じると言いながら、複雑な気持ちになる。グレゴリオとセバスチャンが貨物船タコマに飛び、貨物倉庫を調べる。ケリーが運び込んだコンテナは、封印が破られ、中の品物は消えていた。セバスチャンが痕跡を調べたところ、フェンファニル以外にもあらゆるドラッグの成分が検出され、全部で230キロの薬物があったはずだという。乗組員の中に共犯者がいると考えられる。パットンはケリーと警察の関係を調べ、高校の同級生で今も付き合いのあるブライアン・クーパーが警察の焼却場で勤務しているのを突き止める。プライドとラサールが焼却場に向かうと、一足先にクーパーは焼却炉の中で燃やされようとしていた。検視で、クーパーの死因は銃によるもので、炉が止まって一緒に入れられた手袋からマリノのDNAが検出されたことが判る。プライドはクリアウォーターで調査中のリタが尾行されて、トラックに追突されたと連絡を受け現場に向かう。リタは不動産を買い占めているのがオーデュボン社だというが、ハミルトンが関係しているのなら、事故のことも警察に通報できないという。セバスチャンは持ち出されたドラッグが生ゴミと一緒に海に捨てられると考え、船のゴミ置き場を調べる。その時グレゴリオが男に襲われるが、セバスチャンの活躍で男を逮捕する。ラサールはマリノを殺人容疑で逮捕するが、マリノは自分はハメられたという。確かに、ケリーやクーパーは金回りが良かったが、マリノは押収品を闇に流してもうけたような金は持っていない。セバスチャンとグレゴリオが捕らえた男は船の整備担当で、位置信号を発信するものと一緒にブツを海に捨て、それを買い手が回収することがわかった。沿岸警備隊が先回りして密輸品を確保し、買い手はメキシコのドラッグカルテルだという。金銭の支払いには、オフシャオ企業のオーデュボン社が関係していると聞いて、プライドは驚く。オーデュボン社が警察の押収した薬物を原資にして、クリアウォーターで不動産を買い占めていると考えるが、ハミルトンが直接手を出しているとは考えにくいので、リタが警察の人事ファイルを請求するという。風紀課にはハミルトンと関わりのある人物が多いが、5年前に押収された薬物の証拠品が消えて、内密捜査が入った時に、なぜか盗まれた証拠品が戻り、当時刑事司法委員長だったハミルトンの意向で、調査が公表されなかった。その時、告訴されそうになったのが、スペンサーだった。そのころ、スペンサーと部下のオーブリーは、刑務所のマリノを別の場所に移送すると言って連れ出していた。NCISがスペンサーらを追跡するが、スペンサーは車を止めると、運転していたオーブリーを撃ち、マリノの犯行に見せかけ殺そうとする。プライドらが追いついて撃ち合いとなるが、もみ合ってマリノはスペンサーを撃ってしまう。プライドはハミルトンとの関係をスペンサーから聞き出そうとするが、スペンサーは息絶えた。マリノは無罪放免となり、ラサールに心を入れ替え、酒を絶ったと話す。リタは、自分がいるとプライドがいらない心配をしてしまう、ハミルトン逮捕に集中するためにも、自分はDCの仕事を受けるという。「奥さま」とのアツアツシーンも、程よいところで終了ですね。毎晩?あんなホームディナー・デートをしていたら、プライドだって仕事に身が入らないでしょう。プライドは娘でもないのに、リタに対してprotectiveすぎる。例え良い関係でも、危険だからと言って、JAGの法務官であり検察官のリタに「君はここにいろ」とは言えない。だから関係は終わりではなく、ポーズ、フェルマータみたいなもの、というのがもう、笑ってしまって。リタが「留守を預かる気はない(keep the home fires burning)」と言っていましたが、バクラ家ではしっかりと奥さまが家庭のことを守っているのが見えてしまって、何ともほんわかした感じになりました。プライドが冷蔵庫を覗き込んでいるのが、余計にそう見えます。(笑)リタがDCに行くということは、もしかして本家にも出番があるのだろうか。セバスチャンは船酔いもものともせず、今週も美味しいところ取りでしたが、パーシーは不在で言及なし。うーむ、ラサールへの共感など、パーシーならではのセリフがあっても良かったのに。どこか、潜入捜査中でしょうか。するり、するりと、プライドの捜査の手から逃げていくハミルトン、それでもここまで大きくなったハミルトンへの疑惑が妄想だったら許しませんぞ。押収したドラッグを焼却処分するというのは、CSIマイアミでもありましたね。最近、ドラマでフェンタニルの言及が多いような気がます。
May 21, 2018
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『コレクター』見ていて気づきましたが、お宝発掘のリアリティ番組は実際の番組で、MCの人は実名で出演していたんですね。骨董品をテーマにするのはいつもの雰囲気と違う感じでした。でも、ラストで思い出のトランクを開けた時に貼ってあった女性の写真は、マーク・ハーモンの実の母親だというから、なるほど、そちらに持って行きたかったのかと思いました。女優さんで早くに引退していましたが、2012年に亡くなっていたのですね。お宝発掘番組でバイキングのこん棒を見たダッキーは未解決事件を思い起こし、ギブスに連絡する。ギブスはすぐNCISに来るように言い、NYで本の執筆作業中だったダッキーは、締切が迫るためお目付け役の院生のケイシー・ハインズを伴いやってくる。16年前に下士官が鈍器損傷で死亡した時に、頭蓋骨に小さなトゲのような歯が刺さっていた。今回、テレビで紹介されたこん棒は歯が一つ欠けており、持ち主のキーオ夫人は、番組MCのマイクから3000ドルで売却を持ちかけられたが売らなかった。このこん棒は1800年代から友愛団体が所有していたもので、さっそくギブスらがキーオ夫人に会いに行く。しかし、収録は3ヶ月前で、すでにマイクにあの後売ってしまったという。手に入れたのは10年前で、フリーマーケットで2500ドルだったという。昨日のテレビ放送を見た人から、売ってくれという電話がひっきりなしにかかってくるが、先程25000ドルで手に入れたいという人物がいたという。その人物は売却済みだと聞いて、激怒して電話を切ったという。16年前の被害者、マーヴィン・フィン下士官の遺体は治安の悪い場所で見つかり、最後に会ったのは恋人と友人だった。こん棒を所有していた「青の護衛団」は最後の会員が1960年代に死亡しており、フィンはその関係者だったのか。マイクと連絡がつき、ギブスがこん棒を借りに行く。キーオにこん棒を売ったのは、骨董業界では有名なロイ・バクスターと判る。NCISがバクスターの店を訪れると、バクスターは裏口のゴミ箱の中で死んでいた。頭をテーブルの脚で殴られており、フィンの死因と似ている。店の監視カメラは静止画しか残っていないが、バクスターの手帳に来客の名前が書かれていた。バクスターともめている様子の男が、金融業で成功したクラレンス・ワイアットと分かり、話を聞く。ワイアットも収集家で、バクスターとはパットン将軍の愛用の銃の件で、やり取りがあったという。こん棒については、自分は25000ドルでは買わないという。ダッキーが調べて、フィンの頭から採取された歯がこん棒の一部であることが確認された。ケイシーはNCISのメンバーの事をダッキーから聞いて、親しげに接するが、なぜかアビーにだけ無関心を示す。そのケイシーが、青の護衛団について調べ、所蔵品が各地の博物館を巡回していたという事実を掴む。1983年には巡回を終えてフェアファクスの美術館の倉庫へ収納されたというので、NCISが巨大な倉庫へ向かう。収蔵品の中に、こん棒の箱はあったが空だった。しかし、コンテナの内側には黒ずんだ血痕があり、ここがフィンが襲われた犯罪現場ではないかという。フィンの恋人によると、フィンは美術館に行くようなタイプではなかったという。最後に飲みに行ったというビルに話を聞くが、事件の夜、フィンは非番でビルは任務だったことがわかる。ビルの仕事は海軍博物館から美術品をフェアファクスに運ぶことだったが、ビルは嘘をついていた事を認める。上官の妻と会うために、非番のフィンに仕事を変わってもらい、事実がばれるのを恐れて嘘をついたという。その時の予定では海軍博物館から運び出し、フィラデルフィア博物館から来た男と合流するはずだった。ビショップは、ワイアットがバクスターが殺された日に15000ドルを支払っているが、バクスターの目録の中にパットン将軍に関する記載がないという。バクスターかワイアットのどちらかが嘘をついている。ワイアットはフィラデルフィア出身で、ヘッジファンドで財を成した。元々美術品専門の運送会社のドライバーをしていたという。アビーはトーレスが受け取ったワイアットの名刺からDNAを採取し、倉庫のコンテナで見つけた皮膚片と照合する。アビーはケイシーが科学捜査の学位を取っていた事を知り、なぜ自分と距離を取るのかと尋ねる。ケイシーはダッキーを通じてアビーを知り、雲の上の存在のアビーの前では興奮のあまり固まってしまったと明かす。ギブスは再度ワイアットを訪ね、パットン将軍の銃ではないもの買ってバクスターに口止め料を渡したが、信用できず殴っただろうと問う。こん棒については、金目の物を探して箱に入っていたのをフィンに見つかり、こん棒で殺したと認める。DNAが一致したため、ワイアットを逮捕するが、こん棒を売ることで2000ドルを手にしたワイアットは、20億ドルに増やしたという。スローンは初めてギブスの地下室を訪れる。ギブスはキーオから購入した小さな部品を、父の思い出の品のカミソリに付け加える。古くて価値がないようなものでも、これでカミソリが元通りになったと喜ぶ。組み立て式のカミソリは兵士に支給されたものだったのかな?この部分は事実でなくても、ギブスがキーオから購入した意味が判って、ちょっと感動しました。他人にはゴミのようなものでも、人によっては価値がある。いわゆる骨董品とは違うかも知れませんが、ギブスと父との絆が感じられて良かったです。スローンがやっと地下室へ来たということは、2人の心の隔たりがなくなったという事でしょうか。まあ、カミソリの価値が判るのはベテランならではということか。ところで、ダッキーのお尻をバンバン叩いていたケイシー、非常に違和感がありました。チームに違う風を吹かせて良いキャラだとは思いますが、アビーとの絡ませ方が何とも意味深。確かに、アビーは科学捜査官の大スターだから、特別な目で見られるかも知れませんが、何となくアビーが他の人とは違う立ち位置にいるように見えて、複雑でした。最後は分かり会えたので良かったのですけどね。関係ないですが、担ぐとこん棒が「ウォーキングデッド」でニーガンが持っている、ルシールに見えてしかたなかった。(笑)
May 18, 2018
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青少年の薬物依存の問題がシリアスに取り上げられて、展開も予想外でSVUらしいと思いました。が、よく考えると、殺人事件の初動でSVUが捜査するというのは違うような気がします。被害者が未成年だったからかな。一方、オリビアがノアの祖母を受け入れた事で今後の方向が見えてきたかも?オリビアはシーラがノアと触れ合うのを認め、2人は時間を過ごし始める。15才ほどの少女が、薬物の過剰摂取で死亡しているのが見つかる。身元はわからないが、ヘロインとフェンタニルを服用しており、小袋にネジのロゴがあった。レイプされているという。フィンはロゴを元に供給元を探るが、現在刑務所に入っているビリー・ルーカスのものとは若干違いがある。ロゴを真似たものと見られ、遺体が発見されたイーストビレッジを縄張りにしている、「ハッカプルコ」という売人を捕らえる。ハッカプルコは、死亡した少女が取引相手と一緒だったのを見たという。取引相手トミーは、ナタリーが久々に祝いたいと言って昨夜会いに来たと認める。ナタリーの両親に確認すると、娘はドラッグのリバビリ中で施設に入っており、3~4ヶ月前に会ったきりだという。施設の意見で、距離を置くように言われており、元々はサッカーの負傷でオキシコドンを使用したのをきっかけに、ヘロインに溺れるようになったという。高級なリハビリ施設「ラックス」の所長は、患者の脱走は月に4~5回はあると言い、刑務所ではないので出入りは許しているが、いずれもカネがないので2日で戻ってくるという。施設を監視するカメラがあり、提供を約束する。所長はソーシャルワーカーで、患者と向き合うローズマリー・テイラーをSVUに紹介するが、テイラーは守秘義務があるので情報を提供することはできないという。ナタリーの検視を進めたところ、妊娠2ヶ月だったことが判る。レイプされた人物と、胎児の父親は一致した。ナタリーは半年前にラックスに入所し、普段は見舞客がなかったため、内部の関係者が相手ではないかという。両親がナタリーのカルテにアクセスすることに同意したため、所長にかけあうが、ナタリーのカルテはすで他に移動したという。情報を求めて、現在入所している患者から話を聞くが、2日前に入ったばかりのクリスティは、親が職員に誘拐ごときの強硬手段で入所させられたという。クリスティが担ぎ込まれた時の映像をチェックすると、ナタリーが外に出ていく姿が写っていた。シーラはオリビアを呼び出し、エリーが使っていたグローブを渡す。ノアにはまだエリーの事を話していないが、きっとノアは野球を好きになるだろう。エリーを立ち直らせようと努力したのに、結局死なせることになったというシーラに、オリビアは誰にでも起こる、よくある出来事だといって慰める。ラックスの男性職員のDNAは、ナタリーから検出されたDNAと一致しなかった。ラックスを出たナタリーは地下鉄に乗ってブロンクス方面に向かった事がわかる。その時には、顔にアザがありレイプされたと見られる。ロリンズは、4年前にラックスを訴えたアイラという女性がいるのを見つける。しかし、アイラは訴えた理由については守秘義務で言えないと言い、それでも捜査の手が入る事を喜んでいた。バーバはラックスに資料を開示するよう要求するが、ラックス側は患者が入所したときに親権をラックスに譲ることになっているので、カルテの開示要求を断ることができるという。他の方法を考えたロリンズは、助手を探しているというテイラーに接近し、見習いとしてラックスに入ることにする。ラックスでは薬物に頼らず依存を克服することを行っているが、患者たちは精神疾患を抱えており、向き合う職員も厳しい現場だった。ロリンズはパソコンにアクセスすることを認められ、データをコピーして持ち帰る。オリビアは違法捜査だと怒るが、ロリンズのデータには、ラックスが保険会社に多額の医療行為について架空請求しているという。テイラーの元助手に話を聞くと、ナタリーはラックスで良くなって自立支援所へ行ったのを覚えているという。しかし、またドラッグをやってラックスに戻るというのを繰り返していたという。カリシとロリンズは、ブルックリンにある自立支援の家、アルトブルックを訪ねる。自立支援と言っても、一歩外に出ると薬物の誘惑は多く、結局またドラッグを始めるという。そこでカウンセラーのアンソニーが16才の患者とセックスをしているのを見つけ、法定レイプで逮捕する。アンソニーがナタリーの子供の父親だったが、合意の上でナタリーの方から求めてきたという。少女たちは薬物欲しさにアンソニーに身体を虐げられるのか。患者はラックスを出てもアルトブルックからまた戻ってきて、高額な治療費を家族が支払うことになる。ラックスの所長は架空請求はしていないというが、仮に裁判になっても、証人は薬物依存者や嘘をつくものばかりで、陪審員はどちらを信じるだろうかという。アンソニーを児童虐待やレイプで起訴することが難しいため、SVUはテイラーに力を借りることにする。テイラーはヘロインで娘を失っていて、その悔しさで今の仕事を続けている。アルトブルックの入所者たちがドラッグを手にしていると聞いてショックを受け、バークリー医師が関わっているという。少女たちはアルトブルックの人間に送迎されてバークリー医師のクリニックに行く。クリスティを移送してきた人物の中に、アンソニーがいた事を確認したSVUに、バーバは、オバマケアで依存症治療費も請求対象となったため、保険請求が増えたという。麻薬取引やレイプ、保険金詐欺となると、組織犯罪法が適応されることから、これで立件できるという。そこに、テイラーから電話がかかってくる。テイラーは所長にフェンタノールを注射して過剰摂取で殺し、自分を逮捕してくれという。オリビアは、シッターとしてシーラを当てにすることにする。ノアもすっかりおばあちゃんに慣れてきた。オリビアがすっかり弱気になってしまいましたね。シーラの事を勘違いしていたと思って、ノアと親しくさせたら、すっかり馴染んでしまって、母親としてジェラシーを感じているようです。まあ、気持ちは理解できますけど、オリビアが法的にも母親なのは間違いないし、甘えられるところはシーラに甘えても良いように思います。いずれ「私よりおばあちゃんの方が良い?」とか言って、ノアを手放すのでしょうか。でも、それではここまで頑張った意味がないなあと思いますが。改めて若くして薬物依存になることは悲惨なことですね。親としてどうすれば良かったのか、よくあることでは済まされないし、金儲け主義が入らないサポートが必要だなと思いました。それにしても、テイラーは娘の敵を討ったつもりだったのかな。報われないと嘆きながら、頑張ってきたのに、彼女の後は誰が入所者の力になるのでしょうか。残念だ。
May 18, 2018
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何だか、話が飛んでいるように見えて、私がエピソードを見逃したのかと思いましたが、そうでもなさそう。トムがいなくなることで、ストーリーを途中で変えた余波かしら。非常にややこしい演出でリズの内面の変化を描こうとしていましたが、結局またリズはレッドに裏切られる感じですね。シングルトンの葬儀が行われ、ガーヴェイらが参列する。FBIでは、シングルトンが殺害された時に目撃者がいたという情報を掴み、ガーヴェイを特定したことから、リズの記憶の信憑性が裏付けされるという。クーパーは目撃者をFBIに移送して尋問することにするが、当事者であるリズはこの件から外すという。その代り、未解決連続殺人事件の発生でリズに協力を求めてきた捜査官がいるという。カプリコーン・キラーという殺人犯は、被害者を殺して人里離れた森の中で口に剣をくわえさせ、ヤギの頭蓋骨を持って異様な飾り付けをした。4年間で7人が殺されたが、プロファイリングでは犯人は40代の小柄の白人と言われている。リズは遺留品の剣を見て、既成品だと指摘する。カプリコーン・キラーは手製の剣を使っており、この犯人は模倣犯かもしれない。リズはフルトン医師のセラピーを受け、残忍な現場を見てなぜかワクワクしたという。フルトンはリズが最初に担当したサンドマンキラーの事が影響しているのではないかという。リズは幼い子を誘拐した犯人に、例え一線を超えても正義の鉄槌を下したいという。レッドはナッシュが証人を殺したモーテルの主人を脅し、今後は言うことを聞いてもらうと脅す。シングルトン殺害の目撃者トニーの移送を任されたアラムは、地元警察でガーヴェイと対面する。ガーヴェイはこちらで尋問すると強気に出るが、アラムはFBIが引き取ると突き放す。リズとレスラー、ナヴァービがカプリコーン・キラーの被害者の自宅を訪ねるが、これまでの被害者とはプロフィールが違うと感じる。妻によると、夫は趣味で鋳造の剣を作っていたというので、その作業場を調べると、隠し扉の向こうにカプリコーン・キラーのこれまでの被害者を飾り付けたものがあった。つまり、今回殺された男こそ真犯人で、模倣犯が殺したと考えられる。しかし、剣の詳細については公にされていない。既成品の剣を購入した住所に踏み込んだところ、手術台に拘束され、手足を切り落とされた男がいた。被害者は自分が写ったビデオを見せられており、レスラーは逃げ出した犯人は黒人だったという。アラムはトニーから犯人がガーヴェイだという証言を得て、クーパーはガーヴェイの逮捕状を請求することにする。その事をレッドに連絡するが、レッドはモーテルにガーヴェイを呼び出していた。お互いに要求を出し合うが、ガーヴェイはまだ人骨を持っており、レッドの秘密を公にするという。レッドは公にするなら、もうやっているはずだといい、骨を取り戻すまではお前を殺さないでおくという。もし、骨を返すのならレッドが身柄を保護するという。ガーヴェイは骨の秘密を守ってほしければ、証人を出廷させるなという。FBIはガーヴェイの逮捕状を取った。レスラーらが発見した男は、トライステート・ブッチャーと呼ばれる連続殺人犯と判る。やはり自分が犯してきた手口で殺されており、2件の殺人は連続殺人犯を始末したことになる。リズはますますプロファイリング分からなくなったという。犯人はFBIでも知らないような捜査情報を得ており、内部の関係者ではないかという。それもプロファイラーではないか。リズは再びフルトンを訪ね、自説を披露する。犯人の手口や心理を考えると興奮するというリズは、FBIのプロファイラーの医療記録を見たいという。当然、裁判所命令がなければ許されないが、フルトンは心理鑑定で問題があれば指摘されているはずだという。リズはレッドに医療記録を盗んで欲しいと頼む。手に入れた記録を見たリズらは、この10年で不適格として任を解かれたアンソニー・ホリスに注目する。リズはフルトンに専門家の意見が欲しいと言い、ホリスの診断について訪ねる。確信を得たリズはホリスの自宅を監視し、クーパーはすぐに応援を送るという。職権のないリズはホリスの監視を続け、移動先へと向かう。地元警察がホリスの自宅に踏み込むと、連続殺人の資料が見つかった。一方、リズはホリスに見つかり拘束されてしまう。森の中を歩き、小屋の中に入ったりずは、そこでフルトンに出迎えられる。フルトンは、独自の正義感からホリスと共に連続殺人犯を殺しているという。リズについては、司法長官を射殺した時から目を付けていたという。リズがFBIに復帰するのに際し、自ら心理鑑定を引き受けてリズにテストをした。カプリコーン・キラーについては、目的のためには医療記録を盗むなど、リズは期待通りの行動をした。連れてこられた小屋は、サンドマンのアジトだった。目の前にサンドマンが拘束されており、リズにサンドマンを殺せという。レスラーらはリズの後を追い、小屋に踏み込む。フルトンは森の中に逃げ込み、リズが追う。しかしリズはあえてフルトンを逃がすことにする。FBIに戻ったリズは、アラムからトニーを奪われたと聞き落胆する。ガーヴェイに奪われたとしたら、もう殺されているだろう。トム殺害犯人の有力な証人を失ってしまった。フルトンは、リズの心理鑑定を終えて「郵便局」に現れる。リズの復帰を進言したという。リズは、レッドのようにいつかフルトンを頼ることになるだろうという。レッドはガーヴェイに、証人を奪い、自分が保護したと告げる。骨は自分で探すが、ガーヴェイは残された時間を有意義に使うほうが良いという。リズはレッドに電話し、必ずガーヴェイを捕まえると約束してほしいと訴える。フルトンは何かあるかと思いましたが、なるほど。もしかして、フルトンを中心としたスピンオフを考えているのか。心の闇に溺れ殺人に走るのではなく、手を出せない凶悪犯に裁きをもたらすという闇の警官。リズが頼るのは、犯人のプロファイリングか?医療記録ならレッドに頼めば手に入るし、何を頼むのやら。ちなみに、捕まったホリスは明らかに殺人容疑で裁かれますよね。レッドとガーヴェイのやりとりは、隔靴掻痒というのか、何をもったいぶっているのやら。「秘密」とは一体何なのか、レッド自身分かっていることなのか。骨を持っている事が大事なのか。トニーはおばあちゃんと一緒にレッドの保護下に入れて良かったですね。FBIの証人保護プログラムよりはずっと良い環境で暮らせるでしょうね。ただ、アラムが襲撃犯のオッドアイを見ているので、来週はまた親子喧嘩になりますね。
May 17, 2018
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先シーズンは、確か海外に滞在しているからということで出てこなかった姉夫婦ですが、今回は存在感大。特にマギーのまっとうな言動が光っていますね。キャリーも本当にお姉さんがいて良かったよね、フラニーだってそろそろ物事が分かってきたし、今のままじゃ先シーズンの繰り返しになります。ソールにダンテを連行されたキャリーは、翌朝フラニーを学校に送っていき、昨夜のことがマギーには言わないでと約束する。キャリーは自分をダンテの尋問に当たらせるように求め、ソールは押し切られキャリーを秘密基地に入れる。ダンテはまだ何もしゃべっておらず、キャリーは彼を理解してこれまで一緒に行動した自分しかダンテを落とせないという。ソールは自分で常軌を逸した行動を続けていることを分かっているのかというが、キャリーはわかった上で今回は自分が適任だという。口を開いたダンテはキャリーに対する恨みつらみをぶちまけ、キャリーが追う疑惑は妄想にすぎないという。シモーヌとの接点を追及されても、偶然だと取り合わない。キャリーはカブールで割りを食って、FBIに裏切られたと思っているダンテに、自分も同じ経験をしたので理解できるという。CIAで特別な待遇があった訳もなく、結局はじき出されて不公平な思いを味わった。まだ取り返しがつかない事は起きていない、今なら戻れる。しかし、ダンテは6週間前にキャリーと出会ったのは偶然で、内部告発を迫られたのもキャリーのせいで、シモーヌの話もキャリーが持ち込んだという。ソールは諦め顔で、キャリーにマギーから緊急連絡があるようだと告げる。ペイリー議員は、上院司法委員会のメンバーと密かにキーンを訪ね、シモーヌが委員会でマクレンドン殺害でキーンとウェリントンが関わっている証言をする前に、自主的に辞任するように求める。キーンは自分がまさか、本当にそんな事をすると思っているのかと問うが、国民はシモーヌの証言を信じるだろうという。キーンはウェリントンに、シモーヌの証言を阻止することが必要だと話す。ソールからはまだ何も連絡がないこともあり、ウェリントンは自分のルートでロシアに脅しをかけ、証言をしないよう圧力をかけるという。キャリーが姉の家に戻ると、フラニーが学校で泣いてマギーが迎えに行ったという。なかなか理由が聞けなかったが、やっと昨夜の騒動の事を聞き、マギーはキャリーに病院に入院するか、自分にフラニーの親権を譲るか、どちらかを選べと迫る。フラニーは怖い思いをしていて、医師として、この状況を見逃すことはできないという。良くなればまた一緒に暮らせるというマギーに、キャリーは今はだめだと言って家を飛び出す。ウェリントンはロシア大使にシモーヌが証言すれば、キーン大統領はロシアに報復するとモスクワに伝えろと迫る。ロシア大使はウェリントンには無関係を装うが、大使館に戻るとグロモフにシモーヌに証言させるなと告げる。秘密基地に戻ったキャリーは、ダンテが要求する弁護士を呼ぶことにする。現れた弁護士は代理だと言い、ダンテに人権侵害でソールらを訴えることができるという。書類にサインしたダンテは、急に体調が変化して、指に黒いインクが着いたのに気づく。倒れ込み、苦しそうなダンテにキャリーは救急車を呼ぶと言い、ダンテは悶え苦しみながらマクレンドン殺害にロシアのスパイ、シモーヌが関わっていたと明かす。ソールは判事にシモーヌの逮捕状を請求することにするが、その頃、グロモフは殺し屋を連れてセーフハウスに向かっていた。キーンに逮捕できそうだと連絡を入れたものの、ウェリントンのBプランを聞いて、ソールはシモーヌが危ないと気づく。ソールがセーフハウスに到着すると、シモーヌはすでに連れ去られた後だった。一方、意識を失ったダンテは解毒を打っても心臓が止まってしまい、救急救命室に運び込まれた。「私ならダンテを落とせる」と、いつものようにソールはキャリーの勢いに押し切られてしまった。薬を飲んでいない方が、頭も冴えて尋問も迫力があるというのは、前にもありましたが、ソールから見て今のキャリーがまともじゃないというのも、紙一重な感じがします。ウェリントンをターゲットにしたのは判断ミスですよね。ミスはソールでもしますし、一刻を争う時に、キャリーの力は必要です。あえてキャリーも気の毒だなと思うのは、姉との軋轢の中で、ちゃんとした薬が飲めなくなっていて、一方でキーンから首にされたストレスや焦りもあったのだろうということですね。何を言っても、妄想だと片付けられてしまうし。それでも、フラニーを振り回してはだめですね。元々、イスタンブールに行った時も、赤ちゃんのフラニーを姉に預けていたし、信じる道を行くならば、フラニーを姉に預けることもやむなしでしょう。マギーはさすが医師ですね。感情的にならず、きっちり対応して、キャリーに選択肢を残す。キャリーが恐れるのは入院ですから、この事件が終わるまではしかたのない事でしょう。ダンテは死んでしまうのかなあ。その場合、闇に葬られる?シモーヌとグロモフがやっと繋がり、ロシア陰謀説が証明された訳ですが、ウェリントンももっと早くにそうすれば良かったのに。(笑)
May 16, 2018
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今週もセバスチャンが大活躍、でしたが、パーシー不在。モルグが大変なことになっているのに、チームメンバーが足りないことの言及なしというのはどうなのかと思います。タイトルは「代替物、報酬、見返り」など。それにしても、ハミルトンを巡る陰謀はスケールが大きくなってきましたね。ガルシアが護送中に爆破された事件を調べていたプライドとセバスチャンは、起爆装置の一部とみられる破片を発見する。航空基地で光ファイバーの敷設のため、派遣されていた海軍工兵隊のキャンベル兵曹が体調不良を訴え、5階の高さの足場から飛び降り死亡した。自殺とは考えにくく、遺体を見たウェイドは白目を見て重度の黄疸が見られるという。上官のロペス少佐は、基地の最新IT化のための工事のために派遣されたというが、プライドは違和感を覚える。キャンベル以外にも体調不良を訴えるものがおり、ハワード兵曹から話を聞く。やはり白目に黄疸の症状があり、同じようなものを食べたかと聞かれ、昨日「航空基地へようこそ」というカードが添えられたキングケーキを食べたという。そのケーキの残りには、ネズミの死体が入っていて、ネズミは口から泡を吐いていた。ウェイドは何らかの毒がケーキに含まれていたと考え検査を続けるが、未だに毒物を特定できないという。さらに、基地では4名の患者が出たが、症状の進み方が個人によって差がありすぎる。キング・ケーキは派遣された部隊が滞在する第35兵舎宛に昨夜9時に届けられていた。ケーキを作った店と連絡が取れないため、NCISが訪れるが、店の奥でケーキ職人のローガンが倒れているのが見つかる。やはり目が黄色く、防御創があった。腕に注射の跡があることから、犯人に襲われ無理やり注射されたと見られる。死亡したのはケーキが配達されたころで、脅されて店員にケーキを配達させ、殺されたと思われる。一方、NCISと面会した直後から、ロペス少佐の行方も分からなくなっており、パットンがケーキ店の監視カメラを調べると、NCISが基地を訪れた1時間半前にロペスがケーキ店を訪れていたことがわかった。ウェイドはついに、毒ではなく非常に感染力の強いウィルスが原因だと突き止める。このウィルスは皮膚接触などでも感染するといい、すぐに基地は封鎖される。NCISも感染していないかどうか、検査することにするが、治療法は判らないという。バイオテロの可能性があり、恐れていたことにウェイドも感染していることがわかった、幸いプライドら、NCISチームは未感染で、海兵隊の専門部隊が対応に当たるという。症状が酷くなるにも関わらず、ウェイドはウィルスを突き止める作業を続け、セバスチャンと共にQR6という、中国軍由来のウィルスだと突き止める。これなら解毒剤があると思われる。セバスチャンは、ウェイドを救うために基地へ行って、発症の速度が遅い患者から耐性のもととなる成分を抽出するという。プライドはロレッタだけでなく、セバスチャンを失うことはできないというが、セバスチャンの意思は固い。海軍情報部からの情報で、建設部隊が行っていた工事は最重要機密に関わる事だとわかる。ロペスがケーキ店に向かったのも、情報部からの命令だというが、諜報に関する容疑者を絞る時間的余裕はない。パットンは、ケーキ店の近くで目撃されたシルバーの4WDが2日前に盗まれていた事を掴む。そろそろ、メディアは検視局の封鎖などで何かが起こっていることを勘付き始めた。プライドはパニックを避けるために、ハミルトンに協力を求める。しかし、ハミルトンは市民に事態を説明する必要があると言い、プライドの頼みを聞く代わりに見返りを出せという。プライドがいつまでもガルシア殺しの容疑を持っている事を疎ましく思うハミルトンは、明日までに掴んでいる情報を渡すようにいう。ハミルトンは国防長官と知り合いなので、この街からNCISを追い出すことはできるという。捜索中のシルバーの4WDが焼けただれた状態で発見される。車内には、ロペス少佐ともう2人の焼死体があった。DNA検査で、死亡していた2名は対応のために送り込まれた海兵隊員とわかるが、すでに2名のIDを使って基地に入り込んでいる人物がいるという。基地に諜報員が潜入したとすると、現在独自に検査をしているセバスチャンと接触することになる。すぐに連絡を入れるが、携帯が通じない状態だという。海軍情報部のダウニー中佐は、今回の工事が戦艦起動センターを作るためだったと明かす。この基地から軍艦にプログラムを送る範囲を広げるための敷設工事で、敵国として中国が考えられるという。潜入した2名は、おそらくサーバー室に入り、起動CPUと保存された情報を盗むつもりだろう。そのころ、セバスチャンは海兵隊応援部隊の言動に疑問を感じ、後を付けてサーバー室に向かう。そこで警報を鳴らして潜入者を誘い出すが、諜報員は銃撃しながら脱出を図る。NCISや海軍情報部が逃げる諜報員を迎え撃つが、生け捕りはできなかった。一人は青酸カリで自死してしまう。2人は解毒剤は持っておらず、捕まる前に起動CPUの情報をアップロードしていた。データを受信した場所を突き止め、NCISが踏み込むと、諜報員らは資料を焼却しているところだった。セバスチャンは、解毒剤の場所を言おうとしない男に、ウィルスを注射するぞと脅す。プライドがその注射器を奪い取って迫ると、男は解毒剤の在り処を伝える。しかし、男は外部から狙撃され死亡した。何と煉瓦の壁を貫いてターゲットを撃っており、熱感知サーモスコープも使っている。グレゴリオは最新のアメリカの技術で、中国の技術ではないという。ウェイドはセバスチャンが届けた解毒剤で命拾いした。グレゴリオは諜報員を射殺した現場に落ちていた50口径の薬莢に着いていた指紋と、ガルシア殺害現場で見つかった起爆装置に着いていた指紋が一致したという。全て黒幕がハミルトンだとすると、市長は我々が考えている以上のことを企んでいることになる。プライドはハミルトンに空のファイルを渡し、自分は覚悟を決めたと告げる。最近思いますが、アジア系の役者さんの使われ方が悪役が多いなあと思います。ちょっと前は日本のヤクザが多かった。後、本当に諜報員なのかどうなのか分かりませんが、ギャングがもっているような小型のマシンガンをバリバリ撃つなど、何だか安っぽい演出で、いざという時は自殺用のピルを持っているのも、古くさいなあと思いました。死ぬ覚悟ができているというのは、どちらかというと北朝鮮のスパイかもと思ったり。盗まれた起動CPUの情報は取り戻せたのだろうか。もしその背後にハミルトンがいるとしても、国を裏切って街を守るのか、という感じですね。ともあれ、シーズンフィナーレに向かってハミルトンとの対決が迫ってきたのを感じます。ロレッタが命をかけて任務を遂行するのを見て、セバスチャンもがんばったわけですね。毒が怖いセバスチャンに同じ場所で仕事をしろと言ったプライドは、もしセバスチャンまで感染していたら罪悪感で苦しんだでしょう。セバスチャンは上司にNOと言って、自分の考えで行動できるなど、ロレッタが褒めても当然です。ますます頼もしく見えてきました。
May 14, 2018
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『毒入りクッキー』NCISにしてはシリアスな重い内容でしたね。まるで「Homeland」と同じようなテーマで、ニュアンスの軽さはNCIS的ですが、見応えがありました。「CSIだって?」というのは、パイロットエピソードを思い出します。スペインの海軍基地で、スウィーニー二等兵曹が心不全で死亡する。まだ23才と若く、健康診断では異常が見られなかった事から、NCISで検視を行う。血液を調べたアビーはシアン化物を検出し、スウィーニー宛に送られた支援物資の中に、アーモンドクッキーに毒物が含まれていたという。支援物質はバージニア州の退役軍人会のジョン・ロスから送られていた。元海兵三等軍曹ジョン・ロスは、毎日支援物資を発送していると言い、箱の中にはロスの写真が入っていた。ロスはイランで拉致され、5年間監禁された経歴から、勲章を授与されている。ギブスは慎重にロスから話を聞く。ロスはスウィーニーについては個人的に知らないと言い、クッキーは母親のレシピだという。聴取の様子を見ていたスローンは、ロスがPTSDの影響があるのではないかという。ロスはイランから帰国後、暴力事件や危険運転など、問題行動があった。当時は、傷ついて帰国した兵士へのケアは十分ではなく、PTSDという事も知られていなかった。スウィーニーの自宅を訪れたNCISは、妻のエマにロスについて尋ねる。エマはロスのことは知らないと言うが、その時スウィーニーの叔父ボブが調べるなら、エマを調べろという。酔っ払っているボブによると、エマは事故で亡くなった両親の遺産を相続したスウィーニーに対して、金が目当てだったという。トーレスとマクギーは、ロスが毎日小包を発送していた郵便局を尋ねる。ロスがおなじみにしている局員のモリーによると、問題の小包はいつもとは違って近くのポストから回収されたという。スペイン基地では、事件で支援物資の送付が差し止められされており、隊員の士気が下がっているという。ロスは隊員たちにとって、サンタクロースのような存在だったという。スウィーニーが受け取った小包が投函された日は、ロスはシカゴにいることが分かる。しかし、ポストを撮影したカメラはない。3ヶ月前、ロスは政府や軍に批判的な言動をするデクスターのポッドキャスト番組に出演していたことがわかった。デクスターによると、経営難の郵便公社のために、政府が軍への物資発送に金を出していると言い、ロスの捕虜体験についても、自作自演の宣伝だという。ロスは怒って席を立つが、デクスターはロスの暴行事件などを公にし、ロスのことを「政府の刺客」と揶揄した。スローンはロスの自宅を訪れ、代々軍に使える一家の歴史について話を聞く。ロスは本心を打ち明けようとはしなかった。トーレスとマクギーは、放送中のデクスターを訪ね、スウィーニーの件について尋ねる。デクスターはスウィーニーなど知らないと言い、一方的にしゃべってNCISを追い返す。スウィーニーの妻エマは15万ドルの遺産に対して、65万ドルの家を購入しているが、NCISの聴取に協力的ではない。デクスターはさっそく、NCISに嫌がらせを受けたと放送する。自分にスウィーニー殺害の罪を着せられそうになったと言い、ロスが毒入りクッキーを送ったという。その事については、デクスターが知っているはずがない。ロスはレストランで待ち伏せし、デクスターに殴りかかる。デクスターはその場で自撮りするが、ギブスが割って入り、デクスターを逮捕する。取り調べでデクスターは、持論を自在に展開して追及をかわす。ギブスに娘のことを言及されたデクスターは、自分はエンターテイナーなので、発信するニュースは嘘であっても構わないという。ロスの過去についてはネットで見たという。デクスターの携帯を調べるマクギーたちは、有力な証拠を掴めずにいた。それよりも、ロスや毒入りクッキーの情報について、ネットで拡散しているが、その最初の投稿がわからないという。スローンはダッキーのアドバイスを受けて、再びロスを訪ねる。ロスは笑顔の裏に、強い怒りを押し込めている。スローンは自分もアフガニスタンで捕虜となり、9ヶ月間拷問を受けたという経験を話す。ロスは捕虜になったことよりも、戻ってきてから、奪われた人生に腹を立てているという。イランに行く前、ロスには恋人がいて、子供が産まれると聞いて帰国したらプロポースするつもりだったという。しかし、予定外の5年間の監禁と二度の救出作戦の失敗で、軍には死亡したと見なされた。恋人は新しい人生に進み、結婚し生まれた娘を夫と育てた。恋人は娘にはロスのことを言っていないという。しかし、その恋人もその夫も死亡したという。スローンは娘に名乗り出れば良いのにというが、ロスは父親の役目を果たせなかった自分が今更名乗り出る事はできないという。アビーたちは大量の書き込みを調べ、毒入りクッキーについて最初に投稿されたのを見つける。書き込んだのは、退役軍人会の集会場のPCで、書き込まれた時間帯にロスはスローンと自宅にいたことが分かっている。監視カメラを調べると、スウィーニーの兄クライドと妻エマが映っていた。2人は男女の仲のようで、クライドは1ヶ月前にボックスをいくつか持ち帰ったという。NCISはスウィーニーの自宅を訪れ、クライドとエマを逮捕する。エマは以前から離婚を望んでおり、クライドと組んで夫を殺し、ロスをはめてデクスターの気を引こうとした。デクスターは真実が明かされて、スポンサーが降りているという。スローンは自分も怒りを溜め込んでいるとヴァンスに認める。この感情は克服できるものではない、拷問を受けたことよりも、自分のせいで仲間が殺された事を受け入れられないという。スローンは郵便局の務める娘に告白するというロスに付きそう。お互い、これまで閉じ込めていた辛い話をしたのは初めてだったという。あーいえば、こーいう、というデクスターが、まるで「Homeland」のオキーフのようで、視聴者が望むものを与えるだけだというところに、納得しました。でも表現の自由だと減らず口をたたいていても、スポンサーが降りてしまえば奴も無力でしょうね。ネットを使ってフェイクニュースを拡散するところも、まさに今シーズンの「Homeland」だし、兵士が捕虜となって帰国しPTSDに苦しむというのも、同じテーマでした。今回スローンの過去というのが、予想以上に厳しいものと分かりましたが、ヴァンスはそれを知っていて彼女を雇ったということですね。2人は相当な絆があるんだろうなと思います。ダッキーの出演はほんの僅かでしたが、それでもドラマに潤いを与えてくれますね。本来はスローンの方がプロファイリングのプロだと思うのですが、ダッキーに話を聞いてもらいたいという気持ちは理解できます。ダッキーは用心してキャンディの色を全部もらって帰るという。(笑)ちなみに、今週の「ブラックリスト」と同じくタックス・シーズンがBストーリーで、こういうところにアメリカドラマならではの話題を楽しめます。
May 11, 2018
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メインの事件はモデルがあるような感じでしたね。まるでドラマのような、って、ドラマですが、事実は小説より奇なり、というのをドラマにしたのかも知れません。一方、ノアに降って湧いた血縁者のストーリーは、なかなかの感動ものでした。ノアの実の祖母シーラ・ポーターとオリビアの間の裁判が始まり、オリビアは自分が親としての資質を問われていることに過敏になる。シーラは唯一の血縁者として、養子縁組が覆せないとしても、彼のために人生に関わっていきたいと訴える。セントラルパークで、男から逃げてきたと訴える若い女性が保護される。怯えているのか名前も住所も不明で、性的な暴行を受けたと言い、身体にはタバコによる暴力の痕もあった。女性は「触らないで」というため、病院での検査もできず、とりあえずSVUで話を聞く。女性はスティーブという男と一緒に住んでいたが、白いバンで公園に来て逃げ出したという。カリシが慎重に何を覚えているのかと聞くと、幼稚園の初日に兄と遊んでいたらスティーブが来て、連れ去られた事を思い出したという。カリシは、10年前6才で失踪したエマ・ローレンスの行方不明事件と一致する部分が多いと言い、SVUは両親に話をする。エマの両親は兄のグレンとエマの帰宅を待ちわびていたと言い、写真を見てエマだという。SVUでの面会で、始めは何も覚えていないと言っていたエマは次第に思い出し始めて、親子は涙の再会を果たす。しかし、フィンはセントラルパーク付近の地下鉄の駅から出てくるエマの姿を防犯カメラの中から発見し、エマの発言に疑いを持つ。オリビアはシーラの出現で、ノアを育てていく上で自信がなくなってきたとバーバに打ち明ける。バーバは自分の判断を信じてよいと励ます。ローレンス一家は、娘を探すためにマスコミにも訴えており、今回のエマ帰宅で支持者へ感謝を示す。カリシとロリンズはエマは戻ったものの、誘拐した人物は野放しだとして、さらにエマに話を聞きたいとローレンス家を訪れる。エマはどうやってセントラルパークに行ったのかと言われ、曖昧な話をした上、インタビューを打ち切ってしまう。DNA検査は未だに行われておらず、バーバは他の証拠を探せという。すると、フロリダ州でクレジットカード詐欺で手配されているブリタニー・テイラーという女とエマがそっくりな事がわかった。エマはすっかりマスコミの話題の人となり、一家のインタビューが放送される。それを見ていたカリシは、兄のグレンの発言が当時の供述と違うことに気づく。ロリンズはグレンから話を聞き出そうとするが、父親が遮る。例えエマが詐欺師だとしても、一家から連れ出したほうが良いと判断し、SVUはエマを逮捕する。指紋がブリタニーと一致したため、さらに動機などを聞くが、ブリタニーは、タバコのやけど痕は実の母親にされたものだと答える。中毒患者だった母親は、娘を虐待し、化学薬品を浴びせたという。そういうこともあり、身分が嘘と分かっても、ブリタニーは実家には戻らないという。ローレンス家を選んだのも、テレビニュースで一家が訴える姿を見て心に残ったからで、実際自分はエマと良く似ている。ただ、家族が欲しかっただけだという。グレンは、ブリタニーの正体を知っていて、黙っていればずっとエマとしてこの家にいられると言ったという。なぜかエマはもう戻らないと言ったというので、SVUはブリタニーにマイクを付けて、グレンから理由を聞き出すように求める。グレンはあれは事故だったと明かす。SVUがグレンを逮捕し話を聞くと、テレビを見ている時に邪魔をしたエマについクッションを押し当ててしまったという。エマは動かなくなったというが、遺体を始末した人物がいるはずだ。SVUは父親を逮捕し、父親は第3級虚偽申告罪と第2級執行妨害罪で有罪を認めた。最終陳述で、父親は娘も息子も愛しており、息子は自分が犯した罪を感じていたが、この上息子まで失うことはできないと思って、嘘をついたという。その事を悔いてはいないが、罪を認めたのは妻を苦しめないためであって、妻にはグレンと自分を許して欲しいという。グレンは過失致死罪となった。エマの母親はオリビアに、以前には娘が生きているかもという希望があったが、今はもう何も望みはなく、こんなことは知りなくなかったという。オリビアはシーラと会い、率直な気持ちを語り合う。シーラは娘が反抗期で出ていった後、夫を亡くし、その後エリーが死んだことを知った。孫までうしないたくないという。オリビアはシーラをノアに会わせる事に同意する。今回も被害者、といっても、容疑者ですが、向き合うカリシの一途な姿が印象的でした。掘り起こされたエマを抱き上げるシーンもそうですね。でも、本来なら科学捜査班の制服組の人が処理するのでしょうけど。ノアの件については、いつもはベテラン警察官としてアドバイスする立場なのに、オリビアは客観的にはなれないということかな。バーバのいうように、3年以上経っているので養子縁組が破棄されることはないのだから、安心していて良いと思うのですが、相当被害者意識に苛まれているようですね。ノアの人生なのだから、ノアが血の繋がったおばあちゃんに会いたいと言えばそれを拒むことはできないし、後で知っていたのになぜ教えてくれなかったのかと、非難される事もあるでしょう。ノアを愛してくれる人が一人でも増えれば、それはノアにとって良いことだし、これからは繋がっていくい人の輪を大切にして欲しいです。オリビアが親として成長していくという事ですね。ブルック・シールズにはさすがに良い役柄を当てますよね。個人的には昔皇太子さまがファンだったという事を思い出しますが、彼女がおばあちゃん役というのに感慨を覚えます。
May 11, 2018
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メインの事件は大山鳴動して…、そんな理由で?というオチ。それよりも、直接関係ないレッドのサイドストーリーの方が面白かったです。前からそうだったかも知れませんが、レッドのおせっかいぶりが印象的ですね。レッドはシングルトンがFBIと連携を取ったことから、自分とFBIとの関係を他に漏らせば殺すとシングルトンを脅す。シングルトンはナッシュ・カルテルを捜査する特別捜査班から、トムを殺したとされる「ダマスカス」に情報が漏れている可能性があるという。ダマスカスも警官とされ、リズはシングルトンの捜査班に偽の情報を流してダマスカスを特定することにする。ナヴァーロは一応、行方不明ということになっていて、ナヴァーロがFBIに情報を提供するため姿を表すというと言うことをシングルトンに言わせる。レッドは、汚職警官を追っても裁判では無罪になる可能性があり、ストリートで決着を付けるべきだとリズに話す。新たなリスト者は、9ヶ月前にレッドに「最も感染力の強い病原菌が欲しい」と言ってきた、闇商人オコロの顧客だという。今朝、NY市内のカフェで、未知のウィルスによるアウトブレイクがあった。レッドは倫理的なこともありオコロの依頼を断ったが、今回使われたウィルスは高度に精製された病原菌だという。現在、疾病対策センター(CDC)が患者が発生した地区を封鎖しているが、カフェの店内カメラの映像に、怪しい動きをする女が映っていた。女は吸入器を使っており、それは抗ウィルス剤で、患者が発生した騒ぎの中、女はカフェから姿を消した。その後、女は患者が収容された病院に現れて、拡散装置のようなものを置いて去った。調べると、装置には「治療法」と書かれており、女が使っていた抗ウィルス剤と考えられる。しかし、感染させておいて、なぜ女は治療薬を置いていったのか。顔認識で犯人は陸軍感染症医学研究所に勤務していたパトリシア・スー・エドワーズ大尉と判る。エドワーズは生物兵器の開発を担当しており、夫はネイビー・シールズのデニス・エドワーズ少佐で、死亡している。エドワーズ少佐はシリアに派遣された時、押収品のアヘンを盗んで目撃者に撃たれ死亡したとされる。妻のエドワーズは、機密を扱う資格を奪われ、その後除隊した。レッドは、資金洗浄を行っているペットサロンに国税局の監査が入ることになり、放火のプロに頼んでオフィスごと燃やすことにする。国税局のヘプワースが店に現れると、レッドはもし見逃してくれたらなんでも望みを聞く、と話す。ヘプワースは仕事柄、人に恨まれる事が多く、息子が希望する高校にも入れないという。感染現場で患者のDNA情報をCDCがデータベースにアップロードしていると、突然本部のサーバーとアクセスできなくなる。アラムは、DAN情報の中にコンピューターウィルスが仕込まれていて、犯人の目的はサーバーを乗っ取ることだったのか、という。サーバーにアクセスするには、封鎖されている建物に入り、直接アクセスするしかない。アラムはハズメットスーツに身を包んでCDCに入り、サーバーにアクセスする。エドワーズは、CDCのサーバーに入ると、国防総省のデータベースを検索したという。DNA情報によって、人探しをしていたようだ。それは夫のデニスを撃って、自己防衛で無実になった同僚のケイレブ・クローニンだった。レッドはペップワースの息子が入学を希望する学校の校長に会い、スポーツ施設のロッカールームを寄付するので友人の息子を入学させて欲しいと頼む。校長は国税局への恨みを理由に、入学は認められないという。レッドは、体育館を建てるために学校が土地を入手したのを覆し、要求を受け入れるように校長に迫る。さすがに校長もヘップワースの息子の入学を認める。これでペットサロンを燃やさなくてすむというレッドだったが、ヘップワースは残念ながら担当替えとなり、予定通り監査が行われるという。レッドはヘップワースとの約束を取り消し、フェンゲンに放火の準備をさせる。リズとシングルトンは、ナヴァーロがFBIに会うという現場で犯人を待ち構える。雇われたと思われる男が現れ、誰かに電話をした。アラムが使い捨て電話の発信場所を絞り込み、シングルトンは特捜班のオフィスだという。今すぐその電話に連絡しろと言ってシングルトンが電話を切ると、連邦保安官ガルヴェイの机の引き出しで電話がなった。そこにガルヴェイが現れ、シングルトンに馬鹿な真似をすると離れて住む娘たちに危険が及ぶぞと脅す。エドワーズは、クローニンの自宅を訪れ手につけた針でクローニンを感染させる。クローニンは、エドワーズ少佐がアヘンを盗んだと証言していたが、盗んだのはクローニンでエドワーズ少佐に罪をなすりつけ殺したという。エドワーズは、夫の軍服に着いた血液を調べて、クローニンを突き止めたと言い、他にも関わった人物の名前を出せば治療薬を渡すという。クローニンの体調はどんどん悪くなっていったが、反撃に転じてエドワーズから銃を奪う。その際に、治療薬の吸入器を壊してしまう。FBIがクローニンの自宅に踏み込むと、2人の姿はなく車でどこかに向かった事が判る。アラムが車の行き先を追うが、クローニンは治療薬を求めてエドワーズの自宅に向かっていた。エドワーズは殺すのが目的ではなく、夫の名誉回復のために真実を話せという。FBIが車を止め、レスラーが2人に投降するように命じる。クローニンは治療薬欲しさに、仲間とアヘンを盗んだ事を認め、エドワーズ少佐に見つかって通報すると言われて殺したという。レッドのペットサロンは燃えなかったが、国税局の倉庫が放火され、資料が焼失した。これで監査は延期され、レッドはフェンゲンにこれからも仕事を頼むという。エドワーズ少佐の名誉が回復し、改めて葬儀が行われた。レスラーは逮捕された妻に参列を認める。シングルトンと連絡が取れなくなったリズに、クーパーから連絡が入り、シングルトンが刺殺されたという。物取りの犯行ということだが、現場を見たリズはガルヴェイの姿を見て、トムを殺したダマスカスはガルヴェイだったと思い出す。タックス・シーズンになると、アメリカ市民は税金の使いみちや政府への不満などで盛り上がるという事だったのかな。CSIマイアミでも収税吏が恨まれるというエピソードがありました。現政権への嫌味をレッドの口から聞きたくないわ~という人もいるかも知れません。(笑)レッドほどの悪人が、資金洗浄のためのペットサロンに監査に入られるというのは意外な感じ。なんだかんだいっても、可愛い犬猫と触れ合えるこの場所が好きなんだよ、ということだったのでしょう。放火犯のフェンゲンに、自分の欲望と向き合うため自己啓発本を渡すなど、レッドは本当に親切です。シングルトンとガルヴェイの関係がやっとわかりました。ナッシュ・カルテルを捜査しているタスクフォースそのものに、汚職警官がいて、しかもトムの殺人犯が含まれているということですね。となると、彼らがなぜスーツケースの人骨に目をつけたのかがよくわからない。単にレッドをおびき出すためだけにスーツケースを盗んだなら、他にも方法がありそうだし、スーツケースの人骨が彼らのテリトリーを犯す証拠なら、それも気になります。1年間眠っていたリズが犯人の顔を思い出したのは凄いことですね。そういえば、子供の頃に父が死ぬ火事があって、その時の記憶をレッドに消されたという話でしたね。それなら、トムが殺された時の記憶を取り戻す事をやればよかったのでは、と思ったり。シングルトンは善い人だったのにお気の毒でした。リスト者の妻は、最悪な伝染病で何人も死なせておいて、夫の名誉回復はないなと思います。
May 10, 2018
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ラストは衝撃的でしたが、現実問題として想像すると、ちょっと…(笑)それにしても、キャリーはフラニーに救われますね。すっかり大きくなったなあ、もう大人の事情も相当判るのじゃないかしら。意識を失っている間にダンテの部屋を調べる予定だったが、途中でダンテが目を覚ましそうになったので、キャリーたちは引き上げることにする。マックスはPCのデータをダウンロードできたので、それを調べてみるという。ソールはウェリントンを自宅に訪ね、シモーヌが証言する内容を話す。シモーヌがロシアのスパイだった可能性が強いと聞いて、ウェリントンはショックを受ける。一晩家を空けていた事を思い出してキャリーが帰宅すると、姉は怒り心頭でフラニーも心配していたと責める。キャリーは徹夜と中途半端に終わった捜査から、カッとなって、フラニーを連れて家を飛び出してしまう。マックスが自宅に戻ると、ソールが工作員と待ち構えていた。キャリーからウェリントンの監視の事は聞いていると言い、昨夜の手柄をソールの目の届くところで調べるように言う。ソールはマックスを秘密基地につれていき、分析結果をキャリーには伝えることを禁じ、約束を破れば違法な監視の事を判事に話すという。キャリーは家を飛び出てみたものの、モーテルに宿泊しようにもカードが使えず、困っているところに、昨夜の事をダンテから電話がかかってきて、家に来るよう誘われる。ウェリントンがホワイトハウスに姿を表さないことから、関係者の間ではシモーヌの証言の影響が囁かれ始めた。キーン大統領は全く意に介さない。キャリーは親子でダンテの部屋に滞在することにし、仕事にでかけていった隙きに家宅捜索の続きを始める。たまたまフラニーが見つけたアルバムに、ダンテの妻オードリーの情報があり、今も勤務する財務省にオードリーを訪ねることにする。オードリーは、離婚の理由について、カブールでの任務で自分は悪くないのに責任を取らされ不満を持っていたという。その時のCIA支局長はキャリーで、民間人の結婚式にドローンを撃ち込み、まともではなかった。それなのに、キャリーは昇進し自分はのけ者にされたという。オードリーから聞いた内容をキャリーがマックスに連絡すると、マックスはそれをソールに聞かせる。ソールは、キャリーが結果的に政府を潰そうとする外国の企みに加担していた事を重視し、今後キャリーからの電話を取ってはならないという。ソールのチームは、ウェリントンを調べている間に、シモーヌが関係するNGOの理事に、ロシアの犯罪組織の幹部がいることに気づく。彼らは自分の企業を通じて、NGOに巨額の寄付を行い、シモーヌがそれを資金洗浄していたと考えられる。ソールは連邦判事に掛け合って、シモーヌを尋問することにする。ダンテはマギーの家を訪ね、フラニーのための荷物を取りに来たという。マギーはキャリーが何か仕事をしているのは気づいていたと言い、フラニーのぬいぐるみを探して欲しいという。ダンテはキャリーの部屋に入り、テーブルの上の資料を見る。キーン大統領は、シリア空爆の功労者に勲章を授与する式典に出席する直前、ウェリントンからの辞表を受け取り、ショックを受ける。ソールの訴えにもかかわらず、連邦判事は尋問は公聴会でシモーヌが証言した後でなければならないという。こうした働きかけは、政府のダメージを避けようとするためで、判事たちは政治が絡む事には介入したがらないという。キーン大統領は辞表に添付されていたウェリントンの手紙を呼んで、ソールに連絡を入れる。「ロシアのスパイに利用された」というのは、ルーカスビルの悲劇の時にソールが言っていた他国の介入の事なのか。彼の国がアメリカを潰そうとするのなら、断固としてそれを阻止しなければならない。ソールはシモーヌを落とす材料は揃っていると言い、キーンもできることで力になるという。マックスはダンテのデータを分析し、シモーヌと同時期にダンテが同じ都市に出国していた記録を見つける。ソールは聞き取りの矛先をダンテに向けることにする。帰宅したダンテに、キャリーは断りもなく姉の家に言ったと怒る。ダンテはオードリーから電話があったと言い、元妻に何を聞いたのかという。キャリーはカブールの時に、ダンテがキャリーに心を奪われていたらしいとオードリーが思っていたと言って誘いをかける。ダンテはキャリーを抱きながら、本当はオードリーは何を言ったのかと問う。キーンはウェリントンを自宅に訪ね、今ホワイトハウスを去ることは許さないという。キーン政権は今崩壊の危機にあり、ウェリントンに支えてほしいので辞表は受理しないという。ソールはSWATを連れ、ダンテの家に踏み込み逮捕する。ソールは怯えて泣くフラニーをキャリーに渡すと、部屋を去る。SWATの人はどんな修羅場も経験しているので、素っ裸のダンテを連行することもなんともないでしょうが、あの最中に連行されるダンテはかっこ悪いですよね。タオルくらい掛けてやれば良いのに。キャリーについては、誰と寝ていようと、これも情報を得るための手段と見られるでしょうから、ソールは言葉もないですよね。クレア・デインズも暗いとはいえ、ブラも外しての演技、力が入っています。それにしても、フラニーは何でママがお洋服を来ていないのか、疑問に思わないのだろうか。この件について、マギーには言わないでしょうね、きっと。大人たちの対立に心を砕いて、小さい胸を痛めているのが可哀想です。うさぎのホップ、良かったわ~NYで同居していたクィンが一緒に遊んでくれた、あのうさぎのぬいぐるみですよね。今シーズン、過去のネタを上手く使っていますよね。シーズン4、カブール時代のドローン・クィーンの時はクィンがキャリーに何度も意見していたし、その裏でキャリーに恨みを持つ人物がいたなんて、上手いと思います。マックスはソールにとって、キャリーと共に頭痛の種なんですね。確かに、彼もイスタンブールで同僚を失う辛い目にあったし、なにか変化があったかも。今後は、ソールの下に入ったマックスと新人イケメンくんが力を発揮して、ロシアの陰謀を暴くのでしょうが、キーンとウェリントンの危機管理が見ものです。副大統領がボー・ブリッジズて、ちょっとにやけます。そういえば、「スターゲイトSG-1」でパラレルワールドの大統領だっけ。つい、濃い話ですみません。
May 9, 2018
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グレゴリオのキャラクター・エピソードですが、新しく入ってきて、さっと決着を付けるところが気分良いです。まとめ方が上手いですね。グレゴリオが帰宅すると、部屋に元夫イーサン・マッキンリーが潜んでいた。カタリーナ台風の復興資金8,000万ドルを横領して姿を消したマッキンリーへの敵意を剥き出しにするグレゴリオだったが、意外にもマッキンリーは、ジョー・オーフィエロに脅されて金を盗んだことをFBIに話し、証人保護プログラムに入り、この10年アイオワ州で暮らしていたという。ジョーはマッキンリーの情報で逮捕された。それが、殺し屋に命を狙われたのでグレゴリオの助けを求めて、再びニューオーリンズに戻ってきたという。つぶさには信じられないグレゴリオだったが、仕事の呼び出しがあり、とりあえずマッキンリーを拘束して現場に向かう。ガソリンスタンドでアレックス・オーフィエロ大尉が至近距離から撃たれて死亡した。アレックスはジョー・オーフィエロの末息子で、店員が銃声を聞いて、逃げていく犯人の後ろ姿を撮影していた。その映像を見たグレゴリオは、マッキンリーと気づく。ジョーは昨年刑務所で死亡し、アレックスは家業を嫌って軍隊に入り、英雄だという。グレゴリオはマッキンリーが戻ってきたことは言わず、FBIで情報を集めてくるといって自宅に戻る。案の定、マッキンリーは逃げており、いつものところで待っているというメモが残されていた。確かにマッキンリーが証人保護プログラムに入っていた事はわかったが、マッキンリーは人目につくレストランでグレゴリオを待っており、自分はアレックスを殺していないという。そこに、アレックスの車に乗って逃げた犯人を追い、乗り捨てた車の中の指紋からマッキンリーにたどり着いたNCISが現れる。驚くラサールとパーシーだったが、プライドはなぜチームを信用できなかったのかと怒る。プライドはグレゴリオを捜査から外すという。取り調べでマッキンリーは、アレックスの兄たちから命を狙われていたため、仲介をしてもらおうとアレックスに相談に行ったが、殺し屋に狙われたという。アレックスは自分をかばって撃たれたのであって、殺し屋の名前を知っているという。グレゴリオは二度にわたってマッキンリーに騙された事でショックを受ける。殺し屋はオーフィエロ家の汚れ仕事をしているモレッティで、この2年間姿が確認されていない。セバスチャンは現場で採取した物質から、ラム酒の成分を検出する。特定のメーカーであることが分かり、今は廃工場になっている倉庫へNCISが向かう。モレッティは踏み込まれて反撃し、グレゴリオに射殺される。モレッティの銃がアレックス殺害の凶器であることが確認されたが、セバスチャンはそもそもの狙いはマッキンリーではなくアレックスだったという。モレッティの上着にはアレックス宛の空封筒が入っていて、携帯にはアレックスが殺された写真が残っていた。これは、仕事が終了した事を雇い主に報告するためのもので、マッキンリーに供述の矛盾を突く。マッキンリーはオーフィエロ兄弟が弟を殺す理由が判らないの一点張り、このままでは証人保護プログラムに戻ることになるという。モルグにオーフィエロ兄弟が弟の遺体を返還するように求めてくる。兄弟は自分たちはクラブ経営で犯罪とは無縁だと言うが、弁護士に相談して出直すという。セバスチャンは、アレックスあての封筒の中に残っていたインクを分析し、ケイマン信用銀行の封筒だと突き止める。相当な金額の金を預けていると思われ、それがアレックス殺害の理由かもしれない。封筒にはオーフィエロ家の弁護士事務所のロゴがあったことから話を聞くが、詳しいことは分からず、アレックスが殺される2時間前に父の遺産の件で事務所を訪れたことがわかった。事務所前の監視カメラには、封筒を手にしたアレックスの姿と、それを待ち伏せしているようなマッキンリーの姿が映っていた。マッキンリーがアイオワで襲われたという事件について、現場写真を見ると、マレッティの仕業とは思えない銃痕が残っていて、やはりマッキンリーは嘘を言っていた事が判る。マッキンリーはオーフィエロの遺産を奪うためにニューオーリンズに戻ったが、先に兄弟がアレックスを殺してしまい、グレゴリオのところに転がり込んだのだろう。アレックスは父親のお気に入りの息子で、遺産を受け取ったが、盗まれた金と知って返そうとしたのではないか。しかし、アレックスの金を出すには彼の指紋か眼球が必要だ。グレゴリオは、今度はマッキンリーを騙すという。グレゴリオは、オーフィエロ兄弟が8,000万ドルを手にする前にその金を取り返し、犯罪一家も潰すために協力して欲しいと話す。マッキンリーは、オーフィエロ兄弟の前に現れ、自分がアレックスの口座から金を引き出すという。実は、ジョーに頼まれて復興基金を盗んだ時、アレックスの生体認証をマッキンリーが登録しているという。海軍大尉に扮したマッキンリーが銀行に行き、アレックスの口座からオーフィエロ兄弟の口座へ送金すると、その段階で兄弟を逮捕するという。生体認証をパスし、送金までは上手くいったが、店の外に出た時にオーフィエロ兄弟がマッキンリーとグレゴリオを銃撃した。グレゴリオがすぐに反撃して、兄弟を逮捕するが、そのすきにマッキンリーは姿を消した。送金されたはずの8,000万ドルもアレックスの口座に戻っていた。オーフィエロ兄弟は、マッキンリーと共謀してアレックスの金を送金した証拠はないという。また、弟殺害を依頼した証拠もなく、このままでは兄弟には重罪を課すことはできない。マッキンリーは、自らオーフィエロ兄弟に自分を襲うようにメールをしていて、グレゴリオが助けることも計算の上だった。グレゴリオはマッキンリーが逃げた先に心当たりがあるという。南の島でマッキンリーはグレゴリオを待っていた。もう一度やり直したいというマッキンリーに、グレゴリオはもう自分はかつての自分ではないと言って、逮捕する。復興基金は市民のもとに取り返し、マッキンリーも兄弟も刑務所に入った。グレゴリオはマッキンリー逮捕のためにFBI捜査官になったが、これからは何を目的にしようかという。グレゴリオの元夫はエド・クィンだったか。確か、CSI:NYでこの2人は共演していたのではないかと思ったら、やはり同じエピソードに出ていました。悪役というか、何か裏のある役柄が多いような印象があって、個人的には「ユーリカ~地図にない街~」に出ていたのを思い出します。イメージ通りの悪人でしたが、グレゴリオとのケミストリーも良くて、まんまと逮捕されるところは憎めない感じ。制服姿も似合っていましたし、また出てきても良いなあと思いました。ラサールやパーシーには強気なグレゴリオですが、過去の失敗を取り戻そうと一途なところもあって、そこが魅力かな。最近、パットンの活躍ぶりが顕著で、セバスチャンがチームの目となり、パットンが司令車で指示をだすなど、役割分担も上手く言っているように思います。
May 7, 2018
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『探偵の手腕』ヒックス事件結末編。原題が、前話と対になっていますね。味方も敵も、近くに置いておけ、ギブスとフォーネルの関係は、友人であって敵という事なら、とても洒落ているなと思いました。スローンの目の前で、弁護士ジェシカの車が爆発し、ジェシカは死亡した。スローンがヒックスの仕業に違いないという。ジェシカはヒックスの担当を降り、スローンに捜査を続けるように言い残した。彼女は何か、証拠を掴んだのか。NCISはヒックスの身柄を確保し聴取するが、ヒックスはジェシカには無実にしてくれた恩があり、殺すはずがないという。爆弾を仕掛けた時間帯も仕事をしていたという。実はヒックス本人がジェシカを弁護士から降ろしたのだが、全く動じることなく聴取に応じ、まるで楽しんでいるようだった。ヴァンス局長は、冤罪だとしてNCISへの風当たりが強く、具体的な証拠がない限り、釈放するようギブスに命じる。アビーはジェシカの車を調べて、爆弾が仕掛けられたと断定する。遺留品の携帯に通信機が仕込まれており、ジェシカの行動は犯人に筒抜けだったことが判る。ジェシカは、昨日ヒックスと同じ刑務所に入っていたポール・トリフと面会していた。トリフは、今はマクギーとデライラが住んでいるアパートの元の住人で、3人の死体を電動ナイフで切り刻み、床下に隠した人物だ。実はトリフとヒックスは半年間同じ房にいた。マクギーは複雑な気持ちになりながらも、トリフに面会を求める。トリフはマクギーになれなれしい態度で、昨日ジェシカが面会に来て、ヒックスのことを尋ねたと認める。トリフはヒックスがオコンネル大尉以外の未解決殺人事件も、自分が殺したと話していたという。ジェシカはトリフから有罪の証拠を示され、ショックを受けたらしい。ヒックスは証人を殺しておくべきだと言ったということから、NCISは、重要な証言を行ったメアリー・スミスが危険だと考える。しかし、一旦無罪になって今更メアリーを殺しても意味がない。ヒックスは別の論理で動いているようだという。その頃、メアリーが老人ホームから姿を消したことが判る。フォーネルは、ヒックスの仕事場近くで待ち伏せ、メアリーを誘拐したな、と詰め寄る。ヒックスは動じることなく、娘さんによろしくと言うのでフォーネルが殴りかかるが、実はフォーネルとギブスがしかけた芝居だった。フォーネルはヒックスの上着に発信機を仕掛ける。ギブスはメアリーは生きていると確信する。ギブスはトリフと取引し、要求に従ってトリフをマクギーのアパートに泊め、捜査に協力させることにする。マクギーにとっては悪夢だが、トリフはマクギーの事を「友達」だと言い、親近感を見せつける。トリフは、ヒックスが乗っていた車を分解して調べ直せと言い、10年前にFBIが調べた車を分解する。すると、ドアの中から、血のついた鉄パイプが見つかった。これにヒックスの指紋が着いていて、血痕はオコンネル大尉の他、未解決殺人事件の被害者4名の血液だと判る。NCISにヒックスの行方がわからなくなったという連絡が入り、発信機についてもヒックスに見破られたようだという。一方、メアリーが老人ホームに戻ったことが判る。メアリーはヒックスに誘拐されたものの、無事戻ったが、ヒックスは「口を開いた者は報いを受けるだろう」と言っていたという。マクギーの自宅に一晩泊まったトリフは、マクギーに「我々には共通点がある」と話す。ヒックスの過去を調べたスローンは、ヒックスは共厳格な父親の元で育ち、虐待されていたという。ヒックスの被害者はいずれも、体格がよく、地位が高い父親のイメージがある。であれば、ヒックスは明らかにこれまでの手ぐちを変えたと考えられ、メアリーを殺さずに戻したのも関係しているのかもしれなない。その頃、ヒックスはフォーネルを捕らえ、車のトランクに閉じ込めていた。ヒックスの目的はフォーネル一人ではない。NCISはフォーネルが誘拐された事を知り、マクギーはトリフに情報を提供するように求める。しかし、間に合わずヒックスはマクギーのアパートを訪れていた。年長のトリフは、ヒックスに対してお前は弱い男だったとなじると、ヒックスが激高してトリフに近づく。トリフはいつの間にか檻をやぶり、ヒックスに反撃した。マクギーが銃で反撃すると、ヒックスが逃げ出していく。ヒックスは現場に到着したNCISを振り切り逃げるが、トランクの中のフォーネルが拘束を解いて、ヒックスに襲いかかる。フォーネルの活躍でヒックスは捕らえられた。トリフはヒックスに撃たれたが命を取り留める。トリフは、マクギーに親近感を示し、また会おうという。フォーネルはギブスの地下室を訪れ、FBIの復帰の話を断ったという。私立探偵として、フォーネルはいつでもギブスに協力するという。ベテラン俳優を目の前にして、ヒックス役の役者さんも頑張ったと思いますし、マクギーにベタベタ親近感を示すトリフ役の俳優さんも存在感がありましたね。トリフは自分が丹精込めて整備したアパートをマクギーが管理していることに、満足しているようです。となると、マクギーもデライラと双子ちゃんは別の住まいを探しても良いのではないか。トニーの面影のあるセットを壊すわけにはいかないという、制作陣の気持ちも分かりますけど、マクギーに執着するトリフの気持ち悪さは、ドラマとしては成功ですね。サイコパスのヒックスも、刑務所内では上には上がいたようで、トリフに精神的に支配されていたと言って良いでしょう。トリフはヒックスにとって、父親のような存在だったのかも知れません。そうなら、ヒックスは真っ先にトリフを殺そうとするはずでしょうけど、なんだかんだでトリフはマクギーを守った。会話がメインのエピソードでしたね。フォーネルが名誉を挽回し、私立探偵を続けることは楽しみですね。おっさん2人の友情は永遠です。
May 5, 2018
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これこそ、20年近く続くSVUシリーズが存在する意義だなあと思って見ていましたが、どうやら「13の理由(13 Reasons Why)」という小説・Netflixのドラマにインスパイアされたらしい、ということで、なるほどと思いました。確かにタイトルがアンサーになっているぽい。感動して見終わってから、フィンがいなかったという事に気づきました。(笑)高校一年生のマンディが、学校から姿を消し、心配した両親がSVUを訪ねる。マンディは友人たちと高校生活を満喫し、その様子をビデオ日記に投稿しており、最後の投稿に、先日のパーティでひどい目に遭った事をアップしていた。画像には意識を失って寝ているマンディが半裸の状態で、身体には「あばずれ」などの酷い落書きが書かれていた。なぜ、誰がこんなことをするのか、理由が知りたい。その画像は同級生の間で拡散し、サイバーいじめの状態になっていた。土曜日はダニエルの家でパーティがあり、マンディは幼馴染のアンドリューと10回ほどメールのやり取りがあった。アンドリューは何も知らないと答え、それよりもマンディが今日大親友のステイシーと言い争っていたという。ステイシーも一緒にパーティに行ったが、先に帰ったのでその後何があったのかわからない。ただ、絶交されたと言い、マンディにはSNSを通じて男性と接触があったという。マンディのPCを調べると、イーサンという相手とチャットをしていて、今もライブ動画が配信されているという。そこには、すっかり表情を変えたマンディが「もう戻らない」と言っていた。IPアドレスをたどり、イーサンの自宅へ行くと、イーサンはマンディがパーティでレイプされたと明かす。すぐに病院で検査を行うが、マンディはパーティでマリファナを吸っており、すでにマンディはひどい言葉で中傷されており、親には言えなかったという。しかし、マリファナのせいでその時の記憶が曖昧で、レイプの犯人についても覚えていないという。パーティに参加した男子3名、ダニエル、マックス、アンドリューから話を聞くが、マンディがレイプ被害を訴えている事を聞いて、驚いたようだった。思い口を開いてやっと、落書きをして写真をアップしたのはマックスだとわかるが、マンディと2人きりになったのはアンドリューだという。アンドリューはキスをしただけだという。マンディはアンドリューとキスをしたことは少し覚えているが、元々恋愛感情などなかったという。何よりも3人共友達だと思っていたのに、裏切られた気持ちだという。SVUは、ダニエル、マックスは児童ポルノ所持、無謀危険行為、アンドリューに対しては第2級レイプ罪で逮捕する。アンドリューは、ハイになったマンディとキスをし、セックスをしたことを認めるが、合意の上だったと釈明する。逮捕の影響は大きく、マンディの自宅や車に嫌がらせの行為があり、マンディにも嘘つきなど脅迫メールが大量に届いた。マンディは被害者なのに、なぜ私が責められるのかと訴える。見通しとして3名は裁判にならないというが、マンディの父親は何があったのか、裁判で証言させたいという。バーバは司法取引を考えており、大事なのは3人に責任を取らせることだという。しかし、マンディが再びビデオ日記を再会し、もう被害者には戻りたくない、過去を封印し、生まれ変わった自分になると宣言する。それを見ていたオリビアとアマンダは、危険な兆候と捕らえる。自分に対するネガティブなコメントも無視し、友人も両親も必要ない、大丈夫というマンディに、アマンダは自分も同じ体験をしたと話す。オリビアは「あなたは一人ではない。側には頼る人も傷みを分かち合う人もいる」と慰める。マンディへのネットいじめは酷く、その中でアンドリューが何回かマンディとやり取りをしていることがわかった。マックスはアンドリューを裏切る証言をしたということで、ロッカールームで襲われたという。それも自業自得だというマックスに、父親は証言させないという。バーバはマックスが言った「アンドリューがマンディを好きすぎた」という言葉に注目する。アンドリューは「友達だと思っていた」というマンディに、「君に好かれるように頑張ることに疲れてしまった。僕らの人生は終わりだ」と書いていた。オリビアはこれはレイプの証明になるという。アンドリューは、マンディにキスして拒まれ、自分を好きになってほしかったという。セックスは合意の上ではないと認めたため、オリビアはアンドリューに裁判で真実を言う必要があるという。マンディは嘘つきではない。アンドリューは第3級レイプ罪を受け入れ、公開の裁判でマンディに謝罪する。オリビアはマンディと共に、高校の集会に参加する。マンディを非難したり、ネットでいじめた事を糾弾するために集会を開いたのではない。お互いに、受けた暴力や暴言、性被害などの体験をシェアし、みんな一人ぼっちなのではなく、見る目を変えて状況を変えていくのだと話す。オリビアに、ノアの祖母ことシーラ・ポーターから資産公開、精神鑑定を求める命令書が届く。親としての資質を問われる事になりそうだ。ブイログで自分と家族をさらし、はつらつとして何事も積極的なマンディに、日本ではこれだけでもいじめられるかもと思いました。パーティで落書きされた事も、そんなところへ行くほうが悪いとか言われるのでしょうね。女子のほうが残酷だ、というのもさもありなん。思ったことをそのまま言ったり、そのつもりでないのに人を傷つけることは多感な時期には多々あるでしょう。誰にでも。それが関係して自殺を選ぶ人もいるかも知れない。ラストの一人一人が声を上げるシーンは、感動的でしたね。加害者の側の生徒も告白して。でも、マンディは強かったですね。勇敢というか。苦しい思いを心の底に追いやって強がっているところを、オリビアに背中を支えてもらって、素直に気持ちを吐き出せた。今度は学校全体の前で、みんなと気持ちを共有したいという。ここからスタートなのでしょうね。アンドリューが負った罪は将来に与える影響が計り知れないので、こちらも胸が苦しくなりますが、罪を償いながら幸せな人生を歩んでいって欲しいと思いました。それにしても、授業中に警察官が来て、目の前で手錠をかけるとはショッキングですね。未成年ですよね。このエピソードは、ホームルームとか若い世代の教育にぜひ使ってほしいなと思いました。そして、オリビアもノアの祖母ブルック・シールズとの一騎打ちが近づいてきました。大変だ~
May 4, 2018
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ゲストに大物、ジョン・ノーブルが出てきて一気に格調が高くなった感じ。でも、アナログな犯罪者でしたね。もう一つ、リズの復帰の話は大事なステップかもしれませんが、ちょっとくどかったです。リズは留守中にシングルトンが部屋に侵入しているのを知り、レッドに彼は汚職警官の仲間だと話す。リズはFBI復帰のために心理鑑定を受ける事になった。レッドは、殺人事件の容疑者に、偽のアリバイを作って目撃者に証言させるブラックリスト者がいるという。それこそ「アリバイ」と呼ばれる人物が、顧客のために分身を用意して、別の場所で人々に目撃させる。最近では、同僚を殺した容疑で調べられていたデマルコが、偽アリバイで無罪となったため、クーパーはまず証人を調べるようにいう。アラムはデマルコと分身の映像を比較して、よく似ているが別人だという。クーパーはレッドを呼び出し、リズとトムを殺した犯人探しをしているようだが、力任せの方法は取らないように釘を刺す。デマルコに似たホームレスが先月逮捕されていたという事がわかり、クーパーはレッドに協力を求める。FBIもトムの件に協力するが、リズが正式に復帰すれば、リズはルールを守らなければならないという。レッドは自分が支援しているホームレス支援センターで、カヒル・シューラについて情報を求める。リズはフルトン医師とのセラピーで、FBIに復帰する理由について尋ねられる。フルトンは、リズがレッドの娘であることから、規則を破って復讐を果たしたいのではないかと追及する。リズの復帰には、レッドのセラピーが必須だと言われ、リズはレッドをフルトンに面会させることにする。シングルトンはリズとレッドが会っているのを目撃し、ガルヴェイらに報告する。彼らは(ナッシュ・シンジケートの?)ナッシュがレッドに殺されたのではないかと考え、リズの真意を知るためにしばらく尾行を続けるべきだという。フルトンはレッドの事をクズだ、連続殺人犯だと批判する。リズは仕方なかったとはいえ、司法長官を殺しているが、忠実、勇敢、誠実がモットーのFBIでそれを守ることができるのかという。リズの復帰はレッド次第だというフルトンに、レッドはリズの努力次第だと言い、セラピーでリズを追及して本当の姿を見極めると良いという。FBIは、シューラを連れ去った人物が乗っていた車を絞り込み、レッドがシューラの知人に運転手を特定してもらう。「アリバイ」はローリー・シンクレア3世という男で、レッドとデンベがラボに侵入する。そこには、過去に分身を作るために使った顔型や資料などがあり、最新の依頼者のものと思われる顔型があった。資料を調べたFBIは、作られた分身が皆姿を消していることを掴む。レスラーとナヴァービはレッドが最新の依頼者の資料を持ち去ったと考える。「アリバイ」はブライアン・バレットから依頼され、アリバイ作りのためのルーティンを実践させた。ブライアンが浮気をした妻を殺す時は、見つけてきた分身にそのルーティンをさせて目撃者を作るという。フルトンはレッドと面会した上で、リズに自宅で5人の男を殺した犯人をかばっているのではないかと迫る。トムだけでなく、レッドとの関わりについても逃げずに向き合わなくてはならないという。残されていた顔型から、アラムは航空エンジニアのブライアン・バレットの名前を割り出す。ブライアンの妻ニッキーは離婚を申請しており、殺されるとすれば妻だろう。FBIがニッキーの身柄を保護するために職場に向かうと、ブライアンは妻に銃を向けているところだった。レスラーとナヴァービはニッキーを救い、ブライアンを逮捕する。レッドは、ブライアンの分身を殺そうとする「アリバイ」と接触する。かねてから「アリバイ」の仕事を評価していたというレッドは、FBIに逮捕させない代わりに、頼みを聞いて欲しいという。リズは再び自宅に侵入したシングルトンに、警察に通報するという。シングルトンはナッシュの捜査が行き詰まり、証人が消えるなど、リズが内通者ではないか疑ったという。トムが殺されたこの場所で5人が殺されたが、その犯人はレッドで、リズはナヴァーロを殺し証拠品を奪ったのではないかという。一緒に手を組もうというシングルトンに、リズはあなたは汚職警官ではないので、自分とレッドの関係について説明するという。レッドは「アリバイ」から見返りとして、分身の埋められている場所を手に入れクーパーにわたす。顧客のうち27名は、まだ殺人罪で起訴されていないのでこれから起訴ができる。また、無罪になった24名については、「アリバイ」が分身を殺して埋めているので、共犯者として本人を起訴できるという。レッドはシューラの遺体の引取を頼み、きちんと埋葬してやりたいという。ガルヴェイらは、リズを捕らえてレッドの居場所を聞き出すべきか考える。リズは、シングルトンを「郵便局」に伴い、特別捜査班を紹介する。その上で、汚職警官の名前を教えて欲しいという。最後のセラピーで、リズはレッドへの思いを語り、自分は未亡人で、母親で、警官で、娘だと話す。シングルトン刑事に関する展開は、話が飛んでいるようでよく分かりません。「ナッシュ」の事件というのは、前話でナッシュ・シンジケートを倒すとか何とか言っていた件ですよね。で、シングルトンは汚職警官と繋がっているけれども、実は心まで腐っていないという事なのかな。最高機密でもあるタスクフォースを見せて、表に出せない事実を教えてしまって大丈夫?後、リズがレッドの娘だということは、一般には知られていないのかな。司法長官を殺した容疑者としてリズがレッドと追われていた事も、国民的に知られていることだし、汚職警官たちの会話は「何をいまさら」という感じがしました。更に、彼らはスーツケースの人骨が誰なのか、知っているのですよね。トムが検査結果を見ているのですから。早く真実を見せて欲しいです。もう一つ、レッドが分身として殺されたホームレスになぜシンパシーを感じるのか、自分と重ね合わせる部分があったのか、そこも気になります。レッドにも分身がいたとか?ん?もしかして、スーツケースの人骨はレッドの分身?あるいは、レッド本人で、生きている方が分身?もし、そうだったらドラマがひっくり返りそうです。
May 3, 2018
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盛り上がって来ました。キャリーの前では、男は皆赤子のよう。メソメソしながら、やっぱりキャリーは強いぞ。一晩中、シモーヌとウェリントンを監視しても、シモーヌは金を要求されていることを言わなかった。しかし、シモーヌがペイリー議員から調査委員会の召喚状を受け取ったとわかり、キャリーはダンテにこの事を伝えなければという。マックスは、我々が違法に監視していることをダンテに言うわけにはいかないと止める。キャリーはその時、黒幕はウェリントンではないと気づく。ソールはかつての同僚で、今は大学の講師をしているサンディ・ラングモアに会う。サンディは対ロシアの専門家で、アリソン・カーに首にされてCIAを去った。ソールはイヴァンと話し、エフゲニー・グロモフがルーカスビルでフェイクニュースを流したようだと話す。ソールはサンディを秘密作戦の基地につれていき、活動を始める。ウェリントンは、ペイリー議員になぜシモーヌを召喚するのか、直談判する。ペイリーは何も明かさず、ウェリントンも民間人を捜査の対象にする理由に首をひねる。キャリーは議員の秘書ジャネットに聞き取りを傍聴したいと頼み込む。ペイリーの前で、キャッシング店での写真や、マクレンドンが死んだ前日にヘイゼルトン付近にいた事を追及され、シモーヌは免責と証人保護を求める。その上で、ある男から依頼されてヘイゼルトンの高速道路近くの森に5万ドルを置き去りにしたと話す。依頼した人物はホワイトハウスのシニアスタッフだというと、キャリーはダンテを外に連れ出し、シモーヌが偽証しているという。この陰謀の黒幕はウェリントンではないというキャリーに、ダンテはどういう根拠があるのかという。シモーヌは公聴会でウェリントンにマクレンドン暗殺の罪を着せ、大統領はダメージを受けるだろう。ただ予感がすると必死に訴えるキャリーに、ダンテはちゃんと薬を飲んでいるのかと問う。キャリーは家に戻って休み、明日医者に行くと言って引き下がる。キャリーはその足で、ソールを訪ねる。これまでの経緯を話し、違法にウェリントンの家を監視していたと明かす。ソールはそれ以上は聞きたくないというが、ウェリントンではない黒幕について、キャリーはもう答えを出しているという。シモーヌが公聴会で証言するように仕組んだのは誰なのか、ヘイゼルトンにシモーヌがいたという証拠を掴んだのは誰なのか、キャリーはダンテが鍵だと気づく。偶然ダンテと再会したというのも、自分がホワイトハウスのスタッフをクビになった直後だった。私はハメられたというキャリーに、ソールは自分も別の線で調べているのでしばらく、ダンテとは接触するなという。ソールはキャリーに問い詰められて、ロシアの積極工作だと漏らす。イヴァンは、国内の連絡員を通じてグロモフを呼び出す。グロモフにソールが昔の手口を使った事を気づいたと話すが、グロモフは心配する様子がない。グロモフはイヴァンのやり方、考え方が時代遅れだと言い、ルールが変わったので手を引けという。大統領の記者インタビューの最中に、ペイリー議員の公聴会の情報が流れ、ウェリントンはシモーヌが免責を条件に証言する事を知り動揺する。すぐにシモーヌに会いに行くが、シモーヌは弁護士を連れ、今は何も話せないと拒む。それでも、証言の内容を聞き出そうとするウェリントンの前で、シモーヌは脅されているふりをしてその様子を動画に取られてしまう。さっそくその動画が拡散して、全国ネットのニュースに流れた。ソールはIT担当のクリントから、ツィートされた動画をフェイクアカウントがリツィートして実際のアカウントに拡散する状況が起こったと説明を受ける。しかも、ウェリントンの動画とルーカスビルの動画では、75以上の共通するアカウントが動画を拡散していた。今回もグロモフの仕業か。ソールにジップラインを使った諜報員の緊急連絡が届く。送信者の名前はベルリンで監視していた時の、イヴァンのコード名だった。待ち合わせに場所に行ったソールは、イヴァンの身に何かあったことを察する。イヴァンはグロモフらに捕らえられ、海に沈められていた。キャリーはアンソンら、作戦チームを招集し新たな作戦に出る。ウェリントンを追い込む作戦の打ち上げと称してダンテを呼び出し、気があるふりをしてダンテの警戒心を解く。良い気分でダンテの部屋に行った2人だったが、ダンテが薬で気を失うと、キャリーはチームを部屋に呼び入れ、ロシアとの接点を探す。新しいIT担当のクリントくん、なかなかのイケメン。と思ったら、「ブラックリスト」にも出ていたのか。トムが闇カジノでセレブを装った時のアッシャー。道理で。「インターネット・ミーム」なるものの説明がありましたが、先シーズンからインターネットを使った情報戦略がテーマのようですね。ソールやイヴァンのような、「旧時代」の諜報員はもう用済みということか。イヴァンは結局、二重スパイのような存在だったのかな。それでも、ソールには恩義を感じていなのかも知れませんね。気の毒に。ソールはアリソンの件を未だに責められます。(笑)サンディもアリソンの被害者で、死んでもアリソンの存在は大きい。サンディはキャリーも知っている存在なのでしょうね。しかし元CIAとして、ソールは一体どれくらい資金、資産を持っているのやら。さらに、キャリーの一声で集まり忠誠を誓うアンソンら、マックスも含めてどういう人間関係なのだろう。相変わらず、キャリーがダンテに色目を使うと、すぐに落ちる。ダンテの弱みを知っているということなのでしょうが、誰もキャリーに油断してはだめですね。そして、すでに姉夫婦にお構いなしにマックスを部屋に入れて、夜も出歩くキャリー。止めようがありませんね。とにかく、師であるソールとキャリーが再会できたことは良かった。非合法で動くキャリーはソールのできないことをやっているわけで、やっぱり必要です。
May 2, 2018
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